JPH0236266A - 黒色斑点模様を有するプラスチック成形品 - Google Patents

黒色斑点模様を有するプラスチック成形品

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JPH0236266A
JPH0236266A JP18758488A JP18758488A JPH0236266A JP H0236266 A JPH0236266 A JP H0236266A JP 18758488 A JP18758488 A JP 18758488A JP 18758488 A JP18758488 A JP 18758488A JP H0236266 A JPH0236266 A JP H0236266A
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JP
Japan
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carbon particles
molded product
molded article
weight
plastic
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Application number
JP18758488A
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English (en)
Inventor
Shigeo Aoki
青木 重雄
Satoshi Bando
坂東 智
Koji Arakawa
荒川 興二
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Kyowa Gas Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Kyowa Gas Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、黒色斑点模様を有するプラスチック成形品に
係り、特に黒色炭素粒子からなる斑点模様を有するプラ
スチック成形品に関する。
(従来の技術) プラスチック成形品は、その美的価値を高めるために種
々の模様を付すことが行わitでおり、特に近年脚光を
浴びている無機充填材を充填した人工大理石製品には、
”r ノチンの天板、各種カウンタートップ、テーブル
1〜ツブ、洗面化粧台、浴槽、防水パン、美術工芸品な
どの美観を要する用途に1史われることか多いために、
各種模様っけが要求されている。そのひとつとして、近
年特に花崗岩を模した、黒色斑点模様を有するプラスチ
ック成形晶か要求されている。
従来黒色斑点模様を成形品にイ」すためには、黒曜石な
どのような黒色を呈する岩石の粉砕粒子、あるいは黒色
のガラスや陶磁器などの粉砕粒子をrり存させる方法、
あるいはプラスチック成形品と同相成で黒色色調の成形
品を造り、これを破砕した粒子を含有させる方法(特開
昭62−1973116号公報)などがとられている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、前記従来の岩石、ガラス、陶磁器などの
粉砕粒子を含イrさせる場合には、これら粒子の比重が
プラスチックに比べて大きいため、粒子の沈降分離が発
生し易く均一な分散が難しいという問題点や、これら粒
子が固いため、通常の刃物では成形品の加工か難しいと
いう欠点があった。また、成形品の破砕粒子を含有させ
る場合には、粒子の沈降分離や加工の困難性は解消でき
るが、−旦成形品を造ってこれを破砕し篩分けするとい
う操作で粒子を得るため、操作か繁雑であり、価格の高
いものにならざるを得ないという問題点があった。
本発明の目的は、上記解決すべき課題を解消し、模様が
均一で加工性・操作性に1憬れた、安価な黒色斑点模様
を有するグラスチック成形品を提0(することにある。
(課題を解決するための手段) 上記諸口的は、成形品総量に対して、炭素粒子0 、0
1〜1(li%を含有する、黒色斑点模様を有するプラ
スチック成形品により達成される。
よな上記諸口的は、成形品総量に対して、炭水粒子0.
01〜10重量%および白色充填剤を含有する、黒色斑
点模様を有する人工大理石成形品によって達成される。
更に上記目的は、メチルメタクリレートを含む不飽和単
