JPH0239861Y2 - - Google Patents

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JPH0239861Y2
JPH0239861Y2 JP15898484U JP15898484U JPH0239861Y2 JP H0239861 Y2 JPH0239861 Y2 JP H0239861Y2 JP 15898484 U JP15898484 U JP 15898484U JP 15898484 U JP15898484 U JP 15898484U JP H0239861 Y2 JPH0239861 Y2 JP H0239861Y2
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fuel tank
plate
shallow
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
  • Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、車両に取付けられ、タンク内部にバ
ツフルプレートを備えたフユーエルタンクに関す
る。
(従来の技術) 従来のフユーエルタンクの中で、車体床下にス
ペアタイヤと並んで取付けられ、スペアタイヤの
スペースを確保するためにタンク本体の底面に浅
底部が形成され、かつ、タンク容量を大きくする
ために深底部をスペアタイヤが位置される浅底部
側へスペアタイヤのカーブに沿つて突出された深
底突部が形成され、かつ、タンク本体内にフユー
エルタンク内の燃料が立てる騒音を低減させるた
めのバツフルプレートが設けられたものとして
は、例えば、第9図〜第11図に示すものが知ら
れている。
第9図に示すフユーエルタンクT01は、バツ
フルプレート01が、縦壁02に近接するように
して深底部03に設けられると共に、取付状態で
の車両前後方向へ真直に延在させた第1バツフル
プレート011と、該第1バツフルプレート01
1に対して直角に浅底部04方向に延設された第
2バツフルプレート012と、により形成された
もので、前記バツフルプレート01によつてタン
ク本体05内部がOA,OB,OCの3区画に分け
られたものであつた。
従つて、車両の振動や特に発進・停止等により
フユーエルタンクT01内の燃料に波動が生じた
場合、区画OA,OB,OCに位置する燃料の波動
はそれぞれ他の区画に移動することなく、それぞ
れの区画で、それぞれの区画に面したバツフルプ
レート01及びタンク本体05の内壁にぶつかつ
たり、燃料同士がぶつかつたりして減衰される。
第10図に示すフユーエルタンクT02は、波
形のバツフルプレート01が浅底部04に、該浅
底部04と深底部03との境に近接して設けられ
たものであつた。
従つて、フユーエルタンクT02内の燃料に波
動が生じた場合、浅底部04の波動は浅底部04
に面するバツフルプレート01及びタンク本体0
5の内壁にぶつかつたり、燃料同士がぶつかつた
りして、深底部03へ伝わることなく減衰され、
また同様にして、深底部03で生じた波動は浅底
部04へ伝わることなく減衰される。
第11図に示すフユーエルタンクT03は、バ
ツフルプレート01が取付状態での左右方向に延
在され、かつ、深底部03で縦壁に近接するよう
に折曲されたもので、タンク本体05内部が
OD,OEの2つに区画されたものであつた。
従つて、フユーエルタンクT03内の燃料に波
動が生じた場合、区画ODに位置される燃料は区
画OD内で、また、区画OEに位置される燃料は区
画OE内で減衰される。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、従来のフユーエルタンクT01
にあつては、浅底部04と深底部03の深底突部
06にまたがる区画OA,OBを有しているため
に、区画OA,OBの燃料に波動が生じ、その波
動エネルギーが深底突部06から浅底部04方向
へ移動した場合には、浅底部04において波の波
高が高くなると共に速度が増し、その波が浅底部
04側のタンク本体05内壁やバツフルプレート
01にぶつかつたときには、大きな音をたてるも
ので、また、縦壁02はカーブを有しているた
め、区画OA,OB内の燃料の波動が取付状態で
の車両前後方向へ生じた場合でも、その波動が縦
