JPH0239682B2 - - Google Patents
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- JPH0239682B2 JPH0239682B2 JP59100401A JP10040184A JPH0239682B2 JP H0239682 B2 JPH0239682 B2 JP H0239682B2 JP 59100401 A JP59100401 A JP 59100401A JP 10040184 A JP10040184 A JP 10040184A JP H0239682 B2 JPH0239682 B2 JP H0239682B2
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- Japan
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- temperature
- control
- water injection
- superheater
- valve opening
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- Expired - Lifetime
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- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 56
- 238000002347 injection Methods 0.000 claims description 34
- 239000007924 injection Substances 0.000 claims description 34
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims 1
- 230000001276 controlling effect Effects 0.000 description 6
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 5
- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
- 238000010248 power generation Methods 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 238000013021 overheating Methods 0.000 description 2
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- 230000007547 defect Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
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Landscapes
- Control Of Steam Boilers And Waste-Gas Boilers (AREA)
- Control Of Combustion (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
[発明の技術分野]
この発明は、ボイラから出力される蒸気の温度
を所定温度に制御するボイラ蒸気温度制御装置に
関する。
を所定温度に制御するボイラ蒸気温度制御装置に
関する。
[発明の技術的背景]
例えば、火力発電においては、ボイラから出力
される高い温度の蒸気を利用しているが、この場
合この蒸気の温度が一耐に維持されていることが
非常に重要である。火力発電は高い温度の蒸気を
利用するほど効率はよいわけではあるが、あまり
高い温度で作動させると、温度系の制御が困難に
なる上、発電用タービンやボイラなどの保護とい
う点からも好ましくなく、蒸気温度としては少し
低目の温度に一定に維持されるように制御されて
いる。
される高い温度の蒸気を利用しているが、この場
合この蒸気の温度が一耐に維持されていることが
非常に重要である。火力発電は高い温度の蒸気を
利用するほど効率はよいわけではあるが、あまり
高い温度で作動させると、温度系の制御が困難に
なる上、発電用タービンやボイラなどの保護とい
う点からも好ましくなく、蒸気温度としては少し
低目の温度に一定に維持されるように制御されて
いる。
第1図は、このような従来のボイラ蒸気温度制
御装置の一例を示すものである。同図において、
ボイラのドラム1から流出した飽和蒸気は、第1
の過熱器3で過熱された後、第1の注水減温器5
を通過し、第2の過熱器7で再度過熱されてい
る。第1の注水減温器5は、調節弁21および給
水管29を介して図示しない給水ポンプから供給
される水を蒸気に注水し、蒸気の温度を低下させ
るものである。第2の過熱器7で過熱された蒸気
は、第1の温度検出器9で温度が検出された後、
第2の注水減温器11を通過する。第1の温度検
出器9で検出された温度は、第1の温度調節計1
9に供給されている。第1の温度調節計19は、
この検出された温度に基づき第2の過熱器7の出
口における蒸気の温度が当該第2の過熱器7の過
熱により所定の設定温度になるように第2の過熱
器7の入口における蒸気の温度を調整すべく第1
の調節弁21を制御し、この第1の調節弁21を
介して第1の注水減温器5に供給される水の注水
