JPH0238548Y2 - - Google Patents

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JPH0238548Y2
JPH0238548Y2 JP1982072983U JP7298382U JPH0238548Y2 JP H0238548 Y2 JPH0238548 Y2 JP H0238548Y2 JP 1982072983 U JP1982072983 U JP 1982072983U JP 7298382 U JP7298382 U JP 7298382U JP H0238548 Y2 JPH0238548 Y2 JP H0238548Y2
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resistor
high voltage
resistors
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voltage
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はテレビジヨン受像機等のフライバツク
トランスの二次巻線に生じる高圧パルスのリンギ
ングを除去する手段を有する高電圧発生装置に関
する。
フライバツクトランスは、その二次巻線に高圧
パルスを発生するが、このパルスに後続して走査
期間の始めにリンギングと呼ばれる振動が残り、
このリンギングはブラウン管の画面に不所望な影
響を与えることはよく知られている。
このため、例えば特公昭46−36371号公報に記
載されているようにコンデンサと抵抗の並列回路
と該並列回路に対して直列に配置されたダイオー
ドをフライバツクトランスの二次巻線間に配置す
ることによつてリンギングを除去する方法がある
が、第1図は斯るリンギングカツト手段を備える
高電圧発生装置の回路構成図を示している。
第1図において、1は一次巻線2に生じるフラ
イバツクパルスを昇圧して所定の大きさの高圧パ
ルスを得る為の二次巻線3等から構成されるフラ
イバツクトランス、は整流ダイオードD1,D2
D3及び倍圧用コンデンサC1,C2から成る多倍圧
整流回路、5は前記多倍圧整流回路の途中から
得られる整流平滑電圧を分圧して中高電圧を得る
為の高圧可変抵抗器であつて、該高圧可変抵抗器
5の基板に形成されたフオーカス及びスクリーン
用抵抗体R∫,Rs上を摺動する摺動子6,7によ
つて調整された電圧をブラウン管のフオーカス電
圧及びスクリーン電圧として取り出すようにして
いる。
そして、前記二次巻線3の両端間に抵抗Rとコ
ンデンサCの並列回路と、該並列回路に対し直列
に配したダイオードDとを接続することによつて
二次巻線3に生じる高圧パルスのリンギング成分
を除去するリンギングカツト手段を構成してい
る。
ところで、斯る従来の高電圧発生装置において
は、リンギングカツト用のダイオードDと多倍圧
整流回路とは同一のターミナルボードに組み込
まれ、フライバツクトランス1とともに1つの絶
縁ケースの中に収納され樹脂でモールドされるが
前記リンギングカツト手段である抵抗Rとコンデ
ンサCの並列回路は前記絶縁ケース外のプリント
基板上に外付けするようにしていた。
しかしながら、上記並列回路の両端には高圧パ
ルスの負のリンギング成分によつて約2000Vの電
圧が印加されており、上述の如くこの並列回路を
プリント基板上に取り付けた場合、コンデンサC
のリード線の両端間に湿気があつたり、プリント
基板自体が吸湿したり、または塵埃等の要因によ
つて前記並列回路の両端間で沿面放電を起こし、
プリント基板の前記放電経路部分が炭化してつい
には短絡状態となる。このため前記リンギングカ
ツト用のダイオードDに過大電流が流れてこのダ
イオードDが破損したり、コンデンサCが耐圧破
壊する虞れがあつた。
このため本件出願人はリンギングカツト手段を
構成する抵抗RとコンデンサCの並列回路のうち
抵抗Rを高圧可変抵抗器5の絶縁基板上に他の抵
抗体とともに印刷且つ焼成して設け、前記コンデ
ンサCを前記絶縁基板の前記抵抗Rと並列接続し
て、リンギングカツト用のダイオードD、フライ
バツクトランス1及び多倍圧整流回路とともに
絶縁ケースに収納し、該絶縁ケース内に絶縁樹脂
を注入してモールドするようにした高電圧発生装
置を別途出願している。
斯る構成にするとリンギングカツト用のコンデ
ンサCと、該コンデンサCと抵抗Rを接続するリ
