JPH0237519A - フレキシブルディスク用フイルム - Google Patents

フレキシブルディスク用フイルム

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JPH0237519A
JPH0237519A JP18535488A JP18535488A JPH0237519A JP H0237519 A JPH0237519 A JP H0237519A JP 18535488 A JP18535488 A JP 18535488A JP 18535488 A JP18535488 A JP 18535488A JP H0237519 A JPH0237519 A JP H0237519A
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JP
Japan
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film
humidity
coefft
temperature
expansion
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JP18535488A
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English (en)
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Hideo Kato
秀雄 加藤
Hisashi Hamano
浜野 久
Kinji Hasegawa
欣治 長谷川
Norihiro Nomi
能美 慶弘
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Teijin Ltd
Original Assignee
Teijin Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、フレキシブルディスク用フィルムに関し、更
に詳しくは、トラッキングミスを回避することができ、
高トラツク密度記録が可能で、線記録密度の高い、磁性
層を塗設してなるフレキシブルディスク用のベースフィ
ルムに関する。
(従来の技術) フレキシブル磁気ディスクのトラッキングミスを防止す
る方法としては、磁気ディスク記録再生装置自体に、温
度変化を抑制する機構やトラック検出の特別な回路(例
えばトラックサーボなど)を設けることが従来から知ら
れている。しかし、これらの手段では、記録面再生装置
が複雑になるので汎用的ではない。
実用上は、基材フィルム、磁気材料として、できるだけ
膨張係数がディスクドライブの熱膨張係数に近く、かつ
、湿度膨張係数が小さいものを選択することによって、
トラツキジグミスを防止するようにしており、基材フィ
ルムとしては、例えばポリエチレンテレフタレートフィ
ルムなどが用いられていた。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、このようなフィルム磁気ディスクでも、
高1(例えば60℃前後)及び/又は高温(例えば80
%RH前後)で使用すると、トラッキングミスが発生す
る。特に、低温(5°C前後)ないし低温(20%RH
前後)の条件下で記録したフレキシブル磁気ディスクを
高温(60’C前後)、高温(80%RH前後)の雰囲
気で再生すると、必ずといってよいほどトラッキングミ
スがが発生してくる。このトラッキングミスによって、
出力の低下が起こり、読み取りができないという問題は
、未だ解決されていない。
一方、線記録密度を高めるべく、磁性材料の改良や磁性
層を基板の上に均一がっ薄く塗設する改良が試みられて
いるが、トラック密度及び線密度を共に高めることによ
り、磁気記録が高密度化されてなるフレキシブルディス
クは未だ知られておらず、それに適したベースフィルム
も未だ知られていない。
本発明の目的は、使用可能な雰囲気条件温度、温度範囲
を拡大し、高温、高湿の条件でもトラックミスが発生し
ないに改良し、がっ、磁気記録密度の高いフレキシブル
な磁気記録媒体(ディスク)用のベースフィルムを提供
することにある。
