JPH0235255A - 自動変速機の変速制御装置 - Google Patents

自動変速機の変速制御装置

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Publication number
JPH0235255A
JPH0235255A JP63183630A JP18363088A JPH0235255A JP H0235255 A JPH0235255 A JP H0235255A JP 63183630 A JP63183630 A JP 63183630A JP 18363088 A JP18363088 A JP 18363088A JP H0235255 A JPH0235255 A JP H0235255A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil passage
gear
oil
friction element
hydraulic pressure
Prior art date
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Pending
Application number
JP63183630A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiko Sugano
一彦 菅野
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP63183630A priority Critical patent/JPH0235255A/ja
Publication of JPH0235255A publication Critical patent/JPH0235255A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は、自動変速機の変速制御装置に関1−るもので
ある。
(ロ)従来の技術 従来の自動変速機の変速制御装置として、例えば「トヨ
タスープラ解説書」のA340E型自動変速機の油圧回
路図に示されるものがある。これに示される自動変速機
は、前進3速の」1変速機構に連結される副変速機構を
イ」−シている。副変速機構は、1組の遊星歯車機構、
ワンウェイクラッチ、り′イレクトクラッチ、及びOD
ブレーキを有しており、夕゛イレクトクラッチが締結さ
れたとき遊星歯jli機構が直結状態となり、ODブレ
ーキか締結されたとき遊星歯車機構か増速状態、すなわ
ちオーバードライブ状態、となるように構成されている
。第4速から第3速への変速の際には、締結されている
ODブレーキを解放すると共にり・rレフトクラッチを
締結させる必要がある。このために、3−4シフトバル
ブによってダイレフ[・クラッチ及びODブレーキへの
油圧供給状態の切換が行われる。この場合に、ODブレ
ーキが完全に解放されてからダイレフ)へクラッチを締
結させる必要がある。ODブレーキか解放されるとワン
ウェイクラッチによって回転力か伝達される状態となり
、この状態てダイレクトクラッチを締結させると円滑に
変速が行われる。もし、ODブレキか完全に解放される
前にタイレクトクラッチが締結状態になると、2つの摩
掠盟素が同時に締結されるインターロック状態となって
、人きい変速シBツタを発生1−るなと不具合が発生す
る。これを防止するために、ダイレクトクラッチに油圧
を供給する油路にアキュムレータが設けられている。こ
のアキュムレータのピストンがストローク中はダイレク
トクラッチに作用する油圧は低い状態に保持され、この
段階ではダイレクトクラッチが締結状態となることはな
い。所定時間経過後にアキュムレータのピストンのスト
ロークが完了1−ると、ダイレクトクラッチの油圧が上
昇する。このように、アキュムレータのピストンのスト
ローク中はダイレクトクラッチが締結されないので、こ
の間にODブレーキの油圧をお1出して、これを解放状
態とすることができる。すなわち、アキュムレータによ
ってダイレクトクラッチの締結に時間遅れを与えである
(ハ)発明か解決しようとする課題 しかしながら、上記のような従来の自動変速機の変速制
御装置には、ODブレーキの油圧の排出が遅れた場合に
は、インターロック状態が発生ずる可能性かあるという
問題点がある。づ−なわち、例えば非常に油温か低い場
