JPH023558A - チャンネル形状のシール用又は仕上げ用ストリップ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はシール用ストリップ又は仕上げ用ストリップに
関し、特にそれ専用ではないが自動車の車体のドアその
他の閉鎖し得る開口の周りをシールするように用いるシ
ール用又は仕上げ用ストリップに関するものである。

〔課題を解決するための手段〕

本発明によれば、閉鎖部材によって閉じることのできる
開口の周りを走行する取付はフランジその他に取付ける
ためのチャンネル形状のシール用又は仕上げ用ストリッ
プであって、このシールストリップが、その断面がほぼ
チャンネル形状で、しかも取付けを容易にするため最初
離間するよう拡げられかつその後に力を加えることによ
り内側に向って押圧され以後は前記取付はフランジを抱
きかかえるよう把持する保持形状となるようなチャンネ
ルの側壁を有している、チャンネル形状のシール用又は
仕上げ用ストリップが提供される。

本発明によればさらに、チャンネル形状の金属担体が埋
め込まれた可撓押出し材料で作られたほぼチャンネル形
状の把持部分と、このチャンネルの向き合う内側壁上に
取付けられたシール及び把持用リップと、この把持部分
のチャンネルの側壁に沿いかつその外側に取付けられて
走行する柔らかいシール部分とを具備し、前記把持部分
の側壁が、最初離間するよう拡張された形状でありそれ
により分岐しかつ取付はフランジその他を受入れる拡大
されたチャンネル口を得るようにしまた続いて相互に内
側に押圧されほぼ平行となりその後弾性的にその形状を
保持しリップが取付はフランジの側面を把持しシール状
に接触するようになっている、シールストリップが提供
される。

本発明によればさらに、自動車の車体の閉鎖し得る開口
の周りに走行する取付はフランジ上にチャンネル形状の
ストリップを取付ける方法であって、このストリップが
拡大されたチャンネル口を得るよう分岐するチャンネル
の側壁を持つ拡張離間された形状をしている間にこのス
トリップを前記取付はフランジに当てがい、その後にこ
のストリップがこの取付はフランジを抱いて抱持するよ
うな、以後弾性的に保持されるほぼ平行な形状になるよ
う前記側壁を相互に内側に押圧する段階を含んでなる、
チャンネル形状ストリップの取付は方法が提供される。

〔実施例〕

自動車の車体のドア開口の周りをシールするための本発
明を具体化したシールストリップと、この開口の周りに
シールストリップを取付ける本発明の方法とが、単なる
実例として添付図面を参照して以下に記載される。

第１図に示すように、このシールストリップはほぼチャ
ンネル形状の把持部分５と管状シール部分６とからなる
ように製造される。把持部分５は金属芯又は担体１０が
完全に埋め込まれている押出しプラスチック又はゴム材
料８からなっている。

この担体は任意の適当な形状とすることができる。

例えば、チャンネルを区画形成するよう把持部分の長さ
に沿って並んで配設されかつ短い連結片により相互に連
結されるかもしくは完全に相互に分離されている逆Ｕ字
形の金属要素からなるものとすることができる。しかし
、この代りに、チャンネルの一方の末端縁から他方の末
端縁にかけて前後に輪状に巻かれそしてさらに把持部分
に沿って長手方向に延びるワイヤから作ることもできる
。

しかし、いずれの場合においても、この担体の目的は、
その屈撓性をそこなうことなく、自動車の車体での把持
部分の弾力性と把持力を向上させるためである。

把持部分は便利には、クロスヘツド押出し機を用いるこ
とにより、担体ｌＯを完全に埋め込んだ押出しプラスチ
ック又はゴム材料８により製造される。

この押出し工程は、チャンネルの内側に、リップ１２．
１４．１６．１８を形成しこのリップの各々がストリッ
プの全長に沿って長手方向に走行するようになっている
。これらのリップは好ましくは、同じ硬度とする必要は
ないが材料８と一体に押出され、有利には実際上にこれ
らリップはチャンネル形状押出し材料８よりも柔らかい
材料で作られる。

チャンネルの一例のリップ１２と１４は他側のリップよ
り大きいことが注目される。さらにリップ２０を除く全
てのリップがチャンネルの逆さ底部にほぼ向けられ、こ
れに対しリップ２０は反対方向に、すなわちチャンネル
の開放口に向けられていることが注目される。

さらにまた、製造に際し第１図に示すように、チャンネ
ルの壁は外側に向って拡張されてチャンネルの口の幅を
拡大するようにしていることが注目される。

管状シール部分６は、ゴム、好ましくは多孔性のスポン
ジ形態のような柔らかい可撓性材料で作られる。この管
状シール部分は別体に製造されそして接着剤により把持
部分５の一方の外壁に固定することができる。しかしそ
の代わりに、材料８と一体に押出すことができる。

