JPH0240036A - 自動車のスリップ制御装置 - Google Patents

自動車のスリップ制御装置

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JPH0240036A
JPH0240036A JP19134288A JP19134288A JPH0240036A JP H0240036 A JPH0240036 A JP H0240036A JP 19134288 A JP19134288 A JP 19134288A JP 19134288 A JP19134288 A JP 19134288A JP H0240036 A JPH0240036 A JP H0240036A
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JP
Japan
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control
opening
throttle valve
slip
value
Prior art date
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JP19134288A
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English (en)
Inventor
Toshiaki Tsuyama
俊明 津山
Toru Onaka
徹 尾中
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
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  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、車両の駆動輪のスリップを抑制、防止して走
行安定性の向上を図るようにした自動車のスリップ制御
装置の改良に関する。
(従来の技術) 従来、この種の自動車のスリップ制御装置として、先に
、特開昭61−182434号公報に開示されるように
、車両の駆動輪と従動輪との速度差を駆動輪のスリップ
量として検出すると共に、この駆動輪のスリップ量を目
標値にするようスロットル弁の開度を制御することによ
り、エンジン出力を調整して、駆動輪に作用する駆動ト
ルクを適切にし、駆動輪のスリップを抑制、防止するよ
うにしたものが知られている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上記の如く駆動輪のスリップ制御をフィ
ードバック制御で行う場合には、次の欠点が生じる。つ
まり、フィードバック制御では、スリップ発生時での駆
動輪の回転速度の上昇変化速度が大きい場合には、スロ
ットル弁開度を素早く戻す必要があるにも拘らず徐々に
閉じ、その制御遅れにより駆動輪のスリップをその発生
初期の段階から素早く収束し得ない欠点がある。そこで
、スリップ発生初期ではフィードバック制御に代えてフ
ィードフォワード制御を行い、スリップ発生初期の段階
でスロットル弁開度を瞬時に小開度値まで素早く減少制
御して、スリップを素早く収束させることが考えられる
しかるに、スリップの発生初期にフィードフォワード制
御を採用する場合には、スロットル弁開度が瞬時に小開
度値まで減少する関係上、却って車両の減速を招く場合
もある。
本発明は斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目
的は、スリップ発生初期でのスロットル弁開度のフィー
ドフォワード制御を常に行イつず、必要に応じて適宜採
用することにより、車両の減速を招くことなく駆動輪の
スリップをその発生初期から素早く収束させることにあ
る。
(課題を解決するための手段) 以上の目的を達成すべく、フィードフォワード制御の必
要時を検討するに、駆動輪の回転速度の上昇変化速度が
早い場合にはフィードフォワード制御を採用してスロッ
トル弁開度を瞬時に小値にまで減少調整して、その回転
速度を短時間で素早く低下させる必要かある。一方、駆
動輪の変化速度が遅い場合には、フィードバック制御に
よりスロットル弁開度を逐次調整してもスリップを素早
く収束できる状況であり、この状況にフィードフォワー
ド制御を採用すると、却って駆動輪に作用する駆動トル
クが瞬時に大きく低下して、車両の減速が生じることと
なる。
以上の観点から、本発明では、スロットル弁開度の変化
率でもって駆動輪の変化速度を把握して、このスロット
ル弁開度の変化率の大小に応じてフィードフォワード制
御を採用するか否かを決定することとしている。
つまり、本発明の具体的な構成は、第1図に示すように
、スロットル弁10の開度を調整してエンジン出力を調
整する開度調整手段12と、駆動輪のスリップ値を目標
値にするよう上記開度調整手段12をフィードバック制
御するスリップ制御手段25とを備えた自動車のスリッ
