JPH0241967A - 油圧式ブレーキ装置 - Google Patents

油圧式ブレーキ装置

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JPH0241967A
JPH0241967A JP63193727A JP19372788A JPH0241967A JP H0241967 A JPH0241967 A JP H0241967A JP 63193727 A JP63193727 A JP 63193727A JP 19372788 A JP19372788 A JP 19372788A JP H0241967 A JPH0241967 A JP H0241967A
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Japan
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piston
hydraulic
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valve
chamber
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Yukitaka Miyagawa
宮川 幸隆
Kazuya Sakurai
一也 桜井
Makoto Horiuchi
誠 堀内
Mutsumi Shimizu
清水 睦
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Honda Motor Co Ltd
Nissin Kogyo Co Ltd
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Honda Motor Co Ltd
Nissin Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 A0発明の目的 (1)産業上の利用分野 本発明は、ブレーキ油圧を出力するための第1および第
2出力ポートを有するマスタシリンダと、ブレーキペダ
ル操作に応じてマスタシリンダを作動せしめるための油
圧を発生すべくマスタシリンダに連設される油圧ブース
タとを備える油圧式ブレーキ装置に関する。
(2)従来の技術 従来、かかる装置は、たとえば特開昭62−25126
9号公報で開示されているように、マスタシリンダのシ
リンダ本体内に一対の作動ピストンを同軸上に配設する
のが一般的である。
(3)発明が解決しようとする課題 ところが上記従来のものでは、マスタシリンダの軸方向
長さが長くならざるを得ない。そこで、特開昭47−6
19号公報で開示されるように、相互に平行な一対のマ
スタシリンダをブレーキペダルに機械的に連結したもの
も提案されている。
しかるに、このものでは両マスタシリンダから出力され
るブレーキ油圧をバランスさせるためにブレーキペダル
および両マスタシリンダ間にイコライザを設ける必要が
あった。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、イ
コライザ等の設置を不要としてマスタシリンダの長さを
短縮し得るようにした油圧式ブレーキ装置を提供するこ
とを目的とする。
B0発明の構成 (1)課題を解決するための手段 本発明は、マスタシリンダのシリンダ本体には、第1出
力ポートに通じる第1出力油圧室および油圧プースクの
ブースト油圧が供給される第1作動油圧室を両端に臨ま
せる第1作動ピストンと、第2出力ポートに通じる第2
出力油圧室および前記ブースト油圧が供給される第2作
動油圧室を両端に臨ませる第2作動ピストンとが、相互
に平行にして軸方向移動可能に配設されることを第1の
特徴とする。
また本発明は、油圧ブースタが、ブレーキペダルと第1
作動ピストンとの機械的な連結を可能にしてマスタシリ
ンダのシリンダ本体に連結され、シリンダ本体には、第
1出力油圧室および第2出力油圧室の油圧を両端に受け
る第3作動ピストンが、第2作動ピストンと同軸上で軸
方向相対移動可能に嵌合されることを第2の特徴とする
(2)作用 上記第1の特徴によれば、第1および第2作動ピストン
が相互に平行にしてシリンダ本体に配設されるので、マ
スタシリンダの長さが短縮される。
しかも第1および第2作動ピストンに油圧ブースタのブ
ースト油圧を作用させるためにシリンダ本体に油路を形
成するだけで第1および第2出力ポートからの出力油圧
をバランスさせることができる。
また上記第2の特徴によれば、油圧ブースタが不調でブ
ースト油圧が発生しないときに、ブレーキペダルが第1
作動ピストンに機械的に連結されることにより第1出力
油圧室に油圧が発生し、その油圧により第3作動ピスト
