JPH024149Y2 - - Google Patents

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JPH024149Y2
JPH024149Y2 JP16002386U JP16002386U JPH024149Y2 JP H024149 Y2 JPH024149 Y2 JP H024149Y2 JP 16002386 U JP16002386 U JP 16002386U JP 16002386 U JP16002386 U JP 16002386U JP H024149 Y2 JPH024149 Y2 JP H024149Y2
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rotating
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、タフテツド機のニードルへのパイル
糸供給量に換えてパイル長に高低差を付けてパイ
ル面に無地調の単純な図柄を形成するために使用
する柄出装置に関するものである。
〔従来の技術〕
パイル面に単純な図柄を形成するためニードル
へのパイル糸供給量を変える方法としては、特公
昭53−44653に記載の如く定速回転するパイル糸
フイードロールからニードルに到るパイル糸の走
行距離を変化させる方法が実用されている。
又、パイル面に複雑な図柄を形成する方法とし
ては、米国特許2862465や特公昭45−19144、特公
昭60−59340等に記載の如く原画読取装置からの
指示信号に従つて回転速度の変化する多数のフイ
ードロールによつて各パイル糸の供給量を個々に
変える方法が実用されている。
又、特公昭44−3395によれば、回転速度の異な
る二本のフイードロールの上をパイル糸を走行さ
せ、そのパイル糸を可回転ロールにより何れか一
方のフイードロールに選択的に圧接させてその供
給量を変化させる方法が提案されている。
〔考案が解決しようとする問題点〕 特公昭53−44653に記載の如き方法は、パイル
糸の走行径路内のガイドロールにカムを取り付
け、そのカムの高低変化によりパイル糸の供給量
を変えるのであるが、図柄の切換に際してカムを
個々に取り替えなければならないので長時間を要
し、その切換作業を簡便且つスピーデイに行うこ
とが出来ず、又、カムとパイル糸とは点接触では
なく面接触するのでカムの高低変化がそのままニ
ードルへのパイル糸供給量の変化となつて現れ
ず、その結果パイルの高低差のはつきりした図柄
は形成されない。
又、米国特許2862465や特公昭60−59340等に記
載の如き方法は、フイードロールの軸芯自体の回
転速度を変えるものであり、フイードロールはク
ラツチを内蔵するのでロール幅を円盤の様に薄く
することは出来ず、従つて柄出装置は大型で高価
なものであり、又、その据付には広いスペースを
要するのでミシンタイプのマツト用タフテツド機
には装着し得ず、その上、装置が大きいのでフイ
ードロールからニードルまでのパイル糸の走行径
路も長く、その走行径路内で生じるパイル糸の伸
縮変化によつてフイードロールでのパイル糸供給
量の変化がニードルまで正確に伝わり難く、その
結果パイルの高低差のはつきりした図柄は形成さ
れず、又、原画の書き換えや読取装置への付け換
えに手間取る等の不利不便がある。
又、特公昭44−3395に記載の如き方法では、パ
イル糸はフイードロールに点接触するだけなので
スリツプし易くパイル糸供給量の変化にばらつ
き、前記の二つの方法よりもパイルの高低差がは
つきりせず綺麗に凹凸の揃つた図柄は期待されな
い。
〔考案の目的〕
そこで本考案は、フイードロールを円盤状の薄
いものとし柄出装置全体をコンパクトな小形なも
のにし、それによりミシンタイプのマツト用タフ
テツド機にも装着し得るようにし、それと共にフ
イードロールからニードルまでのパイル糸の走行
経路を短くしてパイル糸の伸縮を少なくし、パイ
ル糸供給量の変化がそのままパイルの高低差とな
つてパイル面に現われるようにし、そして又、柄
出装置の機構を単純化し取扱い易いものにするこ
とを目的とするものである。
