JPH0242096A - フエノールインドー3’−アザフエニル−β−D−グルコシド誘導体、その製法及びβ−グルコシダーゼ活性測定用試薬への利用 - Google Patents

フエノールインドー3’−アザフエニル−β−D−グルコシド誘導体、その製法及びβ−グルコシダーゼ活性測定用試薬への利用

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JPH0242096A
JPH0242096A JP19069588A JP19069588A JPH0242096A JP H0242096 A JPH0242096 A JP H0242096A JP 19069588 A JP19069588 A JP 19069588A JP 19069588 A JP19069588 A JP 19069588A JP H0242096 A JPH0242096 A JP H0242096A
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azaphenyl
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JP19069588A
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Shoichi Tokutake
昌一 徳武
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Kikkoman Corp
Original Assignee
Kikkoman Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はフェノールインド−31−アザフェニル−β−
D−グルコシド誘導体、その製法、β−グルコシダーゼ
活性の測定法及びβ−グルコシダーゼ活性の測定用試薬
に関する。
β−グルコシダーゼは高等植物の葉、根、稲子、菌類、
細菌、動物の臓器等に広く存在し、特に哺乳類の肝、腎
、腸粘膜等のりソゾーム内に局在することが知られてい
る。本酵素の活性測定は食品分析、工業用試験、臨床面
で有用であり、特に臨床面の応用において、リソシーム
のβ−グルコシダーゼの先天性欠損に由来すると言われ
るゴーシュ病あるいは血清中のβ−グルコシダーゼ活性
が上昇すると言われている糖尿病等の診断において意義
が大きい。従来、β−グルコシダーゼ活性の測定用基質
としては、例えばp−二トロフェニル−β−〇−グルコ
シドが知られている( Biochem、 J、 86
.361〜335 (1962):]。
しかし、前記のp−ニトロフェニル−β−D−グルコシ
ドをβ−グルコシダーゼ活性測定用基質として用いる場
合は、生成するp−二)。
フェノール(着色物質)を測定する際の波長が約400
 nm付近であるため、試料自体の黄色物質による阻害
を受け、したがって測定精度が著しく低下することのほ
か、前記基質より酵素作用によって生成したp−ニトロ
フェノールを充分解離させる際、反応液のpHを10〜
11程度と言う高アルカリ性とするため、酵素反応を停
止させねばならないので、酵素活性の測定を連続的に行
うことが著しく困難となる等の欠点がある。
本発明者/は、従来技術の欠点を改善するため研究を進
めた結果、新規なフエノールインド−3フーアザフエニ
ルーβ−D−グルコシド誘導体を創製し、この化合物が
β−グルコシダーゼ活性の測定用試薬としてきわめて有
用であることを見出した。
本発明は、次式 (式中Rは水素原子又はアシル基、XlないしX。
は水素原子、ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、アジ
ド基、アシル基、スルホン酸基、ニトロソ基、スルホニ
ル基、スルホキシル基、チオシアノ基、インチオシアノ
基、イソニトリル基、イミノ基、アゾ基、ジアゾ基、ア
ルキル基、アリル基又はアリール基を意味し、x4とX