(課題を解決するための手段) 本発明者等は、上記目的を達成すべく鋭意検討を重ねた
結果、温度膨張係数が特定範囲内にあり、かつ湿度膨張
係数が低く、しかも両係数とも面内での最大値と最小値
の差が小さく、更に特定範囲内の表面粗さを有している
ポリエーテルケトン樹脂フィルムを用いればよいことを
見出し、本発明に到達した。
即ち、本発明は、面内のすべての方向における温度膨張
係数が10xlO−’/”C〜30X10−’/℃、該
温度膨張係数の最大値と最小値の差が5 ×10−’/
°C以下、温度膨張係数が8 ×10−’/%RH以下
、該湿度膨張係数の最大値と最小値との差が2×10−
6/%RH以下、表面粗さ(CLA)が0.005〜0
.05μmである二軸配向熱可塑性ポリエーテルケトン
樹脂フィルムからなるフレキシブルディスク用フィルム
である。
本発明における熱可塑性ポリエーテルケトン樹脂は、構
成単位 または、 を単独で、あるいは、該単位と他の構成単位からなるポ
リマーである。この他の構成単位としては、例えば 等が挙げられる。上記構成単位において、Aは直接結合
、酸素、−SO□−,−CO−または二価の低級脂肪族
炭化水素基であり、QおよびQ′は同一であっても相違
してもよく−CO−または一8O□−であり、nは0又
はlである。これらポリマーは、特公昭60−3264
2号公報、特公昭61−10486号公報、特開昭57
−137116号公報等に記載されている。
熱可塑性ポリエーテルケトン樹脂には、流動性改良など
の目的でポリアリーレンポリエーテル。
ポリスルホン、ボリアリレートポリエステル。
ポリカーボネート等の樹脂をブレンドしても良(、また
安定剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤等の如き添加剤を含
有させても良い。
熱可塑性ポリエーテルケトン樹脂は、上述の通り、それ
自体公知であり、且つそれ自体公知の方法で製造するこ
とができる。
上記熱可塑性ポリエーテルケトン樹脂は、見かけの溶融
粘度が温度380°C1見かけの剪断速度200sec
−’の条件で、500ポイズ〜10000ポイズ、更に
は1000〜5000ボイズの範囲にあるものが、製膜
性、フィルムの特性の点から好ましい。
本発明のポリエーテルケトン樹脂フィルムは、二軸配向
されたものであり、温度膨張計数は、10X10−’/
”C〜30X10−6/℃,好ましくは15X10−6
/”C〜25X10−’/℃であることが必要である。
磁気記録媒体であるフレキシブルディスクの駆動装置は
、温度膨張係数の比較的小さいアルミニウムを主体とし
て構成されており、該装置の温度膨張係数はおよそ17
X10−6/”C〜20 X 10− ’/ ’Cであ
る。
従って、上記フィルムの温度膨張係数がこの範囲からは
ずれるとトラッキングミスが多発するようになる。また
、該温度膨張係数の面内での最大値と最小値の差は、5
X10−b/”C以下、好ましくは3xlO−’/’c
以下、更に好ましくは2X10−h/℃以下であること
が必要であり、この差は出来るだけ小さい方が好ましい
。かかる温度膨張係数及び湿度膨張係数差のポリエーテ
ルケトン樹脂フィルムを得るには、延伸倍率を温度膨張
係数が等方化するように設定し、熱固定温度を適切に選
択すればよい。
更に、本発明のポリエーテルケトン樹脂フィルムは、湿
度膨張係数が8 ×10−’/%RH以下、好ましくは
5X10−”/%RH以下であり、該湿度膨張係数の面
内での最大値と最小値の差が2X10−’/%RH以下
であることが必要である。この値は出来るだけ小さいこ
とが好ましい。湿度膨張係数及びその最大値と最小値の
差が大きくなりすぎると、トランキングミスを防止する
ことができなくなる。湿度膨張係数及び湿度膨張係数差
を上記の値以下とするには、延伸倍率を湿度膨張係数が
等方化するように設定し、熱固定温度を適切に選択すれ
ばよい。
また、本発明のポリエーテルケトン樹脂フィルムの表面
粗さは、両面とも、0.005〜0.05μm。
好ましくは0.005〜0−03μm、更に好ましくは
0゜005〜0.02μmであることが必要である。こ
こで、表面粗さは、CL A (Center Lin
e Averge) J I SB  0601に準じ
て測定した値である。この表面粗さが0.005μm未
