JPH0236757B2 - Chikadokutsusakuhoho - Google Patents
ChikadokutsusakuhohoInfo
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- JPH0236757B2 JPH0236757B2 JP31475386A JP31475386A JPH0236757B2 JP H0236757 B2 JPH0236757 B2 JP H0236757B2 JP 31475386 A JP31475386 A JP 31475386A JP 31475386 A JP31475386 A JP 31475386A JP H0236757 B2 JPH0236757 B2 JP H0236757B2
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- Japan
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- pipe
- earth retaining
- underground passage
- retaining member
- pipe band
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Links
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- 238000003825 pressing Methods 0.000 claims description 6
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- 238000010276 construction Methods 0.000 description 6
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- 230000002411 adverse Effects 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
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Landscapes
- Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は鉄道線路下や道路下、さらには盛土等
の側面間を横断する地下道の掘削方法に関するも
のである。
の側面間を横断する地下道の掘削方法に関するも
のである。
(従来の技術とその問題点)
従来から、例えば踏切事故や道路交通渋滞の対
策として、鉄道と道路とを立体交差にすべき要望
が高く、そのため第11,12図に示すような施
工が行われている。
策として、鉄道と道路とを立体交差にすべき要望
が高く、そのため第11,12図に示すような施
工が行われている。
この施工方法は、軌道Aを挟んだ計画地下構造
物の両側に立坑B、Bを掘削し、軌道A下の適宜
深さの地盤内に、軌道Aに対して略直角方向に多
数本の鋼管パイプCを互いに密接状態で並列させ
て水平に圧入することによりパイプルーフ防護工
を施工したのち、一方の立坑から他方の立坑に向
かつて側部の土留と鋼管パイプとを支持する支保
工Dを架設しながらトンネルを掘削する方法であ
る。
物の両側に立坑B、Bを掘削し、軌道A下の適宜
深さの地盤内に、軌道Aに対して略直角方向に多
数本の鋼管パイプCを互いに密接状態で並列させ
て水平に圧入することによりパイプルーフ防護工
を施工したのち、一方の立坑から他方の立坑に向
かつて側部の土留と鋼管パイプとを支持する支保
工Dを架設しながらトンネルを掘削する方法であ
る。
しかしながら、この方法によれば、鋼管パイプ
Cを地中に埋設し、それによつて軌道A及び土被
り分Eを支持してその下部に地下道を構築するも
のであるから、土被り分Eと鋼管パイプCの直径
分に加えて地下道天端とパイプルーフ間に地下道
天端を作る際の作業空間が必要となり、これ等の
分だけ地下道を深く構築しなければならない。
Cを地中に埋設し、それによつて軌道A及び土被
り分Eを支持してその下部に地下道を構築するも
のであるから、土被り分Eと鋼管パイプCの直径
分に加えて地下道天端とパイプルーフ間に地下道
天端を作る際の作業空間が必要となり、これ等の
分だけ地下道を深く構築しなければならない。
従つて、該地下道への進入スロープFは急勾配
になるかスロープ部が長くなり、又、鋼管パイプ
