JPH0235935Y2 - - Google Patents

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JPH0235935Y2
JPH0235935Y2 JP1984113160U JP11316084U JPH0235935Y2 JP H0235935 Y2 JPH0235935 Y2 JP H0235935Y2 JP 1984113160 U JP1984113160 U JP 1984113160U JP 11316084 U JP11316084 U JP 11316084U JP H0235935 Y2 JPH0235935 Y2 JP H0235935Y2
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JP
Japan
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ridge
ventilation
tile
length direction
cover
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Application number
JP1984113160U
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JPS6128815U (ja
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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
  • Building Environments (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [技術分野] 本考案は、棟部において換気を行うのに使用さ
れる棟換気用棟瓦に関し、詳しくは換気ができる
棟瓦の構造をできるだけ簡素にしようとする技術
に関する。
[背景技術] 従来、棟部において換気を行う換気棟瓦には、
その頂面に換気用開口部を設けてあつたから、こ
の換気用開口部から雀などの小動物が入り込まな
いように目皿を設けるなどの対策が必要であり、
他方、換気棟瓦はその長さ方向において接続する
構造が必要となり、屋根の頂部に使用される換気
棟瓦の外観並びに構造が複雑となるなどという問
題があつた。また、換気棟瓦は断面略逆U字状を
しているため施工時に位置めがしにくく、また施
工時、あるいは施工後に巾方向にずれやすいとい
う問題がある。
[考案の目的] 本考案はこのような問題に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、棟瓦の接続構
造を有効利用することで、外観を高めるとともに
構造を簡素にでき、また、棟瓦の位置決めが正確
にできて、施工時及び施工後においても巾方向に
ずれたりすることがない棟換気用棟瓦を提供する
にある。
[考案の開示] 本考案は、小屋裏と屋外とを連通する換気路3
をその下方に構成する棟換気用棟瓦であつて、棟
換気用棟瓦が換気下瓦Aと換気下瓦Aの上面部に
載置される棟瓦Bとで構成され、換気下瓦Aの棟
長さ方向の端部の突き合わせ部分の巾方向の中央
部に換気口6を形成し、換気下瓦Aの棟長さ方向
の一端部の上面部の巾方向の両端部に隣りの換気
下瓦Aの棟長さ方向の他端部の巾方向の両端部を
覆う覆い材18を突設し、断面略逆U字状の棟瓦
Bが換気下瓦Aの上面部に載置されるとともに棟
瓦Bの巾方向の両側が換気下瓦Aの巾方向の両側
の覆い材18間にはめ込まれ、棟瓦本体19の棟
長さ方向の一端部を他の部分より高くして換気覆
い部17を形成するとともに棟長さ方向の他端部
に隣接の棟瓦本体19の換気覆い部17に上下間
隔を隔てて覆われて棟長さ方向に開口する換気用
開口部分20を構成することができる被覆い部2
1を形成して成る棟換気用棟瓦にかかるものであ
り、このように構成することによつて、上記目的
を達成できるに至つた。
以下本考案を図示の実施例に基づいて詳述す
る。
棟長さ方向に長い棟木8に左右から棟長さ方向
に間隔を隔てて垂木9を配設し、垂木9上に野地
板のような屋根下地材10を敷設し、この屋根下
地材10上に和瓦11を葺設してある。棟部にお
いて小屋裏と連通する換気通路1を挟んで左右の
和瓦11上に笠木12を棟長さ方向に略平行に載
設してある。笠木12には棟長さ方向全長にわた
つて雨切り板13を架設して、これを短い釘にて
止めてある。雨切り板13には長さ方向に間隔を
隔てて換気開口14を設けてあり、この換気開口
14に形状記憶合金製の変位体15にて自動開閉
される開閉蓋16を取り付けてある。
換気下瓦Aは窯業製品であり、その下瓦本体4
の両側部に垂下部5を形成して重厚感を抱かせる
ようにしてある。下瓦本体5の棟長さ方向の突き
合わせ両端縁部に隣接の下瓦本体5を突き合わせ
たときに換気口6を形成することができる切り欠
き7を設けてある。この切り欠き7はミシン目乃
至は連続の切除溝(図示せず)を予め設けてお
き、この切除溝においてハンマーなどで殴打して
不要部分を切除することで、初めから切り欠き7
を設けておく場合の窯業中の歪み発生を抑制でき
るようにしたものである。このように構成された
換気下瓦Aは第2図に示すように、上記開閉蓋1
6部分においてその切り欠き7,7にて換気口6
が構成されるように雨切り板13上において突き
合わせ、断面略逆U字状の棟瓦Bを換気下瓦A上
に棟長さ方向に長くなる換気路3を構成させて載
設するのである。かかる場合、棟瓦Bにて換気口
6の上方を覆つている。
棟瓦Bは窯素製品であり、長さ方向一端部に換
気覆い部17を他の箇所より一段高くして形成し
