JPH039597Y2 - - Google Patents
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- JPH039597Y2 JPH039597Y2 JP1986171110U JP17111086U JPH039597Y2 JP H039597 Y2 JPH039597 Y2 JP H039597Y2 JP 1986171110 U JP1986171110 U JP 1986171110U JP 17111086 U JP17111086 U JP 17111086U JP H039597 Y2 JPH039597 Y2 JP H039597Y2
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- tube
- resin
- sleeve
- flange
- joint
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Links
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Landscapes
- Joints With Pressure Members (AREA)
- Branch Pipes, Bends, And The Like (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(イ) 産業上の分野
この考案は、例えば樹脂製の配管に使用される
ような樹脂製管継手に関し、さらに詳しくは抜止
め性の優れた樹脂製管継手に関する。
ような樹脂製管継手に関し、さらに詳しくは抜止
め性の優れた樹脂製管継手に関する。
(ロ) 従来技術
近年、この種の樹脂製管継手は、金属材に比べ
て耐薬品性、電気絶縁性等の種々の樹脂特性を有
することから継手部材を樹脂製にて構成した管継
手が多用されている。
て耐薬品性、電気絶縁性等の種々の樹脂特性を有
することから継手部材を樹脂製にて構成した管継
手が多用されている。
ところで、その継手構造にあつては、例えば第
7図に示すように、継手本体71に、チユーブ7
2の一端を挿入し、該チユーブ72の外周にスリ
ーブ73を嵌着した状態で、該スリーブ73の傾
斜面73aを継手本体71の傾斜面71aに強固
に対接させるべく袋ナツト74を継手本体71に
螺着することにより、スリーブ73でチユーブ7
2を圧着保持している。
7図に示すように、継手本体71に、チユーブ7
2の一端を挿入し、該チユーブ72の外周にスリ
ーブ73を嵌着した状態で、該スリーブ73の傾
斜面73aを継手本体71の傾斜面71aに強固
に対接させるべく袋ナツト74を継手本体71に
螺着することにより、スリーブ73でチユーブ7
2を圧着保持している。
しかしながら、樹脂材は周知のごとく、低摩擦
特性を有するため、離脱しやすく、それゆえ例え
ばスリーブに係止突起を設けたり、チユーブに係
止凹部を設けて抜止めするように構成した継手構
造を採用されている(例えば実開昭54−98612号
公報、特開昭60−139988号公報)。
特性を有するため、離脱しやすく、それゆえ例え
ばスリーブに係止突起を設けたり、チユーブに係
止凹部を設けて抜止めするように構成した継手構
造を採用されている(例えば実開昭54−98612号
公報、特開昭60−139988号公報)。
しかし、継手部材を全樹脂材にて構成した場
合、その材質上の観点から締付け性能および食込
み性能が弱く、継手部に対する抜止め性能ならび
に信頼性が乏しく、そのために重量な配管の継手
部には不適であつた。
合、その材質上の観点から締付け性能および食込
み性能が弱く、継手部に対する抜止め性能ならび
に信頼性が乏しく、そのために重量な配管の継手
部には不適であつた。
ことに、流体圧力が高くなると離脱しやすくな
り、また流体圧力が低くても高温になると、食込
み部分が軟化して離脱しやすくなる。また、この
離脱現象は大径になる程、顕著であり、さらにチ
ユーブ上に異種樹脂を硬質被覆した2重層のチユ
ーブを使用した場合は、上述の摩擦力を利用した
継手構造では抜止め性が低く、離脱防止が困難と
なつていた。
り、また流体圧力が低くても高温になると、食込
み部分が軟化して離脱しやすくなる。また、この
離脱現象は大径になる程、顕著であり、さらにチ
ユーブ上に異種樹脂を硬質被覆した2重層のチユ
ーブを使用した場合は、上述の摩擦力を利用した
継手構造では抜止め性が低く、離脱防止が困難と
なつていた。
一方、実開昭54−11323号公報に記載のように、