壁02のカーブにぶつかり浅底部04の方向へ進
路を変え浅底部04の内壁に当たつて大きな音を
出すもので、フユーエルタンクT01内の騒音低
減は余り望めないという問題点があつた。
また、従来のフユーエルタンクT02にあつて
は、バツフルプレート01が浅底部04と深底部
03との境目のカーブに沿つて波形をしているた
めに、燃料の波動が車両前後方向へ生じた場合に
おいてもバツフルプレート01にぶつかると曲面
によつて斜めの色々の方向に進路を変えてしまい
減衰に時間がかかることとなり、フユーエルタン
クT02内騒音の残響時間が長くなるという問題
点があつた。
また、従来のフユーエルタンクT03にあつて
は、フユーエルタンクT01と同様に区画OD,
OEにそれぞれ浅底部04と深底部03とを有し
ているために、浅底部04において大きな騒音が
発生するという問題点があつた。
(問題点を解決するための手段) そこで、上述のような問題点を解決するために
本考案は、車両に取付けられるタンク本体と、該
タンク本体を取付状態での車両左右方向に分割し
て形成された浅底部及び深底部と、該浅底部を浅
底部側へ陥入させると共に深底部を浅底部側へ突
出させて形成された深底突部と、前記浅底部と深
底部との境目に形成され、前記深底部から浅底部
へ至る縦壁と、前記タンク本体内に設けられるバ
ツフルプレートと、を備えたフユーエルタンクに
おいて、該フユーエルタンクを車両に取付けた状
態で、前記バツフルプレートを車両前後方向へ真
直に延在させると共に、前記深底突部よりも浅底
部側で、かつ、該深底突部に近接させて設けたこ
ととした。
(作用) 従つて、取付状態での車両前後方向に真直に延
在させたバツフルプレートを深底突部よりも浅底
部側に、深底突部に近接させて設けたために、深
底突部を含む深底部で発生した波動が浅底部へ伝
わることがなく、燃料の波の波高が高くなり難い
もので、しかも、バツフルプレートが曲面を有し
ていないから車両前後方向へ進む波動が斜めに方
向を変え難いものである。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面により詳述する。
まず、第1図及び第2図に示す第1実施例につ
いてその構成を説明する。
T1は本考案第1実施例のフユーエルタンクで
ある。
1はタンク本体であつて、車両に取付けられる
もので、アツパシエル2とロアシエル3とから形
成されている。
4は浅底部、5は深底部であつて、前記タンク
本体1のロアシエル3を、車両取付状態での左右
方向に分割して形成されたものである。
6,6は深底突部であつて、前記浅底部4を浅
底部4側へ陥入させると共に、前記深底部5を浅
底部4側へ突出させて形成したものである。尚、
前記深底突部6のカーブは、前記フユーエルタン
クT1の取付状態において前記浅底部4の下に保
持されるスペアタイヤSの外径のカーブに沿うよ
うに形成されている。
7は縦壁であつて、前記浅底部4と深底部5と
の境目に、前記深底部5の底面から浅底部4の底
面へ至るように形成されたものである。
8はバツフルプレートであつて、取付状態での
車両前後方向へ真直に延在されると共に、前記深
底突部6よりも浅底部4側に深底突部6に近接し
て設けられたもので、このバツフルプレート8の
上端は前記アツパシエル2に溶接され、下端はロ
アシエル3の浅底部4の底面に近接されている。
尚、前記スペアタイヤSは、前記浅底部4の下
方で前記縦壁7のカーブに沿うようにして、スペ
アタイヤハンガSHにより車両床下に保持される
ものである。
また、Dはデフであり、Wは駆動輪である。
次に、実施例の作用を説明する。車両の発進・
停止や振動によつてフユーエルタンクT1内の燃
料に波動が生じた場合、浅底部4のバツフルプレ
ート8で仕切られた部分の燃料は、深底部5から
の波動エネルギーを与えられることがないので、
波動エネルギーの増加による波高や速度の増加を
生じないようにすることができるし、また、フユ
ーエルタンクT1内の燃料はバツフルプレート8
が曲面を有していないために、少なくとも車両前
後方向への波動の進行方向をバツフルプレート8
によつて斜め方向に変えられることはない。
次に、第3図及び第4図に示す第2実施例のフ
ユーエルタンクT2について説明する。この実施
例は、バツフルプレート8として、前記第1実施
例と同様に取付状態での車両前後方向へ真直に延
在されると共に、深底部5よりも浅底部4側に深
