JPH0242248Y2 - - Google Patents

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JPH0242248Y2
JPH0242248Y2 JP16569985U JP16569985U JPH0242248Y2 JP H0242248 Y2 JPH0242248 Y2 JP H0242248Y2 JP 16569985 U JP16569985 U JP 16569985U JP 16569985 U JP16569985 U JP 16569985U JP H0242248 Y2 JPH0242248 Y2 JP H0242248Y2
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cylinder
piston
operating
piston rod
valve
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、挿入部を被検者の体腔内等に挿入
して観察を行う内視鏡に関する。
(従来の技術) 従来の一般的な内視鏡においては、操作本体か
ら挿入部が延出され、挿入部の先部には湾曲部が
形成されている。操作本体内にはプーリ等の回動
体が支持されており、操作本体の外にはレバー等
の操作部材が配置されている。この回動体は支持
軸を介して操作部材に連結されるとともに、操作
ワイヤを介して湾曲部の先端部に連繋されてい
る。
そして、術者は内視鏡の挿入部を被検者の体腔
内に挿入した後、操作部材を回動させて湾曲部を
湾曲させ、湾曲部の先端を所望の方向に向けてい
る。この時、操作性の面から考えると、術者は操
作本体を把持している手で操作部材を回動できる
ことが望ましく、そのためには、操作部材を軽い
力で回動できることが要求され、又、湾曲部が直
線状になつたときを基点として、湾曲部を両側へ
最大に曲げる際に必要となる操作部材の回動角度
を、比較的小さくすることも要求されている。
ところで、回動体によつて送られる操作ワイヤ
の最大移動ストロークは湾曲部の内径(正確には
一対のワイヤの間隔)、最大湾曲角度にそれぞれ
比例する。尚、最大湾曲角度とは、湾曲部を一方
の側へ最大に曲げた場合の湾曲部先端の軸芯と、
真直状態での湾曲部先端の軸芯とがなす角をい
う。したがつて、湾曲部の径、最大湾曲角度が大
きい内視鏡では、操作ワイヤの移動ストロークが
長くなるが、これに対応して回動体の径を大きく
するか、操作部材の回動角度を大きくしなければ
ならない。しかしながら、操作部材の回動角度を
大きくすることは前述した理由により操作性の低
下を招く。又、操作部材の回動角度を狭く抑える
ようにすると、回動体の直径を大きくせざるを得
ず、その結果、湾曲部を湾曲させるために必要な
操作部材の回動モーメントが大きくなり、操作部
材を回動するためには大きな力が必要となつて、
操作性が低下するという欠点があつた。
そこで、回動体を回動するための動力としてモ
ータを採用することが案出された。しかし、モー
タを回動体の支持軸に直結させる構成では、モー
タは内視鏡の使用目的から、低速回転であつて、
且つ高トルクが要求されるため、大型となり、重
量も大きくなつて、操作性が低下するという欠点
があつた。この欠点の解決策として、小型モータ
と減速比の大きなギヤ列とを組み合わせることに
よつて、低速域における高トルクを得ることも案
出された。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、上記構造にすると、停電や故障
等が発生して手動操作の必要を生じた場合に、通
常の伝達とは逆方向に、即ち、操作部材の操作で
回動体を回動してモータを回動させなければなら
ないが、減速比の大きなギヤ列を使用しているた
めにその動力伝達率が悪く、更に、モータの回転
子と固定子との間に磁力が働いているために動か
し難く、内視鏡を手動操作することは極めて難し
いという欠点があつた。
更に、湾曲部を被検者の体腔内に挿入し、所定
に湾曲した後に停電等があつた場合には、湾曲部
の湾曲状態を解除することができないために、湾
曲部を体腔内から抜き出せないこともあるという
欠点があつた。
