JPH0241421Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0241421Y2 JPH0241421Y2 JP18003985U JP18003985U JPH0241421Y2 JP H0241421 Y2 JPH0241421 Y2 JP H0241421Y2 JP 18003985 U JP18003985 U JP 18003985U JP 18003985 U JP18003985 U JP 18003985U JP H0241421 Y2 JPH0241421 Y2 JP H0241421Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fluororesin
- tube
- flange
- groove
- receiving material
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 38
- 238000003466 welding Methods 0.000 claims description 15
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 5
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 12
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 12
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 6
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 description 6
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 5
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 5
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 3
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 3
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 3
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical compound [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 230000005856 abnormality Effects 0.000 description 2
- 229920000840 ethylene tetrafluoroethylene copolymer Polymers 0.000 description 2
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 2
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 2
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 2
- 229920001343 polytetrafluoroethylene Polymers 0.000 description 2
- 239000004810 polytetrafluoroethylene Substances 0.000 description 2
- BFKJFAAPBSQJPD-UHFFFAOYSA-N tetrafluoroethene Chemical group FC(F)=C(F)F BFKJFAAPBSQJPD-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- BQCIDUSAKPWEOX-UHFFFAOYSA-N 1,1-Difluoroethene Chemical compound FC(F)=C BQCIDUSAKPWEOX-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- NLXLAEXVIDQMFP-UHFFFAOYSA-N Ammonium chloride Substances [NH4+].[Cl-] NLXLAEXVIDQMFP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229920001780 ECTFE Polymers 0.000 description 1