、及び/又はx6とX、は連結して縮合芳香環を形成し
てもよく、またx2又はX、はそれぞれx4又はx6と
エーテル結合を形成してもよい)で表わされるフェノー
ルイン)”−3’−7ザフエニルーβ−D−グルコシド
誘導体である。
式■のフェノールインド−3′−アザフェニル−β−D
−グルコシド誘導体としては、例えば下記の化合物が挙
げられる。フェノール/インtドー57−クロロ−6′
−アザフェニル−β−り一グルコシト、フェノールイン
ド−2’、5’−シクロo ’  3/−アザフェニル
−β−D−fルコシト、フエノールインド−3′−アザ
フェニル−β−り一りルコシド、テトラアセチル−(フ
ェノールインド−5′−クロロ−6′−アザフェニル)
−β−D−グルコシド、テトラアセチル−(フェノール
インド−2’s 5’ −シクロロー3′−アザフェニ
ル)−β−D−グルコシド、テトラアセチル−(フェノ
ールインド−s/−アザフェニル)−β−D−グルコシ
ド、テトラアセチル−(2,5−ジメチル−フェノール
インド−3′−アザフェニル)−β−D−クルコシド、
テトラアセチル−(1−fフトールイン)’−3’−ア
ザフェニル)−β−D−グルコシドなど。
式Iのフエノールインド−3′−アザフェニル−β−D
−グルコシド誘導体は、次式 り製造することができる。
化合物■は、どのような方法で合成してもよ〜・が、例
えば公知化合物であるテトラアセチル−α−D−fルコ
シルプロマイトニ、次式(式中R、X+ 、Xl及びX
、は前記の意味を有する)で表わされる5−アミノ−2
−ピリジニルオキシ−β−D−グルコシド誘導体に、次
式(’x+ないしX、は前記の意味を有する)で表わさ
れる2−ハイドロキシ−5−二トロビリジン誘導体を酸
化銀等の触媒の存在下に作用させ(Koenigs −
Knorr法)、次式(式中X、ないしx7は前記の意
味を有する)で表わされるキノン誘導体を作用させるこ
とによR (式中R,X、ないしX、は前記の意味を有する)で表
わされる5−ニトロ−2−ピリジニルオキシーβ−D−
グルコシド誘導体に得たのち、これを原料として、常法
に従って例えばラネーニッケルを触媒に用い接触還元に
よってニトロ基なアミン基に変換させることにより化合
物■を合成することができる( Can、 J、 Ch
em、 38巻363頁1960年)。
化合物■としては例えば5−アミノ−2−ピリジニルオ
キシ−β−D−グルコシド、テトラアセチル−(5−ア
ミノ−6−クロロ−2−ピリジニルオキシ)−β−D−
グルコシド、5−アミノ−3,4−ジクロロ−2−ピリ
ジニルオキシ−β−D−グルコシド、5−アミノ−6−
ブロモ−2−ピリジニルオキシ−β−D −’fルコシ
ド、5−アミノ−3,6−ジフルオロ−2−ピリジニル
オキシ−β−D−グルコシド、テトラクロロアセチル−
(5−アミノ−6−ヨード−2−ピリジニルオキシ)−
β−D−グルコシド等が挙げられる。
化合物■としては例えばp−キノン、2−クロロ−p−
キノン、2,6−ジクロロ−p−キノン、2,5−ジメ
チル−p−キノン、2.5,5,6−テトラクロロ−p
−キノン(クロラニル)、1.4−ナフトキノン、アン
スラキノン等が挙げられる。
目的物質である化合物Iを製造するに際しては、化合物
■を無水条件下で、中性有機溶媒に溶解し、中性脱水剤
を共存させ、触媒量の強酸を加えたのち、化合物■を作
用させることが好ましい。
化合物■の使用量は、化合物Hの10〜50倍モル当量
好ましくは15〜25倍モル当量である。
中性有機溶媒としては、エーテル類例えばジエチルエー
テル、THF 、ジオキサン等、炭化水素類例エバノル
マルヘキサン、ベンゼン、トルエン等、ハロゲン化炭化
水素類例えばジクロロメタン、クロロホルム、ジクロロ
エタン、四塩化炭素等、ジメチルホルムアミド(DMF
 )、ジメチルアセトアミド(’DMA ) 、ヘキサ
ホスホラミド(HMPA )、ジメチルスルホキー/ド
(DMSO)などが挙げられ、これらを組み合わせて用
いてもよい。Rが水素原子である化合物■の場合は、溶