プ制御装置を前提とする。そして、上記スロットル弁1
0の開度の変化率を検出する変化率検出手段26と、該
変化率検出手段26の出力を受け、スロットル弁開度の
変化率が設定値以下のとき上記スリップ制御手段25に
よる開度調整手段12のフィードバック制御を続行させ
、スロットル弁開度の変化率が設定値を越えるときスリ
ップ制御手段25による開度調整手段12のフィードバ
ック制御に優先して、スロットル弁の開度を小値の設定
開度値にするよう開度調整手段12をフィードフォワー
ド制御する制御変更手段27とを設ける構成としている
(作用) 以上の構成により、本発明では、駆動輪のスリップ制御
時、スロットル弁開度の変化率が設定値以下のときには
、駆動輪の回転速度の変化速度は小さい状況であり、こ
の状況ではスロットル弁10のフィードバック制御でも
って駆動輪のスリップを素早く収束できるので、フィー
ドバック制御が続行されても、スリップの収束に時間を
要さない。しかも、スロットル弁開度は漸次減少するの
で、車両の減速は生じない。
一方、スロットル弁開度の変化率が設定値を越えるとき
には、駆動輪の回転速度の変化速度は大きい状況であり
、この状況ではスロットル弁10のフィードバック制御
が制御変更手段27により停止され、代わりにフィード
フォワード制御が行われで、スロットル弁開度が小値に
瞬時に低下変化するので、駆動輪の過回転が素早く抑制
されて、そのスリップが短時間で素早く収束される。こ
の場合、駆動輪には過大な駆動トルクが作用している状
況であるので、フィードフォワード制御によりその駆動
トルクが瞬時に大きく低減されても、車両の減速は生じ
ることはない。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明の自動車のスリップ制御装
置によれば、スロットル弁開度のフィドパツク制御によ
り駆動輪のスリップを抑制、防止する場合、駆動輪のス
リップ発生初期では、その駆動輪の回転速度の変化速度
が高い時に限りフィードバック制御に代えてフィードフ
ォワード制御を行って、スロットル弁開度を瞬時に小値
にまで大きく低下制御したので、フィードバック制御の
制御遅れを適時に補償して、駆動輪のスリップ発生時に
は常に車両の減速を招くことなく、その駆動輪のスリッ
プを短時間で素早く収束させることができ、収束性の向
上を図ることかできる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を第2図以下の図面に基いて説明
する。
第2図は本発明に係る自動車のスリップ制御装置の全体
概略構成を示し、1はエンジン、2は例えば前進4段、
後退1段の自動変速機であって、該自動変速機2で変速
されたエンジン動力は、変速機2後方に配置した推進軸
3、差動装置4及び後車軸5を介して左右の後輪6,6
に伝達され、該後輪6を駆動輪とし、左右の前輪7,7
を従動輪として構成している。
また、上記エンジン1の吸気通路1aには、吸入空気量
を制御してエンジン出力を調整するスロットル弁10が
配置されている。該スロットル弁10は、アクセルペダ
ル11とは機械的な連動関係がなく、ステップモータ等
で構成されたスロットルアクチュエータ12により電気
的に開度制御される。上記スロットルアクチュエータ1
2により、スロットル弁10の開度を調整してエンジン
1の出力を調整するようにした開度調整手段を構成して
いる。
さらに、前後左右の車輪6,7近傍には、各々、車輪の
回転速度を検出する車輪速度センサ13゜13・・・が
設けられていると共に、アクセルペダル11の開度を検
出する開度センサ14、ステアリング舵角を検出する舵
角センサ15、車両の加速度を検出する加速度センサ1
6が設けられている。
而して、以上の各センサ13〜16の検出信号は、CP
U等を有するコントローラ(制御装置)20に入力され
ていて、該コントローラ2oにより、スロットルアクチ
ュエータ12でもってスロットル弁10を開度制御して
エンジン出力を制御し、後輪(駆動輪)6のスリップを
抑制 防止するようにしている。
さらに、上記コントローラ20には、左右の駆動輪(後
車輪)6,6に作用するブレーキ油圧を調整するブレー
キアクチュエータ21が接続され、後車輪6の大きなホ
イルスピン(スリップ)時には、エンジン出力の制御に
加えてブレーキ油圧をも制御して、そのスリップを抑制
するようにしている。
次に、コントローラ20によるスリップ制御を第3図な
いし第12図に基いて説明する。
先ず、第3図のメインフローから説明するに、ステップ
SMIでイニシャライズした後、ステップSM2で各種
データの計測タイミングの場合に限りステップSM3で
上記各センサからの検出信号を入力すると共に、ステッ
プSM4で駆動輪のホイルスピンを第4図のスピン判定
フローに基いて判定し、ステップSM5でこのスピンの
状態を第5図の状態判定フローに基いて判定する。
その後、ステップSM6でトラクションフラグTRCF
の値でトラクション制御(スリップ制御)中か否かを判