量を制御する。この結果、第2の過熱器7に供給
される蒸気の温度は注水量に応じて変化し、第2
の過熱器7の出口の温度は前記所定の設定温度に
なるように制御されている。
御装置の一例を示すものである。同図において、
ボイラのドラム1から流出した飽和蒸気は、第1
の過熱器3で過熱された後、第1の注水減温器5
を通過し、第2の過熱器7で再度過熱されてい
る。第1の注水減温器5は、調節弁21および給
水管29を介して図示しない給水ポンプから供給
される水を蒸気に注水し、蒸気の温度を低下させ
るものである。第2の過熱器7で過熱された蒸気
は、第1の温度検出器9で温度が検出された後、
第2の注水減温器11を通過する。第1の温度検
出器9で検出された温度は、第1の温度調節計1
9に供給されている。第1の温度調節計19は、
この検出された温度に基づき第2の過熱器7の出
口における蒸気の温度が当該第2の過熱器7の過
熱により所定の設定温度になるように第2の過熱
器7の入口における蒸気の温度を調整すべく第1
の調節弁21を制御し、この第1の調節弁21を
介して第1の注水減温器5に供給される水の注水
量を制御する。この結果、第2の過熱器7に供給
される蒸気の温度は注水量に応じて変化し、第2
の過熱器7の出口の温度は前記所定の設定温度に
なるように制御されている。
第2の注水減温器11を透過した蒸気は、第2
の温度検出器13で温度を検出された後、第3の
過熱器である最終の過熱器15で更に過熱され、
第3の温度計17で温度を検出された後、主蒸気
として出力されている。第2の温度検出器13で
検出された温度は、第2の温度調節計23に供給
されている。また、第3の温度計17で検出され
た温度は、第3の温度調節計25に供給されてい
る。第3の温度調節計25は、最終の過熱器15
から出力される主蒸気の温度を最終設定温度に制
御すべく一定値制御演算を実行し、第3の温度計
17で検出された温度が前記最終設定温度と異な
る場合には両者の差に基づく温度補正値を算出
し、この温度補正値を前記第2の温度調節計23
の設定温度値として供給している。第2の温度調
節計23は、前記第2の温度検出器13から供給
された温度を前記設定温度値と比較し、両者の差
に基づき第2の注水減温器11の出口における蒸
気の温度が最終の過熱器15の過熱により前記設
定温度値になるように最終の過熱器15の入口に
おける蒸気の温度を調整すべく第2の調節弁27
の開度を制御する弁開度制御信号を第2の調節弁
27に供給する。この弁開度制御信号は、第2の
調節弁27の開度を制御し、第2の調節弁27を
介して図示しない給水ポンプから第2の注水減温
器11に供給される水の注水量を制御する。この
結果、第2の注水減温器11からの注水量に応じ
て温度の変化した蒸気が最終の過熱器15に供給
され、所定の最終設定温度に調節された主蒸気が
出力されるようになつている。なお、ドラム1に
は、給水ポンプから給水管29を介して常に水が
供給されている。
の温度検出器13で温度を検出された後、第3の
過熱器である最終の過熱器15で更に過熱され、
第3の温度計17で温度を検出された後、主蒸気
として出力されている。第2の温度検出器13で
検出された温度は、第2の温度調節計23に供給
されている。また、第3の温度計17で検出され
た温度は、第3の温度調節計25に供給されてい
る。第3の温度調節計25は、最終の過熱器15
から出力される主蒸気の温度を最終設定温度に制
御すべく一定値制御演算を実行し、第3の温度計
17で検出された温度が前記最終設定温度と異な
る場合には両者の差に基づく温度補正値を算出
し、この温度補正値を前記第2の温度調節計23
の設定温度値として供給している。第2の温度調
節計23は、前記第2の温度検出器13から供給
された温度を前記設定温度値と比較し、両者の差
に基づき第2の注水減温器11の出口における蒸
気の温度が最終の過熱器15の過熱により前記設
定温度値になるように最終の過熱器15の入口に
おける蒸気の温度を調整すべく第2の調節弁27
の開度を制御する弁開度制御信号を第2の調節弁
27に供給する。この弁開度制御信号は、第2の
調節弁27の開度を制御し、第2の調節弁27を
介して図示しない給水ポンプから第2の注水減温
器11に供給される水の注水量を制御する。この
結果、第2の注水減温器11からの注水量に応じ
て温度の変化した蒸気が最終の過熱器15に供給
され、所定の最終設定温度に調節された主蒸気が
出力されるようになつている。なお、ドラム1に
は、給水ポンプから給水管29を介して常に水が
供給されている。
[背景技術の問題点]
このような従来のボイラ蒸気温度制御装置は、
第1の温度調節計19、第1の調節弁21、第1
の注水減温器5等で構成される第1の過熱温度制
御部と、第2の温度調節計23、第3の温度調節
計25、第2の調節弁27、第2の注水減温器1
1等で構成される第2の過熱温度制御部とを有
し、この2つの過熱温度制御部により主蒸気の温
度を所定の最終設定温度になるように制御してい
る。しかしながら、両過熱温度制御部はそれぞれ
独立に作動し、両者の間に相互作用の関係がない
ため、蒸気の温度を制御するに当り一方の過熱温
度制御部の方が他方の過熱温度制御部よりも余計
に作用し、場合によつては一方の過熱温度制御部
のみが作用し、他方の過熱温度制御部はほとんど
作用していないというアンバランスが生ずること
がある。このことは、一方の過熱温度制御部の注
水流量用の調節弁は、制御可能範囲を逸脱してし
まい、負荷変化時に迅速かつ適切に応答できない