使用時、このシールストリップは車体のドア開口の周り
に走行するフランジに取付けられるが、このフランジは
、そこで合体する車体パネルの端縁の間に溶接接合によ
って形成されているフランジである。第２図はこのフラ
ンジ２２に当てかわれたシールストリップを示している
。この工程は、人の手によって又はロボットにより自動
的もしくは半自動的に行われる。第２図に示すように、
把持部分５のチャンネルの拡張開放された口は十分に幅
が広く、フランジ２２がチャンネルの中をまた対向する
チャンネル側面のリップの間を容易に通過することがで
きるようになっている。

シールストリップは次に把持部分のチャンネル壁部を相
互が近づくように曲げる機械的曲げ工程を受け、この壁
部がほぼ平行となるようにする。

第３図はこの工程の完了時における把持部分５の横断面
を示し、閉鎖する力が矢示Ｆ、とＦ２の方向と位置に把
持部分に加えられる。担体１０の金属はこの曲げ作用を
可能とし、そしてその後にこの把持部分５を第３図に示
す形状に弾性的に保つ。

リップはしたがってフランジ２２の側面と接触するよう
押しつけられる。

リップとして柔らかい材料を用いることにより増大され
るリップとフランジとの間に生じる摩擦力は、把持部分
５をフランジ上に保持するのを・助けそしてこの把持部
分がはずれようとする力に抵抗する。把持部分５はした
がって管状シール部分６を支持し、このシール部分がド
ア開口の周縁外側を巡って走行しまた閉鎖するドアの縁
により接触されるようにする。ドアはシール６を圧縮し
防水シールをもたらす。

リップは第２のシール作用を行う。したがって、水分や
隙間風が矢示Ａの方向に管状シール６の下側を通過しチ
ャンネルの中に侵入する場合には、この水分や隙間風が
チャンネルの内側周縁を通過してフランジの末端縁を越
えさらに車の内部に矢示Ｂの方向に侵入するのを、これ
らリップが阻止する。この第２のシール作用は、残りの
リップとは反対方向に向いているリップ２０によって著
しく高められ、そのシール作用を非常に効果的に行うこ
とができる。

チャンネルの外側に向う有利な方向（残りのリップの場
合のような内側に向う方向でない）を持ったリップ２０
を用いることだけが可能であるが、その理由は把持部分
５がフランジ２２を覆って配置される時に最初拡張され
離間されるようにされるからである（第２図）。チャン
ネルの外形が製造中に実質的に固定してしまう場合に把
持部分に外側に向う方向のリップ（リップ２０のような
）を用いることは実際的でない。したがって、把持部分
５のチャンネルが第３図のような実質的に平行な側壁を
持つ外形を最初から有している場合には、これをフラン
ジに適用する工程はこのリップ２０をその方向が逆とな
るようにすることになり、その組立て工程中にリップ２
０上に作用する摩擦力はこのリップを９０度あるいはそ
れ以上に曲げそのためリップは反対方向に向く、すなわ
ちこのリップ２０は他のリップと同様にチャンネルの底
部に向う方向をとるようになるであろう。その有利な第
２のシール機能は失われることになる。

もし必要ならば、リップ２０と同様な第２のシールリッ
プは把持部分５のチャンネルの反対側の側壁、すなわち
リップ１２と１４の同じ側に位置させることができ、こ
の第２のシールリップはシールリップ２０と同様にチャ
ンネルの口に向う方向をとる。このようなシールリップ
はシールリップ２０に加えて又はこれに代えて設けるこ
とができる。

チャンネルの一側壁又は各側壁にただ１つの第２のシー
ルリップ２０を設ける代わりに、１つより多くのリップ
を用いることができる。

第３回の矢示Ｆ１とＦ２の方向に加えられる力は人の手
、自動的又は半自動的のような任意の適当な手段で加え
ることができる。矢示Ｆ、の方向に加え°られる力は必
要ならば管状シール部分６自体を介して加えることがで
きる。

実際には、矢示Ｆ２の方向に作用する力が加えられる位
置での車の内部には限られた空間があるだけである。こ
のような情況においては、力を加えるための適当な工具
が、矢示Ｆｚの方向に作用する力が加えられる把持部分
のチャンネルの側壁に沿って位置するような、堅い金属
プレートを提供し、この堅いプレートが、矢示Ｆ、の方
向に加えられる力を作用させることができるような堅固
な対抗支持プレートの働きをする。

