JPH04318539A - 照射野絞り有無判定方法 - Google Patents

照射野絞り有無判定方法

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JPH04318539A
JPH04318539A JP3085580A JP8558091A JPH04318539A JP H04318539 A JPH04318539 A JP H04318539A JP 3085580 A JP3085580 A JP 3085580A JP 8558091 A JP8558091 A JP 8558091A JP H04318539 A JPH04318539 A JP H04318539A
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image
irradiation field
radiation
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recording sheet
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JP3085580A
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原 昌司
Masashi Hara
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、照射野絞り有無判定方
法、特に、放射線画像記録シートに記録されている被写
体の放射線画像が、照射野絞りがなされかつ記録シート
の周縁部に位置決め用マーカーが撮影されるようにした
マーカー付き照射野絞り状態で撮影されたものであるか
否かを判定する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】記録された放射線画像を読み取って画像
信号を得、この画像信号に適切な画像処理を施した後、
画像を再生記録することは種々の分野で行なわれている
。たとえば、後の画像処理に適合するように設計された
ガンマ値の低いX線フイルムを用いてX線画像を記録し
、このX線画像が記録されたフイルムからX線画像を読
み取って電気信号に変換し、この電気信号(画像信号)
に画像処理を施した後コピー写真等に可視像として再生
することにより、コントラスト,シャープネス,粒状性
等の画質性能の良好な再生画像を得ることのできるシス
テムが開発されている(特公昭61−5193 号公報
参照)。
【0003】また本願出願人により、放射線(X線,α
線,β線,γ線,電子線,紫外線等)を照射するとこの
放射線エネルギーの一部が蓄積され、その後可視光等の
励起光を照射すると蓄積されたエネルギーに応じて輝尽
発光を示す蓄積性蛍光体(輝尽性蛍光体)を利用して、
人体等の被写体の放射線画像を一旦シート状の蓄積性蛍
光体に撮影記録し、この蓄積性蛍光体シートをレーザー
光等の励起光で走査して輝尽発光光を生ぜしめ、得られ
た輝尽発光光を光電的に読み取って画像信号を得、この
画像信号に基づき被写体の放射線画像を写真感光材料等
の記録材料、CRT等に可視像として出力させる放射線
画像記録再生システムがすでに提案されている(特開昭
55−12429号,同56−11395号,同55−
163472 号,同56−104645 号,同55
−116340号等)。
【0004】このシステムは、従来の銀塩写真を用いる
放射線写真システムと比較して極めて広い放射線露出域
にわたって画像を記録しうるという実用的な利点を有し
ている。すなわち、蓄積性蛍光体においては、放射線露
光量に対して蓄積後に励起によって輝尽発光する発光光
の光量が極めて広い範囲にわたって比例することが認め
られており、従って種々の撮影条件により放射線露光量
がかなり大幅に変動しても、蓄積性蛍光体シートより放
射される輝尽発光光の光量を読取ゲインを適当な値に設
定して光電変換手段により読み取って電気信号に変換し
、この電気信号を用いて写真感光材料等の記録材料、C
RT等の表示装置に放射線画像を可視像として出力させ
ることによって、放射線露光量の変動に影響されない放
射線画像を得ることができる。
【0005】上記システムにおいて、蓄積性蛍光体シー
トに照射された放射線の線量等に応じて最適な読取条件
で読み取って画像信号を得る前に、予め低レベルの光ビ
ームにより蓄積性蛍光体シートを走査してこのシートに
記録された放射線画像の概略を読み取る先読みを行ない
、この先読みにより得られた先読画像信号を分析し、そ
の後上記シートに上記先読みの際の光ビームよりも高レ
ベルの光ビームを照射して走査し、この放射線画像に最