ことになる。一般に、蒸気温度プロセス制御系は
大きな無駄時間と遅れ時定数を有する。従つて、
プロセス状態の変動に迅速かつ適切に対応できな
いと、蒸気温度が大きく変動するとともに、この
変動が長時間収束しないことによりプロセスに対
して致命的な欠陥を惹き起こすことがある。また
一方の過熱温度制御部のみが作用し、他方の過熱
温度制御部がほとんど作用しないような状態が頻
繁に続くと、一方の過熱温度制御部のみが早く損
傷し、故障し易くなるということもある。
第1の温度調節計19、第1の調節弁21、第1
の注水減温器5等で構成される第1の過熱温度制
御部と、第2の温度調節計23、第3の温度調節
計25、第2の調節弁27、第2の注水減温器1
1等で構成される第2の過熱温度制御部とを有
し、この2つの過熱温度制御部により主蒸気の温
度を所定の最終設定温度になるように制御してい
る。しかしながら、両過熱温度制御部はそれぞれ
独立に作動し、両者の間に相互作用の関係がない
ため、蒸気の温度を制御するに当り一方の過熱温
度制御部の方が他方の過熱温度制御部よりも余計
に作用し、場合によつては一方の過熱温度制御部
のみが作用し、他方の過熱温度制御部はほとんど
作用していないというアンバランスが生ずること
がある。このことは、一方の過熱温度制御部の注
水流量用の調節弁は、制御可能範囲を逸脱してし
まい、負荷変化時に迅速かつ適切に応答できない
ことになる。一般に、蒸気温度プロセス制御系は
大きな無駄時間と遅れ時定数を有する。従つて、
プロセス状態の変動に迅速かつ適切に対応できな
いと、蒸気温度が大きく変動するとともに、この
変動が長時間収束しないことによりプロセスに対
して致命的な欠陥を惹き起こすことがある。また
一方の過熱温度制御部のみが作用し、他方の過熱
温度制御部がほとんど作用しないような状態が頻
繁に続くと、一方の過熱温度制御部のみが早く損
傷し、故障し易くなるということもある。
[発明の目的]
この発明は、複数段の過熱温度制御部相互間で
総合的に過熱温度制御することにより制御安定性
を乱すことなく注水量を迅速かつ適切に制御し得
る信頼性の高いボイラ蒸気温度制御装置を提供す
ることを目的とする。
総合的に過熱温度制御することにより制御安定性
を乱すことなく注水量を迅速かつ適切に制御し得
る信頼性の高いボイラ蒸気温度制御装置を提供す
ることを目的とする。
[発明の概要]
上記目的を達成するためにこの発明は、注水減
温器と、この注水減温器の出側に接続された過熱
器と、この過熱器出側の温度を検出する温度検出
器と、この温度検出器の検出温度に基づいて操作
量を演算する温度調節計と、演算された操作量に
基づいて前記注水減温器へ供給される注水量を調
節する調節弁とを備えた過熱温度制御部を複数段
設けてボイラに供給する蒸気温度を制御する装置
において、 一の過熱温度制御部における前記操作量が制御
範囲外であるときには、該操作量に上・下限値を
設定し、この上・下限値に基づいて当該一の過熱
温度制御部の注水量を制御範囲内に戻す注水量調
整信号を生成する注水量制限制御手段と、生成さ
れた注水量調整信号を当該一の過熱温度制御部の
前段の過熱温度制御部に所定の遅れ要素をもつて
出力する遅延手段と、 を有することを特徴とする。
温器と、この注水減温器の出側に接続された過熱
器と、この過熱器出側の温度を検出する温度検出
器と、この温度検出器の検出温度に基づいて操作
量を演算する温度調節計と、演算された操作量に
基づいて前記注水減温器へ供給される注水量を調
節する調節弁とを備えた過熱温度制御部を複数段
設けてボイラに供給する蒸気温度を制御する装置
において、 一の過熱温度制御部における前記操作量が制御
範囲外であるときには、該操作量に上・下限値を
設定し、この上・下限値に基づいて当該一の過熱
温度制御部の注水量を制御範囲内に戻す注水量調
整信号を生成する注水量制限制御手段と、生成さ
れた注水量調整信号を当該一の過熱温度制御部の
前段の過熱温度制御部に所定の遅れ要素をもつて
出力する遅延手段と、 を有することを特徴とする。
[発明の実施例]
以下、図面を用いてこの発明の実施例を説明す
る。
る。
第2図はこの発明の一実施例を示すものであ
る。同図において、第1図の構成要素と同じ構成
要素には同じ符号が付してある。
る。同図において、第1図の構成要素と同じ構成
要素には同じ符号が付してある。
第2図において、前記第2の温度調節計23か
ら第2の調節弁27に供給される前記弁開度制御
信号MV2は、上限比較器31および下限比較器
33にも供給されている。上限比較器31には、
第2の調節弁27の制御可能な開度の上限値Hを
設定している上限値設定器39が接続されてい
る。上限比較器31は、この上限値設定器39か
ら供給される弁開度上限値Hと第2の温度調節計
23から供給される弁開度制御信号MV2とを比
較し、弁開度制御信号MV2が弁開度上限値Hよ
り大きい場合には、上限用切替スイツチ35を作
動させる。また、下限比較器33には、第2の調
節弁27の制御可能な開度の下限値Lを設定して
いる下限値設定器41が接続されている。下限比
較器33は、この下限値設定器41から供給され
る弁開度下限値Lと第2の温度調節計23から供
給される弁開度制御信号MV2とを比較し、弁開
度制御信号MV2が弁開度下限値Lより小さい場
合には、下限用切替スイツチ37を作動させる。
更に、第2の温度調節計23からの弁開度制御信
号MV2は、減算器43の反転入力端子にも供給
されている。減算器43の非反転入力端子には、
上限用切替スイツチ35のみが上限比較器31に
より作動した場合には、上限値設定器39からの
