JPH0240415B2 - Shashutsuseikeisochinokanjorannanaikokabutsuoshidashihohooyobisonosochi - Google Patents

Shashutsuseikeisochinokanjorannanaikokabutsuoshidashihohooyobisonosochi

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JPH0240415B2
JPH0240415B2 JP105587A JP105587A JPH0240415B2 JP H0240415 B2 JPH0240415 B2 JP H0240415B2 JP 105587 A JP105587 A JP 105587A JP 105587 A JP105587 A JP 105587A JP H0240415 B2 JPH0240415 B2 JP H0240415B2
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JP
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annular runner
runner
product
extrusion
molten metal
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Inventor
Kenji Ishimoto
Koji Kawabata
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Ube Corp
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Ube Industries Ltd
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Publication date
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Priority to MX009508A priority patent/MX169103B/es
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はダイカストマシンなどの射出成形装置
において、金型キヤビテイの回りに、例えば、金
型キヤビテイ内ガス抜き用の通路として形成され
ている環状ランナ内に形成される溶湯固化物を製
品の押出に続いてランナ外へ押出す環状ランナ内
固化物押出方法およびその装置に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
例えば、竪型ダイカストマシンでアルミニウム
のデイスクホイルを鋳造する場合には、一般に金
型用ガス抜き装置が用いられ、このガス抜き装置
と金型キヤビテイとの間にはキヤビテイとの間を
複数個の放射状ゲートで連通された環状のランナ
が設けられる。そして、キヤビテイ内へ溶湯を射
出充填すると、キヤビテイ内のガスと溶湯の一部
とは、ゲートとランナおよびガス抜き通路を経て
ガス抜き装置へ向かい、ガスのみがガス抜き弁を
通過して抜かれたのち、溶湯の慣性力等でガス抜
き弁が閉じる。このあと、溶湯が凝固して固化す
ると型開し、キヤビテイ内で固化した製品が製品
押出装置によつてキヤビテイ外へ押出される。こ
のとき前記ゲート、環状ランナおよびガス抜き通
路などの内部にも溶湯固化物が形成されるので、
これらは製品の押出と同時に押出される。
〔発明が解決しようとする問題点〕
このように、従来の射出成形機においては、環
状ランナとゲートとの内部に形成された溶湯固化
物が製品と同時に一体となつて押出されるので、
製品取出し後にこれらをハンマで叩いたりして製
品と分離しなければならず、面倒で作業性が悪い
ばかりでなく、分離時に製品の一部が損傷するお
それがあるという問題があつた。また、押出時
に、万一、ゲート部の溶湯固化物の切断により環
状ランナ部の溶湯固化物が製品の外周中央部に移
動したならば、この環状ランナ部の溶湯固化物を
環状製品の回りから取出すのが困難であり、かつ
製品を傷つけやすいという問題があつた。
〔問題点を解決するための手段〕
このような問題点を解決するために本発明にお
いては、射出成形装置の環状ランナ内固化物押出
方法として、環状ランナ内の溶湯固化物が環状ラ
ンナ外へ押出されないように押え部材で押えてお
いて金型キヤビテイ内の鋳込製品のみを環状ラン
