JPH02385Y2 - - Google Patents

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JPH02385Y2
JPH02385Y2 JP20191885U JP20191885U JPH02385Y2 JP H02385 Y2 JPH02385 Y2 JP H02385Y2 JP 20191885 U JP20191885 U JP 20191885U JP 20191885 U JP20191885 U JP 20191885U JP H02385 Y2 JPH02385 Y2 JP H02385Y2
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core metal
lug
core
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endless
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JP20191885U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案はクローラ用無端帯に係り、特に効果
的な振動対策を考慮した無端帯を提供するにあ
る。
(従来の技術) 第4図に示すようにクローラ型式の無端帯はゴ
ムその他の弾性材からなる無端帯1を、スプロケ
ツトやドラムホイールからなる駆動輪2と遊動輪
3に掛張せしめ、中間転輪4を設ける等して係合
爪の係合力又は摩擦連動によつて循環回送するの
は公知である。この際、無端帯1には後述するよ
うに接地面側にラグ5が形成されると共に芯金6
が埋入されるのであるが、芯金埋入部と非埋入部
との垂直荷重に対する剛性差が大であることから
振巾が大で激しい振動要因となつている。そこで
上記の剛性差を少なくして振動原因の主要因を解
決する手段として、第5図に示すように芯金6の
投影域内におけるラグ5の面積をできるだけ少な
くするようなラグパターンにするか、第6図で示
すようにラグ5の太さを変化させるか、第7図に
示すようにラグ5の接地面5aを芯金6の投影域
よりずらせたりする等々の手段が今まで採用され
ている。しかしながら、このような手段によるも
振動は解消せず、この問題を解決するため、本出
願人は特公昭56−47027号を先に提案し、これに
よつて振動が少なく安定な走行を約束する無端帯
を提供できた。
(考案が解決しようとする問題点) 前記特公昭56−47027号の無端帯は、振動抑止
効果を発揮する優れたものであるが、そのパター
ン構成が複雑であり、よりシンプルな安価でかつ
振動抑止効果を発揮するものが望まれている。例
えば前述従来例の第5図、第6図の如きラグ5の
接地面5aの一部が芯金6の投影域に存在する基
本形態を有するものの改良が望まれている。とこ
ろがこれらの基本形態のものは、クローラ走行中
の転輪が芯金6上及び芯金6近くを通過するとき
は、ラグ5の沈みが殆んどなく、転輪が芯金6か
ら遠ざかるに従いラグ5の沈みが大きくなり、こ
れが原因となつてクローラによる上下の振動を発
生していたことは既述のとおりである。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、前記の振動の発生を少なくしたクロ
ーラ用無端帯を提供することを目的としたもの
で、その手段として芯金が弾性材よりなる無端帯
の長手方向に亘り定間隔に列設埋入され、芯金間
の帯巾中央部に係合孔を備えていると共に、無端
帯の接地面側にラグが、その始端部を帯巾中央部
として左右に振分けられ、かつその一部が芯金の
投影域内にあつて八字状に配されたものにおい
て、前記ラグの接地面高さを芯金若しくは芯金近
くより、芯金から遠ざかるに従つて徐々に高くし
た構成を採用した。
(作用) 無端帯11の内面側を転輪が通過すると、垂直
荷重が接地面側にかゝる。このさい転輪が芯金1
2上にある時はラグ15の接地面の沈みは小さい
が、転輪が芯金15から離れた位置にくると、ラ
グ15の接地面は大きく沈むことになるが、第2
図に示すようにラグ15の接地面高さを芯金若し
くは芯金近くより、芯金から遠ざかるに従つて
徐々に高くしてあるので、無端帯11内面側では
転輪が芯金12上にある時と同様に何等上下の変
動がなく、従つて振動を起生しないか若しくは大
幅に低減させる。
(実施例) 以下、本考案の好適な1実施例を第1図と第2
図に示す。第1図は本考案の無端帯を接地面から
見た一部平面図であり、第2図はその断面図であ
る。同図において、11は実質ゴムよりなる無端
帯状の無端帯であり、芯金12が帯長手方向に亘
り定間隔に列設埋入されており、無端帯11には
金属ワイヤ、樹脂コード等よりなる伸長阻止体1
3が帯長手方向に埋入されており、芯金12,1
2間の帯巾中央部にクローラの駆動輪の爪が掛合
する係合孔14が開設されている。そしてこの無
端帯11の接地面側にはラグ15が、その始端部
15aを帯巾中央部として左右に振分けられ、か
つその一部が芯金12の投影域内にあつて八字状
に配されている。このさい図示のものはラグ15
の始端部15aが丁度芯金12の投影域にあるも
のが示されている。以上は従来公知の構造であつ
て何等新規なものでない。
本考案は上記のような構成のものにおいて特に
第2図に示されるように、ラグ15の接地面高さ
を芯金12若しくは芯金12近くより、芯金12
から遠ざかるに従つて徐々に高くしたのである。
つまりラグ15の接地面高さが帯状体11の中央
部にあつて最も低く、外方に行くに従い順次テー
パー状に高くしたものである。この際、ラグ15
の高さの高さ変化量は、ラグの剛性により決定さ
れるものであり、ラグの剛性が高い(ゴム硬度が
高い。ラグ巾が広い、ラグ高さが低い等)程、ラ
グ高さの変化量が大きくなり、反対にラグ剛性が
低い程、変化量は小さくなる等の如く、各種フア
クターにより適宜設計されるものである。
第3図は本考案の他の実施例で、ラグ15の始
端部15aが芯金12より突出したもので、この
突出部も接地面高さを芯金若しくは芯金近くよ
り、芯金から遠ざかるに従つて徐々に高くしたも
のを示している。
(考案の効果) 本考案は、ラグの接地面高さを芯金若しくは芯
金近くより、芯金から遠ざかるに従つて徐々に高
くしたことにより、走行中の転輪通過時に、ラグ
の沈みによる無端帯内面高さを芯金上、芯金近
く、及び芯金から遠ざかつても均一になるように
したことにより、大巾に走行中の上下振動を低減
することが可能となつた。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は本考案無端帯の基本的実施例
を示し、第1図は接地面から見た平面図、第2図
は同断面図、第3図は本考案の他の実施例を示す
平面図、第4図は通常のクローラ外観図、第5図
〜第7図は従来のラグパターン説明図である。 11……無端帯、12……芯金、14……掛合
孔、15……ラグ、15a……始端部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 芯金が弾性材よりなる無端帯の長手方向に亘り
    定間隔に列設埋入され、芯金間の帯巾中央部に係
    合孔を備えていると共に、無端帯の接地面側にラ
    グが、その始端部を帯巾中央部として左右に振分
    けられ、かつその一部が芯金の投影域内にあつて
    八字状に配されたものにおいて、前記ラグの接地
    面高さを芯金若しくは芯金近くより、芯金から遠
    ざかるに従つて徐々に高くしたことを特徴とする
    クローラ用無端帯。
JP20191885U 1985-12-24 1985-12-24 Expired JPH02385Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20191885U JPH02385Y2 (ja) 1985-12-24 1985-12-24

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JP20191885U JPH02385Y2 (ja) 1985-12-24 1985-12-24

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JPS62105884U JPS62105884U (ja) 1987-07-06
JPH02385Y2 true JPH02385Y2 (ja) 1990-01-08

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ID=31165822

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