JPS6015204B2 - ボイラ温度制御方法 - Google Patents

ボイラ温度制御方法

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JPS6015204B2
JPS6015204B2 JP10393678A JP10393678A JPS6015204B2 JP S6015204 B2 JPS6015204 B2 JP S6015204B2 JP 10393678 A JP10393678 A JP 10393678A JP 10393678 A JP10393678 A JP 10393678A JP S6015204 B2 JPS6015204 B2 JP S6015204B2
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JP
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fuel
steam temperature
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JP10393678A
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敦 滝田
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  • Control Of Steam Boilers And Waste-Gas Boilers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は貫流タイプボィラを有する火力発電設備のボィ
ラ温度制御方法に関するものである。
従来、貫流タイプボィラを有する火力発電所におけるボ
ィラ・タービン制御方式では、給水量および燃料量は各
々負荷の大きさにほぼ比例するために給水量指令信号は
負荷指令信号による先行信号と主蒸気圧力の補正信号を
加え合わせることにより作られ、燃焼指令信号は給水量
指令信号につり合った燃料量が投入されるように給水量
指令信号に給水。燃料比率を掛けて得られる燃焼指令先
行信号に主蒸気温度の補正信号を加え合わせることによ
り作られる。この様な制御方式によりプラントが静的に
バランスしている状態では給水量と燃料量はその負荷に
おける各々の要求量に一致しており、給水量および燃料
量は相互にバランスが保たれている。第1図に示すよう
に、燃料量指令信号のステップ変化1および給水量指令
信号2のステップ変化2に対するそれぞれの主蒸気温度
の応答は3,4のように高次遅れとなり、一般的に給水
系の応答の方が燃料系の応答より速い。
そのために負荷変化時には過渡的に燃料量と給水量にア
ンバランスが発生し、主蒸気温度に偏差が生じる。第2
図にその例を示す。5は負荷指令の変化で、ある負荷か
らある負荷までの上げ指令を表わし、6は主蒸気温度が
設定値より低下する応答を表わしている。
一般的に負荷上昇時には給水量に対して燃料量が不足す
るために負の主蒸気温度偏差が発生し、負荷上昇時には
給水量に対して燃料量が過剰となり正の主蒸気温度偏差
が発生する。このために従来のボィラ温度制御方法では
負荷指令信号の微係数を検出し、オーバー、アンダーフ
ァイアリングを行なう時期を決定し、正の微係数ではオ
ーバーファイアリング、つまり燃料の過剰投入を行ない
、負の微係数ではアンダーファイアリング、つまり燃料
の過少投入を行なうことにより負荷変化時に過渡的に発
生する主蒸気温度の偏差量を緩和してきた。ところが使
用燃料の種類や糧焼率が広範囲に変化する場合などに燃
焼状態が変化し、またボィラ内各部の熱吸収バランスが
変化する等の理由により、ボイラによっては、また負荷
帯城によっては負荷増減の当初はオーバー、アンダーフ
ァイアリングを行なうことが逆に主蒸気温度の偏差を増
加させる方向に作用する現象が発見された。
第3図にてこれを説明すると、aは時刻toで負荷指令
信号5が増加いまじめたことを示し、全体的には燃焼系
の応答遅れにより主蒸気温度7はその設定値23に比較
して低下する傾向にあるにもかかわらず、負荷指令信号
の増加の当初は逆に主蒸気温度が上昇する現象が現われ
る。したがって従来のように、負荷指令信号の微係数が
正であることによりオーバーファイアリングを行なうと
この主蒸気温度の偏差を増加させ、これが著しい場合に
は偏差大の条件によりボィラのトリップに至るおそれが
ある。また第3図bでは時刻ら′で負荷指令信号5が減
少いまじめたことを示しており、この場合は逆に当初主
蒸気温度7に負の偏差が現われ、負荷指令信号の減少期
間中にアンダーファイアリングを行なうとこの偏差を増
大することになってしまう。本発明の目的は、負荷変化
時に主蒸気温度が逆応答する場合にも、逆応答を強める
ことのないように、オーバー、アンダーファイアリング