合には油の粘度が増大し、ODブレーキの油圧の抜けが
遅れる可能性がある。このような場合には、ダイレクト
クラッチに時間遅れが!j−えてあっても、ODブレー
キの締結力か完全に低下しないうちにダイレクトクラッ
チが締結される可能性がある。このような場合にはイン
ターロック状態となり、大きい変速シ玉1ツク発生なと
の不具合が発生ずる。本発明はこのような課題を解決す
ることを目的としている。
(ニ)課題を解決するだめの手段 本発明は、シーケンスバルブを用い、一方の摩擦締結要
素の油圧が十分に低下した後、他方の摩擦締結要素に油
圧の供給が開始されるようにすることにより、に記課題
を解決する。すなわち、本発明が対象とする自動変速機
は、主変速機構(1)と、これに連結される高速段及び
低速段の2変速段を有する副変速機構(2)とをイjし
ており、副変速機構は、歯車機構(31)と、高速段用
摩擦要素(32)と、低速段用摩擦要素(33)と、低
速段用摩擦要素と並列に設けられるワンウェイクラッチ
(34)とを有しており、高速段用摩擦要素を締結する
と共に低速段用摩擦要素を解放した場合に高速段となり
、高速段用摩擦要素を解放すると共に低速段用摩擦要素
を締結した場合に低速段となるように構成されている。
このような自動変速機のための本発明による変速制御装
置は、副変速機構用シフトバルブ(ioo)、 アキュ
ムレータ(128)及びシーケンスバルブ(132)を
イずしており、副変速機構用シフトバルブのスプール(
102)は、油圧瀞油路(108)の油圧を第1油路(
112)に供給すると共に第2油路(110)の油圧を
υ1出する第115L置と、第1油路の油圧を排出する
と共に第2油路に油圧源油路の油圧を供給する第2位置
との間を切換わり可能であり、シーケンスバルブのスプ
ール(146)は、低速段用摩擦要素と接続された第3
油路(150)と第1油路とを連通させる連通位置と、
第3油路の油圧を排出するυF出粒位置の間を切換わり
可能であり、第2油路はオリフィス(122iび124
)を介して第4油路と接続されており、第4油路は高速
段用摩擦要素、アキュムレータ及びシーケンスバルブの
パイロットボー1−(134)と接続されており、パイ
ロットポートトの油圧が所定値よりも小さい値となった
場合にシーケンスバルブのスプールが連通位置となり、
パイロットポートの油圧が」1記所定値よりも大きい値
となりだ場合にシーケンスバルブのスプールが排出位置
となるように構成されている。なお、かっこ内の符号は
後述の実施例の対応する部材を示す。
(ホ)作用 副変速機構用シフトバルブが第2位置にある場合には、
高速段用摩擦要素に油圧が供給されて、これが締結され
ている。一方、シーケンスバルブのパイロットポートに
高速段用摩擦要素に作用する油圧と同し第4油路の油圧
が作用しており、シーケンスバルブのスプールは排出位
置にある。すなわち、低速段用摩擦要素の油圧は第3油
路及びシーケンスバルブを介して排出されている。この
状態から副変速機構用シフトバルブか第1位置に切換ね
ると、第1油路に油圧が供給され、一方、第2油路の油
圧が排出される。第2油路の油圧か排出されるため、こ
れとオリフィスを介して接続された第4油路の油圧も低
下を開始する。ただし、第4油路にはアキュムレータが
設けられているので、これのピストンがストロークする
間は第4油路の油圧は緩やかに低下していく。
アキュムレータのピストンのストロークか終了し、第4
油路の油圧が急速に低ドな開始すると、シーケンスバル
ブのパイロットポートに作用している油圧も同様に低下
するため、シーケンスバルブのスプールが連通位置に切
換わり、第1油路と第3油路とを連通させる。このため
、低速段用摩擦要素への油圧の供給が開始される。この
ように、高速段用摩擦要素の油圧か十分に低下した後、
低速段用摩擦要素への油圧の供給が開始されるため、何
らかの原因によって高速段用摩擦要素の油圧の低下が遅
れた場合であっても、高速段用摩擦要素と低速段用摩擦
要素とか同時に締結状態となることはなく、インターロ
ックの発生が防止されている。
(へ)実施例 第3図に前進5速後退1速の自動変速機の動力伝達機構
を骨組図として示す。この動力伝達機構はトルクコンバ
ータ10、主変速機構1及び副変速機構2から構成され
ている。
エンジン出力軸12から回転力が人力されるトルクコン
バータ10はロックアップクラッヂ11を内蔵している
