JPH0238436B2 - - Google Patents

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JPH0238436B2
JPH0238436B2 JP11638083A JP11638083A JPH0238436B2 JP H0238436 B2 JPH0238436 B2 JP H0238436B2 JP 11638083 A JP11638083 A JP 11638083A JP 11638083 A JP11638083 A JP 11638083A JP H0238436 B2 JPH0238436 B2 JP H0238436B2
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【発明の詳細な説明】 本発明は、その特性として回転数を徐々に増加
させねばならない舶用主機関の制御方法に関し、
特に、その制御系の電源が無効状態から有効状態
になつた場合の制御を改良したものに関する。
従来の舶用主機関制御方法について第1図〜第
5図にもとづいて説明する。
第1図において、1は指令器、2はタイムモー
ド変換器、3はサーボ増幅器、4はレベル変換
器、5は制御器、Gはガバナ、Eは舶用主機関で
ある。
指令器1は、操縦ハンドル(図示せず)を備え
ており、この操縦ハンドルを前進側AHあるいは
後進側ASに操作すると、第2図に示す通り、非
線形の回転数指令信号Vsを出力する。
この回転数指令信号Vsが入力信号Viとしてタ
イムモード変換器2へ伝達される。
今、操縦ハンドルを少しだけ操作し、始動開始
位置として回転数指令信号Vsが第1設定値Vs1
以下の場合であれば、これがタイムモード変換器
2の入力信号Viとなり、タイムモード変換器2
の出力信号Voは第3図bのイ線の通り急激に上
昇する。
そして、操縦ハンドルをさらに操作して回転数
指令信号Vsが第1設定値Vs1より大きくて第2
設定値Vs2以下であると、この入力信号Viに対
してタイムモード変換器2の出力信号Voは第3
図bのロ線の通りやや緩やかに上昇する。
さらに操縦ハンドルを操作して回転数指令信号
Vsが第2設定値Vs2を超えると、この入力信号
Viに対してタイムモード変換器2の出力信号Vo
は第3図bのハ線の通りさらに緩やかに上昇す
る。
また、操縦ハンドルを一気に操作して回転数指
令信号Vsが0からなる値V1(ただし、V1>
Vs2)になつたとすると、タイムモード変換器
2の出力信号Voは第3図bにおいてイ−ロ−ハ
線の順に緩やかに上昇する。
なお、操縦ハンドルを操作位置から停止位置へ
戻して回転数指令信号Vsを0にすると、タイム
モード変換器、2の出力信号Voは第3図bのニ
線の通り急激に低下する。
上記したイ,ロ,ハ,ニ各線の傾きは主機関の
特性等によつて設定されており、一般に、イ線と
ニ線の傾きの絶対値は同じとされている。
サーボ増幅器3には上記タイムモード変換器2
の出力信号Voとレベル変換器4からのフイード
バツク信号Vfとが入力されており、該サーボ増
幅器3は、前記両入力信号Vo,Vfの差にもとづ
いてその出力信号を増減し、フイードバツク信号
Vfがタイムモード変換器2の出力信号Voに一致
するように制御する。
このサーボ増幅器3の出力信号が制御器5へ伝
達され、該制御器5はその出力Pによつて舶用主
機関EのガバナGを調整し、また、この出力Pは
レベル変換器4にてフイードバツク信号Vfに変
換される。
上記制御器5の出力Pを第3図cに示し、この
出力Pは、上述のタイムモード変換器2の出力信
号Voと同様にイ′−ロ′−ハ′線と緩やかに上昇
し、ニ′線の通り低下する。
舶用主機関EのガバナGには空気式、電気式な
ど種々のものがあり、このガバナGを調整する制
御器5としても電気−空気変換器、サーボモータ
など種々のものが利用されているが、制御器5を
電気−空気変換器とし、実公昭58−19603号を利
用した例をサーボ増幅器3およびレベル変換器4
と共に第4図に示す。
第4図において、サーボ増幅器3の比較部30
で両入力信号Vo,Vfの差を検知し、Vo>Vfで
且つその差(Vo−Vf)がある設定値より大きい
と、第1増幅部31のみが作動して制御器(電気
−空気変換器)5の第1ソレノイドバルブ51が