址体群またはその重合体を含有するシランプに水酸化ア
ルミニウム倣粉末を充填したスラリーに、炭素粒子を添
加混合し、ついでこれを型へ注入した後型面に治わせて
重り硬化する黒色斑点模様を有するアクリル系人工大理
石成形品の製造方法により達成される。
(作中) 本発明に使用される炭素粒子の形状は、黒色斑点模様、
すなわち黒色炭素粒子からなる斑点模様に要求される性
状によって決定されるものであって、特別な制限はない
はずのものである。しかし繊維のような絹長い形状のも
のは、配向し易い性質を有しているために、配向によっ
て黒色斑点模様に不均一性を生じ、そのためにプラスチ
ック成形品の美観を損ねるので好ましくない。従って炭
素粒子の形状は、その最小幅に対する最大幅の比か7以
下、好ましくは5以下、より好ましくは3以下でなけれ
ばならない。
炭水粒子の大きさも、やはり黒色粒子からなる斑点模様
に要求される性状によって決定されるべきものである。
従って粒子が余りに小さいと、黒点として肉眼で識別で
きなくなるので、炭素粒子の最大幅は0.O5nm以上
、好ましくは0.1m+以上、より好ましくは0.15
o++n以上であることが必要である。
炭素粒子の材質は、硬度が高く高価なダイヤモンドを除
けば特に制限はない、また炭素粒子は多少の不純物を含
有していても、黒色ないし、jj、I褐色を呈しており
、グラスチック成形品の外観および性能などにy@影皆
を及ぼさないものであれば、使用可能である。以上の条
件を満足する炭素粒子の材質の例としては、石炭、コー
クス、木炭、活・i炭、石墨、カーボンブラック、その
他の無定形炭素などをあげることかできるが、これらに
限定されるものではない。
以上に説明した炭素粒子は、大粒子の粉砕あるいは小粒
子の造粒などによって製造することができる。なお造粒
にあたっては、単独または複数の材質の小粒子を使用す
ることができる。プラスチック成形品への炭素粒子の添
加量は、黒色斑/+’、’模様に要求される性状によっ
て決まるものであって特に制限はないが、実質的に模様
を均一にするため通常はプラスチック成形品の総量を基
準にして、0.01・〜10重量%、好ましくは0.1
〜5重量%である。炭素粒子の添加量か0.01重量%
未満であると、黒点の数が少ないために斑点模様が不鮮
明となり、炭素粒子の添加量が10重1%を越えると、
プラスチック成形品の全体が均一に黒色着色されるよう
になるので好ましくない。
本発明にいうプラスチックには特に制限はなく、熱可塑
性樹脂、熱硬化性樹脂のいずれにも本発明は適用可能で
ある。そのような熱可塑性樹脂の例としては、ポリスチ
レン、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン
、ポリメチルメタクリレート、ポリカーボネート、ポリ
アミド、熱可塑性ポリエステル樹脂、アクリロニトリル
−スチレン共重合樹脂、ABS樹脂、スチレン−メチル
メタクリレート共重合樹脂、熱可塑性ポリウレタン樹脂
、ポリアセタール、ポリフェニレンオキシド、ポリスル
ホン、ポリフェニレンスルフィド、ボリ工−テルエーテ
ルゲトンなと、熱硬化性樹脂の例としては、不飽和ポリ
エステル樹脂、エボキン樹脂、フェノール樹脂、ユリア
樹脂、メラミン樹脂、フラン樹脂、シリコーン樹脂、熱
硬化性ポリウレタン樹脂などをあけることができるが、
これらに限定されるものではない、なお本発明が適用さ
れるプラスチックは単品である必要はなく、2種類以上
のブレンド体であってもかまわない。
本発明においてプラスチック成形品に炭素粒子を含有さ
せる方法には特に制限はなく、通常の充填材やガラス繊
維の添加と同様に、溶融下の混練や液状原料への添加混
合など、任意の方法によって行うことかできる。また本
発明のプラスチック成形品を得る方法にも制限はなく、
通常のプラスチックと同様に射出成形、押出し成形、引
抜き成形、注型成形などそれに適した任意の方法で製造
することができる。さらに以上の方法で得られた成形品
に、熟成形や切断、切削、接6などの二次加工を施すこ
とも可能である。
近年プラスチックに白色系の充狼材を加えて外観を大理
石に似せたものが、人工大理石として注目されるように
なった。前述したように人工大理石は美観が重要視され
るので、本発明を人工大理石に適用して美的価値を高め
ることは、非常に有意義なことである。
本発明の人工大理石に用いられる白色充填材は、着色が
