JPH0239160A - 電子写真感光体 - Google Patents

電子写真感光体

Info

Publication number
JPH0239160A
JPH0239160A JP18981888A JP18981888A JPH0239160A JP H0239160 A JPH0239160 A JP H0239160A JP 18981888 A JP18981888 A JP 18981888A JP 18981888 A JP18981888 A JP 18981888A JP H0239160 A JPH0239160 A JP H0239160A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
atom
formula
pigment
general formula
sensitive body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP18981888A
Other languages
English (en)
Inventor
Itaru Yamazaki
山崎 至
Kazufumi Inai
一史 井内
Hajime Miyazaki
宮崎 元
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP18981888A priority Critical patent/JPH0239160A/ja
Publication of JPH0239160A publication Critical patent/JPH0239160A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G5/00Recording members for original recording by exposure, e.g. to light, to heat, to electrons; Manufacture thereof; Selection of materials therefor
    • G03G5/02Charge-receiving layers
    • G03G5/04Photoconductive layers; Charge-generation layers or charge-transporting layers; Additives therefor; Binders therefor
    • G03G5/06Photoconductive layers; Charge-generation layers or charge-transporting layers; Additives therefor; Binders therefor characterised by the photoconductive material being organic
    • G03G5/0664Dyes
    • G03G5/0696Phthalocyanines

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Photoreceptors In Electrophotography (AREA)
  • Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Oxygen Or Sulfur (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は電子写真感光体に関し、詳しくは特定の構造の
テトラアザポルフィリン誘導体およびテトラアザポルフ
ィリン金属錯塩を含有する電子写真感光体に関する。
〔従来技術〕
電子写真プロセスに用いられる光導電体としてはセレン
、硫化カドミウム、酸化亜鉛等の無機光導電体が知られ
ている。しかしながらこれらの無機光導電体に較べ、有
機光導電体を用いた電子写真感光体は成膜性が良く、塗
工によって生産できること、極めて生産性が高(、安価
な感光体を提供できる利点を有している。また、使用す
る染料や顔料等の増感剤の選択により、感色性を自在に
コントロールできる等の利点を有し、これまで幅広い検
討がなされてきた。
フタロシアニン顔料は熱、光に対して安定で深みのある
青色を呈することで知られており、染料としてはもちろ
ん、電子材料や触媒として実用化に耐え得る有機材料と
して近年注目を集めている。
電子写真感光体に関する分野では、フタロシアニン顔料
を用いることを提案した米国特許3,816,118号
をはじめとして数多くの研究がなされてきた。電子写真