供給位置51aに切換わり、電気源50からの圧
力空気が第1ソレノイドバルブ51の供給位置5
1a、第2ソレノイドバルブ52の連通位置52
aを経てリレーバルブ53のパイロツト部53a
に急激に供給されて出力圧Pが急激に上昇する。
この出力圧Pはレベル変換器4の電気−変位変換
部41、変位−電気変換部42にてレベル変換さ
れてフイードバツク信号Vfとされているので、
前記出力圧Pの急激な上昇はフイードバツク信号
Vfの急激な上昇となる。そして、Vo>Vfで且つ
(Vo−Vf)がある設定値以下になると、サーボ
増幅器3の第3増幅部33も作動して制御器5の
第2ソレノイドバルブ52がブロツク位置52c
へ切換わるので、第1ソレノイドバルブ51の供
給位置51aからの圧力空気は絞り54を経てリ
レーバルブ53に供給されることになり、その出
力圧Pが徐々に上昇し、フイードバツク信号Vf
も徐々に上昇する。この信号VfがVoに一致する
と、第1、第3増幅部31,33の出力が0とな
り、第1ソレノイドバルブ51がブロツク位置5
1cに復帰するので、出力圧Pは前記タイムモー
ド増幅器2の出力信号Voに相当する圧力に保持
される。また、Vo<Vfで且つその差(Vf−Vo)
がある設定値より大きい場合は第2増幅部32の
みが作動して第1ソレノイドバルブ51が排出位
置51bに切換わつて出力圧P、フイードバツク
信号Vfが急激に低下し、Vo<Vfで且つ(Vf−
Vo)がある設定値以下になると、第2ソレノイ
ドバルブ52がブロツク位置52cに切換わつて
出力圧P、フイードバツク信号Vfが徐々に低下
し、フイードバツク信号VfがVoに一致すると、
第2、第3増幅部32,33の出力が0となり、
第1ソレノイドバルブ51がブロツク位置51c
に復帰して出力圧Pが前記タイムモード変換器2
の出力信号Voに相当する圧力に保持される。
上記制御器(電気−空気変換器)5の出力Pに
よりガバナGを制御しており、この出力Pおよび
フイードバツク信号Vfは舶用主機関Eの回転数
に相当すると考えられる。
なお、上記フイードバツク信号Vfを制御器5
から抽出しないでガバナGあるいは舶用主機関の
回転軸から抽出する方式もある。
以上の従来の舶用主機関制御方法においては、
停電等の電源無効が発生すると、主機関Eの回転
数をその直前の状態に保持するようにされてい
る。すなわち、電源無効により指令器1、タイム
モード変換器2およびサーボ増幅器3のそれぞれ
の出力信号が突然に0となつても制御器5の出力
Pとその直前の状態に保持するようにされてい
る。これを第4図の例においていえば、第1〜第
3増幅部31〜33の出力が0となると、第1ソ
レノイドバルブ51がブロツク位置51cへ復帰
してリレーバルブ53のパイロツト部53aへの
圧力空気の給排が停止されることである。
しかしながら、この従来の舶用主機関制御方法
においては、制御中に電源が無効となり、この電
源が無効状態から有効状態に復帰したときに制御
器5の現状保持が解除されて主機関Eの回転数が
上昇するのに長時間を要するという問題があり、
この問題について第5図にもとづいて以下に説明
する。
指令器1からの回転数指令信号Vsがある値V
1とし、これが第5図aの通りタイムモード変換
器2の入力信号Viとなり、この入力信号Viに対
する出力信号Voが第5図bの通りV2まで上昇
し、制御器5の出力Pが第5図cの通りP2まで
上昇したとき電源が無効になつたとすると、指令
器1からの回転数指令信号Vs(タイムモード変換
器2の入力信号Vi)、タイムモード変換器2の出
力信号Vo、サーボ増幅器3の出力信号、レベル
変換器4からのフイードバツク信号Vfが全て0
となる。これに対し制御器5の出力Pは第5図c
のホ′の通りP2に保持される。
そして、電源が有効状態に復帰すると、タイム
モード変換器2の入力信号Vi(回転数指令信号
Vs)はV1に戻るが、この入力信号Viの復帰に
対してその出力信号Voは第5図bの通り再びイ
−ロ−ハ線の順に緩やかにV1まで上昇し、制御
器5の出力PはP2から一担低下してから再び
イ′−ロ′−ハ′線の順にP1まで上昇することに
なる。
したがつて、主機関制御中に一旦電源が無効と
なると、主機関の回転数はその直前の状態に保持
されるものの、電源が有効状態に復帰してから主
機関Eの回転数が指令された回転数に達するまで
