JPH0241149Y2 - - Google Patents

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JPH0241149Y2
JPH0241149Y2 JP1985021337U JP2133785U JPH0241149Y2 JP H0241149 Y2 JPH0241149 Y2 JP H0241149Y2 JP 1985021337 U JP1985021337 U JP 1985021337U JP 2133785 U JP2133785 U JP 2133785U JP H0241149 Y2 JPH0241149 Y2 JP H0241149Y2
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sheet
mastic
convex
asphalt
waterproof sheet
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  • Synthetic Leather, Interior Materials Or Flexible Sheet Materials (AREA)
  • Adhesive Tapes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は良好な通気性を有する通気口を、それ
自体が備えている複合防水シートに係る。
[従来の技術およびその問題点] 現在、屋根防水材として自己粘着性を有し、且
つ、下地追従性の良好な粘着層を有する防水シー
トが使用されているが、下地から発生する水蒸気
あるいは施工時に抱き込まれた空気の影響で防水
シートに膨れを生じる欠点がある。その膨れを防
止するため下記のような対策が施されている。
(1) 樹脂シートの片面に多数の凸状突起を設けた
緩衝性シートの、片面あるいは両面に不織布を
貼着する。
(2) 防水シートの粘着層の下に多孔性の不織布を
敷きつめる。
(3) 不織布、樹脂シートおよび起毛された不織布
の三層がこの順に積層されたシートの、起毛さ
れた不織布の面を屋根に面して施設する。
(4) 防水シートの屋根との間にハニカム状の溝を
有するポリエチレンシートを敷きつめる。
上記(1)および(3)で使用される部材はそれ自身の
防水性能が不十分であつて、そのシートの上にさ
らに何らかの防水層を設ける必要があり、また凸
状突起あるいは起毛された不織布によつて実現さ
れる空間も十分なものではなく、通気性も満足で
きるものではない。(2)および(4)においては防水シ
ートと通気性とを明確に分離しており、まず通気
口を形成する材料を施設し、次いで防水シートを
貼着する必要があり、施工性が著しく劣るとの問
題があつた。また、(2)では通気性はやや改良され
るものの未だ十分でないこともあつた。
[問題点を解決するための手段] 本考案は、上述の問題点を解消し、防水性と通
気性とを併せ持ち、施工性も優れた防水シートを
提供する。
本考案は、多数の柱状の凸状突起を片面に有す
る熱可塑性樹脂シートの、凸状突起が存在しない
側の全面にマスチツクを積層し、且つ、マスチツ
クを凸状突起の内部に充満させた複合防水シート
に関するものである。そして、この複合防水シー
トは、凸状突起を有する側を下地面に接着するも
のである。
この考案の複合防水シートは防水層と通気口を
形成する材料とが積層一体化されたものであり、
凸状突起の中にはマスチツクが充満されているこ
と、及び凸状突起が柱状の形成を有しているた
め、その剛性が大きく、長期にわたつて通気のた
めの十分な空間を維持し得るため、下地から発生
する水蒸気あるいは施工時に抱き込まれた空気が
速やかに外部へ排出され、防水シートの膨れを生
ずることがない。また、凸状突起を有する樹脂シ
ートおよびマスチツクは共に耐水性が非常に高い
材料であるため、両層を積層した複合防水シート
の防水性能は極めて優れている。さらに、防水層
と通気口を形成する材料とが一体となつたシート
であるため、防水層と通気口を形成する材料とを
別々に施工するものに比べて、施工が極めて容易
であり、施工時間も大幅に短縮される。
以下、本考案の一実施例を図面により詳細に説
明する。
第1図において1は複合防水シート、2は凸状
突起、3は熱可塑性樹脂シート、4はマスチツ
ク、5は離型紙、6は通気口、7は接着剤層、8
は下地面である。
多数の凸状突起2を片面に有する熱可塑性樹脂
シート3の材料としては、ポリエチレン、ポリプ
ロピレン、エチレン−プロピレン共重合体、エチ
レン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−エチル
(メタ)アクリレート共重合体、エチレン−メチ
ル(メタ)アクリレート共重合体などのポリオレ
フインあるいはこれらのブレンド物、ポリアミ
ド、ポリエステルなどを挙げることができる。こ
れらの中でもその優れた成形性、耐水性、耐候性
などのためポリオレフインが好適である。
ポリオレフインの中でも高密度ポリエチレンが
その高い剛性のため、人が踏み付けた場合でも凸
状突起が潰れることがなく、通気性が損なわれる
ことがないため好ましい。
熱可塑性樹脂シート3の凸状突起2は角柱状、
円柱状、楕円柱状、等の形状またはそれらを組合
わせた形状であることができる。特に、その凸状
突起2は高さが0.3〜10mm、好ましくは0.5〜5mm
程度であつて、底面積が0.05〜10cm2、好ましくは
0.1〜5cm2程度である円柱状、楕円柱状等の柱状
であることが好ましい。凸状突起2同志の間隔は
0.3〜15mm、特に1〜12mmとなるように全面に配
置されていることが好ましい。