(問題点を解決するための手段) この考案は上記問題点を解消するためになされ
たもので、その要旨は操作本体から挿入部が延出
され、この挿入部の先部に湾曲部が形成され、操
作本体内に支持された回動体が、操作本体の外に
配置された操作部材に連携されるとともに操作ワ
イヤを介して湾曲部に連繋され、上記操作部材の
操作により湾曲部が湾曲される内視鏡において、
上記操作本体にシリンダ部とピストンとピストン
ロツドから構成される流体圧シリンダが設けら
れ、ピストンロツドは操作ワイヤに連繋されると
ともにピストンロツドの長手方向に沿う流体通路
を有し、この通路の一端は流体圧力源に接続され
た流体圧シリンダのシリンダ室に接続され、通路
の他端は上記シリンダ部の外部に於いて開口され
て弁口となり、この弁口が操作部材に連繋された
弁体により開閉自在にされていることを特徴とす
る内視鏡にある。
(作用) 操作部材を回動すると、流体通路の弁口が弁体
によつて塞がれ、その結果、ピストンは流体圧力
による力を受け、シリンダ部内を摺動する。する
と、ピストンロツドが操作ワイヤを直接に又は間
接的に引つ張り、内視鏡の湾曲部は湾曲される。
このように、術者は、弁口を弁体で塞ぐように操
作部材を操作すれば湾曲部を湾曲させることがで
き、操作性が向上される。
(実施例) 以下、この考案の実施例を第1図から第5図ま
での図面に基づいて説明する。
第1図から第3図はこの考案の一実施例を示す
ものであり、内視鏡1の操作本体2の前端からは
フレキシブルな挿入部3が延出され、挿入部3の
先部にはフレキシブルな湾曲部4が形成されてい
る。この湾曲部4は先端に硬性の先端構成部5を
有している。操作本体2の後端には接眼部6が設
けられており、下側には把持部7が設けられてい
る。操作本体2の側部には操作部材としての操作
レバー8が外側に突出して配置されている。
又、操作本体2の内部には、挿入部3の延長線
上にシヤフト10が回動自在に支持されており、
このシヤフト10には操作本体2の内部に於い
て、回動体としてのプーリ11が取り付けられて
いる。シヤフト10の一端は操作本体2から突出
しており、この突出端には上記操作レバー8が固
定されている。この結果、プーリ11はシヤフト
10を介して上記操作レバー8に連結されてい
る。尚、シヤフト10とプーリ11との組み付け
部は第3図に示す断面構造になつている。即ち、
シヤフト10にはキー10aが突設されており、
プーリ11にはシヤフト10に対する貫通孔11
aとキー10aに対するキー溝11bが形成され
ている。キー溝11bの横幅はキー10aの横幅
よりも大きくされていて、キー10aを挟んだキ
ー溝11bの両側にはそれぞれスプリング12が
配設されている。シヤフト10は、キー10aと
キー溝11bとの間の遊び分だけ、プーリ11に
対して相対に回動可能であり、各スプリング12
は、プーリ11に対するシヤフト10の不用意な
回動、即ち、がたつきを防止するものである。
プーリ11には操作ワイヤ13が巻き付け固定
されていて、操作ワイヤ13は挿入部3内に於い
て一対の螺旋管14に挿通されている。操作ワイ
ヤ13の両端は、先端構成部5の内面に180゜対向
して連結されている。各螺旋管14の一端は操作
本体2内で固定され、他端は湾曲部4の先端構成
部5とは反対側の端部4aに固定されている。
又、把持部7の内部には流体圧シリンダとして
のエアシリンダ15が配設されている。即ち、把
持部7にシリンダ部16が固定されていて、シリ
ンダ部16にはピストンロツド17を有するピス
トン18が摺動自在に設けられている。このピス
トン18はシリンダ室を上部シリンダ室19aと
下部シリンダ室19bに分割している。そして、
ピストンロツド17の先端はリンク20の一端に
回動自在に連結され、このリンク20の他端は上
記プーリ11の側面に回動自在に連結されてい
る。
更に、ピストンロツド17の軸芯には所定径の
流体通路21が形成されている。流体通路21の
一端21aはピストン18を貫通して下部シリン
ダ室19bに向け開口している。又、流体通路の
他端はピストンロツド17の周面で開口し、弁口
21bとなつている。弁口21bは、ピストン1
8がシリンダ部16内のいずれの位置にあつても
シリンダ部16の外に位置するように配設されて
いる。
又、シヤフト10には、プーリ11と操作レバ