ンが作動して第2出力油圧室にも油圧が発生するように
なる。
(3)実施例 以下、図面により本発明の一実施例について説明すると
、先ず第1図において、この油圧式ブレーキ装置は自動
車に搭載されるものであり、マスタシリンダMの後部に
油圧ブースタBが連結されて成り、ブレーキペダルPに
連動、連結されたブツシュロッドlがブレーキペダルP
の踏込み操作に応じて前進作動することにより油圧ブー
スタBの倍力作動が生じ、それに応じてマスタシリンダ
Mにブレーキ油圧が発生する。すなわちマスタシリンダ
Mのシリンダ本体2には、第1および第2出力ポート3
.4が設けられており、百出力ポート3.4から出力さ
れるブレーキ油圧は図示しないブレーキ油圧回路に供給
される。たとえば第1出力ポート3からのブレーキ油圧
は左前輪および右後輪のブレーキ用ブレーキ油圧回路に
供給され、第2出力ポート4からのブレーキ油圧は右前
輪および左後輪のブレーキ用ブレーキ油圧回路に供給さ
れる。
マスタシリンダMのシリンダ本体2には、相互に平行な
第1および第2作動ピストン5.6が軸線方向移動可能
にして配設される。すなわちシリンダ本体2には、前端
が閉塞した第1シリンダ孔7および第2シリンダ孔8が
相互に平行にして穿設されており、第1シリンダ孔7に
は第1作動ピストン5が摺動可能に嵌合され、第2シリ
ンダ孔8には第3作動ピストン9が摺動可能に嵌合され
、さらに第2作動ピストン6が第3作動ピストン9に摺
動可能に嵌合される。
第1作動ピストン5と第1シリンダ孔7の閉塞端との間
には第1出力油圧室10が画成され、この第1出力油圧
室10内で第1シリンダ孔7の閉塞端および第1作動ピ
ストン5間には第1出力油圧室10の容積を増大する方
向に第1作動ピストン5を付勢するばね11が縮設され
る。
第1シリンダ孔7は、その前方側の小径孔部7aに後方
側に臨む段部7bを介して大径孔部7Cが同軸に連設さ
れて成り、この第1シリンダ孔7の後方寄りの部分には
案内部材12が固定される。
該案内部材12は、前記小径孔部7aの後端に嵌合する
嵌合筒部12aと、その嵌合筒部12aの後端から半径
方向外方に張出した鍔状の当接光は部12bとから成り
、当接光は部12bは前記大径孔部7Cに油密的に嵌合
されるとともに段部7bに当接される。しかも当接光は
部12bを段部7bに当接した状態で当接光は部12b
の後端外周縁に係合する止め輪13が大径孔部7Cの内
面に嵌着され、これにより案内部材12が第1シリンダ
孔7の後方寄りでシリンダ本体2に固定される。
第2図を併せて参照して、第1作動ピストン5は、第1
シリンダ孔7の小径孔部7aに摺動可能に嵌合する大径
部5aに、前記案内部材12の当接光は部12bを油密
的にかつ移動自在に貫通して油圧ブースタB側に延びる
小径部5bが同軸にかつ一体に連設されて成る。
案内部材12と第1作動ピストン5との間には補給油室
14が画成され、シリンダ本体2には、該シリンダ本体
2の上部に形成されている油槽15内を補給油室14に
連通させる油路16が穿設される。また第1作動ピスト
ン5における大径部5aの第1出力油圧室10側端部に
は第1シリンダ孔7における小径孔部7aの内面に摺接
するカップシール17が嵌着されており、このカップシ
ール17と第1作動ピストン5とは、補給油室14より
も第1出力油圧室10側が減圧されたときに補給油室1
4から第1出力油圧室10への作動油の流通を許容すべ
く構成される。
補給油室14は、第1作動ピストン5の中間部をその一
直径線に沿って貫通する透孔18と、該透孔18から第
1作動ピストン5の中心部を通ってその前面の弁座25
に開口するリリーフポート19とを介して第1出力油圧
室10に連通可能である。
上記リリーフポート19を開閉するためにリリ−フポー
ト弁v1が第1作動ピストン5に設けられ、このリリー
フポート弁■1は、弁面20、ポペット弁体21、弁ば
ね22および開弁棒23により構成される。
弁面20は、カップ状に形成されており、第1作動ピス
トン5の前端部にシール部材24を介して嵌着される。
またポペット弁体21は、ゴム製の傘部21aと、この
傘部21aを支持する弁杆21bとから成るものであり
、このポペット弁体21は、リリーフポート19の開口
端を囲んで第1作動ピストン5の前端面に設けられる弁
座25に傘部21aを対向させなから弁杆21bをリリ
ーフポート19に遊嵌するようにして配設される。
弁ばね22は、ポペット弁体21の傘部21aおよび弁
面20間に縮設され、ポペット弁体21を弁座25側に
、すなわち閉弁方向に付勢するばね力を発揮する。
開弁棒23は、ポペット弁体21における弁杆21bの
後端を押動したり、弁杆21bの後端から離反したりし
得るように、透孔18に遊挿される。しかも透孔18か
ら突出した開弁棒23の両端は、第1作動ピストン5の