〔考案の構成〕 本案の高低パイル柄出装置は、かかる目的に副
つて完成されたものであり、 (a) 平行な高速回転ロール11と低速回転ロール
12と、それらのロール11,12の間で各ス
テツチサイクル毎に選択的に揺動される多数の
揺動桿13と、それらの各揺動桿13に可回転
に軸支されパイル糸16を巻き込んでニードル
37へと供給する円盤状の回転体14と、パイ
ル糸16を回転体14へと案内するヤーンガイ
ド17,18とから成り; (b) 回転体14の周縁15にパイル糸16を巻き
込む周縁溝61が形成され、その周縁溝61に
副つた回転体14の周縁15が回転ロール1
1,12の周面にコロガリ接触すること、及び (c) パイル糸16が回転体14の周縁溝61の溝
底62の円周の2/3以上に巻き付く程度にヤー
ンガイド17,18が回転体14に接近して取
り付けられていることを特徴とするものであ
る。
以下、図示する具体例により本考案を説明する
に、個々の回転体14は、それぞれ周縁部にテー
パーのつけられ、中心部には軸芯65を装着する
軸孔66,67の開けられた二つの皿状の円盤6
3と64を組み合わせて成り、一方の円盤63の
テーパーのついた側面には軸孔66に沿つて短い
円筒68が突設され、他方の円盤64のテーパー
のついた側面にはテーパーのある部分に接近して
段差62が円盤の周縁に沿つて円く付けられお
り、一方の円盤63の円筒68を他方の円盤64
の軸孔67に嵌め込んで側面同士を密着させ回転
体14に組み立てるとき、それらのテーパーが向
き合つて周縁溝61がV字状に形成され、円盤6
4の円形段差62が周縁溝61の溝底を形成する
様になつている。
多数の揺動桿14は回転ロール11,12に平
行な一本の支軸30にステツチ列と同様に整然と
配列されて軸支されており、回転体14はその上
端に軸支され、揺動桿13の下端はそれを揺動す
るエアーシリンダー19のピストンロツド26に
連結されている。
回転体14を通つたパイル糸16は揺動桿13
の配列順に揃えられて固定ヤーンガイド31,3
2,33,34を通り、ニードル35の昇降ヤー
ンガイド36を通つてニードル37へと導かれ、
基布38へとタフテイングされる。図中、39は
ルーパーであり、40はタフテイングされたパイ
ルである。
回転ロール11,12の周面の各回転体14の
周縁に向き合う箇所には、スリツプ防止のための
ポリウレタンゴム製のリング69が装着されてお
り、回転体14が回転ロール11,12の周面に
コロガリ接触するとき、それらの各リイグ69は
Vベルトの様に周縁溝61に嵌り込んで左右の溝
壁71,72に密着する様になつており、その状
態において溝底62とリング69の間にはパイル
糸16が遊嵌するに充分な隙間が形成され、それ
によりパイル糸16がリング69に擦られない様
になつている。
又、回転体14の側面には周縁に沿つて回転方
向に爪70が突出しており、パイル糸16を引つ
掛けて回転体14を回すときパイル糸16が爪7
0によつて周縁溝61内へと導かれ溝底62に巻
き付く様になつている。
パイル糸16を回転体14に導く出入口のヤー
ンガイド17,18は、それぞれ隣り合つて回転
体14に極く接近した箇所に設けられている。
次に、揺動桿13(回転体14)を揺動する駆
動部20について説明するに、駆動部20はエア
ーシリンダ19を作動させるか否か選択する選択
入力装置21と、選択入力装置21からの指示を
電気的に検出する検出装置22と、検出装置22
からの指示に従つて揺動手段19を駆動する駆動
装置23とから成り、検出装置22には選択入力
装置21からの指示を正逆反転させる切換スイツ
チ24が接続されている。
尚、揺動桿13を揺動するエアーシリンダー1
9はオイルシリンダーやリンク機構等に代えるこ
とが出来る。
選択入力装置21はカムやドビー等で構成さ
れ、検出装置22としてはレバー25の突き出た
スイツチ等選択入力装置21のカムやドビー等の
凹凸を電気的に変換して検出し得るスイツチが用
いられる。
第5図は、駆動部20に接続された高低パイル
柄出装置の概念図を示し、エアーシリンダー19
の駆動装置23にはコンプレツサーから続くエア
