JPH0239021Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0239021Y2 JPH0239021Y2 JP13777683U JP13777683U JPH0239021Y2 JP H0239021 Y2 JPH0239021 Y2 JP H0239021Y2 JP 13777683 U JP13777683 U JP 13777683U JP 13777683 U JP13777683 U JP 13777683U JP H0239021 Y2 JPH0239021 Y2 JP H0239021Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- door
- sliding plate
- lockbox
- lock case
- magnet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical compound [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 22
- 229910052742 iron Inorganic materials 0.000 claims description 11
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 2
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 2
- 230000013011 mating Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Wing Frames And Configurations (AREA)
- Securing Of Glass Panes Or The Like (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本案は家具の扉錠、即ち鍵を用いない錠に関す
るもので、従来三角形掛け金をばねの作用で錠孔
に飛び込ませて扉を掛け止めたり、鋼球をコイル
スプリングの弾力で相手方の錠孔に嵌合させる簡
単な扉錠が古くから広く一般に使用されている
が、ばねの折損が意外にはやく、殊にこの種の錠
は、開閉に高い音を発生し、又開閉する際に特に
開放する際、静かに開放することができず、相当
の力を要する等、家具用扉の錠として好ましから
ぬ欠点がある。本案はこのような欠点を改善し、
即ちばねの弾力で掛金の係止作動をなさしめるこ
とを避けて軽く静かに開閉ができ、而も一旦閉め
た場合、妄りに開放することのない高級家具用の
扉錠にもふさわしい扉錠装置を目的としてなされ
たものである。
るもので、従来三角形掛け金をばねの作用で錠孔
に飛び込ませて扉を掛け止めたり、鋼球をコイル
スプリングの弾力で相手方の錠孔に嵌合させる簡
単な扉錠が古くから広く一般に使用されている
が、ばねの折損が意外にはやく、殊にこの種の錠
は、開閉に高い音を発生し、又開閉する際に特に
開放する際、静かに開放することができず、相当
の力を要する等、家具用扉の錠として好ましから
ぬ欠点がある。本案はこのような欠点を改善し、
即ちばねの弾力で掛金の係止作動をなさしめるこ
とを避けて軽く静かに開閉ができ、而も一旦閉め
た場合、妄りに開放することのない高級家具用の
扉錠にもふさわしい扉錠装置を目的としてなされ
たものである。
以下図面に示す実施例によつて説明すると、１
は扉２の内側に取付ける錠匣にして、前端が扉の
端面と、第１図に示すように略一致するように取
付け、錠匣内に横方向に摺動する板状の摺動板３
を装置し、前端に軟鉄片４を取付け、この軟鉄片
を取付けた摺動板３の直前に当る錠匣壁に、軟鉄
片を取付けた摺動板の前端が出没する出没孔５を
設け、この出没孔の直前に相当する両開扉の内の
一方の係止扉６、又は片開扉の開き口に臨む縁枠
の内側に、錠匣１の前端面と適宜の間隔を設けて
マグネツト７を樹脂製取付枠８に取付けて装置
し、錠匣に装置した摺動板３の後端には、マグネ
ツトの吸引力より弱い引ばね９の前端を掛け止
め、摺動板３の縁に設けた切欠ぎ凹溝１０に、錠
匣壁に植立したピン１１に基部１２ａを嵌着せる
鍵１２を係合させると共に、鍵１２に一端をピン