弁開度上限値Hが上限用切替スイツチ35の作動
接点および下限用切替スイツチ37の非作動接点
を介して供給され、また下限用切替スイツチ37
が下限比較器33により作動した場合には、下限
値設定器41からの弁開度下限値Lが下限用切替
スイツチ37の作動接点を介して供給されるよう
になつている。減算器43は、非反転入力端子に
弁開度上限値Hが供給された場合にはこの弁開度
上限値Hから反転入力端子に供給されている弁開
度制御信号MV2を引いた上限補正値(H−
MV2)を出力し、非反転入力端子に弁開度下限
値Lが供給された場合にはこの弁開度下限値Lか
ら弁開度制御信号MV2を引いた下限補正値(L
−MV2)を出力する。
ら第2の調節弁27に供給される前記弁開度制御
信号MV2は、上限比較器31および下限比較器
33にも供給されている。上限比較器31には、
第2の調節弁27の制御可能な開度の上限値Hを
設定している上限値設定器39が接続されてい
る。上限比較器31は、この上限値設定器39か
ら供給される弁開度上限値Hと第2の温度調節計
23から供給される弁開度制御信号MV2とを比
較し、弁開度制御信号MV2が弁開度上限値Hよ
り大きい場合には、上限用切替スイツチ35を作
動させる。また、下限比較器33には、第2の調
節弁27の制御可能な開度の下限値Lを設定して
いる下限値設定器41が接続されている。下限比
較器33は、この下限値設定器41から供給され
る弁開度下限値Lと第2の温度調節計23から供
給される弁開度制御信号MV2とを比較し、弁開
度制御信号MV2が弁開度下限値Lより小さい場
合には、下限用切替スイツチ37を作動させる。
更に、第2の温度調節計23からの弁開度制御信
号MV2は、減算器43の反転入力端子にも供給
されている。減算器43の非反転入力端子には、
上限用切替スイツチ35のみが上限比較器31に
より作動した場合には、上限値設定器39からの
弁開度上限値Hが上限用切替スイツチ35の作動
接点および下限用切替スイツチ37の非作動接点
を介して供給され、また下限用切替スイツチ37
が下限比較器33により作動した場合には、下限
値設定器41からの弁開度下限値Lが下限用切替
スイツチ37の作動接点を介して供給されるよう
になつている。減算器43は、非反転入力端子に
弁開度上限値Hが供給された場合にはこの弁開度
上限値Hから反転入力端子に供給されている弁開
度制御信号MV2を引いた上限補正値(H−
MV2)を出力し、非反転入力端子に弁開度下限
値Lが供給された場合にはこの弁開度下限値Lか
ら弁開度制御信号MV2を引いた下限補正値(L
−MV2)を出力する。
減算器43の出力は、乗算回路45に供給され
て、ゲインKを乗じられた後、プロセスの伝達関
数Gp(s)に相当する機能を有し制御系の安定性
を確保する遅延手段47を介して加算器49の一
方の入力端子に供給されている。加算器49の他
方の入力端子には、第2の過熱器7の出口の目標
温度である所定の設定温度を供給する第2過熱器
用目標温度設定器51が接続されている。加算器
49は、第2過熱器用目標温度設定器51からの
設定温度に遅延手段47からの出力信号を加算し
て設定温度を補正し、この補正された設定温度を
リミツタ53を介して第1の温度調節計19に供
給している。第1の温度調節計19は、リミツタ
53を介して加算器49から供給された補正設定
温度を第1の温度検出器9で検出した第2の過熱
器7の出口の温度と比較し、両者の差に基づき第
2の過熱器7の出口の温度が補正設定温度になる
ように調節弁21を介して第1の注水減温器5か
ら供給される注水量を制御する。
て、ゲインKを乗じられた後、プロセスの伝達関
数Gp(s)に相当する機能を有し制御系の安定性
を確保する遅延手段47を介して加算器49の一
方の入力端子に供給されている。加算器49の他
方の入力端子には、第2の過熱器7の出口の目標
温度である所定の設定温度を供給する第2過熱器
用目標温度設定器51が接続されている。加算器
49は、第2過熱器用目標温度設定器51からの
設定温度に遅延手段47からの出力信号を加算し
て設定温度を補正し、この補正された設定温度を
リミツタ53を介して第1の温度調節計19に供
給している。第1の温度調節計19は、リミツタ
53を介して加算器49から供給された補正設定
温度を第1の温度検出器9で検出した第2の過熱
器7の出口の温度と比較し、両者の差に基づき第
2の過熱器7の出口の温度が補正設定温度になる
ように調節弁21を介して第1の注水減温器5か
ら供給される注水量を制御する。
次に、この実施例の作用を説明する。
ボイラのドラムから流出した飽和蒸気は、第1
図の場合と同様に、第1の過熱器3、第2の過熱
器7、最終の過熱器15で過熱されるとともに、
第2の過熱器7の出口の温度が第1の温度検出器
9で検出され、この温度に基づいて第1の温度調
節計19および調節弁21を介して第1の注水減
温器5からの注水量が制御されて第2の過熱器7
の出口の温度が所定の設定温度になるように調整
される。更に最終の過熱器15の手前の温度およ
び最終的に出力される最終の過熱器15の出口に
おける蒸気の温度がそれぞれ第2の温度検出器1
3および第3の温度計17により検出され、この
検出された温度に基づいて第2の温度調節計23
および第3の温度調節計25で算出された弁開度
制御信号MV2により第2の調節弁27の開度が
制御され、これにより第2の注水減温器11から
供給される注水量を制御することにより最終の過
熱器15から出力される主蒸気の温度を所定の温
度に調節するようにしている。