に長時間を要するのである。
この問題の原因は、電源復帰時にタイムモード
変換器2の出力信号Voおよび制御器5の出力P
が再び緩やかに上昇するところにある。
そこで、本発明は、上記従来の舶用主機関制御
方法において、電源が無効状態から有効状態にな
つたときにタイムモード変換器2の入力信号Vi
に対する出力信号Voを急激に上昇させて主機関
Eの回転数が指令された回転数に達するまでの時
間を短縮することを技術的課題とする。
この技術的課題を解決する本発明の特徴とする
ところは、上記従来の舶用主機関制御方法におい
て、 電源無効から電源有効に切換わつたときに、前
記フイードバツク信号Vfをタイムモード変換器
2の入力としてこの入力信号Viに対する出力信
号Voを急激に上昇させると共に、前記サーボ増
幅器3の出力信号の制御器5への伝達を断ち、前
記タイムモード変換器2の出力信号Voがその入
力信号Viであるフイードバツク信号Vfに一致し
たときに、前記タイムモード変換器2の入力をフ
イードバツク信号Vfから回転数指令信号Vsに切
換えてその出力信号Voを緩やかに上昇させると
共に、前記サーボ増幅器3の出力信号を制御器5
へ伝達するところにある。
上記特徴を有する本発明によれば、電源復帰時
にタイムモード変換器2の出力信号Voがその入
力としたフイードバツク信号Vfに対して急激に
上昇し、この出力信号Voの上昇中は制御器5の
保持状態を続け、タイムモード変換器2の出力信
号Voが入力信号Vfに一致すると、タイムモード
変換器2の入力をフイードバツク信号Vfから回
転数指令信号Vsに切換えると共に、サーボ増幅
器3の出力信号を制御器5に伝達するから、制御
器5の出力は前記保持状態からタイムモード変換
器2の出力信号Voの上昇に伴つて上昇する。す
なわち、本発明によれば、電源復帰後にタイムモ
ード変換器2の出力信号Voが直ちに電源無効発
生前の状態に復帰するので、その分だけ主機関E
が指令回転数に達するまでの時間を従来よりも短
縮できる。
また、上記特徴を有する本発明によれば、以下
に述べる特有の効果が得られる。
上記本発明と同じ技術的課題を解決する別の方
法として、第6図、第7図のものが考えられる。
すなわち、第6図に示す通り第1図のものに、
電源検知器6、遅延タイマ7、初期設定器8、ス
イツチSWを追設し、電源ON(有効)となると、
電源検知器6が出力し、この出力信号が初期設定
器8および遅延タイマ7へ伝達され、遅延タイマ
7の設定時間T1経過するまで(遅延タイマ7が
出力するまで)は、初期設定器8の出力を0とし
て、タイムモード変換器2とその入力信号に対す
る出力信号の上昇を急激とするモードに切換える
と共に、スイツチSWをOFFさせておき、遅延タ
イマ7の設定時間T1を経過したときに、初期設
定器8が出力し、これによつてタイムモード変換
器2を元へ戻すと共に、スイツチSWをONさせ
る方法である。
この別の方法によれば、第7図aのようにタイ
ムモード変換器2の入力信号Vi(回転数指令信号
Vs)がある値V1で、その出力信号Voが第7図
bの通りV2、制御器5の出力Pが第7図cの通
りP2まで上昇したときに停電(電源無効)にな
つて、タイムモード変換器2の入出力信号Vi,
Voおよびサーボ増幅器3の出力信号が0、制御
器5の出力PがP2に保持されているときに、電
源が有効状態に復帰すると、第7図bのヘ線通
り、タイムモード変換器2はその入力信号V1に
対して出力信号VoがV1まで急激に上昇し、こ
のとき、スイツチSWがOFFされているから第7
図cの通り制御器5の出力Pはホ′線のように保
持されており、遅延タイマ7の設定時間T1経過
すると、制御器5の出力PはP2からP1へ突然
ステツプすることになる。
なお、上記遅延時間T1はイ線と同じ傾きで回
転数指令信号Vsの最大値がタイムモード変換器
2へ入力されてからその出力信号Voが前記最大
値に達するまでの時間としている。
以上の別の方法によつても、電源復帰後に主機
関Eの回転数が指令回転数に達するまでの時間を
短縮することができるが、上述の通り設定時間
T1経過すると制御器5の出力Pがステツプする
ので、これに伴つて主機関Eの回転数も急激に上
昇することになり、主機関Eの特性からみても好
ましくない。
これに対し本発明の場合は、電源無効が発生し