主変速機構1は、トルクコンバータ10からの回転力が
伝えられる入力軸13、副変速機構2へ駆動力を伝える
中間#A14、第1遊星歯車組15、第2遊星歯車組1
6、リバースクラッチ18、ハイクラッチ20、フォワ
ードクラッチ22、オーバーランニンククラッチ24、
ローアンドリバースブレーキ26、ハンドブレーキ28
、ローワンウェイクラッチ29、及びフォワードワンウ
ェイクラッチ30をイアしている。第1遊星歯車組15
は、サンギアS1と、インターナルギアR1と、両ギア
S1及びR1と同時にかみ合うビニオンキアP1を支持
するキャリアPCIとから構成されており、また第2遊
星歯車組16は、サンギアS2と、インターナルキアR
2と、両、ギアS2及びR2と同時にかみ合うビニオン
ギアP2を支持するキャリアPC2とから構成されてい
る。キャリアPC1はハイクラッヂ20を介して入力軸
13と連結ii(能てあり、また→ノンギアS1は、リ
ハースクラッヂ18を介して入力軸13と連結可能であ
る。ギヤリアPctは)オワートクラッチ22及びこれ
に直列に連結されたフィワートワンウェイクラッチ30
を介して、又はフォワードクラッヂ22及びフォワード
ワンウェーrクラッチ30に並列に配置されたオーバー
ランニンククラッヂ24を介してインターナルギアR2
とも連結可能である。サンギアS2は人力1pHl13
と常に連結されており、またインターナルギアR1及び
ギヤリアPC2は中間i14と常に連結されている。ロ
ーアンドリバースブレーキ26はキャリアPctを固定
することが可能であり、またハントブレーキ28はサン
ギアS1を固定することが可能である。ローワンウェイ
クラッチ29は、キャリアPCIの正転(エンジン出力
軸12と同方向の回転)は許すが逆転(正転と逆方向の
回転)は許さない向きに配置しである。
副変速機構2は、第3遊星歯車組31、ダイレクトクラ
ッチ32、リダクションブレーキ33、リタ′クション
ワンウェイクラッチ34から構成されている。第3遊星
歯車組31は、サンギアS3と、インターナルギアR3
と、両ギアS3及びR3と同時にかみあうビニオンギア
P3を支持するキャリアPC3とから構成されている。
インターナルギアR3は中間■軸14と常に連結されて
いる。また、インターナルギアR3はダイレクトクラッ
チ32を介してサンギアS3と連結IIJ能である。サ
ンギアS3はリダクションブレーキ33によって静止部
に固定可能でり、また、サンギアS3はりダクションブ
レーキ33と並列に配置されたりタクションワンウェイ
クラッチ34に連結されているが、リタクションワンウ
ェイクラッヂ34はサンギアS3の正転は許すが、逆転
は許さない向きに配置しである。キャリアPC3は出力
11i+I+ 35と常に連結されている。
」1記動力伝達機構は、クラッチ18.20.22.2
4及び32、ブレーキ26.28及び33を種々の組み
合わせで作動させることによって遊Ni (k小組15
.16及び31の各要素(St、S2、S3、R1、R
2、R3、PCI、PC2、及びPC3)の回転状態を
変えることができ、これによって入力軸13の回転速度
に対する出力軸35の回転速度を種々変えることができ
る。クラッチ18.20.22.24及び32、及びブ
レーキ26.28及び33を第4図のような組み合わせ
で作動させることにより、曲進5速後退1速を得ること
かできる。なお、第4図中O印は作動しているクラッチ
及びブレーキを示し、α1、α2及びα3はそれぞれイ
ンターナルギアR1、R2及びR3の歯数に対するサン
ギアS1、S2及びS3の歯数の比であり、またギア比
は出力軸35の回転数に対する入力軸13の回転数の比
である。
第1及び2図に上記動力伝達機構の作動を制御する油圧
回路を示す(なお、図示の都合上、第2図は第1図より
も小さい縮尺て表示しである)。
この油圧制御装置は、プレッシャーレギュレータバルブ
40、プレッシャーモディファイアバルブ42、ライン
圧ソレノイド44、モディファイア圧アキュムレータ4
6、パイロットバルブ48、]・ルクコンパータリリー
フバルブ5o、ロックアツプコントロールバルブ52、
第1シヤトルバルブ54、ロックアツプソレノイド56
、マニアルバルブ58、第1シフトハルプロo、第2シ
フトバルブ62、第1シフトソレノイド64、第2シフ
トソレノイド66、サーボチャージャーバルブ68.3
−2タイミングバルブ7o、5−2リレーバルブ72.
