JPH0241323Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0241323Y2
JPH0241323Y2 JP16937884U JP16937884U JPH0241323Y2 JP H0241323 Y2 JPH0241323 Y2 JP H0241323Y2 JP 16937884 U JP16937884 U JP 16937884U JP 16937884 U JP16937884 U JP 16937884U JP H0241323 Y2 JPH0241323 Y2 JP H0241323Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve member
brake device
exhaust brake
exhaust
supply path
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP16937884U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6184146U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP16937884U priority Critical patent/JPH0241323Y2/ja
Publication of JPS6184146U publication Critical patent/JPS6184146U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0241323Y2 publication Critical patent/JPH0241323Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、一般にトラツク或いはバス等の大型
車輌において、排気管の途中に介在連設して急降
坂時に排気ガスの排出流通路を閉塞して車輌に制
動機能を及ぼすようにしたスライド式排気ブレー
キ装置における特に開路に際してその機能を発揮
する構造の改良に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、この種の排気ブレーキ装置としては第2
図に例示するように、本体ハウジング21内の作
動路24に内装されるエヤーシリンダー側のピス
トン桿26の先端部附近に関着した板状の弁部材
23は、底壁部に排圧調整孔27を貫設し、且つ
前記ピストン桿26の先端に固着して弁部材23
と掛合するブロツク部材25に補助弁板28を緩
着状に敷設せしめたものである。従つて、排気流
通路22の閉路に際して、外部からの高圧気体に
よるシリンダー側のピストン上部への供給に伴う
弁部材23の表面とに摺動する補助弁板28によ
つて排圧調整孔27を閉じると共に、ピストン桿
26の先端部をもつて弁部材23を押圧して閉路
せしめ、一方開路に際しては、シリンダー側に内
装したピストン背後のバネ力によるピストン桿2
6の後退に伴うピストン上部の高圧気体の外部へ
の放出につれて摺動する前記補助弁板28によつ
て排出調整孔27を開くと共に、ブロツク部材2
5の弁部材23への掛合により該弁部材を引き上
げて開路するように構成していた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
一般にこれら排気ブレーキ装置はその機能上、
排気流通路の閉路時には勿論のことであるが、開
路に際しても速かに作動することが必要であり、
そのためには排圧調整孔を充分に大径に設けて開
路時の弁部材に加わる排圧を瞬時に下げることが
望まれるところである。しかしながら前記従来の
排気ブレーキ装置にあつては、弁部材自体を極力
軽量にして迅速な開閉作動に伴い排圧調整孔を比
較的薄肉からなる弁部材の底壁部に設けることが
望ましく、従つて製品全体の小型、軽量化及び絶
えず繰返される往復作動の使用状態下での剛性等
に関連して、その排圧調整孔形状は大径にするこ
とができず、従つて開路に際して効果的に排圧を
下げることが未だ不充分であり、その作動に機能
上のおくれを生ずる問題があつた。
一方、上記問題の対策としてエヤーシリンダー
側に内装したバネ体のバネ力を増大したものがあ
るが、この場合も関連した構成部品相互の機械的
強度を損ね、同時にシリンダー側を大型化しなけ
ればならないため製品重量を増すこととなり、そ
の反面、閉路時に大きな押圧力を必要とする等の
問題を有した。
本考案は、このような従来の前記問題を極めて
効果的に解決するため、特に閉路状態での弁部材
の背面に当接係合する本体ハウジング側のシート
壁面に給気路に連る噴気構造を設け、更に該給気
路を外部の高圧気体供給源に別途配管連結し、開
路に際して噴気構造部に高圧気体を瞬時供給して
噴出せしめることにより、シート壁面での弁部材
をわずかに浮上、離体等して当接係合を緩和せし
め、摺擦抵抗を極力小とし、弁部材の初期の引き
上げ力を軽減して機能上のおくれをなくし迅速且
つ円滑に作動する排気ブレーキ装置を提案するこ
とを目的とするものである。
〔問題を解決するための手段〕
本考案は、両側端部を排気管との連結壁部とす
る排気流通路の略直角方向に、端部に取付けたエ
ヤーシリンダーとの隔壁を貫通して突出した該エ
ヤーシリンダー側のピストン桿の先端附近に板状
の弁部材を関着して内装してなる該弁部材の作動
路を連設し、且つ前記エヤーシリンダー側の内部
に通ずる頂部を外部のアクセルペタルの操作に連
動するバルブ機構を有して高圧気体供給源に配管
連結せしめ、前記弁部材による排気流通路での開
閉をピストン桿の往復動に伴つて行わしめるよう
にした排気ブレーキ装置において、閉路状態での
前記弁部材の背面に当接係合する本体ハウジング
側のシート壁面に、給気路に連る噴気構造を設
け、更に給気路を前記アクセルペタルの操作に連
動し、且つ前記バルブ機構とはその開閉作動を異
にする制御バルブ機構を有して高圧気体供給源に
別途配管連結せしめ、開路に際して前記噴気構造
部に高圧気体を瞬時供給して弁部材背面の当接係
合面に噴出せしめるようにしてなるスライド式排
気ブレーキ装置を要旨とするものであり、更に前
記噴気構造を、給気路に連る環状又は角形の凹溝
形状或いは同様に給気路に連る相互に連通する複
数個の孔形状をもつて構成してなるものである。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明
する。
第1図は、本考案のスライド式排気ブレーキ装
置の縦断面図であつて、同時に作動回路を示す説
明図であり、1は両側端部を排気管との連結壁部
