JPH0235071Y2 - - Google Patents

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JPH0235071Y2
JPH0235071Y2 JP1983199401U JP19940183U JPH0235071Y2 JP H0235071 Y2 JPH0235071 Y2 JP H0235071Y2 JP 1983199401 U JP1983199401 U JP 1983199401U JP 19940183 U JP19940183 U JP 19940183U JP H0235071 Y2 JPH0235071 Y2 JP H0235071Y2
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JP
Japan
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annular
lid
case
outer peripheral
flywheel
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JP1983199401U
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English (en)
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JPS60108846U (ja
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Priority to JP19940183U priority Critical patent/JPS60108846U/ja
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  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案はステツプモータ等でフロツピデイス
クやコンパクトデイスク等のヘツドを移動させる
際に生じる振動を減衰するなどモータの軸に取付
けて振動を減衰する粘性ダンパーに関する。
この様な粘性ダンパーは特開昭57−33245号公
報で公知である。これは内周でモータ軸に取付け
る中心筒と、その回りに片面が開放し、他の片面
が塞がれた環状室を有するケースの上記環状室内
に環状室よりも一回り小さい環状のフライホイル
を収容し、環状室の開放面を環状の蓋を接着して
固定することにより閉じ、蓋に設けた注入孔から
環状室内に粘性オイル(粘度100〜2000cstのシリ
コンオイル)を注入し、環状室及び蓋の内面とフ
ライホイルとの間の隙間を粘性オイルで満してあ
る。そして、温度上昇により充填した粘性オイル
が体積を膨張し、ケースを変形或いは破損した
り、オイルが注入孔から洩出するのを防止するた
めにフライホイルの両面に同心の環状溝を設け、
且つ両面に環状溝をフライホイルに形成した軸方
向の複数の孔で連通してある。
しかし、この様に金属製のフライホイルの両面
に環状溝を形成し、且つ両環状溝を連通する複数
の極く細い軸方向の孔を加工することは非常に手
数がかゝる。
そこで本考案はケースの環状室の開放面を可撓
の環状膜で塞ぐと共に、この環状膜と対面する蓋
の内面に凹みを設け、粘性オイルの内部空気の熱
膨張で環状膜を凹み内に変形させて膨張を吸収す
ると共にこの環状膜を利用してケースと蓋を気密
にシールし、粘性オイルの洩出を防止することに
より上述の問題点を解消したのであつて、以下、
図示の一実施例を参照して本考案を説明する。
1は中心筒2と、中心筒の回りに形成された環
状室3を有するケース、4はケースの環状室の開
放面を塞ぐ蓋で、蓋はケースの外周壁1aに嵌合
する筒壁4aを有する。ケース1、蓋4はともに
プラスチツクの成形品で、蓋の筒壁4aをケース
の外周壁1aに嵌合して接着で固定してよいし、
図示の如く外周壁1aと筒壁4aの一方に突起、
他方に、上記突起を受入れる孔や窪みを形成し、
嵌合したときに突起を孔や窪みに係合して固定し
てもよい。
5は環状のフライホイルで、黄銅等の金属製
か、或いはその全面にプラスチツク層を被着して
あり、外径は外周壁1aの内径より僅かに小さ
い。このフライホイルは内周を中心筒2の外周に
嵌めて環状室内に収容するが、その下面と環状室
の底1bとの間に一定の隙間(約0.2〜0.4mm)を
保つため中心筒にはワツシヤを予め嵌めて置く
か、或いは図示の如く中心筒の下端外周に環状張
出部2′を一体に設けて置く。
蓋4の上壁の内面には環状の凹み6を形成し、
この凹みを可撓の環状膜7で覆う。ケースの外周
壁1a上端は環状室に収容したフライホイルの上
面より僅かに高く、中心筒2は上記外周壁の上端
を越えて上に突出するが、その突出部2aの径は
細く、段8を形成している。
そして、蓋4と環状膜7は中心に上記突出部2
aと同径の孔を有し、蓋4は外周にケースの外周
壁の外に嵌合する筒壁4aを備え、環状膜7の外
径はケースの外周壁の外径に一致している。
組立てるにはフライホイルの上面上に一定の間
隙を保つため中心筒にワツシヤ9を嵌めてフライ
ホイルの上面に載せ、ワツシヤの上面を段8と同
一水平面にする。それらの中心筒の突出部2aに
環状膜7の中心孔を嵌め、環状膜の内周縁部を段
8とワツシヤ9、外周縁部をケースの外周壁1a
の上面に受止め、次いで、蓋4の筒壁4aをケー
スの外周壁1aの外に嵌合しながら中心孔を中心