底突部6に近接して設けられた第1バツフルプレ
ート81と、該第1バツフルプレート81に対し
て浅底部4方向に直角に延設された第2・第3バ
ツフルプレート82,83と、前記第1バツフル
プレート81に対して深底部5方向に延設される
と共に、途中で縦壁7に近接するように車両後方
へ折曲された第4バツフルプレート84と、前記
第1バツフルプレート81に第3バツフルプレー
ト83と対向して延設される第5バツフルプレー
ト85と、を用いフユーエルタンクT2内を区画
A,B,C,D,E,Fに分けた例である。
従つて、フユーエルタンクT2内の燃料に波動
が生じた場合、区画A,B,C,D,E,Fの燃
料はそれぞれ他の区画の波動エネルギーに影響さ
れることなく、それぞれの区画に面したタンク本
体1の内壁とバツフルプレート8とにぶつかつた
り燃料同士でぶつかつたりして減衰されるもの
で、燃料の量に対する壁面の面積が広いためにフ
ユーエルタンクT2内の波動を速く減衰させるこ
とができる。また、区画Eにおいては、浅底部4
と深底部5とが存在するが、深底部5が狭いため
浅底部4に伝わる波動エネルギー量が少なくて済
むので、浅底部4において波が高くなり難く、ま
た、第4バツフルプレート84を折曲させたため
に、区画E内に位置する燃料に接する壁面積が増
え、波動エネルギーをより速く減衰させることが
できる。
次に、第5図に示す第3実施例のフユーエルタ
ンクT3について説明する。この実施例は、バツ
フルプレート8として第2実施例と同様の第1バ
ツフルプレート81と、該第1バツフルプレート
81に対して浅底部4方向へ直角に延設された第
2バツフルプレート82と、前記第1バツフルプ
レート81に対して直角に深底部5方向へ延設さ
れると共に、縦壁7に近接するように途中で折曲
された第3バツフルプレート83と、を用いフユ
ーエルタンクT3内を区画A,B,C,Dに分け
た例である。
従つて、区画A,B,C,D内の燃料に生じた
波動を他の区画に伝わることなく減衰させること
ができる。また、バツフルプレート8に曲面がな
いので少なくとも車両前後方向への波動の方向を
斜め方向に変えることがない。
次に、第6図に示す第4実施例のフユーエルタ
ンクT4について説明する。この実施例は、バツ
フルプレート8として、第2・第3実施例と同様
の第1バツフルプレート81と、該第1バツフル
プレート81に対して浅底部4方向へ直角に延設
させた第2・第3バツフルプレート82,83
と、前記第1バツフルプレート81に対して深底
部5方向へ直角に延設させた第4・第5バツフル
プレート84,85と、を用いフユーエルタンク
T4内を区画A,B,C,D,E,Fに分けた例
である。
従つて、区画A,B,C,D,E,F内の燃料
に生じた波動を他の区画に伝わることなく減衰さ
せることができる。また、バツフルプレート8に
曲面がないので、少なくとも車両前後方向への波
動エネルギーの方向を斜め方向に変えることがな
い。
尚、第2実施例〜第4実施例に関し、同様の構
成については同一の番号を付し説明を省略する。
以上、本考案の実施例を図面により詳述してき
たが、具体的な構成はこの実施例に限られるもの
ではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲におけ
る設計変更等があつても本考案に含まれる。
(考案の効果) 上述のように本考案によれば、フユーエルタン
ク内に波動が生じた場合に、浅底部4のバツフル
プレート8で仕切られた部分に波動エネルギーの
増加による波高や速度の増加が生じないようにす
ることができるために、フユーエルタンク内に生
ずる騒音(パシヤ音)を低下させることができ
る。
また、車両の発進・停止等によりフユーエルタ
ンク内燃料に生じる車両前後方向への波動の進行
方向はバツフルプレートにより斜め方向に変えら
れることがないために、フユーエルタンク内騒音
の残響時間が長くなることがない。
また、第2実施例にあつては、バツフルプレー
ト8の壁面積を増したため燃料との摩擦面が増し
波動をより短時間で減衰させることができ、それ
によつて、フユーエルタンクT2内の騒音を早く
小さくすることができる。また、区画Eにおいて
も波が高くなり難く、かつ、波動エネルギーをよ
り早く減衰させることができるので、区画E内で
発生する騒音を早く小さくすることができる。
第7図は従来のフユーエルタンクT03と第