ナ内の溶湯固化物から切離しながら押出し、次い
で、所望時間経過後に押え部材による環状ランナ
内溶湯固化物の押え状態を解除して、環状ランナ
内の溶湯固化物を押出すという方法を採用した。
また、射出成形装置の環状ランナ内固化物押出
装置として、金型キヤビテイの回りに形成される
環状ランナ内へ外周側から先端部を挿抜されるよ
うに進退されるストツパを設け、このストツパの
傾斜孔に先端傾斜面を係合させたストツパ抜き用
ロツドを製品押出板に支持させて製品押出開始よ
りやゝ遅れて押出板と一体的に前進させるととも
に、このストツパ抜きロツドと平行して押出板に
支持され先端を環状ランナに臨ませてストツパ抜
きロツドよりやゝ遅れて押出板と一体的に前進す
る環状ランナ内固化物押出ピンを設けた。
〔作用〕
製品押出のために押出板が前進を開始すると、
このとき押え部材が先端部を環状ランナ内に挿入
されていて環状ランナ内固化物を保持しているの
で、固化物は製品と環状ランナ内固化物との間の
ゲート部で切断されて製品のみが押出される。製
品の押出開始よりやゝ遅れて押え部材の押え解除
用ロツドが押出板と一体的に前進し、その先端部
の傾斜面と押え部材の傾斜孔との係合により押え
部材が環状ランナ内固化物から抜け、これよりや
や遅れて押出ピンが押出板と一体的に前進して環
状ランナ内固化物が環状ランナから押出される。
〔実施例〕
本実施例は例えば本発明をロータリダイカスト
マシンの型開閉ユニツトに実施した例を示し、第
1図はこれを実施した型開閉ユニツトの縦断面
図、第2図は同じくトツププレートを除いて示す
一部破断展開平面図、第3図は要部の拡大縦断面
図、第4図はランナ内固化物押出装置の動作説明
図である。これらの図において、ロータリダイカ
ストマシンは、回転テーブルと、その外周部を円
周方向に3等分する位置に搭載される3組の型開
閉ユニツトとを備えており、回転テーブルの120゜
間欠回転とともに周回する型開閉ユニツトの周回
軌跡上には、3つの各作業ステーシヨンが円周方
向を3等分する位置にそれぞれ配設されている。
そして、各型開閉ユニツトには金型が装着されて
おり、3つの各ステーシヨンでは、それぞれ型締
および射出と、型開および製品の取出しと、金型
の清浄および離型剤のスプレーとが行なわれ、テ
ーブルの120゜回転ごとに停止してこれら各作業を
行ない、1回転することにより1サイクルが完了
する。そして図は型締、射出ステーシヨンで停止
した型開閉ユニツトを示しており、第1図の上方
と下方とには、図示しない型締装置と射出装置と
が配設されている。
図において、型開閉ユニツト1は、図示しない
回転テーブル上に固定された取付板2をそなえて
おり、この取付板2の左右両側に立設された一対
の型開閉シリンダ3の油圧で昇降するピストンロ
ツド4の作用端には、水平板状のトツププレート
5が固定支持されている。そしてピストンロツド
4の進退により、トツププレート5と後述する上
金型16等が4本のガイドロツド(図示せず)に
案内されて昇降し、型開、型合わせが行われるよ
うに構成されている。取付板2には全体を符号6
で示す下金型のスリーブ支持板7が固定されてお
り、下金型6は、このスリーブ支持板7と、これ
に複数個のボルト8で固定された環状の中子止め
リング9と、スリーブ支持板7に植設された複数
個のガイドピン10により小ストロークで上下動
自在に支持された環状の金型ホルダ11と、この
金型ホルダ11の内周面に嵌合されてボルト12
で固定された金型本体13とで形成されている。
14は段付きの円筒状に形成された固定スリーブ
であつて、下金型6の3部材7,11,13に形
成されたスリーブ孔に装入されており、スリーブ
支持板7にねじ止めされたリング15によつてス
リーブ孔からの抜けを阻止されている。
一方、トツププレート5の下面には、全体を符
号16で示す上金型の基板17が固定されてお
り、上金型16はこの基板17と、これに複数個
のボルト18で一体的に固定された平面視ほゞ8
角形状の支持板19と、この支持板19の凹孔1
9aに嵌着固定された金型ホルダ20と、この金
型ホルダ20の凹孔20aに嵌着されてボルト2
1で固定された金型本体22とで形成されてい
る。ほゞ8角形に形成された支持板19の下端フ
ランジ部には、凹溝19bが1個おき4辺の中央
部に形成されており、この凹溝19bを設けた各
辺の端面には、シリンダ支持板23が膨出部を凹
溝19bに係合させてボルト24で固定されてい
る。25は各シリンダ支持板23の膨出部にフラ
ンジ部を固定されて圧油源に接続されストローク
規制用のリミツトスイツチ25aを備えた中子シ