図の場合と同様に、第1の過熱器3、第2の過熱
器7、最終の過熱器15で過熱されるとともに、
第2の過熱器7の出口の温度が第1の温度検出器
9で検出され、この温度に基づいて第1の温度調
節計19および調節弁21を介して第1の注水減
温器5からの注水量が制御されて第2の過熱器7
の出口の温度が所定の設定温度になるように調整
される。更に最終の過熱器15の手前の温度およ
び最終的に出力される最終の過熱器15の出口に
おける蒸気の温度がそれぞれ第2の温度検出器1
3および第3の温度計17により検出され、この
検出された温度に基づいて第2の温度調節計23
および第3の温度調節計25で算出された弁開度
制御信号MV2により第2の調節弁27の開度が
制御され、これにより第2の注水減温器11から
供給される注水量を制御することにより最終の過
熱器15から出力される主蒸気の温度を所定の温
度に調節するようにしている。
そして、弁開度制御信号MV2が上限値設定器
39で設定されている弁開度上限値Hより小さ
く、下限値設定器41で設定されている弁開度下
限値Lよりも大きい場合、すなわちL≦MV2≦
Hの場合には、上限比較器31および下限比較器
33において弁開度制御信号MV2をそれぞれ上
限値設定器39からの弁開度上限値Hおよび下限
値設定器41からの弁開度下限値Lと比較しても
各設定器39,41から信号は出力されず、上限
用切替スイツチ35も下限用切替スイツチ37も
作動せず、減算器43からの出力信号は零であ
る。このため、第2の過熱温度制御部から第1の
過熱温度制御部に対する補正制御はなく、第1図
の装置の場合と同様に作用する。すなわちこの場
合には、第2の調節弁27の開度を制御する弁開
度制御信号MV2が正常な制御可能範囲にあるた
め、補正制御が不要となつているものである。
39で設定されている弁開度上限値Hより小さ
く、下限値設定器41で設定されている弁開度下
限値Lよりも大きい場合、すなわちL≦MV2≦
Hの場合には、上限比較器31および下限比較器
33において弁開度制御信号MV2をそれぞれ上
限値設定器39からの弁開度上限値Hおよび下限
値設定器41からの弁開度下限値Lと比較しても
各設定器39,41から信号は出力されず、上限
用切替スイツチ35も下限用切替スイツチ37も
作動せず、減算器43からの出力信号は零であ
る。このため、第2の過熱温度制御部から第1の
過熱温度制御部に対する補正制御はなく、第1図
の装置の場合と同様に作用する。すなわちこの場
合には、第2の調節弁27の開度を制御する弁開
度制御信号MV2が正常な制御可能範囲にあるた
め、補正制御が不要となつているものである。
しかしながら、弁開度制御信号MV2が弁開度
上限値Hより大きい場合、すなわちMV2≧Hの
場合、または弁開度制御信号MV2が弁開度下限
値Lより小さい場合、すなわちMV2≦Lの場合
には、弁開度制御信号MV2は、上限比較器31
または下限比較器33を介して上限用切替スイツ
チ35または下限用切替スイツチ37を作動し、
第2の過熱温度制御部から第1の過熱温度制御部
に補正制御が行なわれる。すなわち、まず弁開度
制御信号MV2が弁開度上限値Hより大きい
(MV2≧H)場合には、上限比較器31において
弁開度制御信号MV2を上限値設定器39からの
弁開度上限値Hと比較すると、弁開度制御信号
MV2の方が大きいため、上限比較器31は上限
用切替スイツチ35を作動し、この上限用切替ス
イツチ35を介して上限値設定器39からの弁開
度上限値Hを減算器43の非反転入力端子に供給
する。減算器43は、この弁開度上限値Hから反
転入力端子に供給されている弁開度制御信号
MV2を引き、この引いた上限補正値(H−
MV2)を乗算回路45および遅延手段47を介
して加算器49の一方の入力に供給する。加算器
49は、この上限補正値(H−MV2)を第2過
熱器用目標温度設定器51からの設定温度に加算
して設定温度を補正する。この場合、上限補正値
(H−MV2)の値は負の値であるからから、設定
温度としては、上限補正値(H−MV2)の絶対
値に相当する温度分だけ低くなる。そして、この
低い値に補正された設定温度は、リミツタ53を
介して第1の温度調節計19に供給される。その
結果、第1の温度調節計19は、第1の温度検出
器9で検出された第2の過熱器7の出口の温度を
この補正設定温度にするように、調節弁21を介
して第1の注水減温器5から供給される注水量を
増加する方向に制御する。このようにして、第2
の過熱器7の出口の温度が上限補正値(H−
MV2)の絶対値に相当する分だけ低い設定温度
に制御されると、第2の過熱温度制御部側におけ
る温度制御はその分高くすることができるため、
弁開度制御信号MV2は小さくなつて、第2の注
水減温器11からの注水量を減らすことができ、
結果的に弁開度制御信号MV2は弁開度上限値H
以下の適切な値に調節されるとともに、第1の過
熱温度制御部と第2の過熱温度制御部の間のバラ
ンスを取れるようになる。
上限値Hより大きい場合、すなわちMV2≧Hの
場合、または弁開度制御信号MV2が弁開度下限
値Lより小さい場合、すなわちMV2≦Lの場合
には、弁開度制御信号MV2は、上限比較器31
または下限比較器33を介して上限用切替スイツ
チ35または下限用切替スイツチ37を作動し、
第2の過熱温度制御部から第1の過熱温度制御部
に補正制御が行なわれる。すなわち、まず弁開度
制御信号MV2が弁開度上限値Hより大きい
(MV2≧H)場合には、上限比較器31において
弁開度制御信号MV2を上限値設定器39からの
弁開度上限値Hと比較すると、弁開度制御信号