小径部5bを囲繞するホルダ26に固定される。しかも
このホルダ26は、案内部材12における嵌合筒部12
aの先端に当接して第1作動ピストン5の大径部5aを
受けることにより、第1作動ピストン5の後退限を規制
することができる。
ホルダ26には鍔部27が一体に設けられており、この
鍔部27と第1作動ピストン5の大径部5aとの間には
離反ばね28が縮設されており、この離反ばね28は、
ホルダ26と一体的な開弁棒23がポペット弁体21の
弁杆21bから離反する方向のばね力を発揮するが、そ
のセット荷重は、ばね11のセット荷重よりも低く設定
され、したがって離反ばね28はばね11による第1作
動ピストン5の後退動作を妨げるものではない。
第2シリンダ孔8は、その前方側の小径孔部8aに後方
側に臨む段部8bを介して大径孔部8cが同軸に連設さ
れて成る。一方、第3作動ピストン9は、第2シリンダ
孔8における小径孔部8aに油密にかつ摺動自在に嵌合
される小径部9aと、第2シリンダ孔8における大径孔
部8Cに油密にかつ摺動自在に嵌合される大径部9bと
が同軸にかつ一体に連設されて成り、小径部9aと第2
シリンダ孔8の閉塞端との間には油圧室31が形成され
る。しかも該油圧室31は、シリンダ本体2に穿設され
た油路32を介して第1出力油圧室10に連通ずるとと
もに第1出力ポート3に連通ずる。
第3作動ピストン9の大径部9bには有底の第3シリン
ダ孔33が同軸に穿設される。この第3シリンダ孔33
は、その前方側の小径孔部33aに後方側に臨む段部3
3bを介して大径孔部33Cが同軸に連設されて成り、
この第3シリンダ孔33の後方寄りの部分には、第1シ
リンダ孔7に固定した案内部材12と基本的に同一の案
内部材34が、段部33bと大径孔部33cの内面に嵌
着した止め輪35とにより固定される。
第2作動ピストン6は、第3シリンダ孔33の小径孔部
33aに摺動可能に嵌合する大径部6aに、前記案内部
材34を油密的にかつ移動自在に貫通する小径部6bが
同軸にかつ一体に連設されて成り、第2作動ピストン6
と第3シリンダ孔33の閉塞端との間に第2出力油圧室
36が画成され、この第2出力油圧室36内には、第2
作動ピストン6を第3シリンダ孔33の閉塞端から離反
する方向に付勢するばね37が収納される。
案内部材34と第2作動ピストン6との間には補給油室
38が画成される。また第3作動ピストン9の外面には
、第2作動ピストン6との軸方向相対位置にかかわらず
補給油室38に常時連通する環状溝39が設けられてお
り、シリンダ本体2には補給油室14を環状溝39すな
わち補給油室38に連通させる油路40が設けられる。
さらに第3作動ピストン9の外面には、第2出力油圧室
36に常時連通するとともに第3作動ピストン9の第2
シリンダ孔8での摺動位置にかかわらず第2出力ポート
4に常時連通する環状溝41が設けられる。
第2作動ピストン6における大径部6aの第2出力油圧
室36側端部には第3シリンダ孔33における小径孔部
33aの内面に摺接するカップシール42が嵌着されて
おり、このカップシール42と第2作動ピストン6とは
、補給油室38よりも第2出力油圧室36側が減圧され
たときに補給油室38から第2出力油圧室36への作動
油の流通を許容すべ(構成される。
補給油室38は、第2作動ピストン6の中間部をその一
直径線に沿って貫通する透孔43と、該透孔43から第
2作動ピストン6の中心部を通ってその前面に開口する
リリーフポート44とを介して第2出力油圧室36に連
通可能である。しかもリリーフポート44を開閉するた
めにリリーフポート弁v2が第2作動ピストン6に設け
られ、このリリーフポート弁■2は、第1作動ピストン
5に設けられたリリーフポート弁Vlと基本的に同一に
構成される。
而してこのリリーフポート弁■2は、第2作動ピストン
6が第3作動ピストン9に対して後退限に戻ったときに
開弁棒45の両端を支持するホルダ46が案内部材34
の先端に当接することにより、開弁棒45で押動されて
開弁して第2出力油圧室36および補給油室38間を連
通ずるものであり、第2作動ピストン6が第3作動ピス
トン9に対して前方に移動したとき、あるいは第3作動
ピストン9が第2作動ピストン6に対して後方側に移動
したときに閉弁する。
油圧ブースタBのブースタシリンダ51はシリンダ孔5
2を有するものであり、該ブースタシリンダ51は該シ
リンダ孔52がマスタシリンダMの第1シリンダ孔7と
同軸になるようにしてシリンダ本体2に結合される。す
なわちブースタシリンダ51の前端に設けられたフラン
ジ53と、シリンダ本体2の後端に設けられたフランジ
54とがボルト55により結合される。
このようにシリンダ本体2にブースタシリンダ51を結
合することにより、第1作動ピストン5の後端が臨む第
1作動油圧室56と、第2および第3作動ピストン6.