ー8との間に弁操作板22が固定されている。こ
の弁操作板22にはリンク23aの一端が回動自
在に支持され、リンク23aの他端はリンク23
bの一端に回動自在に支持されている。リンク2
3bは図示しないガイドによりピストンロツド1
7と平行に動くように規制されている。そして、
リンク23bの他端からは連結棒24がシヤフト
10と平行に延設されていて、この連結棒24の
先端には、ピストンロツド17を摺動自在に挿通
させる円筒状の弁体25が固定されている。連結
棒24は短いほうが好ましい。
尚、プーリ11の回動中心と弁操作板22の回
動中心は共にシヤフト10の軸芯に一致してい
る。又、プーリ11に対するリンク20の回動中
心とシヤフト10の軸芯との距離は、弁操作板2
2に対するリンク23aの回動中心とシヤフト1
0の軸芯との距離に等しくされている。更に、リ
ンク20の両端の回動中心間距離はリンク23a
の両端の回動中心間距離に等しくされている。
そして、シヤフト10はピストンロツド17の
延長線上に位置しており、湾曲部4が直線状にな
つている時に、ピストンロツド17とリンク20
は直線状をなし、リンク23aとリンク23bも
直線状をなすようにされている。更にこの時、流
体通路21の弁口21bは弁体25の上面よりも
僅か上方に位置するように配置されている。
又、上部シリンダ室19aは、シリンダ部16
の上部に設けられた連通孔26を介して外部に接
続されている。下部シリンダ室19bには流体圧
供給ポート27が形成されている。操作本体2の
外には流体圧力源としての貯圧タンク28が設け
られ、上記下部シリンダ室19bの流体圧供給ポ
ート27はチユーブ29を介して貯圧タンク28
に接続されている。チユーブ29には操作本体2
の外に於いて逆止弁31と調圧弁32が設けられ
ており、この調圧弁32により貯圧タンク28か
ら下部シリンダ室19bに供給される圧縮空気の
圧力は常に一定に維持される。
上述構成において、シリンダ部16の下部シリ
ンダ室19bには貯圧タンク28から圧縮空気が
チユーブ29を通つて供給される。
第1,2図において、湾曲部4が直線状態をな
して操作レバー8を静止されている時には、ピス
トンロツド17の流体通路21の弁口211bは
弁体25より僅かに上方に位置して大気へ開口さ
れているので、下部シリンダ室19bに供給され
た圧縮空気は流体通路21を通つて、弁口21b
から大気に放出される。したがつて、ピストン1
8には圧縮空気による力が作用することはなく、
ピストン18はは静止状態を維持し、湾曲部4も
動くことはない。また、放出空気圧によりピスト
ン18に多少圧力が加わつても、ピストンロツド
17、リンク20が直線状をなしてその延長線上
にプーリ11のシヤフト10が位置しているた
め、プーリ11への回転モーメントはゼロであ
り、上記静止状態を維持できる。
そして、第1,2図において、湾曲部4を反時
計回りに湾曲させる場合には、術者は、スプリン
グ12の弾発力によりキー10aに負荷されてい
る回転モーメントよりも僅かに大きな回転モーメ
ントを操作レバー8に反時計回りに加える。する
と、プーリ11は静止状態を維持したまま、シヤ
フト10だけがスプリング12に抗して反時計回
りに僅かに回転される。その結果、弁操作板22
が反時計回りに回転され、弁操作板22の回転運
動はリンク23a,23b、連結棒24を介して
弁体25の直線運動に変換され、弁体25は図上
上方に移動し、流体通路21の大気への弁口21
bを塞ぐ。流体通路21の弁口21bが塞がれた
結果、ピストン18は圧縮空気による上昇力を受
け、ピストンロツド17、リンク20を介してプ
ーリ11に反時計回りの回転モーメントを加え
る。圧縮空気圧によるプーリ11への回転モーメ
ントは、湾曲部4の反力による回転モーメントよ
り大であるため、プーリ11が回動して操作ワイ
ヤ13の一方を引つ張り、内視鏡1の湾曲部4は
図上上方に湾曲される。
又、ピストン18の上昇によつて、流体通路2
1の弁口21bは弁体25よりも上方に移動する
ようになるが、この弁口21bの上昇に追従させ
て、術者が操作レバー8を回転し続けて弁体25
を上昇し続ければ、ピストン18には圧縮空気に
よる力が連続的に作用するようになり、湾曲部4
