JPH0238693A - 掘削機における泥水等の飛散防止装置 - Google Patents

掘削機における泥水等の飛散防止装置

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JPH0238693A
JPH0238693A JP18558588A JP18558588A JPH0238693A JP H0238693 A JPH0238693 A JP H0238693A JP 18558588 A JP18558588 A JP 18558588A JP 18558588 A JP18558588 A JP 18558588A JP H0238693 A JPH0238693 A JP H0238693A
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bar
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、掘削機における泥水等の飛散防止装置、殊
に、掘削機におけるケリーバの引上げ時に、当該ケリー
バ頂部のスイベルジヨイントまわりに付着する泥水等の
飛散防止装置に関するものである。
(従来の技術) 従来の掘削機におけるケリーバの引上げ時に、当該ケリ
ーバ頂部のスイベルジヨイントまわりに付着、滞留する
泥水等の飛散防止装置としては、例えば、実公昭63−
12223号公報に記載されたものがある。
このものは、クレーン車の伸縮ブーム頂部のシーブから
垂下するワイヤロープに、スイベルジヨイントを介して
伸縮式ケリーバを吊下し、前記ワイヤロープを、クレー
ン車上のウィンチの巻戻しでIIIJt次降下させると
共に、その伸縮式ケリーバを、クレーン車上のフロント
アームに設けたモータにより、ケリーを介して回転させ
、その最内側ケリーバ下端の掘削刃付パケットにより、
目的個所を掘削(穿孔)すると共に。掘削とだ土砂等を
パケット内に収容し、次いでウィンチによりワイヤロー
ブを巻上げて最内側ケリーバ及び掘削刃付パケットを引
上げ、そ゛の上昇に応じて最内側ケリバに隣接する内側
ケリーバ、その外側のケリーバ、最外側ケリーバの順に
、最内側ケリーバの下端部との当接により順次地上へ引
上げ、掘削刃付パケット内に収容した土砂等をダンプト
ラックの荷箱等に排出させる掘削機について、その最外
側ケリーバの頂部に筒状カバーを設けることにより、ワ
イヤロープによるケリーバ及び掘削刃付パケットの地と
への引上げ工程終期に、ワイヤロープの張力変化による
嵯り戻りで回転するスイベルジヨイントの回転で、当該
スイベルジヨイントまわりに付着、滞留するベントナイ
ト溶液や泥水等が、掘削機まわりに飛散するのを防止し
たものである。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、前記実公昭63−12223号公報記載
のものには、伸縮式ケリーバを地上へ引上げた際、その
最内側ケリーバの頂部に連設したスイベルジヨイントが
、最外側ケリーバ頂部の筒状カバーの内側に位置して被
覆されることになるため、伸縮式ケリーバの引上げ終期
におけるワイヤロープの緩り戻りによるスイベルジョイ
ン1−の回転で、当該スイベルジヨイントまわりに付着
する泥水等の遠心力による飛散を、筒状カバーにより阻
止できるものの、このものにあっては、伸縮式ケリーバ
が地上へ出る引上げ終期に、最内側ケリーバ頂部に連設
されたスイベルジヨイントが。
最外側ケリーバ頂部の筒状カバーの内側に位置すること
になり、したがって、最内側ケリーバの頂部のスイベル
ジヨイントが、最外側ケリーバ頂部の筒状カバー内側位
に上昇する引上げ終期まで、当該操作者は最内側ケリー
バ頂部のスイベルジヨイントを直接視認することができ
ず、ウィンチによるその引上げ操作を、当該操作者の感
に頼らざるを得なかった。
このため、伸縮式ケリーバを吊下するワイヤロープの巻
上げ速度の減速時期が遅れ、同ワイヤロープの看過ぎに