適な読取条件で読み取って画像信号を得る本読みを行な
うように構成されたシステムがある(特開昭58−67
240号,同58−67241号,同58−67242
号等)。
【0006】ここで読取条件とは、読取りにおける輝尽
発光光の光量と読取装置の出力との関係に影響を与える
各種の条件を総称するものであり、例えば入出力の関係
を定める読取ゲイン,スケールファクタあるいは、読取
りにおける励起光のパワー等を意味するものである。
【0007】また、光ビームの高レベル/低レベルとは
、それぞれ、上記シートの単位面積当りに照射される光
ビームのエネルギーの大/小、もしくは上記シートから
発せられる輝尽発光光のエネルギーが上記光ビームの波
長に依存する(波長感度分布を有する)場合は、上記シ
ートの単位面積当りに照射される光ビームのエネルギー
を上記波長感度で重みづけした後の重みづけエネルギー
の大/小をいい、光ビームのレベルを変える方法として
は、異なる波長の光ビームを用いる方法、レーザ光源等
から発せられる光ビームの強度そのものを変える方法、
光ビームの光路上にNDフィルター等を挿入,除去する
ことにより光ビームの強度を変える方法、光ビームのビ
ーム径を変えて走査密度を変える方法、走査速度を変え
る方法等、公知の種々の方法を用いることができる。
【0008】また、この先読みを行なうシステムか先読
みを行なわないシステムかによらず、得られた画像信号
(先読画像信号を含む)を分析し、画像信号に画像処理
を施す際の最適な画像処理条件を決定するようにしたシ
ステムもある。この画像信号に基づいて最適な画像処理
条件を決定する方法は、蓄積性蛍光体シートを用いるシ
ステムに限られず、たとえば従来のX線フイルム等の記
録シートに記録された放射線画像から画像信号を得るシ
ステムにも適用されている。
【0009】上記画像信号(先読画像信号を含む)を分
析して最適な読取条件、画像処理条件を求める方法は種
々提案されているが、その方法のひとつとして、画像信
号のヒストグラムを作成する方法が知られている(たと
えば、特願昭59−12658号)。画像信号のヒスト
グラムを求めることにより、たとえば画像信号の最大値
,最小値や、頻度が最大となる点の画像信号の値等を知
ることができ、これらの各値から蓄積性蛍光体シート,
X線フイルム等の記録シートに記録された放射線画像の
特徴を把握することができる。そこでこのヒストグラム
に基づいて最適な読取条件,画像処理条件を求めること
により、観察適正のすぐれた放射線画像を再生出力する
ことが可能となる。
【0010】一方、記録シートに放射線画像を撮影記録
するに際しては、被写体の観察に必要の無い部分に放射
線を照射しないようにするため、あるいは観察に不要な
部分に放射線を照射するとその部分から観察に必要な部
分に散乱線が入り画質性能が低下するため、放射線が被
写体の必要な部分および記録シートの一部にのみ照射さ
れるように放射線の照射域を制限する照射野絞りを使用
して撮影を行なうことも多い。
【0011】ところが、前述のようにして画像信号を分
析して読取条件,画像処理条件を求めるにあたって、分
析に用いた画像信号が、照射野絞りを用いて撮影した記
録シートから得られた画像信号である場合、この照射野
の存在を無視して画像信号を分析しても撮影記録された
放射線画像が正しく把握されず、誤った読取条件、画像
処理条件が求められ観察適正の優れた放射線画像が再生
記録されない場合が生ずる。
【0012】これを解決するために、本出願人は、放射
線照射野を認識する方法をいくつか既に提案しており(
例えば特開昭61−39039号)、このような方法に
よって照射野を認識し、この認識領域のみに対応する画
像信号に基づいて読取条件,画像処理条件を求めるよう
にすれば、上述の不具合は解消される。
【0013】上述のような放射線照射野を認識する方法
においては多くの場合、まず照射野の輪郭上にあると考
えられる点、すなわち輪郭点が求められる。このような
輪郭点がいくつか求められた後、次にそれらの点に沿う
直線あるいは曲線が求められ、これらの直線あるいは曲
線の内側が放射線照射野と認識される。
【0014】上記の輪郭点を検出する方法としては、例
えば、記録シート上の1本の線上の各画素に対応する画
像信号を用いて、この線に沿って微分処理し、この処理
によって得られた微分値の絶対値が所定のしきい値を超
える点を、あるいはそのような点がいくつか存在したな
らばそれらのうち最も記録シートの端部に近い点を輪郭
点として検出する、という方法等が既に提案されている
(例えば特開昭62−15538号参照)。
【0015】上記のようにしてまず放射線照射野を求め
、その後求められた放射線照射野内に対応する画像信号