なく安価で耐熱性や耐水性などに優れた無機物め白色微
粉末である。ここにいう白色とは、ハンター色差計で測
定した白色度が80以上、好ましくは90以上であるこ
とを意味する。白色度が80未満であると、人工大理石
が着色して商品価値が低下するばかりでなく、自由な着
色が制限され好ましくない。そのようなものの例として
は水酸化アルミニウム、酸化アルミニウム、炭酸カルシ
ウム、珪酸カルシウム、アルミン酸カルシウム、Knカ
ルシウム、水酸化マグネシウム、シソ力、タルク、クレ
ーなどの微粉末をあげることができるが、これらに限定
されるものではない。白色充填材の粒子径は通常0.1
〜100μm、好ましくは0.5〜50μm、より好ま
しくは1〜20μmである。粒子径が100μmを越え
ると、人工大理石に不明瞭で微細な斑点が現われて美観
を損ねることがあり、また粒子径が0.1μm未満であ
ると、高価になることおよび多量充填か困難になるなど
の弊害が生じるので好ましくない。
白色充填材の含有量は人工大理石に要求される性能によ
って定まるものではあるが、通常はプラスチックと充填
材の総量を基準にして20〜80重量%、好ましくは4
0〜75重量%である。含有量が80重量%を越えると
、人工大理石の強度などの性能が低下し、20重量%未
満であると大理石様の外観が現われないので好ましくな
い。なお、白色充填材は2種類以上併用することも可能
である。
人工大理石はその用途から耐熱性、耐溶剤性、耐候性、
美麗さ、経済性などに対する要求が厳しいことから、比
教的安価で性能の優れたアクリル樹脂や不飽和ポリエス
テル樹脂が使われており、また大型成形品を要求される
こと、およびアクリル樹脂系人工大理石で性能向上のた
めに行われる架橋結かの導入が容易なことから、注型成
形による製造が主流を占めている。
しかしアクリル樹脂系人工大理石と不陸(ロポリエステ
ル(※I脂系人土大理石では、用途や性能に若干の違い
かある。すなわち不飽和ポリエステル樹脂系入玉大理石
は、表面の美麗さと表面性能向上のために、表面にゲル
コート層を施すのが一般的である。そのために成形品は
表面と内部の性質が異なるので、洗面化粧台やキッチン
の天板、浴槽などの一体物が主流を占め、成形品を削っ
たり継ぎ足したりなどの加工は殆ど行われていない。こ
れに対してアクリル樹脂系人工大理石は、高級品分野に
使われることか多く、深み感を要求されるために、白色
充填材はアクリル樹脂と光の屈折率か近い水酸化アルミ
ニウムや水酸化マグネシウム、シリカにほぼ限定される
。しかしシリカは固いために人工大理石の加工性にH点
があり、水酸化マグネシウムは高価であることと強塩基
性であることなどからこれらは特殊用途に限られ、通常
は水酸化アルミニウムが用いられている。そのためにア
クリル(θ1脂県人工大理石は、加工性に優れるという
こともその特徴のひとつになっている。またアクリル樹
脂系人工大理石は、美麗さや性能が優れているのでゲル
コートは行われず、表面も内部ら同一の性質を有してい
る。このようなことからアクリル樹脂系人工大理石は一
体物の他に、平板としても大量に生産されており、通常
の木工用工具による切断、切削などによって最終商品形
態に加工されている。従って炭素粒子添加による111
点からなる斑点模様つけは、炭素粒子か柔らかくて加工
性を阻害しないので、加工性が重要視されるアクリル樹
脂系人工大理石においては、特に有利な技術である。
本発明にいうアクリル樹脂は、メチルメタクリレ−1〜
を含む不飽和!it fit体群より選ばれた、1種ま
たは2種以上の不飽和単量体の重合体単独または2種ガ
i以上の重合体の混合物を指し、該アクリル樹脂の全不
飽和単量体中に占めるメチルメタクリレ−1・の比率が
50重量%以上、好ましくは65重量?ご以上、より好
ましくは80重量%以上のものをいう。メチルメタクリ
レートの比率か50重量%未満であると アクリル樹脂
の耐候性が低下し、アクリル樹脂系人工大理石において
は、さらに高級感が失われるので好ましくない。メチル
メタクリレートを含む不飽和単量体群は、重合または共
重合可能であればよく特に制限はない。そのような不飽
和単量体の例としては、炭素数1〜18個の1価アルコ
ールとアクリル酸またはメタクリル酸とのエステル、炭
素数2〜4個の2価アルコールとアクリル酸またはメタ
クリル酸とのモノエステル、アクリル酸、メタクリル酸