リンダであつて、各中子シリンダ25のピストン
ロツド26の作用端には、中子27がそれぞれ固
定されている。各中子27は、第1図に示す状態
では中子止めリング9によつて移動を規制されて
いるが、上金型16全体の上昇により下面が中子
止めリング9の上面を越えたときには、ピストン
ロツド26の後退により一斉に放射方向へ開くよ
うに構成されている。また4個の中子27が第1
図に示すように閉じたときには、4個の内周面に
より真円が形成される。そして、型合わせされた
上下の金型本体22,13と、閉じた4個の中子
27とによりデイスク部28aとリム部28bと
からなるキヤビテイ28が形成される。
固定スリーブ14の内孔には、図示しない射出
シリンダの上端面にブロツクを介して支持された
円筒状の射出スリーブ29が挿抜自在に挿入され
ており、その内孔には、射出シリンダの油圧によ
つて進退するプランジヤ30の頭部としてのプラ
ンジヤチツプ30aが嵌合されている。互いに同
径である両スリーブ14,29の内孔14a,2
9aと、キヤビテイ28との間には、内孔14a
に注入されてプランジヤチツプ30aの前進によ
つてキヤビテイ28内へ射出される溶湯の通路と
しての湯道31が設けられている。この湯道31
は、キヤビテイ28寄りに形成された内孔14
a,29aよりもかなり小径の円筒孔としてのゲ
ート31aと、内孔14a寄りに形成されたテー
パ孔31bとで形成されており、ゲート31aに
続くデイスク部28a下端面は、キヤビテイ28
内で固化する製品の化粧面となる。
キヤビテイ28の環状リム部28bの上端外方
には、リム部28bと同芯の環状に形成されたラ
ンナ32が金型ホルダ20の下端面に設けられて
おり、このランナ32とリム部28bとは放射状
に形成された複数個のゲート33で連通されてい
る。全体を符号34で示すものは、射出時にキヤ
ビテイ28内のガスを機外へ抜くガス抜き装置で
あつて、第2図に示すように、隣接する中子27
間に位置して上金型16と下金型6との間に配設
されており、このガス抜き装置34は、弁座部3
5とシリンダ部36とに分割形成されている。そ
して、弁座部35は第1図の手前側と紙背側とに
分割形成されていて両側の各中子27と一体的に
開くように形成されており、また、シリンダ部3
6は、支持板19に枢着されたガス抜き用シリン
ダ37のピストンロツド38にリンク39,40
を介して軸方向へ移動自在に支持されている。こ
のガス抜き装置34は、例えば特公昭59−309号
公報や特公昭61−41663号公報等による従来公知
のガス抜き装置、ないしは未だ特許公開されてい
ないシリンダ型の別タイプのガス抜き装置であつ
て、前記ランナ32と連通するガス道34aと、
その終端弁座部を開閉する弁34bとを備えてお
り、射出時には弁34bが開いて溶湯の圧力また
は真空引き装置によつてガスが排出され、溶湯の
慣性力または電気信号等で弁34bが閉じて溶湯
の弁座外への排出が遮断されるように構成されて
いる。また、シリンダ部36は、弁開を確実にし
かつ弁34bを開閉各位置で保持する作用をする
とともに、上金型16の開閉時にはシリンダ16
の作動により弁座部35から退去してその開閉を
許しかつ上金型16とともに上昇する。
次に、型締、型開について説明する。型締は第
1図に示す型合わせ状態から図示しない型締シリ
ンダによりトツププレート5を型開閉シリンダ3
の油圧に抗して下降させることによつて行われ、
また型開は型締シリンダが退去したのち図示の状
態から型開閉シリンダ3のピストンロツド4が前
進することによつて行われ、トツププレート5と
上金型16、ガス抜き装置34等が一体となつて
上昇する。そして、キヤビテイ28内で凝固によ
り固化した製品は、型開により上金型16側に着
いて上昇する。
次に、型開時における製品とランナ32内固化
物との押出装置について説明する。トツププレー
ト5の中心部には、ピン用押出シリンダ41が固
定されており、そのピストンロツド42は、トツ
ププレート5のロツド孔を貫通して下方に突出さ
れている。43はピストンロツド42の突出ねじ
部にねじ孔を螺合されて下方へ延びる丸棒状のピ
ンであつて、例えば製作の都合上、上下3段に分
割後接合されており、その下段部の径は、前記ゲ
ート31aの径よりもわずかに小径に形成されて
いる。このピン43は、基板17と支持板19と
に挾持固定された軸受44、支持板19、支持板
19と金型本体22とに挾持固定された軸受4
5、および金型本体22に固定されたカードリツ
ジ46とにそれぞれ設けられた軸孔に上下動自在
に軸支されており、ピン用押出シリンダ41の油