5−2シーケンスバルブ74、ファーストレデューシン
グバルブ76、第2シヤトルバルブ78、オーバーラン
ニングクラッヂコントロールバルブ80、オーバーラン
ニングクラッチソレノイド82、オーバーランニングク
ラッチレテユーシングバルブ84.1−2アキユムレー
タ86.2−3アキユムレータ88.4−5アギュムレ
ータ90.N−Dアキュムレータ92、アキュムレータ
コントロールバルブ94、フィルター96、副変速機構
用シフトバルブ100、副変速機構用シフトソレノイド
118.4−3シーケンスハルフ132、タイレクトタ
ラッヂアキュムレータ128などをイイしており、これ
らは−Mいに図示のように接続されており、また前述の
トルクコンバータ10(なお、これにはロックアツプク
ラッチ11のアプライ室11a及びレリーズ室11bか
形成されており、レリース室11bへ油圧か供給される
ときロックアツプクラッチ11か解放され、アプライ室
へ油圧か供給されるときロックアツプクラッチが締結さ
れる)、フォワードクラッヂ22、ハイフランチ20、
バンドブレーキ28(なお、これには2速川アプライ室
28a、3及び4速用レリーズ室28b、及び5速川ア
プライ室28cか形成されている)、リハ・−スクラッ
チ18、ローアントリバースブレーキ26、オーバーラ
ンニンククラッチ24、タイレクトクラッチ32、及び
リダクシ刊ンブレーキ33とも図示のように接続されて
おり、更にフィードバックアキュムレータ97を備えた
可変容量ベーン型のオイルポンプ98、オイルクーラ3
6、面部潤滑回路37、及び後部i1¥1滑回路38と
も図示のように接続されている。これらのバルブについ
ての詳細な説明は省略する。
説明を省略した部分は基本的には特開昭6262047
−1+公報に記載されているものと同様である。
第1図に、油圧回路のうち本発明と直接関連する部分を
示す。
副変速機構用シフトバルブ100は、スプール1o2B
Lびスプリング104から構成されている。スプール1
02はボート106に作用する油圧による力とスプリン
グ104の力との大小関係により、図中左半部に示1−
第2位置であるアップ位置と図中右半部に示す第1位置
であるダウン位置との間をwJ換わり可能である。スプ
ール102がアップ位置にある状態では、ライン圧油路
108と第2油路110とが連通し、第1油路112か
トレーンされる。−力、スプール102がダウン位置に
ある場合には、ライン圧油路108と第1油路112と
が連通し、第2油路110がドレーンされる。ボート1
06には油路114の油圧が作用する。油路114は、
パイロットバルブ48から常に一定のパイロット圧が供
給される油路116とオリフィス117を介して接続さ
れており、この油路114の油圧は副変速機構用シフト
ソレノイド118によって調整可能である。すなわち、
副変速機構用シフトソレノイド118か油路114の開
rl 120を封鎖すると油路114に油路116と同
様のパイロット圧が作用し、一方、開ITI 120を
開くと油路114の油圧がトレーンされる。
油路110は、互いに逆向きの絞り効果を発生ずる2つ
の1方向オリフイス122及び124を介して第4油路
126と接続されている。第4油路126は夕゛イレク
トクラッチ32と接続されている。また、第4油路12
6はアキュムレータ128の油”1x3o及び4−3シ
ーケンスバルブ132のパイロットポート134とも接
続されている。アキュムレータ128は段付きのピスト
ン136及びスプリング138から構成されている。ピ
ストン136の大径部側に前述の油室130か形成され
、また、ピストン136の小径部側の油室140はドレ
ーンされており、また、ピストン136の大径部と小径
部との間の油室142は油路144と接続されている。
油路144の油圧はアキュムレータバルブ94によって
調整可能である。
4−3シーケンスバルブ132はスプール146及びス
プリング148から構成されている。スプール146は
パイロットポート134に作用する油圧による力と、ス
プリング148の力及びボート149に作用するライン
圧による力との大小関係によって第1図中て上半部に示
す排出位置とf半部に示ず連通位置との間を切換わりi
iJ能である。スプール146が排出位置にある場合に
は、第3油路150がドレーンされる。スプール146
か連通位置にある場合には、第3油路150と第1油路
112とが連通ずる。第3油路150はリダクションブ
レーキ33と接続されている。第3油路150と第1油
路112との間に方向バルブ152が設Gづられている
。一方向バルブ152は第3油路150から第1油路1
12への油の流れは1;′[容するが、逆向きの流れは
許容しない向きに配置されている。
次に、この実/l&例の作用について説明する。第4速
(及び第5速)時には、副変速機構用シフトソレノイド
118の作用により副変速機構用シフトバルブ100の
スプール102はアップ位置にある。このため、ライン
圧油路108と第2油路110とが連通し、ライン圧が
一方向ハルブ122、一方向バルブ124及び第4油路
126を介してダイレクトクラッチ32に供給されてい
る。一方、第1油路112は副変速機構用シフドパ゛ル