別し、TRCP−0のスリップ制御中でない場合には、
ステップSM7でアクセルペダル11の開度に対応した
目標スロットル弁開度ATAGを求め、ステップsM8
でその値ATAGをスロットルアクチュエータへの出力
値T)IRとする。
一方、スリップ制御中の場合には、ステップSM9及び
5Ml0でホイルスピンの状態をその状態フラグJPの
値(JP−1でスピン発生直後、JP−2でスピン収束
直後)で判別し、スピン発生直後(J P−1)の場合
には、ステップ5M11で路面の摩擦係数(以下路面の
μという)を第6図の路面μ推定フロに基いて判定する
と共に、本発明の特徴としてステップSMMで駆動輪6
のスリップ制御開始後の初回スピンが収束した後に再ス
ピンが発生した場合のそのスピン発生直後(初期)での
スロットル弁開度のフィードフォワード制御を行うか否
かの判定を、第11図のスロットル戻し判定フロに基い
て判定する。
その後、ステップS M 12でスリップ制御開始後の
初回スピン時(初回フラグMP−0)の場合に限りステ
ップS M 13でスロットル弁開度を即座に大きく減
少制御すべく、スリップ制御の目標スロットル弁開度T
AGETnを所定の小開度値SHに設定する。
一方、スピンが初回でない(初回フラグMP−1)の場
合には、スロットル弁開度をフィードバック制御すべく
、ステップS M 14及びS M I5で目標スリッ
プ率を第7図の目標スリップ率決定フローに基いて演算
すると共に、この目標スリップ率に応じた目標スロット
ル弁開度TAGETnを第8図の目標スロットル開度算
出フローに基いて算出する。
一方、JP−2のスピン収束直後では、ステップSM 
16でスロットル弁開度を瞬時に大きく復帰させるべく
、今回の目標スロットル弁開度TAGETnを、前回値
TAGETn(と所定のりカバリ−開度値PTAG (
第6図のステップ5C2(後述)で算出される値)との
加算値とする。
その後は、ステップ5Ml7でスピン発生時での駆動ト
ルクの過大をブレーキ制御により抑えるべく、第10図
のブレーキ制御フローに基いてブレーキ制御MTBを算
出すると共に、ステップ5M18で第1,1図のトラク
ション制御終了判定フロに基いてスリップ制御を終了す
るか否かを判定することとする。
而して、実際にスロットル弁]0及び駆動輪6に作用す
るブレーキ油圧を制御すべく、ステップS M 19で
制御信号の出力タイミングになった時点で、ステップS
 M 20でスロットル弁開度制御NTHRをスロット
ルアクチュエータ12に出力すると共に、ステップS 
M 2+でブレーキ制御mTsをブレーキアクチュエー
タ21に出力し、ステップSMηでスピン状態フラグJ
PをJI’−0に、初回フラグMPをMP−1に各々設
定した後に、ステップSM2に戻ることを繰返す。
次に、第4図のスピン判定フローを説明する。
先ず、ステップSAIで右輪及び左輪の前輪速度WPR
,WPLの平均速度WPNを求めると共に、右輪及び左
輪の後輪速度WI?R,WRLの平均速度WRNを求め
、ステップSA2〜SA4で平均前輪速度WPNに対す
る右後輪及び左後輪の速度WRR,WRLのスリップ率
Sを最大値(S−1,25)近傍のスピン判定値S1(
例えばS + =1.125)と比較し、双方共に81
以下の場合にはスピンは発生していない良好時であるの
で、ステップSA5でスピンフラグ5F−0に設定し、
右後輪のみがスピンの場合にはステップSへ6でSF−
に、左後輪のみかスピンの場合にはステップSA7で5
F−2に、両後輪がスピンの場合にはステップSA8で
5P−3に各々設定し、スピンフラグ5P−1,2,3
の各場合には各々ステップS’A9〜5A11でトラク
ションフラグTRCF−1(スピン発生時)に設定して
、リターンする。
続いて、第5図の状態判定フローを説明する。
ステップSBI〜SB3で各々前回及び今回のスピンフ
ラグSF○、SFの値を判別し、SPo −0且つSP
≠0(スピン発生直後)の場合にはステップSB4で状
態フラグJP−1に設定し、SPO≠0且つ5F−0(
スピン収束直後)の場合にはステップS85で状態フラ
グJP−2に設定する。
そして、ステップSB6で今回のスピンフラグの値SF
を前回値SPoとした後、ステップSB7で車両がスタ
ック中か否かを判定し、スタック中でない場合にはステ
ップS88でスタックフラグ5TF−0に、スタック中
ではステップSB9で5TF−1に設定する。また、ス
テップ5BIOで左右輪の片側のみにブレーキが作用し
ている(スプリット路の場合)か否かを判別し、スプリ
ット路でない場合にはステップ5B11でスプリットフ
ラグ5PF−0に、スプリット路の場合にはステップ5
BI2で5PP−1に各々設定して、リターンする。
第6図の路面μ推定フローでは、ステップSC1でスリ
ップ発生直後の車両の前後加速度Gの最大値Gmaxを
加速度センサ16の出力に基いて把握し、その後、この
最大加速度Gmaxに基いてステップSC2で路面μに
応じた3つのゾーンZNI (OG≦Gmax< 0.