媒としてはジオキサン、DMFなどが好ましく、Rがア
シル基である化合物Hの場合は、ジクロロメタン、トル
エンなどが好ましい。溶媒の量は、化合物■の重量の1
0〜100倍程度好ましくは40〜60倍である。
中性脱水剤としてはモレキュラシープ、A1□01.5
102、無水Na2SO4s無水MgSO4等が挙げら
れ、これらを組み合わせて用いてもよい。その量は、化
合物■の重量の0.5〜5倍好ましくは0.8〜1.5
倍である。強酸としてはトリフルオロ酢酸、トリクロロ
酢酸、p−トルエンスルホン酸、メタンスルホン酸、発
煙硫酸、AI C13、BF、/Et2o。
TiCl4、FeCl3等が挙げられ、これらを組み合
わせて用いてもよい。その量は化合物■の0.01〜0
.1倍モル当量好ましくは0.02〜0.04倍モル当
量である。
反応温度及び反応時間は、化合物■、化合物■、溶媒及
び強酸の種類によって異なるが、通常反応温度は15〜
25℃であり、0.5〜4時間反応を継続して行うこと
により反応は終了する。
Rが水素原子である化合物Iは、β−グルコシダーゼ活
性の測定に用いることができる。
したがって本発明は、次式 (式中X1ないしx7は前記の意味を有する)で表わさ
れるフェノールインド−3′−アザフェニル−β−〇−
グルコシド誘導体及び緩衝剤を含有するβ−グルコシダ
ーゼ活性の測定用試薬である。
定量のための有利な系は1〜20 mMのフェノールイ
ン)”−3’−アザフェニル−β−D−グルコシド誘導
体及び2〜100 mMの緩衝剤を含有する系である(
pH4〜10)。緩衝剤としては、リン酸塩、酢酸塩、
炭酸塩、トリス−(ヒドロキシメチル)−アミノメタン
、ホウ酸塩、クエン酸塩、ジメチルグルタル酸塩等が用
いられる。また必要に応じて溶解補助剤、安定化剤とし
てグリセリン、牛血清アルブミン、トリトンX100等
を加えてもよい。
本発明の試薬は、乾燥物あるいは溶解した形で存在して
よく、薄膜状の担体、例えばシート、含浸性の紙等に含
浸されていてもよい。本試薬を用いることにより、各種
の試料に含有されるβ−グルコシダーゼの活性を、簡単
な操作で正確に、しかも高感度で測定することができる
次ニ、本発明のβ−グルコシダーゼ活性の測定法につい
て説明する。
まずβ−グルコシダーゼを含む試料に、フェノールイン
)”−3’−アザフェニル−β−D −4”ルコシド誘
導体(■′)を1〜20 mM、好ましくは2〜6 m
M程度加え、更に緩衝剤を加え、30〜60℃、pH4
〜10好ましくはpE(6〜8で6分間以上、好ましく
は5〜120分間酵素反応させ、生成する青色色素(フ
ェノールインド−3′−アザフェノール誘導体)を58
5〜6.50nm1好ましくは600〜620 tan
の吸収波長で、連続的もしくは断続的に吸光度値を測定
し、あらかじめ測定したβ−グルコシダーゼ標品の吸光
度値と対比させて試料中のβ−グルコシダーゼ活性を算
出する。
本発明に用いられるβ−グルコシダーゼ含有試料として
は、β−グルコシダーゼを含有するものであれば何れを
用いてもよく、具体的には微生物の培養液、植物の抽出
液、動物の体液、組織及びそれらの抽出液等が挙げられ
る。
また緩衝剤としては、例えばリン酸塩、酢酸塩、炭酸塩
、トリス−(ヒドロキシメチル)−アミノメタン、ホウ
酸塩、クエン酸塩、ジメチルグルタル酸塩等が挙げられ
る。
本発明の測定法によれば、試料に含まれる例エバグルコ
ース、ビリルビン、ヘモグロビン等の影響を受けること
なく、簡易に、β−グルコシダーゼ活性を自動分析法、
用手法゛等により精度良く測定することができる。
実施例1 テトラアセチル(フエノールインド−3′−アザフェニ
ル)−β−D−グルコシドの製造+1)  テトラアセ
チル−α−D−グルコシルブロマイド3.46 、!i
’ (8,42mM)をアセトニトリル150mA!に
溶解し、2−ハイドロキシ−5−ニトロピリジン4.5
67! (32,6mM)及びトリエチルアミy3.2
9.!i’(32,6mM)を加え、35°Cで15時