ブ100によってドレーンされているので、第3油路1
50は一方向バルブ152を介してドレーンされている
(なお、この場合、4−3シーケンスバルブ132のス
プール146がl−1):出位置にあり、第3油路15
0は4−3シーケンスバルブ132によってもトレーン
されている)。このため、リダクションブレーキ33は
解放状態にある。このように、ダイレクトクラッチ32
が締結され、リダクションブレーキ33が解放されてい
るのて、副変速機構2は直結状態(ハイ側)となってお
り、この状態では第4図に示した表から分かるように第
4速又は第5速となる。
上述の副変速機構2がハイ側の状態から減速状態(ロー
側)に切換ねる際には、次のような動作が行われる。す
なわち、副変速機構用シフトソレノイド118の作用に
より、副変速機構用シフトバルブ100のスプール10
2がダウン位置に切換わり、第2油路110がドレーン
されると共に第1油路112にライン圧が供給される。
第2油路110がドレーンされるので第4油路126の
油圧も一方向オリフイス124の絞り作用を受けた状態
でドレーンされていく。しかし、第4油路126はアキ
ュムレータ128の油室130と接続されており、第4
油路126の油が1ノ1出されていくに従って、ピスト
ン136が図中右半部の状態からノ、−十部の状態へ向
ってストロークを開始−1−る。このため、第4油路1
26の油圧は、スプリンタ138の力及び油室142に
作用する油圧による力とつり合いを保った状態で徐々に
低下していく。この第4油路126の油圧は4−3シー
ケンスハ゛ルブ132のパイロットポート134にも作
用しており、ビス[・ン136のストローク中はパイロ
ットポート134に作用する力がスプリンタ゛148の
力及びボート149に作用するライン圧による力よりも
大きくな)ており、スプール146は第1図中上半部の
排出位置に保持されている。アキュムレータ128のピ
ストン136のストロークが完rし、第4油路126の
油圧が急速に低下すると、ダイレクトクラッチ32か完
全に解放された状態となる。同時に、4−3シーケンス
バルブ132のパイロットポート134の油圧も低下す
るため、スプール146は第1図中下半部の連通位置に
切換ねる。このため、第1油路112と第3油路150
とか連通し、第1油路112のライン圧がりタクション
ブレーキ33に供給され始める。リックシミ1ンブレー
ギ33に(’1用する油圧が増大するに従ってリダクシ
ョンブレーキ33が締結されていく。この間のダイレク
トクラッチ32及びリダクションブレーキ33の油圧変
化を図示すると第5図のようになる。これから分かるよ
うに、ダイレクトクラッチ32の油圧が十分低下し、こ
れが解放状態となった後から、リダクションブレーキ3
3の油圧が上昇を開始する。従って、何らかの原因(例
えば、油の粘度の増大、ダイレクトクラッチ32の高速
回転に伴なって発生する遠心油圧の作用など)によって
ダイレクトクラッチ32の油圧の低下が遅れた場合には
、4−3シーケンスバルブ132のスプル146が切換
わらないため、リダクションブレーキ33に油圧が供給
されることはない。従って、ダイレクトクラッチ32と
リダクションブレーキ33とが同時に締結状態となるこ
とはなく、インターロック状態の発生が防止されている
なお、上記のような変速の際、リダクションブレーキ3
3の締結か遅れても、中立状態となってエンジンの空吹
きを生じたりすることはない、すなわち、リタクシミl
ンワンウェイクラッヂ34か設りであるので、ダイレク
トクラッチ32のトルクが低ドするに従って自動的にリ
ダクションワンウェイクラッチ34がトルクを負担する
状態となり、円滑に変速が行われていく。リダクション
ブレーキ33はダイレクトクラッチ32からリダクショ
ンワンウェイクラッチ34へのトルクの分担が切換ねっ
た後で完全締結される。このように、リダクションワン
ウェイクラッチ34が設けであるので変速タイミングの
調整が容易となっている。
なお、副変速機構2をロー側からハイ側に切換える場合
には、副変速機構用シフトバルブ100のスプール10
2がダウン位置からアップ位置に切換ねる。これにより
、第1油路112がドレーンされるためリダクションブ
レーキ33の油圧は方向バルブ152及び4−3シーケ
ンスバルブ132を通して急速に排出される。従って、
リダクションブレーキ33は直ちに解放状態となる。
このため、リダクションブレーキ33が負担していたト
ルクはりタクションヮンウェイクラッヂ34によって負
担される状態となる。一方、ダイレクトクラッチ32の
油圧は一方向オリフイス122及びアキュムレータ12
8の作用により徐々に上昇していく。これにより、ダイ
レクトクラッチ32がしたいに締結されていき、リタ゛
クションワンウェイクラッチ34の負担していたl・ル
クが減少していく。ダイレクトクラッチ32が完全に締
結されることによりリダクションワンウェイクラッチ3
4は空転状態となり変速が完でする。
なお、この実施例では、第2油路110と第4油路12
6との間に2つの一方向オリフイス122及び124を
設けたが、これは油の流れ方向により絞り効果を変える
