JPH0239218B2 -

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【発明の詳細な説明】発明の目的産業上の利用分野根菜を対称とした水耕栽培分野に係るものであ
る。

従来の技術地を入れた網袋を密接して載置して根菜を栽培
する方法は、たとえば本出願人の特開昭55−
118321号公報において公知である。

発明が解決しようとする問題点地を使用する栽培方法では他の根に対する圧
力、深さの影響で太く短かい根菜を育生するには
適さない、また水はけ吸水性にも難点があるそこ
で地に代わる弾性力があり水はけの良い素材を用
いることが課題である。

発明の構成問題点を解決するための手段地の代りにロツクウールを用いてブロツクを形
成し、そのブロツク間において根菜を栽培する。

作用ロツクウールの弾性力と水はけ吸水性の良好な
ことによつて根菜が太短く十分に成育し易い。

実施例図において１は栽培箱で、発泡スチロール製の
ものが好適である。

２はロツクウールの四角なブロツク（ロツクフ
アイバともいう）であつて市販の吸水性の良いも
のでよい。

このブロツク２の各稜辺は第２図に示すように
切除部分３がある。

各稜辺３を切除したのは後述するようにブロツ
ク２を何回も使用するときにその都度新しい面を
利用するときに種をまくときの溝を相接触ブロツ
ク間で形成させるためのものである。

根菜としては大根、人参、ゴボー、ラデイシユ
などが好適である。

ところで前記ロツクウールブロツク２は形がく
ずれないように四周を寒冷紗４で囲つておく。

このようなブロツク２を栽培箱に密接して並べ
てその間の溝３に種をまいて給水しつつ育生する
と、苗５は成長し根６は弾力性に富むロツクウー
ルブロツク２の間で楽に太短く成長する。

このようにして育生栽培したら採取する。

この場合ブロツク２の根６の当つた部は歪んで
いるのでブロツク２を90度転倒してブツク２の新
しい面同士で同様の育生を行う。

発明の効果ロツクウール２の弾力性、水はけ、吸水性の良
好によつて根菜の成育が良く、またロツクウール
を正方形のブロツクとしているので各ブロツクを
６回新しい面同士組合せて根菜を栽培することが
できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例の一部断面を示す正面
図、第２図はロツクウールブロツクの斜視図であ
る。記号の説明、１……栽培箱、２……ロツクウー
ルブロツク、４……寒冷紗、５，６……根菜。

【特許請求の範囲】

１寒冷紗で包囲したほぼ正方形のロツクウール
ブロツクを栽培箱に密接して並べて載置し、前記
ブロツクの密接した間において根菜を栽培するこ
とを特徴とする根菜栽培装置。