１３に取付けたコイルばね１４の他端を掛け止め
て鍵１２を常時ストツパー１５の位置に保持さ
せ、扉２の表側に装置した把手１６の軸１７は、
扉２に貫設した透孔１８を通して錠匣内に差し込
み、先端の軸承孔１９を鍵１２の基部１２ａに嵌
合すると共に、割溝２０を鍵１２を挾むように嵌
合させたものである。
は扉２の内側に取付ける錠匣にして、前端が扉の
端面と、第１図に示すように略一致するように取
付け、錠匣内に横方向に摺動する板状の摺動板３
を装置し、前端に軟鉄片４を取付け、この軟鉄片
を取付けた摺動板３の直前に当る錠匣壁に、軟鉄
片を取付けた摺動板の前端が出没する出没孔５を
設け、この出没孔の直前に相当する両開扉の内の
一方の係止扉６、又は片開扉の開き口に臨む縁枠
の内側に、錠匣１の前端面と適宜の間隔を設けて
マグネツト７を樹脂製取付枠８に取付けて装置
し、錠匣に装置した摺動板３の後端には、マグネ
ツトの吸引力より弱い引ばね９の前端を掛け止
め、摺動板３の縁に設けた切欠ぎ凹溝１０に、錠
匣壁に植立したピン１１に基部１２ａを嵌着せる
鍵１２を係合させると共に、鍵１２に一端をピン
１３に取付けたコイルばね１４の他端を掛け止め
て鍵１２を常時ストツパー１５の位置に保持さ
せ、扉２の表側に装置した把手１６の軸１７は、
扉２に貫設した透孔１８を通して錠匣内に差し込
み、先端の軸承孔１９を鍵１２の基部１２ａに嵌
合すると共に、割溝２０を鍵１２を挾むように嵌
合させたものである。
本案は上記のように構成されているから、両開
き式扉の一方の扉を係止扉としておき、他方の扉
２を第１図に示すように閉じると、錠匣１の前端
に設けた軟鉄片４の出没孔５が係止扉６側に取付
けられるマグネツト７と対向するので、軟鉄片４
はマグネツトに吸引されて第１図に示すように飛
出し、これにより扉２は係止扉６と軟鉄片４を介
し係止され開放が阻止される。この時軟鉄片を取
付けた摺動板３は、引ばね９を引き伸して第２図
の状態に止まり、これと共に鍵１２は切欠ぎ凹溝
１０の縁に当接した状態となる。このようにして
扉の掛金、即ち軟鉄片４がマグネツト７に吸着さ
れて扉２が閉止された時、把手１６をもつて鍵１
２に係合されている軸１７を廻すと、鍵１２は凹
溝１０の縁を押し摺動板３を第２図矢印の方向に
後退させるので、マグネツト７に吸着している軟
鉄片４はマグネツトより離脱し、錠匣１内に没入
し、係止扉６の縁から離れるため扉２は自由に開
放できる状態となる。この時マグネツト７の吸引
力は消滅するため、摺動板３は引ばね９の作用で
錠匣内に停止し、一方把手１６から手を離すと軸
１７の回転力はなくなるので瞬間コイルばね１４
は鍵１２を第２図の状態に引き戻すのである。
き式扉の一方の扉を係止扉としておき、他方の扉
２を第１図に示すように閉じると、錠匣１の前端
に設けた軟鉄片４の出没孔５が係止扉６側に取付
けられるマグネツト７と対向するので、軟鉄片４
はマグネツトに吸引されて第１図に示すように飛
出し、これにより扉２は係止扉６と軟鉄片４を介
し係止され開放が阻止される。この時軟鉄片を取
付けた摺動板３は、引ばね９を引き伸して第２図
の状態に止まり、これと共に鍵１２は切欠ぎ凹溝
１０の縁に当接した状態となる。このようにして
扉の掛金、即ち軟鉄片４がマグネツト７に吸着さ
れて扉２が閉止された時、把手１６をもつて鍵１
２に係合されている軸１７を廻すと、鍵１２は凹
溝１０の縁を押し摺動板３を第２図矢印の方向に
後退させるので、マグネツト７に吸着している軟
鉄片４はマグネツトより離脱し、錠匣１内に没入
し、係止扉６の縁から離れるため扉２は自由に開
放できる状態となる。この時マグネツト７の吸引
力は消滅するため、摺動板３は引ばね９の作用で
錠匣内に停止し、一方把手１６から手を離すと軸
１７の回転力はなくなるので瞬間コイルばね１４
は鍵１２を第２図の状態に引き戻すのである。
以上述べたように扉２は、閉じれば自動的にマ
グネツトは軟鉄片４を吸引して扉２の掛け止めを
なし、その作動は極めて静かで音を発生させるこ
ともなく、また従来の三角形掛止金のように強力
なばねの作動を利用することがないので扉の開放
も極めて静かで無理がなく、引ばね９やコイルば
ね１４を使用してはいるが、これは掛金そのもの
主体の作動動力とせず、僅かに摺動板や、鍵の停
止に利用した弱い弾力の利用に過ぎないので、ば