満では、フィルムの生産時および/または磁性層を塗布
する加工工程にてフィルム間の摩擦が大きくなり、取扱
性が悪化して、フィルムにしわが生じ易くなるという問
題があり、また表面粗さが0.05μmを超えると、フ
ィルムの表面が粗くなりすぎ、フレキシブルディスクの
電磁変換特性が悪化し製品として使用に耐え得ないもの
となる。
表面粗さを上記範囲に調整する手段としては、熱可塑性
ポリエーテルケトン樹脂に実質的に不活性な個体微粒子
をフィルム中に均一に分散させ、その粒径、含有量を調
整すればよい。不活性個体微粒子は、外部添加微粒子で
も内部微粒子でもよく、また、例えば有機酸の金属塩、
無機物、特殊な樹脂などでもよい。好ましい不活性個体
粒子としては、■炭酸カルシウム、■二酸化ケイ素(水
和物、ケイ藻土、ケイ砂2石英等を含む)、■アルミナ
、■SiO□分を30重量%以上含有するケイ酸塩(例
えば非晶質域は結晶質の粘土鉱物、アルミノシリケート
化合物(焼生物や水和物を含む)、温石綿、ジルコン、
フランアッシュ等)、0Mg5ZnXZr及びTiの酸
化物、■Ca及びBaの硫酸塩、■Li、Na及びCa
のリン酸塩(1水素塩や2水素塩を含む)、■Li、N
a及びKの安臭香酸塩、■Ca、Ba、Zn及びMnの
テレフタル酸塩、(@Mg、Ca、、Ba、Zn、Cd
、PbSSr、Mn、Fe、Co及びNtのチタン酸塩
、■Ba及びpbのクロム酸塩、@炭素(例えばカーボ
ンブラック、グラファイト等)、■ガラス(例えばガラ
ス粉、ガラスピーズ等)、[相]MgC0,、■ホタル
石、■ZnS及び■シリコン樹脂が例示される。好まし
いものとして、無水ケイ酸、含水ケイ酸、酸化アルミニ
ウム、ケイ酸アルミニウム(焼成物、水和物等を含む)
、燐酸1リチウム、燐酸3リチウム、燐酸ナトリウム、
燐酸カルシウム、硫酸バリウム、酸化チタン、安臭香酸
リチウム、これらの化合物の複塩(水和物を含む)、ガ
ラス粉、粘土(カオリン、ベントナイト、白土等を含む
)、タルク、ケイ藻土、シリコーン樹脂等が例示される
。これらの不活性個体粒子の平均粒径は、通常、0.0
01〜2μmであり、好ましくは0.05〜1.0 μ
m、より好ましくは0.2〜0.8μmである。また、
これらの不活性個体粒子の含有量は、通常、熱可塑性ポ
リエーテルケトン樹脂に対し0.005〜3重量%であ
るが、0.01〜1重量%、更には0.01〜0.5重
量%、特に0.05〜0.3重量%が好ましい。
なお、上記の不活性個体粒子のうち、平均粒径が0.0
1〜2 p m、粒径(長径/短径)が1.0〜1゜2
である球状シリカ微粒子を、含有量がo、oos〜3.
0重量%となるように単独又は粒径の異なる球状シリカ
粒径又は上記の他の不活性個体粒子と混合して、熱可塑
性ポリエーテルケトン樹脂に分散させた場合、あるいは
、平均粒径が0.01〜2μm。
f=V/D3 (ここで、■は粒子の平均体積(μm”
)、Dは粒子の平均体積(μm)を示す)で定義される
体積形状係数(f)が0.4〜π/6であシ リ、一般式RX S i 02−x !  (ここで、
Rは炭素数1〜7の炭化水素基、Xは1〜1.2である
)で表わされるシリコーン樹脂微粒子を、含有量が0゜
005〜3.0重量%となるように単独又は粒径の異な
るシリコーン樹脂微粒子又は上記の他の不活性個体粒子
と混合して、熱可塑性ポリエーテルケトン樹脂に分散含
有させた場合は、球状シリカ微粒子、シリコーン樹脂微
粒子とポリニーチルケトン樹脂との親和性が大きいため
、二軸配向を行った際に粒子周辺にボイドが発生する頻
度が少なく、フィルムの表面が平坦でも摩擦係数の小さ
いフィルムとすることができるので、特に好適である。
この場合、球状シリカ微粒子については、実質的に球状
であり、粒径分布がシャープで単分散に近いものが好ま
しく、その製法、その他に何ら限定されるものではない
。特に、下記式で表わされる相対標準偏差が0.5以下
であることが望ましい。
相対標準偏差= ここで Di=個々の粒子の面積円相当径(μm)D:面積円相
当径の平均値(μm) n:粒子の個数 を表わす。
例えば、球状シリカ粒子は、オルトケイ酸エチル(Si
 (QC! H5)4 )の加水分解から含水シリカ(
S i (OH) a )単分散法をつくり、更にこの
含水シリカ単分散脱水球を化処理してシリカ結合(=S