05G)、ZN2(0,05G≦Gmax< 0.]、
5G)、ZN3 (0,150≦Gmax< 0.25
0(Gは重力の加速度))に分け、対応するゾーンでの
りカバリ−開度PTAC(スピン収束直後の開度増大分
)、エンジンの出力制御における駆動輪の基本目標スリ
ップ率5TAO、ブレキ制御における駆動輪の基本目標
スリップ率5TBO。
スロットル弁開度の増大制御時での開度増大分(バック
アップ開度)BUP、初回スピン発生直後での強制戻し
開度SMを、各々同ステップSC2中でpuzzy制御
(あいまい制御)により算出すると共に、スロットル弁
開度のフィードバック制御での比例定数KP、積分定数
に1をゾーンに応じた値に設定して、リターンする。
次に、第7図の目標スリップ率決定フローでは、上記第
6図の路面μ推定フローに基いて算出したエンジンの出
力制御における基本目標スリップ率5TAO及びブレー
キ制御における基本目標スリップ率5TBOを補正する
こととし、ステップSDIでアクセルペダル開度ACC
に応じて基準値(−1)から増大するアクセルペダル補
正ゲインACGを算出し、ステップSD2で車速(従動
輪速度WPN)に応じて基準値(−1〉から減少する車
速補正ゲインVCを算出する。また、ステップSD3で
はステアリングの操作量(舵角)ANCに応じて基準値
(−1)から減少する舵角補正ゲインSTGを算出する
そして、ステップSD4で上記各補正ゲインに基いて各
基本目標スリップ率5TAO1STBOを乗算補正し、
その演算結果を各々STA 、 STBとし、リタンす
る。
続いて、第8図の目標スロットル弁開度演算フローを説
明する。先ず、ステップSEI〜SE3で左右の駆動輪
速度Wl?R,WRLのうち高い側の速度を制御対象と
しての駆動輪速度SEnとする。
その後、ステップSE4及びSE5で駆動輪速度SEn
の車速WPNに対するスリップ率Sを所定スリップ率S
3(例えば83吋、02)、  S4(例えばSa =
1.01)と比較し、S>1.02の場合には、ステッ
プSE6で開度フィードバック制御(PI−PD副制御
によってスロットル操作量(増分)ΔTAGETを算出
する。一方、]、、OL>Sの場合には、スロットル弁
開度を所定値BUFづつ漸次強制的に増大制御(バック
アップ制御)すべく、ステップSE7で第6図の路面μ
推定フローにて求めた所定値BUPをスロットル操作量
ΔTAGETとして算出する。さらに、1.02≧S>
1.01の場合には、上記バックアップ制御からフィー
ドバック制御への移行をスムズに行わせる制御(緩衝制
御)を行うよう、ステップSE8でスロットル操作量Δ
TAGETを算出する。
そして、ステップSE9で今回の目標スロットル弁開度
TAGETnを、前回の目標スロットル弁開度TAGE
Tn−1と、上記スロットル操作量ΔTAGETとの加
算値として算出して、リターンする。
また、第9図のエンジン・フィードバック制御フローで
は、ステップSFIでエンジン制御での目標スリップ率
STAに車速WPNを乗算して目標駆動輪速度STnを
算出すると共に、ステップSF2でこの目標駆動輪速度
STnから現在の駆動輪速度SEnを減算して、制御偏
差ENnを算出する。
しかる後、比例定数KP、PP 、積分定数に+、微分
定数FDによりステップSF3の如< PI−PD副制
御よってスロットル操作量ΔTAGETを算出して、リ
ターンする。
次に、第10図のブレーキ制御フローに基いて説明する
に、ステップSGIで先ずブレーキ圧の急増圧、急減圧
に起因するショックを防止すべくブレーキ制御量の上限
値BLMを設定する。
しかる後、左右のブレーキ圧のうち、右ブレキ圧を制御
すべく、右側駆動輪のスリップ率5(−WRR/WFN
)を所定値Ss(例えばS s −1,0625)と比
較し、S < 1.O[i25の小スリップ時には、ブ
レーキ制御を停止することとし、ステップSC3で右駆
動輪のブレーキ制御量TBRを開放(零値)に設定して
、ステップSG4で右ブレーキフラグBFRをBPR−
3(開放時)に設定する。
