JPH0237240Y2 - - Google Patents

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JPH0237240Y2
JPH0237240Y2 JP13098184U JP13098184U JPH0237240Y2 JP H0237240 Y2 JPH0237240 Y2 JP H0237240Y2 JP 13098184 U JP13098184 U JP 13098184U JP 13098184 U JP13098184 U JP 13098184U JP H0237240 Y2 JPH0237240 Y2 JP H0237240Y2
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transistor
voltage
capacitor
ripple filter
collector
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は、電源電圧に重畳されたリツプルを除
去する為のリツプルフイルタに関するもので、特
に過度特性及び減電圧特性に優れたリツプルフイ
ルタを提供せんとするものである。
(ロ) 従来の技術 電源電圧に重畳されたリツプルを除去する為
に、エミツタフオロア型に接続されたトランジス
タを使用するリツプルフイルタが、実開昭58−
131138号に開示されている。このリツプルフイル
タは、第2図に示される如く、コレクタが電源
(+VCC)に、エミツタが出力端子1に接続され
たトランジスタ2と、該トランジスタ2のベース
とアースとの間に接続されたリツプル除去用のコ
ンデンサ3と、前記トランジスタ2のコレクタ・
ベース間に接続された抵抗4とによつて構成さ
れ、前記出力端子1にリツプルが除去された出力
電圧を得んとするものである。前記第2図のリツ
プルフイルタは、リツプル除去能力に優れ、かつ
回路構成が簡単である為、現在多用されている。
しかしながら、前記第2図のリツプルフイルタ
は、電源電圧(+VCC)と出力端子1に得られる
出力電圧との差電圧が大(約1V程度)となり電
圧損失を生じるので減電圧特性が悪く低電圧電源
を用いる機器に使用出来ないという欠点があつ
た。
第3図は、第2図の欠点を改良し、電圧損失が
小となる様に考慮されたリツプルフイルタを示す
もので、該リツプルフイルタは、リツプル除去用
のコンデンサ5と、該コンデンサ5を充電する為
の第1及び第2抵抗6及び7と、ベースが前記コ
ンデンサ5に、コレクタが第3抵抗8を介して前
記第1及び第2抵抗6及び7の接続中点にそれぞ
れ接続された第1トランジスタ9と、該第1トラ
ンジスタ9との差動接続されたダイオード接続型
の第2トランジスタ10と、ベースが前記第1ト
ランジスタ9のコレクタに、エミツタが電源(+
VCC)に、コレクタが前記第2トランジスタ10
のコレクタに接続された第3トランジスタ11
と、前記第2トランジスタ10のベースに接続さ
れた出力端子12とによつて構成される。
しかして、第3図のリツプルフイルタは、リツ
プル除去用のコンデンサ5が十分に充電された定
常状態においては、第1トランジスタ9が十分に
導通し、それに応じて第3トランジスタ11が飽
和するので、出力端子12に〔VCC−VCEsat〕
(ただし、VCEsatは、第3トランジスタ11のエ
ミツタ・コレクタ間飽和電圧)の出力電圧を発生
する。そして、前記VCEsatは、略0.3V程度であ
るから、前記出力端子12に得られる出力電圧は
略電源電圧となり、前記第3図のリツプルフイル
タは、低電源電圧で使用可能なものである。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 しかしながら、第3図のリツプルフイルタは、
電源投入直後の過渡状態における特性が悪いとい
う欠点を有する。すなわち、電源を投入すると、
第1及び第2抵抗6及び7を介してコンデンサ5
の充電電流が流れるが、初期状態においてはコン
デンサ5の電荷が零である為、第1及び第2抵抗
6及び7の接続中点の電圧が直ちにR2/R1+R2・ Vcc(ただし、R1は第1抵抗6の抵抗値、R2は第