ード線が絶縁樹脂によつてモールドされるので絶
縁性が極めて良くなるばかりか、コンデンサCの
支持も堅固になる。
また、リンギングカツト用の前記抵抗Rは高圧
可変抵抗器5の絶縁基板上に、他の抵抗体と同時
に印刷焼成されて形成されるので、別個に抵抗部
品を必要とすることがないからコストダウンが図
れるし、製造上においても有利である等の効果が
得られる。第2図は上記先行技術を説明するため
の図であつて8はアルミナ磁器基板等の絶縁基板
であり、該基板8上には厚膜印刷及び焼成によつ
て抵抗体9が設けられている。前記抵抗体9は円
形状をしたフオーカス用抵抗体R∫とスクリーン
用抵抗体Rsが設けられており、更に絶縁基板8
上には前記スクリーン用抵抗体Rsに連続して直
列にリンギングカツト手段を構成する抵抗体Rを
同様に印刷且つ焼成することにより設けている。
10〜16は外部接用端子ピンや摺動子等の一端
が接続される接続部であり、該接続部10〜16
は銀パラジウム等の導体ペーストによつて抵抗体
9と同様に印刷且つ焼成されている。
前記抵抗体の抵抗値は、単位面積当りの抵抗値
(シート抵抗という)をR0、抵抗体の幅をW、長
さをlとするとR=R0・l/Wによつて決まり、
同一のシート抵抗R0をもつ抵抗ペーストで抵抗
体を形成する場合l/Wの値を変化させることに
より任意の抵抗値を得ることができる。
さて、例えば上記リンギングカツト手段を構成
する抵抗として2MΩの値を必要とする場合、
1.0MΩ/mm2のシート抵抗を有する抵抗ペースト
を使用すると前記抵抗体Rは幅W=4mm、長さl
=8mmの大きさのものとなる。ここで長さl=8
mmとする根拠は、前記抵抗Rに1.6KVの電圧が印
加された場合、電圧破壊を起さないように電位傾
度を200V/mmとするためである。
しかしながら、前記のようなサイズの抵抗体に
1.6KVの電圧を印加した場合一平方センチメート
ル当りの電力は1.28〔W〕となるが、通常高圧可
変抵抗器は絶縁のためにエポキシ樹脂によつて絶
縁基板をケース内に封入するので、ケース内部に
熱がこもり上記一平方センチメートル当りの電力
を0.5〔W〕以下に押えなければ温度上昇により抵
抗体が焼けてしまう。このため第3図のように抵
抗体Rの幅及び長さを大きくする必要があるが電
力を0.5〔W/cm2〕以下にするには1.6〔KV〕の電
圧を2MΩに印加するとすれば例えばシート抵抗
R0=1.0(MΩ/mm2)で幅W=12〔mm〕、長さl=24
〔mm〕のサイズの抵抗体を印刷焼成しなければな
らない。しかしこのような幅の大きい抵抗体を印
刷する場合現行のメツシユスクリーンの製造技術
ではスクリーンのたるみにより幅Wが大きくなる
ほど膜厚が均一とならず実用化が困難なばかりで
なく絶縁基板8′の大きさも非常に大きくなりコ
スト的に非常に不利である。
本考案はこのような欠点を解消するように工夫
されたものである。
以下第4図乃至第6図を参照しつつ本考案を説
明する。
第4図は本考案を実施した高圧可変抵抗器の分
解斜視図、第5図はその要部断面図を示してお
り、アルミナ磁器基板等の絶縁基板20上にはガ
ラスと酸化ルテニウム等の混合物からなる抵抗ペ
ーストを印刷し、これを乾燥させた後、加熱炉の
中で焼成することによつて形成される抵抗体
R′が設けられており、該抵抗体R′として円形状
をしたフオーカス用抵抗体R∫′とスクリーン用抵
抗体Rs′を有することは従来と変わりはないが、
リンギングカツト手段を構成する抵抗体が従来と
異つている。
すなわち、第4図の実施例ではスクリーン用抵
抗体Rs′と並列に2本の抵抗体Ra,Rbを設け、
この2本の抵抗体Ra,Rbとスクリーン用抵抗体
Rs′とを銀パラジウム等の印刷導体によつて並列
接続し、この並列抵抗体をリンギングカツト用の
抵抗としている。
いま、簡単のために前記スクリーン用抵抗体
Rs′及び抵抗体Ra,Rbの幅W及び長さlをそれ
ぞれ同じにした場合、リンギングカツト用の抵抗
の抵抗値が2〔MΩ〕必要であれば、抵抗体1本
の抵抗値が6〔MΩ〕のものを3本並列に接続す
ればよいから、1本の抵抗体のサイズを幅W=3
〔mm〕、長さl=18〔mm〕にできる。
従つて、このように設けられたリンギングカツ
ト用の抵抗体に1.6〔KV〕の電圧が印加された場
合電位傾度は89〔V/mm〕電力は抵抗体1本当り
0.43〔W〕となる。
上述の如く抵抗体が設けられた絶縁基板20は
印刷導体によつて設けられた各接続部21,2