一方、S≧1.0625の大スリツプ時には、ステップ
SG5でフィードバック制御(PJ−PD副制御によっ
て右側駆動輪へのブレーキ制御1TsRを算出し、その
後、ステップSG6でこのブレーキ制御量TBRがTe
 R>Qの場合にはブレーキ増圧時(特にTsR−oで
は保圧時)と判断し、ステップsc7及びSC8てこの
制御量TBRが上限値BLHを越える場合にはこの上限
値(変化幅の最大値)BLMに制限して、ステップSG
9で右ブレーキフラグBPRをBPR−1(増圧時)に
設定する。一方、ブレーキ制御量TBRがTB R<0
の場合にはブレキ減圧時と判断し、ステップS G 1
0及びS G 11でこの制御量TBRが下限値−BL
Mを越える場合にはこの下限値−BLMに制限して、ス
テップS (、+2で右ブレーキフラグBPRをBPR
−2(減圧時)に設定する。
そして、その後は、上記と同様にして左側駆動輪のブレ
ーキ制御量TBLを算出して、リターンする。
続いて、第11図のスロットル戻し判定フロを説明する
。先ず、ステップSl+で初回フラグMPの値を判別し
、MP−0(スリップ制御開始後の初回スピン時)の場
合には、常に設定小開度値SMまでの戻し制御を行うの
で、除外して直ちにリタンする。一方、MP−1(スリ
ップ制御中での再スピン時)には、ステップSI2でス
ロットル弁開度のフィードバック制御におけるスロット
ル操作量ΔTAGETの値、つまりスロットル弁開度の
一回当りの変化分を判別し、これを車両の減速が生じる
設定スロットル操作量値Tmと比較する。ここに、設定
スロットル操作量値Tmは、車速に応じて設定され、車
速が大なほど小値に設定されている。
而して、ΔTAGET >Tmのときには、駆動輪6の
回転速度の変化が高い状況であるので、ステップS13
で初回フラグMPをMP−0(初回スピン時)に設定し
て、初回スピン時と同様にスロットル弁開度を小値SM
にまで瞬時に減少制御することとして、リターンする。
一方、ΔTAGET≦Tmのときには、駆動輪6の回転
速度の変化は低い状況であるので、ステップS14で初
回フラグMPをMP−1(再スピン時)に設定して、ス
ロットル弁開度のフィードバック制御を行うこととして
、リターンする。
最後に、第12図のトラクション制御終了判定フローを
説明する。
先ずステップSHIでアクセルペダル開度ACCに応じ
た目標スロットル弁開度ATAGを求める。
しかる後、ステップSH2でこの目標スロットル弁開度
ATAGO値を判別し、約ATAG−0の場合には、ト
ラクション制御を終了することとし、ステップSH3〜
5t−15で各フラグをリセットし、スロットルアクチ
ュエータ12への出力THRを零値とし、これを制御目
標値TAGETnとする。
一方、ATAG≠0の場合には、更にステップSH6で
アクセルペダル開度に応じた目標スロットル弁開度AT
AGを、スリップ制御における目標スロットル弁開度T
AGETnと大小比較し、ATAG > TAGETn
の場合にはスリップ制御を続行することとし、ステップ
5l−17及びSH8でこのスリップ制御における目標
スロットル弁開度TAGETnが制御下限値(初回スピ
ン発生直後での強制低下開度値SM)未満の場合には、
この下限値SHに制限した後に、ステップsH!+でこ
の目標スロットル弁開度TAGETnをスロットルアク
チュエータ12への出力値THRとする。
一方、ATAG≦TAGETnの場合には、アクセルペ
ダル開度に応じた目標開度値ATAGでスロットル弁1
0を制御すべく、ステップS H10でこの値ATAG
を出力値TI(J?とじて、これを制御目標値TAGE
Tnとする。
そして、ステップS H12で今回の制御目標値TAG
ETnを前回の制御目標値TAGETn−1として、リ
タンする。
よって、第3図の制御フローのステップsM6゜S M
 II 、  S M 14 、  S M Is 、
  S M 19 、  S M 20 )及び第8図
の目標スロットル弁開度算出フロー、第9図のエンジン