- YCKRFDGAMUMZLT-UHFFFAOYSA-N Fluorine atom Chemical compound [F] YCKRFDGAMUMZLT-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229920001774 Perfluoroether Polymers 0.000 description 1
- 238000004873 anchoring Methods 0.000 description 1
- KDFQYGBJUYYWDJ-UHFFFAOYSA-N azane;sodium Chemical compound N.[Na] KDFQYGBJUYYWDJ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 1
- 230000000903 blocking effect Effects 0.000 description 1
- UUAGAQFQZIEFAH-UHFFFAOYSA-N chlorotrifluoroethylene Chemical group FC(F)=C(F)Cl UUAGAQFQZIEFAH-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229920006026 co-polymeric resin Polymers 0.000 description 1
- 230000001419 dependent effect Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000005530 etching Methods 0.000 description 1
- 229920001038 ethylene copolymer Polymers 0.000 description 1
- 239000011737 fluorine Substances 0.000 description 1
- 229910052731 fluorine Inorganic materials 0.000 description 1
- XUCNUKMRBVNAPB-UHFFFAOYSA-N fluoroethene Chemical compound FC=C XUCNUKMRBVNAPB-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000008187 granular material Substances 0.000 description 1
- HCDGVLDPFQMKDK-UHFFFAOYSA-N hexafluoropropylene Chemical group FC(F)=C(F)C(F)(F)F HCDGVLDPFQMKDK-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910052742 iron Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000003754 machining Methods 0.000 description 1
- 238000002844 melting Methods 0.000 description 1
- 230000008018 melting Effects 0.000 description 1
- 238000011056 performance test Methods 0.000 description 1
- 230000000704 physical effect Effects 0.000 description 1
- 229920002493 poly(chlorotrifluoroethylene) Polymers 0.000 description 1
- 239000005023 polychlorotrifluoroethylene (PCTFE) polymer Substances 0.000 description 1
- 229920002981 polyvinylidene fluoride Polymers 0.000 description 1
- 239000000843 powder Substances 0.000 description 1
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 1
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 1
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 1
- 238000012360 testing method Methods 0.000 description 1
