JPH0237498Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0237498Y2 JPH0237498Y2 JP1984190573U JP19057384U JPH0237498Y2 JP H0237498 Y2 JPH0237498 Y2 JP H0237498Y2 JP 1984190573 U JP1984190573 U JP 1984190573U JP 19057384 U JP19057384 U JP 19057384U JP H0237498 Y2 JPH0237498 Y2 JP H0237498Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seal
- cylindrical body
- auxiliary tool
- welding
- stud
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000003466 welding Methods 0.000 claims description 22
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 11
- 239000000463 material Substances 0.000 description 8
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 2
- 239000010953 base metal Substances 0.000 description 1
- 239000000919 ceramic Substances 0.000 description 1
- 230000008602 contraction Effects 0.000 description 1
- 238000009792 diffusion process Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000003647 oxidation Effects 0.000 description 1
- 238000007254 oxidation reaction Methods 0.000 description 1
- 238000007493 shaping process Methods 0.000 description 1
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- 238000007711 solidification Methods 0.000 description 1
- 230000008023 solidification Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Butt Welding And Welding Of Specific Article (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案はアークスタツド溶接で使用されるシー
ルチツプを保持するためのアークスタツド溶接補
助具に関する。
ルチツプを保持するためのアークスタツド溶接補
助具に関する。
(従来の技術)
上記シールチツプは溶接部での余盛の整形、溶
接熱の拡散防止、溶接部の酸化防止、閃光からの
作業者の目の保護等の機能を有しており、第4図
に例示したように、陶磁製の筒体の下端に刻み目
110を設けてなる。そして、スタツド1を母材
2に溶接するときには、このシールチツプ100
が溶接ガン(図示せず)のアタツチメント200
に取り付けられたアークスタツド溶接補助具(以
下、補助具という。)300に保持されてスタツ
ド1のまわりに配置される。
接熱の拡散防止、溶接部の酸化防止、閃光からの
作業者の目の保護等の機能を有しており、第4図
に例示したように、陶磁製の筒体の下端に刻み目
110を設けてなる。そして、スタツド1を母材
2に溶接するときには、このシールチツプ100
が溶接ガン(図示せず)のアタツチメント200
に取り付けられたアークスタツド溶接補助具(以
下、補助具という。)300に保持されてスタツ
ド1のまわりに配置される。
ところが、従来の補助具300は同図のような
テーパーを有する筒状体によつて構成されてお
り、シールチツプ100は補助具300の下端に
ただ単に挿し込まれていただけであつた。そのた
め第5図のように溶融金属の凝固によつて余盛1
1が該シールチツプ100に噛み込むと、溶接ガ
ンを引き上げたときに補助具300がシールチツ
プ100から抜けてしまい、シールチツプ100
が溶接部Wにそのまま残つてしまう。このように
