JPH0240616A - カラー画像表示システム - Google Patents

カラー画像表示システム

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JPH0240616A
JPH0240616A JP63189662A JP18966288A JPH0240616A JP H0240616 A JPH0240616 A JP H0240616A JP 63189662 A JP63189662 A JP 63189662A JP 18966288 A JP18966288 A JP 18966288A JP H0240616 A JPH0240616 A JP H0240616A
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color
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color filter
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金子 修三
Kazuo Isaka
井阪 和夫
Akihiro Mori
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はフロッピーディスクや光ディスク、光磁気メモ
リ媒体、コンピュータ等から出力される画像信号あるい
はファクシミリ信号その他の画像信号を受けて画像を出
力表示する画像表示に関し、また多様化するカラー画像
を出力するための画像表示システムに係わる。
[従来の技術] 従来よりテレビやVTRによる動画出力やコンビエータ
との対話作業における出力はCRT (ブラウン管)や
TN(ツィステッドネマティック)液晶のデイスプレィ
モニタに、また、WP(ワードプロセサ)やファクシミ
リ等による文書、図形等の高精細画像はプリントアウト
されたハードコピーとしてペーパーに出力表示されてき
た。
ここでCRTは上記の動画出力に対しては美しい画像を
出力するが、長時間静止した画像に対しては、フリッカ
や解像度不足による走査縞等が視認性を低下させる。ま
た上記のTN液晶等の従来の液晶デイスプレィにおいて
はフラットさを実現してはいるが、ガラス基板に液晶を
サンドイッチする等の作製上の手間や、また画面が暗い
等の問題点があった。またCRTやTN液晶では上記し
た静止画像の出力中においても、安定した画像メモリが
ないために、常にビームや画素電圧をアクセスしていな
ければならない等の欠点がある。
これに対して、ペーパーに出力された画像は高精細に、
また安定したメモリ画像として得られるが、これを多く
使用すると整理にスペースを要し、また大量に廃棄する
ことによる資源の無駄使いも馬鹿にならない。
そこで従来ハードコピーとしてのみ得られていた高精細
画像をハードコピーと同等の鮮明さで表現し、また必要
に応じてカラー画像を繰り返し表示・消去できるカラー
画像表示方法が求められている。なお、この種のデイス
プレィ装置を実現するために従来より、静電記録、電子
写真記録、感熱記録等の方法を利用したベルト状像担持
体を用いた表示方式が種々提案されている。このうち、
たとえば特開昭57−171380に示される様に、熱
的な方式においてカラー画像を形成するものも提案され
ているが、カラー塗料をチドリ状に配置し、このカラー
塗料部分を感熱ヘッドで精密に選択する必要がある。又
は、表示中に保温するための手段が必要であるなどの難
点があるため、実用化に対し装置の複雑化、高コスト化
等の問題がある。
[発明が解決しようとする課題] そこで本発明は上記の問題点を解決するもので、簡易か
つ安価に高精細カラー画像を鮮明に表示することを可能
にするものである。
〔課題を解決するための手段] 本発明はエネルギーが付与されることによって透明度が
変化するシートと画像情報に従い該エネルギーを付与し
て透明度の差による画像を形成する描画装置とからなる