Cは撤去できないために建設費が高くなる欠点が
あつた。
になるかスロープ部が長くなり、又、鋼管パイプ
Cは撤去できないために建設費が高くなる欠点が
あつた。
又、枠体の四方に複数本のメツセル矢板を前後
動自在に並設してなるメツセル掘削機によつて地
盤を掘削しながら、その掘進に後続して支保工を
組立て、支保工と掘削地盤の面間に土留矢板を介
在させる方法も採用されている。
動自在に並設してなるメツセル掘削機によつて地
盤を掘削しながら、その掘進に後続して支保工を
組立て、支保工と掘削地盤の面間に土留矢板を介
在させる方法も採用されている。
しかしながら、この掘削方法によれば、土留矢
板をメツセル掘削機の進行に併せて順次取付けて
いくものであるから、その間に土砂が崩壊する場
合が生じ、さらに、掘削作業と重複して土留矢板
の施工が行われるので、メツセル掘削機の掘進が
遅くなつて作業能率が低下する等の問題点があつ
た。
板をメツセル掘削機の進行に併せて順次取付けて
いくものであるから、その間に土砂が崩壊する場
合が生じ、さらに、掘削作業と重複して土留矢板
の施工が行われるので、メツセル掘削機の掘進が
遅くなつて作業能率が低下する等の問題点があつ
た。
本発明はこのような問題点を解消し、地下道を
能率よく掘削できる地下道掘削方法の提供を目的
とするものである。
能率よく掘削できる地下道掘削方法の提供を目的
とするものである。
(問題点を解決するための手段)
上記目的を達成するために、本発明における地
下道の掘削方法は、上面に土留部材を配設した複
数本の断面矩形状パイプを計画地下道の少なくと
も上床位置に並列状態に圧入して上床幅に略等し
い幅のパイプ帯を形成し、このパイプ帯の下方の
地盤を掘削すると共に前記土留部材を残置させな
がらパイプ帯のパイプのみを押圧又は牽引によつ
て前進させ、このパイプ帯の前進によつて露出す
る土留部材の下面を支保工によつて受止させつつ
地下道を形成していくと共に押圧または牽引によ
つて計画地下道外に突出する前記パイプ帯を除去
することを特徴とするものである。
下道の掘削方法は、上面に土留部材を配設した複
数本の断面矩形状パイプを計画地下道の少なくと
も上床位置に並列状態に圧入して上床幅に略等し
い幅のパイプ帯を形成し、このパイプ帯の下方の
地盤を掘削すると共に前記土留部材を残置させな
がらパイプ帯のパイプのみを押圧又は牽引によつ
て前進させ、このパイプ帯の前進によつて露出す
る土留部材の下面を支保工によつて受止させつつ
地下道を形成していくと共に押圧または牽引によ
つて計画地下道外に突出する前記パイプ帯を除去
することを特徴とするものである。
(作用)
地盤中における計画地下道上床位置に、予め、
上面に土留部材を配設したパイプ帯を圧入してお
くので、土留部材によつて土砂の崩壊を確実に防
止した状態でその下方の地盤を掘進していくこと
ができ、しかも、その掘削時にパイプ帯の各パイ
プを前進、除去させながらパイプ帯を支保工に置
き換えていくものであるから、パイプ帯の分だけ
浅い地下道を形成できると共にパイプ帯の前進時
にはその上面に配設した土留部材を残置させた状
態にしておくので、土留部材上方部の土砂が移動
することがなく、従つて、地表側の軌条等に悪影
響を及ぼすことなく作業が行える。又、予め、パ
イプ帯の上面に配設した土留部材によつて計画地
下道の全長に亘つて土留が形成されているので、
掘削作業が能率よく行え、その上、この土留部材
に沿つて地下道を形成していけばよいから、掘削
方向が正確にして円滑に行えるものである。
上面に土留部材を配設したパイプ帯を圧入してお
くので、土留部材によつて土砂の崩壊を確実に防
止した状態でその下方の地盤を掘進していくこと
ができ、しかも、その掘削時にパイプ帯の各パイ
プを前進、除去させながらパイプ帯を支保工に置
き換えていくものであるから、パイプ帯の分だけ
浅い地下道を形成できると共にパイプ帯の前進時
にはその上面に配設した土留部材を残置させた状
態にしておくので、土留部材上方部の土砂が移動
することがなく、従つて、地表側の軌条等に悪影
響を及ぼすことなく作業が行える。又、予め、パ
イプ帯の上面に配設した土留部材によつて計画地
下道の全長に亘つて土留が形成されているので、
掘削作業が能率よく行え、その上、この土留部材
に沿つて地下道を形成していけばよいから、掘削
方向が正確にして円滑に行えるものである。
さらに、土留部材上における土被り土砂の高さ
を小にしても地下道の掘削が可能であるから、ア
プローチの短い地下道を得ることができる。
を小にしても地下道の掘削が可能であるから、ア
プローチの短い地下道を得ることができる。
(実施例)