ためであり、これが必要でない場合(すなわち、両方向
に同じ絞り効果でよい場合)には、1つの固定オリフィ
スとすることができる。
(ト)発明の詳細 な説明してきたように、本発明によると、副変速機構の
高速段側摩擦要素(例えばダイレクトクラッチ)の油圧
か所定値まで低下したとき、低速段側摩擦要素(例えば
リダクションブレーキ)への油圧の供給を許容するシー
ケンスバルブを設けたので、高速段側摩擦要素の油圧が
低下しない限りは低速段側摩擦要素が締結されることは
なく、いかなる状態においてもインターロック状態が発
生ずることはなくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は油圧回路のうち本発明と直接関連する部分を示
す図、第2図は第1図に示した部分を除く油圧回路全体
を示す図、第3図は自動変速機の骨組図、第4図は各変
速段で作動する要素の組合せを示す図、第5図は変速中
の油圧の変化を示す図である。 1・・・主変速機構、2・・・副変速機構、31・・・
第3遊星歯車組、32・・・ダイレクトクラッチ、33
・・・リダクションブレーキ、34・・・リダクション
ワンウェイクラッチ、100・・・副変速機構用シフト
バルブ、108・・ライン圧油路、110・・・第2油
路、112・・・第1油路、122.124・・・方向
オリフィス、126・・・第4油路、128・ダイレク
トクラッチアキュムレータ、132・・・4−3シーケ
ンスバルブ、134・パイロットポート、150・・・
第3油路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、自動変速機は、主変速機構と、これに連結される高
    速段及び低速段の2変速段を有する副変速機構とを有し
    ており、副変速機構は、歯車機構と、高速段用摩擦要素
    と、低速段用摩擦要素と、低速段用摩擦要素と並列に設
    けられるワンウェイクラッチとを有しており、高速段用
    摩擦要素を締結すると共に低速段用摩擦要素を解放した
    場合に高速段となり、高速段用摩擦要素を解放すると共
    に低速段用摩擦要素を締結した場合に低速段となるよう
    に構成されている自動変速機の変速制御装置において、 変速制御装置は副変速機構用シフトバルブ、アキュムレ
    ータ及びシーケンスバルブを有しており、副変速機構用
    シフトバルブのスプールは、油圧源油路の油圧を第1油
    路に供給すると共に第2油路の油圧を排出する第1位置
    と、第1油路の油圧を排出すると共に第2油路に油圧源
    油路の油圧を供給する第2位置との間を切換わり可能で
    あり、シーケンスバルブのスプールは、低速段用摩擦要
    素と接続された第3油路と第1油路とを連通させる連通
    位置と、第3油路の油圧を排出する排出位置との間を切
    換わり可能であり、第2油路はオリフィスを介して第4
    油路と接続されており、第4油路は高速段用摩擦要素、
    アキュムレータ及びシーケンスバルブのパイロットポー
    トと接続されており、パイロットポートの油圧が所定値
    よりも小さい値となった場合にシーケンスバルブのスプ
    ールが連通位置となり、パイロットポートの油圧が上記
    所定値よりも大きい値となった場合にシーケンスバルブ
    のスプールが排出位置となるように構成されていること
    を特徴とする自動変速機の変速制御装置。 2、副変速機構の歯車機構は、インターナルギア、ピニ
    オンキャリア及びサンギアから成る遊星歯車機構であり
    、インターナルギアが副変速機構の入力軸と連結され、
    ピニオンキャリアが副変速機構の出力軸と連結され、サ
    ンギアが低速段用摩擦要素であるリダクションブレーキ
    によって固定可能であり、高速段用摩擦要素であるダイ
    レクトクラッチはインターナルギア、ピニオンキャリア
    及びサンギアのうち所望の2つを互いに連結可能である
    請求項1記載の自動変速機の変速制御装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5207617A (en) * 1991-06-27 1993-05-04 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Hydraulic control apparatus for continuously variable power transmitting system including reversing gear device and auxiliary transmission

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JPS55149454A (en) * 1979-05-10 1980-11-20 Aisin Warner Ltd Automatic transmission controller
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