画像装置、およびカラーフィルタを有し、描画されたシ
ートとカラーフィルタを重ねることによってカラー画像
を可視化するカラー可視化装置から少なくとも構成され
るカラー画像表示システムである。
バックライトによる光照射手段を備えたシステムは視認
性が良好であり好ましい。
透明度の差による画像が記録されたシートとカラーフィ
ルタを重ねることによってカラー画像を可視化する装置
であって、カラーフィルタおよび該シートと該カラーフ
ィルタとの位置合せ部材を有するカラー画像可視化装置
が前記システムの構成要素となる。
位置合わせ微調整手段を備えるカラー画像可視化装置や
、カラーフィルタに対して該シートを固定する手段を有
するカラー画像可視化装置は位置合わせの容易さ確実さ
および安定性にに優れ好ましい。
また、位置合わせのための固定指標を形成する手段を備
える描画装置と、その固定指標に対応した固定指標また
は位置合わせ部材を備える可視化装置によっても位置合
せが容易かつ確実になる。
固定指標はパンチングやパターンカッティングをシート
に設けたり、あるいは透明度の差によってシートにマー
クを書き込んでおく等によって得られる。
また描画を高精度に行うために、カラーフィルタ上の各
色の配置に対応したマークを画像形成媒体であるシート
に設け、このマークを確認しつつ描画するのも効果的で
ある。
本発明に用いる透明度が変化するシートとしては、サー
モトロピック液晶性を示す高分子液晶(PLO)の層を
持つフィルムが好適である。このようなPLOは温度に
よって透明度が変化し、さらに冷却速度によって常温に
おける透明度が変わる。
この例としては、メタクリル酸ポリマーやシロキサンポ
リマー等を主鎖とした低分子液晶をペンダント状に付加
した、いわゆる側鎖型高分子液晶、また高強度高弾性耐
熱性繊維や樹脂の分野で用いられているポリエステル系
又はポリアミド系等の主鎖型高分子液晶等である。
また、液晶相においては、スメクチック、ネマチック、
コレステリックをとるもの、またはその他の相をとるも
の、またディスコティック液晶等も用いつる。
さらに、高分子液晶中に不斉炭素を導入したSmC*を
示す相を有し、強誘電性を示す高分子液晶も好ましく用
いつる。
以下、高分子液晶の具体例を例示するが、本発明はこれ
らに限定されるものではない。
)IH H)! Mw  = 18,000 4CII2−C)n C=0 0 fcH1+t、−0(X(トCN    (III
 )(N) +C)12−CH)n また、これらを塗布成膜するための溶媒としては、ジク
ロロエタン、DMF、シクロヘキサン等の他、テトラヒ
ドロフラン(THF)、アセトン、エタノールその他の
極性又は非極性溶媒又はこれらの混合溶媒が使用され、
これらは使用する高分子液晶との溶解性並びにこれを塗
工する基体の材質または基体の表面に設けた表面層との
濡れ性、成膜性等の要因によって選択しつるのは言うま
でもない。
以下、高分子液晶の具体的な一例として、前記(I)式
により示される液晶を用いた例を示す。
前記高分子液晶をジクロロエタンにより溶解し、これを
アルコール洗浄を施したポリエステル系透明基体上にア
プリケータにより塗布した。その後、95℃雰囲気中に
10分間放置したところ、白色の散乱膜が形成された。
この膜厚は塗布前における高分子液晶のwt%が20%
の場合において7μm強のものが得られた。
このようにして得られた白色シート上を感熱ヘッドで走
査したところ、文字1図形パターンに従って透明部分が
固定された。このシートを光学濃度が1.2の黒色バッ
クグラウンド上に導くと、白地に黒の鮮明な表示が得ら
れた。又、これを通常のオーバーへッドブロジエクタで
投影すると暗部中に白色部の鮮明な投影画像が得られた
次に上記パターンが記録されたシートの全面を約12Q
℃にまで加熱し、その後約105℃で数秒保ったところ
、元の白色散乱状態に全面が復帰し、このまま常温に戻
しても安定であり、再度の記録1表示がなされ得た。こ
の現象は前記高分子液晶が安定したメモリー状態を維持