ー回路に設けられた電磁弁が採用されている。図
中、27と28は、電磁弁23とエアーシリンダ
ー19とを連結しエアー回路を構成するパイプで
ある。
電磁弁21は交流電源29に接続されており、
切換スイツチ24として三点式スナツプスイツチ
が、又、検出装置22としてレバー25によりa
接点とb接点とに切り換えられる接点型スナツプ
スイツチが、それぞれ電磁弁21と交流電源29
の間に直列に接続されている。
選択入力装置21としては周縁カムが採用され
ている。それらの個々のカム21は、二つのリン
グ状のカム部材42と43とから成り、一方のカ
ム部材42の側面にはリング内縁44に沿つて短
い円筒形舌片45が突出しており、他方のカム部
材43のリング内縁46は円筒形舌片45に可回
転に嵌合する様になつており、それらのカム部材
42と43を嵌合一体化し、一方を回して組合さ
れるカム山47の長さを調整することが出来る様
になつている。48はカム部材42に螺着するた
めの螺子孔であり、49はシヤフト50に螺着す
るための螺子孔である。
第6図は第5図における電磁弁23とスナツプ
スイツチ22,24とで形成される電気回路を図
示し、カム21のレバー25への作用によりa接
点とb接点の間で接点型スナツプスイツチ22の
接点が入れ替わりそれによつて電磁弁23が開閉
されるが、その開閉動作は三点式スナツプスイツ
チ24が接点a′に接続されるか接点b′に接続され
るかによつて反転し、又、それらの何れの接点
a′,b′にも接続されない〓オフ〓の状態では電磁
弁23の開閉動作は停止しエアーシリンダー19
は常時〓開〓又は〓閉〓の状態におかれる。
尚、この具体例ではエアーシリンダー19は常
時〓開〓又は〓閉〓の状態におかれる場合には、
回転体14は高速回転ロール11にゴロガリ接触
し、従つてパイル糸供給量は常時多く高パイルが
連続形成される様になつている。
各揺動桿14に作用するそれぞれの電磁弁2
3、スナツプスイツチ22,24及びカム21
は、揺動桿14の配列順にそつて横一列に並べら
れ、従つて三点式スナツプスイツチ24の操作桿
41が、前方に倒れているか、又は、後方に倒れ
ているか、或は、垂直に立つているかによつて何
れのカム21の入力指示がスナツプスイツチ24
に反転されるのか、或は、その入力指示がカツト
され高パイルが連続形成される様になつているの
かが、その操作桿42の倒れ具合により一目で分
かる様になつている。
〔考案の効果〕
本考案によるとパイル糸供給量を変える回転体
41は薄い円盤状のものであつて回転ロール1
1,12の何れかに選択的に押圧され、それらの
ロールからのコロガリ摩擦伝動により、そして、
それらの何れのロールに押圧されるかにより速度
を択一的に変えて回転するため、それらの回転体
41をパイルのスイツチ列と同程度に密接させて
コンパクトに配列することが出来、従つて本考案
に係るタフテツド高低パイル柄出装置は小型で安
価に作られマツト用小幅のタフテツド機にも装着
し得、又、回転体14からニードル37までのパ
イル糸の走行径路も短く、従つて走行径路内での
パイル糸の伸縮も少なくパイルの高低差がはつき
りした図柄が形成される。
そして回転体14が回転ロール11,12にコ
ロガリ接触し回転する過程でパイル糸16は、溝
底62と回転ロール11,12(リング69)と
の間にパイル糸16の遊嵌するに充分な隙間があ
るので、回転ロール11,12(リング69)に
擦られて摩耗することなく、一方、回転ロール1
1,12(リング69)と回転体14との間にパ
イル糸16が介在してそれらをスリツプさせると
言うこともなく、而も、パイル糸16が回転体1
4の周縁溝61の溝底62の円周の2/3以上に巻
き付く程度にヤーンガイド17,18が回転体1
4に接近して取り付けられているので、回転ロー
ル11,12の回転速度は確実にパイル糸に伝達
され、それによつて回転ロール11,12の回転
速度に応じてパイル糸供給量が正確に変化するの
で、パイルの長さが綺麗に揃つた高低パイルによ
る図柄が形成される。
尚、揺動桿13を具体例に示す駆動部20によ
り駆動する場合には、切換スイツチ24によつて
各回転体14を通るパイル糸の供給量を個別に迅
