JPH0240167A - 磁気テープ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明は、上位装置から転送された複数のブタを切れ目
なく磁気テープ上に記録するいわゆるストリーミング方
式の磁気テープ装置に関する。

（従来の技術） 従来から、例えば磁気ディスク装置をバックアップする
代表的な補助記憶装置の一つとして磁気テープ装置が汎
用されている。

この磁気テープ装置のデータ記録方式としては、例えば
１件分あるいは複数性分のデータを１ブロツクとして扱
い、各ブロック間にＩＲＧ（インクレコードギャップ）
やＦＭ（ファイルマーク）等のギャップエリアを挟んで
磁気テープにファイルする方式が一般である。

ところがこの方式では、磁気テープ上にとられる全体の
ギャップエリア率が大であることがら、書込むことがで
きるデータ量が大幅に制限される。

したがって最近では、磁気テープ上にデータを切れ目な
く記録するストリーミング方式が広く採用されつつある
。

そしてこのストリーミング方式を採用した磁気テープ装
置では、ホスト計算機からのデータ転送のばらつきを吸
収するため、磁気テープ装置側およびホスト計算機側に
、磁気テープ上に一度に記録される複数件のデータを暫
定的に保持するブタバッファを設けることが試みられて
いる。

ところで、一般に磁気テープには、現在の記録位置がテ
ープ終端に接近したことをホスト計算機に警告するため
、テープ終端から所定の距離だけ後退した位置に検出用
ホール等が設けられており、これによりテープ終端部に
おけるデータ記録処理の安定化が図らている。

しかしながら、ストリーミング方式を採用した磁気テー
プ装置では、ホスト計算機側から一度に転送されるデー
タが切れ目のない複数のブロックからなるため、上述し
た従来からの磁気テープを通常の通り用いていたのでは
、磁気テープ上の終端部において目的のデータを完全な
かたちで記録できる保証かなかった。

（発明が解決しようとする課題） このように従来からのストリーミング方式の磁気テープ
装置では、ホスト計算機側のデータバッファから一度に
転送されたデータをテープ終端部において全て記録でき
る保証がないという問題があった。

本発明は上述した従来の磁気テープ装置における課題を
解決するためのもので、より高い信頼性の下で、テープ
終端部におけるデータの記録処理を行うことのできる磁
気テープ装置の提供を目的としている。

［発明の構成コ （課題を解決するための手段） 本発明の磁気テープ装置は上記した目的を達成するため
に、磁気テープ上に、上位装置側から転送された複数の
データを切れ目なく記録する磁気テープ装置において、
上位装置側から一度に転送されるべき複数のデータを暫
定的に保持するブタバッファと、少なくともこのデータ
バッファの容量を満す磁気テープの長さを定義する定義
手段と、磁気テープ上へのデータの記録時において磁気
テープの残りのデータ記録有効長が定義手段で定義され
た長さに至ったとき、データバッファに保持されている
データか磁気テープ上の終端部に記録可能な最後のデー
タであることを上位装置に対し通知する通知手段とを具
備したものである。

（作　用） 本発明の磁気テープ装置では、予め定義手段においてデ
ータバッファの容量を少なくとも満す磁気テープの長さ
を定義しておき、この後、通知手段が、磁気テープ上へ
のデータの記録時において磁気テープの残りのデータ記
録有効長が定義手段で定義された長さに至ったとき、デ
ータバッファに保持されているデータが磁気テープ上の
終端部に記録される最後のデータであることを上位装置
に対し通知するので、より高い信頼性の下で、テープ終
端部におけるデータの記録処理を行うことができる。

（実施例） 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。

第１図は本発明の一実施例の磁気テープ装置の構成を説
明するための図である。

同図において、１は磁気テープＴａに対するデ夕の記録
／再生処理を行う磁気テープ装置、２は磁気テープ装置
１とＳＣ８Ｉインタフェースケーブル等の接続ケーブル
を介して接続されたホスト計算機、３はホスト計算機２
と磁気テープ装置１との間のデータ通信制御を行うアダ
プタ、４はホスト計算機２側から磁気テープ装置１に一
度に転送すべき複数件のデータを一時的に保持するデー
タバッファである。

また５は磁気テープ装置１内において実際のデータ記録
／再生処理を行う記録／再生実行機構部である。この記
録／再生実行機構部５は、磁気テープＴａを走行させる
ためのテープ走行機構と、走行する磁気テープＴａに対
するデータの記録／再生を行う磁気ヘッドと、磁気テー
プＴａ面の始端部および終端部に設けられた各ホール（
後述する）を検出するための透過型光センサ等の検出器
とを備えて構成されている。

さらに６は記録／再生実行機構部５における各構成部の
制御をホスト計算機２がらの指令に基づいて統括的に行
う制御機構部である。

この制御機構部６は、この磁気テープ装置１で実行され
る制御プログラムが格納されたＲＯＭと、ＲＯＭに格納
された制御プログラムに従って動作するＣＰＵと、制御
実行のために必要なデータを記憶するＲＡＭとを備えて
構成されている。

