JPH0237009Y2 - - Google Patents

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JPH0237009Y2
JPH0237009Y2 JP2713685U JP2713685U JPH0237009Y2 JP H0237009 Y2 JPH0237009 Y2 JP H0237009Y2 JP 2713685 U JP2713685 U JP 2713685U JP 2713685 U JP2713685 U JP 2713685U JP H0237009 Y2 JPH0237009 Y2 JP H0237009Y2
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JP
Japan
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spool
pressure
passage
orifice
pressure chamber
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JP2713685U
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  • Multiple-Way Valves (AREA)
  • Fluid-Driven Valves (AREA)
  • Mechanically-Actuated Valves (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はパイロツト圧力により操作されて開度
を調整するスプール弁に関する。
[従来技術] 本考案をよく理解するために、まず第1図を参
照して従来技術について説明する。
第1図はブレーキ弁に使用するスプール弁であ
り、本体21の一方には図示していない切換バル
ブの切換位置に応じて圧力源或いはタンクに接続
するポートP1,P2が設けてある。本体21内
にはスプール22が摺動自在に挿入してあり、ポ
ートP1からは、通路31を介して圧室R1に圧
液が送られるとともに、オリフイス29を介して
圧室R5′にも圧液が送られる。同様にポートP
2も通路32を介して圧室R3に、又オリフイス
30を介して圧室R5にそれぞれ連通している。
圧室R5,R5′内にはスプリング24,24′が
挿入されスプール22を押圧している。圧室R1
に隣接して圧室R2が、又圧室R3に隣接して圧
室R4がそれぞれ形成され、圧室R2は通路33
を介してアクチユエータ側のポートP1′に連通
し、圧室R4に通路34を介してアクチユエータ
側のポートP2′に連通している。
圧室R3と通路34を結ぶ回路内にはスプリン
グ26で押圧されたチエツク弁25が配置してあ
り、又、通路34からはスプリング28で押圧さ
れた安全弁27が分岐している。通路33側にも
同様の弁が配置してある。
このような従来のスプール弁にあつては、スプ
ール22にポートP1又はP2からオリフイス2
9、又は30を介して圧室R5又はR5′に与え
られるパイロツト圧を受けて左又は右に移動し、
スプリング24又は24′による対抗力と釣合う
位置に制御される。
通常かかるスプール弁はカウンタバランス機能
を有するのが一般的であり、そのために第1図に
示すようにオリフイス29,30を設け、このオ
リフイスは、スプリング力及びパイロツト圧力に
よる力が大きな場合に適当な絞り効果を得るよう
になつている。このために比較的に小さな孔径に
して好ましい緩衝効果を得るようにしなければな
らない。そこで、一般的にはかなり小径のオリフ
イスが用いられるが、過度に小さなオリフイスは
加工が困難であり、かつ異物によるオリフイスの
閉鎖の原因となり易く、作動不良を引き起こすと
いう不具合があつた。
また従来パイロツト圧によつてスプールを作動
させるスプール弁は多数知られており、例えば特
開昭52−108519号公報、特開昭53−48228号公報
等に記載されている。しかしながら、前述の不具
合を解消するに至つていない。
[考案の目的] したがつて本考案の目的は、簡単に緩衝効果を
得ることができ、しかも加工が簡単で1個のオリ
フイスで充分な効果を得ることができるスプール
弁を提供するにある。
[考案の構成] 本考案によれば、スプールの両端部にそれぞれ
スプリングを有し、そしてパイロツト圧力により
操作するスプール弁において、スプールの両端に
段部を設け、各段部とこれを取りかこむケーシン
グ部とにより2つの第1の圧室と、スプールの各
端部が貫入される2つの第2の圧室とを形成し、
各第1の圧室にはそれぞれパイロツト圧を導く通
路を設け、各第2の圧室を互いに連通させた通路
を設け、前記各第2の圧室を互いに連通する通路
にオリフイスを設けてある。
[考案の作用効果] したがつて、スプールに印加されるパイロツト
圧力は段部に作用するので、その受圧面積は比較
的に小さい。そのために、スプールの両端のスプ
リングの力は小さくでき、全体的に小形化でき
る。またスプールの左右の移動に際してパイロツ
ト液量は比較的に少なくてすむ。そしてスプール
を作動させる力がスプールの有効受圧面積を減じ
た事により小さくなつているので、比較的大きな
オリフイス孔でも大きな緩衝作用を得ることがで
きる。それ故に、異物のかみ込みも防止でき、し
かも第2の圧室を互いに連通する通路にはただ1
つのオリフイスを設ければよく、加工も簡単とな
る。
[実施例] 以下第2図を参照して本考案の実施例を説明す
るが、第2図において第1図に示す安全弁は省略
されている。
本体1には図示しない切換バルブの切換位置に
応じて圧力源あるいはタンクに通ずるポートP
1,P2が形成してあり、本体1内にはスプール
2が摺動自在に挿入されている。このスプールは
中央のランド部2cを中心に左右対称形である。
そこで、スプールの右半分の構成を説明する
が、スプールは太径部2aと細径部2bを有して
おり、したがつて、段部16が形成されている。
スプール2の細径部2bは圧室R5内を摺動する
が、この際に細径部2bにはスプリング受3が摺
動自在に嵌合しており、スプリング5の一端を支
えている。スプリング5の他端部はスプリング受
4により支えられ、このスプリング受4の筒部4
aの内で細径部2bは摺動し、この筒部4aと細
径部2bの端部とのあいだで圧室R6が形成され