9の後端が臨む第2作動油圧室57とが形成される。ま
た再作動油圧室56゜57は、マスタシリンダMのシリ
ンダ本体2に穿設された油路58により相互に連通され
ており、油圧ブースタBで発生したブースト油圧が再作
動油圧室56.57に供給される・ことになる。
しかも第1作動油圧室56に臨む第1作動ピストン5の
受圧面積をAI、第2作動油圧室57に臨む第2作動ピ
ストン6の受圧面積をA2、第2作動油圧室57に臨む
第3作動ピストン9の受圧面積を(A3−A2)、第1
出力油圧室10に臨む第1作動ピストン5の受圧面積を
A4、第2出力油圧室36に臨む第2作動ピストン6お
よび第3作動ピストン9の受圧面積をA5、第3作動ピ
ストン9の油圧室31に臨む受圧面積をA6としたとき
に、A1=A2、A4=A5=A6となるように定めら
れており、AI=A2=A4=A5=A6であってもよ
い。
ブースタシリンダ5rのシリンダ孔52には案内筒部材
59が嵌合される。この案内筒部材59の前部には、前
記シリンダ本体2の後端に当接する段部59aを介して
小径筒部59bが同軸に突設されており、該小径筒部5
9bはシリンダ本体2の第1シリンダ孔7における大径
孔部7C内に油密に嵌合される。またシリンダ孔52に
は、円筒状のピストンガイド60が摺動可能に嵌合され
、このピストンガイド60の前部には、案内筒部材59
に摺動可能に嵌合する小径筒部60aが段部60bを介
して同軸に連設される。しかも案内筒部材59とピスト
ンガイド60との間には両者を相互に離反する方向のば
ね力を発揮するばね6Iが縮設され、これにより案内筒
部材59がブースタシリンダ51の前端部に実質的に固
定される。
さらにピストンガイド60の後端部内には、該ピストン
ガイド60の後端に当接する受は筒62が油密に嵌合さ
れ、この受は筒62は、ブースタシリンダ51の後端で
半径方向内方に張出した規制R63に係合される。した
がってピストンガイド60の後退限はブースタシリンダ
51の後端部で規定されることになる。
第3図を併せて参照して、ブースタシリンダ51、案内
筒部材59およびピストンガイド60間には入力油圧室
64が形成され、ブースタシリンダ51には、図示しな
い油圧供給源を入力油圧室64に連通させる入口油路6
5が穿設される。しかも前記ばね61は入力油圧室64
に収納されており、入力油圧室64に導入される油圧と
ばね61とにより、ピストンガイド60は後方側に向け
て付勢される。また案内筒部材59およびブースタシリ
ンダ51間には環状の出口室66が形成され、この出口
室66を図示しない油槽に連通させる出口油路67がブ
ースタシリンダ5Iに穿設される。さらに案内筒部材5
9の内面には環状凹部68が形成されており、この環状
四部68を前記出口室66に連通させる油路69が案内
筒部51に穿設される。
一方、ピストンガイド60における小径筒部60aの外
面には、該ピストンガイド60が後退限にあるときに、
環状凹部68を挟んで案内筒部材59の内面に摺接する
一対の環状のシール部材70.71が軸方向に間隔をあ
けて嵌着される。しかも両シール部材70.71間で前
記小径筒部60aの外面には環状凹部68に対応する環
状溝72が設けられ、シール部材71および段部60b
間で小径筒部60aの外面には環状溝73が設けられる
。したがってシール部材71が環状凹部68に対応する
位置までピストンガイド60が前進すると、環状凹部6
8および人力油圧室64間のシールが解除され、入力油
圧室64は環状凹部68、油路69、出口室66および
出口油路67を介して油槽に連通ずることになる。
ピストンガイド60には、その前端例の第1シリンダ孔
部74と、第1シリンダ孔部74よりも大径にして第1
シリンダ孔部74に同軸に連なる第2シリンダ孔部75
とが穿設されており、第1および第2シリンダ孔部74
.75にはブースタピストン76が摺動可能に嵌合され
る。すなわちブースタピストン76は、第1シリンダ孔
部74に摺動可能に嵌合する小径部76aと、その小径
部76aの後端で半径方向外方に張出すとともに第2シ
リンダ孔部75に摺動可能に嵌合する大径部76bとを
有して基本的に円筒状に形成される。
またブースタピストン76の後端部は、受は筒62を油
密にかつ移動自在に貫通して後方に突出される。このブ
ースタピストン76の後端部外面には止め輪77が嵌着
されており、この止め輪77に係合する受は部材78と
前記骨は筒62との間には戻しばね79が縮設される。
したがってブースタピストン76は後方側に付勢される
ことになる。
ブースタピストン76における大径部76bと、受は筒
62との間には環状の出力油圧室80が画成されており
、したがってブースタピストン76の背面に臨んで出力
油圧室80が形成されることになる。またブースタピス
トン76における大径部76bとピストンガイド60に
おける段部60bとの間には環状の反力室81が画成さ
れており、咳反力室81はブースタ・ピストン76の前
面に臨むことになる。
前記反力室81には、アキエムレータ82が接続される