i−0−3tミ)を三次元的に成長させることで製造で
きる(日本化学会誌 8L、 N。
9、P・1503)  。
S i  (OCz  H5) 4  +4H,0→S
 i  (OH) 4+4 Cz  Hs  OH=’
3  t−OH+HO−3i E →=S i −0−3i=+Hz  O一方、シリコー
ン樹脂微粒子については、実質的に球状であり、その粒
度分布がシャープで単分散に近いものが好ましく、その
製法、その他に何ら限定されるものではない。特に、下
記式で表わされる粒度分布(γ)が1〜1.4であるこ
とが望ましい。
γ”’ D zs/ D qs 球状シリコーン樹脂微粒子は、 下記式(A) RX S i Ox  x /l   −−(A)で表
される組成を有する。
上記式(A)におけるRは炭素数1〜7の炭化水素基で
あり、例えば炭素数1〜7のアルキル基。
フェニル基あるいはトリル基が好ましい。炭素数1〜7
のアルキル基は直鎖状であっても分岐鎖状であってもよ
く、例えばメチル、n−プロピル、1so−プロピル、
n−ブチル、1so−ブチル、tert−ブチル、n−
ペンチル、n−ヘプチル等ヲあげることができる。
これらのうち、Rとしてはメチルおよびフェニルが好ま
しく、就中メチルが特に好ましい。
上記式(A)におけるXは1〜1.2の数である。
上記式(A)においてXが1であるとき、上記式(A)
は、下記式(A)−1 R3iO,、、・・・・・・(A)−1[ここで、Rの
定義は上記に同じである ]で表わすことができる。
上記式(A)−1の組成は、シリコーン樹脂の三次元重
合体鎖構造における下記構造部分;−0−3i−0− 占 に由来するものである。
また、上記式(A)においてXが1.2であるとき、上
記式(A)は下記式(A)−2 RI、z S i 01.4   ・・・=−(A) 
 2〔ここで、Rの定義は上記に同じである〕で表わす
ことができる。
上記式(A)−2の組成は、上記(A)−1の構造0.
8モルと下記式(A)′ R,S i O= (A) ’ 〔ここで、Rの定義は上記と同じである〕で表される構
造0.2モルとから成る理解することができる。
上記(A)′はシリコーン樹脂の三次元重合体鎖におけ
る下記構造部分; に由来する。
以上の説明から理解されるように、上記式(A)の組成
は、例えば上記式(A)−1の構造のみから実質的にな
るか、あるいは上記式(A) =1の構造と上記式(A
)−2の構造が適当な割合でランダムに結合した状態で
共存する構造から成ることがわかる。
球状のシリコーン樹脂粒子は、好ましくは上記式(A)
において、Xが1〜1.1の間の値を有する。
このシリコーン樹脂粒子は、例えば、下記式%式%) で表わされるトリアル・コキシランまたはこの部分加水
分解線金物を、アンモニウムあるいはメチルアミン、ジ
メチルアミン、エチレンジアミン等の如きアミンの存在
下、撹拌下に、加水分解および縮合せしめることによっ
て製造できる。上記出発原料を使用する上記方法によれ
ば、上記式(A)−1で表される組成を持つシリコーン
樹脂粒子を製造することができる。
R3i  (OR’ )” で表されるジアルコキシシランを上記トリアルコキシシ
ランと一緒に併用し、上記方法に従えば、上記式(A)
−2で表される組成を持つシリコーン樹脂粒子を製造す
ることができる。
このように、粒度分布が単分散に近(、かつ凝集するこ
とのない微粒子を含有する場合は、平坦で易滑なフィル
ムを得ることができ、特に好結果が得られる。これらの
不活性個体微粒子をポリエーテルケトン樹脂と緊密に混
合するには、これらの微粒子をポリエーテルケトン樹脂
の重合中に重合釜中で、重合終了後ペレタイズするとき
押出機中で、あるいはシート状に溶融押出しする際押出
機中で、該ポリエーテルケトン樹脂と十分に混練すれば
よい。
また、本発明のポリエーテルケトン樹脂フィルムは、フ
レキシブルディスクでのトラッキングミスを防止するう
えで、温度60°C1相対湿度80%の雰囲気中で72
時間処理した時の収縮率が、0.2%以下、好ましくは
0.1%以下、更に好ましくは0゜05%以下、最も好
ましくは0.002%以下であることが望ましい。この
収縮率が0.2%を超えると、高温高温雰囲気でのフレ
キシブルディスクのトラックずれを防止するのが難しく
なる。上記収縮率が0.2%以下のポリエーテルケトン