フィードバック制御フローにより、駆動輪のスリップ率
S〉スピン判定値s1の再スリップ発生時には、駆動輪
6のスリップ値(スリップ率S)を目標値(目標スリッ
プ率5TA)にするよう(PI−PD)制御によりスロ
ットル操作量ΔTAGETを算出し、次いで目標スロッ
トル弁開度TAGETn(=−TAGETn−L+ΔT
AGET)を演算して、スロットル弁10の開度を該目
標スロットル弁開度ΔTAGETnに調整するようスロ
ットルアクチュエータ(開度調整手段)12をフィード
バック制御するようにしたスリップ制御手段25を構成
している。
また、第11図のスロットル戻し判定フローのステップ
S12でのスロットル操作量ΔTAGETの把握により
、スロットル弁開度の一回当りの変化分、つまりスロッ
トル弁開度の変化率を検出するようにした変化率検出手
段26を構成している。
さらに、ステップSI2〜S I 4 、及び第3図の
ステップSM+2.SM+3により、スロットル弁開度
の変化率(スロットル操作量ΔTAGET)が設定値T
m以下(ΔTAGET≦Tm)のとき、スロットル弁開
度のフィードバック制御を続行しく第3図のステップS
M 12 →SM M ) 、一方、ΔTAGET >
 T+nの場合には、初回フラグMFをMP−0(初回
スピン時)として、上記スロットル弁開度のフィードバ
ック制御に優先して、スロットル弁開度を小値の設定開
度値SMにまで瞬時に減少させるようフィードフォワー
ド制御する(ステップS M 12− S M 13 
)ようにした制御変更手段27を構成している。
したがって、上記実施例においては、駆動輪6のスリッ
プ制御の開始後、第13図に示す如く、駆動輪6の回転
速度が上昇し記号Aて示す如くそのスリップ率Sがスピ
ン判定値81以上になって駆動輪6に初回のスリップが
生じると、スロットル弁開度10の開度が小開度値SM
にまで大きく低下制御され、それに伴いS<Sl に戻
るとりカバリ−開度値FTAGたけ瞬時に復帰制御され
た後、駆動輪6のフィードバック制御(PI−PD制御
)が行われる。そして、駆動輪のスリップ率Sが目標値
未満に大きく低下するのを抑制すべく、緩衝制御、バッ
クアップ制御が順次行われ、駆動輪の回転速度が上昇し
始めると、それ以後は緩衝制御を紅でフィードバック制
御(PI−PD制御)が行なわれ、その結果、駆動輪6
のスリップ率Sは目標スリップ率STAに良好に収束す
る。
そして、アクセルペダル踏込み開度が減少し、同図に記
号Bで示す如くアクセルペダル対応の目標スロットル弁
開度ATAGnがスリップ制御の目標スロットル弁開度
TAGETn以下(ATAGn≦TAGETn)の状況
になって、スロットル弁開度がアクセルペダル対応の目
標スロットル弁開度ATAGに制御された後、アクセル
ペダル11が全閉にされた時点で、駆動輪6のスリップ
制御が停止される。以上が本実施例での駆動輪6のスリ
ップ制御の基本動作である。
次に、本発明の特徴的な作動を説明する。今、初回のス
ピンが収束した後、第14図に示す如く、スロットル弁
開度のフィードバック制御中にて目標スロットル弁開度
TAGETn (−TAGETn−L+ΔTAGETが
次第に大きくなる場合、それに伴いスロットル弁10の
開度の増大によりエンジン出力が増大して駆動輪6の回
転速度か上昇し、そのスリップ率SがS>Sl となり
再スリップが生じた時(記号りで示す時)、そのフィー
ドバック制御におけるスロットル操作量ΔTAGETが
設定値Tm以下(ΔTAGET≦7’m)では、駆動輪
6の回転速度の変化速度はさほど高くない状況であって
、スロットル弁開度のフィードバック制御でも素早く収
束させ得る状況である。而して、この状況(ΔTAGE
T≦Tm)では、制御変更手段27は作動せす、初回フ
ラグMFはMP−1(再スピン時)のままであり、スロ
ットル弁開度のフィードバック制御が同図に実線で示す
如く続行されても(第3図のステップS M 12 =
5Ml4)、駆動輪6の回転速度は素早く低下して、そ
のスリップは短時間で早く収束される。この場合、スロ