を行なう最適な時期を決定でき、負荷変化時の主蒸気温
度偏差の発生を極力低減できるボィラ温度制御方法を提
供することにある。
本発明の特徴は、オーバー、アンダーファイアリングを
開始する時期を負荷指令の微係数だけでなく主蒸気温度
の微係数をも用いて決定する点にある。
具体的には負荷指令信号が増加中であっても実際の主蒸
気温度が低下しはじめたことにより初めてオーバーファ
イアリングを開始し、また負荷指令信号が減少中でも主
蒸気温度が上昇いまじめたことにより初めてアンダーフ
ァイアリングを開始するようにしている。
従って先に示したように、負荷指令の増減の当初、主蒸
気温度が通常とは逆の変化を示すボイラにおいても、ま
た特定の負荷帯域においてのみこのような現象が現われ
るボイラにおいても適切な燃料投入量の補正を行なうこ
とが可能となり、主蒸気温度偏差の発生を極力低減する
ことができる。以下本発明の実施例を図面を用いて説明
する。
第4図において、9は負荷指令信号である。また減算器
15では主蒸気圧力14と主蒸気圧力設定信号13の偏
差がとられ、主蒸気圧力偏差信号16が得られ、これを
PI調節器17に入力して主蒸圧力補正信号10が作ら
れる。信号9と10が加算器12にて加算されて給水指
令信号11が得られ、この信号によりボィラへの給水量
が制御される。19は給水指令信号11に見合った燃料
量を投入するための比率、つまり水燃比を掛けて燃焼指
令信号18を作るための増幅器で、この出力と主蒸気温
度補正信号20が加算器21で加え合わされて燃焼指令
信号22が作られる。
主蒸気温度補正信号20は主蒸気温度設定値23と主蒸
気温度24を減算器25で加え合わせることにより得ら
れる主蒸気温度偏差信号26をPI調節器27に入力す
ることにより作られる。燃焼指令信号22はさらに減算
器28でオーバー、アンダーファイアリング指令信号2
9を加え合わせられて燃料量指令信号30となり、また
他方、燃用空気量制御系110にて用いられる。31は
微分器であり主蒸気温度24を入力し主蒸気温度の微係
数32を出力する。33は信号比較器であり、第5図に
示すような入出力特性を有する。
すなわち入力信号32が設定値Q以上となった場合は正
の一定値を、また一Q以下となった場合には負の一定値
を出力し、入力信号の絶対値がQ未満の場合は零出力と
なる。このQの値はアンダー、オーバーファイアリング
を行なうことが主蒸気温度制御の外乱とならない程度の
大きさに設定するもので、びZOの範囲で調節可能とす
るのが良い。第4図に戻って説明を説けると、501ま
負荷指令信号9を入力してその微係数51を出力する微
分器である。52はゲ−ト回路で、第6図を用いて後に
詳述するが、負荷指令信号の微係数51がaに入力され
、その値が正の設定値3を越えた後には上記の信号比較
器33の出力信号34が負のときにのみこれを出力し、
その後入力aが−Bを下回ると信号34が正のときにの
みこれを出力する。
35は掛け算器であり、ゲート回路52を通過してきた
出力信号53と負荷指令信号9を掛け合わせることによ
り負荷の大きさに応じたオーバー、アンダーファイアリ
ング指令信号29を作る。
ここで燃焼指令信号22とオーバー、アンダーファイア
リング指令信号29との関係について述べると、燃焼指
令信号22は給水指令信号に一定の水燃比を掛け、さら
に主蒸気湿度偏差による補正を加えたものであり、定常
状態では給水量に対して一定の比率を持つ燃料投入量を
示す。
減算器29ではこの燃焼指令信号22からオーバー、ア
ンダーファイアリング信号を減算して燃料量指令信号3
0が作られる。従ってオーバー、アンダーファイアリン
グ信号29が正の時には上記の一定の比率の燃料投入量
に対して燃料の過少投入が、また負のときには燃料の過
剰投入が行なわれる。第6図にゲート回路52の構成を
示す。第6図aは信号の流れを、第6図bはリレーの動
作を示Zすものである。信号高低モニター201は入力
信号51、すなわち負荷指令信号の微係数xとするとx
Z8で、図示していないリレー96/xが励磁され、第
6図bに示した常開接点207、及び常開接点210が
動作する。またxミ−Bとなると図示していないリレー
97/xが動作して第6図bの常開接点208及び常開
接点209が動作する。但し8は8≧0の範囲で調整可
能とするのが良い。信号高低モニター202は入力信号
34、すなわち主蒸気程度の微係数をyとするとy>0
でリレー204を励磁し、y三0でリレー203を励磁
する。211,212は各々補助リレーであり、それぞ
れ接点213,214により自己保持回路形成している
したがって図中aからの入力xについてx28が成立し
てからx三一8が成立するまでの間は補助リレー211
、リレー9磯/xが励磁され続け、bよりの入力yがy
>0では零信号を53に出力し、y三0の場合には34
よりの入力がそのまま出力される。
aからの入力xがxミ−8となると補助リレー211は
消磁されて補助リレー212が励磁され、xZBが成立