樹脂フィルムを製造するには、未延伸フィルムを二輪延
伸して、テンターにクリップで把持し緊張熱処理を施し
た後、更に縦横両方向に若干の弛緩熱処理を施せばよい
(実施例) 以下、実施例により本発明を説明する。
なお、本発明における特性値の測定方法は次の通りであ
る。
(1)温度膨張率(αT) 日本自動制御社製の定荷重伸び試験機ITL2型を恒温
恒湿槽内に置き測定を行う。測定サンプルは予め所定の
条件(例えば70°C30分)で熱処理を施し、このサ
ンプルを試験機に取付温度20’C・湿度60%RH(
相対湿度)と温度40°C・湿度60%RHとの間で寸
法変化を読取ることによって温度膨張率を測定する。こ
のときの原サンプル長は、505 rtn、サンプル巾
は1/4インチである。測定時に加える加重は5 g 
/ 1 / 4インチ巾当りで一定とした。長いサンプ
ルが得られない場合は、真空理工社製熱機械分析装置T
 M −3000を用い測定することもできる。温度膨
張率の最大値及び最小値の差(ΔαT)をもとめる場合
は、T M −3000を用いる。サンプルの寸法は長
さ15m、巾511II11であって、温度10°C・
湿度0%RHと温度40°C・相対湿度0%における寸
法変化を読取ることによって、温度膨張率の最大と最小
との差(ΔαT)を知ることができる。両者の測定法に
よって得られた値は完全に一致するから、いずれの測定
法でもよい。
(2)湿度膨張率(αH) 温度膨張率を求める場合と同様に日本自動制御社製の定
荷重伸び試験機を用い、温度40°C・相違湿度90%
の条件で予め処理を施した差を取付け、温度20°C・
相対湿度30%と20°C湿度70%RHの間における
寸法変化を読取ることによって湿度膨張率を求める。差
が長(とれない場合は温度膨張測定時と同様に真空理工
社製の熱機械分析装置を恒温恒湿槽に置き、前記条件の
もとて測定を行った。
湿度膨張率の最大値と最小値との差((ΔαH)を求め
る場合も、温度膨張率の最大値と最小値との差(ΔαT
)を求める場合と同様にして測定する。この場合もいず
れの方法によって得られる値も完全に一致する。
(3)トラッキングずれテスト(温度変化)松下通信工
業■製の51/4インチ用フロンビーディスクドライブ
JU−581(1,6MB用)を恒温恒湿槽に入れ、イ
ンターフェースを介して、東京エンジニアリング■製の
ドロップイン・ドロップアウトカウンター5K−444
Bに接続して、ミッシングパルスを測定した。
温度15°C湿度60%RHで安定後記録し、次いで温
度40’C・湿度60%RHの条件で3時間経過したの
ち、再生し、出力50%以下又は30%以下のミッシン
グパルス有無を測定した。
50%以下のミッシングパルスがない場合を良、30%
以下のミッシングパルスはないが50%以下のミッシン
グパルスがあるる場合を可、30%のミッシングパルス
がある場合を不可とした。
(4)トラッキングずれテスト(湿度変化)(3)項と
同じ装置を用い、記録を温度25°C湿度20%RHで
行い、再生を温度25°C湿度70%RHで行い、同様
の判定を行った。
(5)トラッキングずれテスト(温湿度変化)(3)、
(4)項と同じ装置を用い、記録を温度15°C1湿度
20%RHとし、再生を温度40°C1湿度70%RH
で行い、同様の判定を行った。
(6)  レゾル−ジョン(分解能)テスト松下通信工
業■製の5.25インチ用フロッピーディスクドライブ
JU−581(1,6MB用)を東京エンジニアリング
■製フロッピーディスク試験装置5K−403Cに取付
け、最内層トラックのレゾル−ジョン(2F再生出力値
/IF再生出力値X100  (%)〕を測定した。標
準ディスクのレゾル−ジョンに対して、0.95以上を
良、0.90以上0.95未満を可、0.90未満を不
可とした。
(7)フィルムの表面粗さ CL A (Center Line Averaq(
中心線平均粗さ))JIS  B  0601に準じて
測定した。
東京精密゛社■製の触針式表面粗さ計(SURFCOM
3B)を用イテ、針の半径2μ、荷重0.07gの条件
下にチャート(フィルム表面粗さ曲線)をかかせた。フ
ィルム表面粗さ曲線からその中心線の方向に測定長さし
の部分を抜き取り、この抜き取り部分の中心線をX軸と