より最内側ケリーソ(の下端部と、外側ケリーバの下端
との衝突により衝撃音が発生しすることになる。これを
確実に防止するには伸縮式ケリーバの引上げ終期におけ
るワイヤロープの巻上げ速度を早めに減速させる外なく
、その結果、ウィンチの低速運転時間、したがって、伸
縮式ケリーバの引上げ時間が長くなり、その作業能率が
低下するという問題があった。
また、仮に、この筒状カバーを単段式ケリーバに設ける
ことを想定するに、この場合にはケリーバ頂部へのピン
着部を含めてスイベルジヨイント全体が筒状カバー内に
位置することになるから、ケリーバ頂部に対してスイベ
ルジヨイントがそのピン着は部まわりに実質上倒伏でき
ず、したがって、ワイヤロープの繰り出しにより、ケリ
ーバ下部のパケットが着底した後、さらにワイヤロープ
が余分に繰り出されたると、同ワイヤローブが緩んでウ
ィンチドラムに乱巻き状態(層状態)が発生するという
問題があった。
さらに、伸縮式ケリーバを引上げでパケット内の土砂等
をトラックの荷箱等へ排出後、排出後の土砂等の山なら
しに使う場合等、最内側ケリーバに対するスイベルジヨ
イントの傾斜角が小さく、しかもそのスイベルジヨイン
トの傾斜状態を視認できないため、その傾斜状態を見て
、直ちに着底した掘削刃付パケットにより山ならしを開
始できず、ワイヤロープの繰り出し過ぎによウィンチド
ラムに乱巻き状態(1状態)の発生させる恐れがあると
いう問題もあった。
この発明は、このような従来例の問題に着目してなされ
たもので、ワイヤロープにより、ケリーバの頂部にピン
着したスイベルジヨイントを吊下すると共に、該スイベ
ルジヨイントの非回転部又は回転部まわりに、水抜穴付
スペーサを介して筒状カバーを設けるとにより、前記の
ような問題のない掘削機における泥水等の飛散防止装置
を提供しようとするものである。
(課題を解決するための手段) この発明は、前記のような従来例の課題を解決するため
、ワイヤロープによりケリーバの頂部にピン着したスイ
ベルジョイン1−を吊下すると共に、該スイベルジヨイ
ントの非回転部又は回転部まわりに、水抜穴付スペーサ
を介して筒状カバ−を設けたものであり、また、前記ス
イベルジヨイントを、伸縮式ケリーバ−の最内側ケリー
バの頂部にピン着したものである。
(作用) この発明は、前記のような構成を有するから、ワイヤロ
ープの巻上げ、巻下げ及びケリーバの回転により、通常
の掘削機と同様な掘削、及び掘削により掘削刃付パケッ
ト内に収容した土砂等をケリーバの引上げにより地上へ
排出するものに適用できる外、スイベルジヨイントの非
回転部又は回転部まわりに、水抜穴付スペーサを介して
設けた筒状カバーにより、ケリーバの引上げ終期におけ
る、ワイヤロープの張力減小に基ずくスイベルジヨイン
トの回転で、その回転部まわりに付着、滞留する泥水等
の飛散を防止し、また、この筒状カバー付スイベルジヨ
イントを単段式ケリーバの頂部にピン付けするものでは
、同ケリーバ下部の掘削刃付パケットの着底を、頂部に
ピン付けしたスイベルジヨイントの傾斜ないし倒伏の視
認後、そのワイヤロープの過巻き出しにより、ウィンチ
ドラムに乱巻きが発生する前に、ウィンチを停止させ、
さらに、この筒状カバー付スイベルジ1インドを、伸縮
式ケリーバの最内側ケリーバ頂部にピン着けすれば、当
該伸縮式ケリーバの引上げ終期を、最内側ケリーバ頂部
の筒状カバーの最外側ケリーバ頂部より上側への突出を
、その操作者が直接視認してから、ワイヤロープの巻上
げ速度を減速操作し、また、伸縮式ケリーバによる排出
土砂の山ならし等の際、パケットの排出土砂山への着底
を最内側ケリーバ頂部の筒状カバーの倒伏視認により、
ワイヤロープの過巻き戻しによるウィンチドラムの乱巻
き発生前にウィンチを停止する。
(実施例) 以下、この発明に係る掘削機における泥水等の散防止装
置の第1実施例を、第1図ないし第5図を参照して説明
する。
図において、1はクレーン車、2は伸縮ブーム、3は起
伏シリンダ、4はワイヤロープ、5はウィンチ、6は伸
