JPH023610A - メキタジンの液状シロップ製剤 - Google Patents

メキタジンの液状シロップ製剤

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JPH023610A
JPH023610A JP63143766A JP14376688A JPH023610A JP H023610 A JPH023610 A JP H023610A JP 63143766 A JP63143766 A JP 63143766A JP 14376688 A JP14376688 A JP 14376688A JP H023610 A JPH023610 A JP H023610A
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JP
Japan
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mequitazine
cyclodextrin
syrup
syrup preparation
liquid syrup
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Masaki Hasegawa
正樹 長谷川
Takehisa Okabe
岡部 剛久
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Toyo Jozo KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はメキタジンを有効成分とする液状シロップ製剤
に関する。
(従来の技術) メキタジンは化学名(キヌクリジニル−3−メチル)−
10−フェノチアジン(分子ff1323)((Qui
nucl idinVl−3−methVl)−10−
1)henothiaZine)で、アレルギー性鼻炎
や支店掻痒症に用いられる医薬でおる。この医薬は従来
錠剤として市販されていたが、本発明者らはこれを老人
、幼小児にも服用しやすいシロップ製剤とすることを意
図し、その製剤化を検討してきた。
(発明が解決しようとする課題) シロップ製剤は周知のように、糖類または甘味剤を含有
する甘味な内用液剤である。ところが、メキタジンをシ
ロップ剤とすると酸化されやすく、薬効が低減する。そ
こでメキタジンシロップ製剤の酸化安定性を検討したと
ころ、この酸化されやすさの程度はpHに依存し、pH
を5.0〜7.0の範囲にすると酸化に対して安定でお
ることがわがった。
しかしながら、メキタジンの溶解度はt)Hによって変
化し、1)l−1が高いと溶解度が低下することが解っ
た。これを第1図に示す。すなわち第1図はt)Hとメ
キタジンの溶解度とめ関係を示すグラフであり、pHが
2〜3においてメキタジンの溶解度は急激に低下し、I
)Hが上昇するにしたがってざらに低下することを示し
ている。従って、メキタジンシロップ剤を上記のように
5.0〜7.0に調整した場合、メキタジンは溶解性が
悪く、約15℃以下の温度でメキタジンの結晶が析出し
て?ff明なシロップ剤とはならないことが確かめられ
た。
本発明は上記問題に対処してなされたもので、酸化に対
して安定であり、かつ低温でも結晶析出しない澄明なメ
キタジンの液状シロップ製剤を提供することを目的とす
るものである。
(課題を解決するための手段および作用)本梵明者らは
、メキタジンシロップ製剤を製するに際し、pHを5.
0〜7.0の範囲に緩衝化し、且つβ−サイクロデキス
トリンまたはγ−サイクロデキストリンを添加すること
によってメキタジンの酸化に対する安定性を得、しかも
溶解度が低下する欠点を改善できることを見出した。
本発明はかかる知見に基づいてなされたもので、すなわ
ち本発明は、メキタジンを有効成分とする液状シロップ
製剤において、pHを5.0〜7.0に緩衝化し、かつ
β−ナイクロデキストリンまたはγ−サイクロデキスト
リンを含有uしめたことを特徴とするメキタジンの液状
シロップ製剤に関する。
本発明の液状シロップ剤の主な製法は、シロップ剤の通
常の製剤成分である糖類の水溶液に緩衝剤を加えてI)
Hを調整し、これにβ−サイクロデキストリンを溶解、
ざらに有効成分であるメキタジンを溶解するもので、必
要に応じて他の製剤成分である芳香剤2着色剤、保存剤
、安定剤等を加えることができる。
糖類としてはシロップ製剤に通常用いられる種々の糖、
例えばシヨ糖、ソルビトール、マルチトール、マンニト
ールが用いられるが、ブドウ糖や果糖などの単糖類はフ
ェノチアジン類の安定性を阻害する匹質があるので、メ
キタジンを有効成分とする本発明の場合には好ましくな
い。
pl−1調整のための緩衝剤は、医療上添加が可能なも
のであればいずれでもよいが、例示すればリン頷、酢酸
、クエン酸、塩酸おるいはこれらの塩類でおる。これら
の濃度は、味覚上の問題からみて、灼1/10モル以下
が好ましく、通常1/10〜1/20モルか用いられる
有効成分であるメキタジンの含有量はシロップ剤100
rlに対し通常30〜50m3であり、β−サイクロデ
キス1〜リンまたはT−サイクロデキストリンはメキタ
ジンに対してモル比で1〜5倍程度が適当である。
本発明において特に好ましい糖類はソルビトールまたは