第２図は上述した磁気テープを示す平面図である。

同図において、１１は磁気テープＴａ上の物理的な始端
位置を示すＢ　ＯＴ　（Ｂｅｇｉｎｎｉｎｇ　Ｏｆ　Ｔ
ａｐｅ　）ホール、１２は磁気テープＴａ上の物理的な
終端位置を示すＥ　ＯＴ　（Ｅｎｄ　Ｏｆ’　Ｔａｐｅ
　）ホール、１３は磁気テープＴａ上のデータ記録開始
位置を示すＰ　Ｌ　（Ｌｏａｄｉｎｇ　Ｐｏ１ｎｔ　）
ホール、そして１４は磁気テープＴａ上のデータ記録終
端位置を示すＥＷ（Ｅａｒｌｙ　Ｗａｒｎｊｎｇ　）ホ
ールである。

これらのホール１１．１２．１３．１４は、それぞれ記
録／再生実行機構部６の検出器により通過か確認される
ようになっている。

さらにこの実施例の磁気テープ装置１は、ポスト計算機
２からの指令により、テープ終端部のＥＷホール１４の
位置がら後退する側に自由に警告信号の発生位置Ｗｐを
設定できるよう構成されている。そしてホスト計算機２
は、磁気テープ装置１からの警告信号を受けると、その
時点でデータバッファ４に保持されているデータが磁気
テープＴａ上の終端部に記録される最後のデータである
ことを知り、その上でデータバッファ４がらデータを磁
気テープ装置１に転送するようなされている。

次にこの実施例の磁気テープ装置における動作について
説明する。

まずホスト計算機２がらの指令により、磁気テプ装置１
においてテープ終端部の警告発生位置を新たに設定する
機能モードが選択される。

これにより磁気テープ装置１は、磁気テープＴａを走行
させて、検出器により検出されたＬＰホル１３の位置が
らＥＷポール１４の位置までの長さを計測し、その計測
結果を制御機構部６におけるＲＡＭに書込む。

次にオペレータは、データバッファ４の容量分にあたる
磁気テープＴａの長さをホスト計算機２を介して磁気テ
ープ装置１に入力する。

これにより磁気テープ装置１における制御機構部６は、
入力された長さとＲＡＭに書込まれた全体のデータ記録
有効長との差を出し、その結果を警告発生位置情報とし
て改めてＲＡＭに書込む。

以上の動作により、磁気テープＴａ上における警告信号
発生位置の設定が完了する。

この後、磁気テープ装置１において、ホスト計算機２か
らのデータ書込指令に基づく磁気テープＴａ上へのデー
タ記録が先頭トラックから順次実行される。

そして最終トラックへのデータ記録に移り、ＬＰホール
１３を開始点とするテープ長の計測が開始され、その値
がＲＡＭに格納されたテープ長に至った時、磁気テープ
装置１からホスト計算機２に向けて警告信号が送られる
。

この信号を受けたホスト計算機２は、現時点でデータバ
ッファ４に保持されたデータが、磁気テラＴａ上の終端
部に記録される最後のデータであることを知り、次回以
降のデータ転送を停止するとともに、データバッファ４
内の残りのデータを磁気テープ装置１に転送する。

かくしてこの実施例の磁気テープ装置によれば、磁気テ
ープＴａ上の終端部における警告発生位置を必要に応じ
て自由に変更することができ、さらにこの警告発生位置
を磁気テープＴａ上のＥＷホール１４の位置からデータ
バッファ４の容量を満す長さ分だけ後退した位置に設定
すれば、磁気テラＴａ上の終端部に切れ目のないデータ
列を高い信頼性の下で記録することができる。

なお、ホスト計算機からのデータ転送の大幅なばらつき
により、１トラツクに記録されるデータ列が必ずしも完
全なストリーム状にならない場合は次のような方法が有
効である。

すなわち、　■トラックに記録されたデータのブロック
数から、物理的に１トラツクに記録可能なブロック数を
算出し、このブロック数と実際に　１トラックに記録さ
れたブロック数との比較を行うことにより各トラック毎
のデータ記録密度等の統計結果を得る。

そして最終トラックの終端部に、目的のブロック数のデ
ータを記録するには警告発生位置をＥＷホール１４から
どの程度後退させればよいかを上記した統計結果に基づ
いて判断すれば、より一層高い信頼性の下で磁気テープ
終端部のデータ記録処理を行うことができる。

［発明の効果］ 以上説明したように本発明の磁気テープ装置によれば、
複数外のデータを切れ目なく磁気テープ上に記録する場
合においても、より高い信頼性の下で、テープ終端部に
おけるデータの記録処理を行うことかできる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の磁気テープ装置の構成を説
明するためのブロック図、第２図は第１図の磁気テープ
装置で用いられる磁気テープを示す平面図である。 ｌ・・・磁気テープ装置、２・・・ホスト計算機、４・
・データバッファ、５・・・記録／再生実行機構部、６
・・・制御機構部、Ｔａ・・・磁気テープ。 出願人　　　　　株式会社　東芝

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）磁気テープ上に、上位装置側から転送された複数
   のデータを切れ目なく記録する磁気テープ装置において
   、前記上位装置側から一度に転送されるべき複数のデー
   タを暫定的に保持するデータバッファと、少なくともこ
   のデータバッファの容量を満す前記磁気テープの長さを
   定義する定義手段と、前記磁気テープ上へのデータの記
   録時において該磁気テープの残りのデータ記録有効長が
   前記定義手段で定義された長さに至ったとき、前記デー
   タバッファに保持されているデータが該磁気テープ上の
   終端部に記録可能な最後のデータであることを前記上位
   装置に対し通知する通知手段とを具備したことを特徴と
   する磁気テープ装置。