JP3930363B2 - バルブ構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明はアクチュエータに設けた気密室の内圧変化により弁体を開閉するよう構成したバルブの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
液封エンジンマウントに開閉式のアイドルオリフィス通路を設け、この一端開口部を弁体で開閉するとともに、この弁体をエンジンの吸気負圧で伸縮するアクチュエータにより開閉動作させるようにしたバルブ構造が公知である。このアクチュエータは、樹脂製のプレートとゴム等の弾性体製可動部を重ね、両部材の間に気密室を形成するととともに、これら両部材の外周部を有底筒状の外周固定部材で囲み、その反底部側端部をカシメることにより、プレート及び可動部の各外周部を密着固定させ、プレートに設けた通気路を介して気密室をエンジンの吸気通路と大気へ選択的に接続し、エンジンの吸気負圧と大気圧のいずれかに切り換えることによって機密室の内圧変化を生じさせて可動部を伸縮させるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このようなアクチュエータにおいては、通気路を経由した外部との接続部を除き気密室内を外部に対して気密に保つ必要があるため、プレートと可動部の各外周部における密着部のシール性保持が重要である。しかし、従来は可動部及びプレートの各外周部を単純に重ね、外周固定部材の周方向へ等間隔で設けられた例えば4個の爪をカシメることによりアクチュエータを組立ていたため、樹脂製のプレートがカシメによる荷重を受け、しかもこのカシメ荷重の応力は爪に対応してプレートの周方向へ不均一に分布する。
【0004】
この状態でエンジンルームのような高温環境下で使用すると、樹脂製のプレートが不均一な応力分布を原因として不均一な変形を生じ、その結果、シール性能の低下を招くおそれがある。そこでこのような変形を防止して良好なシール性を維持することが望まれている。また外部からの水の侵入を阻止して防錆性を高めること並びに組立が高精度でかつ効率的になるような構造にすることも望まれる。本願発明はこのような要請の実現を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため請求項1の発明は、複数の液室間を連通する液室間開口部を開閉する弁体と、この弁体の開閉動作を行うアクチュエータとを備えるとともに、このアクチュエータ、通気路が形成された樹脂製のプレートと、その上に重なってプレートとの間に気密室を形成する弾性体製の可動部と、これらプレート及び可動部の各外周を密着固定する金属製の外周固定部材とを備え、前記通気路と気密室を連通させ、かつ気密室の内圧変化により可動部を伸縮させて前記液室間開口部を開閉するようにしたバルブ構造において、前記外周固定部材は有底筒状をなし、前記プレートの少なくとも外周側を支持する底部と、前記プレート及び可動部の各外周を囲む周壁と、この周壁の一端開口側縁部に形成された延長部とを備え、前記可動部の外周部には、前記外周固定部材の周壁に対面する金属製の外周リングを一体化するとともに、前記外周固定部材の底部上に前記プレートの外周部を重ね、この外周部の外周と周壁との間に間隙を設け、
前記周壁の内側へ前記可動部を入れ、外周リングの幅方向一端部を前記間隙へ差し込んで前記外周固定部材の底部へ当接させ、かつ前記外周リングより内周側の弾性体部分を前記プレートの外周部へ押しつけ、
さらに前記外周リングの幅方向端部に前記外周固定部材の延長部を折り曲げてカシメることにより、前記延長部のカシメ荷重を外周リングで受け止めるようにしたことを特徴とする。
【0006】
請求項2の発明は上記請求項1において、前記可動部の外周部に上方へ突出する第1シール突起を設け、前記延長部を折り曲げてカシメることにより前記延長部に密着させてシールすることを特徴とする。
請求項3の発明は上記請求項2において、前記可動部の外周部にさらに、前記外周固定部材の周壁内面へ密着させてシールする第2シール突起と、
前記可動部の前記外周リングより内周側の弾性部分で、
前記プレートの外周部へ密着させてシールする第3シール突起とを設けたことを特徴とする。