感光体に用いられる高感度フタロシアニンに関する文献
としては、バナジルフタロシアニンを用いた特開昭57
−146255号公報、ジハロゲノスズフタロシアニン
を用いた特開昭62二119547号公報、チタニルオ
キシフタロシアニンを用いた特開昭59−49544号
公報、またフタロシアニン誘導体としてクロロインジウ
ムクロロフタロシアニンを用いた特開昭63−5656
4号公報やナフタロシアニンを用いた特開昭63−55
556号公報などがある。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、従来のフタロシアニン顔料を用いた感光
体は、一般に残留電位が高く、繰り返し使用時の電位安
定性および感度の点で必ずしも満足のいくものではな(
、実用化されているのはご(わずかな材料のみである。
したがって本発明の目的はこうした欠点を改善し、実用
化に耐える感光体を供給することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者らは、検討の結果、特定の構造のテトラアザポ
ルフィリン誘導体またはテトラアザポルフィリン金属錯
塩誘導体が前述の問題点を解決し、優れた電子写真特性
を発現することを見い出し、本発明に至った。
すなわち、本発明は導電性支持体上に感光層を有する電
子写真感光体において、該感光層が、一般式(II) 一般式(I) (ただし、式中Xは水素原子、重水素原子またはで示さ
れるテトラアザポルフィリン誘導体、および(ただし、
式中Mはケイ素原子およびアルカリ金属以外の金属原子
を表わし、Yはハロゲン原子、水酸基、アルコキシ基ま
たは酸素原子を表わす。
また、nは0,1または2の整数であり、Aは一般式(
1)中のAと同義である。) で示されるテトラアザポルフィリン金属錯塩誘導体から
なる群より選ばれた少なくとも一種を含有することを特
徴とする電子写真感光体である。
上記一般式において、アルカリ金属原子としては、リチ
ウム、ナトリウム、カリウムなどを表わす。ハロゲン原
子としては、塩素、臭素、フッ素。
ヨウ素などを表わす。アルコキシ基としては、メトキシ
、エトキシ、ブトキシなどを表わす。
また、−形成(I)および(II)における臭素、フッ
素、ヨウ素などのハロゲン原子、メチル、エチル、プロ
ピルなどのアルキル基、メトキシ、エトキシ、プロポキ
シなどのアルコキシ基、ベンジルなどのアラルキル基、
ニトロ基などが挙げられる。
また、Mはケイ素原子およびアルカリ金属以外の金属原
子を表わし、具体的には、ベリリウム、マグネシウム、
カルシウム、ストロンチウム、バリウム、アルミニウム
、ケイ素、スカンジウム、チタン、バナジウム、クロム
、マンカン、鉄、コバルト、ニッケル、銅、亜鉛、ガリ
ウム、ゲルマニウム、イツトリウム、ジルコニウム、ニ
オブ、テクネチウム、ルテニウム、ロジウム、パラジウ
ム、銀、カドミウム、インジウム、スズ、アンチモン、
テルル、バリウム、ハフニウム、タンタル、レニウム、
オスミウム、イリジウム、白金、金、水銀、タリウム、
鉛、ビスマス、ポロニウム、ランタン、ネオジム、サマ
リウム、ユウロピウム、ガド1ノニウム、ジスプロシウ
ム、ホルミウム、エルビウム、ツリウム、イッテルビウ
ム、ルテチウム、ウランから選ばれた一種である。
本発明に用いられる一般式(I)のテトラアザポルフィ
リン誘導体および一般式(n)のテトラアザポルフィリ
ン金属錯塩誘導体の一般的な製法について述べる。Mの
種類によって最適の合成法は異なるが、一般には、ジシ
アノ化合物(m)と金属あるいは金属ハロゲン化物から
合成できる。
縮合反応は、有機溶媒を用いる湿式でも、有機溶媒を用
いない乾式でもどちらでもよい。湿式縮合反応時に用い
る有機溶媒は任意に選択でき、α−クロロナフタレン、
β−クロロナフタレン、α−ブロモナフタレン、β−ブ
ロモナフタレン、α−メチルナフタレン、α−メトキシ
ナフタレン等のナフタレン類、ジフェニルエーテル、3
.3′ジメチルジフエニルエーテル、4.4’ −ジク
ロロジフェニルエーテル等のジフェニルエーテル類、ジ
フェニルメタン、4.4’ −ジメチルジフェニルメタ
ン、3.3’ −ジクロロジフェニルメタン等のジフェ
ニルメタン類、あるいはベンゼン、トルエン、キシレン
、モノクロルベンゼン、ジクロルベンゼンなどのベンゼ
ン誘導体、またはエタノール、1−プロパツール、2−
プロパツールなどのアルコール類等を用いることが可能
である。
さらに、ジシアノ化合物(III)の代わりにジカルボ
ン酸(IV)と尿素、あるいは無水物(V)と尿素を用
いることもできる。
また、他にもリチウム錯体としてから他の金属へ変換す
