JPH0238957Y2 - - Google Patents

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JPH0238957Y2
JPH0238957Y2 JP1100085U JP1100085U JPH0238957Y2 JP H0238957 Y2 JPH0238957 Y2 JP H0238957Y2 JP 1100085 U JP1100085 U JP 1100085U JP 1100085 U JP1100085 U JP 1100085U JP H0238957 Y2 JPH0238957 Y2 JP H0238957Y2
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shuttle
box
lever
spindle
brake
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Description

【考案の詳細な説明】 考案の技術分野 本考案は、多丁杼織機の杼換装置に関し、特に
その杼箱の振動を原動側で機械的に防止するため
の装置に係る。
従来技術 杼換運動は、基本的には、往復直線運動である
ため、運動の終了時に、加速度の急変により、振
動を誘発する。このような振動があると、投杼が
不安定な状態となるため、織り傷が発生しやすい
状態となる。
そこで、たとえば実公昭48−17800号、実公昭
50−25805号、および特開昭55−93840号の公報
は、従動側、すなわちボツクスレバーの部分にブ
レーキ手段を設け、杼箱運動を防止する技術を開
示している。ところが、この従来の技術は、杼箱
交換の駆動側の加速度の急変により、慣性力の大
きい一連のリンク機構と杼箱とを巻込んで、大き
な杼箱振動をおこしているものを、リンク機構の
一部であるボツクスレバー部分にブレーキを設け
て振動を抑止しているが、この部分の振動力が大
きく、強力なブレーキ力を与えても充分な効果を
あげることが困難であり、また極めて不経済であ
る。もし仮にボツクスレバー部分のブレーキ力
で、ボツクスレバーから駆動側の振動がある程度
抑止されても、ボツクスレバーから杼箱関係に関
連する振動には効果が無いことである。
考案の目的およびその解決手段 したがつて、本考案の目的は、振動体の一部に
無理なブレーキ力を作用させないで、振動を誘発
する駆動側の急変を是正して、杼箱の振動を確実
に抑えることである。
そこで、本考案は、駆動側のスピンドル部分の
間欠的な回転で回転の終了部で欠歯歯車の噛み合
いが外れたとき、慣性やハンマーボールの影響で
スピンドル部分の回転が加速され、ついで急停止
することにより、一連のリンク機構や、これにつ
ながる杼箱が振動することに着目し、駆動側のス
ピンドル部分の回転に前記の加速がおこらないよ
うに、さらに減速になるように、スピンドル部分
にブレーキ力を作用させることにより、一連のリ
ンク機構や杼箱共に振動を阻止するようにしてい
る。
実施例の構成 以下、本考案の実施例の構成を図面に基づいて
具体的に説明する。
まず第1図は、多丁杼織機の代表的な杼換装置
1を示している。この杼換装置1は、ケーシング
2の内部でボトムシヤフト3、スピンドル4a,
4bを平行な状態で回転自在に支持している。中
心位置のボトムシヤフト3は、ケーシング2の内
部で、欠歯歯車5およびレギユレツトカム7を回
り止め状態で支持している。また2本のスピンド
ル4a,4bは、ケーシング2の内部で、欠歯歯
車5の噛み合う欠歯歯車6a,6bを固定的に支
持しており、また上記レギユレツトカム7と対応
するレギユレツトカム8a,8bを固定し、さら
に上記欠歯歯車6a,6bの溝にはまり合うクラ
ツチ10a,10bを軸線方向に摺動自在に支持
している。なお、このクラツチ10a,10b
は、異なる位置で、欠歯歯車5に係り合う一対の
突起9a,9bを有し、環状の溝部分で、それぞ
れクラツチレバー11a,11bの先端に係り合
つている。そしてこのクラツチレバー11a,1
1bは、支軸12a,12bにより回転自在に支
持され、かつ他端部分でジヤガード、またはカー
ド装置によつて駆動される指令ロツド13a,1
3bに連結されている。
一方、上記スピンドル4a,4bは、ケーシン
グ2の外部で偏心円板14a,14bを回り止め
状態で支持している。この偏心円板14a,14
bは、直径線上で、2つの窪みの部分でハンマー
ボール25a,25bとそれぞれはまり合う。こ
のハンマーボール25a,25bは、それぞれス
プリング26a,26b、および揺動自在のハン
マーレバー27a,27b、ピン28a,28
b、およびレバー軸29a,29bにより支持さ
れ、それぞれの偏心円板14a,14bに接する
方向に付勢されている。
この偏心円板14a,14bは、スピンドル4
a,4bの偏心位置で偏心ピン15a,15bに
よりスタンドロツド16a,16bを介し、中間
レバー17の連結ピン18a,18bにそれぞれ
連結されている。そしてこの中間レバー17は、
他端部分で連結ピン19によりボツクスレバー2
0の一端に回り対偶の状態で連結されている。
このボツクスレバー20は、スピンドル4a,
4bに対して、従動側であり、軸21により織機
のフレームなどに対し揺動自在に支持されてお
り、連結ピン22により杼箱23のロツド24の
端部に連結されている。もちろん、この杼箱23
は、上下方向に移動し、内部で選択された杼を杼
道上に移動させる。
次に、第2図は、本考案の振動防止装置30を
示している。この振動防止装置30は、ボツクス
レバー20の駆動側、すなわちスピンドル4a,
4bの部分で制動手段を備えている。この第2図
の実施例は、偏心円板14aを厚くし、その円周
面の部分でブレーキドラム31を構成している。
このブレーキドラム31は、ブレーキレバー32
の内周面に取り付けられたブレーキシユー33と
対応している。そして上記ブレーキレバー32