- -1 trifluorochloroethylene-ethylene Chemical group 0.000 description 1
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Landscapes
- Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(イ) 産業上の利用分野
この考案は、弗素樹脂ライニング管に関するも
のであつて、とくに弗素樹脂チユーブのフレヤー
部を管体のフランジ部に固定する構造部分の改良
に関するものである。
のであつて、とくに弗素樹脂チユーブのフレヤー
部を管体のフランジ部に固定する構造部分の改良
に関するものである。
従来、耐熱性および耐薬品性にとくにすぐれた
物性を有する弗素樹脂チユーブが内張りされる金
属管体にあつては、その弗素樹脂チユーブに予め
金属ナトリウム−アンモニア溶液等によるエツチ
ング溶液に浸漬して表面を処理し、管体に挿入し
たあと、フレヤー加工で屈曲形成したフレヤー部
を管体のフランジに接着剤で接着固定する構造が
多く適用されている。
物性を有する弗素樹脂チユーブが内張りされる金
属管体にあつては、その弗素樹脂チユーブに予め
金属ナトリウム−アンモニア溶液等によるエツチ
ング溶液に浸漬して表面を処理し、管体に挿入し
たあと、フレヤー加工で屈曲形成したフレヤー部
を管体のフランジに接着剤で接着固定する構造が
多く適用されている。
しかし、上記のように、弗素樹脂チユーブのフ
レヤー部を接着剤で接着固定するものにあつて
は、チユーブの表面処理に危険性の高い薬液を使
用するので、取り扱いに特別な配慮が必要とさ
れ、加えて前記接着固定に用いられる接着剤は弗
素樹脂に比べて耐熱性に乏しいため、ライニング
管製品として、使用接着剤のもつ耐熱温度、耐久
性に左右されることも欠点とされている。
レヤー部を接着剤で接着固定するものにあつて
は、チユーブの表面処理に危険性の高い薬液を使
用するので、取り扱いに特別な配慮が必要とさ
れ、加えて前記接着固定に用いられる接着剤は弗
素樹脂に比べて耐熱性に乏しいため、ライニング
管製品として、使用接着剤のもつ耐熱温度、耐久
性に左右されることも欠点とされている。
また、フレヤー加工で屈曲されたフレヤー部に
は、その屈曲部分に反発応力が残されているの
で、接着力が不充分であつて、外からの押圧力が
解除されたとき、その屈曲部分に引き込みや立上
がり現象(通称「カリ首」と呼ばれている)が生
じ、それによつてライニング内径が小さくなる欠
点がある。それがため、流体量を計測する流量計
の管体には、前記接着固定のライニング管は不適
格なものとされている。
は、その屈曲部分に反発応力が残されているの
で、接着力が不充分であつて、外からの押圧力が
解除されたとき、その屈曲部分に引き込みや立上
がり現象(通称「カリ首」と呼ばれている)が生
じ、それによつてライニング内径が小さくなる欠
点がある。それがため、流体量を計測する流量計
の管体には、前記接着固定のライニング管は不適
格なものとされている。
(ロ) 考案が解決しようとする問題点
この考案は、上記の問題についてなされたもの
であつて、接着剤を使用しないで弗素樹脂チユー
ブのフレヤー部を管体のフランジに強固に固定す
ることができ、それによつて弗素樹脂チユーブ本
来の性能を発揮させることのできる弗素樹脂ライ
ニング管を提供することを主たる目的としている
ものである。
であつて、接着剤を使用しないで弗素樹脂チユー
ブのフレヤー部を管体のフランジに強固に固定す
ることができ、それによつて弗素樹脂チユーブ本
来の性能を発揮させることのできる弗素樹脂ライ
ニング管を提供することを主たる目的としている
ものである。
(ハ) 問題点を解決するための手段
この考案は、弗素樹脂チユーブの端部に形成し
たフレヤー部を管体のフランジに固定して構成す
る弗素樹脂ライニング管において、前記フランジ
に、その突き合わせ面に開口する溝が環状に設け
られ、その環状の溝に弗素樹脂受止め材が充填さ
れ、前記フレヤー部の外周縁と前記環状溝内の弗
素樹脂受止め材とが弗素樹脂溶接材を介して溶着
結合された構成に要旨を有するものであつて、こ
の構成によれば、弗素樹脂チユーブのフレヤー部
は、弗素樹脂溶接材を介して環状溝内の弗素樹脂
受止め材と溶着結合しているので、その結合によ
るアンカー作用により、フランジへの強い固定力
が得られる。
たフレヤー部を管体のフランジに固定して構成す
る弗素樹脂ライニング管において、前記フランジ
に、その突き合わせ面に開口する溝が環状に設け
られ、その環状の溝に弗素樹脂受止め材が充填さ
れ、前記フレヤー部の外周縁と前記環状溝内の弗
素樹脂受止め材とが弗素樹脂溶接材を介して溶着
結合された構成に要旨を有するものであつて、こ
の構成によれば、弗素樹脂チユーブのフレヤー部
は、弗素樹脂溶接材を介して環状溝内の弗素樹脂
受止め材と溶着結合しているので、その結合によ
るアンカー作用により、フランジへの強い固定力