、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、アクリルア
ミド、スチレン、α−メチルスチレン、酢酸ビニル、塩
化ビニル、塩化ビニリデン、弗化ビニリチン、エチレン
、M−tj、マレイン酸、マレイン酸、ブタジェン、ク
リシジルメタクリレートなどの一官能性不飽和単量体、
エチレングリコールやポリエチレングリコール、ポリプ
ロピレングリコール、1゜3−ブタンジオール、ネオペ
ンチルグリコール、1.6−ヘキサンジオール、トリメ
チロールエタン、トリメチロールプロパン、テトラメチ
ロールメタン、ペンタエリスリトール、ジペンタエリス
リトールなどの多価アルコールとアクリル酸および/ま
たはメタクリル酸との多価エステル、ジビニルベンゼン
、トリアリルイソシアヌレートなどの多官能性不飽和単
量体などをあげることかできるが、これらに限定される
ものではない。
メチルメタクリレートを含む不飽和単量体群より重合体
を得る方法には特に制限はなく、以上に説明した不飽和
単量体を直接重合する方法、不飽和単量体の一部を予め
重合して残りの不飽和単量体中に溶解したかたちのシラ
/プとしてから重合する方法、以上の方法などによって
得られた重合体をブレンドする方法など、任意の方法に
よって製造することかできる。
本発明にいう不飽和ポリエステル樹脂は、無水マレイン
酸やマレイン酸、フマル酸などの不飽和ジカルボン酸を
含むジカルボン酸成分とジオール成分とが反応したかた
ちの不飽和アルキッドを、スチレンやメチルメタクリレ
ートなどの架橋用不飽和単量体に溶解したものを重合硬
化させた樹脂であって、特に制限はない。
以上に説明したように、本発明はアクリル樹脂系人工大
理石の注型成形に、特に適合した技術である。本発明に
よるアクリル樹脂系人工大理石の注型成形は、通常メチ
ルメタクリレートを含む不飽和単量体群そのもの、ある
いはメチルメタクリレートを含む不飽和単量体群の一部
を重合して、残りの不飽和単量体群に溶解したシラップ
、またはメチルメタクリレートを含む不飽和単量体群を
部分重合したシラップなどに、水酸化アルミニウム微粉
末と重合開始剤などを添加混合したスラリーに炭素粒子
を混合し、これを型へ注入して型面に沿わせて重合硬化
することにより行われる。なおアクリル樹脂系人工大理
石に要求される特性を損ねない限り、水酸化アルミニウ
ム微粉末の一部を他の充填材で置きかえることは可能で
ある。
ここで使用されるシラップのポリマー濃度には特に制限
はないが、通常はシラップの総量を基準にして3〜50
重量%、好ましくは10〜25重量%である。ポリマー
濃度が3重量%未満であると、充填材がスラリー中で沈
降し易く、またスラリーの流動性が悪くて注入に支障を
きたすことかある。ポリマー濃度が50重量%を越える
とスラリー粘度が高くなり、充填材の充填率が制限され
たり、スラリーの注入が困雑になることがある。
ここでいう、型へ注入して型面へ沿わせ重合硬化させる
という用語の意味は、密閉式セル装置、開口式セル装置
、開口型などへ流動性を有するスラリーを注入して重合
硬化する場合ばかりでなく、連続流し込み成形装置によ
る成形、さらにはスラリーに増粘操作あるいは部分的な
重合反応を施すなどして得たFiMCやSMC1あるい
は高粘度スラリーなどを圧縮成形装置や射出成形装置な
どを用いて賦形して重合硬化させる場合などを含むもの
である。
注型成形においては、スラリー粘度か低い場合はもちろ
ん、粘度の高い場合であって#J賦形や硬化のための加
熱などで粘度か下がると、スラリーと炭素粒子の比重か
異なる場合は、炭素粒子か沈降や浮上によって分離して
、均一な斑点模様を得ることが難しくなるので、両者の
比重を合わせることが好ましい。比重差による炭素粒子
の分離は、型面が水平に近い状態に保持された場合や、
成形品の形状か複雑で各部の面の傾きが一定でないもの
、いわゆる異形注型品において特に顕著で問題になる。
スラリーの比重は、成形品に要求される性能によってほ
ぼ定まるものであって調整は難しいので、炭素粒子の比
重を調節する方が簡単である。炭素粒子は前述のように
多種類のものが使用可能で比重も異なっているが、必ず
しも所望のものがあるとは限らない。これに対して活性
炭は、焼成条件によって比重を調整することができるの
で、希望する比重のものを入手することが可能である。
また活性炭は微細な空孔のために強度が小さいので、人
