JPH0348448Y2 - - Google Patents

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JPH0348448Y2
JPH0348448Y2 JP19490086U JP19490086U JPH0348448Y2 JP H0348448 Y2 JPH0348448 Y2 JP H0348448Y2 JP 19490086 U JP19490086 U JP 19490086U JP 19490086 U JP19490086 U JP 19490086U JP H0348448 Y2 JPH0348448 Y2 JP H0348448Y2
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JP
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protective cover
shaft
shaft cylinder
inclined claw
tilling
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JP19490086U
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 この考案は、伝動ケースに接近する両側部位に
傾斜爪軸筒を配設し、その傾斜爪軸筒に植設する
耕耘爪で伝動ケース下方の土壌を残耕のないよう
に耕起するセンタードライブ耕耘装置に係り、特
に、前記傾斜爪軸筒の外端部に介装される撓みシ
ールを保護する装置の改良に関している。
(ロ) 従来の技術 上述のセンタードライブ耕耘装置では、傾斜爪
軸筒が耕耘伝動軸に対して異なる回転軸心で作動
するので、傾斜爪軸筒の外端部は同部と耕耘伝動
軸との間隔変化にフレキシブルに応動する撓みシ
ールで油封しなければならないのであが、この撓
みシールが露出状態であると、土壌や草藁等との
接触による外力負荷で撓みシールが早期に損傷し
てしまうことになり易いので、従来から、例えば
実公昭53−14565号公報や実公昭57−1683号公報
などにみられるように、撓みシールの外側を被包
する保護カバーを嵌着して、該保護カバーにより
撓みシールを防護することが実施されている。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 ところで、公知の撓みシール保護構造は、傾斜
爪軸筒の外端における外周部を、傾斜爪軸筒の回
転軸心と耕耘伝動軸の回転軸心との交点を中心と
する球面の一部形状に形成し、この球面形状部に
外嵌する周壁を持つた鉢状カバーの中心孔を耕耘
伝動軸に直接に嵌合して取付けて撓みシールの外
方を被々ように構成し、鉢状カバーの耕耘伝動軸
への嵌着孔部は、同部に隣接して介装する別体の
シールリングで密封するように成されているので
あつて、鉢状カバーがその中心孔を直接耕耘伝動
軸に嵌装して非揺動状態に取付けられる故に、鉢
状カバーが傾斜爪軸筒の揺動運動に追動し難く
て、鉢状カバーにおける周壁と傾斜爪軸筒の球面
形状部との摺動がぎこちなくなつて円滑な摺動が
行われず所要動力を増大させ、引いては摺接部の
密封性を低下させる問題を生じており、又、耕耘
伝動軸への嵌着部においては、その耕耘伝動軸に
合致する軸孔を鉢状カバーに形設し、さらに、鉢
状カバーとは別体のシールリングを嵌装しなけれ
ばならないから嵌着油封構造が複雑で組立分解が
困難になる問題もあつた。
(ニ) 問題点を解決するための手段 本考案は、上記問題点の解決を目的として実施
したものであり、傾斜爪軸筒2の回転軸心O1
耕耘伝動軸5の回転軸心O2との交点Pを中心と
する球面形状部13を傾斜爪軸筒2の外端部外周
に形設し、その球面形状部13に外嵌摺接する周
壁14aを持つた保護カバー14を傾斜爪軸筒2
の外側で耕耘伝動軸5に嵌着する構成の撓みシー
ル保護装置において、前記保護カバー14の軸孔
部に弾性シール体15を一体に連設し、弾性シー
ル体15を耕耘伝動軸5へ嵌着することにより保
護カバー14を軸着するように成したことを特徴
とするものである。
(ホ) 作用 本考案保護装置においては、傾斜爪軸筒2の撓
みシール12外側を被包する保護カバー14の周
壁14a内面が傾斜爪軸筒2の球面形状部13に
摺接して傾斜爪軸筒2の揺動運動に追従しながら
作動するのであるが、保護カバー14が弾性シー
ル体15を介して耕耘伝動軸5に軸着された構造
なつているので、傾斜爪軸筒2の揺動運動に対し
