JPH0238757Y2 - - Google Patents

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JPH0238757Y2
JPH0238757Y2 JP1984121368U JP12136884U JPH0238757Y2 JP H0238757 Y2 JPH0238757 Y2 JP H0238757Y2 JP 1984121368 U JP1984121368 U JP 1984121368U JP 12136884 U JP12136884 U JP 12136884U JP H0238757 Y2 JPH0238757 Y2 JP H0238757Y2
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elastic body
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locking
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JP1984121368U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は自動車の車内等に設置して芳香を発散
させるスイング容器に関する。
(従来の技術) 従来、自動車の車内等で芳香を効果的に発散さ
せる芳香剤の容器が、本出願人により提案されて
いる(実開昭58−160044号)。
この容器は、一端を基台に固着した弾性体の他
端に芳香剤を入れた容器本体を設けたもので、水
平の場所に設置して車体の揺れに同期した容器本
体の壁面に設けた換気口から新鮮な芳香成分を発
散させるようになつている。ここで換気口は容器
本体の下面に渦巻き状に設けられており、芳香剤
の撹拌効果を高めるものであつた。
(考案が解決しようとする問題点) ところで、従来例の上記した構造にあつては、
基台は略水平面に取付けられるものであり、弾性
体は基台の取付面に対して垂直に固着されてい
た。
そのため窓ガラス等の垂直面や傾斜面に取付け
た場合、芳香剤が換気口の位置から外れて、効果
的に撹拌されないという問題があつた。
また、従来は弾性体を基台に圧入することによ
り固着していたので、弾性体の取付強度が弱く、
基台から抜けるおそれがあつた。一方、芳香容器
を、保持部材を介して取付け基台を保持させるよ
うにして、弾性体の取付角度を変えられるように
した技術も知られているが(たとえば実開昭58−
174127号公報参照)、この従来例の場合でも弾性
体が挿し込み固定されるものであり、また保持部
材の取付け基台に対する取付けも挿し込み固定し
ているにすぎず、やはり取付け強度が弱く、基台
から抜けるおそれがあつた。
そこでこの考案は、窓ガラス等の垂直面や傾斜
面に取付けても、傾斜に応じて容器本体を起立状
態に支持するとともに、基台との取付強度の強い
スイング容器を提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 上記の目的を達成するために、この考案にあつ
ては、保持部材を介して一端を基台に取付けた弾
性体の他端に内部を中空に形成しかつ壁面に換気
口を有する容器本体を設け、該容器本体を振動可
能な状態に保持したスイング容器において、 前記保持部材を互いに接合される一対のセグメ
ントにより構成し、一方のセグメントの接合面に
係止突起を2箇所に設けると共に該係止突起に対
応させて他方のセグメントの接合面および弾性体
の端部に係止孔を設け、両セグメントの接合面間
に弾性体を挾むと共に一方のセグメントに設けた
係止突起を弾性体の係止孔を通して他方のセグメ
ントの係止孔に係止固定して弾性体を保持部材に
保持し、弾性体を保持した状態で保持部材を基台
に設けた取付孔に嵌合し、また保持部材の両端に
は取付孔の孔縁に係合する突部を設け、さらに保
持部材に設けた係止突起および弾性体に設けた係
止孔の位置を変えることによつて弾性体と基台の
取付面とを任意角度に保持可能に構成して成るこ
とを特徴とする。
(実施例) 以下に、本考案を図示の実施例に基づいて説明
する。本考案の一実施例を示す第1図ないし第6
図において、1は金属製の棒や板ばね等の弾性体
で、上端には取付部2aを介して内部を中空に形
成した容器本体2が取付けられている。容器本体
2はそれぞれ半球状体よりなる収納部3と蓋部4
を着脱自在に嵌着して形成され、収納部3の壁面
には容器本体2内部を外部と連通させる換気口2
bが渦巻き状に貫通形成されている。
この容器本体2に設けられた取付部2aには前
記弾性体1が圧入されており、弾性体1の上端に
は取付部2aからの抜け防止のための突起1a,
1aが形成されている。
一方、弾性体1の下端は、弾性体1を保持する
保持部材5を介して基台6に取付けられている。
この基台6は軟質塩化ビニル樹脂製で、円柱状の
基台本体6aと基台本体の中心軸線に対してその
取付面が直角になるように上記基台本体6aに連
設される吸盤部6bとから構成されており、射出
成形により一体成形されている。基台本体6aに
は、吸盤部6bの取付面と略平行に延びる保持部
材5の取付孔7が形成されている。取付孔7の形
状は、後記する保持部材5の断面形状と同一の台
形状に形成されている。
上記の保持部材5は、第4図イ,ロ,ハに示す
ように半割り状になつており、一方のセグメント
5cの接合面には係止突起8,8が2個所設けら
れており、この係止突起8,8に対応して他方の
セグメント5dの接合面に設けられた係止孔9,
9内に嵌合するようになつている。セグメント5
c,5d間には、弾性体1の下端が挾持される
が、弾性体1にも上記係止突起8,8に対応する
係止孔1b,1bが設けられており、第4図に示
すように係止突起8,8が係合するようになつて
いる。
保持部材5はポリプロピレン製で射出成形によ
り一体成形されており、それぞれのセグメント5
c,5dはヒンジ部5e,5eにより屈曲自在に
連結されている。セグメント5c,5dを組合わ
せた際の保持部材5の断面形状は台形状となつて
いる。
また保持部材5と基台本体6aに設けた取付孔
7との関係において、保持部材5の長さは取付孔
7より長く、先端と後端には取付孔7よりも径の
大きい突部5a,5bが形成されており、保持部
材5の取付け後の抜けおよびガタツキを防止して