を分析することにより、適切な読取条件,画像処理条件
が求められる。
【0016】一般に上記のような照射野絞り認識方法に
おいては、被写体の輪郭点と照射野の輪郭点との誤認を
生ずるのを防止するため、記録シートの周縁部に高濃度
領域がある場合には、照射野の輪郭点が存在しない、す
なわちその方向には照射野絞りがなされていないと判定
されるようになっている。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】ところで、被写体を撮
影する際、該被写体の位置決め(後に放射線画像のサブ
トラクション処理等を行なう場合に必要となる)を行な
うための位置決め用マーカーを同時に撮影して記録シー
トの周縁部に記録する場合があるが、照射野絞りがなさ
れた状態での撮影の際に記録シートの四隅にもX線が照
射されるような特殊な絞りを用い上記位置決め用マーカ
ーを同時に撮影すると、該位置決め用マーカーは上記周
縁部において高濃度領域として存在することとなる。こ
のため、上記従来の判定方法に従えば、照射野絞りがな
されているにもかかわらず、照射野絞りがなされていな
いとの誤った判定がなされてしまい、その結果誤った照
射野認識が行われてしまうという問題があった。
【0018】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであって、記録シートに位置決め用マーカーが記
録されている場合であっても、照射野絞りがなされてい
るときには、該照射野絞りがなされていることを正確に
判定することができる照射野絞り有無判定方法を提供す
ることを目的とするものである。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明に係る照射野絞り
有無判定方法は、位置決め用マーカーが記録される記録
シート周縁部を利用して所定のパターンマッチングを行
なうことにより、上記目的達成を図るようにしたもので
ある。
【0020】すなわち、本発明に係る照射野絞り有無判
定方法は、放射線画像記録シートに記録されている被写
体の放射線画像が、照射野絞りがなされかつ前記記録シ
ートの周縁部に位置決め用マーカーが撮影されるように
したマーカー付き照射野絞り状態で撮影されたものであ
るか否かを判定する方法であって、◆前記周縁部に記録
されている放射線画像の読取りを行ない、◆この読取り
により得られた画像信号を2値化し、◆この2値化され
た画像信号により得られる画像パターンを、前記マーカ
ー付き照射野絞り状態で撮影したときに得られる基準画
像パターンと比較し、◆両画像パターンが一致したとき
、前記被写体の放射線画像が前記マーカー付き照射野絞
り状態で撮影されたものであると判定することを特徴と
するものである。
【0021】上記「周縁部に記録されている放射線画像
の読取り」は、該周縁部全域にわたって行なうようにし
てもよいことはもちろんであるが、少なくとも位置決め
用マーカーが記録されている領域を含む領域であれば、
上記周縁部の一部領域について行なうようにしてもよい
【0022】上記「マーカー付き照射野絞り状態で撮影
したときに得られる基準画像パターン」とは、マーカー
付き照射野絞り状態で撮影した放射線画像について、上
記「画像パターン」と同一ステップで得られる画像パタ
ーンを意味する。
【0023】本発明の好ましい態様においては、上記記
録シートから得られた放射線画像を表わす光が光電的に
読み取られて画像信号が得られるが、ここにおける上記
記録シートから得られた放射線画像を表わす光には、蓄
積性蛍光体シートから発せられた輝尽発光光や、写真フ
イルムを透過し、または写真フイルムから反射された光
等が含まれる。
【0024】
【発明の作用および効果】上記構成に示すように、本発
明によれば、記録シートの周縁部に記録されている放射
線画像の2値化画像パターンを、マーカー付き照射野絞
り状態で撮影したときに得られる基準画像パターンと比
較し、両画像パターンが一致したとき、被写体の放射線
画像がマーカー付き照射野絞り状態で撮影されたもので
あると判定するようになっているので、記録シートに位
置決め用マーカーが記録されている場合であっても、照
射野絞りがなされているときには該照射野絞りがなされ
ていることを正確に判定することができる。したがって
、このような判定がなされたときには、記録シートの周
縁部を照射野認識の対象領域から外すようにすれば、誤
った照射野認識が行なわれるのを未然に防止することが
できる。
【0025】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
して説明する。
【0026】図1は、本発明に係る照射野絞り有無判定
