JPH0240301Y2 - - Google Patents

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JPH0240301Y2
JPH0240301Y2 JP16899883U JP16899883U JPH0240301Y2 JP H0240301 Y2 JPH0240301 Y2 JP H0240301Y2 JP 16899883 U JP16899883 U JP 16899883U JP 16899883 U JP16899883 U JP 16899883U JP H0240301 Y2 JPH0240301 Y2 JP H0240301Y2
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JP16899883U
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JPS6075685U (ja
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  • Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)
  • Connection Of Plates (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [考案の技術分野] この考案はデイストリビユータの取付装置の改
良に係り、特にエンジンを車体に搭載後はデイス
トリビユータの取付位置を移動不可能にし、無用
な点火時期の調整を防止して常に最良の点火時期
を維持せんとするデイストリビユータの取付装置
に関する。
[考案の技術的背景] 一般に、ガソリン内燃機関は、シリンダ内の混
合気に点火するための点火装置を有している。そ
の装置は、バツテリ、イグニシヨンスイツチ、イ
グニシヨンコイル、デイストリビユータ、及びス
パークプラグ等から成る。デイストリビユータ
は、内燃機関に同期して駆動され(通常1/2の減
速比)、カムが回転して各スパークプラグに高電
圧を分配し、燃料に点火する。この点火時期は、
機関の運転状態により変動するものであり、デイ
ストリビユータには遠心進角装置、真空進角装置
が設けられているが、基準となる進角の設定は取
付調整ネジによつて決定される。
[考案の問題点] ところで、デイストリビユータは調整ネジによ
つて予め最良の点火時期を設定して機関に取付け
られる。このデイストリビユータを決定位置に取
付ける調整ボルトは通常のボルトが用いられてい
る。また、デイストリビユータ取付後に、このボ
ルト頭部を取付板内に埋設させる捩じ切り用ボル
トや、取付後にボルト頭部にキヤツプを被せたも
のが使用されている。これはユーザーが勝手に調
整ボルトを緩めて進角を調整することを防止する
ためである。
しかしながら、従来のものはボルト頭部をスパ
ナやタガネ等の工具で回転してボルトを緩め、デ
イストリビユータの取付位置を変え、内燃機関の
点火時期を調整することが可能であつた。このた
め、不用意にデイストリビユータの取付位置を変
えてしまうと、最良の点火時期が得られなくな
り、点火時期の狂いから生じる内燃機関の排気清
浄の劣化、出力の低下及び燃費率の増大を招く不
都合がある。
更に、2サイクル内燃機関においては、点火時
期の狂いから機関が逆回転する恐れもある。
[考案の目的] そこでこの考案の目的は、上述不都合を除去す
るために、エンジン搭載後に取外し妨害体に近接
し取外し不可能となる態様にデイストリビユータ
の調整ネジの調整防止用カバーを設けたことによ
り、無用な点火時期の調整を防止し、内燃機関の
排気清浄を効果的に果すとともに機関の出力の低
下を防止し、燃費率を小とし得るデイストリビユ
ータの取付装置を実現するにある。
[考案の構成] この目的を達成するためにこの考案は、エンジ
ン搭載後は取外し妨害体に近接するため取外し不
可能となる態様にデイストリビユータの調整ネジ
の調整防止用カバーを設けたことを特徴とする。
[考案の実施例] 以下図面に基づいてこの考案の実施例を詳細に
説明する。
第1〜3図はこの考案の実施例を示すものであ
る。第1,2図において、2はエンジン、4はエ
ンジン2側の固定部、6は固定部4の板状上端
部、8はデイストリビユータ、10はデイストリ
ビユータ8の取付板である。前記エンジン2の搭
載前に、固定部4に取付板10を介して調整ネジ
12によりデイストリビユータ8を取り付ける。
このとき、この調整ネジ12により固定部4の板
状上端部6と取付板10とを固着し、最良の点火
時期を得られる位置にデイストリビユータ8を調
整する。第3図に示す如く、前記固定部4の板状
上端部6下方には柱状の突起部14を形成し、こ
の突起部14には先端側から雌ネジ部16を螺刻
する。
また、前記調整ネジ12の頭部12aを被覆す
る調整防止用カバー18を箱状に形成し、このカ
バー18の底部20外側に後述する取付ボルト2
6の頭部26a高さと略同一深さを有するととも
に、この頭部26aより少許大径且つ截頭円錐形
状の窪部22を形成する。この窪部22中央には
取付用孔部24を穿設する。
前記デイストリビユータ8をエンジン2に調整
ネジ12により取付した後に、調整ネジ12の頭
部12a及び突起部14を水平方向からカバー1
8で被覆し、カバー18の孔部24を突起部14
の雌ネジ部16に位置させる。また、この孔部2
