JPH0236236Y2 - - Google Patents

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JPH0236236Y2
JPH0236236Y2 JP6315283U JP6315283U JPH0236236Y2 JP H0236236 Y2 JPH0236236 Y2 JP H0236236Y2 JP 6315283 U JP6315283 U JP 6315283U JP 6315283 U JP6315283 U JP 6315283U JP H0236236 Y2 JPH0236236 Y2 JP H0236236Y2
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JP
Japan
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transistor
circuit
lamp
transistor amplifier
noise prevention
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JP6315283U
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は例えば自動車の計器板照明用ランプの
明るさを調節するために使用するマルチバイブレ
ータ式調光装置の雑音防止回路に関するものであ
る。
(従来の技術) 自動車の計器板照明用ランプの明るさを調節す
るために使用する調光装置としては、従来、電力
用可変抵抗を利用する装置が一般的であつたが、
この装置では、熱を発生する、形状が大型と
なる、負荷によつて調光特性が異なる等の欠点
があつた。そこで近来これらの欠点を解消するた
めに、ON−OFFの時間比、即ちデユーテイ比を
調節可能に構成した非安定マルチバイブレータを
利用するマルチバイブレータ式調光装置が使用さ
れつつある。かかる調光装置は、例えば第2図に
示すように、一対のトランジスタ増幅回路A1
A2を出力側から入力側にCR結合回路を介して相
互に結合して非安定マルチバイブレータを構成
し、該CR結合回路の抵抗は、前記一対のトラン
ジスタ増幅回路A1,A2の夫々のトランジスタ
Q1,Q2のベース間に摺動式可変抵抗VRの抵抗体
を接続すると共にその摺動子S側を、電源Eに於
ける前記トランジスタ増幅回路A1,A2のコレク
タ側に接続して構成し、一方側のトランジスタ増
幅回路A2の出力側にランプ駆動回路Bを接続し
て構成している。
以上の構成に於いては夫々のトランジスタQ1
Q2が交互にON−OFFを繰り返す際、図中右側の
トランジスタQ2がONの時点に、ランプ駆動回路
BのトランジスタQ3がONとなつてランプLに駆
動電流が流れるものであり、このON−OFFの時
間比は可変抵抗の摺動子Sを動かして調節するこ
とができる。即ち、例えば摺動子Sを図中左方向
に移動すると、図中右側のトランジスタQ2のベ
ース側のCR結合回路の時定数が小さくなると同
時に図中左側のトランジスタQ1のベース側のCR
結合回路の時定数が大きくなるので、図中右側の
トランジスタQ2のON時間が長くなつてON−
OFFの時間比、そしてランプ駆動回路BのON−
OFFの時間比も大きくなり、従つてランプLに
流れる実効電流が大きくなつて、ランプLは明る
い方向に調節される。また、以上と逆に摺動子S
を図中右方向に移動すると、前述と逆の動作によ
り、ランプLに流れる実効電流が小さくなつてラ
ンプLは暗い方向に調節される。
このようにマルチバイブレータ式調光装置は、
非安定マルチバイブレータにより発生させた矩形
波パルスによりランプ駆動回路Bを駆動して、ラ
ンプLを点灯するものであるから、前記トランジ
スタQ1,Q2のスイツチングに伴う雑音を発生し、
この調光装置を例えば上述したように、自動車の
計器板照明用ランプの調光装置として使用する場
合には、ラジオや、その他の電子電装機器等の雑
音障害の発生という欠点がある。このためかかる
欠点を緩和するために従来、例えば第2図に示す
ように調光装置のランプ駆動回路Bのトランジス
タQ3の、コレクタ−ベース間、ベース−エミツ
タ間、コレクタ−エミツタ間に雑音防止用コンデ
ンサCa,Cb,Ccを接続して雑音成分を吸収する
ようにしており、これらの雑音防止用コンデンサ
は、単独で、あるいは適宜組み合わせて用いられ
ている。ところで、雑音防止用コンデンサは、そ
の静電容量を一定とした場合には、雑音を防止す
べき回路に於いて、インピーダンスの高い個所に