2抵抗7の抵抗値)に上昇し、前記第1抵抗6の
両端電圧がVCC(1−R2/R1+R2)となる。その時、 リツプル除去率等の関係から、前記第1及び第2
抵抗6及び7の値を適切に設定すると、前記第1
抵抗6の両端電圧が第3トランジスタ11の立上
り電圧を越え、前記第3トランジスタ11が飽和
してそのコレクタに接続された出力端子12に得
られる出力電圧が略電源電圧となる。例えば、電
源電圧(+VCC)を3V、第1抵抗6の値を5K
Ω、第2抵抗7の値を20KΩとすれば、前記第1
低抗6の両端電圧は0.6Vとなり、第3トランジ
スタ11は十分に飽和する。その後、時間の経過
に従つてコンデンサ5の充電が進み、第1及び第
2抵抗6及び7の接続中点の電圧が上昇すると、
第1抵抗6の両端電圧が低下していき、所定値迄
低下すると、第3トランジスタ11が能動領域に
入り、その後の前記第1抵抗6の両端電圧の更な
る低下に応じて出力電圧が低下していく。そし
て、コンデンサ5の充電が更に進み、該コンデン
サ5の端子電圧が第2トランジスタ10のベース
電圧に略等しくなると、該第1トランジスタ9が
導通してコレクタ電流が流れ、それに応じて第3
トランジスタ11導通度が上昇するので、出力電
圧は再び上昇する。その時の前記出力電圧の上昇
度合は、コンデンサ5の充電度合に応じたものと
なる。コンデンサ5の充電が更に進み、第1トラ
ンジスタ9の導通度が更に上昇してコレクタ電流
が増大すると、第3トランジスタ11は再び飽和
し、第3図のリツプルフイルタは定常状態に達す
る。
第4図は、上述の過渡状態における出力電圧の
変化を示すもので、出力電圧は、時刻t1で電源を
投入したとすれば、直ちに略電源電圧(+VCC
に上昇し(a−b)、その後略電源電圧を維持し
(b−c)、更に一度低下し(c−d)、更にその
後再び上昇する(d−e)という経過を示す。そ
して、このa−b−c−dという出力電圧の急激
な変化がシヨツク音の発生等の欠点となる。
前記欠点を解消する1つの方法は、第1及び第
2抵抗6及び7の値を、第3トランジスタ11が
不所望時に導通しない様に選択することである。
しかしながら、第2抵抗7の値を大にすると減電
圧特性が悪化したり立上り時間が長くなつたり
し、第1抵抗6の値を小にすると消費電流が増大
するので、前記第1及び第2抵抗6及び7の値を
変えるという方法はあまり好ましくない。また、
別の方法として、出力電圧12とアースとの間に
コンデンサを挿入する方法がある。しかしなが
ら、コンデンサを用いるという方法は、集積回路
化電源の場合、出力ピンを1つ増加するというこ
とを意味し、これは集積回路にとつて非常に好ま
しくない方法である。
(ニ) 問題点を解決するための手段 本考案は、上述の点に鑑み成されたもので、差
動接続された第1及び第2トランジスタのベース
間にダイオードもしくはダイオード接続型の第4
トランジスタを挿入した点を特徴とする。
(ホ) 作用 本考案に依れば、出力電圧が第1トランジスタ
のベース電圧、すなわちリツプル除去用のコンデ
ンサの端子電圧に応じて上昇するので、電源投入
直後の過渡状態において出力電圧の急激な変化を
招かない。
(ヘ) 実施例 第1図は、本考案の一実施例を示す回路図で、
13はベース及びコレクタが共通に第2トランジ
スタ10のベースに接続され、エミツタが電流制
限抵抗14を介して第1トランジスタ9のベース
に接続された第4トランジスタである。尚、第1
図において、第3図と同一の回路素子には同一の
図番を付し、説明を省略する。
次に動作を説明する。時刻t1に電源の投入を行
つたとすると、第1及び第2抵抗6及び7を介し
て電源電圧(+VCC)によるコンデンサ5への充
電が開始される。その為、前記コンデンサ5の端
子電圧は、前記第1及び第2抵抗6及び7の抵抗
値と前記コンデンサ5の容量とで決まる時定数に
応じて上昇する。しかして、電源投入直後におい
ては、コンデンサ5が放電しており、充電電流が
大である為、第1抵抗6の両端電圧が大であり、
第3トランジスタ11が導通し、第2及び第4ト
ランジスタ10及び13も導通する。その時、第
4トランジスタ13のエミツタは、コンデンサ5
の一端に接続されているので、出力端子12に得
られる出力電圧は、〔VC+VBE〕(ただし、VCはコ