方法の一実施例を示す説明図である。
【0027】同図(a) は、被写体1の放射線画像が
撮影された放射線画像記録シート2を示す図であって、
記録シート2の中央に矩形の照射野3が形成されるよう
に照射野絞りがなされ、かつ、記録シート2の四隅にそ
れぞれ位置決め用マーカー4が撮影されるようにしたマ
ーカー付き照射野絞り状態で撮影したときの放射線画像
が記録シート2に記録されている。各位置決め用マーカ
ー4は、中抜きの高濃度領域が矩形形状に形成されてな
っている。
【0028】このような放射線画像が記録された記録シ
ート2に対して照射野認識を直接行なった場合には、照
射野3から外れた部分にも高濃度領域が存在することと
なるため、すでに述べたように通常の照射野認識方法で
は誤った照射野認識を行なってしまうこととなる。
【0029】このため、本実施例においては、照射野認
識に先立って次のような照射野絞り有無判定を行なうよ
うになっている。すなわち、同図(b) に示すように
、前記記録シート2の周縁部5に記録されている放射線
画像の読取りを行ない、この読取りにより得られた画像
信号を2値化し、この2値化された画像信号により得ら
れる画像パターン(2値化画像パターン)を、マーカー
付き照射野絞り状態で撮影したときに2値化画像パター
ンとして得られる基準画像パターン6(同図(c) 参
照)と比較し、両画像パターンが一致したとき、被写体
1の放射線画像がマーカー付き照射野絞り状態で撮影さ
れたものであると判定するようになっている。
【0030】図1(c) に示すように、基準画像パタ
ーン6は、記録シート2の周縁部5のうち、位置決め用
マーカー4が配される四隅部分が“1”レベルその他の
部分が“0”レベルのパターンに設定されているが、同
図(a) に示すように放射線画像が記録されている場
合には、その周縁部5の画像パターン7は、上記画像パ
ターン6と一致することとなり、これにより被写体1の
放射線画像がマーカー付き照射野絞り状態で撮影された
ものであるとの判定がなされる。
【0031】一方、図2(a) に示すように、照射野
絞りがなされた状態で撮影されたときであっても、記録
シート2の周縁部に位置決めマークが記録されていない
場合には、記録シート2の周縁部に高濃度領域が存在し
ないため、その2値化画像パターン7は、同図2(b)
 に示すように全域にわたって“0”レベルのパターン
となる。 したがって、この場合には、基準画像パターン6と一致
せず、被写体1の放射線画像はマーカー付き照射野絞り
状態で撮影されたものではないと判定されることとなる
【0032】また、図3(a),(b) に示すように
、照射野絞りがなされることなく被写体1の放射線画像
が撮影された場合には、位置決めマーカー8(上記位置
決め用マーカー4の内抜き部分と同一)の有無にかかわ
らず、記録シート2の周縁部の2値化画像パターン7′
は同図3(c) に示すように全域にわたって“1”レ
ベルの均一パターンとなる。したがって、この場合も、
基準画像パターン6と一致せず、被写体1の放射線画像
はマーカー付き照射野絞り状態で撮影されたものではな
いと判定されることとなる。
【0033】図4に示すように、照射野3が矩形ではな
く円形の場合にも、上記判定方法をそのまま用いて、マ
ーカー付き照射野絞り状態での撮影か否かの判定を行な
うことができる。
【0034】図5(a) に示すように、照射野3が記
録シート2の上下端縁まで延びて開放されている場合に
は、同図(c) に示すような2値化画像パターン7″
が得られることとなる。
【0035】このように、照射野3が何種類か設定され
ている場合には、これに応じた基準画像パターンを何種
類か設定しておき、これらすべての基準画像パターンと
のパターンマッチングを行ない、少なくとも1つの基準
画像パターンと2値化画像パターンとが一致すれば、マ
ーカー付き照射野絞り状態で撮影がなされていると判定
するようにしてもよいし、あるいは、基準画像パターン
を、図6に示すように周縁部の四隅の“1”レベル領域
およびこれら各領域の両側近傍(片側近傍としてもよい
)に位置する“0”レベル領域のみを対象とした基準画
像パターン6′を採用するようにしてもよい。
【0036】図7は、本発明の照射野絞り有無判定方法
の一例を使用した、放射線画像読取再生装置の一実施例
の斜視図である。この放射線画像読取再生装置は前述し
た蓄積性蛍光体シートを用いる装置である。
【0037】放射線画像が記録された蓄積性蛍光体シー
ト11(記録シート)は、読取手段100 の所定位置
にセットされる。この所定位置にセットされた蓄積性蛍
光体シート11は、図示しない駆動手段により駆動され
るエンドレスベルト等のシート搬送手段13により、矢
