JPH0241385Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0241385Y2 JPH0241385Y2 JP1984104506U JP10450684U JPH0241385Y2 JP H0241385 Y2 JPH0241385 Y2 JP H0241385Y2 JP 1984104506 U JP1984104506 U JP 1984104506U JP 10450684 U JP10450684 U JP 10450684U JP H0241385 Y2 JPH0241385 Y2 JP H0241385Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hinge mechanism
- bellows
- transparent window
- shaft
- drive shaft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 claims description 27
- 238000007789 sealing Methods 0.000 claims description 5
- 230000033001 locomotion Effects 0.000 description 14
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 5
- 150000001875 compounds Chemical class 0.000 description 2
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 230000000644 propagated effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Transmission Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、ベローズを用いた揺動、回転伝達機
構に関するもので、外部からの揺動ならびに回転
運動を密閉された室内へ完全密閉を保ち伝達する
機構装置に用いる機構を提供することを目的とす
る。
構に関するもので、外部からの揺動ならびに回転
運動を密閉された室内へ完全密閉を保ち伝達する
機構装置に用いる機構を提供することを目的とす
る。
従来より第4図に示すようなベローズを用いた
軸aが揺動することによつて、ベローズbに、両
端の中心O1,O2の偏心λを伴つた蛇行状の変形
が発生して負荷が増大するので、この負荷を極力
小さくするにはベローズbを長くする必要があ
り、その結果、内圧と外圧の圧力差を有する装置
ではベローズbが座屈を生じる問題を有してい
た。
軸aが揺動することによつて、ベローズbに、両
端の中心O1,O2の偏心λを伴つた蛇行状の変形
が発生して負荷が増大するので、この負荷を極力
小さくするにはベローズbを長くする必要があ
り、その結果、内圧と外圧の圧力差を有する装置
ではベローズbが座屈を生じる問題を有してい
た。
本考案は上記問題に鑑み、ベローズを用いて揺
動、回転伝達機構を密閉する構造を提供すること
を目的とするものである。
動、回転伝達機構を密閉する構造を提供すること
を目的とするものである。
すなわち本考案は、容器の透窓にヒンジ機構ま
たはユニバーサルヒンジ機構および軸受機構を介
して回転自在かつ揺動自在に枢着した駆動軸と、
一端が該駆動軸の軸端の偏心位置に嵌合するとと
もに他端が上記透窓に遊挿されて容器内に突出
し、軸方向中途部が上記ヒンジ機構またはユニバ
ーサルヒンジ機構の揺動中心位置に球軸受を介し
て枢着した揺動継手軸と、該揺動継手軸と上記透
窓との間を密封するベローズとを備え、上記揺動
中心は、該ベローズの軸方向中央と一致する構成
とした。
たはユニバーサルヒンジ機構および軸受機構を介
して回転自在かつ揺動自在に枢着した駆動軸と、
一端が該駆動軸の軸端の偏心位置に嵌合するとと
もに他端が上記透窓に遊挿されて容器内に突出
し、軸方向中途部が上記ヒンジ機構またはユニバ
ーサルヒンジ機構の揺動中心位置に球軸受を介し
て枢着した揺動継手軸と、該揺動継手軸と上記透
窓との間を密封するベローズとを備え、上記揺動
中心は、該ベローズの軸方向中央と一致する構成
とした。
上記構成において、駆動軸が回転すると、該駆
動軸の軸端偏心位置に嵌合した揺動継手軸は球軸
受を中心とするすりこぎ運動を行ない、かつ、こ
の揺動継手軸はヒンジ機構またはユニバーサルヒ
ンジ機構により揺動可能となつている。このと
き、該揺動継手軸のすりこぎ運動の中心と揺動運
動の中心は一致しており、かつベローズの軸方向
略中央と一致しているので、ベローズは常に純粋
な角変位のみを行なう。
動軸の軸端偏心位置に嵌合した揺動継手軸は球軸
受を中心とするすりこぎ運動を行ない、かつ、こ
の揺動継手軸はヒンジ機構またはユニバーサルヒ
ンジ機構により揺動可能となつている。このと