MV2の方が大きいため、上限比較器31は上限
用切替スイツチ35を作動し、この上限用切替ス
イツチ35を介して上限値設定器39からの弁開
度上限値Hを減算器43の非反転入力端子に供給
する。減算器43は、この弁開度上限値Hから反
転入力端子に供給されている弁開度制御信号
MV2を引き、この引いた上限補正値(H−
MV2)を乗算回路45および遅延手段47を介
して加算器49の一方の入力に供給する。加算器
49は、この上限補正値(H−MV2)を第2過
熱器用目標温度設定器51からの設定温度に加算
して設定温度を補正する。この場合、上限補正値
(H−MV2)の値は負の値であるからから、設定
温度としては、上限補正値(H−MV2)の絶対
値に相当する温度分だけ低くなる。そして、この
低い値に補正された設定温度は、リミツタ53を
介して第1の温度調節計19に供給される。その
結果、第1の温度調節計19は、第1の温度検出
器9で検出された第2の過熱器7の出口の温度を
この補正設定温度にするように、調節弁21を介
して第1の注水減温器5から供給される注水量を
増加する方向に制御する。このようにして、第2
の過熱器7の出口の温度が上限補正値(H−
MV2)の絶対値に相当する分だけ低い設定温度
に制御されると、第2の過熱温度制御部側におけ
る温度制御はその分高くすることができるため、
弁開度制御信号MV2は小さくなつて、第2の注
水減温器11からの注水量を減らすことができ、
結果的に弁開度制御信号MV2は弁開度上限値H
以下の適切な値に調節されるとともに、第1の過
熱温度制御部と第2の過熱温度制御部の間のバラ
ンスを取れるようになる。
また逆に、弁開度制御信号MV2が弁開度下限
値Lより小さい(MV2≦L)場合には、下限比
較器33において弁開度制御信号MV2を下限値
設定器41からの弁開度下限値Lと比較すると、
弁開度制御信号MV2の方が小さいため、下限比
較器33は下限用切替スイツチ37を作動し、こ
の下限用切替スイツチ37を介して下限値設定器
41からの弁開度下限値Lを減算器43の非反転
入力端子に供給する。減算器43は、この弁開度
下限値Lから反転入力端子に供給されている弁開
度制御信号MV2を引き、この引いた下限補正値
(L−MV2)を乗算回路45および遅延手段47
を介して加算器49一方の入力に供給する。加算
器49は、この下限補正値(L−MV2)を第2
過熱器用目標温度設定器51からの設定温度に加
算して設定温度を補正する。この場合、下限補正
値(L−MV2)の値は正の値であるから、設定
温度としては、下限補正値(L−MV2)に相当
する温度分だけ高くなる。そして、この高い値に
補正された設定温度は、リミツタ53を介して第
1の温度調節計19に供給される。その結果、第
1の温度調節計19は、第1の温度検出器9で検
出された第2の過熱器7の出口の温度をこの補正
設定温度にするように、調節弁21を介して第1
の注水減温器5から供給される注水量を少なくす
る方向に制御する。このようにして、第2の過熱
器7の出口の温度が下限補正値(L−MV2)に
相当する分だけ高い設定温度に制御されると、第
2の過熱温度制御部側における温度制御はその分
低くすることができるため、弁開度制御信号MV
2は大きくなつて、第2の注水減温器11からの
注水量を増加することができ、結果的に弁開度制
御部信号MV2は弁開度下限値L以上の適切な値
に調節されるとともに、第1の過熱温度制御部と
第2の過熱温度制御部の間のバランスを取れるよ
うになる。
値Lより小さい(MV2≦L)場合には、下限比
較器33において弁開度制御信号MV2を下限値
設定器41からの弁開度下限値Lと比較すると、
弁開度制御信号MV2の方が小さいため、下限比
較器33は下限用切替スイツチ37を作動し、こ
の下限用切替スイツチ37を介して下限値設定器
41からの弁開度下限値Lを減算器43の非反転
入力端子に供給する。減算器43は、この弁開度
下限値Lから反転入力端子に供給されている弁開
度制御信号MV2を引き、この引いた下限補正値
(L−MV2)を乗算回路45および遅延手段47
を介して加算器49一方の入力に供給する。加算
器49は、この下限補正値(L−MV2)を第2
過熱器用目標温度設定器51からの設定温度に加
算して設定温度を補正する。この場合、下限補正
値(L−MV2)の値は正の値であるから、設定
温度としては、下限補正値(L−MV2)に相当
する温度分だけ高くなる。そして、この高い値に
補正された設定温度は、リミツタ53を介して第
1の温度調節計19に供給される。その結果、第
1の温度調節計19は、第1の温度検出器9で検
出された第2の過熱器7の出口の温度をこの補正
設定温度にするように、調節弁21を介して第1
の注水減温器5から供給される注水量を少なくす
る方向に制御する。このようにして、第2の過熱
器7の出口の温度が下限補正値(L−MV2)に
相当する分だけ高い設定温度に制御されると、第
2の過熱温度制御部側における温度制御はその分
低くすることができるため、弁開度制御信号MV
2は大きくなつて、第2の注水減温器11からの
注水量を増加することができ、結果的に弁開度制
御部信号MV2は弁開度下限値L以上の適切な値
に調節されるとともに、第1の過熱温度制御部と
第2の過熱温度制御部の間のバランスを取れるよ
うになる。
このようにして、第2の調節弁27の開度、す
なわち弁開度制御信号MV2が弁開度上限値Hよ
り大きい時には、第1の温度調節計19への設定
温度を低くすることによつて調節弁21の開度を
大きくし、その結果第2の過熱器7の出口におけ