ンデンサ5の端子電圧、VBEは第4トランジスタ
13のベース・エミツタ間電圧)に固定される。
そして、時間の経過に応じて前記コンデンサ5の
端子電圧VCが上昇すると、それに応じて出力端
子12に得られる出力電圧〔VC+VBE〕も上昇す
る。前記コンデンサ5の充電が進み、第1抵抗6
の両端電圧が減少していくと、第3トランジスタ
11に流れる電流も減少していき、前記第3トラ
ンジスタ11のコレクタ・エミツタ間電圧が増大
し、第4トランジスタ13がオフになる。そし
て、第1及び第2トランジスタ9及び10のベー
ス電圧が略等しくなると、前記第1トランジスタ
9が導通し、それに応じて第3トランジスタ11
の導通度が再び上昇するので、出力端子12に得
られる出力電圧は、コンデンサ5の端子電圧に応
じて上昇していく。前記コンデンサ5が十分に充
電され、第3トランジスタ11が飽和すると、出
力電圧は一定になり、第1図のリツプルフイルタ
は定常状態になる。その時、出力電圧は〔VCC
VCE〕(ただしVCEは第3トランジスタ11のコレ
クタ・エミツタ間電圧)となり、電源電圧に近い
値となる。
従つて、第1図のリツプルフイルタの場合、出
力端子12に得られる出力電圧は、第4図の一点
鎖線で示される如く、コンデンサ5の端子電圧に
応じて徐々に上昇する(a−d−e)ことにな
り、シヨツク音の発生等の問題を生じない。
(ト) 考案の効果 以上述べた如く、本考案に依れば、減電圧特性
が良く、低電圧電源に使用可能なリツプルフイル
タを提供出来る。また、本考案に依れば、過渡特
性が良好なリツプルフイルタを提供出来る。更に
本考案に依れば、構成簡単にして集積回路化に適
したリツプルフイルタを提供出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例を示す回路図、第
2図及び第3図は従来のリツプルフイルタを示す
回路図、第4図は本考案の説明に供する為の特性
図である。 主な図番の説明、5……コンデンサ、9……第
1トランジスタ、10……第2トランジスタ、1
1……第3トランジスタ、12……第4トランジ
スタ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ベースにリツプル除去用のコンデンサが接続さ
    れた第1トランジスタと、該第1トランジスタに
    差動接続されたダイオード接続型の第2トランジ
    スタと、ベースが前記第1トランジスタのコレク
    タに、コレクタが前記第2トランジスタのコレク
    タにそれぞれ接続された第3トランジスタとを備
    え、該第3トランジスタのコレクタからリツプル
    が除去された出力電圧を発生する様にしたリツプ
    ルフイルタにおいて、前記第1及び第2トランジ
    スタのベース間にダイオードもしくはダイオード
    接続型の第4トランジスタを挿入し、電源投入直
    後における出力電圧を前記第1トランジスタのベ
    ース電圧に追随するようにしたことを特徴とする
    リツプルフイルタ。
JP13098184U 1984-08-29 1984-08-29 リツプルフイルタ Granted JPS6146845U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13098184U JPS6146845U (ja) 1984-08-29 1984-08-29 リツプルフイルタ

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JP13098184U JPS6146845U (ja) 1984-08-29 1984-08-29 リツプルフイルタ

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Publication Number Publication Date
JPS6146845U JPS6146845U (ja) 1986-03-28
JPH0237240Y2 true JPH0237240Y2 (ja) 1990-10-09

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