1′,1″とする排気流通路の略直角方向に、端部
に取付けたエヤーシリンダー5との隔壁を貫通し
て突出した該エヤーシリンダー側のピストン桿6
の先端附近に板状の弁部材3を関着して内装して
該弁部材の作動路4を連設してなる排気ブレーキ
本体ハウジング、7はピストン桿6の先端附近に
固着したブロツク部材であつて、開路時に弁部材
3に掛合して引き上げてなるものである。9は閉
路状態での前記弁部材3の背面に当接係合する本
体ハウジング1側のシート壁面8に設けた、例え
ば環状又は角形の凹溝又は複数個の孔からなる噴
気構造であり、該噴気構造をもつて給気路10に
連るものであり、更に給気路10を外部のアクセ
ルペタル15の操作に連動する電磁式からなる制
御バルブ機構13′を有して高圧気体供給源12
と別途配管連結すると共に、該制御バルブ機構を
作動スウイツチ17、タイマー16及びリレー1
7′を経て電源18のメインスウイツチ14に結
線してなるものである。更に、従来における作動
回路、即ち前記エヤーシリンダー5側の内部に通
ずる頂部を、前記アクセルペタル15の操作に連
動して開閉するバルブ機構13を有して高圧気体
供給源12と配管連結してなるもので、該バルブ
機構をアクセルペタル15に結線してある。
前記バルブ機構13と制御バルブ機構13′と
は、アクセルペタル15の操作に連動してその開
閉作動を異にするもので、又、11はエヤーシリ
ンダー5のピストンの背後に内装したバネ体であ
る。
尚その所望に応じて、弁部材23に前記従来の
排圧調整孔27を設けた弁構造のものを本考案に
併用してよいことは勿論のことである。
〔作用〕
本考案の動作を説明すると、走行中での制動時
にアクセルペタル15を離すことによりバルブ機
構13側のみを開いて高圧気体供給源12からの
圧縮気体をエヤーシリンダー5側のピストン上部
の内部に噴出し、バネ体11の張力に抗してピス
トンを押し下げ、ピストン桿6の先端部をもつて
弁部材3を押圧して排気流通路2を閉路し、機関
への負荷を増大して制動機能を発揮するのであ
る。一方開路に際しては、アクセルペタル15を
踏むことにより前記バルブ機構13側を閉じ、同
時に予めセツトしたタイマー16による作動用ス
ウイツチ及びリレー17′の作動により制御バル
ブ機構13′を開いて高圧気体供給源12からの
圧縮気体を給気路10を経て噴気構造9部に瞬時
供給して弁部材3背面の当接係合面に噴出せしめ
て、シート壁面8での弁部材3をわずかに浮上、
離体せしめて当接係合を緩和し、摺擦抵抗を小と
して弁部材3にかかる初期の押し上げ力を軽減す
る結果となり、バネ体11の張力によつておくれ
なく迅速且つ円滑に開路機能を発揮する結果とな
るものである。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案のスライド式排気
ブレーキ装置は、特に閉路状態での弁部材3の背
面に当接係合する本体ハウジング1側のシート壁
面8に給気路10に連る噴気構造9を設け、更に
給気路10をアクセルペタル15に連動して開閉
作動してなる制御バルブ機構13′を有して外部
の高圧気体供給源12に別途配管連結せしめ、特
に開路に際して前記噴気構造9部に圧縮気体を瞬
時供給して弁部材3背面に噴出せしめてなるた
め、シート壁面8での弁部材3の浮上、離体によ
つて相互の当接係合を緩和して摺擦抵抗を小とす
ることとなり、従つて弁部材3にかかる初期の引
き上げ力を軽減するため機能上のおくれをなくし
て迅速且つ円滑に作動せしめることができ、同時
に相互の摺擦係合面での摩耗を極度に軽減して耐
久性の向上と長期に亘つて確実な制動機能とを発
揮する結果となり、更に設計に際して比較的弱い
バネ力をもつて構成することを可能にするため、
関連した構成部品相互の機械的強度を損う憂いが
なく、又シリンダー5側を小型化として製品全体
を軽量に構成することができる等、多くの効果を
備えた極めて有用な排気ブレーキ装置のものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示すスライド式排
気ブレーキ装置の縦断面図で、同時に作動回路を
示す説明図、第2図は従来の実施例を示すスライ
ド式排気ブレーキ装置の閉路状態での弁部材附近
のみの一部縦断面図である。 1……本体ハウジング、3……弁部材、8……
シート壁面、9……噴気構造、10……給気路、
12……高圧気体供給源、13……バルブ機構、
13′……制御バルブ機構、15……アクセルペ
タル。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 両側端部を排気管との連結壁部とする排気流
    通路の略直角方向に、端部に取付けたエヤーシ
    リンダーとの隔壁を貫通して突出した該エヤー
    シリンダー側のピストン桿の先端附近に板状の
    弁部材を関着して内装してなる該弁部材の作動
    路を連設し、且つ前記エヤーシリンダー側の内
    部に通ずる頂部を外部のアクセルペタルの操作
    に連動するバルブ機構を有して高圧気体供給源
    に配管連結せしめ、前記弁部材による排気流通
    路での開閉をピストン桿の往復動に伴つて行わ
    しめるようにした排気ブレーキ装置において、
    閉路状態での前記弁部材3の背面と当接係合す
    る本体ハウジング1側のシート壁面8に、給気
    路10に連る噴気構造9を設け、更に給気路1
    0を前記アクセルペタル15の操作に連動し、
    且つ前記バルブ機構13とはその開閉作動を異
    にする制御バルブ機構13を有して高圧気体供
    給源12に別途配管連結せしめ、開路に際して
    前記噴気構造9部に高圧気体を瞬時供給して弁
    部材3背面の当接係合面に噴出せしめるように
    構成することを特徴とするスライド式排気ブレ
    ーキ装置。 (2) 実用新案登録請求の範囲第1項記載におい
    て、噴気構造9を給気路10に連る環状又は角
    形の凹溝形状をもつて構成することを特徴とす
    るスライド式排気ブレーキ装置。 (3) 実用新案登録請求の範囲第1項記載におい
    て、噴気構造9を給気路10に連る相互に連通
    する複数個の孔形状をもつて構成することを特
    徴とするスライド式排気ブレーキ装置。
JP16937884U 1984-11-08 1984-11-08 Expired JPH0241323Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16937884U JPH0241323Y2 (ja) 1984-11-08 1984-11-08