するガラス転移点以下におけるフィルム状態、実質的に
光学的散乱状態に推移することのできる液晶フィルム状
態およびこれより高温で等方的分子配列となる等方性フ
ィルム状態の少なくとも3状態をとり得ることに起因し
て制御することができる。
次に、第2図を用いて透明基体上に高分子液晶層を設け
、画像表示を行なう場合についての原理的プロセスを説
明する。
図において、前述した散乱状態は図中■の状態である。
これを例えば感熱ヘッドあるいはレーザー等の加熱手段
により■aのように”l”、  (Tis。
=等方状態移行温度)以上に加熱した後急冷すると、図
中■の様にほぼ等方状態と同様の光透過状態が固定され
る。この急冷状態は、特に冷却手段を用いることもなく
、基体を空気中に自然放熱するもので充分である。この
等方状態は、T1(Tg=ガラス転移温度)以下におけ
る室温または常温状態においては安定であり、画像メモ
リーとしても安定な状態である。
一方■aのようにT2以下に加熱した後、液晶温度T1
〜T2間に一例として1秒ないし数秒にかけて保持する
と、■bのごとく、この保持時間において散乱強度を再
び増し、常温においては再び元の散乱状態■に復帰し、
この状態はT1以下において安定に保持される。
また、図中■で示すごとく、液晶温度T、〜T2間に一
例としてlOミリ秒〜1秒程度の時間保持する様にすれ
ば、その部分においては中間の透過状態を常温で保持す
ることができ、階調表現として使用することも可能であ
る。
すなわち本例では、いったん等方状態に加熱した後、常
温に至るまでに液晶温度でどれ程の時間保持するかで透
過率または散乱強度を制御することができ、またこれを
T+以下においては安定に保持することができる。さら
に、上記において散乱状態に復帰させる場合の温度は、
液晶温度内でT2に近い方がより早く、また、液晶温度
に比較的長時間放置する様な場合は、いったん等方状態
に加熱しないでも、以前の状態にかかわらず■の散乱状
態に戻らしめることは可能である。
本発明の像形成方法においては前記の散乱状態をより強
度にする要因を積極的に付加することにより、より美し
い画像を得ることができる。このためには、前記例示し
た高分子液晶が前記したジクロロエタンあるいはDMF
 (ジメチルフォルムアミド)、シクロヘキサン等の溶
媒に溶解後、基体に塗布し、前記溶媒を揮発せしめる過
程あるいは揮発せしめた後に、液晶温度(75℃〜11
0℃)に一定時間保つことにより安定した光学的散乱膜
が既に形成されていることが望ましい。このような膜形
成に最適な条件の1つとしては、高分子液晶の溶媒に対
する添加量が、添加、攪拌後、透明な溶液、または粘稠
状態で得られる様な濃度であることである0例えば、前
記構造式を示した高分子液晶をジクロロエタンに単独で
溶解する場合、高分子液晶のwt%濃度が10%におい
ては溶液は白濁したミセル状となっているが、15%〜
25%程度の比較的高濃度においては安定した透明な粘
稠溶液が得られる。この傾向は、その他の数種の高分子
液晶および溶媒との組み合わせにおいても観測される。
この透明な粘稠溶液をアプリケータ、ワイヤバーまたは
ディッピング等の手段により良く洗浄したガラス、ポリ
エステル等の基体に塗工した後、前記液晶温度に保持す
ると、前記ミセル状において同様に塗工した場合に比べ
、非常に一様性の高い光学的散乱膜が得られる。
この時、前記基体に対しては無配向処理であるか、また
はエチルアルコール等により複数方向へ抜き取り処理を
行なったものであり、いずれも表面に対する汚れをかな
り排除したものである。
なお、高分子液晶の溶媒としては複数の溶媒の混合溶媒
、または高分子液晶材料以外の混合物、色素材料その他
を、塗工に悪影響を及ぼさない範囲で添加することも可
能である。また、表面にフッ素樹脂をコーティングした
り、ポリイミド、アラミド等のシートをラミネートした
りしても良い。
このようなシートに画像を形成するにはサーマルヘッド
を用いるのが簡便であり好ましいが、これに限定される
