JPH023885Y2 - - Google Patents

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JPH023885Y2
JPH023885Y2 JP9138379U JP9138379U JPH023885Y2 JP H023885 Y2 JPH023885 Y2 JP H023885Y2 JP 9138379 U JP9138379 U JP 9138379U JP 9138379 U JP9138379 U JP 9138379U JP H023885 Y2 JPH023885 Y2 JP H023885Y2
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JP
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blade
fixed
support shaft
movable blade
fixed blade
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JP9138379U
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JPS568457U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、商店等における売上げ精算用のレシ
ート用紙等のような印字媒体の切断機構に関し、
印字媒体が装置の中に詰まつたときにその保守等
が容易なように、切断刃を退避させ得る切断機構
を実現するものである。
従来、店舗等において売上げ内容を精算し顧客
に手渡すレシートは、レジ係が、売上げ内容の記
録された用紙を手でカツタ部に当てて切断してい
る。このような不便を解消し、切断動作を自動的
に行わせるものとして、実開昭53−9082号公報に
記載の装置が知られている。この装置は、印字機
構として活字が使用されるが、例えばPOS
(Point Of Sales)システム等のように各販売時
点ごとに販売情報を電子計算機に入力し、在庫管
理等を行うようになると、レシートへの印字機構
もドツトマトリツクス方式等のような印字速度の
速いものが望ましい。ところが特にドツト式印字
機構は、印字用紙通過部が狭いということもあつ
て、印字用紙が印字部等に引つ掛かり、ジヤム
(紙詰まり)を起こし易い。従つて、ジヤムが発
生した場合のジヤム処理が行い易いように作業ス
ペースを確保する必要がある。ところが印字機構
部や自動切断機構部は、種々の機構が複雑に入り
組んでいて、作業スペースを確保できる余地が無
いのが通常である。また前記の活字式の装置にお
いても、詰つた紙を除去するための配慮はなんら
なされていない。
本考案はこの問題を有効に解決し、ジヤム処理
作業等を行うとき等必要なときだけ、作業スペー
スを確保できるようにしたものであり、そのため
に、媒体切断機構を固定刃と回転刃で構成し、ジ
ヤム処理作業時には、回転刃を簡単な操作で退避
させて切断機構部からジヤム処理できるようにし
ている。
すなわち本考案は、 印字媒体の移送通路の下部に固定され端面が直
線状の固定刃と、 装置フレームに設けられ該固定刃の端面より媒
体搬送方向側に突出する可動刃用支軸と、 該支軸に回動自在に遊嵌する支軸嵌合孔、該固
定刃の端面と対向し固定刃と共同して媒体を切断
する刃部及び駆動嵌合孔を備える可動刃と、 該可動刃に対して該固定刃側に設けられ、該駆
動嵌合孔に支軸と同じ方向から遊嵌するピンを上
下動して該刃部を該固定刃の端面に沿い回動させ
るマグネツトと、 該装置フレーム側に設けられ、可動刃の支軸嵌
合孔側の端部が嵌入し、該端部の上下動方向の移
動をガイドするガイドスリツトと、 該可動刃より上側において、該装置フレーム側
から前記支軸と同じ方向に突出し、上昇して退避
した状態の可動刃を係止するストツパーと、 該可動刃を固定刃側に弾性押圧するバネ手段と
をそれぞれ備えた構成を採つている。
次に本考案による印字媒体切断刃の退避機構が
実際上どのように具体化されるかを実施例で説明
する。図面は、回転刃が退避可能な印字媒体切断
機構を示すもので、第1図は平面図、第2図は正
面図、第3図は右側面図である。1と2は切断機
構の刃であり、1は印字媒体3のガイドを兼ねた
下刃(固定刃)、2は回転する上刃(回転刃)で
ある。下刃1は、平板状に成つていて、装置本体
等に水平状態に固定されており、その上に矢印a1
方向から印字用紙3が移送される。上刃2は、右
側のフレーム4に軸5で支持され、軸5を中心に
上下回動可能になつている。Mは電磁石であり、
その可動鉄芯(プランジヤー)に連結された駆動
板6にピン7が設けてあり、該ピン7は上刃2の
軸孔8に嵌入している。そして、電磁石Mの非励
磁状態において、その復帰バネ9で上刃2が押上
げられ、第2図のように上刃2と下刃1間が開い
た状態で、間に印字用紙3が送給される。切断時
には、電磁石Mの励磁によつて上刃2が引下げら
れ、軸5を支点にして鎖線2′で示す位置まで回
転し、間の印字用紙3を切断する。従つて、切断
機構は、上刃2の下端縁と下刃1の上端縁が夫々
刃先になつていて、大和鋏と同様な原理で切断を
行うことになる。上刃2とフレーム間にはスプリ
ング10が張られ、上刃2を下刃1にぴつたり圧
接させると共に、回転刃の軸孔8が連結ピン7か
ら外れないようにしている。
図示例は、媒体切断動作と販売店名等のレシー
ト用紙へのスタンプ動作を同時に行わせる機構に
成つている。そのため、上刃2の背面には、ブラ
ケツト11を介してスタンプSが固設されてお
り、第2図鎖線のように上刃2が下降して用紙3
の切断を完了した直後に、スタンプSの下面のス
タンプ面が下刃1上の用紙3に接するように位置
決めされている。従つて、切断動作の終了に続い
て用紙へのスタンプ動作が行われることになる。
また、用紙3の切断機構より手前の部分31が、
切断分離され、顧客に渡す部分であり、下刃1上
に残りかつ切断動作の際にスタンプが押された用
紙は、次の売上げ内容印字に供される部分とな
る。売上げ内容の印字は、スタンプSの後方のP
位置で、ドツトマトリツクス式等により用紙3上
に行われる。
一方、上刃支軸5付近にガイド板12を設け
て、垂直方向即ち上刃2の回転方向のガイドスリ
ツト13を形成し、その中に、上刃2の後端21
を嵌入させてある。そのため、上刃2の回転時に