保護カバー14は弾性シール体15部で変形しな
がら柔軟性をもつて傾斜爪軸筒2の揺動運動に対
応することとなつて、球面形状部の摺動に無理な
負荷を掛けることがなくなり所要動力の少ない状
態で円滑に作動しながら良好に密封するのであ
る。そして保護カバー14と弾性シール体15は
一体で設けられて保護カバーの軸着と該軸着部の
油封が共通に行われる構造であるので、部品点数
が集約化されて組立分解作業が著しく簡単になる
のである。
(ヘ) 実施例 つぎに、本考案の実施例を図面を参照して説明
する。第1図は本考案によるセンタードライブ耕
耘装置の右半部要部の断面図であり、第2図は第
1図のY−Y断面拡大部分図である。
第1図において、1は耕耘伝動ケース1であ
り、その下部に傾斜爪軸筒2と水平耕耘軸筒22
が左右対称に配設されてセンタードライブ耕耘装
置が構成されるのであるが、以下においては図示
の右側に代表させて説明する。
耕耘伝動ケース1の下部には筒状の支持部3が
突設され、その支持部3の内径内端に取付けられ
る軸受4で水平な回転軸心O2の耕耘伝動軸5が
耕耘伝動ケースから外方に突出するようにして支
承され、その耕耘伝動軸5が受動スプロケツト6
とチエン7等の適宜伝動手段でもつて強制駆動さ
れるように成されている。
支持部3の外周部は、耕耘伝動軸5の回転軸心
O2に対して所定角度に下傾する軸心O1の傾斜支
持部に成され、その傾斜外周には軸受8を介して
傾斜爪軸筒2を嵌着して前記軸軸心O1を回転軸
心として傾斜回転し得るように支承し、この傾斜
爪軸筒2と前記耕耘伝動軸5との間を、支持部3
の外端外側で傾斜爪軸筒2に内包される部分に装
設される屈折伝動部9により連動連結して耕耘伝
動軸5とともに回転できるようになされている。
なお、実施例の屈折伝動部9は、耕耘伝動軸5
側の駆動体外周面と傾斜爪軸筒2内周面とに相対
応するボールスラド溝を形設し、両溝内に或る程
度横移動できるように伝動ボール10…を嵌入支
持させて該伝動ボール10…により耕耘伝動軸5
側から傾斜爪軸筒2側に伝動できるようにし、傾
斜爪軸筒2が回転軸心O1,O2の交点Pを中心に
して耕耘伝動軸側に対して間隔変化しながら回転
することに対しては伝動ボールのスライド移動で
対応できるようにして構成されているのである。
そして、傾斜爪軸筒2の内側つまり耕耘伝動ケ
ース1に近い側の端部内周と支持部3外周との間
は一般的なオイルシール11で密封するととも
に、耕耘伝動軸5に対して間隔変化しながら作動
する傾斜爪軸筒2の外端側における耕耘伝動軸5
と傾斜爪軸筒2との間は撓みシール12の嵌着で
油封するように構成されている。
さらに、傾斜爪軸筒2の外端部外周には、上述
回転軸心の交点Pを球面形状部13を形成し、該
球面形状部13には、傾斜爪軸筒2の外端外方で
耕耘伝動軸5に嵌着される保護カバー14の周壁
14aの球状内面が外嵌摺接するように成されて
いる。
保護カバー14の中心部には弾性シール体15
が焼付などの適宜の手段で一体に連設される。そ
して、弾性シール体15には、耕耘伝動軸5のス
プライン部16に対応合致するスプライン孔17
が開設され、このスプライン孔17を前記スプラ
イン部16に嵌合することによつて、保護カバー
14が所期の位置に取付けられ、同時に軸着部位
が弾性シール体15で密封されるように構成され
ているのである。
尚、18は傾斜爪軸筒に配設される耕耘爪ブラ
ケツト、19は同ブラケツトに着脱自在に取付け
られる耕耘爪、20,21は傾斜爪軸筒の外側に
おいて耕耘伝動軸に嵌着される水平耕耘軸筒22
の耕耘爪ブラケツトとそれに取付けられる耕耘
爪、23は傾斜爪軸筒側に固設される突起で、支
持部側の凹陥周溝に嵌入して異物進入防止用ラビ
リンスを形成するものである。
実施例の保護装置を具備するセンタードライブ
耕耘装置が作動する時には、保護カバー14が弾
性シール体15部で弾性的に変形して傾斜爪軸筒
2の揺動変化に柔軟に対応するのであり、したが
つて、傾斜爪軸筒2の球面形状部13と保護カバ
ー14の周壁14aとの摺接部に無理な力が掛か
るようなことはなくなり、同時に保護カバー14
の耕耘伝動軸5への軸着部は弾性シール体15に
よつてに良好に密封されるのである。
(ト) 考案の効果 以上に説明したように本考案は、撓みシール被
包状態で設置する保護カバー14の耕耘伝動軸5
への嵌着部を、保護カバー14に一体に連設され
る弾性シール体15で形成し、該弾性シール体1
5を耕耘伝動軸5に嵌着して保護カバー14を軸
着するように構成しているので、傾斜爪軸筒2の