【0007】
請求項4の発明は上記請求項1において、前記底部の周壁内面とプレート外周部との間に設けた間隙へ前記可動部の外周部に設けたテーパー部を差し込むことを特徴とする。
【0008】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、可動部の外周部を周壁内面とプレートの外周との間に形成された間隙へ差し込み、可動部に設けた金属製の外周リングの幅方向一端部を金属製の外周固定部材の底部へ当接し、他端部を外周固定部材のカシメるため折り曲げられた延長部へ当接するので、カシメ荷重は金属製の外周リングで受けることになり、樹脂製のプレートにはカシメ荷重がかからない。したがって、高温下で使用してもプレートが不均一に変形することを防止でき、良好なシール性を維持できる。
【0009】
請求項2の発明によれば、可動部の外周部に上方へ突出する第1シール突起を設けて、折り曲げてカシメられた延長部へ密着させたので、外部からの水の侵入を阻止して防錆性を高めることができる。
請求項3の発明によれば、さらに可動部の外周部に異なる方向へ突出する第2及び第3シール突起を設け、それぞれを周壁の内面及びプレートの外周部へ密着させたので、異なる3方向にて外部からの水の侵入を阻止して防錆性を高めることができる。
【0010】
請求項の発明によれば、可動部の外周部にテーパー部を設け、周壁内面とプレートの外周との間に形成され間隙へ押し込むことにより、可動部、プレート及び底部の3部材を芯出ししつつ組立てることができるので組立作業が容易になり、かつ作業を効率化する。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて一実施例を説明する。図1は本実施例のバルブが適用された自動車エンジン用液封マウントの断面図、図2はアクチュエータの断面図(図3の2−2線断面図)、図3はアクチュエータの上面図(図2のA矢示方向図)、図4はアクチュエータの底面図(図2のB矢示方向図)、図5はアクチュエータの分解図、図6はアクチュエータ外周部の組立方を示す拡大図、図7はカシメ工程を示す図である。
【0012】
図1において、この液封マウントは、エンジンへ連結される第1連結部1と、これを中心に一体化した略円錐台状の主弾性体2と、この主弾性体2の外周部と一端で一体化した第2連結部3及びこの第2連結部3の他端と一体化された円筒状のボトムケース4を備える。第2連結部3は円筒部3aとその周囲へ溶接一体化されたブラケット3bを備え、ブラケット3bは車体の一部であるエンジンルームへ連結される。エンジンルーム内は高温になる場所である。なお、第1連結部1と第2連結部3の取付相手は反対であってもよい。
【0013】
第2連結部3とボトムケース4の接続部には仕切部材5の外周部とダイアフラム6の取付プレート9の外周部が一緒に挟持固定される。仕切部材5は中央にアイドルオリフィス7、その周囲にダンピングオリフィス8を備え、これら各オリフィスは主液室10と副液室11とを連通する。
【0014】
主液室10は第1連結部1、主弾性体2、第2連結部3及び仕切部材5に囲まれ、副液室11は仕切部材5とダイアフラム6に囲まれている。これら主液室10及び副液室11内には非圧縮性の液体が封入されている。ダンピングオリフィス8は図示されない入口で主液室10と常時連通し、かつ出口で副液室11と常時連通し、中心線Cと平行な主たる振動入力方向から入力した一般走行時における振動を液柱共振により減衰させる。
【0015】
また、アイドルオリフィス7はダイアフラム6の中央部に形成された厚肉部を弁体12とし、この弁体12により副液室11側の開口を開閉する。この弁体12はアイドリング運転時のみ開いて、アイドルオリフィス7による液柱共振を発生させてアイドリング振動を吸収する。弁体12の開閉動作はボトムケース4の図示状態下端部側へ圧入固定されたアクチュエータ13により行われる。
【0016】
図2〜4に示すように、アクチュエータ13は、略円板状をなす樹脂製のプレート14と、その上に重なる弾性体製の可動部15と、これらの外周を密着固定する外周固定部材16を備え、プレート14と可動部15の間に気密室17が形成される。気密室17はプレート14の中央に設けられた通気路18を介してエンジンの吸気通路及び大気へ選択的に接続され、気密室17の内圧を吸気負圧による負圧又は大気圧に切り替わるようになっている。