た後の電源復帰時に、タイムモード変換器2の出
力信号Voがその入力であるフイードバツク信号
Vfに一致すると、タイムモード変換器2の元の
状態に戻して制御器5の出力Pが保持状態から緩
やかに上昇するため、この制御器5の出力Pにも
とづく主機関Eの回転数上昇も緩やかであり、そ
の主機関Eの特性に適した制御が可能である。
以下、本発明の舶用主機関制御方法を第8図、
第9図の一実施例にもとづいて説明する。なお、
従来と同一部分については同一符号を使用する。
第8図において、6は電源検知器、9は初期設
定器、S1は第1スイツチ、S2は第2スイツチ
である。
第8図の制御系が始動開始前(電源無効)のと
き、電源検知器6からの信号が0であり、初期設
定器9が作動を停止しており、第1スイツチS1
が指令器1側にあり、第2スイツチS2がONし
ている。
この状態で、始動準備のために電源を投入(電
源有効)すると、電源検知器6の出力信号により
初期設定器9が作動を開始し、第1スイツチS1
をレベル変換器4側に切換えると共に第2スイツ
チS2をOFFさせ、さらに、タイムモード変換
器2をその入力信号Viに対する出力信号Voの上
昇を急激とするモードに切換える。
このとき、一般にフイードバツク信号Vfが0
であるから、タイムモード変換器2の入出力信号
Vi,Voが0であつて、このVi,Voを入力とす
る初期設定器9が始動準備完了として、第1スイ
ツチS1を指令器1側へ切換えると共に第2スイ
ツチS2をONさせ、さらにタイムモード変換器
2をその入力信号Viに対する出力信号Voの上昇
を緩やかとするモードに切換える。
上記始動準備のための電源投入時に、仮に、フ
イードバツク信号Vfが0でなくてある値であつ
たとしても、このフイードバツク信号Vfに対し
てタイムモード変換器2の出力信号Voが急上昇
して、初期設定器9はその両入力信号Vi=Vf,
Voが一致すると始動準備完了として、第1スイ
ツチS1を指令器1側へ切換えると共に第2スイ
ツチS2をONさせ、タイムモード変換器2を緩
やかなモードに切換える。
そして、指令器1の操縦ハンドルを操作してそ
の回転数指令信号Vsの値がV1とすると、これ
がタイムモード変換器2の入力信号Viとなる
〔第9図a)〕。
このタイムモード変換器2は、その入力信号
Vi(=V1)に対してその出力信号Voが第9図
bのイ−ロ−ハ線の通り緩やかに上昇する。
このタイムモード変換器2の出力信号Voにし
たがつて制御器5の出力Pが第9図cのイ′−
ロ′−ハ′線の通り緩やかに上昇し、この出力Pに
よつてガバナGが調整されて主機関Eの回転数が
徐々に上昇する。
今、タイムモード変換器2の出力信号VoがV
2(ただし、V2<V1)になり、制御器5の出
力PがV2に相当するP2になつたときに、停電
による電源無効が発生したとすると、タイムモー
ド変換器2の入出力信号Vi,Vo、サーボ増幅器
3の入力信号、フイードバツク信号Vfが0とな
り、また、電源検知器6からの信号が0となつ
て、初期設定器9も作動を停止する。
しかし、既述した通り、制御器5は第9図cの
ホ′線の通りその出力PをP2に保持している。
そして、ある時間経過後に電源が復帰(電源有
効)すると、電源検知器6が出力しこの出力信号
によつて初基設定器9が作動し、第1スイツチS
1がレベル変換器4側へ切換わると共に第2スイ
ツチS2がOFFし、タイムモード変換器2が急
激なモードに切換わる。
したがつて、第9図bのヘ線の通り、タイムモ
ード変換器2の出力信号Voがその入力信号Viで
あるフイードバツク信号Vfに対して急上昇する。
なお、このとき、制御器5の出力PがP2に保持
されているから、入力信号Viであるフイードバ
ツク信号Vfの値はP2に相当するV2である
〔第9図a〕。
電源復帰からT2時間経過後に、タイムモード
変換器2の出力信号VoがV2に達すると、これ
を初期設定器9が検知して第1スイツチS1を指
令器1側へ切換えると共に第2スイツチS2を
ONさせ、タイムモード変換器2を緩やかなモー
ドに切換える。
このため、第9図aの通りタイムモード変換器
2の入力信号Viは指令器1から回転数指令信号
V1となり、タイムモード変換器2の出力信号
Voは第9図bのハ線に沿つてV2から第1へ緩
やかに上昇し、これに伴つて制御器5の出力Pは
第9図cのハ′線に沿つてP2からP1へ緩やか