印Y方向に搬送(副走査)される。一方、レーザー光源
14から発せられた光ビーム15はモータ23により駆
動され矢印方向に高速回転する回転多面鏡16によって
反射偏向され、fθレンズ等の集束レンズ17を通過し
た後、ミラー18により光路を変えて前記シート11に
入射し副走査の方向(矢印Y方向)と略垂直な矢印X方
向に主走査する。この励起光15が照射されたシート1
1の箇所からは、蓄積記録されている放射線画像情報に
応じた光量の輝尽発光光19が発散され、この輝尽発光
光19は光ガイド20によって導かれ、フォトマルチプ
ライヤ(光電子増倍管)21によって光電的に検出され
る。上記光ガイド20はアクリル板等の導光性材料を成
形して作られたものであり、直線状をなす入射端面20
a が蓄積性蛍光体シート11上の主走査線に沿って延
びるように配され、円環状に形成された出射端面20b
 にフォトマルチプライヤ21の受光面が結合されてい
る。入射端面20a から光ガイド20内に入射した輝
尽発光光19は、該光ガイド20の内部を全反射を繰り
返して進み、出射端面20b から出射してフォトマル
チプライヤ21に受光され、放射線画像を表わす輝尽発
光光19の光量がフォトマルチプライヤ21によって電
気信号に変換される。
【0038】フォトマルチプライヤ21から出力された
アナログ出力信号Sはログアンプ26で対数的に増幅さ
れ、A/D変換器27でディジタル化され、画像信号S
Q が得られる。得られた画像信号SQ は一旦記憶手
段28に記憶された後、画像処理手段29によって読み
出される。
【0039】画像処理手段29では、図8に示すように
、ステップ(S)1で特定メニューの初期設定を行なっ
た後、S2で蓄積性蛍光体シート11に蓄積記録されて
いた放射線画像が、マーカー付き照射野絞り状態で撮影
されたものであるか否かの判定が行なわれ、マーカー付
き照射野絞り状態で撮影されたものであると判定された
場合には、S3で記録シート2の周縁部5を除いた領域
を照射野認識対象領域とすべく、有効領域座標の再設定
を行なう。その後、S4で通常行なわれる照射野認識を
行ない、S5で照射野内の画像データのヒストグラムを
作成して解析し、S6で最適な読取条件および画像処理
条件が決定され、放射線が照射された照射野に対応する
画像信号SQ に適切な画像処理が施される。
【0040】画像処理の施された画像信号SQ は再生
手段30に送られ、再生手段30ではこの画像信号SQ
 に基づく放射線画像が再生記録される。
【0041】以上詳述したように、本実施例によれば、
記録シート2の周縁部5に記録されている放射線画像の
2値化画像パターン7(7′,7″)を、マーカー付き
照射野絞り状態で撮影したときに2値化画像パターンと
して得られる基準画像パターン6(6′)と比較し、両
画像パターンが一致したとき、被写体1の放射線画像が
マーカー付き照射野絞り状態で撮影されたものであると
判定するようになっているので、記録シート2に位置決
め用マーカー4が記録されている場合であっても、照射
野絞りがなされているときには該照射野絞りがなされて
いることを正確に判定することができる。そして、本実
施例においては、このような判定がなされたときには、
記録シート2の周縁部5を照射野認識の対象領域から外
すようになっているので、誤った照射野認識が行なわれ
るのを未然に防止することができる。
【0042】上記実施例は、先読みを行なわない放射線
画像読取装置について説明したが、先読みを行なって先
読画像信号を求め、この先読画像信号に基づいて照射野
を求め、この照射野内に対応する先読画像信号に基づい
て本読みの際の読取条件を求めるシステムにも本発明の
照射野絞り有無判定方法を用いることができることはい
うまでもない。
【0043】また、本発明は、蓄積性蛍光体シートを用
いる装置のほか、従来のX線フイルムを用いる装置等に
も用いることができる。
【0044】図9は、X線フイルムに記録されたX線画
像を読み取るX線画像読取装置の一実施例の斜視図であ
る。
【0045】所定位置にセットされた、X線画像が記録
されたX線フイルム40がフイルム搬送手段41により
図に示す矢印Y′方向に搬送される。
【0046】また、一次元的に長く延びた光源42から
発せられた読取光43は、シリンドリカルレンズ44に
より収束され、X線フイルム上を矢印Y′方向と略直角
なX′方向に直線状に照射する。読取光43が照射され
たX線フイルム40の下方には、X線フイルム40を透
過しX線フイルム40に記録されたX線画像により強度
変調された読取光43を受光する位置に、上記X線画像
のX′方向の各画素間隔に対応した多数の固体光電変換
素子が直線状に配置されたMOSセンサ45が設けられ