本考案におけるマスチツク4とは、従来より屋
根あるいは床などの防水に使用されているアスフ
アルトとゴムとを主成分とする材料を意味する。
ゴムはアスフアルト100重量部に対して10〜40重
量部添加されていることが好ましい。
アスフアルトとしては、一般にアスフアルトと
呼ばれるもの、例えば、天然アスフアルト、アス
フアルタイトなどの天然に産するもの、ならびに
ストレートアスフアルト、ブロンアスフアルト、
カツトバツクアスフアルトなどの石油アスフアル
トが使用され得る。
ゴム成分としては、天然ゴム、合成ゴム、例え
ば、ポリブタジエン、ポリイソプレン、ポリクロ
ロプレン、イソプレン−ブチレン共重合体、スチ
レン−ブタジエン共重合ゴム、いわゆる熱可塑性
弾性体といわれるスチレン−ブタジエンブロツク
共重合体などが使用され得る。
また、上記主成分の他に、マスチツク4の低温
での柔軟性を改良するために熱可塑性樹脂をアス
フアルト100重量部に対して0〜15重量部、また
マスチツク4の凝集力を高めるために無機充填材
をアスフアルト100重量部に対して40〜100重量部
添加してもよい。さらに、マスチツク4の粘着性
を向上させるためにマスチツク4にして0.01から
0.5重量部程度の少量のイオウを添加することが
好ましい。熱可塑性樹脂としては、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重
合体、エチレン−エチル(メタ)アクリレート共
重合体、エチレン−メチル(メタ)アクリレート
共重合体、ポリブテン−1、ポリメチルペンテン
−1、ポリスチレン、アクリロニトリル−スチレ
ン共重合体、アクリロニトリル−ブタジエン−ス
チレン共重合体、ポリ塩化ビニル、ポリアクリロ
ニトリルなどが使用される。無機充填材として
は、炭酸カルシウム、ケイ酸マグネシウム、無水
ケイ酸、ケイ酸カルシウム、ケイ酸アルミニウ
ム、クレー、カーボンブラツクなどの粒子状無機
充填材、石綿、チツプドストランドガラスなどの
維持状無機充填材が使用される。イオウとしては
ゴムを加硫することができるものはすべて使用し
得る。
さらにマスチツク4には、上記各成分の配合を
容易にし、得られるマスチツク4の粘度を調節す
るためにプロセスオイル、ワセリン、セレシン、
石油樹脂、低分子量ポリエチレン、低分子量ポリ
プロピレン、低分子量ポリブタジエン、低分子量
ポリブテンなどの石油系軟化剤をアスフアルト
100重量部に対して10〜100重量部、特に10〜30重
量部添加することが好ましい。
マスチツク4の表面には輸送、保管あるいはハ
ンドリング時などにおける他の物への無用な粘着
を防止するため、離型紙5を全面に貼合すること
が好ましい。
複合防水シート1は下地面8に塗布された接着
剤層7に直接貼着してもよいし、不織布などを介
してもよい。複合防水シート1と下地面8との間
に形成される連続した通気口6を通つて、下地か
ら発生する水蒸気あるいは施工時に抱き込まれた
空気は速やかに外部へ逸散される。
次に、本考案になる複合防水シート1の製造方
法の一例を説明する。
複合防水シート1の厚みと略同一の厚みを有す
る、等速で回転する一対の内部冷却型の貼り合せ
ロールの一方の側の上方から、多数の凸状突起2
を片面に有する熱可塑性樹脂シート3を、その凸
状突起2の側をロール面に向けて巻き掛け、他方
の側の上方から剥離紙5を供給する。そのように
して熱可塑性樹脂シート3と剥離紙5との間に形
成される空間に、100℃程度の温度のマスチツク
4を供給して複合防水シート1を形成し、ロール
によりマスチツク4を冷却固化した状態で巻き取
る。
[考案の効果] 本考案になる複合防水シートは、熱可塑性樹脂
シートとマスチツクとから構成されているためそ
の防水性能が極めて高く、熱可塑性樹脂シートに
形成されている凸状突起にマスチツクが充満され
ていること、及び凸状突起が柱状の形状を有して
いることにより、シート上より何らかの外力が加
わつた時にも、凸状突起が容易に潰れることはな
く長期にわたつて良好な通気性が維持される。ま
た、防水層と通気口を形成する材料とが一体とな
つた構造であるため、取り扱いが容易で施工性も
極めて優れている。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案になる複合防水シートを下地面
に貼着した状態を示す断面図である。 1……複合防水シート、2……凸状突起、3…
…熱可塑性樹脂シート、4……マスチツク、5…
…離型紙、6……通気口、7……接着剤層、8…
…下地面。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (a) 多数の柱状の凸状突起を有する熱可塑性樹脂
    シートの、 (b) 凸状突起2が存在しない側の全面に、 (c) マスチツクを積層し、且つ、 (d) マスチツクが凸状突起2の内部に充満されて
    おり、更に、 (e) 下地面と接着する側に多数の凸状突起を有し
    ている、 複合防水シート。
JP1985021337U 1985-02-19 1985-02-19 Expired JPH0241149Y2 (ja)

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JPS61137638U JPS61137638U (ja) 1986-08-27
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JPS4922960U (ja) * 1972-05-29 1974-02-26
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