ものであり、該アキュムレータ82はブースタシリンダ
51に付設される。このアキュムレータ82は、ブース
タシリンダ51に螺着される有底円筒状の取付体83と
、該取付体83に油密に嵌合して蝶着される有底円筒状
のシリンダ体84と、取付体83の閉塞端との間に油室
85を形成するとともにシリンダ体84との間に気密室
86を形成してシリンダ体84に油密にかつ摺動自在に
嵌合されるピストン87とから成る。しかも油室85に
臨むピストン87の受圧面積は反力室81に臨むブース
タピストン76の受圧面積よりも小さく設定される。
取付体83は、ブースタシリンダ551の外面との間に
シール部材88を介在させてブースタシリンダ51に螺
着されるものであり、この取付体83の閉塞端には油室
85に通じる油路89が穿設され、ブースタシリンダ5
1には該油路89を前記反力室81に連通させる油路9
0が穿設される。
ブースタピストン76における小径部76aの中間部と
、ピストンガイド60における第1シリンダ孔部74の
内面との間には軸方向両端を油密にシールされた環状油
圧室91が形成され、ピストンガイド60の小径筒部6
0aにはブースタピストン76の前進作動に拘らず環状
油圧室91を前記入力油圧室64に連通せしめる連通孔
92が穿設される。また該環状油圧室91よりも前方側
でブースタピストン76における小径部76aの外面に
は軸方向両端をシールされた環状油圧室93を形成すべ
く環状凹部が設けられており、この環状油圧室93をブ
ースタピストン76の作動に拘らず前記環状凹部68に
常時連通せしめる連通孔94がピストンガイド60の小
径筒部60aに穿設される。したがって環状油圧室93
は出口室66に常時連通されることになる。
ブースタピストン76には、前方側の小径シリンダ孔部
95と、後方側の大径シリンダ孔部96とが同軸に穿設
されており、小径シリンダ孔部95にはブツシュロッド
lに連結される弁ピストン97が摺動可能に嵌合される
。一方、マスタシリンダMにおける第1作動ピストン5
の後端は、第1作動油圧室56内でブースタピストン7
6の前端に対向すべくピストンガイド60の前端部に挿
入される。
ブースタピストン76の大径シリンダ孔部96には連結
ロッド98が油密にかつ摺動可能に嵌合されており、こ
の連結ロッド98の前端部が弁ピストン97の後端に連
結される。また連結ロッド98の後端部にはブツシュロ
ッド1の前端が連結される。しかもブースタピストン7
6の後端部内面には連結ロッド98の後端に当接して連
結ロン19日すなわち弁ピストン97の後退限を規制す
る止め輪99が嵌着される。さらにブースタピストン7
6の前端部内面に嵌着された止め輪100と、弁ピスト
ン97の前端との間には弁ピストン97を後方に向けて
付勢するばね101が縮設される。
弁ピストン97には、その前端で開口して第1作動油圧
室56に連通ずる給油路102が同軸に穿設されており
、この給油路102の後端は、ブースタピストン76、
弁ピストン97および連結ロッド98で画成される環状
室103に連通ずる。
さらにブースタピストン76には該環状室103を出力
油圧室80に連通せしめる油路104が穿設される。し
たがって第1作動油圧室56と出力油圧室80とは給油
路102を介して常時連通することになる。
弁ピストン97とブースタピストン76との間には、環
状油圧室91および給油路102間の連通、遮断を果た
す大口弁106と、環状油圧室93および給油路102
間の連通、遮断を果たす出口弁107と、反力室81お
よび給油路102間の連通、遮断を果たす開閉弁10日
とが設けられる。
大口弁106は、給油路102に連通して弁ピストン9
7の中間部外面に設けられる環状溝109と、環状油圧
室91に連通してブースタピストン76に穿設される入
口弁孔110とにより構成されるものであり、環状溝1
09は弁ピストン97の軸線方向に比較的長く設けられ
、入口弁孔110はブースタピストン76の半径方向に
沿って穿設される。かかる大口弁106は、大口弁孔1
10が環状溝109に連通したときに開弁するものであ
り、弁ピストン97がブースタピストン76に対して後
退限にあるときには大口弁孔110が環状溝109より
も前方位置にあって閉弁状態となるように、環状溝10
9および入口弁孔110の位置が設定され、弁ピストン
97がブースタピストン76に対して前進作動したとき
に開弁する。
出口弁107は、給油路102に連通して弁ピストン9
7に穿設される第1出口弁孔111と、環状油圧室93
に連通してブースタピストン76に穿設される第2出口
弁孔112とにより構成されるものであり、両出口弁孔
111.112は相互に対応する位置で弁ピストン97
およびブースタピストン76の半径方向に沿って穿設さ
れる。
かかる出口弁107では、弁ピストン97がブースタピ
ストン76に対して後退限にあるときには、第1および
第2出口弁孔111.112が相互に連通してわずかに
開弁じているものであり、弁ピストン97のブースタピ
ストン76に対する前進作動が開始したときには前記入
口弁106が開弁する前に出口弁107が閉弁する。