し、縦倍率の方向をY軸として、粗さ曲線Y=f (x
)で表わしたとき、次の式で与えられる値(Ra:μm
)をフィルム本発明では、基準長を0.25amとして
8個測定し、値の大きい方から3個除いた5個の・平均
値としてRaを表わした。なお、測定は、フィルムの表
と裏の両面について行った。
(8)熱収縮率 フィルムサンプルに30cm間隔でしるしをつけて、6
0°C180%RHの雰囲気に設定した恒温恒湿槽中に
投入し、寸法変化を読み取ることによって熱収縮率を算
出した。
(9)総合評価 成形性、電気特性について総合的に評価し、いずれも極
めて良好なものを◎、良好なものをO1熱可塑性ポリエ
ーテルケトン(ICI社製:ポリエーテルエーテルケト
ン380G)g第1表に示す不活性粒子を第1表に示す
割合で混合し、ブレンド後、押出機により380°Cで
押出し、80°Cの温度に保持したキャスティングドラ
ム上戸・キャストして未延伸フィルムを作成し、これを
160°Cで第1表に示す縦方向及び横方向の延伸倍率
にて二輪延伸して、更に第1表に示す温度で30秒間熱
固定し、引きつづき250″Cのオーブン内で縦方向に
3%の弛緩処理を施すことにより、厚さ75μmのフィ
ルムを得た。(尚、自動車8では、3%の弛緩処理を省
略した。)得られた特性は第1表に示す通りであった。
このようにして得られたフィルムに、下記組成の磁性塗
布液を塗布し、2.0μmの厚さの磁性層を形成せしめ
た。
(曲性塗布液) 7  FezOz         200重量部塩化
ビニール−酢酸ビニル共重合樹脂 (UCC!?!VAGH)    30重量部ポリウレ
タン(日本ポリウレタン工業製PP−88)     
        20重量部イソシアネート化合物(日
本ポリウレタン工業社製コロネー) HL ’)   
    40重量部ジメチルシロキサン       
2重量部トルエン            70重量部
メチルエチルケトン       70重量部シクロヘ
キサノン        70重量部次いで、磁性層表
面にカレンダーロール処理を施した後、51/4インチ
のディスクに打ち抜いた。それらのトラックずれテスト
及びレゾル−ジョンテストの結果は、第1表に示す通り
であった。
(本頁、以下余白) 比較例6 ポリエチレンテレフタレートに平均粒径が0.6μm、
粒径比が1.05の球状シリカを0.25重量%添加、
混合し、次いで、押出機により290°Cで押出し、4
0°Cの温度に保持したキャスティングドラム上ヘキャ
ストして未延伸フィルムを作成した。この未延伸フィル
ムを95°Cで縦方向に3.6倍、横方向に3.91倍
の延伸倍率で二輪延伸し、更に210°Cで30秒間熱
固定し、引きつづき150°Cのオーブン中で縦方向に
2.5%の弛緩処理を施すことにより厚さ75μmのフ
ィルムを得た。
このフィルムに、実施例1と同様にして磁性層を形成し
、5.25インチのディスクを作成して、トラックずれ
テスト及びレゾルージョンテストを行った。
その結果、トラックずれテスト(温度変化)、(温湿度
変化)は可であり、レゾル−ジョンテストは良であった
が、トラックずれテスト(湿度変化)が不可であった。
(発明の効果) 本発明によれば、高温、高湿の条件下でもトラックミス
が発生せず、かつ電磁変換特性の高いフレキシブルな磁
気記録媒体(ディスク)を得ることができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 面内のすべての方向における温度膨張係数が10×10
    ^−^6/℃〜30×10^−^6/℃、該温度膨張係
    数の最大値と最小値の差が5×10^−^6/℃以下、
    温度膨張係数が8×10^−^6/%RH以下、該湿度
    膨張係数の最大値と最小値との差が2×10^−^6/
    %RH以下、表面粗さ(CLA)が0.005〜0.0
    5μmである二軸配向熱可塑性ポリエーテルケトン樹脂
    フィルムからなるフレキシブルディスク用フィルム。
JP18535488A 1988-07-27 1988-07-27 フレキシブルディスク用フイルム Pending JPH0237519A (ja)

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