工大理石の加工性も良好である。このよかな点から、ア
クリル樹脂系人工大理石の注型成形では、炭素粒子とし
て活性炭を用いるのが有利である。
本発明を注型成形に適用する場合に炭素粒子が大きいと
、型面に沿ってスラリーが流入する過程で炭素粒子の分
布が不均一になり、斑点模様に炭素粉子の分布密度の違
いによる濃淡斑が生じることがあるので、炭素粒子の最
大幅はIIu1以下、好ましくは0.5+111以下、
より好ましくは0.31*tI以下か好適である。なお
好みによっては、炭素粒子をスラリーに不均一に混合し
て、意図的に斑点模様に濃淡斑を発生させることも可能
である。
本発明のプラスチック成形品には必要に応じて、染顔料
、補強材、改質剤、安定剤、離型剤、滑剤、難燃化剤、
帯電防止剤、着色した充填材などを加えることら可能で
ある。
(実施例) 以下、実施例を!)ばて本発明をさらに具体的に説明す
るが、本発明はこれら実施例によってfllんら制限さ
れるものではない。
実施例1〜11 メタクリル樹脂(パラペットG、協和カス化学工業■製
)100重量部に、表1に示す材質で、JIS標準網フ
ルイ840μパス、520μオンの粒度を有する炭素粒
子1.5重量部を、温度180°Cでニーダ−を用いて
混合した。得られた混合物をクロムメツキを施した2枚
の不銹鋼板の間に保持し、180’Cに加熱下に加圧し
、その11室温まで冷却して、Jブさ5 mmの平板状
成形品を得な。得られた成形品は黒色斑点模様を存する
美麗な外観を呈していた。
表1 実施例5〜8 メタクリルωj脂のかわりにスチレン樹脂(スタイロン
666、旭化成工業@J製)を用いること、および表1
に示ず14質で、J I Sl準網フルイ420μパス
、250μオンの炭素粒子を1重量部用いること以外は
、実施例1〜4と同じ操作によって成形品を得た。得ら
れた成形品は黒色斑点模様を有する美麗な外観を呈して
いた。
実施例9 実施例1〜4と同じメタクリル樹脂75重量部に、シリ
カ微粉末(クリスタライl−A A 、■龍森製)25
重量部および実施例1と同じ炭素粒子1重量部を、温度
210°Cでニーターを用いて混合した。得られた混合
物より温度を210°Cに変えること以外は実施例1〜
11と同じ操作によって、厚さ10市の平板状成形品を
得た。得られた成形品は黒点からなる斑点模様を有し、
御影石に似た美しい外観を呈していた。
実施例10−13 メチルメタクリレートを部分重合して得たシラップ(2
5°CでB型回転粘度計で測定した粘度は2.5ボイス
)38重量部および1,3−ブチレンクリコールジメタ
クリレート2重量部へ、表2に示す粒度で、粒子の見掛
は比重0.4の活性炭1重量部、ステアリン酸0.02
重量部、2,2アゾビスイソブチロニトリル0.02重
量部および水酸化アルミニウム微粉末(ハイシライl−
H−310、昭和電工(親製)60重量部を混合して、
25℃でB型粘度計で測定した粘度が60ボイスのスラ
リーを得た。これを50cm角の2枚のカラス板の間に
0字型に配した柔らかいカスゲットを挟んで組み立てた
鋳型に注入し、鋳型面を直立させた状態で6O″Cの水
中に5時間、ついて120°Cの熱風炉に3時間保持し
て、厚さ12III11の平板状の人工大理石板?得た
得られた人工大理石板はいずれも黒点からなる斑l叉模
慄を有し、御影石に似た美しい外観を呈していた、J(
S標準網フルイ297μパス、250μオンの活性炭を
用いた実施例10では、炭素粒子の分布密度の違いによ
る濃淡斑は見られなかったが、550μパス、350μ
オンの活性炭を用いた実施例11では濃淡斑か僅かに、
840μパス、590μオンの活性炭を用いた実施例1
2では、濃淡斑が軽度に生じていた。なお2000μパ
ス、1000μオンの活性炭を用いた実施例13では、
明瞭な濃淡斑が見られた。
また、本実施例の人工大理石板はいずれも加工性は良好
で、木工用ルータによる切断、木工用ルータ−による切
削、金属用鋪による穴あけなどは支障なく行う、二とが
て゛きた。
以下余白。
表2 ◎なし。  ○僅かに発生。  △軽度に発生。
X明瞭に発生。
実施例14 一辺約370 +nlIの正方形の平板で、−辺に垂直
に立ち上げた高さ約50市の水返しと、対辺に垂直に折
り下げた高さ約7011Inの前垂れを有する形状のカ
ウンタートップを作る目的で、厚さ3 mm+の長方形
の不銹鋼板2枚の両端を互に反対方向に90度折り曲げ