開閉弁10Bは、前記環状溝109と、反力室81に連
通してブースタピストン76に穿設される弁孔113と
により構成されるものである。この開閉弁10Bでは、
弁ピストン97がブースタピストン76に対して後退限
にあるときには弁孔113が環状溝109に連通してわ
ずかに開弁じているものであり、弁ピストン97のブー
スタピストン76に対する前進作動が開始されたときに
は出目弁107が閉弁する前に閉弁する。
次にこの実施例の作用について説明すると、ブレーキペ
ダルPの非作動状態では、弁ピストン97はばね101
のばね力によりブースタピストン76に対して後退限に
保持されており、ブースタピストン76ばばね79によ
りピストンガイド60に対する後退限に保持されている
。かかる状態では、大口弁106は閉弁しており、出口
弁107および開閉弁10Bは開弁しているので、第1
作動油圧室56、出力油圧室80および反力室81は大
気圧状態となっている。したがってマスタシリンダMに
おいては、第1作動ピストン5がばね11により後退限
まで後退しており、第2および第3作動ピストン6.9
ばばね37により第2出力油圧室36の容積を最大とす
るように相互に離反移動している。
この状態で自動車を制動すべくブレーキペダルPを踏込
むと、ブレーキペダルPからブツシュロッドlおよび連
結ロッド98を介して弁ピストン97が前方に押動され
る。この弁ピストン97のブースタピストン76に対す
る前進作動に応じて、先ず開閉弁108が閉弁した後に
出目弁107が閉弁し、次いで入口弁106が開弁する
。このため環状油圧室91および第1作動油圧室56間
が連通し、それによりマスタシリンダMにおける第1作
動ピストン5はその背面に油圧を受けて前進し、第1出
力油圧室10の油圧が油路32および油圧室31を経て
第1出力ポート3から出力される。また油路58を介し
て第1作動油圧室56に連通している第2作動油圧室5
7にも作動油圧が供給され、第2作動ピストン6はその
背面に油圧を受けて前進する。このとき、第2作動ピス
トン9は第2シリンダ孔8の段部8bに当接するまで前
進しており、第2作動ピストン6の前進に応じて発生す
る第2出力油圧室36の油圧が第2出力ポート4から出
力され、マスタシリンダMの倍力作動が開始される。し
かもマスタシリンダMにおける各受圧面積の関係は、A
1=A2、A4=A5=A6となっているので、第1お
よび第2出力ポート3.4から出力される油圧は同圧で
ある。
このような倍力作動の開始初期において、弁ピストン9
7が大口弁106を開弁するまで前進するのに応じて第
1および第2作動油圧室56.57に油圧が供給されて
第1および第2作動ピストン5.6が前進作動せしめら
れるので、ブースタピストン76とピストンガイド60
との間のシール部の摩擦に拘らず第1および第2作動ピ
ストン5.6を速やかに押圧作動せしめることができ、
マスタシリンダMの初期作動を円滑ならしめることがで
きる。
ところで大口弁106が開弁じたときには、上述のよう
に第1および第2作動油圧室56.57に油圧が供給さ
れるとともに出力油圧室80にも油圧が供給され、ブー
スタピストン76もその背面に油圧を受けることにより
弁ピストン97に対して相対的に前進移動するので、大
口弁106が閉弁されるとともに出口弁107が開弁さ
れる。
而して、その人口弁106の閉弁および出口弁107の
開弁前に第1および第2作動油圧室56゜57に作用し
た油圧により第1および第2作動ピストン5.6が前進
し、第4図で示す特性* p 。
−P、のようにマスタシリンダMの出力油圧は象、激に
増大する。これにより制動機端末までの各部遊隙が直ち
に除去される。
出力油圧がPlに達してからは、ブレーキペダルPの踏
込みに応じて弁ピストン97が前進することにより、弁
ピストン97のブースタピストン76に対する前進移動
、ならびにブースタピストン76の弁ピストン97に対
する前進移動が交互に繰返され、入口弁106および出
口弁107の開弁および閉弁が交互に繰返される。した
がって第1および第2作動油圧室56.57の油圧なら
びに第1および第2作動ピストン5.6の前進移動量も
弁ピストン97の前進移動量に応じて増大し、特性線P
、−P、で示すように、マスタシリンダMにおける第1
および第2出力ポート3.4の出力油圧がストロークに
応じて増大する。
ところでかかる弁ピストン97の前進作動時に、出力油
圧室80の油圧により前進作動するブースタビストン、
76は、戻しばね79を収縮させつつその前面の反力室
81の容積を収縮させながら前進するものであるが、こ
のブースタピストン76の前進時に開閉弁108は閉弁
しており、反力室81は密閉状態となる。このため反力
室81の作動油はアキュムレータ82における気密室8
6を収縮させながらピストン87を押圧する。したがっ
てブースタピストン76はその前面側でのばね61によ
る反力とピストン87による反力とを受けながら前進す
ることになる。
ブースタピストン76の前進に応じてその段部76bが