縮ブーム2の最内側ブーム頂部のシーブ、7及び8は揺
動リンク、9は固定用シリンダ、10はケリードライバ
11の支承フレーム、12はケリードライバ11の回転
翻動用モータ、15は伸縮式ケリーバ、16〜20は第
1(最外側)ないし第5(最内側)ケリーバ、21はス
イベルジヨイントで、該スイベルジヨイント2]は最内
側ケリーバ20の頂部に1回動可能にビン23着けした
連結部材22と、同連結部材22の上部(第1図)に固
定された軸受部24と、同軸受部24にそのスラストベ
アリング及びニードルベアリング25により回転自在に
支承された回転体26とからなり、この回転体26の頂
部にはワイヤロープ4の端部がピン29着けされろ、な
お。
28は回転体26の軸部27を軸受部24のスラスト及
びニードルベアリング25に挿入、固定するナツトであ
る。
31はスペルジヨイント21を被覆する筒状カバーで、
この筒状カバー31はスイベルジヨイント21の軸受部
(非回転部)24の外周に、水抜穴33付スペーサ32
を介して一体状に装着され、この筒状カバー31の上部
(第1図)は、回転体26及びワイ・ヤロープ4下端の
同回転体26の頂部へのピン29着部まわりを被覆し、
スイベルジヨイント21の回転部26の回転により、そ
の四部26Aから流出、飛散する泥水等を受容するに足
る高さを有し、その下部はスイベルジョイン1−21の
連結部22と最内側ケリーバ20頂部のピン23着部の
屈折を妨げない範囲で下方に延びる。
なお、この筒状カバー31の下部を連結部22と軸受部
24との止ねじ部までの長さとすれば、この筒状カバー
31の装着にかかわらず、両者の組付は作業を従来のケ
リーバ−と同様に行える。
35は最内側ケリーバ20の下端にピン36着けした掘
削刃付パケット、37は第1ケリーバ16ないし第4ケ
リーバ19と、第5ケリーバ20下端の掘削刃付パケッ
ト35間に配され、@ 5(最内側)ケリーバ20の上
昇による伸縮式ケリーバ15縮小の際、第4ケリーバ1
9ないし第1ケリーバ16下端との当接を緩衝するコイ
ルばねである。
次に、この実施例の作用を説明する。
まず、クレーン車1を目的地に移動させた後、起伏シリ
ンダ3により伸縮ブーム2を起立させ、揺動アーム7.
8を介して支承フレーム10を、伸縮ブーム2頂部のシ
ーブ6直下の適所に配し、固定用シリンダ9によりその
位置に係止させる。
一方、ワイヤロープ4端部をスイベルジヨイント21の
回転体26にピン29着けし、ウィンチ5によりワイヤ
ロープ4を巻上げて、伸縮式ケリーバ15を支承フレー
ム10上のケリードライバ11を通して第5図のように
吊下する。
また、第5(最内側)ケリーバ20の下端に切削刃付パ
ケット35をピン36着けし、同切削刃付パケット35
を目的とする穿孔Hの中心位に合せた後、ウィンチ5に
よりワイヤロープ4を巻戻し、伸縮式ケリーバ15と共
にパケット35を地上又は孔工(の底まで降下させ、モ
ータ12によりケリードライバ11を介して、第1ない
し第5ケリーバ16ないし2oを回転駆動し、パケット
35により孔Hを掘削、穿孔する。穿孔により、パケッ
ト35内に土砂等が収容される都度、ウィンチ5でワイ
ヤロープ4を巻上げ、まず第5ケリーバ20と共にパケ
ット35を1次いで第4ケリバ−を、以下、第3.第2
、第1ケリーバ18.17.16の順に引上げて第5図
位とし、そのパケット35の下位に配されるトラックの
荷箱(図示省略)に、パケット35内の土砂等を排出す
る。
この作用を繰り返して所要深度の孔Hを掘削、穿孔をす
るが、これらの作用は前記公報記載のものと略々同様で
ある。
この実施例では、掘削刃付パケット35を地」二に引上
げる際、第5ケリーバ20頂部にピン23着けされたス
イベルジヨイントの軸受部24まわりに、水抜穴33付
スペーサ32を介して筒状カバー31が設けられている
から、第5(最内側)ケリーバ20の頂部が第1 CR
外側)ケリーバ16の頂部に達する前に、まず、その頂