る蒸気温度を低くして第2の調節弁27の開度を
小さくするようにしている。また逆に、第2の調
節弁27の開度、すなわち弁開度制御信号MV2
が弁開度下限値Lより小さい時には、第1の温度
調節計19への設定温度を高くすることによつて
調節弁21の開度を小さくし、その結果第2の過
熱器7の出口における蒸気の温度を高くして第2
の調節弁27の開度を大きくするようにしてい
る。そして、第1の調節弁21と第2の調節弁2
7、すなわち第1の過熱温度制御部と第2の過熱
温度制御部との動作に相互関係を持たせることに
よつて、両者間のバランスを取るとともに、弁開
度制御信号MV2を常に制御可能範囲に置くよう
に制御しているのである。
なわち弁開度制御信号MV2が弁開度上限値Hよ
り大きい時には、第1の温度調節計19への設定
温度を低くすることによつて調節弁21の開度を
大きくし、その結果第2の過熱器7の出口におけ
る蒸気温度を低くして第2の調節弁27の開度を
小さくするようにしている。また逆に、第2の調
節弁27の開度、すなわち弁開度制御信号MV2
が弁開度下限値Lより小さい時には、第1の温度
調節計19への設定温度を高くすることによつて
調節弁21の開度を小さくし、その結果第2の過
熱器7の出口における蒸気の温度を高くして第2
の調節弁27の開度を大きくするようにしてい
る。そして、第1の調節弁21と第2の調節弁2
7、すなわち第1の過熱温度制御部と第2の過熱
温度制御部との動作に相互関係を持たせることに
よつて、両者間のバランスを取るとともに、弁開
度制御信号MV2を常に制御可能範囲に置くよう
に制御しているのである。
なお、以上のように、第2の過熱温度制御部の
作動状態により第1の過熱温度制御部の作動状態
を補正制御する動作、すなわち第2の調節弁27
の弁開度により第1の調節弁21の弁開度を補正
制御する動作中に制御系の安定性が乱れ、出力さ
れる最終の温度が変動するのを防止し、かつこの
補正制御に対して制御系が十分応答できるように
するために、算出された補正値にプロセスの伝達
関数Gp(s)に相当する機能を遅延手段47によ
り付加し、これにより補正制御が遅延をもつて
徐々に行なわれるようにしている。この遅延手段
47のGp(s)は、無駄時間機能と一次位相遅れ
(または二次位相遅れ)機能から構成されている。
無駄時間および遅れ時定数は、プラントが安定状
態にある時、第2の温度調節計23による第2の
注水減温器11の出口の温度制御をMモードにし
て弁開度制御信号MV2を固定し、この状態にお
いて第1の温度調節計19による第2の過熱器7
の出口の温度制御の設定時間を変化させる。そし
て、この時の最終の過熱器15の出口における温
度の応答特性を求め、この応答特性に見合う値を
前記無駄時間および遅れ時定数として設定する。
作動状態により第1の過熱温度制御部の作動状態
を補正制御する動作、すなわち第2の調節弁27
の弁開度により第1の調節弁21の弁開度を補正
制御する動作中に制御系の安定性が乱れ、出力さ
れる最終の温度が変動するのを防止し、かつこの
補正制御に対して制御系が十分応答できるように
するために、算出された補正値にプロセスの伝達
関数Gp(s)に相当する機能を遅延手段47によ
り付加し、これにより補正制御が遅延をもつて
徐々に行なわれるようにしている。この遅延手段
47のGp(s)は、無駄時間機能と一次位相遅れ
(または二次位相遅れ)機能から構成されている。
無駄時間および遅れ時定数は、プラントが安定状
態にある時、第2の温度調節計23による第2の
注水減温器11の出口の温度制御をMモードにし
て弁開度制御信号MV2を固定し、この状態にお
いて第1の温度調節計19による第2の過熱器7
の出口の温度制御の設定時間を変化させる。そし
て、この時の最終の過熱器15の出口における温
度の応答特性を求め、この応答特性に見合う値を
前記無駄時間および遅れ時定数として設定する。
また、第2の過熱器7の出口温度は、過度に高
くなると、過熱器を損傷し、低くなり過ぎると、
経済性を著しく損ねるので、第1の温度調節計1
9に供給される補正後の設定値の上限および下限
をリミツタ53で制限している。
くなると、過熱器を損傷し、低くなり過ぎると、
経済性を著しく損ねるので、第1の温度調節計1
9に供給される補正後の設定値の上限および下限
をリミツタ53で制限している。
[発明の効果]
以上説明したように、この発明によれば一の過
熱温度制御部における調節弁の操作量が制御範囲
外であるときには、これを制御範囲内に戻すべ
く、操作量の上・下限値を設定してこの上・下限
値から注水量調整信号を生成し、この信号を前段
の過熱温度制御部に出力するようにしたので、従
来独立をしていた過熱温度制御部が有機的に結合
し一の過熱温度制御部のみが作用するといつたア
ンバランスな状態を回避できる。
熱温度制御部における調節弁の操作量が制御範囲
外であるときには、これを制御範囲内に戻すべ
く、操作量の上・下限値を設定してこの上・下限
値から注水量調整信号を生成し、この信号を前段
の過熱温度制御部に出力するようにしたので、従
来独立をしていた過熱温度制御部が有機的に結合
し一の過熱温度制御部のみが作用するといつたア
ンバランスな状態を回避できる。
その結果、ボイラ蒸気温度制御装置における負
荷の変動に対して迅速かつ適切に応答でき、主蒸
気を短時間で精度良く制御できるようになり、装
置の信頼性が向上する。
荷の変動に対して迅速かつ適切に応答でき、主蒸
気を短時間で精度良く制御できるようになり、装
置の信頼性が向上する。
第1図は従来のボイラ蒸気温度制御装置の構成