、クロムメツキを施して型板を得た。
周囲に配した発泡ポリエチレン製のガスゲットを介して
2枚の型板を互に向き会わせ、クランプで締めつけて鋳
型を組み立てた。鋳型は天板部を水平に保持した時に、
前垂れが天板部の上に在るようにし、前垂れを持ち上げ
て天板部を水平に対して15度傾けて設置i−な、なお
非使用面を構成す乙上望の天板部と前垂れには、ヒニロ
ンフィルムを貼付した。
メタクリル樹脂(バラビーズHR、協和ガス化学工業i
il製)7.6重量部をメチルメタクリレ−1−30,
11重量部およびトリノナ1フールグロバントリメタク
リレー82重量部に溶解しな。これへ実施例10−13
と同じ水酸化アルミニウム微粉末60ffi量部、JI
S標$網フルイ297μパス、250μオンで粒子の見
杜トは比重1.2の活性炭2重量部、ステアリン酸00
2重量部、2,2アゾビス(11−メトキジ−2,・1
−ジメチルバレロニトリル)0.02重量部f!:混き
してスラリーを4た。
前述の鋳型の前垂れ最上端のガスゲットを収りは1′シ
、ここから前述のスラリーを静かに鋳型へ注入した。こ
れを50°Cの熱風炉で3時間、ついで120°Cの熱
風炉で2時間加熱して重合硬化を行った。
得られた人工大理石カウンタートップの使用面は、黒点
からなる斑点模様を有し、御影石に似た美しい外観を一
′aしていた。なお鋳型面の傾きが胃なる1ド返1−2
大阪部、前8トれ間には斑点模様の濃淡に差は(とられ
なかった。また本実施例による人工大理石板ブとができ
た。
比1絞例1 活性炭粒子のかわりに、繊維径8)tmでカント長0.
5+nmの炭素繊維0.2重は部を用いること以外は、
実り帆例10〜13と同じ操fYによって、厚さ121
1111で゛ビー板状の人工大理石板を得た。得られた
人工大理石板の1)(点模様は炭素繊維か流入方向に配
向しており、美的(−1値の劣るものであっ乙:。
比1校例2 拉rの晃打トは比重か0.4で、J I S標準網フル
イ1!1μパスノ)活性炭を用いること以外は、実施例
10〜13と同じ操作によって、)ゾさ12州の平板仄
ノ)人工大理石板を(H>た。得られた人工大理石板は
様に黒点を呈し、黒点からなる斑点+a様は認められな
かった。
(発明の効果) 本発明は、炭素粒子を添加することによってグラスチ/
り成形・Yhに、黒点斑点模様を付してその美的価値を
高めようとするものである。
本発明の炭素粒子は安価であるために、経済的に有利で
あり、また硬度が小さいためにプラスナック成形品に添
加しても、その切断や切削などの加工性を((1ねるこ
とはない。さらに本発明を注型成形による人り大理石に
適用した場合は、炭素粒子として活は炭粒子を用いれば
、活性炭は製造条件によって粒子比重を調整できるので
、注型成形中に炭素粒子がスラリーから沈降や浮上によ
って分離するのを防ぐことかできる。そのために異形注
型であっても全面均一濃度の模様っけが可能となり、黒
点からなる斑点模様を有し、御影石に似た美しい外観を
呈する人工大理石製品を安価かつ容易に提供することが
可能である。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)成形品総量に対して、炭素粒子0.01〜10重
    量%を含有することを特徴とする黒色斑点模様を有する
    プラスチック成形品。
  2. (2)プラスチックが、白色充填材を含有するものであ
    る特許請求の範囲第1項記載の成形品。
  3. (3)プラスチックが、アクリル樹脂である特許請求の
    範囲第2項記載の成形品。
  4. (4)プラスチックが、不飽和ポリエステル樹脂である
    特許請求の範囲第2項記載の成形品。
  5. (5)白色充填材が、水酸化アルミニウム微粉末である
    特許請求の範囲第3項記載の成形品。
  6. (6)炭素粒子が、活性炭粒子である特許請求の範囲第
    1項乃至第5項記載の成形品。
  7. (7)メチルメタクリレートを含む不飽和単量体群また
    はその重合体を含有するシラップに水酸化アルミニウム
    微粉末を充填したスラリーに、炭素粒子を添加混合し、
    ついでこれを型へ注入した後型面に沿わせて重合硬化す
    ることを特徴とする、黒色斑点模様を有するアクリル系
    人工大理石成形品の製造方法。
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