る。スプリング受4はOリング14でシールさ
れ、カバー8を介してボルト12により本体1に
固定されている。この際に細径部2bとスプリン
グ受の筒部4aとの間にはクリアランスがあつて
圧室R5とR6とはこのクリアランスを介してわ
ずかながら連通し、さらにスプール2の軸心に設
けた通路L3を介して左右の圧室R6,R6′は
連通し、等圧に保たれる。
このスプール2に平行にスプリング7で押圧さ
れたチエツク弁6が設けられており、チエツク弁
の先端は通路L4に対向し、他端はOリング13
によりシールされている。
本考案にしたがつて、スプール2内に設けた通
路L3の出口部にオリフイス15を設けて、スプ
ール2の移動の際の緩衝作用をさせるようにして
ある。
このオリフイス部15の断面積は、前述した細
径部2bとスプリング受4の筒部4aとの間のク
リアランスに比べて相当大きくしないと、圧室R
5から圧室R6への漏れにより圧室R6とR6′
の等圧を保証できなくなるが、本考案においては
スプール2を作動させる力がスプールの有効受圧
面積を減じた事により小さくなつているので、比
較的大きなオリフイス孔でも大きな緩衝作用を得
ることができる。
作動に際して、今ポートP1から圧液が供給さ
れた場合を考えると、このパイロツト圧Pは通路
L1,L2を介して圧室R5に作用する。この際
に、スプール2の太径部2aの直径をD1、細径
部2bの直径をD2とすると、前記パイロツト圧
Pによりスプール2に与えられる力Fは、 F=(π/4)(D2 1−D2 2)P となる。そのために力Fは小さくなり、スプリン
グ5,5′の力も小さくて済み、スプリング5,
5′を小型にし、又、これに要するスペースも小
さくすることができる。
このスプール2の移動により圧室R3,R4の
間が連通し、アクチユエータに連通するポートP
2′とタンクへのポートP2とが連通される。こ
の間にP1からの圧液はポートP1′を介してア
クチユエータ側に圧送される。
又、パイロツト圧の一部はポートP3を介して
他の機器の制御信号としても利用される。この際
に各ポートはOリング10,11でシールされて
いる。
前述の如く、第1の圧室R5,R5′に印加さ
れるパイロツト圧によつてスプール2は左右に動
くが、そのときに急激なパイロツト圧が印加され
てスプール2が急激に動こうとすると、第2の圧
室R6又はR6′から流出する液がオリフイス1
5を通るので緩衝作用を得るものである。
[考案の効果] 以上の如く本考案よれば下記のすぐれた効果を
奏するものである。
(イ) 段部によりパイロツト圧の印加面積が小さい
ので、スプリング荷重を小さくでき、弁全体を
大幅に小型軽量化することが可能である。
(ロ) スプールを作動させる力がスプールの有効受
圧面積を減じた事により小さくなつているの
で、比較的大きなオリフイス孔でも大きな緩衝
作用を得ることができる。
(ハ) しかもオリフイスは、1個でよく、オリフイ
ス孔も大きいので、加工が容易である。
(ニ) オリフイス孔が大きいので、異物による閉鎖
のおそれがない。
(ホ) 第2の圧室と第1の圧室との間には液の流れ
が実質的に生じないので、運転中に液体によつ
て持ち込まれる異物がオリフイスにはいること
がない。
なお、図示の実施例では第2の圧室を互いに連
通する通路がスプールの中に設けてあるが、この
通路の位置は任意である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のスプール弁の断面図、第2図は
本考案のスプール弁の断面図である。 1……スプール弁本体、2……スプール、3,
3′,4,4′……スプリング受、5,5′……ス
プリング、6……チエツク弁、7……スプリン
グ、8……カバー、P1,P2……圧力源或いは
タンクを連通するポート、P1′,P2′……アク
チユエータ側に連通するポート、L1,L2,L
3……通路、15……オリフイス、16……段
部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. スプールの両端部にそれぞれスプリングを有
    し、そしてパイロツト圧力により操作するスプー
    ル弁において、スプールの両端に段部を設け、各
    段部とこれを取りかこむケーシング部とにより2
    つの第1の圧室と、スプールの各端部が貫入され
    る2つの第2の圧室とを形成し、各第1の圧室に
    はそれぞれパイロツト圧を導く通路を設け、各第
    2の圧室を互いに連通させた通路を設け、前記各
    第2の圧室を互いに連通する通路にオリフイスを
    設けたことを特徴とするスプール弁。
JP2713685U 1985-02-28 1985-02-28 スプ−ル弁 Granted JPS60180881U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2713685U JPS60180881U (ja) 1985-02-28 1985-02-28 スプ−ル弁

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2713685U JPS60180881U (ja) 1985-02-28 1985-02-28 スプ−ル弁

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60180881U JPS60180881U (ja) 1985-11-30
JPH0237009Y2 true JPH0237009Y2 (ja) 1990-10-08

Family

ID=30523799

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JP2713685U Granted JPS60180881U (ja) 1985-02-28 1985-02-28 スプ−ル弁

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JP2016061427A (ja) * 2014-09-22 2016-04-25 Kyb株式会社 切換弁

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JPS60180881U (ja) 1985-11-30

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