も連続的に湾曲されるようになる。
このように、術者は弁体25を上昇させるため
に必要な小さな力を操作レバー8に加えれば湾曲
部4を湾曲させることができるので、従来の内視
鏡の湾曲部を湾曲させる場合に比較して、小さな
力で楽に操作することができる。尚、ピストン1
8の上昇に伴い、上部シリンダ室19aの空気は
連通孔26を介して大気に放出される。
又、操作レバー8の回転を停止すると弁体25
は停止するが、ピストン18には引き続き流体圧
力による力が作用しているためピストンロツド1
7が更に僅かに移動し、流体通路21の弁口21
bが弁体25からずれて僅かに開き、その結果、
下部シリンダ室19bと大気とは小さな流通面積
で接続される。操作レバー8をスプリング12の
弾性力に抗して指で軽く押さえた状態では、プー
リ11において、僅かに開口された弁口21bか
ら放出される圧縮空気圧による回転モーメントと
湾曲部4の反力による回転モーメントとがつり合
うため、湾曲部4は所定の湾曲角度に維持され
る。
尚、シヤフト10にフリクシヨンを与えておけ
ば、操作レバー8から指を離しても、上記回転モ
ーメントのつり合いにより、湾曲状態を維持する
ことができる。
次に、湾曲部4を第1,2図の状態から直線状
に戻す場合には、操作レバー8から指を離す。す
ると、スプリング12によりキー10aが中間位
置に戻るようにシヤフト10が回るため、弁口2
1bの開口面積が前述のように指で軽く押さえて
いた時より大きくなり、湾曲部4の反力による回
転モーメントが圧縮空気圧による回転モーメント
より若干大きくなる。この結果、湾曲部4は直線
状に戻される。
又、湾曲部4を図上時計回りに湾曲させる場合
も前記反時計回りの場合と同様に、弁体25を上
昇させるために必要な小さな力で湾曲部4を湾曲
させることができる。
湾曲部4が直線状であるとき、すなわちピスト
ンロツド17とリンク20が直線をなす時、ピス
トン17はシリンダ部16の下端近傍にあり、プ
ーリ11を時計回り、反時計回りのいずれへ回す
時でも、ピストン18は上方へ移動する。したが
つて、ピストン18の移動範囲は両回動方向に対
して同じであるから、シリンダ部16を短くする
ことができる。
又、第4図は他の実施例を示すものであり、リ
ンク20がない替わりに、シリンダ部16が回動
自在にされたものである。即ち、エアシリンダ1
5のピストンロツド17の先端は直接プーリ11
の側面に回動自在に取り付けられており、シリン
ダ部16の底部中央には突起部33が設けられて
いる。一方、弁操作板22にはリンク23の一端
が回動自在に支持されており、リンク23はガイ
ド筒34に摺動自在に挿入されている。ガイド筒
34の後端には突起部35が設けられている。
又、リンク23はリンク24を介して弁体25に
連結されている。そして、エアシリンダ15の突
起部33に形成された孔36と、ガイド筒34に
形成された孔37には図示しないシヤフトが挿通
されていて、このシヤフトは把持部7に支持され
ている。したがつて、エアシリンダ15とガイド
筒34は同調回動されるようになつている。他の
構成は前記実施例と同様であり、作用効果も同様
であるので、図中同符号を付して説明を省略す
る。
第5図の実施例では、エアシリンダ15′が上
記実施例とは異なる構成を有している。すなわ
ち、シリンダ部16′は操作本体内に固定され、
その上部が開口している。また、ピストン18′
の周面が湾曲していて、シリンダ部16′に対し
てスライドおよび回動可能になつており、ピスト
ンロツド17′の下端はピストン18′に固定さ
れ、上端はプーリ11に回転可能に連結されてい
る。リンク23の下端にはシヤフト38が固定さ
れ、このシヤフト38はガイド板39の縦孔39
aにスライドおよび回動可能に挿入されている。
そして、操作レバー8の操作によりピストンロツ
ド17′とリンク23とが上下動しながら同角度
をなして揺動する。
又、上記構成のシリンダ部16′にピストンを
スライドのみ可能に収納し、ピストンロツドの両
端を上記ピストンとプーリとに回転可能に連結し
てもよい。
更に、第6図は別の実施例を示すものである。
操作本体には、正圧作動によるエアシリンダ15
1と負圧作動によるエアシリンダ152が並設さ
れている。この実施例では操作本体の下部に把持