本発明の実施例を図面について説明すると、ま
ず、第4図に示すように、道路又は軌条1等の両
側に発進立坑11と到達立坑12とを掘削する。
次いで、発進立坑11側から到達立坑12に向か
つて断面矩形状のパイプ3を水平に圧入する。
ず、第4図に示すように、道路又は軌条1等の両
側に発進立坑11と到達立坑12とを掘削する。
次いで、発進立坑11側から到達立坑12に向か
つて断面矩形状のパイプ3を水平に圧入する。
パイプ3の上面には、帯状鋼板よりなる土留部
材4が載置されていると共にこの土留部材4の先
端部のみをパイプ3の先端に溶接等によつて固着
しておく。第9図及び第10図参照)。
材4が載置されていると共にこの土留部材4の先
端部のみをパイプ3の先端に溶接等によつて固着
しておく。第9図及び第10図参照)。
パイプ3の圧入は、その内部にオーガー(図示
せず)を挿入して地盤を掘削しながな行われ、一
本のパイプ3を圧入して発進立坑11と到達立坑
12間に直状に埋設する。
せず)を挿入して地盤を掘削しながな行われ、一
本のパイプ3を圧入して発進立坑11と到達立坑
12間に直状に埋設する。
さらに、既に圧入したパイプ3の両側面に設け
ている係合突条3a,3b(第9図参照)に、圧
入すべきパイプ3の対向側面に突設している係合
突条3a又は3bを係合させながら横方向に順次
パイプ3を埋設して行き、第1図に示すように、
計画地下道の上床位置の幅員全幅に亘つてパイプ
帯2を形成する。
ている係合突条3a,3b(第9図参照)に、圧
入すべきパイプ3の対向側面に突設している係合
突条3a又は3bを係合させながら横方向に順次
パイプ3を埋設して行き、第1図に示すように、
計画地下道の上床位置の幅員全幅に亘つてパイプ
帯2を形成する。
又、必要に応じて、計画地下道の両側壁部側に
も、同様にして地盤に接する面に土留部材4を配
設したパイプ帯2a,2aを形成する。
も、同様にして地盤に接する面に土留部材4を配
設したパイプ帯2a,2aを形成する。
なお、パイプ3として短尺のものを使用して一
本のパイプの圧入が終われば、その後端に次のパ
イプを接続して圧入し、この作業を繰り返して発
進立坑10と到達立坑12間に直状に埋設しても
よいものであり、この場合、最前端部のパイプの
みがその先端部に土留部材4の先端部を固着して
おき、後続する短尺パイプ3にはこれと同一寸法
の土留部材4を長さ方向に摺動多能に装着してお
けばよい。
本のパイプの圧入が終われば、その後端に次のパ
イプを接続して圧入し、この作業を繰り返して発
進立坑10と到達立坑12間に直状に埋設しても
よいものであり、この場合、最前端部のパイプの
みがその先端部に土留部材4の先端部を固着して
おき、後続する短尺パイプ3にはこれと同一寸法
の土留部材4を長さ方向に摺動多能に装着してお
けばよい。
こうしてパイプ帯2,2a,2aを形成したの
ち、到達立坑12側に突出したパイプ帯2,2
a,2aの先端部と土留部材4の先端部との固着
を切断等の適宜手段によつて解くと共に全ての土
留部材4の後端を立坑反力受止部にタイロツド1
6等を介してアンカーしておく。
ち、到達立坑12側に突出したパイプ帯2,2
a,2aの先端部と土留部材4の先端部との固着
を切断等の適宜手段によつて解くと共に全ての土
留部材4の後端を立坑反力受止部にタイロツド1
6等を介してアンカーしておく。
次いで、パイプ帯2,2a,2aで囲まれた地
盤の土砂を適宜の掘削装置によつて掘削していく
と共にパイプ帯2,2a,2aの各パイプ3の後
端を発進立坑11側からジヤツキ等を介して押圧
するか或いは到達立坑12側から適宜の手段によ
つて牽引して前進させ、到達立坑12内に突出さ
せる。この時、土留部材4はアンカーによつて移
動することなく地盤中に埋設された状態に保持さ
れる。
盤の土砂を適宜の掘削装置によつて掘削していく
と共にパイプ帯2,2a,2aの各パイプ3の後
端を発進立坑11側からジヤツキ等を介して押圧
するか或いは到達立坑12側から適宜の手段によ
つて牽引して前進させ、到達立坑12内に突出さ
せる。この時、土留部材4はアンカーによつて移
動することなく地盤中に埋設された状態に保持さ
れる。
又、到達立坑12内に突出するこれらのパイプ
3の突出部は適宜切除する一方、パイプ帯2,2
a,2aの前進によつて計画地下道の上床部及び
両側部には土留部材4が並列した状態で露出し、
これらの土留部材4で囲まれた掘削空間部内に支
保工5を組立てて、該支保工5により土留部材4
を受止する(第2図)。
3の突出部は適宜切除する一方、パイプ帯2,2
a,2aの前進によつて計画地下道の上床部及び