部にピン23着けされたスイベルジヨイント21の軸受
部24まわりの筒状カバー31の頂部が、第1ケリーバ
16の頂部上側に突出するから、当該掘削機の運転者は
、この筒状カバ−31頂部の突出を視認することにより
、伸縮式ケリーバ15の引上げ終期、すなわち、パケッ
ト35が穿孔H内から引上げられる直前にあることを知
り、ウィンチ5によるワイヤロープ4の巻上げ速度を減
速し、伸縮式ケリーバ15を所要高さまで緩速度で引上
げ、所定位置に停止させる。
伸縮式ケリーバ−15の引上げ時にはモニタ12が停止
して、伸縮式ケリーバ15は回転せず(仮に、モータの
回転が継続しても、低速回転)、これに付着する泥水等
は、飛散することなくケリーバ15の内外側面に沿って
地上に流下するが、ワイヤロープ4と回転体26とのピ
ン29着は凹部26Aまわりには、多量の泥水等が付着
、残留する。ウィンチ5の減速によるワイヤロープ4の
嵯り戻りで、スイベルジヨイント21の回転部26が瞬
時高速回転すると、回転体26の前記凹部26Aまわり
に付着、残留する多量のベントナイト溶液や、泥水等が
放射方向に飛散しようとするが、スイベルジヨイント2
1の軸受部24の外周にスペーサ32を介して設けた筒
状カバー31の内側に当接して降下した後、スペーサ3
2の水抜穴33を通して地上に落下する。
なお、上の説明では筒状カバー31を、軸受部24の周
外に水抜穴33付スペーサ32を介して設ける例につい
て述べたが、この筒状カバー31は連結部22の外周に
水抜穴33付スペーサ32を介qて設けてもよく、この
場合にも前記と同様な作用をする。
次に、この発明に係る掘削機における泥水等の飛散防止
装置の第2実胞例を、第6図を参照して説明する。なお
、第1図ないし第5図に示した第1実施例と共通する部
分には、同−名称及び同一符号を用いる。
この実施例は、伸縮式ケリーバ15の第5ケリーバ20
頂部に屈折可能にピン23着は連結部材22に、軸受部
24を固定し、そのスラスト及びニードルベアリング2
5部に回転体26の軸部27を回転可能に挿入してナツ
ト28止めし、かつ、回転体26をワイヤロープ4の端
部にピン29着けすると共に、回転体26まわりに水抜
穴43付スペーサ42を介して、筒状カバー41を設け
たもので、回転体26とワイヤ4とのピン29着は凹部
26A等に付着、残留する比較的大量のベントナイト溶
液や泥水等が、ワイヤロープ4の巻上げ終期におけるそ
の瑳り戻りによる回転体26の瞬時の急速回転で、飛散
しようとするのを、筒状カバー41の内側に当接させて
降下させ、スペーサ42の水抜穴43(この水抜穴43
付スペーサ42の構造自体は、前記水抜穴23付スペー
サ22と同一)を通して地上に落下させる。
なお、この実施例では、筒状カバー41がスイベルジヨ
イント41の回転体26と同時に回転するが、この筒状
カバー41の内外側、殊に、その外側は滑らかな円筒状
に構成されているから、伸縮式ケリーバ−15の引上げ
に伴い5スイベルジヨイント21が第1ケリーバ16の
頂部より上方へ突出する前の非回転時、すなわち、ワイ
ヤロープ4の巻上げ速度を低下させる前で、その様り戻
りによりスイベルジヨイント21の回転部26が回転す
る前に、前記筒状カバー41の滑らかな内外側に付着す
る泥水等の大半が、その円筒面に沿って流下し、この筒
状カバー41の回転により、泥水等がその外周から飛散
することは殆どない。
次に、この発明の第3実施例を、第7図参照して説明す
る。なお、第6図に示した第2実施例に対応する部分に
は、同−名称及び同一符号を用いる。
まず、この実施例のスイベルジョイント51自体の構造
は、第1実施例(第1図参照)に示したスイベルジヨイ
ント21と略々同一構造で、それを上下を反転して用い
たものに当り、また、この実施例は、筒状カバー61を
スイベルジヨイント51の非回転部まわりに、水抜穴付
スペーサ62を介して設けた点では、前記第2実施例と
共通する。
52は第5ケリーバ20頂部にビン54止めした連結部
(非回転部)、53はその軸部で、この軸53部は回転