溶接部Wに残つたシールチツプ100を溶接部W
から取り外すことは容易でなく、従来はハンマー
等でシールチツプ100を叩き割つてその細片を
掃除機で吸引除去していた。しかしこの作業は煩
わしく、特に、船体や大形構造物のライニング施
工箇所のように溶接箇所が多数に上る場合にはそ
のための経済的ロスが莫大なものになる。
テーパーを有する筒状体によつて構成されてお
り、シールチツプ100は補助具300の下端に
ただ単に挿し込まれていただけであつた。そのた
め第5図のように溶融金属の凝固によつて余盛1
1が該シールチツプ100に噛み込むと、溶接ガ
ンを引き上げたときに補助具300がシールチツ
プ100から抜けてしまい、シールチツプ100
が溶接部Wにそのまま残つてしまう。このように
溶接部Wに残つたシールチツプ100を溶接部W
から取り外すことは容易でなく、従来はハンマー
等でシールチツプ100を叩き割つてその細片を
掃除機で吸引除去していた。しかしこの作業は煩
わしく、特に、船体や大形構造物のライニング施
工箇所のように溶接箇所が多数に上る場合にはそ
のための経済的ロスが莫大なものになる。
また、溶接箇所へのスタツド設定時には、スタ
ツド1が補助具300及びシールチツプ100に
よつて覆われているのでスタツド1を目で見るこ
とが困難である。そのため、第4図のようにライ
ニング材400のばか孔410の中心に垂直にス
タツド1を設定したいときは勘にたよらざるを得
ないという難点があつた。
ツド1が補助具300及びシールチツプ100に
よつて覆われているのでスタツド1を目で見るこ
とが困難である。そのため、第4図のようにライ
ニング材400のばか孔410の中心に垂直にス
タツド1を設定したいときは勘にたよらざるを得
ないという難点があつた。
(考案が解決しようとする問題点)
本考案は上記事情に鑑みてなされたもので、溶
接の余盛がシールチツプに噛み込んでも、溶接ガ
ンを引き上げたとき補助具300とともにシール
チツプ100を余盛から引き抜けるようにするこ
と、及びライニング材のばか孔の中心に勘にたよ
らずにスタツドを容易かつ正確に垂直に設定する
ことのできる補助具を提供することを解決すべき
問題点としている。
接の余盛がシールチツプに噛み込んでも、溶接ガ
ンを引き上げたとき補助具300とともにシール
チツプ100を余盛から引き抜けるようにするこ
と、及びライニング材のばか孔の中心に勘にたよ
らずにスタツドを容易かつ正確に垂直に設定する
ことのできる補助具を提供することを解決すべき
問題点としている。
(問題点を解決するための手段)
上記問題点を解決するために、本考案は、傾き
のない周壁をもつた筒状体の端部にシールチツプ
に対する係合部が設けられ、その係合部は上記周
壁に切欠状に形成された凹所によつて形成されて
いると共に、その凹所が、筒状体の下端部に嵌合
されるシールチツプの内周または外周に設けられ
た突起に下方から係合する水平部を有するもので
ある。
のない周壁をもつた筒状体の端部にシールチツプ
に対する係合部が設けられ、その係合部は上記周
壁に切欠状に形成された凹所によつて形成されて
いると共に、その凹所が、筒状体の下端部に嵌合
されるシールチツプの内周または外周に設けられ
た突起に下方から係合する水平部を有するもので
ある。
(作用)
上記手段によると、シールチツプを補助具の端
部に係合させておくだけで、溶接ガンを引き上げ
たときに係合部を形成している凹所の水平部によ
つてシールチツプがそれに設けられている突起を
介して溶接の余盛部分から押し上げられるから、
確実に補助具とともにシールチツプが余盛から抜
け出るようになる。また、筒状体の周壁が傾きを
もたないので、この筒状体をライニング材のばか
孔に挿し込むだけで該ばか孔の中心にスタツドを
正確に垂直に設定できるようになる。
部に係合させておくだけで、溶接ガンを引き上げ
たときに係合部を形成している凹所の水平部によ
つてシールチツプがそれに設けられている突起を
介して溶接の余盛部分から押し上げられるから、
確実に補助具とともにシールチツプが余盛から抜
け出るようになる。また、筒状体の周壁が傾きを
もたないので、この筒状体をライニング材のばか
孔に挿し込むだけで該ばか孔の中心にスタツドを
正確に垂直に設定できるようになる。
(実施例)
第1図に例示した補助具300は、上端に径大
部310を備える筒状体320の周壁の下端部に
逆L形の凹所330を設けると共に、上記周壁の
一箇所にスリツト状の切込み340を形成してな
り、径大部310がアタツチメント200の取付
孔210に挿し込まれる構成になつている。そし
て、筒状体320の周壁は傾きのない状態、つま
りその軸方向のどの箇所でも外周直径が同一にな
るように構成されている。他方、シールチツプ1