2,23と外部接続用端子31,32,33とを
導電性のバネ30,30,30を介して電気的に
接続されるように絶縁ケース34内に納め、絶縁
樹脂35を施されるが、前記のように電位傾度及
び抵抗体1本当りの消費電力が小さいので、熱及
び電圧に起因する抵抗体の損傷を招くことがな
い。
フオーカス電圧は円形状をしたフオーカス用抵
抗体R∫′上を摺動する摺動子35によつて取り出
され、スクリーン電圧はスクリーン用抵抗体
Rs′上を摺動する摺動子36によつて取り出され
る。
しかも、本考案では、前記スクリーン用抵抗体
Rs′をリンギングカツト手段を構成する抵抗の一
部にすることによつて絶縁基板20の小型化を更
に促進している。尚、この時、回路構成は第7図
の如くなる。尚、37はフオーカス電圧調整用回
転軸、38はスクリーン電圧調整用回転軸であり
接続部24,25には外部回路との接続用のリー
ド線l1,l2がそれぞれ接続されている。
リンギングカツト用のコンデンサCは第6図の
如く二次巻線3が巻装されるフライバツクトラン
スの高圧コイルボビン10に設けた端子金具41
及び端子保持部42に設けられた端子ピン43に
接続固定し、前記高圧可変抵抗器の基板20の接
続部25から引き出したリード線l2を前記端子金
具41に接続することによつてコンデンサCの一
端と接続する。そして、その他の必要な結線を施
した後、多倍圧整流回路が組み込まれたターミ
ナルボード44と合体されたフライバツクトラン
ス1とともに絶縁ケース45の中に収納される
が、このとき同時に高圧可変抵抗器17も前記絶
縁ケース45の収納部46に取り付けられる。こ
の後、エポキシ樹脂等の絶縁樹脂47を前記絶縁
ケース45内に注入することによつてモールドす
る。端子ピン32とコンデンサCの他端が接続さ
れた端子ピン43とはプリント基板48に高電圧
発生装置を載置後、前記プリント基板48の配線
パターンで結線される。
以上説明した通り本考案に依ればリンギングカ
ツト手段が設けられる高電圧発生装置の高圧可変
抵抗器において、前記高圧可変抵抗器の絶縁基板
上に少なくとも一部が円形状をした抵抗体と該抵
抗体の一部と並列に接続される抵抗体を印刷且つ
焼成して設け、この並列抵抗体を前記リンギング
カツト手段を構成する抵抗としたので、絶縁基板
の面積が小さくでき、従つて小型で安価な高圧可
変抵抗器が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は高電圧発生装置の回路構成図、第2図
及び第3図は先行技術を説明する為の図面であ
る。第4図及び第5図はそれぞれ本考案を実施し
た高圧可変抵抗器の分解斜視図及び要部断面図、
第6図は本考案の高圧可変抵抗器を取り付けた高
電圧発生装置の要部断面図、第7図は回路構成図
を示す。 ……多倍圧整流回路、20……絶縁基板、
Ra,Rb,R∫′,Rs′,R′……抵抗体、R……抵
抗、C……コンデンサ、D……ダイオード。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) フライバツクトランスの2次巻線3の一端に
    接続され、ブラウン管のアノード電極に高圧を
    供給する多倍圧整流回路4と、 前記2次巻線3の一端側に接続された少なく
    とも1個のダイオードDと、 前記多倍圧整流回路4から得られる整流平滑
    電圧を分圧して中高電圧を得るために少なくと
    も一部が円形状をした抵抗体Rs′が形成される
    絶縁基板20と、 前記2次巻線3の他端側に接続され前記一部
    が円形状をした抵抗体Rs′と並列に接続され前
    記絶縁基板20上に印刷且つ焼成して設けられ
    るリンギングカツト用の抵抗体Ra,Rbと、 前記抵抗体Ra,Rb,Rs′と並列に接続され、
    この抵抗体Ra,Rb,Rs′及び前記ダイオード
    Dと共にリンギングカツト手段を構成するコン
    デンサCと、 を、備えることを特徴とする高電圧発生装置。 (2) 前記リンギングカツト用の抵抗体Ra,Rb
    は、並列接続された2本の抵抗体Ra,Rbより
    成ることを特徴とする実用新案登録請求の範囲
    第1項記載の高電圧発生装置。
JP7298382U 1982-05-18 1982-05-18 高圧可変抵抗器 Granted JPS58175603U (ja)

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