【0017】
気密室17内にはコイル状のリターンスプリング19が収容され、可動部15の中央部に突出形成された突部20を図の上方へ押し上げて、厚肉部12をアイドルオリフィス7の開口へ密着させて閉じるように付勢している。
【0018】
エンジンの吸気負圧が通気路18を介して気密室17内へ及ぶと、リターンスプリング19に抗して可動部15が図の下方へ引き寄せられるように変形し、突部20が厚肉部12から離れるので、アイドルオリフィス7は開放される。逆に気密室17を大気圧にすると、リターンスプリング19により突部20が上昇して厚肉部12を押し上げ、アイドルオリフィス7を閉じる。このような気密室17に対する内圧変化は図示しない切り換え用ソレノイドバルブ等により制御される。
【0019】
可動部15は、ゴム等の弾性体で心材15aを覆って形成される。心材15aは中央部を突部20に対応して上方へ凸の筒部とし、その周囲部分は略 水平に広がり、この部分を突部20と連続する弾性体で覆う周辺部15bをなす。この周辺部15bの外周は薄肉で湾曲したダイアフラム部15cをなし、このダイアフラム部15cを介してさらに外周側の外周部21へ連続している。可動部15はダイアフラム部15cが容易に変形可能なため、気密室17の内圧変化により突部20及び周辺部15bが図の上下方向へ伸縮動作する。
【0020】
可動部15の外周部21は、外周固定部材16の延長部24を全周カシメすることにより(図3参照)、プレート14と密着固定される。このときプレート14の外周部も外周固定部材16の底部23により全周を支持されている(図4参照)。
【0021】
次に、アクチュエータ13の組立方を説明する。図5は構成部材を分解して各断面にて示す。外周固定部材16は金属製であって略カップ状をなし、周壁22と底部23を有する。但し、底部23の中央部は開口23aが形成され、ここにプレート14の中央部を露出させ、かつ通気路18の配管が通される。また、周壁22のうち図上部側はカシメ用の延長部24をなす。
【0022】
プレート14は外周固定部材16における周壁22の内径D1よりも若干小さい外径D2をなし、外周固定部材16内へ収容されて底部23に支持される。このとき、周壁22の内面とプレート16の外周面との間に若干の間隙dをなすクリアランス29が形成される。
【0023】
続いて、プレート14の上へリターンスプリング19を乗せ、その下端内側に通気路18の周囲に形成された上方へ凸のボス部14を入れ、かつ上端を突部20の内側へ入れた状態で可動部15をプレート14の上に乗せ、可動部15の全体を外周固定部材16の内側へ入れる。
【0024】
図6はアクチュエータ組立時における各部材の外周部を拡大して示す図であり、可動部15の外周部21は比較的厚肉であり、かつこの部分に金属製の外周リング25が一体化されている。外周リング25の幅、すなわち軸方向の寸法Wは、外周固定部材16の周壁22のうち延長部24を除く部分の幅と同程度である。また外周リング25の最大外径は周壁22の内周D1と同程度になっている(図5参照)。
【0025】
外周リング25は、周壁22と対面する平行部26と、その上方で内側へ凹入する湾曲部27を備え、かつ湾曲部27の上端は水平に外方へ突出する水平部28をなす。平行部26の外表面と水平部28の突出端は中心から同じ張り出し量である。湾曲部27の外周側には外周部21を構成する弾性体の一部が連続して張り出して湾曲部27の凹部を埋める外側肉部21aをなし、その外周は平行部26と面一になっている。
【0026】
また、可動部15における外周部21の下部で、平行部26の内側に相当する部分は、外周側へ下り傾斜のテーパー部30をなす。テーパー部30は底部23へ乗るように一段高くされたプレート14の外周段部14aと周壁22の内面との間に形成された間隙29内へ入り込むようになっている。
【0027】
さらに、外周部21には第1シール突起31,第2シール突起32及び第3シール突起33がそれぞれ異なる方向へ一体に突出し、全周に連続するリング状をなすように形成されている。