ねの折損等殆どなく、従つて本案は家具用扉錠装
置としてその効果は極めて大である。
グネツトは軟鉄片４を吸引して扉２の掛け止めを
なし、その作動は極めて静かで音を発生させるこ
ともなく、また従来の三角形掛止金のように強力
なばねの作動を利用することがないので扉の開放
も極めて静かで無理がなく、引ばね９やコイルば
ね１４を使用してはいるが、これは掛金そのもの
主体の作動動力とせず、僅かに摺動板や、鍵の停
止に利用した弱い弾力の利用に過ぎないので、ば
ねの折損等殆どなく、従つて本案は家具用扉錠装
置としてその効果は極めて大である。
図面は本案の実施例を示すものにして、第１図
は錠匣を断面で示した本案実施の態様図である。
第２図は錠匣の機構を示す正面図、第３図はマグ
ネツトの正面図、第４図はＡ−Ａ線断面図、第５
図は鍵と把手軸との関連関係を示す一部の断面
図、第６図は把手軸と鍵とを分離して示す斜視図
である。 １……錠匣、２……扉、３……摺動板、４……
軟鉄片、７……マグネツト、８……樹脂製取付
枠、９……引ばね、１０……切欠ぎ凹溝、１２…
…鍵、１３……ピン、１４……コイルばね、１５
……ストツパー、１６……把手、１７……軸、１
９……軸承孔、２０……割溝。
は錠匣を断面で示した本案実施の態様図である。
第２図は錠匣の機構を示す正面図、第３図はマグ
ネツトの正面図、第４図はＡ−Ａ線断面図、第５
図は鍵と把手軸との関連関係を示す一部の断面
図、第６図は把手軸と鍵とを分離して示す斜視図
である。 １……錠匣、２……扉、３……摺動板、４……
軟鉄片、７……マグネツト、８……樹脂製取付
枠、９……引ばね、１０……切欠ぎ凹溝、１２…
…鍵、１３……ピン、１４……コイルばね、１５
……ストツパー、１６……把手、１７……軸、１
９……軸承孔、２０……割溝。
Claims (1)
- 両開き式、又は片開き式家具用扉に於て、開閉
する扉の内側適所で、開閉口側端に、前端を近接
させて錠匣を横に取付け、錠匣内に横方向に摺動
可能に板状の摺動板を装置し、これが前端に軟鉄
片を取付け、錠匣の前端壁に上記軟鉄片の出没口
を設け、この出没口の直前に相当する係止扉、又
は片開き扉の開き口に臨む縁枠の内側に、錠匣前
端面と適宜の間隔を設けてマグネツトを装置し、
錠匣内に装置した摺動板には、摺動板を後方に引
き戻すマグネツトの吸引力より弱い弾力の引ばね
と、扉の表面側に装置した把手の軸の基端に連接
した鍵とを関連させ、且つこの鍵は摺動板に設け
た切欠凹溝部に嵌合させると共に、常時引ばねに
よつて定位置を保持するように支持させたことを
特徴とする家具用扉錠装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13777683U JPS6046771U (ja) | 1983-09-07 | 1983-09-07 | 家具用扉錠装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13777683U JPS6046771U (ja) | 1983-09-07 | 1983-09-07 | 家具用扉錠装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6046771U JPS6046771U (ja) | 1985-04-02 |
| JPH0239021Y2 true JPH0239021Y2 (ja) | 1990-10-19 |
Family
ID=30309349
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13777683U Granted JPS6046771U (ja) | 1983-09-07 | 1983-09-07 | 家具用扉錠装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6046771U (ja) |
-
1983
- 1983-09-07 JP JP13777683U patent/JPS6046771U/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6046771U (ja) | 1985-04-02 |
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