圧でピストンロツド42が進退することによりピ
ン43が第3図の実線位置と鎖線位置との間で上
下動するように構成されている。すなわち、キヤ
ビテイ28内の溶湯47の固化前にピン43が鎖
線位置へ下降すると、ピン43は溶湯47を排除
して押湯の作用をするとともに、ゲート31aに
は薄肉の溶湯固化物48を残して孔が貫通される
ように構成されている。そして、後述するように
製品とビスケツト49とは、型開時に溶湯固化物
48の切断により分離される。なお、ピン43に
は冷却水用の孔51等を備えた冷却装置が設けら
れており、溶湯で加熱されるピン43を冷却する
ように構成されている。
さらにトツププレート5の上面には、複数個の
製品押出シリンダ52が固定されていて、そのピ
ストンロツド53の上端には、トツププレート5
と平行するエジエクタプレート54が固定支持さ
れており、このエジエクタプレート54に固定さ
れた複数個のピン55は、トツププレート5と基
板17との孔を貫通して下方へ突出されたのち、
支持板19の空間部内に上下動自在に設けられた
押出板56のねじ孔に螺入されている。上下2枚
に分割された押出板56に頭部を挾持されて垂下
する複数個ずつの各押出ピン57,58は、金型
ホルダ20の空間部内に上下動自在に設けられた
ハブ用押出板59と、リム部28bの上端とにそ
れぞれ下端を当接させており、型開後に製品押出
シリンダ52が作動してエジエクタプレート54
が下降すると、ピン55、押出板56、押出ピン
57,58、ハブ押出板59、およびハブ押出板
59に支持されてハブ部28aに当接する押出ピ
ン60を介して製品をキヤビテイ28から下方へ
押出すように構成されている。なお、ハブ押出板
59は、ガイドピン61に案内されて上下動し、
圧縮コイルばね62に弾発されて上昇位置へ復帰
する。
さらに金型ホルダ20の下端外周部を円周方向
に複数等分する位置に設けた水平軸芯を有する孔
には、円柱状に形成された複数個のストツパ63
が、第4図に矢印Aで示す放射方向へ進退自在に
嵌合されており、各ストツパ63に設けられた傾
斜孔63aには、押出板56の孔に頭部を上下動
自在に支持されて自重で垂下された各ロツド65
の先端傾斜面65aがそれぞれ係入されている。
そして、押出板56が第1図に符号aで示すスト
ロークだけ下降すると、押出板56とロツド65
とが一体となり、ロツド65が下降し始めて傾斜
孔63aと傾斜面65aとの作用によりすべての
ストツパ63が一斉に矢印Aで示す放射方向に移
動するように構成されている。また、押出板56
の外周部を円周方向に複数等分する位置に設けた
孔に頭部を上下動自在に支持されて垂下された各
押出ピン66の下端が前記ランナ32に当接して
いるとともに、ランナ32の凹孔にはストツパ6
3に設けた円形の突起63bが挿抜自在に挿入さ
れていてランナ32内の溶湯固化物を保持してお
り、さらに押出板56が下降して第1図に符号2
aで示すストロークだけ下降したときに押出ピン
66が下降し始めるように構成されている。そし
て、ストツパ63の突起63bが挿入されている
ときに押出板56が下降し始めると、先ず押出ピ
ン58,60によつて製品が押出されてゲート3
3において切断され、ランナ32内には環状の固
化物が突起63bに保持されて残る。このあとは
上記のとおりストロークaでストツパ63が移動
し、ストローク2aでランナ32内の固化物が押
出される。第1図に符号67で示するものは、ト
ツププレート5の上面に固定された押出タイミン
グ規制用のシリンダであつて、上昇限にあるピス
トンロツド68とエジエクタプレート54との間
には、前記ロツド65のストロークaと同じ間隙
aが設けられており、エジエクタプレート54が
下降してピストンロツド68に当接すると、電磁
弁等の制御により下降がいつたん停止したのち再
び下降するように構成されている。すなわち、こ
の停止位置はロツド65の下降開始位置であつて
かつ製品がaだけ押出された位置であり、こうす
ることにより製品の下へランナ32内の固化物が
回り込んで押出されるというようなことがなく、
困難なランナ32内固化物の取り外し作業が不要
となり、取り外し時の製品の損傷が回避できる。
また第1図に符号69で示すものは、取付板2側
に固定されたシリンダ70と下金型側に固定され
たピストン71とからなる押上シリンダであつ
て、万一ミスシヨツトによりゲート31aが切断
されない場合に作動し、金型ホルダ11と金型本
体13とを押上げて事故を回避するように構成さ
れている。
以上のように構成された竪型射出装置の動作を