る方法等を採ることができる。
得られた顔料は熱水処理され、必要に応じて、酸処理、
アルカリ処理、溶剤処理、或いは乾式シリング処理、湿
式シリング処理される。
溶剤処理、湿式シリング処理にはベンゼン、クロルベン
ゼン、ジクロルベンゼン、アセトン、メチルエチルケト
ン、シクロヘキサノン、N、N−ジメチルホルムアミド
、テトラヒドロフラン、ジオキサン、キノリン、α−ク
ロロナフタレン、N−メチルピロリドン等の有機溶剤を
単独または2種以上を組み合わせて用いることができる
。これらの処理には顔料の粒径、結晶化度を変化させる
効果があると同時に純度の向上にも役立つ。
以下に本発明のテトラアザポルフィリン誘導体およびテ
トラアザポルフィリン金属錯体誘導体の代表的な例をあ
げる。
なお、化合物によっては異性体が存在する。例第2銅を
用いて反応を行うと(■)(■)(■)(■)の4種の
異性体の混合物となる。
1″i3し このような化合物については、 異性体の混合物 を異性体のうちの一構造式で代表して示す。
前述の一般式(I)、または(IT)で示される顔料を
含有する被膜は光導電性を示し、従って電子写真感光体
の感光層に用いることができる。
すなわち、本発明では導電性支持体上に一般式(1)、
または(II)で示される顔料を真空蒸着法により被膜
形成するか、あるいは適当なバインダー中に分散含有さ
せて被膜形成することにより電子写真感光体を構成する
ことができる。
本発明の好ましい具体例では、電子写真感光体の感光層
を電荷発生層と電荷輸送層に機能分離した電子写真感光
体における電荷発生層として、前述の光導電性を示す被
膜を適用することができる。
電荷発生層は十分な吸光度を得るために、できる限り多
くの前述の光導電性を示す化合物を含有し、且つ発生し
た電荷キャリアの飛程を短くするために薄膜層、例えば
5μm以下、好ましくは0.01〜1μmの膜厚をもつ
薄膜層とすることが好ましい。
電荷発生層は、前述したように例えば−形成(I)、ま
たは(n)で示される顔料を適当なバインダーに分散さ
せ、これを支持体の上に塗工することによって形成でき
、また真空蒸着装置により蒸着膜を形成することによっ
て得ることができる。電荷発生層を塗工によって形成す
る際に用いうるバインダーとしては広範な絶縁性樹脂か
ら選択でき、またポリ−N−ビニルカルバゾール、ポリ
ビニルアントラセンやポリビニルピレンなどの有機光導
電性ポリマーから選択できる。好ましくはポリビニルブ
チラール、ボリアリレート、ポリカーボネート、ポリエ
ステル、フェノキシ樹脂、ポリ酢酸ビニル、アクリル樹
脂、ポリアクリルアミド樹脂、ポリアミド、ポリビニル
ピリジン、セルロース系樹脂、ウレタン樹脂、エポキシ
樹脂、カゼイン、ポリビニルアルコール、ポリビニルピ
ロリドンなどの絶縁性樹脂を挙げることができる。電荷
発生層中に含有する樹脂は、80重1%以下、好ましく
は40重量%以下が適している。
これらの樹脂を溶解する溶剤は、樹脂の種類によって異
なり、また下達の電荷輸送層や下引層を溶解しないもの
から選択することが好ましい。具体的な有機溶剤として
は、メタノール、エタノール、イソプロパツールなどの
アルコール類、アセトン、メチルエチルケトン、シクロ
ヘキサノン、2メトキシ−2−メチル−4−ペンタノン
などのケトン類、N、N−ジメチルホルムアミド、N、
N−ジメチルアセトアミドなどのアミド類、ジメチルス
ルホキシドなどのスルホキシド類、テトラヒドロフラン
、ジオキサン、エチレングリコールモノメチルエーテル
などのエーテル類、酢酸メチル、酢酸エチルなどのエス
テル類、クロロホルム、塩化メチレン、ジクロルエチレ
ン、四塩化炭素、トリクロルエチレンなどの脂肪族ハロ
ゲン化炭化水素類あるいはベンゼン、トルエン、キシレ
ン、リグロイン、モノクロルベンゼン、ジクロルベンゼ
ンなどの芳香族類などを用いることができる。
塗工は浸漬コーティング法、スプレーコーティング法、
マイヤーバーコーティング法などのコーティング法を用
いて行うことができる。乾燥は室温における指触乾燥後
、加熱乾燥する方法が好ましい。
加熱乾燥は30°C〜200 ’Cの温度で5分〜2時
間の範囲の時間で、静止又は送風下で行うことができる
また、本発明の電子写真感光体の感光層は周知の増感剤
を含んでいてもよい。増感剤としてはクロラニル、フェ
ナンスレンキノンのようなキノン類、或いはケトン類、
酸無水物類、アルデヒド類、ジアノ化合物類、フタリド
化合物類、シアニン染料、チアジン染料、キノン染料等
があげられる。
さらに、本発明の電子写真感光体の感光層は成膜性、可
撓性、機械的強度を向上させるために周知の可塑剤を含
有していてもよい。可塑剤としてはフタル酸エステル、