体55のボール及びスラスト軸受56部に回転可能に挿
入され、ナツト57止めされる。また、回転体55の上
部には缶部58がねじ止め固定される。58Aは連結部
58に形成したローブ4端部の挿入用凹部、59は缶部
58とワイヤ4端部との係止ピン、61は連結部52の
外鍔上部に水抜き六63付スペーサ62(この水抜穴6
3付スペーサ62の構造自体は、前記水抜穴23付スペ
ーサ22と同一)を介して固定した筒状カバーで、該筒
状力に−61は缶部58を含む回転体55及びワイヤロ
ープ4の下部を被覆する。なお、筒状カバー61の下部
は第5ケリーバ20頂部に対する連結部52の倒伏を妨
げない範囲で下方へ延長される。
この実施例の作用は、ケリーバ15の吊上げ終期におけ
るワイヤロープ4の緩り戻りで、スイベルジヨイント5
1の回転体55が回転し、これにより、ワイヤロープ4
@部をビン59止め吊下する缶部58の凹部58Aまわ
りに付着、残留する泥水等が飛散しようとすると、筒状
カバー61の内側に当接して降下し、スペーサ62の水
抜穴63を介して地上に落下する外、前記第2実施例と
同様な作用をする。
第8図は、第3実施例における水抜穴63付スペーサ6
2の他の実施例を示すもので、この実施例は、第6図に
示したリング状をなす水抜穴43付スペーサ42に代え
て、複数の薄肉扇形片72.72・・・を、スイベルジ
ヨイント51の連結部52と筒状体71との間に1間隔
Wを存して同心円上に配設したものである。
この実施例で′は、スイベルジョイン1−51の連結部
52外周面及び筒状カバ−71内周面と、隣接する薄肉
扇形片72.72により形成される隙間73が、前記ス
ペーサ42の水抜穴43に相応する作用をする。なお、
この薄肉扇形片72,72の間隔Wの大きさの変更によ
り、筒状カバー61の内側に当接落下する泥水等の排出
性を、広範囲に選択できるつ なお、第8図に示した薄肉扇形片72.72・・・から
なるスペーサは、前記第1及び第2実施例のスペーサ2
1.41に代えて使用できることは論するまでもない。
また、以上の説明では、スイベルジヨイント21を伸縮
式ケリーバ15の第5(最内側)ケリーバ20の、頂部
にピン23着けする例について述べたが、この発明は、
ケリーバが1個だけのいわゆる単段式ケリーバ(例えば
、第4図の第5ケリーバ20だけのもの)の頂部へ、ピ
ン23.54付するものとして適用することができ、そ
の場合にも、スイベルジヨイント21.51まわりに、
水抜穴33.43.63付スペーサ32.42.62、
又は、間隔Wを有する薄肉扇形片72.72を介して筒
状カバー31.41.61を配することにより、前記と
同様な泥水等の飛散防止作用をする。
なお、単段式ケリーバの頂部にこの発明に係る前記筒状
カバー付スイベルジ3インドをピン着けした場合には、
ワイヤロープの巻き戻しによりケリーバが降下し、その
下端のパケットが着底すると、その頂部の筒状カバー付
スイベルジヨイントが、第5ケリーバ頂部に対して倒伏
(傾斜)することになり、その倒伏状態の視認によりパ
ケットの着底を知ることができるから、パケットの着底
に気付かず、ワイヤロープの操り出し過ぎにより、ウィ
ンチドラムへの乱巻き(篭状態)発生が阻止される。
(発明の効果) この発明は、前記のような構成を有し、作用をするから
、次のような効果が得られる。
(1) スイベルジヨイントまわりに、水抜穴付スペー
サを介して筒状カバーを設けたから、ケリーバの引上は
終了時におけるスイベルジヨイントの回転により、同ス
イベルジヨイント、殊にその回転部とワイヤロープとの
連結部等の凹部に付着、残留するベントナイト溶液や、
泥水等の外側への飛散を防止できる。
(2) スイベルジヨイントと筒状カバー間に水抜穴付
スペーサを設けたから、最内側ケリーバの上昇中に両者
間に留まる泥水等が下方に流下し。
筒状カバーの設置にもかかわらず、回部にベントナイト
溶液や泥水等が過度に残留する恐れがない。
(3) ケリーバの上昇終期前で、ワイヤロープの巻上