するまでは補助IJレー212の励磁が保持され、bよ
りの入力yがy>0では34よりの入力がそのまま53
に出力され、yミ0では零信号が出力される。第7図は
以上に説明した本発明の実施例のボィラ温度制御方法の
オーバー、アンダーファイアリング動作とその効果を示
すものである。
図中5は負荷指令信号、24は主蒸気温度の応答、23
は主蒸気温度設定値、32はリレーの微係数、34は信
号比較制限器33の出力信号、29はオーバー・アンダ
ーファイアIJング指令信号である。このようなオーバ
ー・アンダーフアイアリング指令信号に従って適切な時
期に適当な量の過剰または過少の燃料が投入されるため
、主蒸気温度の負荷変化時の応答は36に示す様になり
、偏差の発生量を低減できる。以上説明した実施例では
オーバーファイアリングは次の二つの条件がそろった期
間中に行なわれる。A:負荷指令信号の微係数が正の値
Bを上回ってから負の値−8を下回るまでの期間中であ
る。
B:主蒸気温度の微係数が−Q以下である。またアンダ
ーファイアリングは同様に次の二つの条件がそろった期
間中に行なわれる。C:負荷指令信号の微係数が負の値
−8を下回ってから正の値8を上回るまでの期間中であ
る。
D:主蒸気温度の微係数がQ以上である。しかしながら
、負荷指令の増減が終了してある時間が経過すると、問
題となるような大きな主蒸気温度は現われなくなるので
、上記A,Cの条件に変えて、例えばそれぞれ次のA′
,〇の条件としてもよい。
A:負荷指令信号の微係数が正の値8を上回ってから6
を下回わり、その後一定時間経過するまでの期間中であ
る。
C′:負荷指令信号の微係数が負の値−Bを下回ってか
ら−6を上回り、その後一定時間経過するまでの期間で
ある。
このようなA′,C′の条件を用いてオーバー、アンダ
ーファイアリングを行なうには第6図に示したゲート回
路の構成のうち、補助リレー211、212の自己保持
を解除するための常閉接点209,210の部分を変更
し、それぞれ信号高低モニター201の出力にタイマー
を介して動作させるリレーの常閉接点を用いれば良い。
以上の説明で明らかなように、本願発明によれば、負荷
指令が変化する場合にその増加、減少だけでなく、実際
の主蒸気温度の微係数の正、負により燃料の過剰投入、
過少投入を開始するので負荷の変化の当初、主蒸気温度
の偏差が通常の逆の方向に出るボィラプラントにおいて
も燃料の過少投入、過大投入により温度偏差を増加させ
ることがなく、ボイラトリップのおそれのない良好な温
度制御が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は燃料系および給水系のステップ応答を示す特性
図、第2図、第3図は負荷変化に対する主蒸気温度の応
答例を示す特性図、第4図は本発明の一実施例を示すブ
ロック図、第5図は信号比較制限器の動作説明図、第6
図は第4図のブロック52の詳細を示す回路図、第7図
は本発明装置の動作および効果の説明するタイムチャー
トである。 9・・・・・・負荷指令信号、10・・・・・・主蒸気
圧力補正信号、11・・・・・・給水指令信号、19・
・・・・・給水燃料比率設定用増幅器、18……燃焼指
令先行信号、20・・・・・・主蒸気温度補正信号、2
2・・・・・・燃焼指令信号、29……オーバー・アン
ダーファイアリング指令信号、30・・・・・・燃料量
指令信号、31,50…・・・微分器、33・・・…信
号比較制限器、35・・・・・・掛け算器、28・・・
・・・減算器、52・・・・・・ゲート回路。 弟i図 第2図 第3図 豹4図 第5の 第6図 第7図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 負荷指令信号に基づきボイラへの給水量を制御し、
    前記給水量の指令信号に基づきボイラの燃焼量を制御す
    る燃焼量指令信号を作成し、且つ該燃焼量指令信号の示
    す燃料投入量に対し一時的に過剰投入または過少投入と
    なるよう該燃焼量指令信号を補正するボイラ温度制御方
    法において、前記負荷指令信号が増加方向にあり且つ前
    記主蒸気温度が減少方向となったときから少なくともあ
    る期間燃料の過少投入を行ない、前記負荷指令信号が減
    少方向にあり前記主蒸気温度が増加方向となったときか
    ら少なくともある期間燃料の過剰投入を行なうようにし
    たボイラ温度制御方法。
JP10393678A 1978-08-28 1978-08-28 ボイラ温度制御方法 Expired JPS6015204B2 (ja)

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JPS62196103U (ja) * 1986-05-31 1987-12-14

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