図、第2図はこの発明の一実施例を示すボイラ蒸
気温度制御装置の構成図である。 3……第1の過熱器、5……第1の注水減温
器、7……第2の過熱器、9……第1の温度検出
器、11……第2の注水減温器、13……第2の
温度検出器、15……最終の過熱器、17……第
3の温度計、19……第1の温度調節計、21…
…第1の調節弁、23……第2の温度調節計、2
5……第3の温度調節計、27……第2の調節
弁、31……上限比較器、33……下限比較器、
43……減算器、47……遅延手段、49……加
算器。
図、第2図はこの発明の一実施例を示すボイラ蒸
気温度制御装置の構成図である。 3……第1の過熱器、5……第1の注水減温
器、7……第2の過熱器、9……第1の温度検出
器、11……第2の注水減温器、13……第2の
温度検出器、15……最終の過熱器、17……第
3の温度計、19……第1の温度調節計、21…
…第1の調節弁、23……第2の温度調節計、2
5……第3の温度調節計、27……第2の調節
弁、31……上限比較器、33……下限比較器、
43……減算器、47……遅延手段、49……加
算器。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 注水減温器と、この注水減温器の出側に接続
された過熱器と、この過熱器出側の温度を検出す
る温度検出器と、この温度検出器の検出温度に基
づいて操作量を演算する温度調節計と、演算され
た操作量に基づいて前記注水減温器へ供給される
注水量を調節する調節弁とを備えた過熱温度制御
部を複数段設けてボイラに供給する蒸気温度を制
御する装置において、 一の過熱温度制御部における前記操作量が制御
範囲外であるときには、該操作量に上・下限値を
設定し、この上・下限値に基づいて当該一の過熱
温度制御部の注水量を制御範囲内に戻す注水量調
整信号を生成する注水量制限制御手段と、生成さ
れた注水量調整信号を当該一の過熱温度制御部の
前段の過熱温度制御部に所定の遅れ要素をもつて
出力する遅延手段と、 を有することを特徴とするボイラ蒸気温度制御装
置。 2 前記遅延手段が、むだ時間要素と1次位相遅
れ要素を有することを特徴とする特許請求の範囲
第1項に記載のボイラ蒸気温度制御装置。 3 前記遅延手段が、むだ時間要素と2次位相遅
れ要素を有することを特徴とする特許請求の範囲
第1項に記載のボイラ蒸気温度制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10040184A JPS60245905A (ja) | 1984-05-21 | 1984-05-21 | ボイラ蒸気温度制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10040184A JPS60245905A (ja) | 1984-05-21 | 1984-05-21 | ボイラ蒸気温度制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60245905A JPS60245905A (ja) | 1985-12-05 |
JPH0239682B2 true JPH0239682B2 (ja) | 1990-09-06 |
Family
ID=14272957
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10040184A Granted JPS60245905A (ja) | 1984-05-21 | 1984-05-21 | ボイラ蒸気温度制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60245905A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0449101U (ja) * | 1990-08-29 | 1992-04-24 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56162305A (en) * | 1980-05-19 | 1981-12-14 | Hitachi Ltd | Main steam temperature controller |
JPS5878004A (ja) * | 1981-11-02 | 1983-05-11 | 三菱重工業株式会社 | 蒸気温度制御装置 |
-
1984
- 1984-05-21 JP JP10040184A patent/JPS60245905A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56162305A (en) * | 1980-05-19 | 1981-12-14 | Hitachi Ltd | Main steam temperature controller |
JPS5878004A (ja) * | 1981-11-02 | 1983-05-11 | 三菱重工業株式会社 | 蒸気温度制御装置 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0449101U (ja) * | 1990-08-29 | 1992-04-24 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60245905A (ja) | 1985-12-05 |
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