間攪拌しながら反応させた。反応終了後、アセトニトリ
ルを留去し、残有をシリカゲルクロマトグラフィにより
精製し、メタノール−ジクロロメタン混液(容量比1 
二99)で溶出した目的区分を濃縮し、メタノール−水
から再結晶すると、テトラアセチル−(5−ニトロ−2
−ピリジニルオキシ)−β−D−グルコシドが1.22
 、!li+ (2,56mM、  60.4%)得ら
れる。
融点:145.5〜146.5°C 紫外部・可視部吸収スペクトル:吸収極大波長〔λma
x ) (nm) =207,282赤外線吸収スペク
トル(m−リ:1746.1606.1582.152
4.1472.1682.1650.1306.121
8.1076.1034.904.842.768.6
94 核磁気共鳴スペクトル(200MFIZ)(アグリコン
部分のみ) ppffi: (CDCl2)9、07 
(I H,d、 J =2.7Hz)、8.44 (I
 H,dd、 J =9.0Hz、 2.7Hz)、6
.95 (I HSa、 J =9.0Hz)シリカゲ
ル薄層クロマトグラフィ(展開溶媒:メタノール/ジク
ロロメタン= 2 : 8 ) :Rf=0.26(2
)  (1)で得たテトラアセチル−(5−ニトロ−2
−ピリジニルオキシ)−β−D−グルコシド658 =
9 (1,40mM)を1,4−ジオキサン60m1に
溶解し、10%パラジウム−カーボン163 =9を加
え、常圧下に水素ガスを導入しながら室温で24時間、
強攪拌下反応させた。次いで、パラジウム−カーボンを
戸別し、ν液の1,4−ジオキサンを留去したのち、シ
リカゲルクロマトグラフィにより精製し、メタノール−
ジクロロメタン混液(容量比2:98)で溶出した目的
区分を濃縮し、メタノールから再結晶すると、テトラア
セチル−(5−アミノ−2−ピリジニルオキシ)−β−
D−グルコシドが572m9(1,30mM、92.9
%)得られる。
融点: 185.5〜186.5°C(分解)紫外部・
可視部吸収スペクトル:吸収極大波長〔帖ax:](n
m) =204.262.307赤外線吸収スペクトル
(Cm″):3390.6660.1752.1624
.1586.1490.1422.1670.1230
.1066.906.828、核磁気共鳴スペクトル(
200MHz)(アグリコン部分のみ) ppIl: 
 (DMso−a、)7、62 (I H,dd、 J
 =2.9Hz、 0.5Hz)、7、03 (I H
,dd、 J =8.5Hz、2.9Hz)、6.65
 (I Hldd、 J =8.5に、 0.5Hz)
シリカゲル薄層クロマトグラフィ(展開溶媒:メタノー
ル/ジクロロメタン= 5 : 97) :R,=0.
21(3)p−ベンゾキノン140g(13,0mM)
を1゜4−ジオキサン’15m1に溶解し、さらにトリ
フルオロ酢酸Q、 2rat及びモレキュラシープ(4
A)(和光紬薬社製)s、o、7を加え、混和してお(
これに実施例1(2)で得たテトラアセチル−(5−ア
ミノ−2−ピリジニルオキシ)−β−D−グルコシド5
72m9(1,30mM)を加え、室温で4.5時間攪
拌しながら反応させる。次いで反応液に無水炭酸カリウ
ムを反応液の液性が中性になるまで加えたのち、この炭
酸カリウムを戸別し、涙液の1,4−ジ′オキサンを留
去する。この残有をシリカゲルクロマトグラフィにより
精製し、メタノール−ジクロロメタン混液(容量比2 
: 98 )で溶出した目的区分をメタノールから再結
晶すると、テトラアセチル−(フェノールインド−3’
−アザフェニル)−β−D−4ルコシドが523m9(
0,987mM、 70.5%)得られる。
融点:176.5〜178.5°C 紫外部・可視部吸収スペクトル:吸収極大波長〔λma
x〕(nm) =222 (sh)、258.288.
448赤外線吸収スペクト# (Crn′″″1) :
 t 748.1640.1582.1470.166
6.1260.1062.1062.904.870.
