JPH0241355Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0241355Y2
JPH0241355Y2 JP16021286U JP16021286U JPH0241355Y2 JP H0241355 Y2 JPH0241355 Y2 JP H0241355Y2 JP 16021286 U JP16021286 U JP 16021286U JP 16021286 U JP16021286 U JP 16021286U JP H0241355 Y2 JPH0241355 Y2 JP H0241355Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cylinder head
cylinder
plug
plug body
head
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP16021286U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6365880U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP16021286U priority Critical patent/JPH0241355Y2/ja
Publication of JPS6365880U publication Critical patent/JPS6365880U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0241355Y2 publication Critical patent/JPH0241355Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compressor (AREA)
  • Valve Housings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、例えば車輌の車高調整装置等に圧縮
空気を供給するのに好適に用いられるエアコンプ
レツサに関し、特に、吐出弁を支持すべく、シリ
ンダヘツドに螺着される栓体の弛みを防止できる
ようにしたエアコンプレツサに関する。
〔従来技術〕
第3図および第4図に従来技術によるエアコン
プレツサとして、ロツキングピストン式のエアコ
ンプレツサを例に挙げて示す。
図において、1は内部にクランク室Aを画成し
たクランクケースを示し、該クランクケース1の
一側には第4図中に示す如く、隔壁1Aを介して
筒部1Bが突設され、該筒部1Bにはモータ(図
示せず)を内蔵するモータケース2が気密に取付
けられている。3はモータの出力軸を示し、該出
力軸3の先端側は隔壁1Aに軸受4を介して回転
可能に支持され、クランク室A内へと突出してい
る。5はクランク室A内に位置して該出力軸3の
先端に固着されたクランク軸を示し、該クランク
軸5にはバランスウエイト5Aが設けられ、出力
軸3によつて回転駆動されるときの回転バランス
を取るようになつている。
6はクランクケース1の他側端面にボルト7,
7,……により固着されたカバーを示し、該カバ
ー6はクランクケース1内のクランク室Aおよび
モータケース2内を密閉するようになつている。
また、8はクランクケース1に設けられた吸気口
を示し、該吸気口8は第3図中に示すようにクラ
ンクケース1の下端側に形成され、クランク室A
内に外部の空気を吸込むようになつている。
9はクランクケース1上に気密に搭載された円
筒状のシリンダ、10は該シリンダ9上に気密に
搭載されたシリンダヘツドを示し、該シリンダヘ
ツド10の軸方向および径方向には圧縮空気の吐
出穴10Aおよび吐出ポート10Bが設けられ、
該吐出ポート10Bはエアドライヤを介してエア
タンク(いずれも図示せず)と接続されるように
なつている。また、該シリンダヘツド10には吐
出穴10Aと吐出ポート10Bとの間に位置して
上向きに筒部10Cが突設されている。11は該
吐出穴10A上に離着座する円板状の吐出弁、1
2は該吐出弁11をリフト可能に支持すべく、シ
リンダヘツド10の筒部10Cに螺着された金属
製の栓体を示し、該栓体12内には吐出弁11が
摺動可能に挿嵌され、該吐出弁11はばね13に
より吐出穴10A上へと常時付勢されている。
14はシリンダ9内に摺動可能に挿嵌されたロ
ツキングピストンで、該ロツキングピストン14
の下面側中央にはピストンロツド15が一体的に
設けられ、該ピストンロツド15の下端側はクラ
ンク軸5に軸受16を介して回動可能に取付けら
れている。そして、該ロツキングピストン14は
クランク軸5の回転によりピストンロツド15を
介してシリンダ9内を揺動しつつ、往復動し、シ
リンダヘツド10との間に圧縮室Bを形成するよ
うになつている。また、該ロツキングピストン1
4には、ピストンロツド15から径方向に離間し
た位置に大径の吸気穴14Aが1個軸方向に穿設
させ、該吸気穴14Aは後述する固定リング18
の吸気穴18Aと共にクランク室Aの空気を圧縮
室B内へと吸入させるようになつている。
17はロツキングピストン14上に設けられた
リツプリング、18は該リツプリング17をロツ
キングピストン14上に固定している固定リング