フランジ付管継手とユニオンソケツトとを袋ナツ
トで締付ける構造もあるが、上述の継手を樹脂で
形成した場合、チユーブ付近に応力が作用する
と、チユーブの変形や曲げにより、チユーブ接合
部分の不良をきたす問題点があつた。
フランジ付管継手とユニオンソケツトとを袋ナツ
トで締付ける構造もあるが、上述の継手を樹脂で
形成した場合、チユーブ付近に応力が作用する
と、チユーブの変形や曲げにより、チユーブ接合
部分の不良をきたす問題点があつた。
(ハ) 考案の目的
この考案は、スペーサを介してフランジを押圧
する特異な構造とすることで、抜止め性が低下す
ることがなく、高接続強度を有して、信頼性が高
く、しかもチユーブの曲げや応力の作用に対して
も接合面が良好な状態に保たれる樹脂製管継手の
提供を目的とする。
する特異な構造とすることで、抜止め性が低下す
ることがなく、高接続強度を有して、信頼性が高
く、しかもチユーブの曲げや応力の作用に対して
も接合面が良好な状態に保たれる樹脂製管継手の
提供を目的とする。
(ニ) 考案の構成
この考案は、樹脂製の継手本体に、樹脂製チユ
ーブの一端を挿入し、該チユーブには樹脂製スペ
ーサを嵌着すると共に、上記チユーブの外周に樹
脂製スリーブを嵌着し、該スリーブの傾斜面を継
手本体に樹脂製の袋ナツトを介して押圧すること
で、スリーブでチユーブを圧着保持すると共に、
上記チユーブの挿入端部に、スリーブの内端側と
対応して軸方向に係止されるチユーブ固定用のフ
ランジを形成し、上記スリーブ内端にスペーサを
介して該フランジを押圧することによりチユーブ
を係止固定する樹脂製管継手であることを特徴と
する。
ーブの一端を挿入し、該チユーブには樹脂製スペ
ーサを嵌着すると共に、上記チユーブの外周に樹
脂製スリーブを嵌着し、該スリーブの傾斜面を継
手本体に樹脂製の袋ナツトを介して押圧すること
で、スリーブでチユーブを圧着保持すると共に、
上記チユーブの挿入端部に、スリーブの内端側と
対応して軸方向に係止されるチユーブ固定用のフ
ランジを形成し、上記スリーブ内端にスペーサを
介して該フランジを押圧することによりチユーブ
を係止固定する樹脂製管継手であることを特徴と
する。
(ホ) 考案の効果
この考案によれば、継手本体に袋ナツトを螺着
する螺着力に基づいて、継手本体を介してスリー
ブが押圧され、この押圧力でチユーブを圧着保持
すると共に、チユーブの挿入端部に設けたフラン
ジが、スリーブおよびスペーサを介して係止方向
へ押圧されて、スリーブの軸方向に係止された状
態で接続されるため、チユーブは確実に抜止め接
合される。また、大径のチユーブや2重層のチユ
ーブに対しても抜止め作用が有効に働き、安定し
た抜止め力を維持する。
する螺着力に基づいて、継手本体を介してスリー
ブが押圧され、この押圧力でチユーブを圧着保持
すると共に、チユーブの挿入端部に設けたフラン
ジが、スリーブおよびスペーサを介して係止方向
へ押圧されて、スリーブの軸方向に係止された状
態で接続されるため、チユーブは確実に抜止め接
合される。また、大径のチユーブや2重層のチユ
ーブに対しても抜止め作用が有効に働き、安定し
た抜止め力を維持する。
しかも、上述のチユーブの外周にはスペーサを
嵌着しているので、チユーブに曲げ力や応力が作
用しても、このスペーサが補強部材として作用す
るので、接合部位に不良が生ずることなく、接合
面を常に良好な状態に保つことができる効果があ
る。
嵌着しているので、チユーブに曲げ力や応力が作
用しても、このスペーサが補強部材として作用す
るので、接合部位に不良が生ずることなく、接合
面を常に良好な状態に保つことができる効果があ
る。
また、フランジ幅をチユーブ厚さより大きく設
定すれば、このフランジ部分の強度が増すと共
に、軟化し難くなり、抜止め性が一層高められ
る。
定すれば、このフランジ部分の強度が増すと共
に、軟化し難くなり、抜止め性が一層高められ
る。
したがつて、これら継手部材を全て樹脂材で構
成しても、高圧流体や高温流体の悪影響を受け難
く、抜止め性に優れた信頼性の高い継手性能が得
られる。しかも、チユーブに対する食込み突起や
凹部を要しないため、簡単な構成にて作製するこ
とができる。
成しても、高圧流体や高温流体の悪影響を受け難
く、抜止め性に優れた信頼性の高い継手性能が得
られる。しかも、チユーブに対する食込み突起や
凹部を要しないため、簡単な構成にて作製するこ
とができる。
(ヘ) 考案の実施例
この考案の一実施例を以下図面に基づいて詳述
する。
する。
図面は樹脂製管継手を示し、第1図乃至第3図
において、この樹脂製管継手11は、継手本体1