部がなく、エアシリンダ151,152は挿入部
と平行に配置されている。エアシリンダ151の
図上右側のシリンダ室191b、及び、エアシリ
ンダ152の図上左側のシリンダ室192bは、
それぞれチユーブ291,292を介して図示し
ない正圧空気圧力源、負圧空気圧力源に接続され
ている。チユーブ291,292の途中にはそれ
ぞれ逆止弁311,312、及び、調圧弁32
1,322が設けられている。
又、エアシリンダ151の図上左側のシリンダ
室191aと、エアシリンダ152の図上右側の
シリンダ室192bは、それぞれシリンダ部16
1,162に設けられた連通孔261,262を
介して大気に接続されている。
更に、エアシリンダ151のピストンロツド1
71、及び、エアシリンダ152のピストンロツ
ド172には、それぞれ軸芯に沿つて流体通路2
11,212が形成されている。エアシリンダ1
51の流体通路211の一端211aは、ピスト
ンロツド171の周面で右側のシリンダ室191
bに向けて開口しており、他端はピストンロツド
171の先端で開口し、弁口211bが形成され
ている。又、エアシリンダ152の流体通路21
2の一端212aは、ピストン182を貫通し左
側のシリンダ室192bに向けて開口しており、
他端はピストンロツド172の先端で開口し、弁
口212bが形成されている。そして、各ピスト
ンロツド171,172の先端は、それぞれ操作
ワイヤ131,132を介して先端構成部に連結
されている。
一方、操作部材としての操作ダイヤル8′はシ
ヤフト10を介して回動体としてのピニオンギヤ
11′に連結されている。シヤフト10は操作本
体に回動自在に支持されている。このピニオンギ
ヤ11′には一対のラツク381,382が噛合
していて、各ラツク381,382には、アーム
391,392がそれぞれピストンロツド17
1,172の軸芯に一致するように取り付けられ
ている。又、各アーム391,392の先端に
は、弁体251,252がそれぞれ流体通路21
1,212の大気への弁口211b,212bに
対向して取り付けられている。
そして、第6図は湾曲部4を直線状にして静止
させた状態を示している。この時には、各弁体2
51,252は接続孔211b,212bから若
干距離離れている。したがつて、エアシリンダ1
51の右側のシリンダ室191bに供給された圧
縮空気は、流体通路211を通つて弁口211b
から大気へ放出され、ピストン181に圧縮空気
による力が加わることはなく、ピストン181は
静止している。又、エアシリンダ152の左側の
シリンダ室192bは負圧空気圧力源により吸引
されるが、大気が流体通路212の弁口212b
から流体通路212を通つて上記シリンダ室19
2bに流入しているので、ピストン182に負圧
による力が加わることはなく、ピストン182は
静止している。
次に、湾曲部を図上上方に湾曲する場合には、
操作ダイヤル8′を反時計回りに回転し、ラツク
381、アーム391を介して弁体251を左側
に移動し流体通路211の弁口211bを塞ぐと
ともに、ラツク382、アーム392を介して弁
体252を右側に移動し流体通路212の弁口2
12bから離反させる。流体通路211bの弁口
211bが塞がれると、ピストン181は圧縮空
気による力を受け、図上左方に移動する。したが
つて、操作ワイヤ131は左方に引つ張られ、湾
曲部は図上上方に湾曲する。この時、エアシリン
ダ152のピストンロツド172は操作ワイヤ1
32を介して図上右方に引つ張られる。エアシリ
ンダ151のピストン181の動きに追従させて
操作ダイヤル8′を回転させ、弁体251を弁口
211bに当接させ続けると、湾曲部4を連続的
に湾曲させることができる。
又、湾曲部4を図上下方に湾曲させる場合に
は、操作ダイヤル8′を時計回りに回転し、弁体
252をエアシリンダ152の流体通路212の
弁口212bに当接させて、弁口212bを塞
ぐ。弁口212bを塞がれると、エアシリンダ1
52の左側のシリンダ室192bは負圧になり、
ピストン182は左方に移動する。したがつて、
操作ワイヤ132は左方に引つ張られ、湾曲部4
は図上下方に湾曲する。
このように、術者は弁体251,252を動か
すために必要な小さな力を操作ダイヤル8′に加