で、該固定リング18はロツキングピストン14
と同様に金属材料によつて円板状に形成され、該
ロツキングピストン14の上面側にねじ19によ
つて締着されている。そして、該固定リング18
には前記吸気穴14Aと対応する位置に該吸気穴
14Aと連通する他の吸気穴18Aが1個穿設さ
れている。一方、前記リツプリング17はポリテ
トラフルオラエチレン(テフロン)等の耐摩耗性
の高い樹脂材料によつて形成され、その内周端側
は固定リング18とロツキングピストン14との
間で挟持されている。そして、該リツプリング1
7の外周端側は固定リング18の外周側を取囲む
ように屈曲され、ロツキングピストン14、固定
リング18とシリンダ9との間を気密にシールす
るようになつている。なお、該リツプリング17
の外周端側はロツキングピストン14の揺動に応
じて、例えば円形から楕円形へと適宜に弾性変形
し、シリンダ9の内周面に常時摺接するようにな
つている。
さらに、20は固定リング18の吸気穴18A
上に離着座するようになつた吸気弁で、該吸気弁
20は弾性変形可能な金属材料によつて薄板状に
形成され、その基端側は固定リング18とねじ1
9の頭部との間で挟持されている。そして、該吸
気弁20はロツキングピストン14の吸入行程で
開弁して、クランク室A内の空気を各吸気穴14
A,18Aを介して圧縮室B内へと吸入させ、圧
縮行程では図示の如く閉弁されるようになつてい
る。なお、前記シリンダヘツド10の底面側には
ねじ19の頭部に対応する凹部10Dが形成さ
れ、該凹部10Dはロツキングピストン14が上
死点に達したときに、ねじ19の頭部がシリンダ
ヘツド10の底面側に当接するのを防止するよう
になつている。
従来技術によるエアコンプレツサは上述の如き
構成を有するもので、次にその作動について述べ
る。
まず、モータの出力軸3によりクランク軸5を
回転駆動すると、ロツキングピストン14は該ク
ランク軸5によりシリンダ9内を揺動しつつ、往
復動する。そして、該ロツキングピストン14が
上死点から下死点へと達する吸入行程では、圧縮
室B内が負圧となるから、吸気弁20が開弁し
て、クランク室A内の空気が空気穴14A,18
Aを介して圧縮室B内へと吸入される。一方、ロ
ツキングピストン14が下死点から上死点へと達
する圧縮行程では、吸気弁20が閉弁して、圧縮
室B内の空気は所定圧力まで圧縮される。そし
て、該圧縮室B内の圧力が所定圧力に達すると、
吐出弁11がばね13に抗して開弁し、圧縮空気
は吐出穴10Aから吐出ポート10B側へと吐出
され、エアドライヤを介してエアタンクへと貯溜
される。そして、この圧縮空気はエアタンクから
車輌の車高調整装置等に供給され、車高の調整を
行うようになる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
然るに、上述した従来技術では、例えば
SUM22等の金属材料によつて栓体12を形成し、
コンプレツサ自体を車体の下部側に取付ける関係
上、使用条件が高温、高湿となるから、該栓体1
2には亜鉛メツキ等を施しているものの、錆等が
発生し易く、該栓体12の信頼性を高めることが
できない上に、メツキ処理に時間がかかり、コス
トが高くなるという欠点がある。さらに、該栓体
12をシリンダヘツド10の筒部10Cに螺着す
るとき、初期締付力によつて弛みを防止している
ものの、コンプレツサの振動等によつて該栓体1
2は弛み、ばね13の付勢力が小さくなつて、吐
出弁11の開弁圧を所定圧に維持できなくなる等
の欠点がある。
本考案は上述した従来技術の欠点に鑑みなされ
たもので、本考案は栓体を樹脂材料で形成するこ
とにより、錆等の発生を防止でき、信頼性を高め
ることができる上に、該栓体の弛みを確実に防止
でき、吐出弁の開弁圧を所定圧に維持できるよう
にしたエアコンプレツサを提供するものである。
〔問題点を解決するための手段〕
上述した問題点を解決するために本考案が採用
する構成の特徴は、栓体を樹脂材料によつて形成
し、該栓体の頭部には径方向に弾性変形可能なラ
ツチ部を設け、シリンダヘツドには前記栓体の弛
み止めを行うべく、該栓体のラツチ部が係止する
係止突起を設けたことにある。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を第1図および第2図に
基づいて説明する。なお、実施例では前述した第
3図に示す従来技術と同一の構成要素に同一の符
号を付し、その説明を省略するものとする。
図中、21はシリンダ9上に気密に搭載された
シリンダヘツドを示し、該シリンダヘツド21は
従来技術で述べたシリンダヘツド10とほぼ同様
に形成され、吐出穴21A、吐出ポート21B、
筒部21Cおよび凹部21D等が設けられてい
る。然るに、該シリンダヘツド21の筒部21C
にはその上端側端面から上向きに3個の係止突起
21C-1,21C-1,……が突設され、該各係止
突起21C-1は第2図中に示す如く、後述する栓
体22の頭部22Aを取囲むように円弧状に湾曲
し、周方向に所定間隔をもつて形成されている。
そして、該各係止突起21C-1の周方向端面には
後述のラツチ部22Bが係止して、栓体22の弛
み止めを行うようなつている。
22はシリンダヘツド21の吐出穴21A上で
吐出弁11をリフト可能に支持すべく、筒部21