接続するのがより効果的である。従つてこの観点
からは、前記トランジスタQ3のコレクタ−ベー
ス間に接続したコンデンサCaは、ベース−エミ
ツタ間、コレクタ−エミツタ間に接続したコンデ
ンサCa,Cbよりも雑音防止効果が高く、同等の
雑音防止効果を得るためには静電容量が小さくて
良いので、より小型に構成することができる。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、ランプ駆動回路Bのトランジス
タQ3はランプLの駆動電流、そして電力を制御
するものであるから一般的にインピーダンスが低
く、静電容量との兼ね合いで必ずしも良好な雑音
防止効果が得られているとはいえない。
本考案は以上の点に鑑みて創案されたもので、
上記の従来の課題を解決し、良好な雑音防止効果
を得ることを目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 上記の課題を解決するための本考案の構成を実
施例に対応する図面を参照して説明すると、本考
案の調光装置は一対のトランジスタ増幅回路A1
A2を出力側から入力側にCR結合回路を介して相
互に結合して非安定マルチバイブレータを構成し
該CR結合回路の抵抗は、前記一対のトランジス
タ増幅回路A1,A2の夫々のトランジスタQ1,Q2
のベース間に摺動式可変抵抗VRの抵抗体を接続
すると共にその摺動子S側を、電源Eに於ける前
記トランジスタ増幅回路A1,A2のコレクタ側に
接続して構成し、一方側のトランジスタ増幅回路
A1,A2の出力側にランプ駆動回路Bを接続して
成るマルチバイブレータ式調光装置に於いて、前
記一対のトランジスタQ1,Q2のコレクタ間に雑
音防止用コンデンサCdを接続したものである。
(作用) 以上の構成に於いて、夫々のトランジスタQ1
Q2は、一方側がONの時は他方側はOFFとなり、
そして夫々のコレクタ電圧は、一方が高い時には
他方が低い状態となる。従つて、夫々のスイツチ
ングに際して発生する高い周波数の雑音は、これ
らのコレクタ間の電位差により、雑音防止用コン
デンサCdに流れて吸収され、ランプ駆動回路B
には出力されない。そしてこれらのトランジスタ
Q1,Q2は、電力を制御するものではないのでそ
れ自体のインピーダンスが高いことに加えて、
夫々逆位相で動作しているので、それらのコレク
タ間のインピーダンスは高く、従つてこれらの間
に接続する雑音防止用コンデンサCdは、低い静
電容量でも効果的に雑音を防止することができ
る。
(実施例) 次に本考案の実施例を第1図について説明す
る。尚、この第1図に於いては、前述の第2図の
従来例と同様な構成要素には、同一の符号を附し
ている。
符号Q1,Q2は夫々一対のトランジスタ増幅回
路A1,A2を構成するトランジスタであり、符号
R1,R2は負荷抵抗である。これらの一対のトラ
ンジスタ増幅回路A1,A2を出力側から入力側に
CR結合回路を介して相互に結合して非安定マル
チバイブレータを構成している。そして符号C1
C2はこのCR結合回路を構成するコンデンサであ
る。一方、前記夫々のトランジスタQ1,Q2のベ
ース間に摺動式可変抵抗VRの抵抗体を接続する
と共にその摺動子S側を抵抗R3を介して電源E
に於ける前記トランジスタ増幅回路A1,A2のコ
レクタ側に接続しており、これらの摺動式可変抵
抗VRの抵抗体と抵抗R3が前記CR結合回路の抵
抗を構成している。尚、この抵抗R3は前記摺動
式可変抵抗VRの摺動子Sが抵抗体の端部に至つ
た場合にも所定の抵抗値をもたせるもので、この
抵抗R3はこの他、該抵抗体と夫々のトランジス
タQ1,Q2のベース間に設けることもできるもの
である。
符号Bはランプ駆動回路であり、このランプ駆
動回路Bはエミツタ接地型トランジスタ増幅回路
として構成している。このランプ駆動回路Bのト
ランジスタQ3のベースは、電流制限用抵抗R4
介して前記トランジスタ増幅回路A2の出力側に
接続している。またコレクタと電源E間にはラン
プLを接続している。そして以上の構成に於い
て、前記一対のトランジスタQ1,Q2のコレクタ
間に雑音防止用コンデンサCdを接続している。
尚、図中の符号R5は電源電圧調整用の抵抗、符
号C3はフイルター用のコンデンサである。
以上の構成に於いて、夫々のトランジスタQ1
Q2が交互にON−OFFを繰り返す際、図中右側の
トランジスタQ2がONの時点に、ランプ駆動回路
BのトランジスタQ3がONとなつてランプLに駆
動電流が流れるものであり、このON−OFFの時
間比は可変抵抗の摺動子Sを動かして調節するこ
とができる。即ち、例えば摺動子Sを図中左方向
に移動すると、図中右側のトランジスタQ2のベ