前記各図および第5図の動作説明図に基づいて説
明する。上流側の作業ステーシヨンで離型剤をス
プレーされて型合わせされた型開閉ユニツト2
は、回転テーブルの回転により型締、射出ステー
シヨンへ周回してきて停止するので、型締シリン
ダによりトツププレート5を下方へ押圧すること
により型締が行われる。型締と同時に溶湯49が
注入された射出スリーブ29を固定スリーブ14
の内孔に装入して接合し、プランジヤチツプ30
aを前進させると、キヤビテイ28内へ溶湯49
が射出されて充填される。第5図aは射出が終了
したところを示している。この射出終了の直前ま
たは直後、すなわち溶湯49が固化し始めない前
に、ピン用押出シリンダ41のピストンロツド4
2を油圧で前進させると、ピン43が下降してカ
ートリツジ46から突出し、第5図bに示すよう
に、ゲート31a内の溶湯49に突つ込まれ、こ
のときゲート31a内の溶湯49がピン43で排
除されてキヤビテイ28内に流れるので、押湯の
作用をして溶湯49ががキヤビテイ28の隅々ま
で行き渡る。この状態で溶湯が固化し始め、所定
時間後、固化を終わつて製品になる。そして、回
転テーブルが120゜回転して型開閉ユニツト2が製
品取出しステーシヨンで停止すると、型開閉シリ
ンダ3の油圧でピストンロツド4が前進し、トツ
ププレート5が上昇するので、これと一体の上金
型16全体が上昇して第5図cに示すように型開
が行われる。この場合、前述したようにゲート3
1aにピン43が挿入されていてゲート31aと
の径差が僅かであることにより、ピン43の回り
には薄肉円筒状の溶湯固化物が形成されているの
で、上金型16に着いて上昇するキヤビテイ28
内の製品80は、ビスケツト81を固定スリーブ
14内と傾斜孔31b内とに残して上記薄肉円筒
部から容易に切断されて上金型16とともに上昇
する。このように型開したのち、製品押出シリン
ダ52の油圧でピストンロツド53を後退させる
と、ピン55を介して押出板56が下降し始め
る。これによつて先ず押出板56と一体の押出ピ
ン57,58が下降し、その先端が当接する製品
80がキヤビテイ28から押出され始める。この
とき第4図aに示すようにストツパ63の突起6
3bがランナ32の凹孔と係合しているので、製
品80が押出されて下降してもランナ32内の固
化物82はそのまゝで、製品80とランナ32内
固化物82とはゲート33内固化物の箇所におい
て切り離される。第5図dは製品80のみが押出
されてランナ32内固化物82が残つているとこ
ろを示している。押出板56がストロークaだけ
下降すると、シリンダ67のピストンロツド68
上端に当接するので、下降がいつたん停止し、所
定タイミング後、再び下降し始める。この下降再
開時には、ストロークaにより押出板56の内部
の一部とロツド65の後端面とが接触して一体と
なつているので、ロツド65も下降する。ロツド
65の下降により、その下端傾斜面65aがスト
ツパ63の傾斜孔63aを矢印A方向に移動させ
るので、突起63bがランナ32の凹孔から抜け
る。押出板56が下降を続けてさらにストローク
aだけ下降し、合計2a下降すると、押出板56
と押出ピン66とが一体となるので、押出ピン6
6も下降し始めてその下端が当接している環状の
ランナ32内固化物82が押出される。第5図e
はこの状態を示している。次いで第5図fに示す
ように、押出装置83を、型開した両金型間へ移
動させ、ピストンロツド84を前進させると、ビ
スケツト81が押出される。なお、最初に押出ピ
ン57,58をストロークaだけ移動させて押出
したときは、環状ランナ32内の固化物はまだ金
型側に残つているので、次に環状ランナ32内の
固化物が押出される前に、製品を金型間から外部
へ取出すか、取出した製品の上方に環状ランナ3
2内の固化物を受取るための受け皿を入れてお
く。
なお、本実施例は本発明をロータリダイカスト
マシンに実施した例を示したが、定置型のダイカ
ストマシンにも同様に実施できることは言うまで
もない。また、プラスチツク用の射出成形機にも
実施できる。さらに前記実施例では金型用ガス抜
き装置を用いた例を示したが、これは環状ランナ
を有するものであれば必ずしも金型用ガス抜き装
置を用いたもののみに適用されるものではない。
〔発明の効果〕
以上の説明により明らかなように、本発明によ
れば射出成形装置の環状ランナ内固化物押出方法
として、環状ランナ内の溶湯用固化物が環状ラン
ナ外へ押出されないように押え部材で押えておい
て、金型キヤビテイ内の鋳込製品のみを環状ラン
ナ内の溶湯固化物から切離しながら押出し、次い
で所望時間経過後、押え部材による環状ランナ内