830.598核磁気共鳴スペクトル(200MH2)
(アグリコン部分のみ)p四: (CD3oD) 7、74 (I H,d、 J=2.7Hz)、7、6
4 (I HSdd、 J =8.4f(z、 2.7
Hz)、7、50 (I HSdd、 J =f O,
OHz、 2.7Hz)、7、14 (I H,dd、
 J=10.5Hz12.7Hz)、6.91 (I 
H,d、 J=8.4Hz)、6.71 (I H,d
d、 J =10.0Hz、 2.2Hz)、6.60
 (I H,dd、 J =10.3Hz、2.5 H
z )シリカゲル薄層クロマトグラフィ(展開溶媒:メ
タノール/ジクロロメタン= 3 : 97 ) :R
,=0.50実施例2 p−ベンゾキノン19.0& (176mM)を1.4
−ジオキサン100m1に溶解し、さらにトリフルオロ
酢酸0.5 ml及びモレキュラシープ(4A)190
gを加え、混和してお(。これに実施例1(2)で得た
テトラアセチル−(5−アミノ−2−ピリジニルオキシ
)−β−D−1”ルコシドを無水炭酸カリウム−無水メ
タノールを用いて脱アセチル化して得た5−アミノ−2
−ピリジニルオキシ−β−D−グルコシド2.479(
8,82mM )を加え、室温下3時間攪拌しながら反
応させる。この反応液をそのままシリカゲルクロマトグ
ラフィにより精製し、メタノール−ジクロロメタン混液
(容量比1:4)で溶出した目的区分を濃縮し、メタノ
ールから再結晶すると、フェノールインド−3′−アザ
フェニル−β−り一グルコシドが2.07 g(5,7
2mM、 64.8%)得られる。
融点:117.O〜123.0℃ 紫外部・可視部吸収スペクトル:吸収極大波長〔λma
x :](nm)=222.268.287(sh)、
赤外線吸収スペクトル(c1′n−り:3390.16
38.1582.1470.1372.1270.10
66.866.860 核磁気共鳴スペクトル(2ooMH2)(アグリコン部
分のみ)解:  (DMSO−d、) 7.86 (I H,d、 J =2.2Hz、)、7
、52 (I H,dd、 J =8.8Hz、2.2
 Hz )、7、38 (I H,ddlJ =10.
0Hz、 2.4Hz)、7、22 (I Hldd、
 J ==10.4Hz、 2.4Hz)、6.98 
(I H,a、 J =8.8Hz)、6.75 (I
 H,dd、 J =10.0Hz、 2.1Hz)、
6.63 (I H,dcl、 J=I O,4Hz、
2.1Hz)シリカゲル薄層クロマトグラフィ(展開溶
媒二メタ、/−ル/ジクロロメタン=1=4):Rf=
0.45なお、このフエノールインド−3′−アザフェ
ニル−β−D−グルコシドは実施例1(3)で得られた
テトラアセチル−(フエノールインド−3′−7fフエ
ニル)−β−D−グルコシドヲ無水炭酸カリウム−無水
メタノールを用いて脱アセチル化しても得ることができ
る(72.9%)。
実施例3 β−グルコシダーゼ活性の測定法A(endo−pa 
in を法) (1)基質液の調製 フエノールインド−31−アザフェニル−β−D−グル
コシド5 mMをとり、10 mMリン酸緩衝液(pH
=6.0)を加えて全量を1−eとして基質液とする。
(2)標品β−グルコシダーゼ液の調製市販のアーモン
ド由来のβ−グルコシダーゼを0.05%ウシ血清アル
ブミン含有10mMリン酸緩衝液(pH=6.0)に加
え、それぞれ0.1.2.6.4及び5119/43の
濃度に溶解して標品β−グルコシダーゼ液とする。
(6)試料液の調製 β−グルコシダーゼ活性測定用試料10〜を精密に秤量
し、0.05%ウシ血清アルブミン含有10 mMリン
酸緩衝液(pH=6.0)を加えて全量を100m1と
して試料液とする。
(4)検量線の作成 基質液1Tnlに各濃度の標品β−グルコシダーゼ液0
.5 mlを加え、37℃で15分間加温する。
これに200 mM炭酸ナトリウム水溶液2 mlをと
吸光度の関係より検量線を作成する。
東洋紡社製β−グルコシダーゼ(12,Ou/m9)を
使用した場合、検量線の式はσ=95.5・A −36
,74(U :酵素活性u〃、A:吸光度)となる。そ
のグラフを第1図に示す。
(5)試料液中のβ−グルコシダーゼ活性の測定基質液
1rnlに試料液0.5 mA’を加え、67℃で15
分間加温する。これに200 mM炭酸ナトリウム水溶
液2mlを加え、ただちに610 nmにおける吸光度