に上昇する。
したがつて、本発明によれば、主機関Eの回転
数制御中に電源無効となつた後の電源復帰後に、
主機関Eの回転数を指令回転数まで上昇させる時
間を従来方法により短縮でき、しかも、別の方法
のように主機関Eの回転数がステツプ上昇するこ
ともなく、保持された現状態から緩やかに上昇す
る。また、別の方法による場合の電源復帰後の時
間T1は一定値に設定されたものであつて、電源
無効の発生時期によつてロス時間が異なるが、本
発明の場合の電源復帰後の時間T2はタイムモー
ド変換器2の出力信号Voがその入力信号Viであ
るフイードバツク信号Vfに達するまでの時間で
あるから、この時間T2にロス時間を生じること
はない。さらに、本発明によれば、制御時におけ
る電源無効中に制御器5の出力Pに変化が生じて
主機関Eの回転数が電源無効発生直前の回転数と
異なつていたとしても、電源復帰後に主機関Eの
回転数はその時の回転数から上昇することにな
る。
なお、指令器1の操縦ハンドルを元へ戻して回
転数指令信号VsをV1から0まで低下させると、
タイムモード変換器2の出力信号Voは第3図b
のニ線の通り低下し、これに伴つて、制御器5の
出力P2は第3図cのニ′線の通り低下し、主機
関Eの回転数が低下する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の舶用主機関制御方法の制御系の
ブロツク図、第2図は第1図の指令器1の特性説
明図、第3図a〜cおよび第5図a〜cは同従来
方法における特性説明図、第4図は第1図の制御
系の一部の一つの例を示す説明図、第6図は本発
明と同じ技術的課題を解決する別の方法の制御系
のブロツク図、第7図a〜cは同別の方法におけ
る特性説明図、第8図は本発明の舶用主機関制御
方法の制御系の一例を示すブロツク図、第9図a
〜cは第8図本発明方法の特性説明図である。 1……指令器、2……タイムモード変換器、3
……サーボ増幅器、4……レベル変換器、5……
制御器、G……ガバナ、E……主機関、Vs……
回転数指令信号、Vi……タイムモード変換器2
の入力信号、Vo……タイムモード変換器2の出
力信号、Vf……フイードバツク信号、P……制
御器5の出力、6……電源検知器、9……初期設
定器、S1……第1スイツチ、S2……第2スイ
ツチ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 指令されたある回転数指令信号をタイムモー
    ド変換器の入力とし、該タイムモード変換器にて
    入力である回転数指令信号に対してその出力信号
    を緩やかに上昇させ、該タイムモード変換器の出
    力信号と舶用主機関の実回転数に相当するフイー
    ドバツク信号とをサーボ増幅器の入力とし、該サ
    ーボ増幅器の出力信号を制御器へ伝達し、該制御
    器により舶用主機関のガバナを調整し、電源無効
    によつて前記サーボ増幅器の出力信号が零となつ
    たときは前記制御器をその直前の状態に保持する
    舶用主機関制御方法において、 電源無効から電源有効に切換わつたときに、前
    記フイードバツク信号をタイムモード変換器の入
    力としてこの入力信号に対する出力信号を急激に
    上昇させると共に、前記サーボ増幅器の出力信号
    の制御器への伝達を断ち、前記タイムモード変換
    器の出力信号がその入力信号であるフイードバツ
    ク信号に一致したときに、前記タイムモード変換
    器の入力をフイードバツク信号から回転数指令信
    号に切換えてその出力信号を緩やかに上昇させる
    と共に、前記サーボ増幅器の出力信号を制御器へ
    伝達する舶用主機関制御方法。
JP11638083A 1983-06-28 1983-06-28 舶用主機関制御方法 Granted JPS608189A (ja)

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DE19544328B4 (de) 1994-11-29 2014-03-20 Ebara Corp. Poliervorrichtung

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