JPH024198Y2 - - Google Patents

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JPH024198Y2
JPH024198Y2 JP13703284U JP13703284U JPH024198Y2 JP H024198 Y2 JPH024198 Y2 JP H024198Y2 JP 13703284 U JP13703284 U JP 13703284U JP 13703284 U JP13703284 U JP 13703284U JP H024198 Y2 JPH024198 Y2 JP H024198Y2
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JP
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sleeve
aluminum foil
tube
void
concrete
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はコンクリート建築物のコンクリート
壁、スラブや基礎中における各種配管穴形成用の
スリーブ管に関する。
(従来の技術) 建築物において、コンクリート壁、スラブ、基
礎などにガス管、水道管など各種の配管を貫通さ
せるための穴が必要となることは周知の通りであ
る。この場合、コンクリート凝結後穴をあける方
法もあるが、作業能率や経費上コンクリート打設
の際に既にその穴を貫通させておく方がより好ま
しい。
したがつてこのための各種配管穴作成工事にお
ける作業工程「スリーブ管設置、回収工事」が大
変重要な工事になつてくる。
この配管穴の形成は現在、主として第5図に示
すような工法により行われている。
すなわち、この方法はコンクリート壁の鉄筋構
造18を貫通させた所定長さの紙製ボイド管19
の全長にわたり結束線20を巻装し、この結束線
を鉄筋構造18に結び付け保持する。次いで、こ
の鉄筋構造18を仮枠21中に落とす。こうして
から内部に鉄筋構造を有する仮枠中に生コンクリ
ートを落し込みコンクリートの凝結後、仮枠を外
し該ボイド管をはがす方法である。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら上記の従来のボイド管は紙管のた
め、水分を吸収してしまい素材として不十分なも
のでしかなかつた。ボイド管が水分を吸収してし
まうので変形してしまつたり、コンクリートが流
れ込んでしまうのである。また、コンクリート打
設工事完了後のボイド管はずしが大変な手間がか
かる作業となつた。
(問題点を解決するため具体的手段) 本考案はこのような従来の配管穴設置工事の欠
点を克服するためになされたものであり、基板に
アルミ箔をラミネートした材料を筒状とし、これ
を、該材料の一端に延設したアルミ箔の端縁の接
着面で接着固定してなることを特徴とするスリー
ブ管を提供するものである。
(実施例) 次に本考案を図示の1実施例に従つて説明する
と、第1図及び第2図は本考案のスリーブ管の斜
視図及び断面図であり、図中、1はスリーブ管の
基板、2はその上にラミネート接着したアルミ
箔、3はその裏面にラミネートしたアルミ箔であ
る。4はアルミ箔2に延設した端縁であり、その
下面には接着層5が設けられ、該接着層には剥離
紙6が貼着されている。第2a図において7はボ
イド管の基材の接合部(ボイド管の切断線)であ
り図示のように筒体とし、剥離紙6をはがして端
縁4をアルミ箔2上に接着して、スリーブ管8を
固定するものである。
第2図bは本考案のスリーブ管8の別の組立て
態様の説明図であり、管体をさらに巻込んで小径
にしたものである。本考案のスリーブ管はこのよ
うに管の径を任意に決めることができる特徴を有
するものである。
なお、上記スリーブ管では基板1の内面にもア
ルミ箔をラミネートしたが本考案においては少な
くともスリーブ管の外面にラミネートされていれ
ばよい。内面のラミネートは省いてもよいが、内
面のラミネートは防水性の完全さを達成する上で
好ましい。
また基板の材料を、コストの安い、紙とできる
ことが本考案の特徴であるが、プラスチツクなど
の材料でもよいことはもちろんである。しかし、
基板の材料はコンクリートの重み等に耐えるある
程度の強度を有する材料を用いることが必要であ
る。
従来品ボイド管(紙管)にアルミ箔をラミネー
トする製造法として、ラセン状にアルミ箔テープ
を巻き付ける方法とシート状にアルミ箔を貼り付
ける方法が考えられる。いずれの方法でもよい。
なお本考案においては、ボイド管の表面に積層
するアルミ箔を着色アルミ箔とし配管の種類(ガ
ス管、水道管、電気配線等)に合わせた色の異な
るスリーブ管とすることにより、色を利用した
「設計監理」が正確になり、コンクリート打設の
前に各々のスリーブ管施工の確認が容易になる。
この的確な監理が安全施工を推進し、ミスのない
より確実な施工を約束する。
第3図はこのような色別のスリーブ管を用いる
施工状態を表わし、例えば、9は水道管用を示す
水色の、10は排水管用を示す茶色の、11はガ
ス管用を示す緑色の、12は電気配線用を示す赤
色の、13はコンピユーター配線用を示す黄色
の、各スリーブ管であり、14は鉄筋構造を示
す。
本考案のスリーブ管の使用は従来のボイド管と
同様に、鉄筋構造に結び付けて用いることができ
る。また、例えば第4図の如くに、スリーブ管
を、基板上に立設したスリーブ受けを有し、コン
クリート仮枠などに固定される一対のソケツト体
と組合わせて用い、両端を、両ソケツト体のスリ
ーブ受けに嵌合させるようにして用いてもよい。
同図において15はソケツト体であり、該ソケツ
ト体は基板16とその上に立設したスリーブ受け
17とからなる。基板16の裏面には接着層を設
け、仮枠(図示しない)に接着固定する。16a
は透孔である。8はスリーブ管受け17に嵌合す
る本考案のスリーブ管である。
(考案の効果) 本考案のスリーブ管は紙管にラミネートされた
アルミ箔の効果により、防水性が増し、堅牢な表
面処理が出来るので、従来品に比べ施工が簡単、
容易で目的とするスリーブ穴をきれいに完成させ
ることが出来る。
また、ボイド管(紙管)の内面、外面共アルミ
箔で、ラミネートされた素材(スリーブ管)が従
来品を凌ぐ最も顕著な成果の一つは、ボイド管撤
去の際、今迄の工法と違い削り性の良い素材がコ
ンクリート凝結後、イージーにスリーブ管の撤去
を可能にすることである。さらに、従来品のボイ
ド管に比べ素材として堅牢になり、変形したり水
分を吸収して軟弱にならず、いつでもきれいな円
形スリーブ穴を形成することが出来る。また、紙
管の厚みも薄くすることが可能である。ボイド管
は切断されているので、サイズを小さくすること
も可能で作業性がすぐれる。
さらにまた前述の如く、スリーブ管のアルミニ
ウム箔を用途別に着色しておくことにより、色を
利用した的確な監理で安全施工を推進し、ミスの
ないより確実な施工を約束することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図a,b図は本考案の1実施例
としてのスリーブ管の斜視図及び断面図であり、
第3図はその使用状態の説明図、第4図はソケツ
ト体と組みで用いる本考案のスリーブ管の使用状
態を示す。第5図は従来のボイド管と、それを用
いる工法の説明図である。 符号の説明、1…スリーブ管の基板、2…アル
ミ箔、3…アルミ箔、4…端縁、5…接着層、6
…剥離紙。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 基板にアルミ箔をラミネートした材料を筒状と
    し、これを、該材料の一端に延設したアルミ箔の
    端縁の接着面で接着固定してなることを特徴とす
    るスリーブ管。
JP13703284U 1984-09-10 1984-09-10 Expired JPH024198Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13703284U JPH024198Y2 (ja) 1984-09-10 1984-09-10

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JP13703284U JPH024198Y2 (ja) 1984-09-10 1984-09-10

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61120852U JPS61120852U (ja) 1986-07-30
JPH024198Y2 true JPH024198Y2 (ja) 1990-01-31

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