ピストンガイド60における段部60bに当接すると、
ブースタピストン76の前進作動が阻止される。したが
ってそれ以降は、ブレーキペダルPの踏込力により大口
弁106を開弁じた状態で弁ピストン97のみが前進す
る。しかし第1作動油圧室56の油圧がブレーキペダル
Pの踏込力よりも大きくなると、弁ピストン97が押し
戻されて大口弁106が閉弁する。さらにブレーキペダ
ルPの踏込みを続けると、また弁ピストン97が前進し
て入口弁106が開弁する。このような作動の繰返しに
より、第1および第2作動油圧室56.57の油圧すな
わち第1および第2出力ポート3.4の出力油圧が第4
図の特性線P2Psで示すように急激に増大する。而し
てブレーキペダルPの踏込力が第1および第2作動油圧
室56.57の油圧(給油圧)よりも大きくなると、弁
ピストン97は一気に前進する。しかし、ブースタピス
トン76の大径シリンダ孔部96の後端に、弁ピストン
97に連結されている連結ロッド98の大径部98a前
端が当接するので、第4図の特性線P、−P、で示すよ
うに弁ピストン97の前進はわずかで止まり、ストロー
ク作動が停止する。しかも前記弁ピストン97の前後動
は、大口弁106が開弁するか閉弁するかの極く微小な
動きであるので、操作フィーリングを損なうことはない
マスタシリンダMの作動を解除すべ(ブレーキペダルP
を解放すると、ばね101により弁ピストン97は先ず
入口弁106を閉弁し、次いで出口弁107を開弁する
。これにより第1および第2作動油圧室56.57の油
圧が解放されて第1および第2作動ピストン5,6が後
退限まで後退するとともに出力油圧室80および反力室
81の油圧が解放されるので、ブースタピストン76は
戻しばね79によりその後端が受は筒62に当接する後
退限まで速やかに後退する。
かかる油圧式ブレーキ装置において、第4図の特性MP
r−Pgは、出力油圧室80の油圧によりブースタピス
トン76を前方に押圧する油圧力と、戻しばね79によ
りブースタピストン76を後方に付勢するばね力ならび
に反力室81による反力との釣り合いにより定まるもの
であり、マスタシリンダMの出力油圧をストロークに対
応させる範囲は、戻しばね79の荷重および気密室86
の設定圧力を調整することにより任意に設定可能である
。しかもマスタシリンダMの出力油圧が大きくなるまで
ストロークに対応させようとすると、戻しばね79の荷
重および気密室86の設定圧力を大きくする必要がある
が、その荷重の大部分をアキュムレータ82で負担する
ことにより戻しばね79の荷重を比較的小さ(すること
ができ、したがって戻しばね79を比較的小さなものと
してその配置スペースを小さくすることができ、油圧ブ
ースタBの小型化に寄与することができる。
このようにして、油圧ブースタBで生じたブースト圧を
第1および第2作動ピストン5,6の背面にそれぞれ作
用させ・てマスタシリンダMの第1および第2出力ポー
ト3,4から同圧のブレーキ油圧を得ることができ、第
1および第2作動ピストンを直列配置した従来のものと
比べるとマスタシリンダMの軸方向長さを短縮すること
が可能となる。しかも油圧ブースタBの油圧を再作動ピ
ストン5.6に作用させるので第1および第2作動ピス
トン5.6の移動量はバランスのとれたものとなり、イ
コライザ等の余分なa横も不要である。
また油圧ブースタBで油圧失陥が生じたときを想定する
。この場合、入力油圧室64の油圧が低下するので、ピ
ストンガイド60はばね61により後退限に保持されて
いる。このため、ブレーキペダルPを踏込んで制動操作
をすると、弁ピストン97はばね101を収縮しながら
前進作動し、連結ロッド98がブースタピストン76に
ゴ接してからは、ブースタピストン76がばね61を収
縮しながら前進し、このブースタピストン76の前端が
、第1作動ピストン5の後端に当接して第1作動ピスト
ン5を前方側に抑圧作動せしめ、マスタシリンダMの第
1出力油圧10に出力油圧が生じる。さらにピストンガ
イド60が案内筒部材59に当接してからは、フ゛−ス
タビストン76も前進作動し、そのブースタピストン7
6がピストンガイド60に当接するまで弁ピストン97
およびブースタピストン76の前進作動が継続し、これ
によりマスタシリンダMの第1出力ポート3から充分な
出力油圧を得ることができ、油圧失陥時にも充分な制動
油圧を得ることができる。
このような油圧失陥時に、マスタシリンダMの第2作動
油圧室57には作動油圧が作用しておらず、第2作動ピ
ストン6がフランジ53に当接するまで後退しているの
に対し、第1出力油圧室10に通じる油圧室31に油圧
が作用するのに応じて第3作動ピストン9は油圧室31
の容積を増大する方向に摺動する。これによりリリーフ
ポート弁■2が閉弁するとともに第2出力油圧室36の
容積が収縮し、その第2出力油圧室36で生じた油圧が
第2出力ポート4から出力されることになる。しかも第
2出力油圧室36で発生した油圧は受圧面積A5=A6
であるために第1出力油圧室IOの油圧と同圧である。
したがって、油圧ブースタBで油圧失陥が生じても、油