2・第3実施例のフユーエルタンクT2,T3と
に生じる騒音を実測し、その騒音レベルと時間と
の関係を騒音レベルを縦軸に時間を横軸にとつて
示したものである。図に示されるように、フユー
エルタンクT2,T3の騒音はフユーエルタンク
T03の騒音に比べ短い時間で減衰されており、
これは残響時間が短かいことを示している。ま
た、フユーエルタンクT2,T3に発生する騒音
はそのレベルも低くなつているもので、かつ、黒
く塗つた山の部分は実際に聞こえる音を示すもの
であつて、実際の騒音が明らかに減少しているの
が解る。
第8図は、第7図と同様にフユーエルタンクT
03,T2,T3に生じた騒音レベルと車両前後
加速度との関係を、騒音レベルを縦軸に車両前後
加速度を横軸にとつて示したものである。図に示
されるように、フユーエルタンクT2はフユーエ
ルタンクT03に比べて、明らかに前後加速度に
より発生する騒音のレベルが下がつており、ま
た、フユーエルタンクT3も加速度が小さい場合
において騒音レベルの低下が顕著に見られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案第1実施例のフユーエルタンク
の取付状態を示す全体図、第2図は第1実施例の
フユーエルタンクを示す断面図、第3図及び第4
図は第2実施例のフユーエルタンクを示す断面
図、第5図は第3実施例のフユーエルタンクを示
す断面図、第6図は第4実施例のフユーエルタン
クを示す断面図、第7図は従来例と第2実施例及
び第3実施例のフユーエルタンクに発生する騒音
と時間の関係を示すグラフ、第8図は従来例と第
2実施例及び第3実施例のフユーエルタンクに発
生する騒音のレベルと車両前後加速度との関係を
示す折れ線グラフ、第9図〜第11図は従来のフ
ユーエルタンクを示す断面図、である。 1……タンク本体、4……浅底部、5……深底
部、6……深底突部、7……縦壁、8……バツフ
ルプレート。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車両に取付けられるタンク本体と、該タンク本
    体を取付状態での車両左右方向に分割して形成さ
    れた浅底部及び深底部と、該浅底部を浅底部側へ
    陥入させると共に深底部を浅底部側へ突出させて
    形成された深底突部と、前記浅底部と深底部との
    境目に形成され、前記深底部から浅底部へ至る縦
    壁と、前記タンク本体内に設けられるバツフルプ
    レートと、を備えたフユーエルタンクにおいて、
    該フユーエルタンクを車両に取付けた状態で、前
    記バツフルプレートを車両前後方向へ真直に延在
    させると共に、前記深底突部よりも浅底部側で、
    かつ、該深底突部に近接させて設けたことを特徴
    とするフユーエルタンク。
JP15898484U 1984-10-20 1984-10-20 Expired JPH0239861Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15898484U JPH0239861Y2 (ja) 1984-10-20 1984-10-20

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15898484U JPH0239861Y2 (ja) 1984-10-20 1984-10-20

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Publication Number Publication Date
JPS6173424U JPS6173424U (ja) 1986-05-19
JPH0239861Y2 true JPH0239861Y2 (ja) 1990-10-25

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ID=30716947

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JP15898484U Expired JPH0239861Y2 (ja) 1984-10-20 1984-10-20

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