りん酸エステル、メチルナフタレンなどの芳香族化合物
などが挙げられる。
電荷輸送層は導電性支持体よりみて、電荷発生層より上
側に位置していてもよくまた導電性支持体と電荷発生層
との間に位置していてもよい。
電荷輸送物質としては、2,4,5.7−テトラニトロ
−9−フルオレノン、2,4.7− )リニトロー9ジ
シアノメチレンフルオレノンなどのフルオレノン系化合
物、N−メチル−N−フェニルヒドラジノ−3−メチリ
デン−9−エチルカルバゾール、NlN−ジフェニルヒ
ドラジノ−3−メチリデン−9エチルカルバゾールなど
のカルバゾール系化合物、p−ジエチルアミノベンズア
ルデヒド−N、N−ジフェニルヒドラゾン、p−ジエチ
ルアミノベンズアルデヒド−N−α−ナフチル−N−フ
ェニルヒドラゾンなどのヒドラゾン系化合物、1−〔ピ
リジル(2)) −3−(α−メチル−p−ジエチルア
ミノスチリル)−5−(p−ジエチルアミノフェニル)
ピラゾリン、■−フェニルー3− (p−ジエチルアミ
ノスチリル)−4−メチル−5−(p−ジエチルアミノ
フェニル)ピラゾリンなどのピラゾリン系化合物、N−
エチル−3(α−フェニルスチリル)カルバゾール、9
−p−ジベンジルアミノベンジリデン−9H−フルオレ
ノン、5−p−ジトリルアミノベンジリデン−5H−ジ
ベンゾ(a、d)シクロヘプテンなどのスチリル系化合
物、2−(p−ジエチルアミノスチリル)−6−ジニチ
ルアミノベンズオキサゾール、2− (p−ジエチルア
ミノフェニル)−4−(p−ジメチルアミノフェニル)
−5−(2−クロロフェニル)オキサゾールなどのオキ
サゾール系化合物、2−(p−ジエチルアミノスチリル
)−6−ジニチルアミノベンゾチアゾールなどのチアゾ
ール系化合物、ビス(4−ジエチルアミン−2−メチル
フェニル)−フェニルメタンなどのトリアリールメタン
系化合物、1,1−ビス(4−N、N−ジエチルアミノ
−2−メチルフェニル)へブタン、1゜1.2.2−テ
トラキス(4−N、N−ジメチルアミノ−2−メチルフ
ェニル)エタンなどのポリアリールアルカヅ系化合物な
どが挙げられる。
これらの有機電荷輸送物質の他に、セレン、セレン−テ
ルルアモルファスシリコン、硫化カドミウムなどの無機
材料も用いることができる。
また、これらの電荷輸送物質は、1種または2種以上組
合せて用いることができる。
電荷輸送物質に成膜性を有していない時には、適当なバ
インダーを選択することによって被膜形成できる。
電荷輸送層は、電荷キャリアを輸送できる限界があるの
で、必要以上に膜厚を厚くすることができない。−射的
には5〜40μmであるが、好ましい範囲は15〜30
μmである。
導電性支持体は、アルミニウム、アルミニウム合金、ス
テンレスあるいは導電処理したプラスチックや紙を用い
ることができ、また、これらに導電性粒子の分散樹脂層
を設けたものを用いることもできる。その形状としては
、シリンダー フィルム、シートなどいずれであっても
よい。
導電性支持体と感光層の中間に、バリアー機能と接着機
能をもつ下引層を設けることもできる。下引層の膜厚は
、5μm以下、好ましくは0.1〜3μmである。
また、本発明の別の具体例では、前述のカルバゾール系
化合物、ヒドラゾン系化合物、ピラゾリン系化合物、ス
チリル系化合物、オキサゾール系化合物、チアゾール系
化合物、トリアリールメタン系化合物、ポリアリールア
ルカン系化合物など有機光導電性物質や酸化亜鉛、セレ
ンなどの無機光導電性物質の増感剤として前述の一般式
(I)、または(n)の顔料を含有させた感光被膜とす
ることができる。この感光被膜は、これらの光導電性物
質と前述の一般式(1)、(r[)のテトラアザポルフ
ィリン誘導体およびテトラアザポルフィリン金属錯塩誘
導体をバインダーとともに塗工によて被膜形成される。
また、本発明の別の具体例としては前述の一般式(1)
または(1’l)の顔料を電荷輸送物質とともに同一層
に含有させた電子写真感光体を挙げることができる。こ
の際、前述の電荷輸送物質の他に、ポリ−N−ビニルカ
ルバゾールとトリニトロフルオレノンからなる電荷移動
錯体化合物を用いることができる。この例の電子写真感
光体は前述の一般式(I)または(n)の顔料と電荷移
動錯体をテトラヒドロフランに溶解されたポリエステル
の溶液中に分散させた後、被膜形成させて調製できる。
いずれの感光体においても用いる顔料は一般式(I)ま
たは(rI)から選ばれる少なくとも一種類の顔料を含
有し、その結晶形は非晶質であっても結晶質であっても
よい。また必要に応じて光吸収の異なる顔料を組合せて
使用し感光体の感度を高めたり、パンクロマチックな感