Cに螺着された栓体を示し、該栓体22は従来技
術で述べた栓体12とほぼ同様に形成され、摺動
可能に挿嵌された吐出弁11をばね13により吐
出穴21A上へと常時付勢するようになつてい
る。然るに、該栓体22は高強度の樹脂材料等に
よつて形成され、耐熱性や防錆性等を有するよう
になつている。ここで、該栓体22の頭部22A
には径方向で相対向するように位置し、周方向一
側が固定端、他側が自由端となつて、この自由端
側が径方向外向きに突出するラツチ部22B,2
2Bが設けられ、該各ラツチ部22Bはその径方
向内側に設けられた略U字形状の切込み22C,
22Cを介して径方向に弾性変形可能に形成され
ている。また、該頭部22Aの中央には、例えば
六角形状の工具係合溝22Dが設けられ、該工具
係合溝22D内には栓体22を回転させるための
工具(図示せず)が係合されるようになつてい
る。そして、該栓体22を筒部21C内に螺着す
べく、該栓体22を第2図中の矢示C方向に回転
させるときには、該栓体22の各ラツチ部22B
は筒部21Cの各係止突起21C-1により径方向
内向きに弾性変形され、該各係止突起21C-1
通過したときに径方向に突出するようになつてい
る。この結果、該各ラツチ部22Bの自由端側端
面は各係止突起21C-1の周方向端面に係止する
ようになり、栓体22が矢示D方向に逆回転して
弛むのを防止するようになつている。
本実施例によるエアコンプレツサは上述の如き
構成を有するもので、その基本的作動については
従来技術によるものと格別差異はない。
然るに、本実施例では、栓体22を樹脂材料に
よつて形成し、該栓体22の頭部22Aには該栓
体22の弛み方向回転時にシリンダヘツド21の
係止突起21C-1と係止するラツチ部22Bを設
けたから、当該エアコンプレツサの振動等によつ
て栓体22に弛み方向(矢示D方向)の回転力が
付与されても、該栓体22の弛みを確実に防止で
き、吐出弁11の開弁圧をばね13を介して所定
圧に維持することができる。
また、該栓体22は金属材料に比較して安価な
樹脂材料によつて形成されているから、コストの
低減化を図り得るばかりでなく、高温、高湿の雰
囲気中でも錆等が発生せず、表面処理等が不要と
なり、信頼性を高めることができる等、種々の効
果を奏する。
なお、前記実施例では、シリンダヘツド21の
筒部21Cに3の係止突起21C-1を設けるもの
として述べたが、該係止突起21C-1の個数は適
宜に変えてもよい。また、該各係止突起21C-1
は必ずしも円弧状に湾曲して形成する必要はな
い。さらに、栓体22に設けたラツチ部22Bに
ついても、2個に限ることなく、適宜に個数を増
減させてもよい。
また、前記実施例では、ロツキングピストン式
のエアコンプレツサを例に挙げて説明したが、本
考案はこれに限定されず、往復動ピストン型、ダ
イヤフラム型等、種々のエアコンプレツサにも適
用できることは勿論である。
〔考案の効果〕
以上詳述した通り、本考案によれば、栓体を樹
脂材料によつて形成し、該栓体の頭部には径方向
に弾性変形可能なラツチ部を設け、シリンダヘツ
ドには栓体の弛み止めを行うべく、該栓体のラツ
チ部が係止する係止突起を設けたから、コンプレ
ツサ自体の振動等によつて栓体が弛み方向の回転
力を受けても、栓体のラツチ部とシリンダヘツド
の係止突起との係止により、該栓体の弛みを確実
に防止でき、吐出弁の開弁圧を所定圧に維持でき
る。また、栓体を樹脂材料で形成したから、錆等
の発生がなく、信頼性を高めることができる等、
種々の効果をする。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本考案の実施例に係り、
第1図はコンプレツサの要部を示す縦断面図、第
2図は第1図中の矢示−方向断面図、第3図
および第4図は従来技術に係り、第3図はコンプ
レツサの縦断面図、第4図は第3図中の矢示−
方向断面図である。 9……シリンダ、11……吐出弁、13……ば
ね、14……ロツキングピストン、21……シリ
ンダヘツド、21A……吐出穴、21C……筒
部、21C-1……係止突起、22……栓体、22
A……頭部、22B……ラツチ部、22C……切
込み。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ピストンが摺動可能に挿嵌されたシリンダと、
    該シリンダ上に搭載され、圧縮空気の吐出穴が穿
    設されたシリンダヘツドと、該シリンダヘツドの
    吐出穴上に離着座する吐出弁と、該吐出弁をリフ
    ト可能に支持すべく、前記シリンダヘツドに螺着
    された栓体とからなるエアコンプレツサにおい
    て、前記栓体を樹脂材料によつて形成し、該栓体
    の頭部には径方向に弾性変形可能なラツチ部を設
    け、前記シリンダヘツドには前記栓体の弛み止め
    を行うべく、該栓体のラツチ部が係止する係止突
    起を設けたことを特徴とするエアコンプレツサ。
JP16021286U 1986-10-20 1986-10-20 Expired JPH0241355Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16021286U JPH0241355Y2 (ja) 1986-10-20 1986-10-20