き、該揺動継手軸のすりこぎ運動の中心と揺動運
動の中心は一致しており、かつベローズの軸方向
略中央と一致しているので、ベローズは常に純粋
な角変位のみを行なう。
以下、本考案の実施例を図面にしたがつて説明
する。
する。
〔実施例1〕
第1図および第2図は本考案の第一の実施例を
示すものである。1は密閉壁2の一側に穿設した
透窓3の外面に固着したユニバーサルヒンジ機構
4の取付部材であり、該取付部材1にピン5を介
して傾倒自在に枢着したジンバルリング6に対し
てヒンジ部材7から延びた支持腕8,8の先端を
ピン9を介して揺動自在に枢着してなる。
示すものである。1は密閉壁2の一側に穿設した
透窓3の外面に固着したユニバーサルヒンジ機構
4の取付部材であり、該取付部材1にピン5を介
して傾倒自在に枢着したジンバルリング6に対し
てヒンジ部材7から延びた支持腕8,8の先端を
ピン9を介して揺動自在に枢着してなる。
上記ヒンジ部材7の筒状軸受部10には駆動軸
11の先端に一体的に構成した回動連結部12が
ラジアル軸受13を介して回動自在に外挿される
とともに、該内端部には揺動継手軸14の中央部
を球軸受15を介して回動自在に枢着してなり、
該揺動継手軸14の一端14aを駆動軸11の端
部偏心位置に形成した嵌合孔16と回動自在に嵌
合し、他端14bを容器内に突出してなる。また
17は上記揺動継手軸14に対し内端部を気密的
に固着した端部材であり、フランジ部18がヒン
ジ部材7の近傍に延びるとともに、該フランジ部
18と前記取付部材1のフランジ部1a間にベロ
ーズ19を気密的に設けてなる。上記球軸受15
の中心0は、ユニバーサルヒンジ機構4のピン5
の軸線とピン9の軸線が交差する位置と一致し、
かつベローズ19の軸方向中央位置と一致してい
る。
11の先端に一体的に構成した回動連結部12が
ラジアル軸受13を介して回動自在に外挿される
とともに、該内端部には揺動継手軸14の中央部
を球軸受15を介して回動自在に枢着してなり、
該揺動継手軸14の一端14aを駆動軸11の端
部偏心位置に形成した嵌合孔16と回動自在に嵌
合し、他端14bを容器内に突出してなる。また
17は上記揺動継手軸14に対し内端部を気密的
に固着した端部材であり、フランジ部18がヒン
ジ部材7の近傍に延びるとともに、該フランジ部
18と前記取付部材1のフランジ部1a間にベロ
ーズ19を気密的に設けてなる。上記球軸受15
の中心0は、ユニバーサルヒンジ機構4のピン5
の軸線とピン9の軸線が交差する位置と一致し、
かつベローズ19の軸方向中央位置と一致してい
る。
上記構成になる揺動、回転伝達機構は、駆動軸
11がラジアル軸受13を介して連結したヒンジ
部材7をユニバーサルヒンジ機構4により、密閉
壁2に枢着され、全方向に傾倒自在になり、揺動
角θを有するとともに、ラジアル軸受13を介し
て回動自在に軸設しているので球軸受15を介し
て枢着した揺動継手軸14の一端を該球軸受15
を中心として傾角φの擂り粉木運動をせしめ、他
端14bが揺動角θに相応する球面上における半
径Rの円周の範囲内の任意の位置を中心として、
傾角φに相応する半径rの揺動運動を行なうとい
つた複合運動をするようになるものであり、該端
部14bを容器内の各種運動機構に伝達すること
により、駆動軸11の揺動および回転を同時に伝
播することができる。
11がラジアル軸受13を介して連結したヒンジ
部材7をユニバーサルヒンジ機構4により、密閉
壁2に枢着され、全方向に傾倒自在になり、揺動
角θを有するとともに、ラジアル軸受13を介し
て回動自在に軸設しているので球軸受15を介し
て枢着した揺動継手軸14の一端を該球軸受15
を中心として傾角φの擂り粉木運動をせしめ、他
端14bが揺動角θに相応する球面上における半
径Rの円周の範囲内の任意の位置を中心として、
傾角φに相応する半径rの揺動運動を行なうとい
つた複合運動をするようになるものであり、該端
部14bを容器内の各種運動機構に伝達すること
により、駆動軸11の揺動および回転を同時に伝
播することができる。
また、揺動継手軸14のすりこぎ運動およびユ
ニバーサルヒンジ機構4による揺動運動の中心に
位置する球軸受15の中心0から、ベローズ19
の両端位置までの距離l1とl2が等しいため、ベロ
ーズ19は純粋な角変位を行ない、偏心を伴つた
角変位(蛇行状の変形)が生じることはなく、し
たがつてベローズ19には上記複合運動に起因す
る大きな負荷は発生しない。
ニバーサルヒンジ機構4による揺動運動の中心に
位置する球軸受15の中心0から、ベローズ19
の両端位置までの距離l1とl2が等しいため、ベロ
ーズ19は純粋な角変位を行ない、偏心を伴つた
角変位(蛇行状の変形)が生じることはなく、し
たがつてベローズ19には上記複合運動に起因す
る大きな負荷は発生しない。
〔実施例2〕
つぎに第3図は本考案の他の実施例を示すもの
である。
である。
本実施例は前記第一の実施例におけるユニバー
サルヒンジ機構4に代えて一方向のみ傾倒自在に
なるように構成したもので、構造の異なる部分の