いる。
このようにして基台6に取付けられる弾性体1
と基台6の取付面すなわち吸盤部6bとのなす角
度は、保持部材5の係止突起8,8の位置によつ
て決定され、係止突起8,8の位置を変えた保持
部材を用意することによつて任意の角度に設定し
得るようになつている。
さらに基台本体6aには、基台本体6aを覆う
半球状の蓋10が取付けられている。この蓋10
には第6図に示すように基台本体6aに対応する
長円形の孔10aが形成されており、孔10a周
縁部が内方に折れ曲つて環状フランジ10bが構
成され、基台本体6aの外周に全周にわたつて設
けられた環状の係止溝6cに係止するようになつ
ている。
つぎにこのように構成された実施例の作用につ
いて説明する。
容器本体2内に芳香剤11を充填してから、自
動車(図示せず)の車内の窓ガラス等の垂直面に
吸盤部6bを接着させる。自動車の走行中、車体
および車体に固定の基台6が揺れると、この揺れ
は弾性体1を介して容器本体2側に伝わり、容器
本体2は車体の揺れに同期して第7図に示すよう
に一定期間振動して容器本体2内の芳香剤11を
撹拌する。ここで容器本体2は保持部材5によ
り、略上下方向に起立状態に保持されるので、芳
香剤11は換気口2bに案内されて撹拌効率をよ
り一層高めて、常に新鮮な芳香成分を車内に発散
させる。
また弾性体1を保持する保持部材5の基台本体
6aとの接触長さは長くなるので、従来のものに
比べて基台本体6aとの結合力は大きくなり取付
強度は強くなる。
また窓ガラス等の垂直面に取付けた場合におい
ても、容器本体2がほぼ上下方向に立上つている
ので、垂直面から容器本体2の重心までの距離は
短く吸盤部6bを剥す方向に作用するモーメント
は小さく、吸盤部6bをコンパクトにすることが
できる。
(考案の効果) 本考案に係るスイング容器は、以上の構成およ
び作用から成るもので、保持部材を一対のセグメ
ントにより構成し、弾性体の一端をセグメントの
接合面間に挾むと共に、セグメントに弾性体に設
けた係止孔に係止する抜け止め用の係止突起を設
けたので、弾性体が保持部材から抜けるおそれは
ない。また、保持部材の両端に取付孔の孔縁に係
合する突部を設けているので、保持部材の基台か
らの抜けも防止でき、弾性体の基台との取付強度
を高めることができる。
さらに、一対のセグメントで弾性体を保持した
状態で保持部材を基台の取付孔に嵌合しているの
で、セグメントが開いて弾性体が外れるおそれは
なく、取付強度をより一層強固にすることができ
る。
また、保持部材の係止突起と弾性体の係止孔の
位置を変えることによつて、弾性体の取付角度を
任意角度に設定することができるので、窓ガラス
等の傾斜面、垂直面に対しても容器本体を上下方
向に起立状態に保持して取付けることができ、換
気口による芳香剤の効果的な撹拌を確保すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係るスイング容器
の縦断面図、第2図は第1図の容器の正面図、第
3図のイ,ロ,ハは第1図の容器の保持部材を取
り出して示した平面図、正面図および側面図、第
4図は第1図の容器の弾性体への保持部材の取付
状態を示す説明図、第5図は第1図の容器の基台
を取り出して示した平面図、第6図は第1図の容
器の蓋を取り出して示した平面図、第7図は容器
本体の振動状態を示す説明図である。 符号の説明、1……弾性体、2……容器本体、
5……保持部材、6……基台、6a……基台本
体、6b……吸盤部、7……取付け孔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 保持部材を介して一端を基台に取付けた弾性体
    の他端に内部を中空に形成しかつ壁面に換気口を
    有する容器本体を設け、該容器本体を振動可能な
    状態に保持したスイング容器において、 前記保持部材を互いに接合される一対のセグメ
    ントにより構成し、一方のセグメントの接合面に
    係止突起を2箇所に設けると共に該係止突起に対
    応させて他方のセグメントの接合面および弾性体
    の端部に係止孔を設け、両セグメントの接合面間
    に弾性体を挾むと共に一方のセグメントに設けた
    係止突起を弾性体の係止孔を通して他方のセグメ
    ントの係止孔に係止固定して弾性体を保持部材に
    保持し、弾性体を保持した状態で保持部材を基台
    に設けた取付孔に嵌合し、また保持部材の両端に
    は取付孔の孔縁に係合する突部を設け、さらに保
    持部材に設けた係止突起および弾性体に設けた係
    止孔の位置を変えることによつて弾性体と基台の
    取付面とを任意角度に保持可能に構成して成るこ
    とを特徴とするスイング容器。
JP12136884U 1984-08-09 1984-08-09 スイング容器 Granted JPS6136638U (ja)

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JP12136884U JPS6136638U (ja) 1984-08-09 1984-08-09 スイング容器

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JP12136884U JPS6136638U (ja) 1984-08-09 1984-08-09 スイング容器

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Publication Number Publication Date
JPS6136638U JPS6136638U (ja) 1986-03-06
JPH0238757Y2 true JPH0238757Y2 (ja) 1990-10-18

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6021080Y2 (ja) * 1982-04-19 1985-06-24 東洋製罐株式会社 スイング容器
JPS6031727Y2 (ja) * 1982-10-22 1985-09-21 エステ−化学株式会社 装飾的芳香剤容器

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