圧ブースタBのブースタピストン76と第1作動ピスト
ン5とが機械的に連結されることにより、第1および第
2作動ピストン5.6を駆動して第1および第2出力ポ
ート3.4からブレーキ油圧を得ることが可能となる。
本発明の他の実施例として、マスタシリンダMの第1お
よび第2出力ポート3,4を、車両のブレーキ配分が大
きい側の車輪の左右ブレーキにそれぞれ個別に接続し、
第2作動油圧室57の油圧を残余の車輪の左右ブレーキ
にそれぞれ供給するようにしてもよく、そうすればマス
タシリンダMの油圧が部分的に失陥したときのブレーキ
効力消失骨をより少なくすることができ、マスタシリン
ダMの短縮により寄与することができる。
C0発明の効果 以上のように本発明の第1の特徴によれば、マスタシリ
ンダのシリンダ本体には、第1出力ポートに通じる第1
出力油圧室および油圧ブースタのブースト油圧が供給さ
れる第1作動油圧室を両端に臨ませる第1作動ピストン
と、第2出力ポートに通じる第2出力油圧室および前記
ブースト油圧が供給される第2作動油圧室を両端に臨ま
せる第2作動ピストンとが、相互に平行にして軸方向移
動可能に配設されるので、第1および第2出力ポートか
らの出力油圧をバランスのとれたものとしながらマスタ
シリンダの軸方向長さを短縮することができる。
また本発明の第2の特徴によれば、油圧ブースタは、ブ
レーキペダルと第1作動ピストンとの機械的な連結を可
能にしてマスタシリンダのシリンダ本体に連結され、シ
リンダ本体には、第1出力油圧室および第2出力油圧室
の油圧を両端に受ける第3作動ピストンが、第2作動ピ
ストンと同軸上で軸方向相対移動可能に嵌合されるので
、油圧ブースタで油圧失陥が生じても油圧ブースタと第
1作動ピストンとの機械的な連結により第3作動ピスト
ンを駆動して第1および第2出力ポートからブレーキ油
圧を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示すものであり、第1図は本
発明の一実施例の縦断側面図、第2図はマスタシリンダ
の要部拡大縦断側面図、第3図は油圧ブースタの要部拡
大縦断側面図、第4図は本発明装置の出力特性線図であ
る。 2・・・シリンダ本体、3・・・第1出力ポート、4・
・・第2出力ポート、5・・・第1作動ピストン、6・
・・第2作動ピストン、9・・・第3作動ピストン、1
0・・・第1出力油圧室、36・・・第2出力油圧室、
56・・・第1作動油圧室、57・・・第2作動油圧室
、B・・・油圧ブースタ、M・・・マスタシリンダ、P
・・・ブレーキペダル

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ブレーキ油圧を出力するための第1および第2出
    力ポートを有するマスタシリンダと、ブレーキペダル操
    作に応じてマスタシリンダを作動せしめるためのブース
    ト油圧を発生すべくマスタシリンダに連設される油圧ブ
    ースタとを備える油圧式ブレーキ装置において、マスタ
    シリンダのシリンダ本体には、第1出力ポートに通じる
    第1出力油圧室および油圧ブースタのブースト油圧が供
    給される第1作動油圧室を両端に臨ませる第1作動ピス
    トンと、第2出力ポートに通じる第2出力油圧室および
    前記ブースト油圧が供給される第2作動油圧室を両端に
    臨ませる第2作動ピストンとが、相互に平行にして軸方
    向移動可能に配設されることを特徴とする油圧式ブレー
    キ装置。
  2. (2)油圧ブースタは、ブレーキペダルと第1作動ピス
    トンとの機械的な連結を可能にしてマスタシリンダのシ
    リンダ本体に連結され、シリンダ本体には、第1出力油
    圧室および第2出力油圧室の油圧を両端に受ける第3作
    動ピストンが、第2作動ピストンと同軸上で軸方向相対
    移動可能に嵌合されることを特徴とする第(1)項記載
    の油圧式ブレーキ装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5277029A (en) * 1991-06-18 1994-01-11 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Internal combustion engine with a dual turbocharger system
JP2003081081A (ja) * 2001-09-17 2003-03-19 Aisin Seiki Co Ltd 車両用液圧ブレーキ装置

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DE2430834A1 (de) * 1974-06-27 1976-01-08 Bosch Gmbh Robert Mehrkreisbremsanlage fuer kraftfahrzeuge
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