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16937884U JPH0241323Y2 (ja) 1984-11-08 1984-11-08

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6184146U JPS6184146U (ja) 1986-06-03
JPH0241323Y2 true JPH0241323Y2 (ja) 1990-11-02

Family

ID=30727117

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16937884U Expired JPH0241323Y2 (ja) 1984-11-08 1984-11-08

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0241323Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6184146U (ja) 1986-06-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4047665A (en) Spray control system
US5564386A (en) Motorbrake for a diesel engine
FI956277A0 (fi) Hallitun, voimakkaasti purkautuvan suihkun aikaansaava vesipistoolin laukaisumekanismi
JPH0241323Y2 (ja)
EP0192962A1 (en) Idling return device for internal combustion engines
KR850004057A (ko) 궤도차랑의 다이완식 압축공기 브레이크용 이완장치
JPS603437A (ja) 排気ブレ−キシステム
CN210760731U (zh) 一种增压式多功能继动阀
US1447908A (en) Combined clutch and brake control
US4211197A (en) Compressive pressure augmentation device
KR100384317B1 (ko) 클러치 부스터
US5103786A (en) Sliding exhaust brake system
US4462349A (en) Flow control device of a helically-shaped intake port for use in a diesel engine
JP2848892B2 (ja) スライド式排気ブレーキ装置
JP2503353Y2 (ja) スライド式排気ブレ―キ装置
JPS603436A (ja) 排気ブレ−キシステム
JPH0143442Y2 (ja)
JPH0913995A (ja) 排気ブレーキ装置
JP2557418Y2 (ja) エア−コンプレッサ装置
KR100579735B1 (ko) 브레이크 장치의 원웨이 밸브
JPS57198334A (en) Opening and closing device of intake air throttle valve for internal combustion engine
KR19980052263U (ko) 차량의 클러치 부스터장치
JPS6140882Y2 (ja)
JPS6079129A (ja) エンジン吸入空気量の制御装置
JP2001041105A (ja) ロケットエンジンの燃焼ガス制御装置