溶湯固化物の押え状態を解除して、環状ランナ内
の溶湯固化物を押出すという方法を採用し、また
射出成形装置の環状ランナ内固化物押出装置とし
て、環状ランナ内へ外周側から先端部を挿抜され
るように進退されるストツパを設け、このストツ
パの傾斜孔に先端傾斜面を係合させたストツパ抜
き用ロツドを製品押出板に支持させて製品押出開
始よりやゝ遅れて押出板と一体的に前進させると
ともに、このストツパ抜きロツドと平行して押出
板に支持され先端を環状ランナに臨ませてストツ
パ抜きロツドよりやゝ遅れて押出板と一体的に前
進する環状ランナ内固化物押出ピンを設けるとい
う構成を採つたことにより、製品押出のために押
出板を前進させると、環状ランナ内固化物がスト
ツパで保持されていて先ず製品のみが押出され、
やゝ遅れてストツパが開いて環状ランナ内固化物
が押出されるので、製品を機外へ取出したのちラ
ンナ内固化物を製品から分離する必要がなく、作
業性が向上して労力の軽減と生産性の向上を計る
ことができるとともに、分離時における製品の損
傷が回避できる。また、製品と同時または製品よ
り先に環状ランナ内固化物が押出されて製品の外
周中央部へ回り込むというようなことがないの
で、製品の機外取出し後にこの回り込んだ固化物
を取出したりする煩しさがなくなり、作業性が向
上するとともに製品の損傷を回避することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図は本発明に係る射出成形装
置の環状ランナ内固化物押出装置の実施例を示
し、第1図はこれを実施したロータリダイカスト
マシンの型開閉ユニツトの縦断面図、第2図は同
じくトツププレートを除いて示す一部破断展開平
面図、第3図は要部の拡大縦断面図、第4図はラ
ンナ内固化物押出装置の動作説明図、第5図は製
品押出装置とランナ内固化物押出装置との動作説
明図である。 28……キヤビテイ、32……環状ランナ、3
6……金型ガス抜き装置、56……押出板、58
……押出ピン、63……ストツパ、63a……傾
斜孔、65……ロツド、65a……傾斜面、82
……環状ランナ内固化物。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 金型キヤビテイ内の鋳込製品と、金型キヤビ
    テイに一部が連通されている金型キヤビテイの回
    りの環状ランナ内部に形成された溶湯固化物とを
    押出ピンで金型外へ押出す際に、まず、金型キヤ
    ビテイ内の鋳込製品を押出すときには、環状ラン
    ナ内の溶湯固化物が環状ランナ外へ押出されない
    ように押え部材で押えておいて、金型キヤビテイ
    内の鋳込製品のみを環状ランナ内の溶湯固化物か
    ら切離しながら押出し、次に所望の時間経過後
    に、前記押え部材による環状ランナ内の溶湯固化
    物の押え状態を解除して、環状ランナ内の溶湯固
    化物を押出すことを特徴とする射出成形装置の環
    状ランナ内固化物押出方法。 2 金型キヤビテイの回りの環状ランナ内に形成
    される溶湯固化物をランナ外へ押出す環状ランナ
    内固化物押出装置であつて、前記環状ランナ内へ
    外周側から先端部を挿抜させるように進退自在に
    支持されたストツパと、このストツパの傾斜孔に
    先端傾斜面を係合させて製品押出板に支持され製
    品押出開始よりやゝ遅れてこの押出板と一体的に
    前進するストツパ抜き用ロツドと、このストツパ
    抜きロツドと平行して前記押出板に支持され先端
    を前記ランナに臨ませて前記ストツパ抜きロツド
    よりやゝ遅れて前記押出板と一体的に前進する環
    状ランナ内固化物押出ピンとを設けたことを特徴
    とする射出成形装置の環状ランナ内固化物押出装
    置。
JP105587A 1986-12-01 1987-01-08 Shashutsuseikeisochinokanjorannanaikokabutsuoshidashihohooyobisonosochi Expired - Lifetime JPH0240415B2 (ja)

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DE87310425T DE3786337T2 (de) 1986-12-01 1987-11-25 Senkrechte Einspritzvorrichtung.
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