ショ糖である。糖の含有量はシロップ剤仝但中40〜6
0%(誓/V)である。
サイクロデキストリンには代表的にはα−サイクロデキ
ストリン(α−CyD)、β−サイクロデキストリン(
β−CyD)、γ〜サイクロデキストリン<T−CyD
)の3種があるが、このうちβ−Cy Dまたはγ−C
y Dが上記したメキタジンに対する可溶化能が高く、
待にβ−Cy Dが好ましい。α−CyD、β−Cy 
DおよびγCy Dについて可溶化能を試験した結果を
第2図。
第3図および第4図に示す。第2図はα−Cy Dの添
加濃度とメキタジンの水、pH5の緩衝液。
pH6の緩衝液くいずれも25°C)のそれぞれにおけ
る溶解度との関係を示すグラフで、横軸がα−Cy D
温度、縦軸がメキタジン濃度(xlO−2Mol)であ
る。第3図はβ−Cy Dについて同様に示したもので
、水、pH5の緩衝液、t)H6の緩衝液のそれぞれに
ついて25°CおJ:び2°Cの場合について調べた。
また第4図はT−CyDについて同様に示したもので、
水、pH5の緩衝液、  pt−16の緩衝液について
、25℃の場合について調べた。
これらの図から明らかなように、α−Cy Dの場合は
α−Cy Dの濃度が高くなってもメキタジンの溶解度
はほとんど変化しないが、β−Cy Dまたはγ−Cy
 Dの場合はβ−Cy Dまたはγ−Cy D濃度が上
昇するにつれてpH5およびI)H6におけるメキタジ
ンの溶解度は2°Cおよび25°Cのいずれの場合も上
昇する。また、β−Cy Dまたはγ−〇y Dの可溶
化能は溶媒が水だけの場合は発揮されず、oHFM衝化
した場合に有効にはたらく。
なお、後記する実施例1〜4の場合、含有する水に対す
るメキタジンの濃度はHo11度に換算すると、0.1
6X 10−21(01となる。またβ−Cy DI度
は実施例1および2の場合、同様に)lol濃度に換算
して0.78x 10−2 )1o1 、実施例3の場
合0.26X10−2Hol、実施例4の場合0.52
X 10−2 Molとなる。
したがって、各実施例においてメキタジンは25℃およ
び2°Cのいずれにおいても完全に溶解している。
更に、γ−Cy D″a度は、実施例5および6の場合
0.78x 10−2 Mol 、実施例7の場合01
26xlO−21(01、実施例8の場合0.52X 
10−2 Hofとなる。各実施例においてメキタジン
は′25°Cおよび2℃のいずれにおいても完全に溶解
している。
(実施例) 実施例1 精製水50dにショ糖60gを添加して溶解した後、ク
エン酸およびリン酸ナトリウムを加えて溶解し、pH5
,5〜6.0に調整した。次いでβ−サイクロデキスト
リン530#7を添加して溶解した後、メキタジン30
mgを添加溶解した。その後精製水を加えて仝i 1o
oyに調整しシロップ剤とした。
実施例2 実施例1で用いたショ糖のかわりにD−ソルビトールを
用いて同様にシロップ剤を得た。
実施例3 実施例1で用いたβ−サイクロデキストリンの量を18
04として添加し、同様にシロップ剤を冑た。
実施例4 実施例2で用いたβ−サイクロデキストリンの伍を36
0mgとして添加し、同様にシロップ剤を得た。
実施例5 実施例1で用いたβ−サイクロデキストリンのかわりに
γ−サイクロデキストリン60(4を用いて同様にシロ
ップ剤を得た。
実施例6 実施例5で用いたショ糖のかわりにD−ソルビトールを
用いて同様にシロップ剤を得た。
実施例7 実施例5で用いたγ−サイクロデキストリンの量を20
6mgとして添加し同様にシロップ剤を得た。
実施例8 実施例6で用いたγ−サイクロデキストリンの徂、を4
11 mgとして添加し、同様にシロップ剤を19だ。
対照例 β−ザイクロデキストリンを添加せず、他は実施例1と
同様にしてシロップ剤を得た。
上記各側のシロップ剤についてその安定性を調べた。結
果を以下の表に示す。
(以下 余白)
【図面の簡単な説明】
第1図はメキタジン溶解度とpHとの関係を示す図、第
2図はα−サイクロデキストリン濃度とメキタジン溶解
度との関係を示す図、第3図はβ−サイクロデキストリ
ンQ度とメギタジン?B 18度との関係を示す図、第
4図はγ−サイクロデキストリン濃度とメキタジン溶解
度との関係を示す図である。 (8733)代理人

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)メキタジンを有効成分とする液状シロップ製剤に
    おいて、pHを5.0〜7.0に緩衝化し、かつβ−サ
    イクロデキストリンまたはγ−サイクロデキストリンを
    含有せしめたことを特徴とするメキタジンの液状シロッ
    プ製剤。
  2. (2)ソルビトールおよびショ糖から選ばれた糖類を含
    有する請求項1記載のメキタジンの液状シロップ製剤。
  3. (3)β−サイクロデキストリンまたはγ−サイクロデ
    キストリンがメキタジンに対し1〜5倍モル含有されて
    いる請求項1記載のメキタジンの液状シロップ製剤。
JP63143766A 1988-06-13 1988-06-13 メキタジンの液状シロップ製剤 Expired - Lifetime JP2735122B2 (ja)

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