ている。このMOSセンサ45は、X線フイルムが読取
光43により照射されながら矢印Y′方向に搬送される
間、X線フイルム40を透過した読取光をX線画像のY
′方向の各画素間隔に対応した所定の時間間隔で受光す
る。
【0047】図10は、上記MOSセンサ45の等価回
路を示した回路図である。
【0048】多数の固体光電変換素子46に読取光43
が当たって発生するフォトキャリアによる信号は、固体
光電変換素子46内のキャパシタCi (i =1,2
,……n )に蓄積される。蓄積されたフォトキャリア
の信号は、シフトレジスタ47によって制御されるスイ
ッチ部48の順次開閉により順次読み出され、これによ
り時系列化された画像信号が得られる。この画像信号は
、その後増幅器49で増幅されてその出力端子50から
出力される。
【0049】出力されたアナログの画像信号はサンプリ
ングされてディジタルの画像信号に変換され、その後、
この画像信号に基づいて、前述した実施例と同様にして
、X線照射野の有無が判定される。尚、本実施例におい
て、MOSセンサ44の代わりにCCD、CPD(Ch
arge Priming Device) 等を用い
ることができることはいうまでもない。またX線フイル
ムの読取りにおいても、前述した蓄積性蛍光体シートの
読取りと同様に光ビームで2次元的に走査して読取りを
行なってもよいことももちろんである。また上記実施例
ではX線フイルム40を透過した光を受光しているが、
X線フイルム40から反射した光を受光するように構成
することができることももちろんである。
【0050】このように、本発明の照射野絞り有無判定
方法は、被写体の放射線画像が記録された記録シートか
ら放射線画像を読み取って画像信号を得、この画像信号
に基づいて放射線画像を再生出力する放射線画像読取再
生装置一般に適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る照射野絞り有無判定方法の一実施
例を示す説明図であって、マーカー付き照射野絞り状態
で撮影した場合の図
【図2】本発明に係る照射野絞り有無判定方法の一実施
例を示す説明図であって、マーカー付きでない照射野絞
り状態で撮影した場合の図
【図3】本発明に係る照射野絞り有無判定方法の一実施
例を示す説明図であって、照射野絞りがなされない状態
で撮影した場合の図
【図4】上記実施例において照射野絞りの態様を円形絞
りに変更した場合の、図1と同様の図
【図5】上記実施例において照射野絞りの態様を上下端
縁に開放された矩形絞りに変形した場合の、図1と同様
の図
【図6】基準画像パターンの変形例を示す、図1(c)
 と同様の図
【図7】本発明に係る照射野絞り有無判定方法の一例を
使用した、放射線画像読取再生装置の一実施例斜視図

図8】上記実施例に係る放射線画像読取再生装置の画像
処理手段の処理フローを示すフローチャート
【図9】X
線フイルムに記録されたX線画像を読み取るX線画像読
取装置の一実施例の斜視図
【図10】MOSセンサの等価回路を示した回路図
【符号の説明】
1    被写体 2    放射線画像記録シート 3    照射野 4    位置決め用マーカー 5    周縁部 6,6′    基準画像パターン 7,7′,7″    画像パターン 11    蓄積性蛍光体シート 19    輝尽発光光 21    フォトマルチプライヤ 26    ログアンプ 27    A/D変換器 28    記憶手段 29    画像処理手段 30    再生手段 40    X線フイルム 45    MOSセンサ 100     読取手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  放射線画像記録シートに記録されてい
    る被写体の放射線画像が、照射野絞りがなされかつ前記
    記録シートの周縁部に位置決め用マーカーが撮影される
    ようにしたマーカー付き照射野絞り状態で撮影されたも
    のであるか否かを判定する方法であって、前記周縁部に
    記録されている放射線画像の読取りを行ない、この読取
    りにより得られた画像信号を2値化し、この2値化され
    た画像信号により得られる画像パターンを、前記マーカ
    ー付き照射野絞り状態で撮影したときに得られる基準画
    像パターンと比較し、両画像パターンが一致したとき、
    前記被写体の放射線画像が前記マーカー付き照射野絞り
    状態で撮影されたものであると判定することを特徴とす
    る照射野絞り有無判定方法。
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