光体を得るなどの目的で一般式(I)、または(n)で
示される顔料を2種類以上組合せたり、または公知の染
料、顔料から選ばれた電荷発生物質と組合せて使用する
ことも可能である。
本発明の電子写真感光体は電子写真複写機に利用するの
みならず、レーザープリンターやCRTプリンター、L
EDプリンター、液晶プリンター、レーザー製版等の電
子写真応用分野にも広(用いることができる。
〔合成例〕
尿素1.3部g (130部)、モリブデン酸アンモン
0.05g (5部)をα−クロロナフタレン40g中
で130〜140℃に熱した。これに1 1.56 g
 (156部)と無水塩化第2銅0.20g(20部)
の混合物を少量ずつ加えた。その後150〜160°C
で24時間加熱撹拌を行い、得られた青緑色固形物を粉
砕し、エタノール、熱水、5%水酸化ナトリウム水溶液
、5%塩酸、水の順に洗浄し乾燥した。収ff10.5
18g(収率35.4%)〔実施例〕 以下本発明を実施例によって説明する。
実施例1 アルミ板上に0.1μmの塩化ビニル−無水マレイン酸
−酢酸ビニル共重合体樹脂よりなる下引層を設けた。
次に前記例示の顔料(No、5)5gをシクロへキサノ
ン95mI!にブチラール樹脂(ブチラール化度63モ
ル% 数平均分子ff120000) 2gを溶かした
液に加えサンドミルで20時間分散した。この分散液を
先に形成した下引層の上に乾燥後の膜厚が0.5μmと
なる様にマイヤーバーで塗布し乾燥して電荷発生層を形
成した。次いで構造式のヒドラゾン化合物5gとポリメ
チルメタクリレート樹脂(数平均分子i 100000
) 5gをクロルベンゼン70mAに溶解し、これを電
荷発生層の上に乾燥後の膜厚が20μmとなる様にマイ
ヤーバーで塗布し乾燥して電荷輸送層を形成し実施例1
の感光体を製造した。顔料(No、5)に代えて第1表
に示す他の例示顔料を用い実施例2〜搏に対応する感光
体を全く同様にして製造した。
この様にして製造した電子写真感光体を川口電機fm製
静電複写紙試験装置M o d e I  S P −
428を用いてスタティック方式で−5,5KVでコロ
ナ帯電し暗所で1秒間保持した後照度10 j2uxで
露光し帯電特性を調べた。帯電特性としては表面電位(
VO)と1秒間暗減衰させた時の電位を%に減衰するに
必要な露光ff1(E!//2)を測定した。また、露
光30秒後の表面電位VRも測定した。この結果を第1
表に示す。
第 ■ 表 1、−二2二j 実施例17 顔料(No、7) ]Ogを80gの濃硫酸に溶解させ
、次いで純水200mj2中に滴下して顔料を再生成さ
せた。濾別し、温水、5%炭酸ナトリウム水溶液、温水
の順に洗浄、減圧乾燥して金属光沢のある青色顔料を得
た。ここで得られた顔料を実施例1の顔料(N o 、
 5 )の代りに用いた他は実施例1と全く同様にして
対応する感光体を製造し、実施例1と同様に評価した。
この結果を第2表に示す。
第   2   表 浄、乾燥した。こうして得られた顔料を実施例1の顔料
 (No、5)に代えて用いた他は実施例1と全く同様
にして感光体を製造し、実施例1と同様に評価した。ま
た、顔料や処理に用いた溶剤、処理温度、処理時間を第
3表に示すとおりに代えて同様に評価を行った。これら
の結果を第3表にまとめて示す。
第   3   表 実施例18 300mlビーカー中に粒径0 、3 mmのガラスピ
ーズ100nlを仕込み、顔料(No、8)とα−クロ
ロナフタレン150mjl!を加えて130℃で1時間
加熱撹拌処理を行った。室温まで放冷したのちガラスピ
ーズを分離、エタノール次いで温水で十分に洗実施例2
2 顔料(No、18)をアルミ基板上に膜厚がl OOm
 g/r+(となる様に真空蒸着し、電荷発生層を形成
した。
次いで構造式 のベンジリデン化合物5gとビスフェノールZ型ポリカ
ーボネート樹脂(粘度平均分子[30000) 5gを
モノクロルベンゼン32.5gに溶かした液を電荷発生
層の上に乾燥後の膜厚が20μmとなる様に塗布し、電
荷輸送層を形成した。こうして製造した感光体の帯電特
性を実施例1と同様の方法によって測定した。この結果
を第4表に示す。
第   4   表 系、現像器、転写帯電器、除電露光光学系およびクリー
ナーを備えた電子写真複写機のシリンダーに感光体を貼
り付けたこの複写機はシリンダーの駆動に伴い、転写紙
上に画像が得られる構成になっている。この複写機を用
いて初期の明部電位(VL)と暗部電位(VO)をそれ
ぞれ−100V。
−600V付近に設定し、5000回使用した後の明部
電位(VL)、暗部電位(VO)を測定した。この結果
を第5表に示す。
実施例23 実施例1. 5. 6に用いた感光体を用い繰り返し使
