JPS601505Y2 - 点火プラグの取付構造 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は火花点火式エンジンの点火プラグ取付構造に関
するものである。

従来、この種の点火プラグ１は長手方向中間部にナツト
部材２を備え、先端側にネジ部３が形成しである。

そして、シリンダヘッド４の取付ネジ孔５にネジ部３を
螺合して取付けしている。

しかし、この取付構造であると長手方向中間部に形成し
たナツト部材２に嵌合する長筒状の特殊工具を必要とす
ると共に、ディーゼルエンジンを火花点火式エンジンに
変更する場合にはシリンダヘッドに取付ネジ孔５を穿孔
しなければならないとの不具合を有する。

本考案は上記の事情に鑑みなされたものであり、その目
的は特殊工具を用いることなしに取付けできると共に、
ディーゼルエンジンのシリンダヘッドにも簡単に装着で
きるようにした点火プラグの取付構造を提供することで
ある。

以下第２図を参照して本考案の実施例を説明する。

シリンダヘッド１０には上面１０ａに開口した取付穴１
１が形成され、この取付穴１１の底部１１ａは漏斗状と
なりかつ小孔１２を介して燃焼室１３側に開口連通して
取付孔を形成している。

一方点火プラグ１４は長手方向中間部に取付体１５が一
体猛威され、取付体１５の下面１５ａは前記漏斗状底部
１１ａと同一角度な先細テーパ面となっていると共に、
先端には小孔１２に嵌合するガイド部１６が一体猛威し
である。

１７は取付穴１１内に挿入した筒状のスリーブであり、
その下面１７ａは取付体上面１５ｂに当接し上面１７ｂ
にはフランジ１８が設けである。

そして、該フランジ１８はシリンダヘッド１０の上面１
０ａに穿孔したネジ孔２０に螺合した締付ボルト１９で
締付けられてスリーブ１７を取付上面１５ｂに押しつけ
てテーパ状の下面１５ａ面を漏斗状底部１１ａに押圧密
着固定している。

このようであるから、点火プラグ１４は締付ボルト１９
を締込み、弛めることにで取付、取外しできて並通のス
パナを用いれば良く特殊工具を用いる必要がない。

また、ディーゼルエンジンのシリンダヘッドに取付ける
場合には予めシリンダヘッドに形成された燃料を噴射す
るノズルホルダの取付孔、及びノズルホルダ取付ボルト
孔を利用して簡単に取付けできる。

本考案は以上の様になり、ボルト１９を締付け、弛め操
作するのみで点火プラグ１４を取付け、取外しできるか
ら特殊工具を用いる必要がない。

また、取付孔内に嵌挿し、スリーブ１７て押］７つけ固
定することで取付けるから、ディーゼルエンジンのシリ
ーグブロックには予め形成されたノズルホルダの取付孔
を利用して簡単に取付けできる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来例の断面図、第２図は本考案の実施例を示
す断面図である。 １０はシリンダヘッド、１０ａは上面、１１は取付穴、
１２は小孔、１４は点火プラグ、１５は取付体、１７は
スリーブ、１９はボルト。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. シリンダヘッド１０に上向段部を有する取付孔を形成し
   、この取付孔内に上向段部に当接する取付体１５を備え
   た点火プラグ１４を嵌挿し、該取付孔内に挿入されかつ
   取付体１５の上面に当接するスリーブ１７を、シリンダ
   ブロック上面１０ａにポルト１９で締付固定されたフラ
   ンジ１８で押圧したことを特徴とする点火プラグ取付構
   造。