が得られる。
次に、この考案を、その実施例を示した図面に
もとづいて詳細に説明する。
もとづいて詳細に説明する。
第1図および第2図において、1は金属製の管
体、2はそのフランジ、3はボルト挿通孔であ
る。4は弗素樹脂チユーブ、5は、その両端を屈
曲して形成したフレヤー部である。
体、2はそのフランジ、3はボルト挿通孔であ
る。4は弗素樹脂チユーブ、5は、その両端を屈
曲して形成したフレヤー部である。
前記管体1のフランジ2の突き合わせ面には、
チユーブのフレヤー部5の外周縁に近い部位に、
外に向けて開口する断面鳩尾形の溝6が環状に形
成され、その溝内には、弗素樹脂による受止め材
7が充填され、前記チユーブ4のフレヤー部5
は、その全外周縁が、弗素樹脂による溶接材8を
介し、前記溝6内の受止め材7に溶着結合されて
いる。
チユーブのフレヤー部5の外周縁に近い部位に、
外に向けて開口する断面鳩尾形の溝6が環状に形
成され、その溝内には、弗素樹脂による受止め材
7が充填され、前記チユーブ4のフレヤー部5
は、その全外周縁が、弗素樹脂による溶接材8を
介し、前記溝6内の受止め材7に溶着結合されて
いる。
前記チユーブ4、溝6内の受止め材7および溶
接材8に用いる弗素樹脂としては、 四弗化エチレン樹脂(略記PTFE)、三弗化塩
化エチレン樹脂(PCTFE)、四弗化エチレン−
六弗化プロピレン共重合樹脂(FEP)、弗化ビニ
リデン樹脂(PVdF)、弗化ビニル樹脂(PVF)、
四弗化エチレン−エチレン共重合樹脂(ETFE)、
三弗化塩化エチレン−エチレン共重合樹脂
(ECTFE)、パーフルオロ−アルコキシ樹脂
(PFA)などの弗素含有樹脂があり、その選択に
あたつては、溶着結合をする構造上、前記チユー
ブ、受止め材、溶接材に用いる樹脂は同材質のも
のにするのがよいが、相溶性(溶接可能なもの)
を有するものであれば、例えば、PFA−FEP、
PFA−PTFEの樹脂の組合せでも溶接は可能で
ある。
接材8に用いる弗素樹脂としては、 四弗化エチレン樹脂(略記PTFE)、三弗化塩
化エチレン樹脂(PCTFE)、四弗化エチレン−
六弗化プロピレン共重合樹脂(FEP)、弗化ビニ
リデン樹脂(PVdF)、弗化ビニル樹脂(PVF)、
四弗化エチレン−エチレン共重合樹脂(ETFE)、
三弗化塩化エチレン−エチレン共重合樹脂
(ECTFE)、パーフルオロ−アルコキシ樹脂
(PFA)などの弗素含有樹脂があり、その選択に
あたつては、溶着結合をする構造上、前記チユー
ブ、受止め材、溶接材に用いる樹脂は同材質のも
のにするのがよいが、相溶性(溶接可能なもの)
を有するものであれば、例えば、PFA−FEP、
PFA−PTFEの樹脂の組合せでも溶接は可能で
ある。
前記溝6内の受止め材7に使用する弗素樹脂
は、粉状、粒状、短冊板状のいずれでもよく、そ
れを溝内に詰め、鉄板で蓋をして炉に入れ、焼成
することによつて所要形状の受止め材として得ら
れる。
は、粉状、粒状、短冊板状のいずれでもよく、そ
れを溝内に詰め、鉄板で蓋をして炉に入れ、焼成
することによつて所要形状の受止め材として得ら
れる。
前記チユーブ4のフレヤー部5を弗素樹脂溶接
材8を介して溝6内の弗素樹脂受止め材7に溶着
結合させる状態を、第3図ないし第5図に示して
ある。
材8を介して溝6内の弗素樹脂受止め材7に溶着
結合させる状態を、第3図ないし第5図に示して
ある。
すなわち、第3図に示すように、チユーブ4を
管体1内に引き込み、その両端をフレヤー加工し
てフレヤー部5を形成すると共にフランジ2の溝
6の位置で切断し、次に第4図に示すように、棒
状の弗素樹脂溶接材8aをフレヤー部5の外周縁
と溝6内の弗素樹脂受止め材7とで形成される角
隅部分に当て付け、ホツトエヤーガン(図示して
ない)で熱風を吹き付け、数回(図示の例では3
回)に分けて溶接を行ない、最後に第5図に示す
ように、機械加工仕上げにより、フレヤー部およ
び溶接部分を切削して外観を整えることにより、
所望の弗素樹脂ライニング管が得られるものであ
る。
管体1内に引き込み、その両端をフレヤー加工し
てフレヤー部5を形成すると共にフランジ2の溝
6の位置で切断し、次に第4図に示すように、棒
状の弗素樹脂溶接材8aをフレヤー部5の外周縁
と溝6内の弗素樹脂受止め材7とで形成される角
隅部分に当て付け、ホツトエヤーガン(図示して
ない)で熱風を吹き付け、数回(図示の例では3
回)に分けて溶接を行ない、最後に第5図に示す
ように、機械加工仕上げにより、フレヤー部およ
び溶接部分を切削して外観を整えることにより、
所望の弗素樹脂ライニング管が得られるものであ
る。
上記弗素樹脂ライニング管の構成によれば、チ
ユーブのフレヤー部5は弗素樹脂溶接材8を介し
てフランジ2の溝6内の弗素樹脂受止め材7に溶
着結合され、その結合はアンカー作用として機能
するので、強い固定保持力が得られ、フレヤー部
の剥離を確実に防止できる。
ユーブのフレヤー部5は弗素樹脂溶接材8を介し
