JPH0238760Y2 - - Google Patents

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JPH0238760Y2
JPH0238760Y2 JP794886U JP794886U JPH0238760Y2 JP H0238760 Y2 JPH0238760 Y2 JP H0238760Y2 JP 794886 U JP794886 U JP 794886U JP 794886 U JP794886 U JP 794886U JP H0238760 Y2 JPH0238760 Y2 JP H0238760Y2
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container
fragrance
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ventilation holes
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、車室内の臭気を消すための自動車
用芳香器に関する。
〔従来の技術〕
一般に、車室内には特有の臭気がこもるため、
その臭気を消す目的で、その臭いよりも強い香気
を発散させる芳香器が用いられている。
従来の自動車用芳香器は、容器内に単に芳香剤
が収容されているだけのものであり、その芳香剤
を空気と接触させることによつて花の香り等の香
気を発生させ、その香気で前記臭気を打ち消すよ
うにしている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、このような従来の自動車用芳香
器にあつては、単に芳香剤が多数の通気孔を有す
る容器内に収容されているだけであつて、芳香剤
と空気との自然的な接触のみによつて香気を発生
させる構造となつていたため、この芳香器を空気
の流れの悪い場所に設置したような場合には香気
の発生率が悪くなり、車室内の臭気を十分に消し
去ることができないという問題点があつた。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案は、このような従来の問題点に鑑みて
なされたものであり、内部に粒状又は粉状の芳香
剤が収容され且つ周囲に多数の通気孔を有する転
動可能な容器と、この容器を転動自在に収容し且
つ周囲に通気孔を有する中空状の保持体と、この
保持体を車体に取付ける取付部材と、を備えて芳
香器を構成することにより、上記問題点を解決す
ることを特徴としている。
〔作用〕
而して、この考案では、粒状又は粉状の芳香剤
が収容された容器を中空状の保持体内に収容し、
保持体に対して容器を転動自在に構成することに
より、内部の芳香剤を容器の転動により撹拌して
積極的に香気を発生させ、多量の香気によつて車
室内の臭気を消し去るようにする。
〔実施例〕
以下、この考案を図示実施例に基づいて説明す
る。
第1図は、この考案の一実施例を示す図であ
る。
まず、構成を説明すると、図中1が、球殻状を
なす容器であり、その内部には、粒状をなす芳香
剤2がある程度の隙間3を設けて収容されてい
る。この隙間3は、容器1が転動した時に、内部
の芳香剤2が自重によつて該隙間3に落下する際
に良く撹拌されるようにするためのものである。
さらに、容器1の周囲には、収容されている芳香
剤2の1粒の大きさよりも小径の通気孔4が多数
穿設されていて、それら通気孔4から香気が流出
するようにしている。
上記容器1は、同様に球殻状をなす保持体5の
内部に転動自在に収容されていて、この保持体5
にも容器1と同様に、多数の通気孔6を穿設して
いる。従つて、容器1から保持体5内に流出した
香気は、多数の通気孔6から車室内へと流出され
る。しかしながら、保持体5の通気孔6は1個以
上有ればよく、例えば通気孔6が1個の場合に
は、その径を比較的大きく設定すると共に、容器
1の転がりに支障が生じないよう、例えば保持体
5の天井部分に設けるようにする。
上記保持体5には、取付部材の一具体例を示す
スタンド7が一体に成形されていて、このスタン
ド7の下面に塗布した接着剤8によつて車体に取
付けられる。接着剤8は、両面テープ状のもので
もよい。
次に、作用について説明する。
この芳香器が車体に取付けられた状態で、車両
が平坦路を走行している場合には、車体にバウン
シングやピツチング等の姿勢変化が生じることが
なく、容器1と保持体5との間には相対運動が生
じないため、容器1内部の芳香剤2は撹拌されな
い。
そのため、芳香剤2と空気との接触は自然状態
のままであることから、芳香器からは従来と同程
度の香気が発散される。
次に、車両が凹凸路を走行している場合には、
路面状態に応じて車体にバウンシングやピツチン
グ等の姿勢変化が生じ、それにより容器1と保持
体5との間に相対運動が生じるようになる。
これにより、容器1が保持体5内で転動運動つ
るようになることから、その転動運動により、内
部の芳香剤2が自重によつて撹拌される。そのた
め、芳香剤2と空気との接触が多くなり、芳香剤
2からの香気の発散が活発になることから、その
香気が通気孔4を介して保持体5内に流入し、さ
らに、通気孔6を介して車室内に流出するように
なる。
その結果、芳香器から発散される多量の香気に
よつて車室内の臭気が消去されるようになり、こ
のようにして車室内に香気を充満させることによ
り、その香気で前記臭気を打ち消すことができ、
これにより該臭気に基づく不快感を除去すること
ができる。
第2図には、この考案の他の実施例を示す。
この実施例は、保持体9を偏平な球殻体として
形成し、容器1が容易に転がり得るようにしたも
のである。それと共、保持体9の上面に一体に突
出形成されたボールスタツド10と、このボール
スタツド10の上端のボール部に嵌合固定される
吸盤11とで取付部材を構成している。
他の構成は前記実施例と同様であり、このよう
に構成することにより、前記実施例と同様の作用
を介して、容器1の転動性能の向上分だけ香気の
発生効率を向上させることができる。
なお、上記実施例では、芳香剤の形状を粒状と
したが、粉状の芳香剤であつてもよいことは勿論
である。その場合には、芳香剤が直接車室内へふ
り散らされないよう、例えば保持体9の通気孔6
は上部のみに設けるようにする。また、保持体と
しては、上記実施例に限定されるものではなく、
フツク等を用いて吊り下げるようにしてもよい。
〔考案の効果〕
以上説明してきたように、この考案によれば、
芳香剤が収容された容器を保持体内に転動自在に
収容し、保持体に対する容器の転動によつて内部
の芳香剤を強制的に撹拌させる構成としたため、
バウンシング等の車体の姿勢変化によつて芳香剤
と空気との接触を多くして、積極的に香気を発生
させることができる。従つて、車室内の香気を強
力に消去することができ、これにより乗員に爽快
感を与えることができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す断面図、第
2図はこの考案の他の実施例を示す断面図であ
る。 1……容器、2……芳香剤、3……隙間、4…
…通気孔、5,9……保持体、6……通気孔、7
……スタンド(取付部材)、10……ボールスタ
ツド、11……吸盤。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内部に粒状又は粉状の芳香剤が収容され且つ周
    囲に多数の通気孔を有する転動可能な容器と、こ
    の容器を転動自在に収容し且つ周囲に通気孔を有
    する中空状の保持体と、この保持体を車体に取付
    ける取付部材と、を備えたことを特徴とする自動
    車用芳香器。
JP794886U 1986-01-23 1986-01-23 Expired JPH0238760Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP794886U JPH0238760Y2 (ja) 1986-01-23 1986-01-23

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JP794886U JPH0238760Y2 (ja) 1986-01-23 1986-01-23

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Publication Number Publication Date
JPS62119939U JPS62119939U (ja) 1987-07-30
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