JPH0239080Y2 - - Google Patents

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JPH0239080Y2
JPH0239080Y2 JP7819086U JP7819086U JPH0239080Y2 JP H0239080 Y2 JPH0239080 Y2 JP H0239080Y2 JP 7819086 U JP7819086 U JP 7819086U JP 7819086 U JP7819086 U JP 7819086U JP H0239080 Y2 JPH0239080 Y2 JP H0239080Y2
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JP
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lip
gasket
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annular
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JP7819086U
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JPS62190167U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、極低温から高温の範囲で使用可能で
あり、且つ弾性復元力に優れた、耐高圧性ガスケ
ツトに関するものである。
〔従来の技術〕
従来より第5図に示すように、略U字状断面を
呈する環状弾性体から成るガスケツト50が使用
されており、シールしようとする両フランジ面5
1,51に該ガスケツト50のリツプ部52,5
2を密接して両フランジ面51,51間の気密を
計つている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、この種のガスケツト50は被シール圧
が高圧になると、リツプ部52に連続するフオー
ク部53が2点鎖線で示すように、該内圧によつ
てフランジ面51方向に押圧され、彎曲する。従
つて、フオーク部53の端部に構成して成るリツ
プ部52も角度変位し、フランジ面51に対する
リツプ部52の当接面が傾斜して接触面積が減少
すると共に圧縮力も低下し、シール性能が著しく
後退する為、高圧のシール装置としては使用でき
ない問題を有していた。
本考案は上記問題に鑑みて成されたもので、極
低温から高温の範囲で使用可能であり、且つ弾性
復元力に優れた、耐高圧性ガスケツトを提供する
ことを目的とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案のガスケツトは、内径方向に横倒した略
U字状の断面を呈し、耐熱性弾性材料から成る環
状体であり、該略U字状の断面構造を、半円弧状
屈曲部の両端に連続して構成した外側が略並行な
フオーク部と、該両フオーク部の端部外面にそれ
ぞれ突出形成したリツプ部と、該リツプ部の外周
位置の両フオーク部の外面に突設した、上記リツ
プ部の高さより僅かに低い環状突起とから成る形
状にしたことを要旨とするものである。
また、フオーク部からリツプ部の先端に亘る両
内面を、先端部に向かつて肉薄になるテーパ面を
構成している。
〔作用〕
上記ガスケツトは被気密部の両フランジ間に、
両リツプ部がそれぞれフランジ面と密着し、且つ
両環状突起が該フランジ面とそれぞれ極小さい間
隙をもつように装着して使用する。
外圧に対して内圧が超高圧に成ると、フオーク
部がフランジ面方向に拡張変形するが、該フオー
ク部に突設した環状突起がそれぞれ両フランジ面
と当突し、フオーク部の大きな変形を阻止すると
共に、該環状突起とフランジ面の圧接密着によ
り、両リツプ部に加えて該環状突起部においても
シール作用を発揮する。
即ち、高圧時において両環状突起がそれぞれ両
フランジ面と当突し、それ以上の変形を阻止する
ため、フオーク部の変形が小さくその端部に形成
したリツプ部のフランジ面に対する密接角度に影
響を及ぼさないため、該リツプ部のシール性能を
維持する作用を発揮し、高圧用シール装置として
使用することができる。
〔実施例〕
以下、本考案ガスケツトの一実施例を第1図乃
至第4図に従つて説明する。
耐熱性弾性材料によつて成型したガスケツト
は、内径方向に横倒した略U字状の断面を呈して
成る環状体であり、該断面構造は、半円弧状屈曲
部1の両端に連続して外側が並行なフオーク部
2,2を適宜長さに構成すると共に、該両フオー
ク部2端部外面にリツプ部3をそれぞれ突出形成
して成る。また該リツプ部3の外周位置の両フオ
ーク部2の外面には、上記リツプ部3の高さより
僅かに低い環状突起4をそれぞれ突設すると共
に、フオーク部2からリツプ部3の先端に亘る両
内面は、先端部に向かつて肉薄になるテーパ面
5,5を構成して成る。
上記フオーク部2,2の外面間の幅W1と、両
リツプ部3,3間の幅W2及び両環状突起4,4
間の幅W3の関係は、 W1<W3<W2 であり、このガスケツトを使用するに適した被気
密部の両フランジa,b間の締付時の間隔W4は W3<W4<W2 の関係が成り立つことが好ましい。
第3図は上記構成のガスケツトを被気密部の両
フランジa,b間に装着した状態を示すものであ
り、このとき両リツプ部3,3はそれぞれフラン
ジa,b面と密着し、シール作用を発揮すると共
に、両環状突起4,4は該フランジa,b面とそ
れぞれ極小さい間隙Gを有して離間している。
この状態からガスケツトの内圧が上昇し、外圧
に対して内圧が超高圧に成ると、第4図に示すよ
うに、その内圧によつてフオーク部2,2がフラ
ンジa,b面方向に拡張変形せしめられる。然る
に、該フオーク部2,2にはそれぞれ環状突起
4,4が形成してあり、装着時姿勢においてフラ
ンジa,b面と極小さい間隙Gを持つて対向する
ものであるため、上記僅かな変形が生じると、該
両環状突起4,4がそれぞれ両フランジa,b面
と当突し、それ以上の変形を阻止すると共に、該
環状突起4,4とフランジa,b面の密接によ
り、両リツプ部3,3に加えて該部においてもシ
ール作用を発揮する。
即ち、高圧時に両環状突起4,4がそれぞれ両
フランジa,b面と当突し、それ以上の変形を阻
止するため、フオーク部2,2端に形成したリツ
プ部3,3とフランジa,b面の密接角度に影響
を及ぼさないため、リツプ部3,3のシール性能
を維持し、高圧用シール装置として使用すること
ができる。
〔考案の効果〕
以上述べたように、本考案のガスケツトはフオ
ーク部の外周に環状突起を形成し、高圧による変
形を阻止する構造にしたため、超高圧においても
充分なシール性能を発揮する特徴を有するもので
あり、本考案実施後の実用的効果は極めて大き
い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案ガスケツトの一実施例を示す正
断面図、第2図は自然状態の寸法関係を示す同要
部の拡大断面図、第3図は被気密部に装着した状
体の要部断面図、第4図は同高圧時の使用状態を
示す要部断面図、第5図は従来のガスケツトを示
す要部断面図である。 1……半円弧状屈曲部、2……フオーク部、3
……リツプ部、4……環状突起、5……テーパ
面、G……間隙。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内径方向に横倒した略U字状の断面を呈し、耐
    熱性弾性材料から成る環状体であり、該略U字状
    の断面構造が、半円弧状屈曲部の両端に連続して
    構成した外側が略並行なフオーク部と、該両フオ
    ーク部の端部外面にそれぞれ突出形成したリツプ
    部と、該リツプ部の外周位置の両フオーク部の外
    面に突設した、上記リツプ部の高さより僅かに低
    い環状突起とから成ることを特徴とするガスケツ
    ト。
JP7819086U 1986-05-26 1986-05-26 Expired JPH0239080Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7819086U JPH0239080Y2 (ja) 1986-05-26 1986-05-26

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JP7819086U JPH0239080Y2 (ja) 1986-05-26 1986-05-26

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62190167U JPS62190167U (ja) 1987-12-03
JPH0239080Y2 true JPH0239080Y2 (ja) 1990-10-19

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JPS62190167U (ja) 1987-12-03

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