2と、袋ナツト13と、チユーブ14と、スリー
ブ15と、スペーサ16とから構成され、これら
は全て樹脂材により成形される。
において、この樹脂製管継手11は、継手本体1
2と、袋ナツト13と、チユーブ14と、スリー
ブ15と、スペーサ16とから構成され、これら
は全て樹脂材により成形される。
上述の樹脂材は、耐薬品性、電気絶縁性、高強
度、高硬度等の種々の特性を有し、かつ高成形精
度が得られる収縮率の小さい樹脂材、例えば四ふ
つ化エチレン〜エチレン共重合樹脂(ETFE)、
パーフルオロ〜アルコキシ樹脂(PFA)、三ふつ
化塩化エチレン〜エチレン共重合樹脂
(ECTFE)等が適している。
度、高硬度等の種々の特性を有し、かつ高成形精
度が得られる収縮率の小さい樹脂材、例えば四ふ
つ化エチレン〜エチレン共重合樹脂(ETFE)、
パーフルオロ〜アルコキシ樹脂(PFA)、三ふつ
化塩化エチレン〜エチレン共重合樹脂
(ECTFE)等が適している。
上述の継手本体12は、チユーブ14接続側の
管端外周面にネジ部17を有し、その端面中心部
にはチユーブ14の端部を挿通する挿通凹部18
を形成し、この内端面でチユーブ14の端面を係
止する。そして、外端面には内端面に向けて小径
となるテーパ面19を形成し、これにスリーブ1
5が対接される。
管端外周面にネジ部17を有し、その端面中心部
にはチユーブ14の端部を挿通する挿通凹部18
を形成し、この内端面でチユーブ14の端面を係
止する。そして、外端面には内端面に向けて小径
となるテーパ面19を形成し、これにスリーブ1
5が対接される。
上述の袋ナツト13は、六角形状の外周面を有
する筒形の一端面に袋ナツトとしての壁面を備
え、他端の開放端側の内周面には上述の継手本体
12のネジ部17に螺合するネジ孔20を形成し
ており、外端側の壁面中心部にはチユーブ挿通孔
21を有し、この壁面の内面側にはスリーブ15
を保持するための係止段部22を形成している。
する筒形の一端面に袋ナツトとしての壁面を備
え、他端の開放端側の内周面には上述の継手本体
12のネジ部17に螺合するネジ孔20を形成し
ており、外端側の壁面中心部にはチユーブ挿通孔
21を有し、この壁面の内面側にはスリーブ15
を保持するための係止段部22を形成している。
上述のチユーブ14は、接続側の端部に該チユ
ーブ14を抜止めするためのフランジ23を形成
しており、このフランジ23が上述の挿通凹部1
8内に挿通されて接続され、このフランジ23の
抜止め作用は、該フランジ23の端面が、スペー
サ16を介してスリーブ15の端面に係止される
ことで、軸方向に対して抜止めされる。
ーブ14を抜止めするためのフランジ23を形成
しており、このフランジ23が上述の挿通凹部1
8内に挿通されて接続され、このフランジ23の
抜止め作用は、該フランジ23の端面が、スペー
サ16を介してスリーブ15の端面に係止される
ことで、軸方向に対して抜止めされる。
この場合、フランジ23の幅をチユーブ14の
厚さよりも厚肉に設定するのが望ましく、これに
よりフランジ23部分の強度が増して軸方向の耐
剪断性が高められると共に、耐変形性が増して高
温流体および高温雰囲気の使用状態下であつても
軟化し難くなり、抜止め性が一層高められる。
厚さよりも厚肉に設定するのが望ましく、これに
よりフランジ23部分の強度が増して軸方向の耐
剪断性が高められると共に、耐変形性が増して高
温流体および高温雰囲気の使用状態下であつても
軟化し難くなり、抜止め性が一層高められる。
上述のスリーブ15は、環状に形成してチユー
ブ14上に外嵌され、この外周面の内端側には上
述の継手本体12のテーパ面19に同傾斜角度で
周面対接するテーパ対接面24を有し、この内端
面側がスペーサ16に対する係止面に設定され、
外端面側が前述の袋ナツト13の係止段部22に
係止されて、このスリーブ15の内端面と、上述
のフランジ23の外端面との間にスペーサ16が
介在される。
ブ14上に外嵌され、この外周面の内端側には上
述の継手本体12のテーパ面19に同傾斜角度で
周面対接するテーパ対接面24を有し、この内端
面側がスペーサ16に対する係止面に設定され、
外端面側が前述の袋ナツト13の係止段部22に
係止されて、このスリーブ15の内端面と、上述
のフランジ23の外端面との間にスペーサ16が
介在される。
上述のスペーサ16は、筒状体を有して、チユ
ーブ14の接続側の端部に嵌着され、この内端面
側がフランジ23の外端面に対接し、外端面側が
スリーブ15の内端面に対接され、両端面間で軸
方向に挟持された状態で配設される。これによ