てフランジ2の溝6内の弗素樹脂受止め材7に溶
着結合され、その結合はアンカー作用として機能
するので、強い固定保持力が得られ、フレヤー部
の剥離を確実に防止できる。
前記フランジ2の表面に設ける環状の溝6は、
そこに充填された弗素樹脂受止め材7が、フレヤ
ー部の反発応力で抜け出るのを阻止できる形状お
よび角度に設定されるもので、前記実施例の鳩尾
形に限らず、第6図に示すよう片鳩尾形の溝、あ
るいは第7図に示すように、同じ巾でフランジ面
に斜交する溝であつても、前記と同様な阻止力は
得られる。
そこに充填された弗素樹脂受止め材7が、フレヤ
ー部の反発応力で抜け出るのを阻止できる形状お
よび角度に設定されるもので、前記実施例の鳩尾
形に限らず、第6図に示すよう片鳩尾形の溝、あ
るいは第7図に示すように、同じ巾でフランジ面
に斜交する溝であつても、前記と同様な阻止力は
得られる。
(ニ) 実施例
チユーブ、溝内の受止め材および溶接材にパー
フルオロ−アルコキシ樹脂(PFA)を使用し、
溝内には粉状のPFAを充填し、融点以上の温度
で加熱溶融して受止め材とした。そのあとチユー
ブを長さ171mm、内径151mmの金属管体に引き込
み、フレヤー加工を行ない、所定の寸法に切断
し、棒状の溶接材を当て付け、熱風溶接により、
フレヤー部の外周縁を溶接材を介して溝内の受止
め材に溶着結合させ、最後に機械加工によつて外
観を整えて弗素樹脂ライニング管とした。
フルオロ−アルコキシ樹脂(PFA)を使用し、
溝内には粉状のPFAを充填し、融点以上の温度
で加熱溶融して受止め材とした。そのあとチユー
ブを長さ171mm、内径151mmの金属管体に引き込
み、フレヤー加工を行ない、所定の寸法に切断
し、棒状の溶接材を当て付け、熱風溶接により、
フレヤー部の外周縁を溶接材を介して溝内の受止
め材に溶着結合させ、最後に機械加工によつて外
観を整えて弗素樹脂ライニング管とした。
前記弗素樹脂ライニング管を供試体とし、両端
に流体の通過孔を設けたフランジを取付け、150
℃の蒸気を1時間、冷水を30分を1サイクルとし
て、100サイクルの繰返し試験を行なつたが、フ
レヤー端部の剥離等の異常は全く認められなかつ
た。
に流体の通過孔を設けたフランジを取付け、150
℃の蒸気を1時間、冷水を30分を1サイクルとし
て、100サイクルの繰返し試験を行なつたが、フ
レヤー端部の剥離等の異常は全く認められなかつ
た。
同様に、長さ132mm、内径102mm、さらに長さ
112mm、内径78mmの金属管体にそれぞれライニン
グを施し、前記と同様な性能テストを実施した
が、異常は認められなかつた。
112mm、内径78mmの金属管体にそれぞれライニン
グを施し、前記と同様な性能テストを実施した
が、異常は認められなかつた。
以上述べたように、この考案によれば、弗素樹
脂チユーブの端部に形成したフレヤー部を管体の
フランジに固定して構成する弗素樹脂ライニング
管において、前記フランジに、その突き合わせ面
に開口する溝が環状に設けられ、その環状の溝に
弗素樹脂の受止め材が充填され、前記フレヤー部
の外周縁と前記環状の溝内の弗素樹脂受止め材と
が弗素樹脂の溶接材を介して溶着結合されている
ので、チユーブのフレヤー部は、フランジの環状
溝内の弗素樹脂受止め材にアンカー作用として結
合される故、チユーブのフレヤー部がフランジか
ら剥離するおそれのない弗素樹脂ライニング管が
得られる。
脂チユーブの端部に形成したフレヤー部を管体の
フランジに固定して構成する弗素樹脂ライニング
管において、前記フランジに、その突き合わせ面
に開口する溝が環状に設けられ、その環状の溝に
弗素樹脂の受止め材が充填され、前記フレヤー部
の外周縁と前記環状の溝内の弗素樹脂受止め材と
が弗素樹脂の溶接材を介して溶着結合されている
ので、チユーブのフレヤー部は、フランジの環状
溝内の弗素樹脂受止め材にアンカー作用として結
合される故、チユーブのフレヤー部がフランジか
ら剥離するおそれのない弗素樹脂ライニング管が
得られる。
とくに、この考案による弗素樹脂ライニング管
は、高温流体を扱う管体として、これまで使用不
能とされていた接着タイプの弗素樹脂ライニング
管に代つて適用することができるばかりでなく、
流量が厳しく規制される流量計の管体として好適
である。また、製作工程で危険な薬液を用いない
ため、製作面での安全性も確保できる。
は、高温流体を扱う管体として、これまで使用不
能とされていた接着タイプの弗素樹脂ライニング
管に代つて適用することができるばかりでなく、
流量が厳しく規制される流量計の管体として好適
である。また、製作工程で危険な薬液を用いない
ため、製作面での安全性も確保できる。
第1図はこの考案の一実施例にる弗素樹脂ライ
ニング管の縦断側面図、第2図は一部切断端面
図、第3図ないし第5図はライニング加工順序を
示す要部の断面図、第6図および第7図は他の実
施例による要部の断面図である。 1……金属管体、2……フランジ、3……ボル