げ速度低下前に、スイベルジヨイントに設けた筒状カバ
ーの内外側に付着する泥水の大部分が、その筒面に沿っ
て下方に流下するから、筒状カバーをスイベルジヨイン
ト上部の回転体に設けた場合にも、筒状カバーの外周か
ら泥水等の飛散する恐れがない。
(4) スイベルジヨイントに直接筒状カバーを設けた
ので、そのスイベルジヨイントがケリーバ頂部に対して
倒伏可能であるから、筒状カバー付スイベルジヨイント
の倒伏視認によりパケットの着底を知り、直ちにワイヤ
ロープの繰り出しを停止させることにより、ウィンチド
ラムへの乱巻き発生を防止できる。
(5) スイベルジヨイントまわりしこ、水抜穴付スペ
ーサを介して筒状カバーを設けたから、伸縮式ケリーバ
の引上げ終期を、最外側ケリーバ−頂部から前記筒状カ
バーの突出するのを、当該運転者が直接視認することに
より確認でき、当該伸縮式ケリーバを引上げるウィンチ
の巻上速度の減速開始時期を適切に選択でき、ひいては
、伸縮式ケリーバを急速に上昇させた後、その巻上げ終
期のみを急減速させて停止させることができ、伸縮式ケ
リーバを能率的に操作できる。
【図面の簡単な説明】
図面は、この発明に係る掘削機における泥水等の飛散防
止装置の実施例を示すもので、第1図はその第1実施例
の要部縦断面図、第2図はその筒状カバー及びスペーサ
部の平面図、第3図はその一部の拡大断面図、第4図は
その伸縮式ケリーバ−を伸長させた状態の側面説明図、
第5図はこの伸縮式掘削機における泥水等の飛散防止装
置を、クレーンの伸縮ブームのシーブからワイヤロープ
により吊下した状態の側面図、第6図及び第7図は、こ
の発明に係る掘削機における泥水等の飛散防止装置の第
2及び第3実施例の要部縦断面図、第8図は筒状カバ一
連結部との間に扇形片(スペーサ)を配した実施例の平
面図である。 4・・・・・・ワイヤロープ、 5・・・・・・伸縮式ケリーバ、 6・・・・・・第1(最外側)ケリーバ、7〜19・・
・・・・第2〜第4ケリーバ、0・・・・・・第5(最
内側)ケリーバ、1.41.51・・・・・・スイベル
ジョイン1−12.52・・・・・・連結部(非回転部
)、3.29.54.59・・・・・・ピン、4・・・
・・・軸受部(非回転部)。 6.55・・・・・・回転体。 1.41.61・・・・・・筒状カバー2.42・・・
・・・スペーサ、 3.43・・・・・・水抜穴、  58・・・・・・缶
部、2・・・・・・扇形片(スペーサ)。 3・・・・・・隙間(水抜穴)。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ワイヤロープによりケリーバの頂部にピン着した
    スイベルジヨイントを吊下すると共に、該スイベルジヨ
    イントの非回転部又は回転部まわりに、水抜穴付スペー
    サを介して筒状カバーを設けたことを特徴とする掘削機
    における泥水等の飛散防止装置。
  2. (2)前記スイベルジヨイントが、伸縮式ケリーバーの
    最内側ケリーバの頂部にピン着されていることを特徴と
    する掘削機における泥水等の飛散防止装置。
JP63185585A 1988-07-27 1988-07-27 掘削機における泥水等の飛散防止装置 Expired - Lifetime JP2832436B2 (ja)

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JP2014170495A (ja) * 2013-03-05 2014-09-18 Nohmi Bosai Ltd 感知器用アダプタ

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JPS59167883U (ja) * 1983-04-27 1984-11-10 日立建機株式会社 竪孔掘削機の泥水飛散防止装置
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