4を介して取付ボルト26を雌ネジ部16に螺合
させ、カバー18を固定部4に固着する。このと
き、取付ボルト26の頭部26aは、第3図に示
す如く、カバー18の窪部22内に位置し、頭部
26a端部はカバー18と略面一状態となる。
次に、エンジン2を車体(図示せず)に搭載
し、取付ボルト26の頭部26a及びカバー18
を、車体あるいは車体に溶接などで特別に固着し
た固定壁からなる取外し妨害体28に近接し、取
外し不可能となる態様に配設する。つまり、車体
に接近させてカバー18を位置させるのである。
これにより、エンジン2を車体に搭載すること
により、カバー18と取外し妨害体28との空間
部30に手や工具が入らず、取付ボルト26の取
外し及びカバー18の取外しが取外し妨害体28
で阻止され、調整ネジ12の取外しが不可能とな
る。
このため、エンジンを車体に搭載した後には、
デイストリビユータの点火時期の調整が不可能と
なり、無用な点火時期の調整が防止でき、常に適
正な点火時期を維持することができる。更に、機
関の出力の低下を防止するとともに、燃費率の向
上を果し、排気ガスによる公害防止に寄与するも
のである。
なお、この考案の上記実施例においては、取外
し妨害体の一例として車体を挙げて説明したが、
車体あるいは車体に搭載される大なる部品を妨害
体として機能させ得ることは勿論である。
また、前記カバーを箱状に形成したが、このカ
バーはエンジン搭載後に取外し不可能となれば良
いものであり、例えばカバー底部外側に突起を形
成し、エンジン搭載後には取外し妨害体に接近す
ることにより取外しが不可能になるように構成す
ることも可能である。
[考案の効果] 以上詳細に説明した如くこの考案によれば、前
記エンジン搭載後に取外し妨害体に近接し取外し
不可能となる態様にデイストリビユータの調整ネ
ジの調整防止用カバーを設ける構成としたので、
エンジン搭載後のデイストリビユータの調整が不
可能となり、無用な点火時期の調整を防止し得
て、常に車両製造時又はエンジン搭載時に設定し
た適正な点火時期を維持することができ、内燃機
関の排気清浄を効果的に果させることができると
ともに機関の出力の低下が防止され、燃費率を小
として経済的に有利であるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1〜3図はこの考案の実施例を示し、第1図
はエンジン搭載後の平面図、第2図は第1図の正
面図、第3図は第2図の矢視部分の拡大図であ
る。 図において、2はエンジン、4は固定部、8は
デイストリビユータ、10は取付板、12は調整
ネジ、18はカバー、26は取付ボルト、28は
取外し妨害体である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 エンジン搭載後は取外し妨害体に近接するた
    め取外し不可能となる態様にデイストリビユー
    タの調整ネジの調整防止用カバーを設けたこと
    を特徴とするデイストリビユータの取付装置。 2 前記カバーは、箱状に形成されるとともに底
    部には取付ボルトの頭部高さと略同一深さの窪
    部を有するカバーである実用新案登録請求の範
    囲第1項記載のデイストリビユータの取付装
    置。 3 前記取外し妨害体は、車体からなる取外し妨
    害体である実用新案登録請求の範囲第1項記載
    のデイストリビユータの取付装置。 4 前記取外し妨害体は、車体に固着した固定壁
    からなる取外し妨害体である実用新案登録請求
    の範囲第3項記載のデイストリビユータの取付
    装置。
JP16899883U 1983-10-31 1983-10-31 デイストリビユ−タの取付装置 Granted JPS6075685U (ja)

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JP16899883U JPS6075685U (ja) 1983-10-31 1983-10-31 デイストリビユ−タの取付装置

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JP16899883U JPS6075685U (ja) 1983-10-31 1983-10-31 デイストリビユ−タの取付装置

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Publication Number Publication Date
JPS6075685U JPS6075685U (ja) 1985-05-27
JPH0240301Y2 true JPH0240301Y2 (ja) 1990-10-26

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ID=30369309

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JP16899883U Granted JPS6075685U (ja) 1983-10-31 1983-10-31 デイストリビユ−タの取付装置

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JPS6075685U (ja) 1985-05-27

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