えれば湾曲部4を湾曲させることができ、第1実
施例と同様に、従来の内視鏡の湾曲操作よりも楽
に操作することができる。
この考案は上記実施例に制約されずさらに種々
の態様が可能である。例えば、圧力源となる流体
は水等の流体であつてもよい。
上記実施例では、湾曲部が紙面と平行に2方向
に湾曲されるが、さらに紙面と直交する2方向に
も湾曲させるようにしてもよい。この場合、操作
ワイヤはもう一組必要になるが、2組の操作ワイ
ヤにはそれぞれ別系列の流体圧シリンダによつて
別々に力を付与する。
また、流体圧による回動体への回転モーメント
を、湾曲部の反力による回転モーメントより小さ
くしてもよい。この場合、流体圧は補助動力とし
て用いられる。
さらに、第1図〜第3図の実施例および、第4
図、第5図の各実施例において、負圧の圧力源を
用いてもよい。
(考案の効果) 以上説明したように、この考案では、操作部材
を操作して弁体を動かすことにより、内視鏡の操
作ワイヤには流体圧力による力が付与され、湾曲
部が湾曲されるので、内視鏡の操作性は極めて向
上される。
又、モータ駆動式のように、停電等の際に生じ
る不都合を防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図はこの考案の一実施例を示すも
のであり、第1図は内視鏡の部分断面図、第2図
は要部拡大斜視図、第3図は回動体とシヤフトの
組み付け部の拡大断面図である。又、第4〜第6
図はそれぞれ他の実施例の第2図相当斜視図、概
略断面図である。 1……内視鏡、2……操作本体、3……挿入
部、4……湾曲部、8,8′……操作部材、11,
11′……回動体、13,131,132……操
作ワイヤ、15,15′,151,152……エ
アシリンダ(流体圧シリンダ)、16,16′,1
61,162……シリンダ部、17,17′,1
71,172……ピストンロツド、18,18′,
181,182……ピストン、19,191b,
192b……シリンダ室、21,211,212
……流体通路、21a,211a,212a……
流体通路の一端、21,211b,212b……
弁口、25,251,252……弁体、28……
流体圧力源。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 操作本体から挿入部が延出され、この挿入部の
    先部に湾曲部が形成され、操作本体内に支持され
    た回動体が、操作本体の外に配置された操作部材
    に連携されるとともに操作ワイヤを介して湾曲部
    に連繋され、上記操作部材の操作により湾曲部が
    湾曲される内視鏡において、上記操作本体にシリ
    ンダ部とピストンとピストンロツドから構成され
    る流体圧シリンダが設けられ、ピストンロツドは
    操作ワイヤに連繋されるとともにピストンロツド
    の長手方向に沿う流体通路を有し、この通路の一
    端は流体圧力源に接続された流体圧シリンダのシ
    リンダ室に接続され、通路の他端は上記シリンダ
    部の外部に於いて開口されて弁口となり、この弁
    口が操作部材に連繋された弁体により開閉自在に
    されていることを特徴とする内視鏡。
JP16569985U 1985-10-30 1985-10-30 Expired JPH0242248Y2 (ja)

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JP16569985U JPH0242248Y2 (ja) 1985-10-30 1985-10-30
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JP16569985U JPH0242248Y2 (ja) 1985-10-30 1985-10-30

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JPS6274803U JPS6274803U (ja) 1987-05-13
JPH0242248Y2 true JPH0242248Y2 (ja) 1990-11-09

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