JPH0236646Y2 - - Google Patents

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JPH0236646Y2
JPH0236646Y2 JP4895785U JP4895785U JPH0236646Y2 JP H0236646 Y2 JPH0236646 Y2 JP H0236646Y2 JP 4895785 U JP4895785 U JP 4895785U JP 4895785 U JP4895785 U JP 4895785U JP H0236646 Y2 JPH0236646 Y2 JP H0236646Y2
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JP
Japan
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axis
tool
turret
spindle
stand
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JP4895785U
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JPS61166705U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は旋盤作業において、被加工物の平取
り、または、軸芯より隔てた位置における横孔お
よび正面孔あけ加工、さらに、キー溝加工の仕上
げ加工を行うことの可能な工具送り装置に関す
る。
(従来の技術) 従来、旋削加工をした後に、フライス、ドリル
等の回転工具を用いて、特に、平取り加工やキー
溝の仕上げ加工を行うような場合には、次の3通
りの方法が考えられる。1つは旋盤の標準送り制
御軸であるX軸・Z軸送り制御軸のいずれかを被
加工物の横方向より送りを与えるもの、2として
は上記X軸・Z軸の送り制御軸のほかに主軸に回
転送りを与えるC軸制御軸を付加させたもの、3
としてはX軸・Z軸の送り制御軸の交わる平面に
対して直交する方向に送り動作を制御するY軸制
御軸を付加させた方法である。本考案は第3番目
の方法によるもので、この方法をとる場合に、
X・Z・Y軸の制御軸のいずれもが、数値制御の
指令のもとに工具の送り運動が制御される場合に
は、機械の他の構成要素のコストと比較してコス
ト高のサーボモータ、ボールネジ、制御ユニツト
を軸数に相当して装備しなければならない。しか
しながら、旋削作業において、上記の加工を行う
比率は割合少なく、一面段取り替え削減の利点が
あるが、機械の投資価値に対して生産上のコスト
効果は左程期待できない場合がある。また、従来
の技術の中に、工具台のX・Z軸の送り制御軸
と、主軸台の送り制御軸にY軸の送り機能を構成
したものがあるが、これらがいずれの制御軸に支
配されるかは、機械の構成および機能面からして
種々の選択が可能である。いずれにしても、主軸
台および工具台は構成上の主要部で重量のある大
物構成要素であるため、駆動手段も相当の出力の
あるものが要求される。このことは、先と同様に
経済上のコスト高は避られない。また主軸台がY
軸の送り機能を有する場合、旋盤作業の中でも、
主軸後方より長尺の材料を主軸内を貫通して一サ
イクルごとにバーフイーダを介して順次加工領域
に供給させる構造にあつては、バーフイーダは主
軸と追従してY軸方向に相対的に移行させるよう
な構造をとらなければならなく複雑になる。
(考案が解決しようとする問題点) 本考案においては、以上のような問題を解決す
ることを目的とした工具送り装置を提供すること
にある。
以下、本考案を実施図に基づき説明する。
(実施例) 1は工具を放射状に保持するタレツトで、チヤ
ツク2の把持を介して被加工物を保持する主軸3
の回転軸線方向(Z軸)に送り動作をするZ軸工
具台4と、主軸回転軸線に対して横切る方向に送
り動作するX軸工具台5の双方の相対的な送り動
作を介して加工領域に離隔往復動作を行う。該タ
レツト1のタレツト軸はZ軸の廻りに旋回動可能
で、所定の回転角にゼネバ歯車またはカム等の制
御手段と適当な駆動手段を介して割出し可能であ
る。タレツト軸の廻りには、タレツト1を所定の
回転角に位置決めする一対の可動カツプリング6
aと固定カツプリング6bからなるカツプリング
6が配置され、可動カツプリング6aはタレツト
1側に固定され、固定カツプリング6bはタレツ
ト1を支持するX軸工具台5上に固定されてい
る。カツプリング6の入切り操作は、タレツト1
のクランプ及びアンクランプ時にタレツト軸の廻
りに配置された流体シリンダまたはカム等の適当
な駆動手段を介して行われ噛合可能である。7は
X軸とZ軸の交わる平面に対して直交する方向
(Y軸)に往復動可能なY軸工具台8を保持する
工具送り装置(以下、本体と記述する)で、タレ
ツト1上の工具取付面に装着されている。以下、
本考案装置の構成を説明する。9はY軸工具台8
上にX軸方向の廻りに回転軸線を有して支承され
たツールスピンドルで、ドリルまたはフライス等
の回転工具10が保持される。該ツールスピンド
ル9の動力伝達駆動系統を説明すると、タレツト
軸の中心に設けられた主駆動軸が外部に設けられ
た駆動モータにより作動され、タレツト1に上記
主駆動軸と交差して支承された中間駆動軸11と
歯車群12a,12bを経て、主駆動軸と平行に
タレツト1に支承された従駆動軸13に動力が伝
達される。該従駆動軸13には笠歯車14が固着
され、Y軸と平行に本体7に固定された第1中間
軸15に回転可能に支持された平歯車16と一体
に成形された笠歯車17と噛合つている。
18は第1中間軸15と平行にY軸工具台8に
固定された第2中間軸で、第2中間軸18上に回
転可能に支持された笠歯車19と一体に成形され
た平歯車20は、前記平歯車16に対して歯すじ
方向に摺動可能に噛合つている。21は前記笠歯
車19と噛合うツールスピンドル9に固着された
笠歯車、Y軸工具台8のY軸方向の送り往復動作
は、ツールスピンドル9の回転軸線を挟んで左右
に本体7上に設けた流体シリンダ室22の2箇所
にY軸方向に往復摺動可能にシールに密着されて
嵌合されたピストン23と、本体7のバネ収容孔
24に保持されてピストン23の作用方向と相反
する方向に作用する圧縮バネ25を介して行われ
るもので、上記ピストン23の一端はY軸工具台
8の送り方向に相対する両端のエンドピイース2
6a,26bの一方の26aに固着され、上記圧
縮バネ25は他方のエンドピイース26bと抗し