両側部には土留部材4が並列した状態で露出し、
これらの土留部材4で囲まれた掘削空間部内に支
保工5を組立てて、該支保工5により土留部材4
を受止する(第2図)。
このようにして、パイプ帯2,2a,2aで囲
まれた地盤を発進立坑11側から掘削していくと
共にパイプ帯2,2a,2aを到達立坑12側に
前進させていく作業と、一定距離の前進により生
ずる土留部材4で囲まれた空間部内に支保工5を
順次組立ていく作業と、到達立坑12に突出する
パイプ帯2,2a,2aを所定寸法毎に切除して
いく作業とを繰り返し行つて、最終的にパイプ帯
2,2a,2aと支保工5,5…5とを置換した
状態とし、土留部材4が露出した内面にコンクリ
ートを吹付け方法によつて打設して支保工5が埋
設されたコンクリート壁10を発進立坑11と到
達立坑12間に形成した地下道6を築造するもの
である(第3図)。
まれた地盤を発進立坑11側から掘削していくと
共にパイプ帯2,2a,2aを到達立坑12側に
前進させていく作業と、一定距離の前進により生
ずる土留部材4で囲まれた空間部内に支保工5を
順次組立ていく作業と、到達立坑12に突出する
パイプ帯2,2a,2aを所定寸法毎に切除して
いく作業とを繰り返し行つて、最終的にパイプ帯
2,2a,2aと支保工5,5…5とを置換した
状態とし、土留部材4が露出した内面にコンクリ
ートを吹付け方法によつて打設して支保工5が埋
設されたコンクリート壁10を発進立坑11と到
達立坑12間に形成した地下道6を築造するもの
である(第3図)。
次に、このような地下道の掘削方法において、
前記パイプ帯2,2a,2aの各パイプ3をメツ
セル掘削機7によつて前進させながら行う方法に
ついて説明する。
前記パイプ帯2,2a,2aの各パイプ3をメツ
セル掘削機7によつて前進させながら行う方法に
ついて説明する。
前述したように、発進立坑11と到達立坑12
間における少なくとも計画上床部の位置にパイプ
帯2を埋設すると共にその上面に載置した土留部
材4の後端をタイロツド16等で固定し、さら
に、パイプ帯2の先端部と土留部材4の先端部と
の固着を切断等の適宜手段によつて解いておく。
間における少なくとも計画上床部の位置にパイプ
帯2を埋設すると共にその上面に載置した土留部
材4の後端をタイロツド16等で固定し、さら
に、パイプ帯2の先端部と土留部材4の先端部と
の固着を切断等の適宜手段によつて解いておく。
メツセル掘削機7は発進立坑11内に据付ら
れ、第4,5図に示すように、機枠7aの外周面
に並設したメツセル矢板8の先端をパイプ帯2の
パイプ3の後端に当接させる。
れ、第4,5図に示すように、機枠7aの外周面
に並設したメツセル矢板8の先端をパイプ帯2の
パイプ3の後端に当接させる。
この状態から、機枠7aと各メツセル矢板8間
に連結したジヤツキ9を順次作動させると、機枠
7aを反力受けとして各パイプ3が順次押圧、前
進すると共にメツセル機内からメツセル矢板8内
の土砂を掘削、排除する。
に連結したジヤツキ9を順次作動させると、機枠
7aを反力受けとして各パイプ3が順次押圧、前
進すると共にメツセル機内からメツセル矢板8内
の土砂を掘削、排除する。
なお、両側部にパイプ帯2a,2aを設けてい
ない場合には、該部分に対応するメツセル矢板7
は土中に貫入する。
ない場合には、該部分に対応するメツセル矢板7
は土中に貫入する。
こうして、全てのメツセル矢板8を一定長さ前
進させれば、メツセル機7のテール部7b内に支
保工5を組立てる。
進させれば、メツセル機7のテール部7b内に支
保工5を組立てる。
次いで、前進したメツセル矢板8をジヤツキ9
の作動に後退させようとすると、メツセル矢板8
は固定した土留部材4、さらには地盤との摩擦抵
抗力により固定された状態となつているので、機
枠7aが該摩擦力により支持されたメツセル矢板
8に反力をとつて一定長さ前進することになる。
の作動に後退させようとすると、メツセル矢板8
は固定した土留部材4、さらには地盤との摩擦抵
抗力により固定された状態となつているので、機
枠7aが該摩擦力により支持されたメツセル矢板
8に反力をとつて一定長さ前進することになる。
このように、パイプ帯2のみの一定長の前進と
メツセル機7の前進とを繰り返し行い、それに従
つてメツセル機7のテール部側に露出する土留部
材4の内周面に受桁13を、第7,8図に示すよ
うに、その両側端上面が隣接する土留部材4,4
の下面に接するように土留部材4の長さ方向に沿
わせ、メツセル矢板7aの後端切欠部14に位置
する受桁13の前端部とメツセル機7のテール部
後端側のこれらの受桁13の後端部とを支保工