揺動運動に対し保護カバー14は弾性シール体1
5部で変形しながら柔軟性をもつて追従する作動
を成すこととなつて、傾斜爪軸筒の球面形状部1
3と保護カバーの周壁14aとの摺動部位に無理
な負荷を掛けることがなくなり動力ロス少ない状
態で円滑作動して所期の密封機能を良好に果たす
ことができ、そして、保護カバー14と弾性シー
ル15が一体で設けられ、保護カバー14の軸着
とその軸着部の密封が同時に共通に行われる構造
であるため部品点数が集約化されて組立分解作業
が従来のものに対比して著しく簡単容易になる利
点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によるセンタードライブ耕耘装
置の右半部の要部断面図、第2図は第1図のY−
Y断面拡大部分図である。 2……傾斜爪軸筒、5……耕耘伝動軸、13…
…球面形状部、14……保護カバー、14a……
周壁、15……弾性シール体、O1,O2……回転
軸心。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 傾斜爪軸筒2の回転軸心O1と耕耘伝動軸5の
    回転軸心O2との交点Pを中心とする球面形状部
    13を傾斜爪軸筒2の外端部外周に形設し、その
    球面形状部13に外嵌摺接する周壁14aを持つ
    た保護カバー14を傾斜爪軸筒2の外側で耕耘伝
    動軸5に嵌着して構成する撓みシール保護装置に
    おいて、前記保護カバー14の軸孔部に弾性シー
    ル体15を一体に連設し、弾性シール体15を耕
    耘伝動軸5へ嵌着することにより保護カバー14
    を軸着するように成したことを特徴とする傾斜爪
    軸筒の撓みシール保護装置。
JP19490086U 1986-12-17 1986-12-17 Expired JPH0348448Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19490086U JPH0348448Y2 (ja) 1986-12-17 1986-12-17

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19490086U JPH0348448Y2 (ja) 1986-12-17 1986-12-17

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6399070U JPS6399070U (ja) 1988-06-27
JPH0348448Y2 true JPH0348448Y2 (ja) 1991-10-16

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ID=31152300

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JP19490086U Expired JPH0348448Y2 (ja) 1986-12-17 1986-12-17

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JP (1) JPH0348448Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9202660B2 (en) 2013-03-13 2015-12-01 Teledyne Wireless, Llc Asymmetrical slow wave structures to eliminate backward wave oscillations in wideband traveling wave tubes

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9202660B2 (en) 2013-03-13 2015-12-01 Teledyne Wireless, Llc Asymmetrical slow wave structures to eliminate backward wave oscillations in wideband traveling wave tubes

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6399070U (ja) 1988-06-27

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