を測定する。こ・の吸光度の値と(4)で作成した検量
線から算出して試料液中のβ−グルコシダーゼ活性の測
定を行うことができる。
なお、試料液の酵素活性の値が検量線の測定範囲(0〜
60 u713 )を越えた場合は0.05%ウシ血清
アルブミン含有10 mM リン酸緩衝液(pH= 6
.0 )を用いて相当する倍数の希釈を行ったのち、再
測定を行う。
実施例4 β−グルコシダーゼ活性の測定法B(rate−ass
ay法) (1)基質液の調製 フエノールインド−3フーアザフエニルーβ−D−グル
コシド5 mMをとり、10mMリン酸緩衝液(pH=
 7.0 )を加えて全量を1沼として基質液とする。
(2)標品β−グルコシダーゼ液の調製市販のアーモン
ド由来のβ−グルコシダーゼを0.05%ウシ血清アル
ブミン含有10 mMリン酸緩衝液(pH=7.0)に
加え、0.1.2.3.5.10m9μの濃度に溶解し
て標品β−グルコシダーゼ液とする。
(3)試料液の調製 β−グルコシダーゼ活性測定用試料10■を精密に秤量
し、0.05%ウシ血清アルブミン含有10 mMリン
酸緩衝液(pH=7.0)を加えて全量を1oomlと
して試料液とする。
(4)検量線の作成 基質液1mlを67°Cで6分間加温したのち、各濃度
の標品β−グルコシダーゼ液0.5 mlを加え、67
℃で2.5分間加温後からの1分間の610 nmにお
ける吸光度の変化量を測定する。
このときの標品β−グルコシダーゼ液液性性吸光度の変
化量の関係より検量線を作成する。
東洋紡社製β−グルコシダーゼ(12,0u/m9 )
を使用した場合、検量線の式はU=17.IF・(△A
)×103(U二酵素活性u /43、△A:吸光吸光
度変化量/色なるそのグラフを第2図に示す。
(5)試料液中のβ−グルコシダーゼ活性の測定基質液
’l rnlを67℃で3分間加温したのち、試料液1
 mlを加え、67°Cで2.5分間加温後からの1分
間の610 nmにおける吸光度の変化量を測定する。
この吸光度変化量と(4)で作成した検量線から算出し
て試料液中のβ−グルコシダーゼ活性の測定を行うこと
ができる。
なお、試料液の酵素活性の値が検量線の測定範囲(0〜
120u/、、g)を越えた場合は0゜05%ウシ血清
アルブミン含有10 mM リン酸緩衝液(I)H=7
.CI)を用いて相当する倍数の希釈を行ったのち、再
測定を行う。
実施例5 測定用試薬 (1)試薬の組成 含有物 試薬A:フェノールインドー6′−アザフェニル−β−
D−グルコシド リン酸緩衝液(pH=6.o ) 精製水 試薬B:炭酸ナトリウム 精製水 濃度 5.0mM 10.0mM 200 mM 試薬C:ウシ血清アルブミン 0.05% リン酸緩衝液(pH=6.0 ) 10.0mM 精製水 (2)測定法 まず、測定用試料10m9を精密に秤量し、試薬Cを加
えて全量を100m1とし、これを試料液とする。次い
で試薬A j meに試料液J’ 0.5 rnlを加
え、67°Cで15分間加温する。これに試薬Bを2 
ml加え、ただちに610 nmにおける吸光度を測定
する。この吸光度の値とあらかじめ作成した検量線から
算出して試料液中のβ−グルコシダーゼ活性の測定を行
うことができる。
なお、試料液の酵素活性の値が検量線の測定範囲を越え
た場合は試薬Cを用いて相当する倍数の希釈を行ったの
ち、再測定を行う。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例3におけるβ−グルコシダーゼ活性と生
成する青色色素の波長610nmにおける吸光度の関係
を示すグラフ、第2図は実施例4におゆるβ−グルコシ
ダーゼ活性と生成する青色色素の波長610nmにおけ
る吸光度の変化量の関係を示すグラフであって、図中の
直線はそれぞれの検量線を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、次式 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中Rは水素原子又はアシル基、X_1ないしX_7
    は水素原子、ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、アジ
    ド基、アシル基、スルホン酸基、ニトロソ基、スルホニ
    ル基、スルホキシル基、チオシアノ基、イソチオシアノ