ース側のCR結合回路の時定数が小さくなると同
時に図中左側のトランジスタQ1のベース側のCR
結合回路の時定数が大きくなるので、図中右側の
トランジスタQ2のON時間が長くなつてON−
OFFの時間比、そしてランプ駆動回路BのON−
OFFの時間比も大きくなり、従つてランプLに
流れる実効電流が大きくなつて、ランプLは明る
い方向に調節される。また、以上と逆に摺動子S
を図中右方向に移動すると、前述と逆の動作によ
り、ランプLに流れる実効電流が小さくなつてラ
ンプLは暗い方向に調節される。
以上の動作に示すように、夫々のトランジスタ
Q1,Q2は、いずれか一方側がONの時は他方側は
OFFとなり、夫々のコレクタ電圧は、一方が高
い時には他方が低い状態となるので、夫々のスイ
ツチングに際して発生する高い周波数の雑音は、
これらのコレクタ間の電位差により、雑音防止用
コンデンサCdに流れて吸収され、ランプ駆動回
路Bには出力されない。そしてこれらのトランジ
スタQ1,Q2は電力を制御するものではないので、
それ自体のインピーダンスが高いことに加えて、
夫々逆位相で動作しているので、それらのコレク
タ間のインピーダンスは高く、従つてこれらの間
に接続する雑音防止用コンデンサCdは、低い静
電容量でも効果的に雑音を防止することができ
る。例えば、本考案に於けるCdと第2図のCaを
比較した実施例に於いては、夫々静電容量が
0.047μF,0.1μFに於いて、即ち本考案のCdは第
2図のCaに対して略半分の静電容量で同等の雑
音防止効果を奏した。
(考案の効果) 本考案は以上の通り、非安定マルチバイブレー
タにより発生させた矩形波パルスによりランプ駆
動回路を駆動して、ランプを点灯するマルチバイ
ブレータ式調光装置に於いて、該非安定マルチバ
イブレータを構成する一対のトランジスタのコレ
クタ間に雑音防止用コンデンサを接続しており、
これらのトランジスタは電力を制御するものでは
なく、それ自体のインピーダンスが高いことに加
えて、夫々逆位相で動作しているので、それらの
コレクタ間のインピーダンスは高く、従つてこれ
らの間に接続している雑音防止用コンデンサは、
低い静電容量でも効果的に雑音を防止することが
でき、従来と同等の雑音防止効果を得るためには
静電容量が小さくて良いので、より小型に構成す
ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の全体構成を表した回路図、第
2図は従来例の全体構成を表した説明図である。 符号A1,A2……トランジスタ増幅回路、B…
…ランプ駆動回路、Q1,Q2,Q3……トランジス
タ、R1,R2,R3,R4,R5……抵抗、C1,C2,C3
……コンデンサ、VR……摺動式可変抵抗、S…
…摺動子、E……電源、Ca,Cb,Cc,Cd……雑
音防止用コンデンサ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一対のトランジスタ増幅回路を出力側から入力
    側にCR結合回路を介して相互に結合して非安定
    マルチバイブレータを構成し、該CR結合回路の
    抵抗は、前記一対のトランジスタ増幅回路の夫々
    のトランジスタのベース間に摺動式可変抵抗の抵
    抗体を接続すると共にその摺動子側を、電源に於
    ける前記トランジスタ増幅回路のコレクタ側に接
    続して構成し、一方側のトランジスタ増幅回路の
    出力側にランプ駆動回路を接続して成るマルチバ
    イブレータ式調光装置に於いて、前記一対のトラ
    ンジスタのコレクタ間に雑音防止用コンデンサを
    接続したことを特徴とするマルチバイブレータ式
    調光装置の雑音防止回路。
JP6315283U 1983-04-28 1983-04-28 マルチバイブレータ式調光装置の雑音防止回路 Granted JPS59170397U (ja)

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JP6315283U JPS59170397U (ja) 1983-04-28 1983-04-28 マルチバイブレータ式調光装置の雑音防止回路

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Publication Number Publication Date
JPS59170397U JPS59170397U (ja) 1984-11-14
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