は、ケーシング2の側面でブレーキ軸34によつ
て回動自在に支持されており、かつ引きスプリン
グ35によつて常にブレーキドラム31の外周に
接する方向に付勢されている。なお、この引きス
プリング35の弾力は、調整金具36を移動させ
ることによつて、変更できるようになつている。
なお第2図は、一方のスピンドル4aの部分に
ついてのみ図示しているが、この部分は、他のス
ピンドル4bについても全く同様である。
考案の作用 次に本考案の作用を杼換装置1の動作および振
動防止装置30の動作とともに説明する。
第1図の状態では、欠歯歯車5は、いずれの欠
歯歯車6a,6bとも噛み合つていない。しか
も、交換指令によつて、たとえば指令ロツド13
aが引き下げられると、クラツチ10aの一方の
突起9aが欠歯歯車5と噛み合える位置まで移動
する。このとき、ボトムシヤフト3の回転は、欠
歯歯車5,6aを介して、スピンドル4aに2分
の1回転として伝達される。この回転によつて、
偏心ピン15aは、下の位置から上の位置まで移
動し、中間レバー17の一端を上方に引き上げ
る。この結果、この中間レバー17の他端部分す
なわち連結ピン19が連結ピン18bを支点とし
て下方に移動するため、ボツクスレバー20は、
連結ピン22を引き上げることによつて、杼箱2
3を所定の高さに設定する。
この実施例では2本のスタンドロツド16a,
16bについてそれぞれ上下の2通りの設定が可
能であるから、杼箱23の高さは、それらの組み
合わせの数、すなわち4通りの高さに設定できる
ことになる。
スピンドル4aが回転するとき、ハンマーボー
ル25aは、スプリング26aの弾力に抗し、偏
心円板14aの外周面に乗り上げて、その回転を
許す。またそのスピンドル4aが2分の1回転し
た時点で、ハンマーボール25aは、再び新たな
窪み部分に入り、そのスピンドル4aの必要以上
の回転を阻止している。
スピンドル4aの回転にともない、その回転終
了時すなわち欠歯歯車5,6の噛み合いが外れた
時点で、回転部分やハンマーボール25aの位置
決め作動や、偏心ピン15aの部分の単弦運動の
影響を受け、スピンドル4aが加速されるが、ブ
レーキレバー32がブレーキドラム31に摩擦的
に接触して、スピンドル4aの加速を阻止すると
ともに、さらには欠歯歯車5,6aの噛み合い時
の回転より、減速効果を出し、停止時の衝突力を
弱めるので、ボツクスレバー20や杼箱23など
は、振動要素の無い状態となり、直ちに安定な位
置で停止する。この場合、ブレーキレバー32の
ブレーキ力は極めて小さいものでよいし、ハンマ
ーボール25aの圧着力も、従来方式のものより
も小さくてよい。
考案の変形例 つぎに、第3図の実施例は、ハンマーボール2
5aを設けないで、偏心円板14aを直接ブレー
キドラム31で兼用する例を示している。この実
施例においても、前記実施例と同様の効果が得ら
れる。なおこのブレーキ手段すなわちブレーキド
ラム31およびブレーキレバー32は、スピンド
ル4a,4bの部分であれば、どこに設けてもよ
い。また上記実施例は、1例として4丁杼の例を
示しているが、本考案は、その他の多丁式の杼箱
23も当然応用できる。
考案の効果 本考案では、ボツクスレバーおよび杼箱の源動
側としてのスピンドル部分で、杼換後の振動的な
回転や、慣性回転がブレーキ手段によつて阻止さ
れるから、中間レバーやボツクスレバーによつて
その振動的な回転が増幅されず、したがつて杼換
後の杼箱の振動運転が可及的に抑えられ、これに
よつて安定な投杼、および速やかな杼換運動が可
能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は杼換装置の斜面図、第2図および第3
図は本考案の振動防止装置の斜面図である。 1……杼換装置、3……ボトムシヤフト、4
a,4b……スピンドル、5,6a,6b……欠
歯歯車、7,8a,8b……レギユレツトカム、
14a,14b……偏心円板、15a,15b…
…偏心ピン、16a,16b……スタンドロツ
ト、17……中間レバー、20……ボツクスレバ
ー、23……杼箱、30……振動防止装置、31
……ブレーキドラム、32……ブレーキレバー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ボトムシヤフトの回転を欠歯歯車により複数の
    スピンドルに伝達し、これらのスピンドルの回転
    位置の組み合わせをボツクスレバーの一端に杼換
    方向の変位として伝達することにより、上記ボツ
    クスレバーの他端で杼箱に杼換運動を与える杼換
    装置において、上記スピンドルに取り付けられた
    ブレーキドラムと、このブレーキドラムの外周面
    に接離可能なブレーキレバーとを具備することを
    特徴とする杼換装置の振動防止装置。
JP1100085U 1985-01-28 1985-01-28 Expired JPH0238957Y2 (ja)

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JP1100085U JPH0238957Y2 (ja) 1985-01-28 1985-01-28

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JP1100085U JPH0238957Y2 (ja) 1985-01-28 1985-01-28

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Publication Number Publication Date
JPS61129887U JPS61129887U (ja) 1986-08-14
JPH0238957Y2 true JPH0238957Y2 (ja) 1990-10-19

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