てあり、長さ方向の他端部に隣接する棟瓦本体1
9の換気覆い部17に上下間隔を隔てて覆われて
棟長さ方向に開口する換気用開口部分20を構成
することができる被覆い部21を形成してある。
しかして隣接の棟瓦Bの一端部を換気部17にて
覆うように接続することで、開かれた上記開閉蓋
16を介して上昇する小屋裏の熱気が換気口6、
換気路3を通つて、換気覆い部17から外部に抜
けることができるようにしてある。
換気下瓦Aにはその長さ方向一端に一段高く覆
い材18をその長さ方向に突出させてあり、換気
下瓦A同士の突き合わせ箇所を覆うとともに、覆
い材18の上端縁にて棟瓦Bが棟長さ方向に直交
する方向にずれることがないように押さえてあ
る。
[考案の効果] 以上要するに本考案は、棟瓦本体の棟長さ方向
の一端部を他の部分より高くして換気覆い部を形
成するとともに長さ方向の他端部に隣接の棟瓦本
体の換気覆い部に上下間隔を隔てて覆われて棟長
さ方向に開口する換気用開口部分を構成すること
ができる被覆い部を形成してあるから、つまり、
棟瓦の端部同士を重ね合わせて接続する構造を有
効利用し、これを簡単に改良することによつて、
接続状態において換気用開口部を形成でき、この
ことにより、屋根の頂部に使用される棟瓦の外観
を高めることともにその構造を簡素化でき、ま
た、換気下瓦の棟長さ方向の一端部の上面部の巾
方向の両端部に隣りの換気下瓦の棟長さ方向の他
端部の巾方向の両端部を覆う覆い材を突設し、断
面略逆U字状の棟瓦が換気下瓦の上面部に載置さ
れるとともに棟瓦の巾方向の両側が換気下瓦の巾
方向の両側の覆い材間にはめ込まれるので、断面
略逆U字状の棟瓦を換気下瓦の上面部に設置する
に当たり、覆い材により正確な位置に位置決めが
でき、また、施工時、施工後に覆い材が巾方向
(つまり棟長手方向と直交する方向)にずれるの
を確実に防止できるものである。しかも、上記棟
瓦を巾方向に位置決めしてずれるのを防止するた
めの手段が換気下瓦の棟長さ方向の接続部分にお
いて隣りの換気下瓦の端部を覆う役目を兼用して
いるので、構造が簡略化されるようになつた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の換気下瓦の斜視
図、第2図は同上の施工途中の斜視図、第3図は
第2図のX−X線断面図、第4図は同上の棟長さ
方向に沿う断面図であり、3は換気路、17は換
気覆い部分、19は棟瓦本体、20は換気用開口
部、21は被覆い部である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 小屋裏と屋外とを連通する換気路をその下方に
    構成する棟換気用棟瓦であつて、棟換気用棟瓦が
    換気下瓦と換気下瓦の上面部に載置される棟瓦と
    で構成され、換気下瓦の棟長さ方向の端部の突き
    合わせ部分の巾方向の中央部に換気口を形成し、
    換気下瓦の棟長さ方向の一端部の上面部の巾方向
    の両端部に隣りの換気下瓦の棟長さ方向の他端部
    の巾方向の両端部を覆う覆い材を突設し、断面略
    逆U字状の棟瓦が換気下瓦の上面部に載置される
    とともに棟瓦の巾方向の両側が換気下瓦の巾方向
    の両側の覆い材間にはめ込まれ、棟瓦の棟長さ方
    向の一端部を他の部分より高くして換気覆い部を
    形成するとともに棟長さ方向の他端部に隣接の棟
    瓦の換気覆い部に上下間隔を隔てて覆われて棟長
    さ方向に開口する換気用開口部分を構成すること
    ができる被覆い部を形成して成る棟換気用棟瓦。
JP11316084U 1984-07-25 1984-07-25 棟換気用棟瓦 Granted JPS6128815U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11316084U JPS6128815U (ja) 1984-07-25 1984-07-25 棟換気用棟瓦

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JP11316084U JPS6128815U (ja) 1984-07-25 1984-07-25 棟換気用棟瓦

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Publication Number Publication Date
JPS6128815U JPS6128815U (ja) 1986-02-21
JPH0235935Y2 true JPH0235935Y2 (ja) 1990-10-01

Family

ID=30672193

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JP11316084U Granted JPS6128815U (ja) 1984-07-25 1984-07-25 棟換気用棟瓦

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JP (1) JPS6128815U (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58171418U (ja) * 1982-05-10 1983-11-16 株式会社クボタ 棟瓦

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Publication number Publication date
JPS6128815U (ja) 1986-02-21

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