ものではなく、レーザー熱等の応用も可能である。また
、サーマルヘッドを備えた装置としてサーマルプリンタ
やファクシミリを本発明システムの画像装置に応用する
ことができる。ただし、透明度の差だけしか記録されて
いないシートを用い多色画像を表示するためには後で述
べるような特殊な処置が必要である。
次に画像が形成されたシートをカラーフィルタと重ねる
ことでカラー表示を行うことができる。
カラーフィルタは可視化装置に組み込まれている点が本
発明の一つの特徴である。すなわち多数種の画像を表示
するときでも、前記画像装置で得られる多数種の画像を
描画したシートさえ作成すればよく、カラーフィルタは
カラー可視化装置に備わる1枚でよい。
カラー可視化装置はカラーフィルタと必要に応じて光源
や反射板、投影手段等を備える。たとえばオーバーヘッ
ドプロジェクタ−(OHP)の画像載置台にカラーフィ
ルタを備えたものを用いることができる。
さて、透明度の差による画像が形成されたシートとカラ
ーフィルタとで多色の表示が行われる原理について述べ
る。
本発明に用いるカラーフィルタには、複数の色が規則的
に配置される0例えばレッド(R)、グリーン(G)、
ブルー(B)の3色がストライブ状に配される。もちろ
ん他の色でも良い。カラーフィルタの製法としては、た
とえば網点印刷等によることができる。
シートにサーマルヘッド等により第3図(a)に示すよ
うに記録をし、(図では小窓状)透明部を設ける。これ
を同図(b)に示すようなカラーフィルタに重ねると同
図(C)に示すように、レッドのみによる画像を得るこ
とができる。
ここで重要なのはカラーフィルタの各色の配置に合わせ
てシートに記録を行うことである。っまり上のような場
合、G、Bに相当する部分は飛ばしてRに相当する箇所
のみシートに記録を行ない透明部を設ける。2色以上例
えば隣接したRとGに相当する部分を透明にすれば混色
が得られる。
カラーパターンの形状としては上記ストライブだけでな
く規則的に各色が配置されていればモザイク状その地回
でもよい。ただしシートに描画する際あるいは表示の際
の制御性等を考えると、ストライブ状が好ましい、スト
ライブ状にすれば、一方向の制御ですむからである。た
とえば描画の際、ヘッドの打点間隔が、カラーパターン
のピッチに合っていさえすればシートの送りスピードが
多少不安定でも所望の色を表示することができる0表示
の際も同じで、ストライブならば縦方向のみ位置合わせ
すればよいのに対し、モザイクでは縦横2方向位置合わ
せしなければならない。
以上をまとめて図示したのが第1図である。
画像情報はカラースキャナで読んだり、CRT画面上で
作成したりして得られる像の位置、形、色等の情報であ
る。これをカラーフィルタのパターン情報、例えばRG
Bストライブのピッチ、配列等と合わせ、所望の画像が
表示できるように、シートに記録する画像情報を決定す
る。この処理を行うのが画像プロセッサである。
画像プロセッサから出力される情報には、色の概念は含
まれておらず、位置と0N−OFF信号または中間調記
録を行える場合は位置と強度で構成される。
この情報がサーマルプリンタ等の描画装置に送られシー
トに画像が記録される。
その後カラー可視化装置とシートとによってカラー画像
が表示されることになる。カラーフィルタのパターンが
粗ければ別だが、ストライブのピッチを狭くする等の処
置により、表示画像は鮮明なカラー画像となる。
表示した後不要になった画像はシートを熱することで消
去可能であり、シートを繰り返して使用できるので、経
済的である。
カラー可視化装置の形態としては第4図(a)に示すよ
うなカラーフィルタ付OHPでもよいし、同(b)に示
すようなカラーパネルでもよい、これらはいずれもバッ
クライトを内蔵しているが、反射光だけでも充分視認で
きる場合はバックライトは不要である。
カラー可視化装置およびシートにはシートとカラーフィ
ルタの位置が正しく対応するように位置合わせ手段を設
けておくとよい。もし位置がずれると赤く表示したい箇