【0028】
第1シール突起31は図の上方へ水平部28よりも長く突出し、カシメ時に折り曲げられた延長部24へ密着して押し当てられるように形成される。第2シール突起32は湾曲部27の外側に形成された外側肉部21aからさらに径方向外方へ突出して周壁22の内面へ密着して押し当てられる。
【0029】
第3シール突起33は外周部21の下部に形成されてプレート14の外周段部14aの上へ重なる座部21bの一部からさらに下方へ突出して形成され、プレート14の外周段部14a上面へ密着して押し当てられる。
【0030】
座部21bは外周部21の下端部として可動部15の他の部分と連続一体に形成される弾性体からなる部分であり、第3シール突起33が押しつぶされることにより座部21b自体も外周段部14aの表面へ押圧密着されて外周段部14aとの重なり部分をシールする。座部21bはプレート14の外周段部14aにおける肉厚程度分だけ外周リング25の下端部26aよりも図の上方側へ後退した段部になっている。
【0031】
図7はアクチュエータ13の組立工程を示し、図中の(1)はプレート14及び可動部15を外周固定部材16の内側へ押し込んだ状態を示し、図中の(2)は、カシメ開始状態を示し、図中の(3)カシメ完了状態を示す。
まず、(1)において、プレート14と可動部15をこの順で外周固定部材16の内側へ入れ、外周リング25の下端部26aを周壁22とプレート14の外周段部14aとの間隙29(図6参照)へ差し込んだ状態で強く押し込む。
【0032】
すると、外周リング25の下端部26aが間隙29内の底部23へ当接する。このとき、プレート14と可動部15を外周固定部材16と正確に芯出ししない状態で押し込んでも、テーパー部30(図6参照)により、プレート14及び可動部15を外周固定部材16に対して芯出しするので、これら3部材は容易に芯出しされて組立てられる。
【0033】
その後、(2)に示すように、延長部24を内側へ折り曲げると、延長部24は水平部28の先端を曲げ起点として略水平に内側へ折れ曲がり、外周リング25をカシメ、図(3)の状態になる。これにより外周リング25を延長部24と底部23の間で挟持する組立完成状態となる。
【0034】
次に、本実施例の作用を説明する。 図2等に示すように、可動部15の外周部21に設けた外周リング25を、外周固定部材16の延長部24と底部23の間で挟持するので、延長部24のカシメに伴うカシメ荷重は外周リング25のみにかかり、樹脂製のプレート14に対しては、外周段部14aに外周部21からその圧縮反力がかかるだけであり、カシメ荷重はかからない。
【0035】
したがって、エンジンルーム内の高温下で使用しても、樹脂製のプレート14に不均一な応力がかかっていないので、プレート14が高温で不均一に変形することを防止でき、可動部15との接触部における良好なシール性を維持できる。
【0036】
また、延長部24によるカシメ部は全周に連続して形成され、底部23も全周に連続しているので、外周部21に対する延長部24の接触並びに底部23による外周段部14aとの接触はいずれも均一になり、各接触部の応力分布は周方向へ均一になる。したがって、これによってもプレート14の不均一な変形を防止できる。
【0037】
しかも、可動部15における外周部21の座部21bがプレート14の外周段部14aの表面へ押圧密着される。座部21bは弾性体からなるので、外周段部14aとの接触部をシールする。このとき第3シール突起33も外周段部14aへ密着するので、さらにシール性が良好になる。
【0038】
さらに、外周部21に異なる3方向へ突出する第1シール突起31,第2シール突起32,第3シール突起33を設けたので、これらが延長部24,周壁22の内面及びプレート14の外周段部14aの表面へそれぞれ押圧密着され、外部から気密室17内へ水の侵入を防止し、外周リング25の防錆性を向上できる。
【0039】
また、外周部25の下部にテーパー部30を設けたので、アクチュエータを組立てるとき、プレート14と可動部15を外周固定部材16に対して正確に芯出ししない状態で押し込んでも、テーパー部30により、プレート14及び可動部15を外周固定部材16に対して芯出しするので、これら3部材は容易に芯出しされて組立てられ、組立が容易かつ正確になり、作業効率が上がる。