ト挿通孔、4……弗素樹脂チユーブ、5……フレ
ヤー部、6……溝、7……弗素樹脂の受止め材、
8……弗素樹脂の溶接材。
ニング管の縦断側面図、第2図は一部切断端面
図、第3図ないし第5図はライニング加工順序を
示す要部の断面図、第6図および第7図は他の実
施例による要部の断面図である。 1……金属管体、2……フランジ、3……ボル
ト挿通孔、4……弗素樹脂チユーブ、5……フレ
ヤー部、6……溝、7……弗素樹脂の受止め材、
8……弗素樹脂の溶接材。
Claims (1)
- 弗素樹脂チユーブの端部に形成したフレヤー部
を管体のフランジに固定して構成する弗素樹脂ラ
イニング管において、前記フランジに、その突き
合わせ面に開口する溝が環状に設けられ、その環
状の溝に弗素樹脂の受止め材が充填され、前記フ
レヤー部の外周縁と前記環状の溝内の弗素樹脂受
止め材とが弗素樹脂の溶接材を介して溶着結合さ
れていることを特徴とする弗素樹脂ライニング
管。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18003985U JPH0241421Y2 (ja) | 1985-11-22 | 1985-11-22 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18003985U JPH0241421Y2 (ja) | 1985-11-22 | 1985-11-22 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6287279U JPS6287279U (ja) | 1987-06-03 |
JPH0241421Y2 true JPH0241421Y2 (ja) | 1990-11-05 |
Family
ID=31123631
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18003985U Expired JPH0241421Y2 (ja) | 1985-11-22 | 1985-11-22 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0241421Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4703970B2 (ja) * | 2004-03-31 | 2011-06-15 | ニチアス株式会社 | 湾曲ライニング管及びその製造方法 |
-
1985
- 1985-11-22 JP JP18003985U patent/JPH0241421Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6287279U (ja) | 1987-06-03 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH0514153B2 (ja) | ||
US4221407A (en) | Coupling assembly for plastic tubing | |
US4784409A (en) | Polybutylene plumbing fittings and method and apparatus for assembly thereof | |
JPH0241421Y2 (ja) | ||
JPH0514156B2 (ja) | ||
JP2562781B2 (ja) | 樹脂チューブの接続構造 | |
JPH062797A (ja) | 熱融着継手 | |
JPH062951Y2 (ja) | 合成樹脂製のライニング層を有する機器 | |
JPS609507Y2 (ja) | 管継手 | |
JPH021594Y2 (ja) | ||
JPS6140543B2 (ja) | ||
JPH04357398A (ja) | フッ素系樹脂製チューブの継手構造 | |
RU2293904C2 (ru) | Фитинг | |
JP4869143B2 (ja) | 継手 | |
JPH039597Y2 (ja) | ||
JPH03163291A (ja) | 形状記憶合金継手構造 | |
JPH01238794A (ja) | 複合管と管継手との接続構造 | |
JP2005083402A (ja) | 架橋ポリエチレン管の接続構造および接着部材 | |
JP2001146990A (ja) | 複合管の管端断面の止水方法 | |
JPS6336227Y2 (ja) | ||
JPH0454397A (ja) | ポリエチレン製配管パイプの接続方法及び接続パイプ | |
JPH07317984A (ja) | 管と継手の接合方法、及び配管用管 | |
JPH039592Y2 (ja) | ||
JPH0237011Y2 (ja) | ||
JPS6124781Y2 (ja) |