速に反転し切り換えることが出来、その何れの揺
動桿の回転体のカムに指示された回転速度を反転
させるか、その反転させる回転体41を選定の仕
方乃至組み合わせの仕方によつて図柄を切換える
ことが出来、而も、その切換が操作桿41による
ので迅速になされ、且つ、それらの操作桿41の
倒れ具合によつて切換後の図柄が容易に確認出来
ると言う効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るタフテツド高低パイル柄
出装置の要部斜視図、第2図は第1図におけるタ
フテツド高低パイル柄出装置の回転体の分解斜視
図、第3図は第2図における回転体の断面図、第
4図は本考案に係るタフテツド高低パイル柄出装
置を装着したマツト用タフテツド機の一部斜視
図、第5図は本考案に係るタフテツド高低パイル
柄出装置の駆動部の概念図、第6図は第5図に図
示するタフテツド高低パイル柄出装置における電
気回路図、第7図は選択入力装置のカムの分解斜
視図である。 11……高速回転ロール、12……低速回転ロ
ール、13……揺動桿、14……回転体、15…
…周縁、16……パイル糸、17,18……ヤー
ンガイド、19……エアーシリンダー、20……
駆動部、21……選択入手装置(カム)、22…
…検出装置、23……電磁弁、24……切換スイ
ツチ、25……レバー、26……ピストンロツ
ド、27,28……パイプ、29……電源、30
……支軸、31,32,33,34,36……ヤ
ーンガイド、35……ニードルバー、37……ニ
ードル、38……基布、39……ルーパー、40
……パイル、61……周縁溝、69……リング、
70……爪。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 (a) 平行な高速回転ロール11と低速回転ロ
    ール12と、それらのロール11,12の間
    で各ステツチサイクル毎に選択的に揺動され
    る多数の揺動桿13と、それらの各揺動桿1
    3に可回転に軸支されパイル糸16を巻き込
    んでニードル37へと供給する円盤状の回転
    体14と、パイル糸16を回転体14へと案
    内するヤーンガイド17,18とから成り; (b) 回転体14の周縁15にパイル糸16を巻
    き込む周縁溝61が形成され、その周縁溝6
    1に副つた回転体14の周縁15が回転ロー
    ル11,12の周面にコロガリ接触するこ
    と、及び (c) パイル糸16が回転体14の周縁溝61の
    溝底62の円周の2/3以上に巻き付く程度に
    ヤーンガイド17,18が回転体14に接近
    して取り付けられていることを特徴とするタ
    フテツド高低パイル柄出装置。 2 前記実用新案登録請求の範囲第1項に記載の
    回転体14の周縁溝61がV字状に形成された
    ものであり、高速回転ロール11と低速回転ロ
    ール12それぞれがその周面の回転体14に向
    き合う箇所に回転体14の周縁溝61に嵌合す
    るゴム質のリング69が装着されている前記実
    用新案登録請求の範囲第1項に記載のタフテツ
    ド高低パイル柄出装置。 3 前記実用新案登録請求の範囲第2項に記載の
    回転体14が、その側面に周縁に沿つて回転方
    向に爪70が突出している前記実用新案登録請
    求の範囲第2項に記載のタフテツド高低パイル
    柄出装置。
JP16002386U 1986-10-17 1986-10-17 Expired JPH024149Y2 (ja)

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JP16002386U JPH024149Y2 (ja) 1986-10-17 1986-10-17

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JPS6364797U JPS6364797U (ja) 1988-04-28
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