みについて説明すると、前記第一の実施例におけ
るジンバルリング6が省略され、ヒンジ部材7か
ら延びた支持腕8,8と取付部材1がピン5を介
して直接揺動自在に枢着してヒンジ機構20を構
成しており駆動軸11の謡動を一方向に限定する
ものである。
サルヒンジ機構4に代えて一方向のみ傾倒自在に
なるように構成したもので、構造の異なる部分の
みについて説明すると、前記第一の実施例におけ
るジンバルリング6が省略され、ヒンジ部材7か
ら延びた支持腕8,8と取付部材1がピン5を介
して直接揺動自在に枢着してヒンジ機構20を構
成しており駆動軸11の謡動を一方向に限定する
ものである。
以上、本考案によると、揺動継手軸が揺動とす
りこぎ運動の複合運動を行なうものであるにも拘
らず、その軸周を密封するベローズには偏心を伴
つた蛇行状の角変位が生じないので、容器内外の
圧力差による該ベローズの座屈が起こりにくく、
耐久性を向上することができる。
りこぎ運動の複合運動を行なうものであるにも拘
らず、その軸周を密封するベローズには偏心を伴
つた蛇行状の角変位が生じないので、容器内外の
圧力差による該ベローズの座屈が起こりにくく、
耐久性を向上することができる。
第1図は本考案揺動、回転伝達機構の第一の実
施例を示す正断面図、第2図は同外観を示す正面
図、第3図は他の実施例を示す正面図、第4図は
従来装置を示す正断面図である。 1……取付部材、2……密閉壁、4……ユニバ
ーサルヒンジ機構、7……ヒンジ部材、11……
駆動軸、13……ラジアル軸受、14……揺動継
手軸、15……球軸受、16……嵌合孔、17…
…端部材、19……ベローズ、20……ヒンジ機
構。
施例を示す正断面図、第2図は同外観を示す正面
図、第3図は他の実施例を示す正面図、第4図は
従来装置を示す正断面図である。 1……取付部材、2……密閉壁、4……ユニバ
ーサルヒンジ機構、7……ヒンジ部材、11……
駆動軸、13……ラジアル軸受、14……揺動継
手軸、15……球軸受、16……嵌合孔、17…
…端部材、19……ベローズ、20……ヒンジ機
構。
Claims (1)
- 容器の透窓にヒンジ機構またはユニバーサルヒ
ンジ機構および軸受機構を介して回転自在かつ揺
動自在に枢着した駆動軸と、一端が該駆動軸の軸
端の偏心位置に嵌合するとともに他端が上記透窓
に遊挿されて容器内に突出し、軸方向中途部が上
記ヒンジ機構またはユニバーサルヒンジ機構の揺
動中心位置に球軸受を介して枢着した揺動継手軸
と、該揺動継手軸と上記透窓との間を密封するベ
ローズとを備え、上記揺動中心は、該ベローズの
軸方向中央と一致していることを特徴とするベロ
ーズを用いた揺動、回転伝達機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10450684U JPS6120953U (ja) | 1984-07-12 | 1984-07-12 | ベロ−ズを用いた揺動、回転伝達機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10450684U JPS6120953U (ja) | 1984-07-12 | 1984-07-12 | ベロ−ズを用いた揺動、回転伝達機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6120953U JPS6120953U (ja) | 1986-02-06 |
JPH0241385Y2 true JPH0241385Y2 (ja) | 1990-11-05 |
Family
ID=30663854
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10450684U Granted JPS6120953U (ja) | 1984-07-12 | 1984-07-12 | ベロ−ズを用いた揺動、回転伝達機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6120953U (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5824646A (ja) * | 1981-08-06 | 1983-02-14 | Kazuichi Ito | 揺動型流体密伝動装置 |
-
1984
- 1984-07-12 JP JP10450684U patent/JPS6120953U/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5824646A (ja) * | 1981-08-06 | 1983-02-14 | Kazuichi Ito | 揺動型流体密伝動装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6120953U (ja) | 1986-02-06 |
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