00はその内周部の適所に突起120を備える。
このシールチツプ100は、突起120を筒状体
320の凹所330に嵌め込んで第2図のように
該凹所330の水平部331に係合させることに
よつて補助具300に嵌合された状態で保持され
る。なお、第1図において、220は締付けボル
トを示し、この締付けボルト220をアタツチメ
ント200のねじ孔230に螺じ込むことによつ
て補助具300を強固に取付孔210に固定でき
るようになつている。
部310を備える筒状体320の周壁の下端部に
逆L形の凹所330を設けると共に、上記周壁の
一箇所にスリツト状の切込み340を形成してな
り、径大部310がアタツチメント200の取付
孔210に挿し込まれる構成になつている。そし
て、筒状体320の周壁は傾きのない状態、つま
りその軸方向のどの箇所でも外周直径が同一にな
るように構成されている。他方、シールチツプ1
00はその内周部の適所に突起120を備える。
このシールチツプ100は、突起120を筒状体
320の凹所330に嵌め込んで第2図のように
該凹所330の水平部331に係合させることに
よつて補助具300に嵌合された状態で保持され
る。なお、第1図において、220は締付けボル
トを示し、この締付けボルト220をアタツチメ
ント200のねじ孔230に螺じ込むことによつ
て補助具300を強固に取付孔210に固定でき
るようになつている。
以上によると、第2図から明らかなように、補
助具300に保持されたシールチツプ100はそ
の突起120が凹所330の水平部331に係合
して抜け防止されるので、溶接による余盛(第5
図参照)がシールチツプ100に噛み込んだ場合
でも溶接ガンを引き上げると、それに伴い凹所3
30の水平部331によつてシールチツプ100
がその突起120を介して溶接の余盛部分から押
し上げられるから、シールチツプ100が確実に
補助具300とともに溶接部から引き抜かれる。
助具300に保持されたシールチツプ100はそ
の突起120が凹所330の水平部331に係合
して抜け防止されるので、溶接による余盛(第5
図参照)がシールチツプ100に噛み込んだ場合
でも溶接ガンを引き上げると、それに伴い凹所3
30の水平部331によつてシールチツプ100
がその突起120を介して溶接の余盛部分から押
し上げられるから、シールチツプ100が確実に
補助具300とともに溶接部から引き抜かれる。
また、同図のようにシールチツプ100がばか
孔410にきつちりと入るようにしておけばシー
ルチツプ100をばか孔410に挿し込むだけで
スタツド1が正確にばか孔410の中心に設定さ
れる。
孔410にきつちりと入るようにしておけばシー
ルチツプ100をばか孔410に挿し込むだけで
スタツド1が正確にばか孔410の中心に設定さ
れる。
上記ではシールチツプ100が筒状体320に
外嵌される場合を説明したが、第3図のようにシ
ールチツプ100を筒状体320に内嵌する構成
としてもよい。この場合は同図のように突起12
0をシールチツプ100の外周に設けておく。ま
た、第3図のように筒状体320をライニング材
400のばか孔410にきつちりと入るようにし
ておくと、筒状体320をライニング材400の
ばか孔410に挿し込むだけで図外のスタツドが
ばか孔410の中心に正確に垂直に設定される。
このように筒状体320がライニング材400の
ばか孔410に挿し込まれるのは短いスタツドを
溶接する場合に多い。従つてスタツドが短いとき
には、筒状体320が傾きのない周壁をもつてい
ることが特に有益になる。
外嵌される場合を説明したが、第3図のようにシ
ールチツプ100を筒状体320に内嵌する構成
としてもよい。この場合は同図のように突起12
0をシールチツプ100の外周に設けておく。ま
た、第3図のように筒状体320をライニング材
400のばか孔410にきつちりと入るようにし
ておくと、筒状体320をライニング材400の
ばか孔410に挿し込むだけで図外のスタツドが
ばか孔410の中心に正確に垂直に設定される。
このように筒状体320がライニング材400の
ばか孔410に挿し込まれるのは短いスタツドを
溶接する場合に多い。従つてスタツドが短いとき
には、筒状体320が傾きのない周壁をもつてい
ることが特に有益になる。
なお、上記凹所330は筒状体320の端部に
設けられる係合部の一例であり、この係合部とし
て他の構成を採用してもよい。即ち、係合部は、
それが筒状体の周壁に切欠状に形成された凹所に
よつて形成され、かつその凹所が、筒状体に嵌合
されるシールチツプの突起に下方から係合する水
平部を有するものであればどのようなものでもよ
い。また係合部は補助具300の端部の一箇所に
設けても複数箇所に設けてもよい。さらに、筒状
体320の切込み340は、補助具300が金属