有利には、マスチック（しっくい）材料のストリップを
把持部分５の中に、例えばその内側壁の一方にリップの
１つに代え又はリップに隣接もしくはその間に置くよう
にして、包含させることができる。把持部分の両側壁が
第３図に示すように平行な形状となるように押圧された
時に、このマスチックはフランジ２２の側面と接触する
ように押しつけられ、そしてこのフランジに対する接着
がフランジ上のこの把持部分の把持を増強するのを助け
またシール作用を向上させる。このマスチックの使用は
、把持部分の壁の最初の拡張して離間されている外形に
よって容易となることが理解されるであろう。これによ
り把持部分はこのマスチックを乱すことなくフランジ上
に容易に嵌まることができる。

このシールストリップが長手方向に伸びるのを防止する
ため、伸びないテープ又は糸が把持部分の材料の内部に
埋め込まれる。

【図面の簡単な説明】

第１図は車体に取付ける前のシールストリップ全体の断
面図、 第２図は車体に取付は中の上記ストリップを示す第１図
と同様の図、 第３図は所定位置に取付けられたシールストリップを示
す第２図と同様の図である。 訃・・把持部分、　　６・・・管状シール部分、１０・
・・担体、　　　　１２．１４．１６．１８・・・リッ
プ、２０・・・リップ、　　　　２２・・・フランジ。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、閉鎖部材によって閉じることのできる開口の周りに
   走行する取付けフランジ（２２）その他に取付けるため
   の、その断面がほぼチャンネル形状であるチャンネル形
   状のシール用又は仕上げ用のストリップにおいて、前記
   チャンネルの側壁が、取付けを容易にするため最初離間
   するよう拡げられその後力を加えることにより相互に内
   側に押圧され、以後前記取付けフランジ（２２）を抱持
   する保持形状となるよう構成されていることを特徴とす
   るチャンネル形状のシール用又は仕上げ用ストリップ。 ２、チャンネルの一方の内側壁に沿って走行する可撓材
   料で作られかつ前記力を加えたとき取付けフランジ（２
   ２）の側面と接触するよう押圧される、少なくとも１つ
   のリップ（１２〜２０）を有することを特徴とする請求
   項１に記載のストリップ。 ３、前記１つのリップ（２０）がチャンネルの口の方に
   向けられ前記力を加えた後にその方向を保つようになっ
   ていることを特徴とする請求項２に記載のストリップ。 ４、チャンネルの内側壁上に取付けられた少なくとも１
   つの他のリップ（１２〜１８）を有し、この他のリップ
   がチャンネルの底の方に向けられていることを特徴とす
   る請求項３に記載のストリップ。 ５、弾性のチャンネル形状の金属担体（１０）が埋め込
   まれている可撓材料（８）で作られていることを特徴と
   する前記各請求項中の１に記載のストリップ。 ６、可撓材料（８）が押出し材料であることを特徴とす
   る請求項５に記載のストリップ。７、弾性のチャンネル
   形状の金属担体（１０）が埋め込まれた可撓押出し材料
   （８）で作られ、その１つ又は各リップ（１２〜２０）
   がこのチャンネル形状の押出し材料（８）と同時に押出
   されたものであることを特徴とする請求項２から４のう
   ちの１に記載のストリップ。 ８、チャンネルの外壁上に取付けられ可撓シール材料で
   作られたシール部分（６）を有することを特徴とする前
   記各請求項中の１に記載のストリップ。 ９、シール部分（６）が、その内側が前記１つのリップ
   （２０）を担持しているチャンネルの側壁の外側に取付
   けられていることを特徴とする請求項８に記載のストリ
   ップ。 １０、前記チャンネルの一方の内側壁上に取付けられか
   つストリップに沿って長手方向に延在してチャンネルが
   前記保持形状となった時に取付けフランジ（２２）に接
   着するようにしているマスチック材料を有することを特
   徴とする前記各請求項中の１に記載のストリップ。 １１、前記各請求項中の１に記載のチャンネル形状のス
   トリップを、自動車の車体の閉鎖し得る開口の周りに走
   行する取付けフランジに取付ける方法であって、このス
   トリップが拡大されたチャンネル口を得るよう分岐して
   いるチャンネルの側壁を持つ拡張離間した外形である間
   にこのストリップを前記取付けフランジに当てがい、そ
   の後に前記側壁を相互に内側に押圧してストリップが前
   記取付けフランジ（２２）を抱持するような以後弾性的
   に保持されるほぼ平行な形状となるようにする段階を含
   んでなる、チャンネル形状ストリップの取付け方法。