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16021286U JPH0241355Y2 (ja) 1986-10-20 1986-10-20

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6365880U JPS6365880U (ja) 1988-04-30
JPH0241355Y2 true JPH0241355Y2 (ja) 1990-11-02

Family

ID=31085378

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16021286U Expired JPH0241355Y2 (ja) 1986-10-20 1986-10-20

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0241355Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110114575A (zh) * 2017-01-26 2019-08-09 日立汽车系统株式会社 往复式压缩机

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6365880U (ja) 1988-04-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6443713B1 (en) Diaphragm pump with support ring
JPH0241355Y2 (ja)
CN211082008U (zh) 限位结构与发动机缸头减压装置
JPH0335896Y2 (ja)
JP5733994B2 (ja) ピストン
JP3602576B2 (ja) 揺動型圧縮機
US4230026A (en) Reciprocating piston device
JPH0968279A (ja) スイングピストン
JP2003161260A (ja) 往復動圧縮機
KR100437401B1 (ko) 밀폐형 압축기의 프레임
JPH0341104Y2 (ja)
JPH0636308Y2 (ja) ロッキングピストン
JP2005030341A (ja) ダイヤフラムポンプ
JP7413025B2 (ja) 圧縮機、ピストン、およびコンロッド
JPH10103230A (ja) 可変容量型の斜板型圧縮機
JPS59206687A (ja) 往復動圧縮機
JP3858134B2 (ja) 小型ポンプ
KR200264472Y1 (ko) 밀폐형 압축기의 크랭크축
JP4207830B2 (ja) 流体圧アクチュエータ
KR200145375Y1 (ko) 연결로드와 피스톤을 갖춘 왕복동형 압축기
KR100453001B1 (ko) 밀폐형 압축기의 프레임 코킹체결구조
JPH109142A (ja) 往復動型圧縮機
JPH0240872B2 (ja)
JP2006029232A (ja) 圧縮機
JPS6240141Y2 (ja)