JPH021594Y2 - - Google Patents

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JPH021594Y2
JPH021594Y2 JP1985017984U JP1798485U JPH021594Y2 JP H021594 Y2 JPH021594 Y2 JP H021594Y2 JP 1985017984 U JP1985017984 U JP 1985017984U JP 1798485 U JP1798485 U JP 1798485U JP H021594 Y2 JPH021594 Y2 JP H021594Y2
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lock ring
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joint body
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、管継手に関し、特に詳述すれば、
水道配管用ポリエチレン管の接続に使用される合
成樹脂製管継手に関する。
〔従来の技術とその問題点〕
近時、水道用配管としてポリエチレン管が多用
されるようになつてきているが、この種のポリエ
チレン管の接続には、管継手としてポリエチレン
製継手が採用され、該ポリエチレン製継手の端部
にポリエチレン管端を挿入して後、接合部を加熱
溶融して継手と管とを溶着する方法(JISK6763
−1977解説)が採られている。
しかしながら、前記従来の接続方法において
は、加熱による溶着のために、火気を使用するの
で作業に危険が伴い、且つ適正加熱の温度範囲が
狭く規定されているために、管接続作業に技術的
に熟練を必要とするなど、作業性に多くの難点を
有している。
なお、ポリエチレン管に接続用として、第6図
に示すようなドレツサ形管継手(JWWAB116−
1976)も使用されているが、この種のドレツサ形
管継手は金属製管継手であるために、重量が嵩み
作業性や耐蝕性に難があるとともに管の継手から
の抜け出しを阻止する機能上で難点を有し改善が
望まれている。
これらの理由により、ポリエチレン管は優れた
耐蝕特性を有しており、水道配管として、特に地
中埋設水道配管として、好適なものであるにかか
わらず、その普及が進んでいないのが現状であ
る。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、上記に鑑み、従来の管継手の難点を
解消し、ポリエチレン配管の接続に好適な管継手
を提供することによりポリエチレン管の普及を促
進させることを目的としてなされたもので、継手
本体に螺合し内壁に該継手本体側に向けて広がる
内壁傾斜面を有するナツトと、該ナツトの内壁傾
斜面に対接する外壁傾斜面を有するロツクリング
と、前記ロツクリングにより継手本体の端部内周
凹部に押し入れられるパツキンを有する管継手に
おいて、前記継手本体は内層がポリエチレン樹
脂、外層がポリアセタール樹脂よりなる内外二層
に形成され、且つナツト及びロツクリングもポリ
アセタール樹脂で構成され、前記ロツクリングの
外壁傾斜面の傾斜角は前記ナツトの内壁傾斜面の
傾斜角より小さく設定され、前記ロツクリングに
はその大径部側端部に環状の溝が設けられ、且つ
該ロツクリングの肉薄側端から該溝にまで達する
複数個のスリツトが形成されていることを特徴と
するポリエチレン管用樹脂製管継手に係る。
〔考案の効果〕
本考案では継手本体、ナツトおよびロツクリン
グは全て合成樹脂により構成されている。したが
つて、管継手全体を軽量にすることができ且つ腐
食の問題が発生することがない。また、前記継手
本体は異種の合成樹脂で内外二層に形成されてい
る。それ故、水道水に接する継手本体の内層を水
道水を劣化させることのない合成樹脂により構成
し、外層を高強度の合成樹脂で構成することがで
き、このようにすることにより管継手全体をより
軽量化し且つコンパクトにすることができる。
更に、本考案では、合成樹脂製ロツクリングの
外壁傾斜面の傾斜角はナツトの内壁傾斜面の傾斜
角より小さくされ且つ該ロツクリングにはその肉
薄側端から複数個のスリツトが形成されている。
したがつて、ナツトを継手本体に螺着させると、
ナツトとロツクリングの傾斜面の傾斜角の差に応
じて、ロツクリングの内周壁が容易に管側に傾斜
するので、軽度のナツト締め付けトルクでロツク
リングの管への食い込みを大とすることができ、
軟質なポリエチレン管に対しても良好な把持固定
効果が発揮される。
以上述べた如く、本考案の管継手は、ポリエチ
レン製水道配管の継手として特に有効なものであ
り、ポリエチレン管の水道配管の普及増進を可能
とするものである。
本考案においては、継手本体の外層、ナツトお
よびロツクリングをポリアセタール樹脂で構成す
る。
ポリアセタール樹脂は、長期的耐久性が良好で
機械的特性に優れる樹脂である。
この様に本考案で継手本体外層およびナツトを
ポリアセタール樹脂で構成することは、継手本体
へのナツトの螺合固着を充分に強固にし、管の接
続を確実強固なものとする上で特に有効である。
また、ロツクリングは、その外周側傾斜面の傾斜
角がナツトの内周側傾斜面の傾斜角より小さくさ
れ且つ肉薄側端から複数個のスリツトを有するの
で、管接続に際して、ナツトの内周面に押圧され
て内周方向に変形し、その内周がポリエチレン管
外周に食い込み該ポリエチレン管を把持固定する
が、本考案によれば該ロツクリングを特にポリア
セタール樹脂で構成することにより、ロツクリン
グの弾性率およびロツクリングと管との硬度差が
適正であるためにロツクリングのポリエチレン管
外周面への食い込みが充分に得られるとともに弾
性劣化現象もなく、管の良好な把持効果が長期に
亘り持続され、その良好な管接続状態が長期に亘
り持続される。