5,5間で架設させた状態で支持させる。
メツセル機7の前進とを繰り返し行い、それに従
つてメツセル機7のテール部側に露出する土留部
材4の内周面に受桁13を、第7,8図に示すよ
うに、その両側端上面が隣接する土留部材4,4
の下面に接するように土留部材4の長さ方向に沿
わせ、メツセル矢板7aの後端切欠部14に位置
する受桁13の前端部とメツセル機7のテール部
後端側のこれらの受桁13の後端部とを支保工
5,5間で架設させた状態で支持させる。
なお、各メツセル矢板7aは各土留部材4に対
応して設けられてあり、従つて、隣接する7a,
7aの後端切欠部14間には前述したように隣接
する受桁13,13間が露出するものである。
応して設けられてあり、従つて、隣接する7a,
7aの後端切欠部14間には前述したように隣接
する受桁13,13間が露出するものである。
こうして、メツセル機7の前進によるパイプ帯
2の押し出しと、土砂の掘削に続く支保工5の組
立てとを行い、以下、前記同様にして地下道6を
形成するものである。
2の押し出しと、土砂の掘削に続く支保工5の組
立てとを行い、以下、前記同様にして地下道6を
形成するものである。
なお、計画地下道の両側部に土留部材4を有す
るパイプ帯2a,2aが設けられていない場合に
は支保工5,5間に木製等の土板を取付けるもの
である。
るパイプ帯2a,2aが設けられていない場合に
は支保工5,5間に木製等の土板を取付けるもの
である。
以上の実施例において、地下道のコンクリート
壁10は型枠を組み込んでコンクリートを打設す
ることにより形成してもよく、又、受桁13を使
用することなく支保工5で土留部材4を直接支持
させるようにしてもよい。
壁10は型枠を組み込んでコンクリートを打設す
ることにより形成してもよく、又、受桁13を使
用することなく支保工5で土留部材4を直接支持
させるようにしてもよい。
さらに、地下道の断面形状が馬蹄形であつても
前述した方法によつて形成できることは勿論であ
る。
前述した方法によつて形成できることは勿論であ
る。
(発明の効果)
以上のように、本発明の地下道掘削方法によれ
ば、上面に土留部材を配設した複数本の断面矩形
状パイプを計画地下道の少なくとも上床位置に並
列状態に圧入して上床幅に略等しい幅のパイプ帯
を形成し、このパイプ帯の下方の地盤を掘削する
と共に前記土留部材を残置させながらパイプ帯の
パイプのみを押圧又は牽引によつて前進させ、こ
のパイプ帯の前進によつて露出する土留部材の下
面を支保工によつて受止させつつ地下道を形成し
ていくと共に押圧または牽引によつて計画地下道
外に突出する前記パイプ帯を除去するものである
から、地盤中における計画地下道上床位置に、予
め、上面に土留部材を配設したパイプ帯を圧入し
ておくので、土留部材によつて土砂の崩壊を確実
に防止した状態でその下方の地盤を掘進していく
ことができ、しかも、その掘進時にパイプ帯の各
パイプを前進、除去させながらパイプ帯を支保工
に置き換えていくものであるから、パイプ帯の分
だけ浅い地下道を形成できると共にパイプ帯の前
進時にはその上面に配設した土留部材を残置させ
た状態にしておくので、土留部材上方部の土砂が
移動することがなく、従つて、地表側の軌条等に
悪影響を及ぼすことなくトンネルの掘削作業が行
えるものである。
ば、上面に土留部材を配設した複数本の断面矩形
状パイプを計画地下道の少なくとも上床位置に並
列状態に圧入して上床幅に略等しい幅のパイプ帯
を形成し、このパイプ帯の下方の地盤を掘削する
と共に前記土留部材を残置させながらパイプ帯の
パイプのみを押圧又は牽引によつて前進させ、こ
のパイプ帯の前進によつて露出する土留部材の下
面を支保工によつて受止させつつ地下道を形成し
ていくと共に押圧または牽引によつて計画地下道
外に突出する前記パイプ帯を除去するものである
から、地盤中における計画地下道上床位置に、予
め、上面に土留部材を配設したパイプ帯を圧入し
ておくので、土留部材によつて土砂の崩壊を確実
に防止した状態でその下方の地盤を掘進していく
ことができ、しかも、その掘進時にパイプ帯の各
パイプを前進、除去させながらパイプ帯を支保工
に置き換えていくものであるから、パイプ帯の分
だけ浅い地下道を形成できると共にパイプ帯の前
進時にはその上面に配設した土留部材を残置させ
た状態にしておくので、土留部材上方部の土砂が
移動することがなく、従つて、地表側の軌条等に
悪影響を及ぼすことなくトンネルの掘削作業が行
えるものである。
又、予め、パイプ帯の上面に配設した土留部材
によつて計画地下道の全長に亘つて土留が形成さ