製である場合に筒状体320の弾性的な拡・縮径
を容易にするから、筒状体320に嵌合されたシ
ールチツプ100を該筒状体でぐらつきなく弾性
保持することに役立つ。
設けられる係合部の一例であり、この係合部とし
て他の構成を採用してもよい。即ち、係合部は、
それが筒状体の周壁に切欠状に形成された凹所に
よつて形成され、かつその凹所が、筒状体に嵌合
されるシールチツプの突起に下方から係合する水
平部を有するものであればどのようなものでもよ
い。また係合部は補助具300の端部の一箇所に
設けても複数箇所に設けてもよい。さらに、筒状
体320の切込み340は、補助具300が金属
製である場合に筒状体320の弾性的な拡・縮径
を容易にするから、筒状体320に嵌合されたシ
ールチツプ100を該筒状体でぐらつきなく弾性
保持することに役立つ。
(考案の効果)
上記から明らかなように、本考案によると、溶
接の余盛がシールチツプに噛み込んでも該シール
チツプを補助具とともに引き抜けるようになるの
で、従来必要であつた掃除機によるシールチツプ
の細片の吸引除去が不要になる。また、スタツド
をライニング材のばか孔の中心に勘にたよらずに
正確に垂直に設定できるようになる。
接の余盛がシールチツプに噛み込んでも該シール
チツプを補助具とともに引き抜けるようになるの
で、従来必要であつた掃除機によるシールチツプ
の細片の吸引除去が不要になる。また、スタツド
をライニング材のばか孔の中心に勘にたよらずに
正確に垂直に設定できるようになる。
第1図は本考案実施例によるアークスタツド溶
接補助具並びにシールチツプとアタツチメントと
を示す分解組立斜視図、第2図は補助具の使用状
態を示す断面図、第3図は他の使用状態を示す側
面図、第4図は従来の補助具の使用状態を示す断
面図、第5図は溶接部の余盛がシールチツプに噛
み込んだ場合を示す断面図である。 100……シールチツプ、120……シールチ
ツプの突起、300……アークスタツド溶接補助
具、320……筒状体、330……凹所。
接補助具並びにシールチツプとアタツチメントと
を示す分解組立斜視図、第2図は補助具の使用状
態を示す断面図、第3図は他の使用状態を示す側
面図、第4図は従来の補助具の使用状態を示す断
面図、第5図は溶接部の余盛がシールチツプに噛
み込んだ場合を示す断面図である。 100……シールチツプ、120……シールチ
ツプの突起、300……アークスタツド溶接補助
具、320……筒状体、330……凹所。
Claims (1)
- 傾きのない周壁をもつた筒状体の端部にシール
チツプに対する係合部が設けられ、その係合部は
上記周壁に切欠状に形成された凹所によつて形成
されていると共に、その凹所が、筒状体の下端部
に嵌合されるシールチツプの内周または外周に設
けられた突起に下方から係合する水平部を有する
ことを特徴とするアークスタツド溶接補助具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984190573U JPH0237498Y2 (ja) | 1984-12-14 | 1984-12-14 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984190573U JPH0237498Y2 (ja) | 1984-12-14 | 1984-12-14 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61107476U JPS61107476U (ja) | 1986-07-08 |
JPH0237498Y2 true JPH0237498Y2 (ja) | 1990-10-11 |
Family
ID=30748024
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1984190573U Expired JPH0237498Y2 (ja) | 1984-12-14 | 1984-12-14 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0237498Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0315262Y2 (ja) * | 1984-11-09 | 1991-04-03 |
-
1984
- 1984-12-14 JP JP1984190573U patent/JPH0237498Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61107476U (ja) | 1986-07-08 |
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