又本考案の実施に当つて、合成樹脂製ロツクリ
ングの大径部側端部に環状の溝を設け、該溝の一
側に達する複数個のスリツトをロツクリングの肉
薄側端から形成する様にすると、ロツクリングの
変形をより容易にさせ、したがつて、ナツト締め
付けトルクを軽減させ、配管作業性を改善する上
で有効である。この効果は、特に、ポリアセター
ル樹脂製ロツクリングを採用する場合に顕著であ
る。
〔実施例〕
本考案の実施例を示す第1図において、ポリエ
チレン管用管継手1は、基本には、いずれも合成
樹脂でなる継手本体2、ナツト3、ロツクリング
4と、合成ゴムでなるパツキン5により構成され
る。
ここで、継手本体2は、内層21と外層22と
の二層構造とされ、内層21は水道水を劣化させ
ることのない合成樹脂であるポリエチレン樹脂で
構成し、外層22は内層材よりも高強度の合成樹
脂であるポリアセタール樹脂で構成する。なお、
本考案で、ポリアセタール樹脂とは、アセタール
コポリマー、ホモポリマーをいう。
前記パツキン5は、継手本体2へのナツト3の
螺合締め付けに際してロツクリング4により該継
手本体の端部内周凹部23に押し入れられ、装着
状態で前記内層の内面に対接して該継手本体とポ
リエチレン管6の間を封止する。
また、ナツト3は、ポリアセタール樹脂でな
り、ナツト3の内壁面は継手本体側に広がる傾斜
面31とされ、一方、前記ロツクリング4は該傾
斜面31に対接する外壁傾斜面41を有し、該ロ
ツクリング4の外壁傾斜面41の傾斜角をナツト
3の内壁傾斜面31の傾斜角より小さくさせる。
好ましくは、これら傾斜角の差を5〜15°とする。
ロツクリング4の先端側を小径とさせ、この小径
部45が継手本体2の端部内周凹部23に挿入さ
れてパツキン5を押圧するようにするとよい。
ロツクリング4は、その内周面に食い込み爪4
2を有し、且つその肉薄側端から切り込まれた複
数個のスリツト43を有している(第2図参照)。
第3図に示すように、ロツクリング4の継手本
体側に溝44を設け、該溝44の一側にまで達す
るようにスリツト43を形成するとよい。第1〜
3図に示す例では、小径部45をロツクリング4
に設け、該小径部45が継手本体2の端部内周凹
部23に挿入されるようにしたが、第4図に示す
如く、ロツクリング4に小径部を形成することな
しにロツクリングを前記継手本体の端部内周凹部
23に延在させてもよい。
第1図に示す如く、パツキン5とロツクリング
4を配し、ナツト3を継手本体2に対して締め付
けると、ロツクリング4はナツト3の内壁傾斜面
31により押圧され、スリツト43の存在により
両傾斜面31,41が一致するように径方向内方
に絞られ、その内周部分がポリエチレン管の外周
に食い込みポリエチレン管を緊締把持する。(第
5図参照)。ここでロツクリングの材質硬度が低
い場合には、ロツクリングのポリエチレン管への
食い込みが充分に得られず、又、その材質強度が
小さい場合や脆弱であつたりする場合には、ロツ
クリング内周の食い込み部分が管の抜け出し力に
抗しきれずに破損し管の良好な緊締把持状態が持
続し得ないが、本考案において、ポリアセタール
樹脂製ロツクリングを採用することにより、特に
良好な結果が得られる。
本考案の管継手は金属製部材を使用することな
く、合成樹脂で構成されているために軽量であ
り、また、継手本体が内外二層に構成されている
ので、各層を異種の合成樹脂で構成することがで
きる。したがつて、水道水に接する内層21を水
道水の水質を劣化することのない合成樹脂により
構成すれば、外層22の樹脂材については特に水
質劣化特性について配慮する必要がなく、機械的
強度の良好な樹脂材を任意に採用することがで
き、このようにすることにより管継手全体をコン
パクトにすることが可能となり、配管スペースの
制限が少なくなり作業性が改善される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のポリエチレン管用樹脂製管継
手の実施例を示す一部断面図。第2図は本考案に
使用するロツクリングの一例を示す斜視図。第3
図はロツクリングの別の実施例を示す断面図。第
4図は本考案の別の実施例を示す一部断面図。第
5図は本考案のポリエチレン管用樹脂製管継手の
装着状態を示す一部断面図。第6図は従来のポリ
エチレン管用管継手を示す断面図。 図中:1……管継手、2……継手本体、3……
ナツト、4……ロツクリング、5……パツキン、
6……ポリエチレン管、21……継手本体の外
層、22……継手本体の内層、31……ナツトの
内壁傾斜面、41……ロツクリングの外壁傾斜
面、43……スリツト、45……ロツクリング先
端の小径部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 継手本体に螺合し内壁に該継手本体側に向けて
    広がる内壁傾斜面を有するナツトと、該ナツトの
    内壁傾斜面に対接する外壁傾斜面を有するロツク
    リングと、前記ロツクリングにより継手本体の端
    部内周凹部に押し入れられるパツキンを有する管
    継手において、前記継手本体は内層がポリエチレ
    ン樹脂、外層がポリアセタール樹脂よりなる内外
    二層に形成され、且つナツト及びロツクリングも
    ポリアセタール樹脂で構成され、前記ロツクリン
    グの外壁傾斜面の傾斜角は前記ナツトの内壁傾斜
    面の傾斜角より小さく設定され、前記ロツクリン
    グにはその大径部側端部に環状の溝が設けられ、
    且つ該ロツクリングの肉薄側端から該溝にまで達
    する複数個のスリツトが形成されていることを特
    徴とするポリエチレン管用樹脂製管継手。
JP1985017984U 1985-02-12 1985-02-12 Expired JPH021594Y2 (ja)

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