【0040】
なお、本願発明は上記の各実施例に限定されるものではなく、発明の原理内において種々に変形や応用が可能である。例えば、バルブはアイドルオリフィス用に限定されるものではなく、他の機能を有するオリフィス通路の開閉や主液室用内圧調整部の制御等に用いることができる。また上記実施例において弁体12は可動部15と別体になっているが、可動部15の突部20と一体化させることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の適用された液封エンジンマウントの断面図
【図2】アクチュエータの断面図
【図3】アクチュエータの上面図(図2のA矢示方向図)
【図4】アクチュエータの底面図(図2のB矢示方向図)
【図5】アクチュエータの分解図
【図6】アクチュエータバルブの組立方法を示す外周部拡大図
【図7】カシメ工程を示す図
【符号の説明】
1:第1連結部、2:主弾性体、5:仕切部材、6:ダイアフラム、7:アイドルオリフィス、8:ダンピングオリフィス、10:主液室、11:副液室、12:弁体、13:アクチュエータ、14:プレート、15:可動部、16:外周固定部材、17:気密室、18:通気路、、22:周壁、23:底部、24:延長部、25:外周リング、29:間隙、30:テーパー部、31:第1シール突起、32:第2シール突起、33:第3シール突起

Claims (4)

  1. 複数の液室間を連通する液室間開口部を開閉する弁体と、この弁体の開閉動作を行うアクチュエータとを備えるとともに、このアクチュエータ、通気路が形成された樹脂製のプレート(14)と、その上に重なってプレートとの間に気密室を形成する弾性体製の可動部(15)と、これらプレート及び可動部の各外周を密着固定する金属製の外周固定部材(16)とを備え、前記通気路と気密室を連通させ、かつ気密室の内圧変化により可動部を伸縮させて前記液室間開口部を開閉するようにしたバルブ構造において、
    前記外周固定部材(16)は有底筒状をなし、前記プレート(14)の少なくとも外周側を支持する底部(23)と、前記プレート(14)及び可動部(15)の各外周を囲む周壁(22)と、この周壁(22)の一端開口側縁部に形成された延長部(24)とを備え、
    前記可動部(15)の外周部には、前記外周固定部材(16)の周壁(22)に対面する金属製の外周リング(25)を一体化するとともに、
    前記外周固定部材(16)の底部(23)上に前記プレート(14)の外周部(14a)を重ね、この外周部(14a)の外周と周壁(22)との間に間隙(29)を設け、
    前記周壁(22)の内側へ前記可動部(15)を入れ、前記外周リング(25)の幅方向一端部を前記間隙(29)へ差し込んで前記外周固定部材(16)の底部(23)へ当接させ、かつ前記外周リング(25)より内周側の弾性体部分(33)を前記プレート(14)の外周部(14a)へ押しつけ、
    さらに前記外周リング(25)の幅方向端部(28)に前記外周固定部材(16)の延長部(24)を折り曲げてカシメることにより、
    前記延長部(24)のカシメ荷重を外周リング(25)で受け止めるようにしたことを特徴とするバルブ構造。
  2. 前記可動部(15)の外周部(21)に上方へ突出する第1シール突起(31)を設け、前記延長部(24)を折り曲げてカシメることにより前記延長部(24)に密着させてシールすることを特徴とする請求項1に記載したバルブ構造。
  3. 前記可動部(15)の外周部(21)にはさらに、前記外周固定部材(16)の周壁(22)内面へ密着させてシールする第2シール突起(32)と、
    前記可動部(15)の前記外周リング(25)より内周側の弾性部分で、
    前記プレートの外周部(14a)へ密着させてシールする第3シール突起(33)とを設けたことを特徴とする請求項2に記載したバルブ構造。
  4. 前記間隙(29)へ前記可動部(15)の外周部に設けたテーパー部(30)を差し込むことを特徴とする請求項1に記載したバルブ構造。
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