り、チユーブ14はこのスペーサ16を軸方向に
介して上述のスリーブ16の端面と係止対向す
る。
ーブ14の接続側の端部に嵌着され、この内端面
側がフランジ23の外端面に対接し、外端面側が
スリーブ15の内端面に対接され、両端面間で軸
方向に挟持された状態で配設される。これによ
り、チユーブ14はこのスペーサ16を軸方向に
介して上述のスリーブ16の端面と係止対向す
る。
このように構成された樹脂製管継手は、チユー
ブ14の接続側端部にスペーサ16とスリーブ1
5とを外嵌し、さらにこのチユーブ14上に袋ナ
ツト13を挿通して、袋ナツト13を継手本体1
2に螺着する。
ブ14の接続側端部にスペーサ16とスリーブ1
5とを外嵌し、さらにこのチユーブ14上に袋ナ
ツト13を挿通して、袋ナツト13を継手本体1
2に螺着する。
この螺着操作により、スリーブ15は軸方向に
圧縮され、これにより両テーパ面19,24の相
互のテーパ対接作用によつて、スリーブ15がチ
ユーブ14の外周面上を強固に圧縮保持し、また
これと同時にフランジ23の端面がスペーサ16
を介してスリーブ15の端面で軸方向に係止され
るため、チユーブ14は確実に抜止め固定され
る。
圧縮され、これにより両テーパ面19,24の相
互のテーパ対接作用によつて、スリーブ15がチ
ユーブ14の外周面上を強固に圧縮保持し、また
これと同時にフランジ23の端面がスペーサ16
を介してスリーブ15の端面で軸方向に係止され
るため、チユーブ14は確実に抜止め固定され
る。
さらに、使用時にあつては、チユーブ14内を
流通する高圧流体および高温流体が加わつても、
フランジ23に軸方向の係止作用が働くため、抜
止め性が損われることがない。
流通する高圧流体および高温流体が加わつても、
フランジ23に軸方向の係止作用が働くため、抜
止め性が損われることがない。
しかも、上述のチユーブ14の外周にはスペー
サ16を嵌着しているので、チユーブ14に曲げ
力や応力が作用しても、このスペーサ16が補強
部材として作用するので、接合部位に不良が生ず
ることはなく、接合面を常に良好な状態に保つこ
とができる効果がある。
サ16を嵌着しているので、チユーブ14に曲げ
力や応力が作用しても、このスペーサ16が補強
部材として作用するので、接合部位に不良が生ず
ることはなく、接合面を常に良好な状態に保つこ
とができる効果がある。
第4図乃至第6図は樹脂製管継手の他の実施例
を示し、第4図および第5図は四ふつ化エチレン
樹脂41,51上にポリエチレン樹脂42,52
を硬質被覆した2重層のチユーブ43,53であ
つて、これら異種の樹脂特性を有効に利用して設
けた一例である。例えば、強酸、強アルカリ、超
純水等の耐薬品性および不純物の溶出を嫌うた
め、内層側に四ふつ化エチレン樹脂を少量使用
し、外層側に廉価なポリエチレン樹脂を大量使用
して、大口径のチユーブを作製するような場合に
適している。
を示し、第4図および第5図は四ふつ化エチレン
樹脂41,51上にポリエチレン樹脂42,52
を硬質被覆した2重層のチユーブ43,53であ
つて、これら異種の樹脂特性を有効に利用して設
けた一例である。例えば、強酸、強アルカリ、超
純水等の耐薬品性および不純物の溶出を嫌うた
め、内層側に四ふつ化エチレン樹脂を少量使用
し、外層側に廉価なポリエチレン樹脂を大量使用
して、大口径のチユーブを作製するような場合に
適している。
なお、上述の2重層チユーブの形成に際して、
両樹脂の融点差が著しい場合には、第4図に示す
如く、外層側のみにフランジ44部分を持たせて
形成すればよい。
両樹脂の融点差が著しい場合には、第4図に示す
如く、外層側のみにフランジ44部分を持たせて
形成すればよい。
第6図はチユーブ61のフランジ形成位置に、
フランジを兼ねる兼用構造のスペーサ62を一体
に嵌着して、フランジ兼用に使用した例であつ
て、この場合は部品点数の少ない効率のよい継手
構造となる。
フランジを兼ねる兼用構造のスペーサ62を一体
に嵌着して、フランジ兼用に使用した例であつ
て、この場合は部品点数の少ない効率のよい継手
構造となる。
上述のように、チユーブ14の挿入端部に設け
たフランジ23が、スリーブ15の軸方向に係止
された状態で接続されるため、チユーブ14は確
実に抜止めして接合される。また、大径のチユー
ブや2重層のチユーブに対しても抜止め作用が有
効に働き、安定した抜止め力を維持する。
たフランジ23が、スリーブ15の軸方向に係止
された状態で接続されるため、チユーブ14は確
実に抜止めして接合される。また、大径のチユー
ブや2重層のチユーブに対しても抜止め作用が有