て接している。
該エンドピイース26a,26bにはY軸工具
台8の送りストロークを相互の相対する方向の任
意の位置に選択しY軸工具台8を位置決めする一
対のストツパ27a,27bが螺着され、ねじ調
整を介してY軸工具台8の送りストローク調整が
可能で、加工前にはあらかじめ、Y軸方向のY軸
工具台8の動きをとるために、例えば、加工物の
径および平取り深さ等を考慮して、加工物と回転
工具10の相対位置が決定される。28は外部に
通じるポンプとタレツト軸の全長に通じて設けた
流路29より工具送り装置の本体7の流体シリン
ダ室22に通じる流路で、ポンプより圧縮された
流体が流路28に注がれピストン23を作動させ
る。
次に本考案の作用について簡単に説明する。
タレツト1上の旋削工具を介して被加工物の外
径もしくは内径加工の後に、被加工物の外周の一
箇所に平取り加工を行う場合には、次の作用より
行われる。まず、X軸およびZ軸工具台5,4の
制御によりタレツト1上の旋削工具が、加工物よ
り遠ざかり、本体7上に保持された回転工具であ
るフライス工具10が、タレツト1の次の割出し
により、あらかじめ、加工物の径および平取り深
さに対応して、工具送り装置のストツパ26a,
26bの調整と、プログラムされたX軸工具台5
の送り制御により回転工具10と加工物の相対位
置が決定されて、加工物よりY軸方向に隔てた位
置に回転工具10が持来たされる。平取り加工位
置において回転工具10と加工物の相対位置が決
まると、X軸およびZ軸工具台5,4の送りが停
止する。この停止信号によりY軸制御の油圧回路
上の圧縮ポンプおよび流体弁(図示なし)が付勢
され、上記工具送り装置本体7の流体シリンダ室
22内のピストン23が流体圧により作動する。
これにより、回転工具10を保持するY軸工具
台8はX軸とZ軸と交わる平面に対して直交する
方向に送り往復動作が可能であるため、回転工具
10は加工物の横方向より接線方向に沿つて前進
し平取りを行う。もとより平取り幅が長手方向に
大きい場合にはZ軸工具台4の送りが加味され
る。
次にキー溝の荒加工後の仕上げ加工を行うよう
な場合には荒加工において使用した回転工具10
の径よりわずかに小さな径の回転工具10を用
い、キー溝の仕上げ分に相当する微少な切込み幅
をストツパ26a,26bの調整と、キー溝の深
さに相当するX軸工具台の送り量をプログラム上
であらかじめ決め、加工物と回転工具10の相対
位置を決定する。これにより仕上げ加工に相当す
る切込み幅はY軸方向に動作するY軸工具台8の
相対的往復動作と、X軸工具台5およびZ軸工具
台4の往復送り動作により行われる。30は加工
物である。
(考案の効果) 以上より、本考案はY軸工具台が流体圧により
制御され、タレツト上に装備されているため構造
がコンパクトで、しかもコストが安い。また、主
軸台が固定されているため、バー加工であつて
も、バーフイーダはY軸方向に平行に移行されな
いため、安定した加工を行うことが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の工具送り装置をタレツトに装
着した断面を示す図、第2図は回転工具の駆動伝
達系を示す縦断面図、第3図はY軸工具台の相対
的送り動作を制御するシリンダおよび圧縮バネを
装備する本体断面図、第4図は本考案装置を装備
した数値制御旋盤の要部斜視図。 1……タレツト、7……本体、8……Y軸工具
台、10……回転工具、26a,26b……スト
ツパ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 主軸3の回転軸線方向に送り動作をするZ軸工
    具台4と、主軸3の回転軸線に対して横切る方向
    に送り動作をするX軸工具台5との相対的な送り
    動作を介して工具を加工領域に持来たす割出し自
    在なタレツト1を有する工作機械において、タレ
    ツト1に支持され外部に設けた駆動モータの伝達
    を得て駆動する動力伝達駆動軸系統と、タレツト
    1上に装着され上記X軸とZ軸との交わる平面に
    対して直交する方向に圧縮バネ25と流体圧制御
    手段を介して相対的に送り動作をするY軸工具台
    8と、上記動力伝達駆動軸系統の伝達駆動により
    X軸方向の廻りにY軸工具台8に回転自在に支持
    されて回転工具10を保持するツールスピンドル
    9と、Y軸工具台8の送り方向に相対してY軸工
    具台8に設けられY軸工具台8の送りストローク
    を相互の相対する方向の任意の位置にY軸工具台
    8を位置決めすることのできる一対のストツパ2
    7a,27bから成る工具送り装置。
JP4895785U 1985-04-02 1985-04-02 Expired JPH0236646Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4895785U JPH0236646Y2 (ja) 1985-04-02 1985-04-02

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4895785U JPH0236646Y2 (ja) 1985-04-02 1985-04-02

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61166705U JPS61166705U (ja) 1986-10-16
JPH0236646Y2 true JPH0236646Y2 (ja) 1990-10-04

Family

ID=30565700

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4895785U Expired JPH0236646Y2 (ja) 1985-04-02 1985-04-02

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4503737B2 (ja) * 1999-09-14 2010-07-14 中村留精密工業株式会社 旋盤のフライスホルダ

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Publication number Publication date
JPS61166705U (ja) 1986-10-16

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