所が青になってしまったり、青が混じってしまったりし
、所望の画像が得られなくなるからである。
以下にはシートとカラーフィルタとを容易に確実に位置
合わせするための手段について例をあげ、図示しつつ説
明する。
位置合わせのために何らかの固定指標、例えばパンチ穴
や切欠きあるいはマークを設けるのが効果的である。こ
のために描画装置にパンチング手段、パターンカッティ
ング手段を設けたり、描画に際して透明度の差からなる
画像によって固定指標を形成すると良い。
第4図(a)は位置合わせ部材を有するカラーフィルタ
1付OHP (カラー0HP)である。カラーOHPに
は突起部12が設けられ、これに対応してシートに位置
合わせ用穴をあけておき、シート穴を突起部に差し込む
ことにより、容易に位置合わせができる。
同図(b)はカラーフィルタ1を有し、本体21に内蔵
される光源が内側からカラーフィルタを照らす直視型デ
イスプレィ装置であるカラーパネルである。本体下部の
突起部23に対応してシートに切欠きを設け、切欠部と
突起部のはめ合いにより位置合わせをする。L字アング
ル22は差し込まれたシートを保持するためのものであ
る。
このような手段によって位置合わせが容易になる。
ここでシートに位置合わせ用の穴や切欠きを設ける手段
について説明する。穴や切欠きはもともと(未記録状態
のとき)明けられていてもよいが、次のように描画の際
に設けてもよい。
第5図(a)は穴明は手段を備えた描画装置である。シ
ート2を内蔵し、サーマルヘッド31を有し、その上に
カッター32も有する。ここではカッターが円柱状で、
円形の穴を明ける場合を示すが、カッターは矩形でも7
字形でもよく、可視化装置の突起形状に合っていればよ
い。穴明は箇所もシート先端、後端、側端あるいはこれ
らの近辺のどこに設けてもよい。ただし、シートの先端
に穴を明ける場合にはサーマルヘッドの前にカッターを
配置し、後端の場合にはその反対の配置にすると穴明は
時のシートが受けるショックが少なく好ましい。ここで
は先端からやや内側の所に穴を明けることにする。同(
b)には本例における動作を示す。穴と記録開始位置と
の距離βは、カラーフィルタとの関係である程度制御さ
れるべきである。同(C)には描画時のシートの送り方
向と、表示に際してのカラーパターンのストライブ方向
との関係により、上記βに要求される精度が異ることを
示した。送り方向とストライブ方向が一致する場合、℃
が少々ずれても表示に際して支障はないが、両者が直交
する場合(第5図(C)右)I2が本来の値からずれる
と、赤を表示するはずが青になったりする可能性があり
、この場合βを厳密に(ストライブのピッチに対して誤
差を充分小さく)制御することが必要となる。
これまでに、位置合わせを容易にする手段について述べ
たが、表示に際してさらに正確に位置合わせができるよ
うにするためには、例えば次のようにすると良い。
すなわち、可視化装置に位置合わせ微調整手段を設けれ
ばよく、例えば第6図に示すように、カラーフィルタ1
を枠41にとり付け、それにネジ等による微調ツマミ4
2を設ける0図では雌ネジ部材43が枠41に固定され
、雄ネジが微調ツマミの役割を果たし、図示されていな
いが、このツマミは表示装置に対して固定(回転は可)
されている。ツマミを回すとカラーフィルタが左右に少
しずつ動くようになっている。カラーフィルタとともに
、フレネルレンズや保護プレート等も一緒に動かしても
よい、なお本例において、枠やネジ構造は本質的ではな
い、カラーフィルタに直接ネジをとり付けてもよいし、
またネジを使わなくともよい。
さらに手動ではなくモータ等を使って電動にすることも
できる。なおここに述べたような手段は、OHPタイプ
、カラーパネルタイプ等、可視化装置のタイプによらず
適用できる。
穴や切欠きによらずに、マーキングによって位置合わせ
を容易確実にすることも可能である。
トンボ等の位置合わせ用マークをシートに設け、これと
可視化装置に設けられたトンボ等のマークを合わせると
よい。
第7図に、このような場合に有用な描画装置を示す。同
(a)図は描画装置本体であり、同(b)〜(d1図は
トンボ・51をシート2上に打つ過程を示したものであ
る。シートがサーマルヘッド31に送られ(b)、シー
トの先端から一定の距離をおいた位置にトンボを記録す
る (C)。この一定の距離は、可視化装置に設けられ
るトンボの位置に対応させておく、その後トンボからさ
らに一定距離おいて画像の記録を始める。トンボはシー
ト後端や横側にあってもよい。
ここで特筆すべきは、上のように記録されたトンボ等の
マークは消去可能であって、記録画像が不要になった際
はマークを一緒に消去し、新たに再利用できる。
上のような描画装置と対応して用いられる可視化装置に
ついて述べる。このような可視化装置として第8図に示
すような装置が好ましい、すなわち、シート載置部にカ
ラーフィルタ1を有し、更に拡大レンズ53、シート押
さえ部材54、トンボ52も有する。
この装置の用い方は、まずレジ合わせ用マークの記録さ
れたシートをカラー〇HPのシート載置部に載せ、シー
ト上の位置合わせ用マーク5!とシート載置部のカラー
フィルタ端部の位置合わせ用マーク52とが一致するよ
うにシートを配置する。ここで、両位置合わせマークが
精度良く一致する必要があるので拡大レンズで確認しな
がら調整を行なうと容易に高精度な調整が可能となる。
また、位置を精度良く合わせて配置したシートはシート
押え部材54で固定すれば、装置の振動等によって位置
ずれが起こることもなく安定したカラープロジェクショ
ンを行なうことが出来る。
これまでにシートとカラーフィルタの端部における位置
合わせについて述べたが、次には描画に際しての記録精
度を向上させる方法について述べる。カラーフィルタは
レッド(R)、グリーン(G)、ブルー(B)のものを
用いるとする。
第9(a)図はシートの端部にあらかじめ印刷等の方法
でカラーマーキングを行なったものである。本例ではシ
ートへの画像形成プロセスにおける情報記録の記録ピッ
チから来る所望のピッチ(本例ではRGBに相当する情
報をライン順次に記録させているのでR情報に対応する
2ラインおきのピッチ)のラインマーキングを行なう、
ラインマーキングはここではR情報記録に対応する部位
にR(赤色)の印刷を行なっている。両色が一致してい
る方がカラーフィルタ上での位置合わせが容易となるが
黒等の他色でもいいし、シートに熱印加を行なって不透
明地に透明部を作成しても良い。
このマーキングされたシートに次のように描画すると精
度よく記録ができる。すなわち第9(b)図に示すよう
に、発光素子、赤色受光素子の組合せ61で記録媒体上
の赤色マーキングの部位を検知すると、その時点でR情
報ライン記録をサーマルヘッドで行なう、その後記録媒
体の進行に合わせてG、B情報ライン記録を同様にサー
マルヘッドで行なう。次の赤色マーキングの部位で再び
R情報ライン記録を行ない順次カラー情報に相当する情
報記録を行なう。
このようにして情報が記録されたシートを第9(c)図
に示す。
以上説明したようにカラー画像記録媒体に2ラインおき
のマーキングを行なっておくことによりR,G、B3ラ
イン単位で色位置をあわせることができ、色ズレのない
カラー記録を行なうことが出来る。
第9(d)図に変形例を示す、ここでは画像記録媒体に
対応せしめるカラー可視化装置の有するカラーフィルタ
の3色に相当するすべてのラインに対応して予めマーキ
ングを行ない、そのうちの−色のラインマークの長さを
長くしである。そして第9(e)図に示すように受光素
子を2列に並べ2本の受光素子がマークを検知した時に
は例えばR情報、次に一本の受光素子がマークを検知し
た時にはG情報、更に次に一本の受光素子がマークを検
知した時にB情報を記録するよりにしたものである。
このように記録することによってライン単位で色位置を
合わせることができ、色ズレの全くないカラー記録を行
なうことができる。このようにして像情報の記録された
後のシートを第9(f)図に示す。
以上のように、予めマーキングし、それに合わせて描画
したシートは、やはりマーキングを行っである可視化装
置のカラーフィルタと共に使用される。その様子を第9
(g)図に示す。カラーOHPやカラーパネルにマーキ
ングしであるカラーフィルタを適用することは好ましい
、たとえばカラーOHPのシート載置台上のカラーフィ
ルタの端部にラインマーキングのピッチ及びカラーフィ
ルタの色対応位置に相当する部位に透明部を作成し透明
ラインマーキングを配置する。表示時にはシートのカラ
ーラインマーキングとカラーOHPのシート載置台上の
透明ラインマーキングが一致してカラーラインマーキン
グの色が彩やかに見えるように置いた時に色ズレのない
画像が得られる。
記録媒体と媒体載置台の両端部にマーキングをする際に
は、カラーフィルタに対する回転方向の色ズレもなくな
り素晴しいカラー表示が可能となる。
さらに、−度位置合わせをしたらシートが容易にずれな
いようにしておくと実用上非常に有効である。すなわち
表示装置にシートを固定する手段を設けると良い。
第1O図はその例であって、(a)に示すカラーOHP
では、シート載置面に小孔がおいており、本体内部を負
圧にすることによりシートがシート載置面に吸引されて
固定される。本体内部を負圧にする手段は、従来のOH
Pも備えている冷却用ファンを兼用すると無駄がなく好
ましい。
第10(b1図に示すカラーパネルでは、ガラスとびら
72が備わり、シートをガラスとびらの内側にはさみ込
んでとびらを閉じることによってシートを固定する。こ
のとき固定部材73.74を設け、73、74のいずれ
かを加動にしバネ等によって適当な押圧でシートをおさ
えるようにしておくと良い。
この他静電吸着や磁石等を用いた押さえ部材による手段
等の、シートをカラーフィルタに固定する手段が例とし
て挙げられる。
[実施例J ポリエチレンテレフタレートから成る透明フィルム上に をジクロロエタンに溶解して20%溶液とし、ワイヤバ
ーにて塗布し、これをオーブン中90℃、15分間放置
し白色散乱層としたものをシート状に形成し、透明度の
変化するシートを作成した。
このシートを1ミリ当り8ドツトの密度のサーマルヘッ
ドを有するサーマルプリンタに通した。
この際上記サーマルプリンタには別の画像プロセサによ
り、上記サーマルヘッドに対し、2ドツト間を開けて3
ドツトに1ドツトが連続的にONする様なストライブパ
ターンを印字する様なテストパターンを入力した。
上記の様にすると前記シートには白色散乱中に固定され
た透明部分によるストライブパターンが形成された。
次に上記形成されたストライブパターンを125μmピ
ッチでR(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー)を
順次形成したストライブカラーフィルタ上に導き、バッ
クライト、又はフロントライト光源により照射すると、
R,G、Bいずれかのカラー、又はその混色jこよるカ
ラーがその位置合わせの状況にしたがって鮮明に視認さ
れた。
[効果] 本発明によって、簡易なカラー画像表示が得られる。
カラーフィルタを画像記録媒体であるシートにではなく
、可視化装置に備えたことで、シートを安価にできると
ともに、従来から普及しているサーマルプリンタやファ
クシミリ等のモノクロ用機器を用いてカラー表示を得る
ことができる画像を作成できる。また、必要となる位置
合わせも、カラーフィルタをストライブ状パターンにし
ておくことにより、記録ピッチさえ合わせれば良いので
制御も容易である。さらに高分子液晶による記録を行う
場合は、画像を消去し、繰り返しシートを利用できるの
で非常に経済的である。
また位置合わせ部材および微調整手段を設けることによ
り、シートとカラーフィルタの位置合わせが容易かつ確
実になる。
さらにシートをカラーフィルタに対して固定することに
より一旦位置合わせをした後は容易に位置がずれずに、
安定して鮮明な表示ができる。
シートに固定指標を形成し、可視化装置にもこれに対応
した固定指標または位置合わせ部材を設けることにより
、シートとカラーフィルタの位置合わせが容易かつ確実
になる。
また、カラーフィルタにおける各色の配置に対応したマ
ークをシートに設けておくことにより、描画が高精度で
行えるので、色のにじみやずれ等を抑えることができる
【図面の簡単な説明】
第1図は画像表示、描画システムの概念図、第2図は温
度による高分子液晶の透明度の変化を示すグラフ、 第3図はカラー表示の原理を説明する図、第4図はカラ
ー可視化装置の例、 第5図は穴明は手段を備えた描画装置、第6図は位置合
わせ微調機能の構造例、第7図はマーキング手段を備え
た描画装置例、第8図はマーキングによる位置合わせ手
段をもつカラー可視化装置、 第9図はマーキングの他の形態、 第1O図はシート固定手段を備えたカラー可視化装置例
である。 1:カラーフィルタ 2:シート ll:カラーパネル本体 】2:突起部 21:カラーパネル本体 22:L字アングル 23:突起部 30:描画装置本体 31:サーマルヘッド 32:カッター 33: ロール 34:穴 41:フィルタ枠 42:微調ツマミ 43:ネジ部 51:トンボ(シート側) 52:トンボ(カラーフィルタ側) 53:拡大レンズ 54:シート押さえ部材 61;発光・受光素子 71:小孔

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)エネルギーが付与されることによって透明度が変
    化するシートと画像情報に従い該エネルギーを付与して
    透明度の差による画像を形成する描画装置とからなる画
    像装置、およびカラーフィルタを有し、描画されたシー
    トとカラーフィルタを重ねることによってカラー画像を
    可視化するカラー可視化装置から少なくとも構成される
    カラー画像表示システム。
  2. (2)バックライトによる光照射手段を有する請求項1
    に記載のカラー画像表示システム。
  3. (3)透明度が変化するシートが高分子液晶からなる層
    を有する請求項1または2記載のシステム。
  4. (4)透明度の差による画像が記録されたシートとカラ
    ーフィルタを重ねることによってカラー画像を可視化す
    る装置であって、カラーフィルタおよび該シートと該カ
    ラーフィルタとの位置合せ部材を有するカラー画像可視
    化装置。
  5. (5)請求項4記載のカラー画像可視化装置であって、
    位置合わせ微調整手段を備えるカラー画像可視化装置。
  6. (6)カラーフィルタに対して該シートを固定する手段
    を有する請求項4または5に記載のカラー画像可視化装
    置。
  7. (7)該シートが高分子液晶からなる層を有することを
    特徴とする請求項4、5または6記載のカラー画像可視
    化装置。
  8. (8)エネルギーが付与されることにより透明度が変化
    するシートに、画像情報に従い該エネルギーを付与して
    透明度の差による画像を形成する描画装置であって、か
    つ固定指標を形成する手段を有する描画装置。
  9. (9)固定指標を形成する手段がパンチング手段または
    パターンカッティング手段である請求項8記載の描画装
    置。
  10. (10)固定指標が該エネルギーの付与による透明度の
    差からなる画像である請求項8記載の描画装置。
  11. (11)該シートが高分子液晶からなる層を有すること
    を特徴とする請求項8、9または10記載の描画装置。
  12. (12)請求項1に記載のシステムを構成するシートで
    あって、カラーフィルタにおける各色の配置に対応した
    マークを有する画像形成媒体。
  13. (13)高分子液晶からなる層を有することを特徴とす
    る請求項12記載の画像形成媒体。
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