用時の明部電位と暗部電位の変動を測定した。
方法としては−5,6KVのコロナ帯電器、露光光学第
5表の結果より耐久使用時の電位安定性が良好であるこ
とが解る。
比較例1〜3 実施例1の顔料(No、5)の代りに下記構造式で示さ
れるフタロシアニン顔料を用いた池は実施例1と全く同
様に帯電特性を評価した。これらの結果および対応する
本発明顔料についての測定結果を第6表に示す。
第6表の結果より、本発明の顔料を用いた電子写真感光
体は高感度であり、残留電位の少ない優れたものである
ことが解°る。
〔発明の効果〕
以上のように、本発明のテトラアザポルフィリン誘導体
およびテトラアザポルフィリン金属錯塩誘導体は極めて
高感度であり、また繰り返し使用時における電位安定性
に優れた電子写真感光体を形成できるものである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)導電性支持体上に感光層を有する電子写真感光体
    において、該感光層が 一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼ (ただし、式中Xは水素原子、重水素原子またはアルカ
    リ金属原子を表わし、Aは置換基を有していてもよい▲
    数式、化学式、表等があります▼を表わす。) で示されるテトラアザポルフィリン誘導体、および一般
    式(II) ▲数式、化学式、表等があります▼ (ただし、式中Mはケイ素原子およびアルカリ金属以外
    の金属原子を表わし、Yはハロゲン原子、水酸基、アル
    コキシ基または酸素原子を表わす。 また、nは0、1または2の整数であり、Aは一般式(
    I )中のAと同義である。) で示されるテトラアザポルフィリン金属錯塩誘導体から
    なる群より選ばれた少なくとも一種を含有することを特
    徴とする電子写真感光体。
JP18981888A 1988-07-29 1988-07-29 電子写真感光体 Pending JPH0239160A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18981888A JPH0239160A (ja) 1988-07-29 1988-07-29 電子写真感光体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18981888A JPH0239160A (ja) 1988-07-29 1988-07-29 電子写真感光体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0239160A true JPH0239160A (ja) 1990-02-08

Family

ID=16247723

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18981888A Pending JPH0239160A (ja) 1988-07-29 1988-07-29 電子写真感光体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0239160A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08165439A (ja) * 1994-12-15 1996-06-25 Mitsui Toatsu Chem Inc フタロシアニン化合物及びそれを含有してなる光記録媒体
EP1063264A2 (en) * 1999-06-22 2000-12-27 Ricoh Company, Ltd. Reaction product, process of producing same, electrophotographic photoconductor using same, electrophotographic apparatus having the photoconductor, and process cartridge for electrophotographic apparatus

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08165439A (ja) * 1994-12-15 1996-06-25 Mitsui Toatsu Chem Inc フタロシアニン化合物及びそれを含有してなる光記録媒体