れているので、掘削作業が能率よく行え、その上
この土留部材に沿つて地下道を形成していけばよ
いから、掘削方向が正確にして円滑に行えるもの
である。
によつて計画地下道の全長に亘つて土留が形成さ
れているので、掘削作業が能率よく行え、その上
この土留部材に沿つて地下道を形成していけばよ
いから、掘削方向が正確にして円滑に行えるもの
である。
さらに、土留部材上における土被り土砂の高さ
を小さくしても地下道の掘削が可能であるから、
アプローチの短い地下道を得ることができる。
を小さくしても地下道の掘削が可能であるから、
アプローチの短い地下道を得ることができる。
第1図乃至第10図は本発明の実施例を示すも
ので、第1図乃至第3図は施工順序を示す簡略縦
断正面図、第4図はメツセル機によるパイプ帯の
押進態様を示す簡略縦断側面図、第5図はその拡
大縦断側面図、第6図は縦断正面図、第7図はメ
ツセル矢板を前進させた状態の内面図、第8図は
第7図A―A線における断面図、第9図はパイプ
の縦断正面図、第10図はその縦断側面図、第1
1図は従来の地下道施工法を示す縦断側面図、第
12図はその縦断正面図である。 2…パイプ帯、3…パイプ、4…土留部材、5
…支保工、6…地下道、7…メツセル機、8…メ
ツセル矢板、11…発進立坑、12…到達立坑。
ので、第1図乃至第3図は施工順序を示す簡略縦
断正面図、第4図はメツセル機によるパイプ帯の
押進態様を示す簡略縦断側面図、第5図はその拡
大縦断側面図、第6図は縦断正面図、第7図はメ
ツセル矢板を前進させた状態の内面図、第8図は
第7図A―A線における断面図、第9図はパイプ
の縦断正面図、第10図はその縦断側面図、第1
1図は従来の地下道施工法を示す縦断側面図、第
12図はその縦断正面図である。 2…パイプ帯、3…パイプ、4…土留部材、5
…支保工、6…地下道、7…メツセル機、8…メ
ツセル矢板、11…発進立坑、12…到達立坑。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 上面に土留部材を配設した複数本の断面矩形
状パイプを計画地下道の少なくとも上床位置に並
列状態に圧入して上床幅に略等しい幅のパイプ帯
を形成し、このパイプ帯の下方の地盤を掘削する
と共に前記土留部材を残置させながらパイプ帯の
パイプのみを押圧又は牽引によつて前進させ、こ
のパイプ帯の前進によつて露出する土留部材の下
面を支保工によつて受止させつつ地下道を形成し
ていくと共に押圧または牽引によつて計画地下道
外に突出する前記パイプ帯を除去することを特徴
とする地下道掘削方法。 2 パイプ帯の押圧を掘削機のメツセル矢板によ
つて行うことを特徴とする特許請求の範囲第1項
記載の地下道掘削方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31475386A JPH0236757B2 (ja) | 1986-12-25 | 1986-12-25 | Chikadokutsusakuhoho |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31475386A JPH0236757B2 (ja) | 1986-12-25 | 1986-12-25 | Chikadokutsusakuhoho |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63165691A JPS63165691A (ja) | 1988-07-08 |
JPH0236757B2 true JPH0236757B2 (ja) | 1990-08-20 |
Family
ID=18057169
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31475386A Expired - Lifetime JPH0236757B2 (ja) | 1986-12-25 | 1986-12-25 | Chikadokutsusakuhoho |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0236757B2 (ja) |
-
1986
- 1986-12-25 JP JP31475386A patent/JPH0236757B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63165691A (ja) | 1988-07-08 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |