JPH11155294A - モータ駆動装置 - Google Patents
モータ駆動装置Info
- Publication number
- JPH11155294A JPH11155294A JP9320924A JP32092497A JPH11155294A JP H11155294 A JPH11155294 A JP H11155294A JP 9320924 A JP9320924 A JP 9320924A JP 32092497 A JP32092497 A JP 32092497A JP H11155294 A JPH11155294 A JP H11155294A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- torque command
- speed
- revolution
- comparator
- controller
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Feedback Control In General (AREA)
- Control Of Electric Motors In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 負荷の状態変化に応じて自動的に最適ゲイン
に設定することができるモータ駆動装置の提供を目的と
する。 【解決手段】 モータ1の回転速度を検出する速度検出
器2と、前記回転速度と指令速度3との差である速度偏
差4を計算する比較器5と、速度偏差4に対し比例・積
分演算を行いトルク指令8を計算する速度制御器9と、
トルク指令8に応じたトルクを発生させるためモータ電
流を制御する電流制御器10と、トルク指令8の現在値
メモリ11と一定時間前のトルク指令のメモリ12を比
較する第二の比較器13と、第二の比較器13の出力に
応じて速度制御器9の比例・積分ゲインを増減させる自
動調節器14とを備えたモータ駆動装置である。
に設定することができるモータ駆動装置の提供を目的と
する。 【解決手段】 モータ1の回転速度を検出する速度検出
器2と、前記回転速度と指令速度3との差である速度偏
差4を計算する比較器5と、速度偏差4に対し比例・積
分演算を行いトルク指令8を計算する速度制御器9と、
トルク指令8に応じたトルクを発生させるためモータ電
流を制御する電流制御器10と、トルク指令8の現在値
メモリ11と一定時間前のトルク指令のメモリ12を比
較する第二の比較器13と、第二の比較器13の出力に
応じて速度制御器9の比例・積分ゲインを増減させる自
動調節器14とを備えたモータ駆動装置である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モータ駆動装置の
自動ゲイン調整に関するものである。
自動ゲイン調整に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、産業用機器などの駆動源として制
御性のよいサーボモータが多用されてきており、広い負
荷範囲と広い回転速度範囲に対応できる駆動装置が求め
られている。
御性のよいサーボモータが多用されてきており、広い負
荷範囲と広い回転速度範囲に対応できる駆動装置が求め
られている。
【0003】図2において、21はモータ、22はモー
タ21の回転速度を検出する速度検出器、23はモータ
21を所定の回転速度に指令する信号で指令速度、24
は速度検出器22が検出した回転速度と指令速度23と
の差である速度偏差、25は速度偏差24を計算する比
較器、26は比例ゲイン、27は積分器の出力で積分ゲ
イン、28は速度偏差24に対し比例ゲイン26を掛け
た値と速度偏差24を積分した値に積分ゲイン27を掛
けた値を足し合わせたトルク指令、29はトルク指令2
8を計算する速度制御器、30はトルク指令28に応じ
たトルクを発生させるためにモータ電流を制御する電流
制御器である。
タ21の回転速度を検出する速度検出器、23はモータ
21を所定の回転速度に指令する信号で指令速度、24
は速度検出器22が検出した回転速度と指令速度23と
の差である速度偏差、25は速度偏差24を計算する比
較器、26は比例ゲイン、27は積分器の出力で積分ゲ
イン、28は速度偏差24に対し比例ゲイン26を掛け
た値と速度偏差24を積分した値に積分ゲイン27を掛
けた値を足し合わせたトルク指令、29はトルク指令2
8を計算する速度制御器、30はトルク指令28に応じ
たトルクを発生させるためにモータ電流を制御する電流
制御器である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のモータ駆動
装置では、一般的に比例ゲイン26と積分ゲイン27は
固定されており、モータおよび負荷の状態変化によって
調整時の最適な応答から外れて、モータが振動すること
があった。
装置では、一般的に比例ゲイン26と積分ゲイン27は
固定されており、モータおよび負荷の状態変化によって
調整時の最適な応答から外れて、モータが振動すること
があった。
【0005】本発明は上記の課題を解決するもので、負
荷の状態変化に応じて自動的に最適ゲインに設定するこ
とができるモータ駆動装置の提供を目的とする。
荷の状態変化に応じて自動的に最適ゲインに設定するこ
とができるモータ駆動装置の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに本発明は、モータの回転速度を検出する速度検出器
と、前記回転速度と指令速度との差である速度偏差を計
算する比較器と、前記速度偏差に対し比例・積分演算を
行いトルク指令を計算する速度制御器と、前記トルク指
令に応じたトルクを発生させるためモータ電流を制御す
る電流制御器と、前記トルク指令と一定時間前のトルク
指令を記憶する記憶手段と、前記記憶手段で得たトルク
指令の現在値メモリと一定時間前のトルク指令のメモリ
を比較する第二の比較器と、前記第二の比較器の出力に
応じて前記速度制御器の比例・積分ゲインを増減させる
自動調節器とを備えたものである。
めに本発明は、モータの回転速度を検出する速度検出器
と、前記回転速度と指令速度との差である速度偏差を計
算する比較器と、前記速度偏差に対し比例・積分演算を
行いトルク指令を計算する速度制御器と、前記トルク指
令に応じたトルクを発生させるためモータ電流を制御す
る電流制御器と、前記トルク指令と一定時間前のトルク
指令を記憶する記憶手段と、前記記憶手段で得たトルク
指令の現在値メモリと一定時間前のトルク指令のメモリ
を比較する第二の比較器と、前記第二の比較器の出力に
応じて前記速度制御器の比例・積分ゲインを増減させる
自動調節器とを備えたものである。
【0007】
【発明の実施の形態】上記の課題を解決するために本発
明は、モータの回転速度を検出する速度検出器と、前記
回転速度と指令速度との差である速度偏差を計算する比
較器と、前記速度偏差に対し比例・積分演算を行いトル
ク指令を計算する速度制御器と、前記トルク指令に応じ
たトルクを発生させるためモータ電流を制御する電流制
御器と、前記トルク指令と一定時間前のトルク指令を記
憶する記憶手段と、前記記憶手段で得たトルク指令の現
在値メモリと一定時間前のトルク指令のメモリを比較す
る第二の比較器と、前記第二の比較器の出力に応じて前
記速度制御器の比例・積分ゲインを増減させる自動調節
器とを備えたモータ駆動装置である。
明は、モータの回転速度を検出する速度検出器と、前記
回転速度と指令速度との差である速度偏差を計算する比
較器と、前記速度偏差に対し比例・積分演算を行いトル
ク指令を計算する速度制御器と、前記トルク指令に応じ
たトルクを発生させるためモータ電流を制御する電流制
御器と、前記トルク指令と一定時間前のトルク指令を記
憶する記憶手段と、前記記憶手段で得たトルク指令の現
在値メモリと一定時間前のトルク指令のメモリを比較す
る第二の比較器と、前記第二の比較器の出力に応じて前
記速度制御器の比例・積分ゲインを増減させる自動調節
器とを備えたモータ駆動装置である。
【0008】このように、ある一定時間の間のトルク指
令の差は、トルク指令の振動状態の指標となるもので、
この絶対値が大きいときは振動を押さえるため比例・積
分ゲインを下げることで、また、この絶対値が小さいと
きは比例・積分ゲインをあげることで、負荷に変動があ
ってもある一定の振動レベルを保ちながら自動的に比例
・積分ゲインを増減して負荷に応じた最適な応答性を維
持することができる。
令の差は、トルク指令の振動状態の指標となるもので、
この絶対値が大きいときは振動を押さえるため比例・積
分ゲインを下げることで、また、この絶対値が小さいと
きは比例・積分ゲインをあげることで、負荷に変動があ
ってもある一定の振動レベルを保ちながら自動的に比例
・積分ゲインを増減して負荷に応じた最適な応答性を維
持することができる。
【0009】
【実施例】以下本発明の実施例について、図面を参照し
て説明する。
て説明する。
【0010】図1において、1はモータ、2はモータ1
の回転速度を検出する速度検出器、3は所定の回転速度
に指令する信号で指令速度、4は速度検出器2が検出し
た回転速度と指令速度3との差である速度偏差、5は速
度偏差4を計算する比較器、6は比例ゲイン、7は積分
器の出力で積分ゲイン、8は速度偏差4に対し比例ゲイ
ン6を掛けた値と速度偏差4を積分した値に積分ゲイン
7を掛けた値を足し合わせたトルク指令、9はトルク指
令8を計算する速度制御器、10はトルク指令8に応じ
たトルクを発生させるためにモータ電流を制御する電流
制御器で、ここまでは従来の回路構成と同じである。
の回転速度を検出する速度検出器、3は所定の回転速度
に指令する信号で指令速度、4は速度検出器2が検出し
た回転速度と指令速度3との差である速度偏差、5は速
度偏差4を計算する比較器、6は比例ゲイン、7は積分
器の出力で積分ゲイン、8は速度偏差4に対し比例ゲイ
ン6を掛けた値と速度偏差4を積分した値に積分ゲイン
7を掛けた値を足し合わせたトルク指令、9はトルク指
令8を計算する速度制御器、10はトルク指令8に応じ
たトルクを発生させるためにモータ電流を制御する電流
制御器で、ここまでは従来の回路構成と同じである。
【0011】11はトルク指令8を記憶手段で記憶した
現在値メモリ、12は一定時間前のトルク指令8を記憶
手段で記憶したメモリ、13は現在値メモリ11とメモ
リ12の出力を比較する比較器で請求項の第二の比較器
にあたる。14は比較器13の出力に応じて速度制御器
9の比例ゲイン6と積分ゲイン7を調整する自動調節器
である。
現在値メモリ、12は一定時間前のトルク指令8を記憶
手段で記憶したメモリ、13は現在値メモリ11とメモ
リ12の出力を比較する比較器で請求項の第二の比較器
にあたる。14は比較器13の出力に応じて速度制御器
9の比例ゲイン6と積分ゲイン7を調整する自動調節器
である。
【0012】自動調節器14はソフトプログラムにて対
応しており、比較器13の出力がしきい値を超える場合
には比例ゲイン6を下げ、しきい値以下であれば比例ゲ
イン6を上げる。しきい値には範囲を持たせ、その範囲
内では比例ゲイン6は変化しないようにする。また、積
分ゲイン7は速度制御系を2次系と考えた場合のダンピ
ング比を一定とするよう比例ゲイン6との比が一定とな
るよう設定される。停止時振動をさらに抑えたい場合に
は、動作指令が0の場合には比例ゲイン6の変化を下げ
る方向のみに制限することが効果的である。また、比例
ゲイン6の変更範囲には、設定値の何倍までと制限を加
えておいたほうがよい。
応しており、比較器13の出力がしきい値を超える場合
には比例ゲイン6を下げ、しきい値以下であれば比例ゲ
イン6を上げる。しきい値には範囲を持たせ、その範囲
内では比例ゲイン6は変化しないようにする。また、積
分ゲイン7は速度制御系を2次系と考えた場合のダンピ
ング比を一定とするよう比例ゲイン6との比が一定とな
るよう設定される。停止時振動をさらに抑えたい場合に
は、動作指令が0の場合には比例ゲイン6の変化を下げ
る方向のみに制限することが効果的である。また、比例
ゲイン6の変更範囲には、設定値の何倍までと制限を加
えておいたほうがよい。
【0013】
【発明の効果】上記の実施例から明らかなように本発明
によれば、トルク指令値の振動状態を一定以下に抑えな
がら、負荷変動に応じた最適な応答を得ることのできる
速度制御器のゲイン設定を自動的に行うことができる効
果がある。
によれば、トルク指令値の振動状態を一定以下に抑えな
がら、負荷変動に応じた最適な応答を得ることのできる
速度制御器のゲイン設定を自動的に行うことができる効
果がある。
【図1】本発明の制御ブロック図
【図2】従来の制御ブロック図
1 モータ 2 速度検出器 3 指令速度 4 速度偏差 5 比較器 6 比例ゲイン 7 積分ゲイン 8 トルク指令 9 速度制御器 10 電流制御器 11 現在値メモリ 12 メモリ 13 比較器(第二の比較器) 14 自動調節器
Claims (1)
- 【請求項1】モータの回転速度を検出する速度検出器
と、前記回転速度と指令速度との差である速度偏差を計
算する比較器と、前記速度偏差に対し比例・積分演算を
行いトルク指令を計算する速度制御器と、前記トルク指
令に応じたトルクを発生させるためモータ電流を制御す
る電流制御器と、前記トルク指令と一定時間前のトルク
指令を記憶する記憶手段と、前記記憶手段で得たトルク
指令の現在値メモリと一定時間前のトルク指令のメモリ
を比較する第二の比較器と、前記第二の比較器の出力に
応じて前記速度制御器の比例・積分ゲインを増減させる
自動調節器とを備えたモータ駆動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9320924A JPH11155294A (ja) | 1997-11-21 | 1997-11-21 | モータ駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9320924A JPH11155294A (ja) | 1997-11-21 | 1997-11-21 | モータ駆動装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11155294A true JPH11155294A (ja) | 1999-06-08 |
Family
ID=18126809
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9320924A Pending JPH11155294A (ja) | 1997-11-21 | 1997-11-21 | モータ駆動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11155294A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003005554A1 (fr) * | 2001-07-06 | 2003-01-16 | Seiko Epson Corporation | Unite de commande de moteur |
JP2006074885A (ja) * | 2004-09-01 | 2006-03-16 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 電動機の制御装置 |
JP2014135860A (ja) * | 2013-01-11 | 2014-07-24 | Okuma Corp | モータ速度制御装置 |
JP2018124700A (ja) * | 2017-01-31 | 2018-08-09 | オムロン株式会社 | Pid制御装置、pid制御方法、およびpid制御プログラム |
-
1997
- 1997-11-21 JP JP9320924A patent/JPH11155294A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003005554A1 (fr) * | 2001-07-06 | 2003-01-16 | Seiko Epson Corporation | Unite de commande de moteur |
US7615958B2 (en) | 2001-07-06 | 2009-11-10 | Seiko Epson Corporation | Motor control device |
JP2006074885A (ja) * | 2004-09-01 | 2006-03-16 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 電動機の制御装置 |
JP2014135860A (ja) * | 2013-01-11 | 2014-07-24 | Okuma Corp | モータ速度制御装置 |
JP2018124700A (ja) * | 2017-01-31 | 2018-08-09 | オムロン株式会社 | Pid制御装置、pid制御方法、およびpid制御プログラム |
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