ットル弁開度のフィードフォワード制御を行う時には、
同図に破線で示す如くスロットル弁開度が小値SHに瞬
時に減少するために、駆動輪6の回転速度は急低下して
、車両の減速を招くが、本発明ではこのフィードフォワ
ード制御は行わないので、車両の減速を招くことがない
一方、第15図に示す如く、スロットル弁開度のフィー
ドバック制御中にて再スリップか生じた時、そのフィー
ドバック制御におけるスロットル操作量ΔTAGETが
設定値TInを越える場合(ΔTAGET >Tm)で
は、駆動輪6の回転速度の変化速度は高く、そのスリッ
プ発生初期でスロットル弁開度の素早い低下制御か望ま
れる。而して、この状況(ΔTAGET >Tm)では
、制御変更手段27か作動して、初回フラグMPはMP
−0(初回スピン時)に設定され、スロットル弁開度の
フィードバック制御に代えてフィードフォワード制御が
行われ、スロットル弁開度は小値SMにまで瞬時に低下
するので、駆動輪6の回転速度は同図に実線で示す如く
素早く低下して、そのスリップが短時間で良好に収束す
ることになる。その場合、同図に破線で示す如くフィー
ドバック制御を続行する場合には、そのスロットル操作
量ΔTAGETか漸次増大するために、駆動輪の回転速
度の低下に遅れか生じて、駆動輪6のスリップの収束に
時間を要するが、上記フィードフォワード制御では、こ
れを短時間で収束できる。しかも、スロットル弁開度を
小値SHに瞬時低下させても、駆動輪6の回転速度の変
化速度が高いので、車量の減速を招くことがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の構成を示すブロック図である。 第2図ないし第15図は本発明の実施例を示し、第2図
は全体概略構成図、第3図ないし第12図はコントロー
ラによる駆動輪のスリップ制御を示すフローチャート図
、第13図ないし第15図は作動説明図である。 1・・・エンジン、6・・・駆動輪、10・・・スロッ
トル弁、11・・・アクセルペダル、12・・・スロッ
トルアクチユエータ(開度調整手段)、20・・・コン
トロー(制御装置)、25・・・スリップ制御手段、2
6・・・変化率検出手段、27・・・制御変更手段。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)スロットル弁の開度を調整してエンジン出力を調
    整する開度調整手段と、駆動輪のスリップ値を目標値に
    するよう上記開度調整手段をフィードバック制御するス
    リップ制御手段とを備えた自動車のスリップ制御装置に
    おいて、上記スロットル弁の開度の変化率を検出する変
    化率検出手段と、該変化率検出手段の出力を受け、スロ
    ットル弁開度の変化率が設定値以下のとき上記スリップ
    制御手段による開度調整手段のフィードバック制御を続
    行させ、スロットル弁開度の変化率が設定値を越えると
    きスリップ制御手段による開度調整手段のフィードバッ
    ク制御に優先して、スロットル弁の開度を小値の設定開
    度値にするよう開度調整手段をフィードフォワード制御
    する制御変更手段とを備えたとを特徴とする自動車のス
    リップ制御装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0622544U (ja) * 1992-08-31 1994-03-25 日産ディーゼル工業株式会社 アクセルコントロール装置
EP0750103A3 (en) * 1995-06-21 1998-11-04 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Exhaust gas recirculation system for an internal combustion engine

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