効に働き、安定した抜止め力を維持する。
したがつて、これら継手部材を全て樹脂材で構
成しても、高圧流体や高温流体の悪影響を受け難
く、抜止め性に優れた信頼性の高い継手性能が得
られる。
成しても、高圧流体や高温流体の悪影響を受け難
く、抜止め性に優れた信頼性の高い継手性能が得
られる。
図面はこの考案の一実施例を示し、第1図は樹
脂製管継手の分解斜視図、第2図は樹脂製管継手
の縦断面図、第3図はチユーブの縦断面図、第4
図乃至第6図はこの考案の他の実施例を示すチユ
ーブの縦断面図、第7図は従来の樹脂製管継手の
縦断面図である。 11……樹脂製管継手、12……継手本体、1
3……袋ナツト、14,43,53,61……チ
ユーブ、15……スリーブ、16,62……スペ
ーサ、23,44……フランジ。
脂製管継手の分解斜視図、第2図は樹脂製管継手
の縦断面図、第3図はチユーブの縦断面図、第4
図乃至第6図はこの考案の他の実施例を示すチユ
ーブの縦断面図、第7図は従来の樹脂製管継手の
縦断面図である。 11……樹脂製管継手、12……継手本体、1
3……袋ナツト、14,43,53,61……チ
ユーブ、15……スリーブ、16,62……スペ
ーサ、23,44……フランジ。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 樹脂製の継手本体12に、樹脂製チユーブ1
4の一端を挿入し、該チユーブ14には樹脂製
スペーサ16を嵌着すると共に、上記チユーブ
14の外周に樹脂製スリーブ15を嵌着し、該
スリーブ15の傾斜面24を継手本体12に樹
脂製の袋ナツト13を介して押圧することで、
スリーブ15でチユーブ14を圧着保持すると
共に、上記チユーブ14の挿入端部に、スリー
ブ15の内端側と対応して軸方向に係止される
チユーブ固定用のフランジ23を形成し、上記
スリーブ15内端にスペーサ16を介して該フ
ランジ23を押圧することによりチユーブ14
を係止固定する樹脂製管継手。 (2) チユーブ14のフランジ23幅は、該チユー
ブ14の厚さより大きく設定した 実用新案登録請求の範囲第1項記載の樹脂製管
継手。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986171110U JPH039597Y2 (ja) | 1986-11-06 | 1986-11-06 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986171110U JPH039597Y2 (ja) | 1986-11-06 | 1986-11-06 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6375685U JPS6375685U (ja) | 1988-05-20 |
JPH039597Y2 true JPH039597Y2 (ja) | 1991-03-11 |
Family
ID=31106442
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986171110U Expired JPH039597Y2 (ja) | 1986-11-06 | 1986-11-06 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH039597Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5650889B2 (ja) * | 1976-02-03 | 1981-12-02 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5411323U (ja) * | 1977-06-27 | 1979-01-25 | ||
JPS5650889U (ja) * | 1979-09-27 | 1981-05-06 |
-
1986
- 1986-11-06 JP JP1986171110U patent/JPH039597Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5650889B2 (ja) * | 1976-02-03 | 1981-12-02 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6375685U (ja) | 1988-05-20 |
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