    基、イソニトリル基、イミノ基、アゾ基、ジアゾ基、ア
    ルキル基、アリル基又はアリール基を意味し、X_4と
    X_5及び/又はX_6とX_7は連結して縮合芳香環
    を形成してもよく、またX_2又はX_3はそれぞれX
    _4又はX_6とエーテル結合を形成してもよい)で表
    わされるフエノールインド−3′−アザフェニル−β−
    D−グルコシド誘導体。 2、次式 ▲数式、化学式、表等があります▼(II) (式中R、X_1、X_2及びX_3は後記の意味を有
    する)で表わされる5−アミノ−2−ピリジニルオキシ
    −β−D−グルコシド誘導体に、次式▲数式、化学式、
    表等があります▼(III) (式中X_4ないしX_7は後記の意味を有する)で表
    わされるキノン誘導体を作用させることを特徴とする、
    次式 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中Rは水素原子又はアシル基、X_1ないしX_7
    は水素原子、ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、アジ
    ド基、アシル基、スルホン酸基、ニトロソ基、スルホニ
    ル基、スルホキシル基、チオシアノ基、イソチオシアノ
    基、イソニトリル基、イミノ基、アゾ基、ジアゾ基、ア
    ルキル基、アリル基又はアリール基を意味し、X_4X
    _5及び/又はX_6とX_7は連結して縮合芳香環を
    形成してもよく、またX_2又はX_3はそれぞれX_
    4又はX_6とエーテル結合を形成してもよい)で表わ
    されるフエノールインド−3′−アザフェニル−β−D
    −グルコシド誘導体の製法。 3、次式 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ′) (式中X_1ないしX_7は水素原子、ハロゲン原子、
    ニトロ基、シアノ基、アジド基、アシル基、スルホン酸
    基、ニトロソ基、スルホニル基、スルホキシル基、チオ
    シアノ基、イソチオシアノ基、イソニトリル基、イミノ
    基、アゾ基、ジアゾ基、アルキル基、アリル基又はアリ
    ール基を意味し、X_4とX_5及び/又はX_6とX
    _7は連結して縮合芳香環を形成してもよく、またX_
    2及びX_3はX_4及びX_5とエーテル結合を形成
    してもよい)で表わされるフエノールインド−3′−ア
    ザフェニル−β−D−グルコシド誘導体を有効成分とす
    るβ−グルコシダーゼ活性の測定用試薬。 4、β−グルコシダーゼ含有試料に、第3請求項に記載
    のフエノールインド−3′−アザフェニル−β−グルコ
    シド誘導体( I ′)を加え、酵素反応によつて生成す
    る青色色素を585〜650nmの波長で測定すること
    を特徴とする、β−グルコシダーゼ活性の測定法。
JP19069588A 1988-08-01 1988-08-01 フエノールインドー3’−アザフエニル−β−D−グルコシド誘導体、その製法及びβ−グルコシダーゼ活性測定用試薬への利用 Pending JPH0242096A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002053766A1 (fr) * 2000-12-28 2002-07-11 Japan Science And Technology Corporation Procede permettant de determiner l'activite enzymatique des hydrolases du sucre
EP1071212A4 (en) * 1998-02-12 2004-11-03 Omron Tateisi Electronics Co SEMICONDUCTOR RELAY

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EP1071212A4 (en) * 1998-02-12 2004-11-03 Omron Tateisi Electronics Co SEMICONDUCTOR RELAY
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