EP1063264A2 (en) * 1999-06-22 2000-12-27 Ricoh Company, Ltd. Reaction product, process of producing same, electrophotographic photoconductor using same, electrophotographic apparatus having the photoconductor, and process cartridge for electrophotographic apparatus
EP1063264A3 (en) * 1999-06-22 2001-08-29 Ricoh Company, Ltd. Reaction product, process of producing same, electrophotographic photoconductor using same, electrophotographic apparatus having the photoconductor, and process cartridge for electrophotographic apparatus
US6465648B1 (en) 1999-06-22 2002-10-15 Ricoh Company, Ltd. Reaction product, process of producing same, electrophotographic photoconductor using same, electrophotographic apparatus having the photoconductor, and process cartridge for electrophotographic apparatus
US6544701B2 (en) 1999-06-22 2003-04-08 Ricoh Company, Ltd. Reaction product, process for the production thereof, electrophotographic photoconductor using the reaction product, electrophotographic apparatus using the photoconductor, and process cartridge for electrophotographic apparatus

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0180931B1 (en) Dual layer photoreceptor for use in electrophotography
US5393881A (en) Crystalline forms of hydroxygallium phthalocyanine
JP5438943B2 (ja) 単層型電子写真感光体
JPH04323270A (ja) オキシチタニウムフタロシアニン、その製造方法およびそれを用いた電子写真感光体
JP2637485B2 (ja) 電子写真感光体
JP2637487B2 (ja) 電子写真感光体
JPH05249716A (ja) 電子写真感光体
JPH0239160A (ja) 電子写真感光体
JP2637491B2 (ja) 電子写真感光体
JPH02272067A (ja) X形無金属フタロシアニン組成物、その製造方法およびそれを用いた電子写真感光体
US5534376A (en) Tetrafluoro hydroxygallium phthalocyanines and photoconductive imaging members
JP2637483B2 (ja) 電子写真感光体
JP2637486B2 (ja) 電子写真感光体
JP2647915B2 (ja) 電子写真感光体
JPH0239161A (ja) 電子写真感光体
JP2692874B2 (ja) 電子写真感光体
JP3780544B2 (ja) 新規フタロシアニン化合物及びそれを用いた電子写真感光体
JPH0235461A (ja) 電子写真感光体
US6180301B1 (en) Tetrafluoro hydroxygallium phthalocyanines and photoconductive imaging members
JPH0229660A (ja) 電子写真感光体
JPH0233157A (ja) 電子写真感光体
JPH0235460A (ja) 電子写真感光体
JPH0693203A (ja) ハロゲン含有ヒドロキシガリウムフタロシアニン結晶およびそれを用いた電子写真感光体
JPS62127845A (ja) 電子写真感光体
JPH10111578A (ja) 電子写真感光体