筒の突出部に嵌め、好ましくは図示の如く凹み6
よりも内周の環状部6aで環状膜の内周縁部を段
8上に、又、凹みより外周の環状部6bで環状膜
の外周部をケースの外周壁1aの上面上に圧縮し
て厚さを減小させ、その状態にケースと蓋を前述
の如く接着、或いは突起と孔や窪みの係合を固定
する。
そして、ケースの環状室の底に設けてある注入
孔10から環状室の内面及び環状膜の下面と、フ
ライホイルの間に生じた隙間に粘性オイルを注入
する。粘性オイルの注入量は環状膜7を凹み6中
に変形させない程度、つまり凹み6を確保できる
程度とする。そして注入後は注入孔10に頭付き
のプラグ11を押込んで塞ぐ。
尚、ケースの底に注入孔10を開設しない場合
は、環状室中にフライホイルを収容したのち環状
室内に所定量の粘性オイルを注入し、それから環
状膜、蓋を組立てればよい。
この様にして組立てた状態で、ケースの開放面
は環状膜7により塞がれ、しかも環状膜の内周縁
部と外周縁部は圧縮されるため有効に環状室をシ
ールして塞ぎ、内部の粘性オイルを洩出させるこ
とがない。そして、環状室内の粘性オイルや、空
気が熱膨張すると、環状膜7は蓋の内面の凹み6
内に変形して膨張を吸収するのでケースや蓋が内
圧で破損することも解消する。尚、環状膜の内周
縁部及び外周縁部は、この実施例では蓋の環状部
6aと中心筒の段8、及び蓋の環状部6bとケー
スの外周壁の上面の間で圧縮したが、そこに環状
の突起を設け、その突起を環状膜に喰込ませる様
にしてもよい。
こうして本考案によればフライホイルに手数の
かゝる加工を行う必要なしに粘性オイルの漏出及
びその熱膨張で破損、変形することがない粘性ダ
ンパーを提供できる特長を有する。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示し、第1図は分解
状態の斜視図、第2図は組立状態の断面図、第3
図は蓋の一半の断面図で、図中、1はケース、1
aは外周壁、2は中心筒、3は環状室、4は蓋、
5はフライホイル、6は環状の凹み、7は環状膜
を示す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 中心筒と、その回りを囲む外周壁を有するケー
    スの、上記中心筒と外周壁の間に形成される一端
    が開放した環状室内にフライホイールを収容する
    と共に、粘性オイルを注入し、該環状室を蓋で塞
    いた粘性ダンパーにおいて、 上記環状室の開放面を可撓の環状膜で塞ぐと共
    に、該環状膜と対面する蓋の内面に凹みを設け、
    且つ該環状膜の内周縁部と外周縁部とを前記蓋と
    ケースにより圧縮したことを特徴とする粘性ダン
    パー。
JP19940183U 1983-12-28 1983-12-28 粘性ダンパ− Granted JPS60108846U (ja)

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JP19940183U JPS60108846U (ja) 1983-12-28 1983-12-28 粘性ダンパ−

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JP19940183U JPS60108846U (ja) 1983-12-28 1983-12-28 粘性ダンパ−

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Publication Number Publication Date
JPS60108846U JPS60108846U (ja) 1985-07-24
JPH0235071Y2 true JPH0235071Y2 (ja) 1990-09-21

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ID=30759288

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JP19940183U Granted JPS60108846U (ja) 1983-12-28 1983-12-28 粘性ダンパ−

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5520920A (en) * 1978-07-31 1980-02-14 Honda Motor Co Ltd Device for absorbing twisting vibration of drive system

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58189843U (ja) * 1982-06-12 1983-12-16 株式会社ニフコ オイル式ダンパ−

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5520920A (en) * 1978-07-31 1980-02-14 Honda Motor Co Ltd Device for absorbing twisting vibration of drive system

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JPS60108846U (ja) 1985-07-24

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