その後端21がガイドスリツト13でガイドさ
れ、第3図矢印a2方向の振れが規制される。従つ
て、スタンプSは常に全面が安定した状態で用紙
3に接触することになり、全面にわたつて均一に
スタンプできる。万一スタンプがバウンドしたと
しても、ガイド作用により、同じ位置に押印され
るので、2重印字となることも無い。
次に、ジヤムが発生したときの処理について述
べる。印字用紙3は、ロール状に巻かれていて、
矢印a1方向から送給されて来る。そして途中の印
字部Pにおいて、印字ヘツドで売上げ内容が印字
されるが、特に印字ヘツド付近が狭くかつ複雑な
構造になつているので、印字用紙が引掛かつたり
して、ジヤムが発生し易い。ジヤムが発生した場
合は、まず上刃2をスプリング10に抗して第1
図の矢印a3方向即ち手前に引くと、上刃2は前記
ガイドスリツト13を支点にして手前に回動し、
鎖線2″の状態となる。これにより、上刃2は下
刃1から離隔すると共に、上刃の連結用軸孔8が
電磁石Mとの連結ピン7から外れるので、次に上
刃2″を、支軸5を中心にして第2図の矢印a4
向に上昇回転させ、鎖線2の状態とする。この
状態では、下刃1の上に有つた上刃2が直立状態
となつて退避し、下刃1の上方にスペースができ
る。そのため、第3図の矢印a5方向から容易に印
字部P側へ手を挿入したりして、ジヤム用紙を排
出処理することができる。上刃2の上方には、フ
レーム4からストツパー14を手前に突出させて
あり、そのため上刃を上昇回転させる際に、スト
ツパー14を通過させてから放すと、上刃は第2
図の鎖線2のようにストツパー14に支持され
る。しかも、スプリング10でストツパー14に
押しつけられることになり、ジヤム処理作業時の
振動や衝撃等で上刃がストツパーから外れ落ちた
りすることが防止される。ジヤム処理が終了する
と、上刃2を手前に引いてストツパー14から
外し、そのままの状態で第2図の矢印a6方向へ回
転して下降させ、上刃の軸孔8が連結ピン7の位
置へ来たところでピン7を軸孔8に嵌入させ、上
刃を放す。すると、スプリング10のバネ圧で、
軸孔8とピン7との係合が確実となり、しかも上
刃が下刃に圧接され、用紙を切断可能な状態とな
る。
以上のように本考案によれば、固定刃と回転刃
から成る印字媒体切断機構において、回転刃はス
プリング10等の弾性体により、固定刃に圧接
し、しかも回転刃と駆動源との連結部が係合する
方向に付勢されている。そして、前記弾性体に抗
して回転刃をその回転方向と交差する方向に移動
させ固定刃から離隔させると、回転刃と駆動源と
の連結部の係合が外れ、回転刃を上方に回転退避
させることができ、退避状態において、下刃の上
方にジヤム処理に必要な作業スペースができる。
このように、通常は媒体切断のために機能し、ジ
ヤム処理スペース確保の妨げとなつている回転刃
が、必要に応じて簡単な操作で媒体切断部から退
避させて、ジヤム処理スペースを形成することが
できるので、円滑にジヤム処理作業を行うことが
できる。しかも、回転刃を退避可能にしたことに
より、切断機構の機能が損なわれたり、構成が複
雑化したりする恐れも無い。
【図面の簡単な説明】
図面は、本考案による印字媒体切断刃の退避機
構の実施例を示すもので、第1図は平面図、第2
図は正面図、第3図は右側面図である。 図において、1は下(固定)刃、2は上(回
転)刃、3は印字用紙、5は回転軸、7は係合ピ
ン、8は軸孔、10はスプリング、12はガイド
板、13はガイドスリツト、14はストツパー、
Mは電磁石、Pは印字部である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 印字媒体の移送通路の下部に固定され端面が直
    線状の固定刃と、 装置フレームに設けられ該固定刃の端面より媒
    体搬送方向側に突出する可動刃用支軸と、 該支軸に回動自在に遊嵌する支軸嵌合孔、該固
    定刃の端面と対向し固定刃と共同して媒体を切断
    する刃部及び駆動嵌合孔を備える可動刃と、 該可動刃に対して該固定刃側に設けられ、該駆
    動嵌合孔に支軸と同じ方向から遊嵌するピンを上
    下動して該刃部を該固定刃の端面に沿い回動させ
    るマグネツトと、 該装置フレーム側に設けられ、可動刃の支軸嵌
    合孔側の端部が嵌入し、該端部の上下動方向の移
    動をガイドするガイドスリツトと、 該可動刃より上側において、該装置フレーム側
    から前記支軸と同じ方向に突出し、上昇して退避
    した状態の可動刃を係止するストツパーと、 該可動刃を固定刃側に弾性押圧するバネ手段と
    を備えることを特徴とする印字媒体切断刃の退避
    機構。
JP9138379U 1979-07-03 1979-07-03 Expired JPH023885Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9138379U JPH023885Y2 (ja) 1979-07-03 1979-07-03

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9138379U JPH023885Y2 (ja) 1979-07-03 1979-07-03

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS568457U JPS568457U (ja) 1981-01-24
JPH023885Y2 true JPH023885Y2 (ja) 1990-01-30

Family

ID=29324448

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9138379U Expired JPH023885Y2 (ja) 1979-07-03 1979-07-03

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0411513Y2 (ja) * 1986-10-03 1992-03-23

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Publication number Publication date
JPS568457U (ja) 1981-01-24

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